JP3583873B2 - 自動車の走行制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の速度制御に係るもので、特に車速あるいは車間距離を一定に保ちながら目標車両を追従して走行するためのクルーズコントロール制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平4−214937号公報に開示されているように、従来の車両用追従走行制御装置は、イメージセンサと画像表示装置とウィンドウ設定部と画像追尾指示スイッチとを備えている。運転者が追従走行を欲した場合には、運転者がウィンドウ設定部を操作して、画像追尾ウィンドウを設定し、引き続いて画像追尾指示スイッチを投入すると自車両と先行車両との車間距離を計測しながら追従走行を行う。
【0003】
また、特開平6−255399号公報に開示されているように、車両の表示装置に於いては、自車の進行方向の推定と進行方向の前方車両の検出を行い、追従式オートクルーズ制御時には自車が追従すべき前方車両を自動的に決定して、フロントガラス上に前方車両と重なる位置にマークを表示し、追従走行を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平4−214937号公報に例示されている従来技術で問題になるのは、運転操作中、すなわち追従走行が開始されていない状況で運転者が画像表示装置を見続ける必要が有り、安全に車両用追従走行制御装置を操作しているとは言い難い。
【0005】
一方、上記特開平6−255399号公報に例示されている従来技術では、自動的に決定した追従目標車両が適当でない場合、例えば隣のレーンを走行する先行車両を示した場合に、追従目標車両を変更しようとするには、一度オートクルーズを解除して再セットするか、もしくはそれ以降オートクルーズを使用せずに走行する必要があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を鑑みて成されたもので、追従走行可能な先行車両が複数ある場合にはそれらを提示し、その中から運転者が追従目標とすべき車両を選択することで、オートクルーズ時の追従目標車両を決定できる走行制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明の他の目的は、選択した追従目標車両が適当でなく、かつ、他にも選択可能な走行車両が表示されている場合には、他の先行車両を指示することで、容易に追従目標車両を変更することができる走行制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、自車両の前方に位置する物体との距離を測定する距離測定部と、当該距離測定部により測定されている追従すべき目標車両との車間距離を一定に保った状態で走行するように自車両の駆動機構を制御するクルーズコントローラとを少なくとも備える走行制御装置において、1以上の追従可能な先行車両を運転者に提示する提示手段と、前記提示された追従可能な先行車両のうちの1つを前記追従目標車両として選択するための運転者からの指示を受け付ける指示入力手段と、前記距離測定装置が距離を測定した物体のうち、予め定めた条件に合致した物体を前記追従可能な先行車両として特定し、これら先行車両を提示するよう前記提示手段を制御すると共に、前記指示入力手段が受け付けた指示に応じて選択された車両を前記追従目標車両として動作するよう前記クルーズコントローラを制御する追従目標車両決定手段とを有する。
【0009】
上記本発明において、前記追従目標車両決定手段は、前記表示部に前記撮影手段による撮影画像を表示させると共に、前記追従可能な先行車両を示すためのマークの画像を生成し、当該マークを、前記表示部に表示されている画像中の前記追従可能な先行車両の各々が写っている撮影領域上に、それぞれ対応させて表示させるように構成しても良い。
【0010】
例えば、前記追従目標車両決定手段は、前記選択された追従目標車両を示す、前記追従可能な先行車両を示すためのマークとは識別可能なマークを生成し、当該マークを、前記表示部に表示されている画像中の前記追従目標車両が写っている画像領域上に対応させて表示させても良い。
【0011】
また、前記追従目標車両決定手段が生成するマークとは、所定の形状を備えるマーク、シンボル、文字、および、数字のうち少なくとも1種を用いて作成されたものとしても良い。
【0012】
また、前記追従目標車両決定手段は、前記生成したマークを、当該マークのそれぞれに対応する車両が写っている、前記表示部の表示画面上の画像領域上に重ねて表示させても良い。
【0013】
また、前記追従目標車両決定手段が生成するマークのうち、少なくとも前記追従目標車両を示すマークの色は、その背景色と補色関係にあるように構成しても良い。
【0014】
また、前記追従目標車両決定手段が生成するマークのうち、少なくとも前記追従目標車両を示すマークは、当該マークの周りをかこむ囲み部分を有し、当該マーク本体の色と当該囲み部分の色とは補色関係にあるように構成しても良い。
