JP2002064592A - 無線通信装置、方法、記録媒体 - Google Patents

無線通信装置、方法、記録媒体

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JP2002064592A
JP2002064592A JP2000252700A JP2000252700A JP2002064592A JP 2002064592 A JP2002064592 A JP 2002064592A JP 2000252700 A JP2000252700 A JP 2000252700A JP 2000252700 A JP2000252700 A JP 2000252700A JP 2002064592 A JP2002064592 A JP 2002064592A
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gain element
signal
level
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Tomonori Nagano
智則 長野
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Sony Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音を低減し、しかも音声信号生成の際の消
費電力を低減し、音声信号の歪も低減できる無線通信装
置を提供する。 【解決手段】 アナログ音声信号が伝送されるイヤホン
ケーブル34と、無線により無線信号を送信する送信部
10と、イヤホンケーブル34の送信側に接続された第
一ステップATT22と、イヤホンケーブル34の受信
側に接続された第二ステップATT24と、アナログ音
声信号のレベル、無線の送信のOn/Offおよび無線信号の
レベルのいずれか一つ以上の状態により第一ステップA
TT22および第二ステップATT24の利得を制御す
るステップATT制御回路30とを備え、ノイズがのり
やすい場合は第二ステップATT24をOn、消費電力お
よび音声歪が問題となるときは第一ステップATT22
をOnにするため、雑音を低減し、しかも音声信号生成の
際の消費電力および音声信号の歪も低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話と音声機
器とが一体となった通信機において、音声機器の音声に
加わってしまう、携帯電話の通信によるノイズを低減す
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に従来技術の携帯電話と音声機器と
が一体になった通信機を示す。アナログ音声信号発生部
120から出力される音声信号は、オーディオアンプ1
22で増幅されイヤホンケーブル202を通ってイヤホ
ン204から音声として出力される。
【0003】ここで、携帯電話が何らかの通信を行う場
合、送信部110が送信用の信号を生成し、アンテナ1
12から送信波が出力される。すると、イヤホンケーブ
ル202がアンテナとして作用し送信波をひろい、その
送信波がオーディオアンプ122に入力される。オーデ
ィオアンプ122に入力された送信波は音声帯域に検波
され、音声帯域雑音としてイヤホン204を通して聞こ
える場合がある。
【0004】対策として、オーディオアンプ122とイ
ヤホン204との間のインタフェイスレベルを高く、す
なわち信号レベルを上げることがある。信号レベルを上
げることにより、信号と送信波によって発生する雑音と
の信号対雑音比を大きくして聴感上雑音を目立たなくす
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
フェイスレベルを高くした場合、オーディオアンプ12
2における消費電力が大きくなる。さらに、大きな音声
信号がオーディオアンプ122に入力されたときに歪が
生じる。
【0006】そこで、本発明は、雑音を低減し、しかも
音声信号生成の際の消費電力を低減し、音声信号の歪も
低減できる無線通信装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ信号
が伝送されるアナログ信号伝送ケーブルと、無線により
無線信号を送信する無線送信手段と、アナログ信号伝送
ケーブルの送信側に接続された第一可変利得素子と、ア
ナログ信号伝送ケーブルの受信側に接続された第二可変
利得素子と、アナログ信号のレベル、無線の送信のON
