JP3585089B2 - 受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の受信機の一例を示すブロック図である。図5の受信機は、例えば優先スキャン(Priority Scan)機能付きPLL方式業務無線受信機であり、1はアンテナ、2は受信部、3はPLL(フェーズロックドループ)部、4はミューティング部、5はオーディオアンプ部、6はスピーカ、7はマイクロプロセッサである。マイクロプロセッサ7は、PLL部3とミューティング部4の各動作を制御している。
【0003】
図5に示す受信機では、スキャン中、通常CH(チャンネル)で受信しているときも、一定のインターバルで、優先チャンネル(Priority CH)をウォッチにいく。このウォッチの期間(数100ミリ秒間)中、通常CHの会話(受信音)が途切れ、この受信音が途切れている期間はオーディオギャップと呼ばれる。
【0004】
図6は、オーディオギャップを説明するための受信信号波形図である。図6に示すように、ある通常CHで受信中の受信音が優先CHのウォッチ期間中途切れてオーディオギャップを生じ、その後優先CHから再び通常CHでの受信に切り替わって受信音が得られる。
【0005】
このように、優先CHから再び通常CHでの受信に切り替わる際に、周波数の安定いわゆるPLL部3が安定するまでの期間、受信部2における検波出力が変動し、図6に示すように受信音のあばれが生じ、スピーカ6からポップノイズとして聞こえてしまう。そこで、マイクロプロセッサ7の制御により、PLL部3が安定するまでミューティング部4をミュート動作するように制御し、スピーカ6からポップノイズが聞こえないようにしている。マイクロプロセッサ7は、ミューティング部4の動作をミュートからアンミュートになるように制御して、受信音がスピーカ6から聞こえるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オーディオギャップを長めに設定して安定な検波出力が得られるようにすると、ポップノイズは抑えられるが、受信音の途切れがユーザーにわかってしまう虞れがある。
そこで、オーディオギャップは短いほど良いが、受信CHを切り替えているので、PLL部3が安定する前にミューティング部4の動作をミュートからアンミュートにすると、スピーカ6からポップノイズが聞こえてしまう。
このように、従来の受信機構成では、安定な検波出力を待つとオーディオギャップが長くなり、早目にアンミュートするとポップノイズが目立ってしまうという不具合が生じていた。
【0007】
本発明の目的は、上記の不具合を解決した受信機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による受信機は、請求項1に記載のように、音量を調整する電子ボリウムと、前記電子ボリウムの出力をミュート/アンミュートする動作を行うミューティング部と、前記電子ボリウム及び前記ミューティング部を制御する制御手段とを備えたPLL方式受信機であって、前記制御手段は、オーディオギャップの終わりにおいて、受信チャンネルの切換開始時に前記ミューティング部の動作をミュートからアンミュートに変更させ、前記ミューティング部の動作をミュートからアンミュートに変更させた時点から、前記電子ボリウムの出力レベルを、ゼロから前記オーディオギャップ開始時の出力レベルまで段階的に変化させ、受信チャンネル切換時の受信検波出力が安定した後に、前記オーディオギャップ開始時の出力レベルになるように制御することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による受信機の一実施例を示すブロック図である。図1の受信機は、図5に示す従来例と同様に優先スキャン機能付きPLL方式業務無線受信機であり、1はアンテナ、2は受信部、3はPLL部、4はミューティング部、5はオーディオアンプ部、6はスピーカ、7はマイクロプロセッサ、8は電子ボリウム(VR)、9はボリウムスイッチ(SW)である。
【0010】
マイクロプロセッサ7は、PLL部3とミューティング部4と電子VR8の各動作を制御している。
電子VR8の音量調整方法は、電圧源VDDと接地間に接続された可変抵抗からなるボリウムスイッチ(機械的SW)9からの可変電圧をマイクロプロセッサ7のA/Dポートから取り込み、その電圧値に基づいてマイクロプロセッサ7が電子VR8を制御してボリウムレベルを決めている。マイクロプロセッサ7に一度ボリウムレベルを取り込む理由は、ボリウムSW9の可変位置に関係なく、ボリウムレベルを一定にする機能があるためである。
【0011】
本発明の特徴は、図1の構成において、優先スキャン中に、ミューティング部4のミュート/アンミュート動作と電子VR8の音量調整動作とを組み合わせるようにマイクロプロセッサ7で制御することにより、ポップノイズを減少しつつ、早目にミュートを解除する(アンミュートする)ものである。マイクロプロセッサ7は、ミューティング部4のアンミュート時、電子VR8のボリウムを一気に開くのではなく段階的に開放することにより、ポップノイズを吸収しつつ、早めにミュートを開くことができる。
【0012】
すなわち、通常CHを受信中、電子VR8は、ユーザーがボリウムSW9を切り替えた可変電圧がマイクロプロセッサ7に与えられることによって、スピーカ6より適当な音量で聞こえるように所定のボリウムレベルに調整されている。
次に、優先スキャン時、オーディオギャップの期間の始めに、マイクロプロセッサ7はミューティング部4をミュート動作するように制御し、スピーカ6からノイズが聞こえないようにする。
【0013】
次いで、オーディオギャップの終わりごろに、マイクロプロセッサ7は、ミューティング部4をアンミュート動作するように制御すると同時に、電子VR8のボリウムレベルをゼロから前記所定のボリウムレベルまで段階的に変化するように制御する。