【0015】
また、前記追従目標車両決定手段が生成するマークが数字である場合、前記選択された追従目標車両に対応する数字を1としても良い。
【0016】
また、上記本発明において、自車両の進行方向先を撮影する撮像手段をさらに備え、前記提示手段は2次元表示画面を有する表示部を備え、前記追従目標車両決定手段は、前記距離測定部からのデータと前記撮像手段からのデータとに基づいて、前記追従可能な先行車両を示すための画像を少なくとも生成して前記表示部に表示させるものであり、前記指示入力手段は、前記表示部に示された追従可能な先行車両のうち1つを、前記追従目標車両として選択するための指示を受け付ける構成としても良い。
【0017】
前記選択された追従目標車両は、例えば、他の追従可能な先行車両と識別可能であるように異なる色で表示される。
【0018】
また、前記追従目標車両の色は、その背景色と補色関係であるように表示されるようにしても良い。
【0019】
また、前記選択された追従目標車両は、他の追従可能な先行車両と識別可能であるように点滅表示されるようにしても良い。
【0020】
また、上記本発明において、前記提示手段は、前記距離測定手段によって取得される前記追従可能な走行車両の各々と自車両との相対的位置関係に関する情報を、各追従可能な走行車両毎に提示するための、複数の表示部材を有するものであり、前記指示入力手段は、前記情報が提示されている表示部材の1つを選択するための指示を受け付け、前記追従目標車両決定手段は、前記指示入力手段により選択された1つの表示部材に対応する追従可能な走行車両を、前記追従目標車両として選択する構成としても良い。
【0021】
前記複数の表示部材の各々は、例えば、前記距離測定手段により測定される先行車両と自車両との相対角度の予め定めた角度範囲にそれぞれ対応して設けられ、各角度範囲内に追従可能な車両が存在する場合に点灯する発光部材を少なくとも含んで構成されるものとする。
【0022】
また、前記指示入力手段は、操作される毎に、前記表示部材のうち前記発光部が発光している表示部材を次々と選択するようにしても良い。
【0023】
また、前記指示入力手段は、自車両に設けられているのウィンカスイッチを兼用するようにしても良い。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明による追従走行制御システム(走行制御装置)の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
【0025】
本実施形態の追従走行制御システムは、図1に示すように、自車両の前方に位置する物体との距離を測定する距離測定装置101と、自車両の前方を撮影する撮像装置102と、車速または車間距離を一定に保ちながら走行するよう自車両の駆動機構を制御する機能を備えるクルーズコントローラ103と、入力された画像やクルーズコントローラ103の内部情報および出力指令値を表示する表示装置111と、当該システムに対する操作指令を運転者が入力するための操作指令入力装置113とを備える。
【0026】
距離測定装置101は例えば電波レーダ装置やレーザーレーダ装置により実現されるものであり、撮像装置102は例えばCCDカメラで実現される。また、操作指令入力装置113は、通常のスイッチ、表示装置111上に設けられるタッチパネルや画像上にソフト的に設けられる操作用ボタン、あるいは、音声コマンドを受け付けるマイクとその音声コマンドの解析装置等により実現される。
【0027】
本実施形態による走行制御システムは、さらに、本発明の特徴的構成の一つである追従目標車両決定装置110を備える。追従目標車両決定装置110は、運転者からの選択指令に応じて、クルーズコントローラ103が車間距離を一定に保ちながら走行させる制御機能(以下では追従走行制御機能と呼ぶ)を動作させる場合の追従目標となる車両(以下では追従目標車両)を決定するものである。
【0028】
追従目標車両決定装置110は、例えば、距離計測装置101および撮像装置102からのデータに応じて、追従可能な車両を提示するための画像等を生成する画像生成部1103と、提示された追従可能な車両のうちの一つを、操作指令入力装置113からの追従すべき目標車両の選択に関する指令に応じて追従目標車両として選択する車両選択部1101と、前記選択された車両を追従目標車両するようにクルーズコントローラ103を制御する制御部1102とを有する。
【0029】
ここで、追従可能な走行車両は、距離測定装置101により距離が測定された物体のそれぞれについて、自車両との車間距離、相対速度、相対角度等に関して予め設定された追従可能な走行車両が満足すべき条件を満たすかどうかを判断することによって選択される。
【0030】
また、追従可能な走行車両および追従目標車両を表示する際には、両者の識別が容易に付くように、距離測定装置101のデータと撮像装置102による撮像画像とを合成して表示装置111に表示させる。