/OFFおよび無線信号のレベルのいずれか一つ以上の
状態により第一可変利得素子および第二可変利得素子の
利得を制御する利得制御手段と、を備えるように構成さ
れる。
【0008】アナログ信号レベルと無線送信手段ON/
OFFと無線信号レベルとの関係については一般に下記
のことがいえる。
【0009】(1)アナログ信号のレベルが小さけれ
ば、無線送信によるノイズが聴こえ易くなる。(2)無
線の送信がONになれば、無線送信によるノイズがアナ
ログ信号に発生しやすい。さらに(3)無線信号のレベ
ルが大きければ、無線送信によるより高いレベルのノイ
ズがアナログ信号に発生しやすい。
【0010】そこで、上記のような事象が一つ以上起き
た場合は、無線送信によるノイズをおさえる必要があ
る。よって、利得制御手段により、第一可変利得素子お
よび第二可変利得素子の利得を制御することで、アナロ
グ信号のノイズに対する比を向上できる。
【0011】特に、第二可変利得素子による減衰量をよ
り大きくし、第一可変利得素子による減衰量をより小さ
くすることが好ましい。第二可変利得素子は受信側、第
一可変利得素子は送信側にあるので、アナログ信号伝送
ケーブルにより伝送されるアナログ信号のレベルをより
大きくすることができ、第一可変利得素子・第二可変利
得素子の減衰量によらず、一定レベルで発生するノイズ
に対する比を向上できる。
【0012】さらに、第二可変利得素子をONにし、か
つ第一可変利得素子をOFFにすることによって、第二
可変利得素子による減衰量を大きくし、第一可変利得素
子による減衰量を小さくすることが簡便な構成で実現で
きる。これ以外の場合は、第二可変利得素子をOFFに
し、かつ第一可変利得素子をONにしておく。これによ
り、アナログ信号を生成するための消費電力を抑え、ま
たアナログ信号の歪みを抑制できる。
【0013】このとき、第二可変利得素子の減衰量と第
一可変利得素子の減衰量とが同値であれば、第二可変利
得素子および第一可変利得素子のいずれかをONまたは
OFFにしてもアナログ信号の減衰量を一定にできる。
【0014】なお、ここでいう第一および第二可変利得
素子とは、ステップATT(アッテネータ:減衰器)、連
続可変減衰器、可変利得アンプなどをいう。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の実施形態にかかる無線通
信装置の構成を示したブロック図である。無線通信装置
は、本体1と、イヤホンケーブル34、第二ステップA
TT(アッテネータ:減衰器)24、イヤホン32、ア
ンテナ40を有する。無線通信装置は、例えば携帯電話
である。
【0017】本体1からは携帯電話の送信波がアンテナ
40を介して出力される。また、本体1からはイヤホン
ケーブル34を介してイヤホン32に音声が出力され
る。そこで、ユーザは耳にイヤホン32をあてがい、音
声を聴き取る。ここで、アンテナ40から出力される送
信波を、イヤホンケーブル34がアンテナの役割を果た
して拾い、オーディオアンプ26で検波されて、イヤホ
ンケーブル34により伝送されるアナログ信号にノイズ
がのる。
【0018】本体1は、送信部10、アナログ音声信号
発生部20、第一ステップATT(アッテネータ:減衰
器)22、オーディオアンプ26、インバータ28、ス
テップATT制御回路30を有する。
【0019】送信部10の構成を図2に示す。送信部1
0は、可変利得増幅器12、ミキサ14、プリアンプ1
6、デュプレクサ18を備える。可変利得増幅器12
は、入力されてくる送信IF(Intermediate Frequenc
y)信号を、送信出力可変信号により決められる利得で
増幅して出力する。ミキサ14は、可変利得増幅器12
の出力を周波数変換し、送信RF(Radio Frequency)
信号として出力する。プリアンプ16は、送信RF信号
を増幅する。デュプレクサ18は、プリアンプ16の出
力をフィルタリングして、アンテナ40に出力する。
【0020】なお、送信出力可変信号は、基地局からの
命令によって決定、または移動機(携帯電話機)が推定
した伝播損失によって決定、またはその両方によって決
定されるRF送信出力レベルに対応した電圧値を与えら
れる。このRF送信出力レベルは、CDMA(Code Div
isional Multiple Access)方式携帯電話機(ARIB T-5
3)の場合-50dBmから+23dBmの連続的な範囲をもつ。
【0021】図1に戻り、アナログ音声信号発生部20
は、アナログ音声信号、例えば電話の受話音声や音楽音
声を出力する。第一ステップATT(アッテネータ)2