その後、受信部2の検波出力が安定するころには、電子VR8が前記所定のボリウムレベルに復帰しておりかつミューティング部4がアンミュートになっているので、ユーザーは再びスピーカ6から適当な音量で受信音を聞くことができる。
【0014】
図2は電子VR8のボリウム出力レベル特性の一例であり、レベルゼロから段階的に目標値(元のボリウムレベル)に至る様子を示している。電子VR8のボリウム出力レベルを段階的に可変する時間は、具体的には、約15ミリ秒程度で、その15ミリ秒を6分割して約2.5ミリ秒毎にボリウムレベルを変えている。この電子VR8の15ミリ秒間の段階的可変は、図6のあばれの開始時にレベルゼロからスタートし、PLL部3の安定に要する(あばれがなくなる)10ミリ秒を過ぎてなお5ミリ秒間オーバーラップするようになっている。
電子VR8のボリウム出力レベル可変値の決め方は、実際の本来出力すべきボリウムレベル×テーブルデータ(マイクロプロセッサ7の内部メモリに予め格納している)の乗算値を出力している。このテーブルデータは、例えば0.1,0.2,0.3,0.4.1,1の6データであり、図3に示すように、それぞれ、マイクロプロセッサ7の内部カウンタ値1〜6に対応して内部メモリに格納されている。テーブルデータの値は1以下のため、乗算値は元のボリウムレベルより小さい値となる。
【0015】
次に、上述した電子VR8のボリウム出力レベルを段階的に可変する方法を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
まずステップS1で、マイクロプロセッサ7の内部カウンタは1か否かを判定し、ノーならばS2に進み、ボリウムレベル×テーブルデータ=D/Aボリウムレベルアウトの計算を行い、次いでS3で、カウンタ値を1だけデクリメントし、次いでS1に戻り、以下同様の作業を行い、S1でカウンタが1であることが判定された段階で作業を終了する。
【0016】
したがって、ステップS1〜S3の作業により、まずカウンタ値「6」に対応するテーブルデータ「0.1]が元のボリウムレベルに乗算された乗算値が電子VR8のD/A変換後のボリウム出力レベルになり、次いでカウンタ値「5」に対応するテーブルデータ「0.2]が元のボリウムレベルに乗算された乗算値が電子VR8のD/A変換後のボリウム出力レベルになり、以下同様にして、最後に、カウンタ値「1」に対応するテーブルデータ「1]が元のボリウムレベルに乗算された乗算値が電子VR8のD/A変換後のボリウム出力レベルになり、その結果、総合的に電子VR8のボリウム出力レベルは段階的に変化することになる。
【0017】
段階のカーブは、マイクロプロセッサ7のプログラムソフトで設定することができ、カウンタ値の個数及びテーブルデータの内容を変えることによって、リニア風、指数風、対数風、オリジナル等、自在に設定することが可能である。
また、無線機はパソコンソフトを使い、機能を設定できるが、同様に、電子VRの値もパソコンソフトを用いてプログラムを変えることができる。
【0018】
このように、優先スキャン機能で通常CH受信中、PLL回路の暴れが残る場合でも、オーディオギャップ時間をそれほど犠牲にしないで、ポップノイズを吸収することができ、ポップノイズの吸収を含めたオーディオギャップの実使用動作の改善がなされる。
【0019】
【実施例】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず種々の変形応用が可能である。例えば、電子VRを通過している信号であれば、下記のどのようなものにも応用可能である。
(1)優先スキャン中だけでなく、CH変更時も使用可能である。
(2)アンミュート時だけでなく、ミュート時でも段階的に可能である。
(3)送信の変調系にも応用可能である。
(4)ポップノイズが減ることは、スピーカ使用者に限らず、イヤホン使用者にとっても効果大である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、ポップノイズの吸収を含めたオーディオギャップの実使用動作の改善がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受信機の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における電子VRのボリウム出力レベル特性の一例を示す。
【図3】図1におけるマイクロプロセッサの内部カウンタ値と対応するテーブルデータ値を示す図である。
【図4】図1における電子VRのボリウム出力レベル計算処理を説明するフローチャートである。
【図5】従来の受信機の一例を示すブロック図である。
【図6】オーディオギャップを説明するための受信信号波形図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 受信部
3 PLL部
4 ミューティング部
5 オーディオアンプ部
6 スピーカ
7 マイクロプロセッサ
8 電子ボリウム(VR)
9 ボリウムスイッチ(SW)

Claims (1)

  1. 音量を調整する電子ボリウムと、前記電子ボリウムの出力をミュート/アンミュートする動作を行うミューティング部と、前記電子ボリウム及び前記ミューティング部を制御する制御手段とを備えたPLL方式受信機であって、前記制御手段は、オーディオギャップの終わりにおいて、受信チャンネルの切換開始時に前記ミューティング部の動作をミュートからアンミュートに変更させ、前記ミューティング部の動作をミュートからアンミュートに変更させた時点から、前記電子ボリウムの出力レベルを、ゼロから前記オーディオギャップ開始時の出力レベルまで段階的に変化させ、受信チャンネル切換時の受信検波出力が安定した後に、前記オーディオギャップ開始時の出力レベルになるように制御することを特徴とする受信機。
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