【0031】
本実施形態においては、図1の表示装置111に示すように、撮像装置102が撮影した背景や先行車両901a、902a等の画像に重畳して、追従可能な車両を特定するためのマーク(本例では枠)901、902を表示する。さらに、追従走行時に追従すべき目標車両を示す枠901は、他の枠902との区別ができるように、色を変えるなどして表示する。これら追従可能な車両の提示方法や追従目標車両の表示方法については、以下で詳述する。
【0032】
本実施形態による走行制御システムは、さらに、クルーズコントローラ103の指令値にそれぞれ基づいて、スロットルを動作させるスロットルアクチュエータ105を制御するスロットルコントローラ104と、変速機106の変速動作を制御する変速機コントローラ107と、ブレーキを動作させるブレーキアクチュエータ109を制御するブレーキコントローラ108とを備える。
【0033】
次に、本実施形態による追従走行制御システムの動作のうち、追従走行制御の概略動作について、図2の状態遷移図と図3の状態を変更する処理のフローチャートとを参照して説明する。
【0034】
本実施形態の追従走行制御では車両の走行状態を、通常走行201、車速一定制御202、および追従走行制御203の3つ状態に分けている。通常走行201の状態からクルーズコントロールがセットされると、図3の処理301により、車速を一定にした状態で車両を走行させるよう制御する、車速一定制御202に遷移する。また、処理302では、所定の条件に合致した追従可能な走行車両を運転者に提示する。
【0035】
処理303において、車間距離D(t)が自車速Voで決まる目標車間距離Dr(vo)より小さい追従目標車両を、前記提示された追従可能な走行車両のうちの一つを選択することで運転者が指定したとき、車速一定制御202の状態から追従走行制御203の状態に遷移し、追従走行制御処理305を実行する。車間距離D(t)が自車速で決まる目標車間距離Dr(vo)より大きい場合には車速一定制御202の状態のままで、処理304を実行する。車速一定制御処理304では、自車速度を運転者が決定した値になるようスロットル開度を制御する計算を行う。
【0036】
上記図3の追従走行制御処理305の内容を図4、図5を使って説明する。
【0037】
図4には追従目標車両と自車両との予測車間距離Da、Dn、Ddを使った制御方式の概念図を示す。いま、車間距離Dが目標車間距離Drの周りを振動しており、追従目標車との目標車間距離Drに対して現在の車間距離D(時刻=T1)であり、偏差はΔDとする。
【0038】
本例では後述する処理で、現在(時刻=T1)の時点で自車を加速した場合の時刻T2での車間距離Daを、車両モデルを使って予測する。また、同様に減速制御をした場合の時刻T2での車間距離Ddを、および、そのまま走行した場合の時刻T2での車間距離Dnを予測する。予測値はそれぞれ図4の通りとなる。本例では、これらの3つの予測値Da、Dn、Ddの中から最も目標車間距離Drに近い値をとる処理を実行することにより、走行制御を行なうものである。
【0039】
本例の追従走行制御において、車両の速度を制御するために出力されるスロットル指令信号を生成ルーチンを、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0040】
最初、処理501では、距離測定装置101を用いて、前を走行する車両と自車との車間距離Dを計測する。具体的な計測方法としては、例えば特開昭58−27678号公報に記載されているように、電波を走行方向に放射し、帰ってきた反射波に重畳されているドップラ周波数から相対速度と車間距離を測定する電波レーダや、特開昭58−203524号公報に記載されているように、レーザ光を出力し、反射光が帰ってくるまでの時間から車間距離を測定するパルス方式のレーザレーダを用いて計測する方法がある。
【0041】
処理510では、車間距離Dが計測できたか否かの判定を行う。正常に車間距離Dが計測されていれば処理502へ分岐する。計測に失敗している場合には処理511へ分岐し、前回の予測車間距離を車間距離Dの値として使用する。
【0042】
図6に前回の予測車間距離を車間距離Dの値として使用する例を示す。時刻T1で、演算の結果、減速信号を出力していた。時刻T2において車間距離Dを計測したが失敗した場合、その代わりとして時刻T1で算出した予測車間距離Dd’を使って時刻T2+Tcにおける予測車間距離Da、Dn、Ddを演算する。そして目標車間距離Drに最も近い予想車間距離Daとなるよう、加速信号を出力する。ただし、予測車間距離Dd’は図4の車両モデルを使用して演算しているので、図4に示す通り、計測に成功した場合の車間距離D(時刻=T2)との間に誤差Deを持っている。
【0043】