2は、アナログ音声信号発生部20の出力を減衰させ
る。なお、第一ステップATT(アッテネータ)22の
ON/OFFは、ステップATT制御回路30からの出
力、すなわちステップATT制御信号によって制御され
る。ただし、ステップATT制御回路30からの出力が
インバータ28により反転されて第一ステップATT2
2に与えられる。
【0022】第一ステップATT22の構成を図3に示
す。第一ステップATT22は、第一アナログスイッチ
22a、第二アナログスイッチ22b、固定減衰器22
cを備える。ステップATT制御信号が0のときは、第
一アナログスイッチ22aおよび第二アナログスイッチ
22bは、音声信号が固定減衰器22cを経由しないよ
うに、A側に接続される。ステップATT制御信号が1
のときは、第一アナログスイッチ22aおよび第二アナ
ログスイッチ22bは、音声信号が固定減衰器22cを
経由するように、B側に接続される。固定減衰器22c
は、第一アナログスイッチ22aおよび第二アナログス
イッチ22bを抵抗で結合し、しかもこの抵抗の両端に
接地抵抗を接続したものである。なお、第二ステップA
TT24も第一ステップATT22と同様な構成であ
る。
【0023】図1に戻り、オーディオアンプ26は、第
一ステップATT22の出力を増幅してイヤホンケーブ
ル34に出力する。インバータ28は、ステップATT
制御回路30の出力を反転して第一ステップATT22
に与える。ステップATT制御回路30は、第一ステッ
プATT22および第二ステップATT24を制御する
ステップATT制御信号を与える。
【0024】ステップATT制御回路30の構成を図4
に示す。ステップATT制御回路30は、コンパレータ
32、34、インバータ36、ANDゲート38を有す
る。コンパレータ32は、無線送信出力レベル信号が、
RF基準値(RF Ref)より大きくなった時に“1”を出
力する。無線送信出力レベル信号は、図2の送信出力可
変信号を用いることができる。RF基準値は、無線送信
出力レベルが、その値以下であるとイヤホン32から出
力される音声信号に雑音を感じない値に相当するもので
ある。例えば、ある携帯電話においては、0dBm程度で
ある。コンパレータ34は、音声出力レベル信号が、音
声基準値(Audio Ref)より大きくなった時に“1”を
出力する。音声出力レベル信号は、アナログ音声信号発
生部20の出力する信号を図示省略した検波器により検
波して生成できる。インバータ36は、コンパレータ3
4の出力を反転する。ANDゲート38は、コンパレー
タ32の出力、無線の送信出力がONになったときの信号
およびインバータ36の出力を入力とし、いずれもが正
(1)のときに、正(1)の信号を生成する。
【0025】なお、ステップATT制御回路30につい
ては予め準備された制御プログラムを実行することによ
り、ステップATT制御回路30の機能を実現させるこ
とも可能である。
【0026】図1に戻り、イヤホンケーブル34は、オ
ーディオアンプ26の出力する音声信号をイヤホン32
に伝送し、第二ステップATT24にはステップATT
制御回路30の出力を伝送する。第二ステップATT2
4は、イヤホンケーブル34のイヤホン32側、すなわ
ち受信側に接続される。第二ステップATT24の構成
は、第一ステップATT22同様である(図3参照)。
なお、第二ステップATT24の減衰量は、第一ステッ
プATT22の減衰量と同値である。また、第二ステッ
プATT24は、よりイヤホン32に近く位置すること
が好適であり、例えば図示省略したリモコン上に配置す
ると良い。イヤホン32からは音声が出力され、ユーザ
は耳にあてがった音声を聴き取ることができる。アンテ
ナ40は、携帯電話などの送信波を出力するためのもの
である。
【0027】次に本発明の実施形態の動作を説明する。
まず、アナログ音声信号発生部20から出力から電話の
受話音声、音楽音声などのアナログ音声信号は、第一ス
テップATT22を通って、オーディオアンプ26に入
力される。オーディオアンプ26では入力された音声信
号を増幅し、イヤホンケーブル34に入力する。イヤホ
ンケーブル34に入力されたアナログ音声信号は第二ス
テップATT24を通り、イヤホン32から出力され
る。
【0028】また、送信部10からは携帯電話の送信波
がアンテナ40を介して出力される。ここで、アンテナ
40から出力される送信波を、イヤホンケーブル34が
アンテナの役割を果たして拾ってしまい、イヤホンケー
ブル34により伝送されるアナログ音声信号にノイズが
のる。そこで、ステップATT制御回路30が第一ステ
ップATT22および第二ステップATT24を制御し
てアナログ音声信号のノイズに対する比を高めるように
する。
【0029】ステップATT制御回路30は、以下の
(a)から(c)までの条件が全て満たされたときに正
(1)の信号を出力する。 (a)アナログ音声信号のレベルが音声基準値(Audio
Ref)よりも小さい。 (b)無線の送信がONである。 (c)無線信号のレベルがRF基準値(RF Ref)よりも
大きい。
【0030】ステップATT制御回路30が、正(1)
の信号を出力すると、インバータ28で反転されて、第
一ステップATT22に、ステップATT制御信号とし
て入力される。このとき、第一ステップATT22に入
力されるステップATT制御信号は0である。ステップ
ATT制御信号が0であるとき、図3を参照すると、音
声信号は固定減衰器22cを経由しないことがわかる。
すなわち、第一ステップATT22がOFFである。
【0031】一方、ステップATT制御回路30が、正
(1)の信号を出力すると、第二ステップATT24に
そのまま(反転せずに)、ステップATT制御信号とし
て入力される。このとき、第二ステップATT24に入
力されるステップATT制御信号は1である。ステップ
ATT制御信号が1であるとき、図3を参照すると、音
声信号は固定減衰器22cを経由することがわかる。す
なわち、第二ステップATT24がONである。
【0032】すなわち、図5に示すような結果となる。
図5の左側の表は、(a)から(c)までの全ての条件
を満たす場合を示している。このように、第一ステップ
ATT22がOFFであり、第二ステップATT24が
ONであるような状態を、ここではローノイズモードと
呼ぶ。なお、上記(a)から(c)までの条件の内のい
ずれか一つ以上を満たさないならば、ステップATT制
御回路30が、負(0)の信号を出力するので、第一ス
テップATT22がONであり、第二ステップATT2
4がOFFである。このような状態を、ここではノーマ
ルモードと呼ぶ。
【0033】(a)から(c)までの条件が全て満たさ
れたときは、イヤホンケーブル34により伝送されるア
ナログ音声信号に、アンテナ40から送信される送信波
がノイズとしてのりやすい。または聴覚上気になりやす
い。その理由を以下に説明する。
【0034】アナログ音声信号のレベルがある程度大き
ければ、アナログ音声信号のノイズに対する比も大きく
なり、聴覚上、ノイズが気にならない。よって、アナロ
グ音声信号のレベルがある程度小さいと、ノイズが気に
なる((a)を満たす)。
【0035】また、無線の送信がONである場合はノイ
ズがのる可能性がある((b)を満たす)。しかも、無
線信号のレベルがある程度小さければ、ノイズも小さい
が、無線信号のレベルがある程度大きくなると、ノイズ
も大きくなる((c)を満たす)。
【0036】よって、(a)から(c)までの条件が全
て満たされたときは、ノイズがアナログ音声信号にのり
やすい、または聴覚上気になるので、アナログ音声信号
のレベルを高くすることが好ましい。このような場合
は、ローノイズモードになる。すなわち、第一ステップ
ATT22がOFFであり、第二ステップATT24が
ONである。よって、イヤホンケーブル34により伝送
されるアナログ音声信号が、第一ステップATT22に
より減衰されることがない。したがって、イヤホンケー
ブル34により伝送されるアナログ音声信号のレベルを
高く維持できる。
【0037】一方、(a)から(c)までの内、いずれ
か一つを欠けば、ノイズがのりやすいとは限らない。
【0038】アナログ音声信号のレベルがある程度大き
ければ、アナログ音声信号のノイズに対する比も大きく
なり、聴覚上、ノイズが気にならない((a)を欠
く)。また、無線の送信がOFFである場合はノイズが
発生しない((b)を欠く)。しかも、無線信号のレベ
ルがある程度小さければ、ノイズも小さい((c)を欠
く)。
【0039】このような場合は、アナログ音声信号のレ
ベルが大きいので、オーディオアンプ26の消費電力が
大きくなり、しかも音声歪が起こりやすくなる。そこ
で、ノーマルモードとし、第一ステップATT22がO
Nであり、第二ステップATT24がOFFであるよう
にする。第一ステップATT22がONであるので、オ
ーディオアンプ26の消費電力を抑えることができ、し
かも音声歪が起こりにくくなる。
【0040】本発明の実施形態によれば、イヤホンケー
ブル34にアンテナ40から出力される送信波がノイズ
としてのりやすい場合は、ローノイズモード、すなわち