従って、連続して予測車間距離を用いることは、誤差を蓄積するので、好ましくない。予測車間距離を連続して使用する回数は例えば3回までにしておく。車間距離Dの計測に3回以上連続して失敗した場合には追従走行制御モード203を一時中止し、車間距離Dの計測に成功するまで車速一定制御モード202で走行する。
【0044】
処理502は、パルス方式のレーダ装置を用いる場合の、車間距離の測定しかできない場合にのみ必要である。電波レーダ装置のようなCW方式のように相対車速を計測可能であれば、処理502は省略して良い。例えば1サンプル周期前の車間距離D’と現在の車間距離Dとの差分を1サンプル周期で除算して相対速度Vrを近似することができる。
【0045】
処理503では、加速信号を出力した場合の予想車間距離Daを演算する。予め持っている車両モデルに、加速度に相当する+αを入力し、時刻T2における車間距離Daを予測する。処理504では、減速信号を出力した場合の将来の車間距離Ddを予測する。処理503と同様にして、減速信号に相当する−αを入力し演算を行う。処理505では、加減速信号を出力しなかった場合に将来の車間距離Dnを予測する。
【0046】
こうして得られた予測車間距離Da,Dn,Dbの中で、最も目標車間距離Drに近い値を持つものを、処理506および処理507により探す。加速信号を出力したときに予測車間距離Daが目標車間距離Drに最も近い場合には処理506から処理508に、それ以外では処理507に分岐する。処理508ではスロットル開度をΔθ開けるよう、スロットルコントローラ104に信号を出力し終了する。
【0047】
処理507では、減速信号を出力したときの予測車間距離Ddが目標車間距離Drに最も近い場合に処理512へ分岐する。また、加減速が必要なく、現状のスロットル開度を維持する場合はそのまま終了する。処理512では、予測車間距離Ddとオートクルーズを解除する車間距離Dcとの大小を比較し、Dc≦Ddであれば処理509へ、Dc>Ddであれば処理513に分岐する。処理509では、スロットル開度をΔθ閉じるようスロットルコントローラ104に信号を出力し終了する。
【0048】
処理513ではスロットル開度を全閉(Δθmin)にするよう、スロットルコントローラ104に信号を出力する。処理513に分岐する場合の予測車間距離の一例を図7に示す。時刻T10における車間距離D(時刻=T10)から、時刻T10+Tcにおける予測車間距離Da、Dn、Ddを演算する。この例では、加速信号を出力すれば予測車間距離Daはゼロとなり、先行車に追突する事を意味する。減速信号を出力しても予測車間距離Dd<Dcで非常に危険な車間距離のままである。このときにスロットル開度を全閉にすることにより、強力なエンジンブレーキをかけて、減速をすることにより追突を防止する。スロットル開度を全閉にする車間距離Dcは各車両ごとに設定される。
【0049】
以上の説明の通りに動作する追従走行制御に於いて、追従目標車両は運転者により選択される。本実施形態では、追従目標車両決定装置110(図1参照)により、追従可能車両の提示(図3の処理302)が表示装置111を通して行なわれると共に、運転者による操作指令入力装置113を介して選択操作に応じた追従目標車の決定(図3の処理303)が行なわれる。
【0050】
追従可能車両の提示方法の一例について図8、図9を参照して説明する。
【0051】
距離測定装置(以下ではレーダ装置と呼ぶ)101から得られるデータは、当該レーダ装置101が走査探索する範囲内の、当該レーダ装置101を原点とした距離D、相対速度Vrと角度θを一組とした複数組のデータである。一般的に距離Dは0〜120mの範囲であり、自車両に取り付けられるレーダ装置101と撮像装置102との取付位置の違いによる距離は、距離Dに比べ十分小さく、実質的には同じ場所と考えられる。よって、撮像装置102に備えられた、光電変換デバイス802及びこのデバイス802上に像を結ぶための光学部材(レンズ等)801と、先行車両803との位置関係は、図8のようになる。本例では、先行車両803が、撮像装置102の光学部材801から距離D、角度θの位置に存在するものとする。
【0052】
先行車803の車幅W(通常は1.7〜3.5m)は、撮像装置102に取り付けられている光電変換デバイス802上には幅w’で投影される。w’は以下の数1でWと関係付けられる。
【0053】
w’=f×W/D ・・・(数1)
ここで、fは光学部材801の焦点距離である。一方、光電変換デバイス802の1画素分の大きさがx×y(縦x,横y共に1〜20μm)であるとすると、w’は画素数kに、以下の数2で換算される。
【0054】
k=w’/y ・・・(数2)
本実施形態の追従目標車両決定装置110の制御部1102および画像生成部1103は、図9に示すように、上記画素数kを一辺とした正方形の枠901を、追従可能な車両に対応するマークあるいはシンボルとして生成し、表示装置111の表示画面111a上に表示させる。
【0055】
なお、ここでは説明のために、この枠に対応する追従可能な車両および追従すべき目標車両の撮影画像を図示されていないが、実際に使用される場合には図1に示すように撮影画像に重畳して枠が表示されるものとする。