第一ステップATT22がOFFであり、第二ステップ
ATT24がONであるようにするので、イヤホンケー
ブル34により伝送されるアナログ音声信号のレベルが
大きく保たれ、ノイズを目立たなくすることができる。
【0041】しかも、イヤホンケーブル34にアンテナ
40から出力される送信波がノイズとしてのりにくい場
合は、ノーマルモード、すなわち第一ステップATT2
2がONであり、第二ステップATT24がOFFであ
るようにするので、オーディオアンプ26の消費電力を
抑えることができ、しかも音声歪が起こりにくくなる。
【0042】さらに、第二ステップATT24の減衰量
は、第一ステップATT22の減衰量と同値であるの
で、ローノイズモードとノーマルモードとにおける音量
が一定である。
【0043】なお、本実施形態においては、(a)アナ
ログ音声信号のレベルが音声基準値(Audio Ref)より
も小さい、(b)無線の送信がONである、(c)無線
信号のレベルがRF基準値(RF Ref)よりも大きい、と
いう三条件が満たされたときに、ローノイズモードとし
た。すなわち第一ステップATT22がOFFであり、
第二ステップATT24がONである。しかし、ここ
で、もっと簡便に、(a)、(b)、(c)の内のいず
れか二種類のみが満たされれば、その他の一種類の条件
は無視してローノイズモードにすることにしてもよい。
すなわち、(a)、(b)、(c)の内のいずれか二種
類のみをANDゲート38に入力させる。これは、
(a)、(b)、(c)の内のいずれか二種類のみが満
たされれば、残りの一種類の条件は満たされているもの
と仮定するものである。
【0044】あるいは、さらに簡便に、(a)、
(b)、(c)の内のいずれか一種類のみが満たされれ
ば、その他の二種類の条件は無視してローノイズモード
にすることにしてもよい。すなわち、(a)、(b)、
(c)の内のいずれか一種類のみをANDゲート38に
入力させる。これは、(a)、(b)、(c)の内のい
ずれか一種類のみが満たされれば、残りの二種類の条件
は満たされているものと仮定するものである。
【0045】なお、すなわち第一ステップATT22お
よび第二ステップATT24のかわりに、連続可変減衰
器、可変利得アンプを使用してもかまわない。さらに、
本実施形態においては、第一ステップATT22および
第二ステップATT24のON、OFFを切り替えて、
ノーマルモードおよびローノイズモードしてきた。しか
し、原理的には、ローノイズモードとして、第二ステッ
プATT24の減衰量を大きくし、第一ステップATT
22の減衰量を小さくするようにし、ノーマルモードと
して、第二ステップATT24の減衰量を小さくし、第
一ステップATT22の減衰量を大きくするようにすれ
ばよい。よって、第一ステップATT22および第二ス
テップATT24のON、OFFを切り替えなくても、
減衰量を切りかえるだけもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、利得制御手段により、
第一可変利得素子および第二可変利得素子の利得を制御
することで、アナログ信号のノイズに対する比を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる無線通信装置の構成
を示したブロック図である。
【図2】送信部10の構成を示すブロック図である。
【図3】第一ステップATT22(第二ステップATT
24)の構成を示す図である。
【図4】ステップATT制御回路30の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】ステップATT制御回路30への入力と、第一
ステップATT22および第二ステップATT24の状
態を示す図である。
【図6】従来技術の携帯電話と音声機器とが一体になっ
た通信機の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 本体 10 送信部 20 アナログ音声信号発生部 22 第一ステップATT(アッテネータ:減衰器) 24 第二ステップATT(アッテネータ:減衰器) 26 オーディオアンプ 28 インバータ 30 ステップATT制御回路 32 イヤホン 34 イヤホンケーブル 40 アンテナ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号が伝送されるアナログ信号伝
    送ケーブルと、 無線信号を送信する無線送信手段と、 前記アナログ信号伝送ケーブルの送信側に接続された第
    一可変利得素子と、 前記アナログ信号伝送ケーブルの受信側に接続された第
    二可変利得素子と、 アナログ信号のレベル、無線の送信のON/OFFおよ
    び無線信号のレベルのいずれか一つ以上の状態により前
    記第一可変利得素子および前記第二可変利得素子の利得
    を制御する利得制御手段と、 を備えた無線通信装置。
  2. 【請求項2】前記利得制御手段は、 (a)アナログ信号のレベルが所定レベルよりも小さ
    い、 (b)無線の送信がONである、 (c)無線信号のレベルが所定レベルよりも大きい、 の内、(a)(b)(c)のいずれか一つが満たされる
    と、前記第二可変利得素子による減衰量を大きくし、前
    記第一可変利得素子による減衰量を小さくする、請求項
    1に記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】前記利得制御手段は、 (a)アナログ信号のレベルが所定レベルよりも小さ
    い、 (b)無線の送信がONである、 (c)無線信号のレベルが所定レベルよりも大きい、 の内、(a)(b)(c)のいずれか二つが満たされる
    と、前記第二可変利得素子による減衰量を大きくし、前
    記第一可変利得素子による減衰量を小さくする、請求項
    1に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】前記利得制御手段は、 (a)アナログ信号のレベルが所定レベルよりも小さ
    い、 (b)無線の送信がONである、 (c)無線信号のレベルが所定レベルよりも大きい、 の全てが満たされると、前記第二可変利得素子による減
    衰量を大きくし、前記第一可変利得素子による減衰量を
    小さくする、請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】前記利得制御手段は、 前記第二可変利得素子をONにし、かつ前記第一可変利
    得素子をOFFにすることによって、 前記第二可変利得素子による減衰量を大きくし、前記第
    一可変利得素子による減衰量を小さくし、 これ以外の場合は、前記第二可変利得素子をOFFに
    し、かつ前記第一可変利得素子をONにする、 請求項2ないし4のいずれか一項に記載の無線通信装
    置。
  6. 【請求項6】前記第二可変利得素子がONの時の減衰量
    と前記第一可変利得素子がONの時の減衰量とが同値で
    ある、請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 【請求項7】アナログ信号が伝送されるアナログ信号伝
    送ケーブルと、 無線により無線信号を送信する無線送信手段と、 前記アナログ信号伝送ケーブルの送信側に接続された第
    一可変利得素子と、 前記アナログ信号伝送ケーブルの受信側に接続された第
    二可変利得素子と、 を備えた無線通信装置における無線通信方法であって、 アナログ信号のレベル、無線の送信のON/OFFおよ
    び無線信号のレベルのいずれか一つ以上の状態により前
    記第一可変利得素子および前記第二可変利得素子の利得
    を制御する工程、を備えた無線通信方法。
  8. 【請求項8】アナログ信号が伝送されるアナログ信号伝
    送ケーブルと、 無線により無線信号を送信する無線送信手段と、 前記アナログ信号伝送ケーブルの送信側に接続された第
    一可変利得素子と、 前記アナログ信号伝送ケーブルの受信側に接続された第
    二可変利得素子と、 を備えた無線通信装置における無線通信処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータによって読み取り可能な記録媒体であって、 アナログ信号のレベル、無線の送信のON/OFFおよ
    び無線信号のレベルのいずれか一つ以上の状態により前
    記第一可変利得素子および前記第二可変利得素子の利得
    を制御する処理をコンピュータに実行させるためのプロ
    グラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な
    記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014239422A (ja) * 2013-05-08 2014-12-18 ビズニック株式会社 通話装置及び通話機器接続装置

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