【0056】
正方形の枠901の中心は、それに対応する車両の位置を画面上で示すように、表示画面111a上の(a/2+h,b/2)の位置に描く。ここでa、bは表示画面111aの幅、高さであり、hは以下の数3で計算される。
【0057】
h=f×tanθ/y ・・・(数3)
同様にして、レーダ装置101から得られる複数組のデータに対応する枠902が表示装置111に表示される。表示される各枠は、背景の道路や景色との識別が常にできるように囲み部分を備えるもので、例えば3重構造になっている。内枠904および外枠906の色は、中枠905の色と補色関係にあるように着色されており、運転者により容易に識別できるように構成されている。
【0058】
また、上記枠901、902を表示する代わりに、図10に示すように、(a/2+h,b/2)の位置に識別しやすい大きさの数字1011、1012を表示しても良い。また、数字の代わりに文字やその他のシンボルを用いてももちろん構わない。表示する数字、文字、シンボル等のマークは、表示する位置の色の補色とする。また、表示する数字あるいは文字等と背景とが必ず補色関係となるように、表示する数字あるいは文字等には囲み部分を設け、図10に示すように、数字1001と囲み部分1002とは補色関係とする。
【0059】
このように、先行車両に対応するマーク、数字、文字やシンボルを、補色関係となる3重枠や囲み文字とする事で、背景に関わらず良い視認性が確保される。
【0060】
このように距離測定装置101からのデータを撮像装置102のデータに重ね合わせることにより、距離測定装置101の捉えたデータを表示装置111に直観的に表示することができる。
【0061】
本実施形態では、上述したような方法で表示された追従可能な車両の中から、追従すべき目標車両を、運転者が、操作指令入力装置113を用いて選択する。操作指令入力装置113としては、例えば表示装置111の表示画面111a上に設けられ、その表示画面111aを透視できる、タッチパネル等のスイッチパネル部材を具備するものとする。
【0062】
例えば図9に示すようにレーダ装置101で捉えられている捕捉物体が枠901、902囲まれているような場合、運転者は、追従走行開始時すなわち図2で車速一定制御状態202から追従走行状態203に遷移する時に、表示されている枠901、902の中から追従したい車両を指で指示することでタッチパネルの所定位置のスイッチを動作させることにより、追従目標車両を選択する。
【0063】
追従目標車両決定装置110の車両選択部1101は、指示されたスイッチパネル部材の座標から運転者が指示した車両等を判別し、制御部1102は、その判別された捕捉物体を、追従目標車両として追従走行を開始するよう制御を行なう。
【0064】
追従走行を開始した際には、例えば図9のように追従目標車を囲んでいる枠901の色を、他の捕捉物体を囲む枠902の色と違えるのが好ましい。また、図10の様に数字でレーダ装置101の捕捉物体を示している場合には、追従目標車を示す数字を、例えば「1」とするのが好ましい。
【0065】
なお、数字で表示がされている場合には、操作指令入力手段として音声入力装置を用い、表示されている数字の中から追従したい車両を示す数字を音声で入力することで、追従目標車両を選択する構成としても良い。
【0066】
追従走行中には、常に追従目標車を表示装置111上に明示して走行しているが、例えば図11の様に、追従目標車がレーン変更をして自車の走行レーン1107からいなくなった場合には、追従目標車を新たに指示するか、追従走行制御状態203から車速一定制御状態202に遷移する必要がある。
【0067】
本実施形態では、運転者は現在示されている追従目標車以外の捕捉物体1105、1106のいずれかを指示するか、もしくは、追従目標車1104を再度指示することで追従走行制御を取りやめ、車速一定制御状態202にすることができる。もちろん、追従走行制御状態をキャンセルして、通常走行状態201に戻るよう指示しても良い。
【0068】
ここで、追従目標車1104は他のレーン1108を走行しているため、追従可能な車両としての条件から外れている。本実施形態では、このように追従することができない車両を選択すると、追従走行制御状態203から車速一定制御状態202へ遷移するように制御されるものとする。
【0069】
次に、本発明を適用した追従走行制御システムの第2の実施形態を、図12〜図14を参照して説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態には含まれていた撮像装置102を用いない構成であり、上記第1の実施形態とは追従可能な車両の提示方法と選択した追従目標車両の表示方法とが異なるが、その他の構成については同じ機能を備える。本実施形態では、上記第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0070】
本実施形態の追従走行制御システムは、図12に示すように、自車両の前方に位置する物体との距離を測定する距離測定装置101と、追従走行機能を備えるクルーズコントローラ103と、入力された合成画像やクルーズコントローラ103の内部情報および出力指令値を表示する表示装置111と、当該システムに対する操作指令を入力するための操作指令入力装置113と、距離測定装置101のデータに基づいて合成画像を生成してクルーズコントロール動作時において追従することができる走行車両に関する情報を表示すると共に、操作指令入力装置113からの指令に応じて選択された追従目標車両を決定する追従目標車両決定装置110とを備える。
【0071】
本実施形態による追従走行制御システムは、さらに、クルーズコントローラ103の指令値にそれぞれ基づいて、スロットルを動作させるスロットルアクチュエータ105を制御するスロットルコントローラ104と、変速機106の変速動作を制御する変速機コントローラ107と、ブレーキを動作させるブレーキアクチュエータ109を制御するブレーキコントローラ108とを備える。
【0072】
追従目標車両決定装置110は、距離測定装置101からのデータに基づいて、自車1200の進行方向を上にして、距離計測装置101により距離が計測された補足物体1201を、自車1200との相対位置関係が判別できるように2次元平面上に示す合成画像を生成して、表示装置111の表示画面上に表示する。
【0073】
表示装置111に表示する捕捉物体のうち、追従可能な捕捉物体と追従不可能な捕捉物体とは、その識別ができるように色を違えて表示する。
【0074】
運転者は追従走行開始時、すなわち上記図2で車速一定制御状態202から追従走行状態203に遷移する時に、表示されている追従可能な捕捉物体1201〜1203の中から、タッチパネル等で構成される操作指令入力装置113を操作して、追従目標車両を選択する。選択した追従目標車両は、例えば図13に示すように、選択されなかった他の車両を示すシンボル1301、1303とは異なる色のシンボル1302により表示する。
【0075】
また、追従可能な捕捉物体を示すシンボル1401〜1403は、図14に示すように点滅させておき、運転者により追従目標車が選択されると、当該追従目標車に対応するシンボル1402の点滅を停止すると共にその色を、他のシンボル1401、1402の色と変更して表示する。また、追従目標車両と他の車両との点滅周期を識別可能な程度に変えるだけでも良い。
【0076】
また、追従目標車を示すシンボル1302、1402の色は、背景の色と補色の関係にあることが望ましい。
【0077】
また、追従可能な補足物体に、推奨順位をつけて表示も可能である。順位付けは、例えば次の3項目:(1)車間距離、(2)相対速度の絶対値、(3)被測定物とのなす角度を評価し、車間距離がより短く、相対速度の絶対値がより小さく、自車両と被測定物とのなす角度がより小さいものが望ましいとして、優先順位をつける。
【0078】
本実施形態によれば、撮像装置を用いることなく、距離計測装置101のデータに基づいて合成画像を生成して、追従可能な車両を提示すると共に、選択された追従目標車両を、他の車両との識別が可能であるように、表示装置111の表示画面上に表示することができる。
【0079】
なお、本実施形態ではタッチパネル等により構成される操作指令入力装置113を用いて追従すべき目標車両を指定する場合を例に挙げているが、本発明による操作指令入力装置113の構成はこれに限定されるものではない。タッチパネルの代わりに、例えばウインカの近くに操作スイッチを設けておいても良い。この場合には、操作スイッチを操作する毎に所定の順序で、提示されている追従可能な車両をそれぞれ指定するように構成しておき、所望の車両が指定された場合には例えば2回連続して操作するなどして、その車両を追従目標車両として指定できる構成としておく。
【0080】
次に、本発明を適用した追従走行制御システムの第3の実施形態を、図15〜図17を参照して説明する。本実施形態は、上記第1の実施形態には含まれていた撮像装置102を用いる代わりにナビゲーション装置および地図データを用いて合成画像を生成し、追従可能な車両の提示と選択した追従目標車両の表示を行なうものである。その他の構成については上記第1の実施形態と同じ機能を備える。本実施形態では、上記第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0081】
本実施形態の追従走行制御システムは、図15に示すように、自車両の前方に位置する物体との距離を測定する距離測定装置101と、地図データ1502を備えたナビゲーション装置1501と、追従走行機能を備えるクルーズコントローラ103と、入力された合成画像やクルーズコントローラ103の内部情報および出力指令値を表示する表示装置111と、当該システムに対する操作指令を入力するための操作指令入力装置113と、距離測定装置101およびナビゲーション装置1501のデータに基づいて合成画像を生成してクルーズコントロール動作時において追従可能な走行車両に関する情報を表示すると共に、操作指令入力装置113からの指令に応じて選択された追従目標車両を決定する追従目標車両決定装置110とを備える。ここで操作指令入力装置113は、例えば、透明部材で構成され、表示装置111の表示画面上に装着されたスイッチパネルで構成される。
【0082】
本実施形態による追従走行制御システムは、さらに、クルーズコントローラ103の指令値にそれぞれ基づいて、スロットルを動作させるスロットルアクチュエータ105を制御するスロットルコントローラ104と、変速機106の変速動作を制御する変速機コントローラ107と、ブレーキを動作させるブレーキアクチュエータ109を制御するブレーキコントローラ108とを備える。
【0083】
追従目標車両決定装置110は、距離測定装置101およびナビゲーション装置1501からのデータを重ね合わせる方法について、図16を参照して説明する。図16(a)において、距離測定装置101により捕捉物体1601〜1614が捕捉されたものとする。また、点線1615〜1617はナビゲーション装置1501から得られる道路縁の情報であり、実線1618は距離測定装置101の補足範囲限界を示す境界線であるとする。
【0084】
本実施形態の追従目標決定装置110は、図16(a)に示すようなデータから、距離計測装置101により補足された物体のうち、以下のような判別方法により、いずれが追従可能な車両であるかを特定する。
【0085】
すなわち、捕捉物体1601〜1612は道路縁の内側に存在するものであり、地図データ1502から建物であることが分かる。道路上に存在するのは捕捉物体1613と捕捉物体1614である。よって、追従可能な車両以外の補足物体は表示しないとすると、表示すべき捕捉物体は物体1613、1614となる。
【0086】
本実施形態では、これらを図16(b)のように表示装置111上に示す。もちろん、ここでも追従可能な車両であるかどうかの判定を、例えば自車両1200との車間距離、相対速度、あるいは相対角度等が所定の範囲に入るかを調べることで、行なうようにしても良い。
【0087】
さらに、図16のように自車頭上から見た平面図示では運転者の直観に合わない場合がある。このため、例えば図17の通りの、地図1502に格納されている道路構成情報や建物の情報を基にした運転者の位置から見たイメージに対応するような画像を人工的に生成して、表示装置111に表示しても良い。
【0088】
次に、本発明を適用した追従走行制御システムの第4の実施形態を、図18、図19を参照して説明する。本実施形態では、上記第1〜第3の実施形態におけるような画像表示が可能な表示装置111に代わって、より単純な構成で、追従可能な車両の提示を行なうと共に追従目標車両の選択動作を受けつける機能を備えた表示装置を提供するものである。
【0089】
本実施形態による選択機能を備えた表示装置の概観の一例を図18に示す。本例の表示装置は、発光部材をそれぞれ備えた1901〜1913までの13個のランプ部と、それぞれのランプ部に対応して配置されたスイッチ1801〜1813と、クルーズコントロール機能を動作させるためのICCスイッチ1917と、追従走行目標車両との車間距離等を示す表示部1918とを備える。
【0090】
各ランプ部1901〜1913は、距離測定装置101で計測される角度データに対応する。各々のランプ部は1度きざみになっており、ランプ部1901は自車進行方向から左6度、ランプ1913は右6度の位置に被測定物が存在する場合に点灯するよう制御されている。本実施形態では、このような表示装置111により追従可能な車両の提示を行なう。図18では、左5度(ランプ1902)、4度(ランプ1903)、0度(ランプ1907)、右1度(ランプ1908)に、追従可能な車両が存在している例を示している。
【0091】
なお、本実施形態では、1度毎の角度範囲としているが、例えば0〜左1.5度、左1.5〜左3.0度、・・・のように他の角度範囲を設定しても、もちろん構わない。さらに、本実施形態では、角度情報に基づいて追従可能な先行車両を提示しているが、車間距離情報あるいは相対速度情報等、角度情報以外の、先行車両との他の相対位置関係に係る情報を用いる構成としても良い。
【0092】
本実施形態において追従すべき目標車両を選択する場合には、スイッチ1801〜スイッチ1813のいずれか一つを押すことにより選択する。図18の例では、ICCスイッチ1917を押した後、続けてスイッチ1808を押した場合には、そのすぐ上のランプ部1908の色が変わり、追従走行が開始される。追従走行が表示部1918に表示される。図18のケースでは53mである。
【0093】
本実施形態による選択機能を備えた表示装置の他の例を図19に示す。本例の装置は、図18の装置において、追従目標車両の選択を行なうためのスイッチ1801〜1813の代わりに、選択スイッチ1920を設けたものである。他の構成については、図18の装置と同じである。
【0094】
選択スイッチ1920は操作される毎に、所定の順番で点灯しているランプ部を次々と選択するものである。本例においては、ICCスイッチ1917を押した後、続けて選択スイッチ1920を押した場合、最も左側の、被測定物が存在して点灯しているランプ部1908の色が変わる。そして、その被測定物を追従目標車として追従走行を開始する。追従目標車を変更したい場合には、再びスイッチ1920を押すことにより、順次右側に被測定物が存在して点灯しているランプの色が変わっていく。
【0095】
図19の例では選択スイッチ1920を4回押したところで右1度の被測定物を示すランプ部の色が変化する。このときの右1度に存在する被測定物との距離は53mである。
【0096】
なお、選択スイッチ1920を表示装置111上に設ける代わりに、ウィンカスイッチ等、現在、自動車の操作で利用されている他のハードスイッチを兼用して、この選択スイッチ1920の機能を代行するよう構成しても良い。
【0097】
本実施形態によれば、追従すべき目標走行車両の選択機能を備えた、より簡単な構成の表示装置を用いることにより、追従走行制御システムの低価格化を図ることができる。
【0098】
【発明の効果】
本発明によれば、追従走行可能な先行車両が複数ある場合にはそれらを表示装置に明示し、その中から運転者が追従すべき車両を選択することで追従目標車を決定できる走行制御システムを提供することができる。
【0099】
さらに、本発明によれば、選択した追従目標車両が適当でなく、かつ、他にも選択可能な走行車両が表示されている場合には、他の先行車両を指示することで、容易に追従目標車両を変更することができる走行制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による追従走行制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】クルーズコントローラにおける状態遷移図。
【図3】走行状態を変更する処理を示すフローチャート。
【図4】予測車間距離制御方法の概念を示す説明図。
【図5】加減速信号を生成する処理を示すフローチャート。
【図6】予測車間距離制御方法の一例を示す説明図。
【図7】予測車間距離制御方法の他の例を示す説明図。
【図8】追従可能車両の表示原理を示す説明図。
【図9】第1の実施形態における追従可能車両の枠の表示例を示す説明図。
【図10】第1の実施形態における追従可能車両の数字の表示例を示す説明図。
【図11】第1の実施形態における追従可能車両の枠の他の例を示す説明図。
【図12】第2の実施形態での追従走行制御システムの構成を示すブロック図。
【図13】第2の実施形態における追従可能車両の表示例を示す説明図。
【図14】第2の実施形態における追従可能車両の他の表示例を示す説明図。
【図15】第3の実施形態での追従走行制御システムの構成を示すブロック図。
【図16】
図16(a):距離測定装置による捕捉車両を示す説明図。
図16(b):第3の実施形態における追従可能車両の表示例を示す説明図。
【図17】第3の実施形態における追従可能車両の他の表示例を示す説明図。
【図18】第4の実施形態での追従可能車両の表示装置の一例を示す説明図。
【図19】第4の実施形態での追従可能車両の表示装置の他の例を示す説明図。
【符号の説明】
101…距離測定装置、102…撮像装置、103…クルーズコントローラ、110…追従目標車両決定装置、111…表示装置、113…操作指令入力装置、801…光学部材(レンズ)、802…光電変換デバイス、901、1104…追従目標車両を示す枠、1011…追従目標車両を示す数字、1501…ナビゲーション装置、1502…地図データ。

Claims (1)

  1. 自車両の前方に位置する物体との距離を測定する距離測定部と、当該距離測定部により測定されている追従すべき目標車両との距離を一定に保った状態で走行するように自車両の駆動機構を制御するクルーズコントローラとを備える走行制御装置において、
    1以上の追従可能な先行車両に対応付けて、マークと当該マークを囲む枠とを、互いに補色となる色で提示する提示手段と、
    前記提示された前記マークと前記枠とに対応する追従可能な先行車両のうちの1つを前記目標車両として選択するための運転者からの指示を受け付ける指示入力手段と、
    前記測定距離部が距離を測定した物体のうち、予め定めた条件に合致した物体を前記追従可能な先行車両として特定し、これら車両に対応するマークと枠とを提示するよう前記提示手段を制御すると共に、前記指示入力手段が受け付けた指示に応じて選択された車両を前記追従目標車両として動作するよう前記クルーズコントローラを制御する追従目標車両決定手段と、
    を有することを特徴とする走行制御装置。
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