JP3582774B2 - 変速機シフト操作装置用制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の変速機シフト操作に適した変速機シフト操作装置を制御する制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の変速機シフト操作装置としては、車両、特に大型変速機を有するバスやトラックでは、該装置に流体圧シリンダ、特に空気圧シリンダを使用したアクチュエータが組み込まれ、チェンジレバーの軽い操作力で円滑な変速操作をすることができるようになっている。
【0003】
また、その他の従来の変速機シフト操作装置としては、例えば、チェンジレバーからのシフト操作を、シフトケーブルを介してパワーシフタ内のコントロールバーに伝達し、このコントロールバーの変位を検出した後、制御装置からの出力電流によって、該パワーシフタのモータを駆動し、該モータにより、パワーロッドを介して、変速機操作用シフト軸を操作するものがある。
そして、該制御装置は、変位センサから検出された前記コントロールバーの変位信号に基づいて、シフト速度を算出するとともに、該シフト速度に対応して、該モータの駆動力の変化速度を変えて、シフト操作力を一定にするように、前記モータを制御するものである。(特開平10ー299892号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の変速機シフト操作装置であっては、該装置内に流体圧シリンダ、例えば空気圧シリンダを使用したアクチュエータが組み込まれるものは、車両に、流体圧源、例えば空気圧源(圧縮空気源)を搭載しなければならず、高価になるという問題点があった。
【0005】
また、その他の従来の変速機シフト操作装置にあっては、全体が、構造上大きくなるとともに、該制御装置については、該モータの駆動力を制御してシフト操作力を一定にしているため、変速機操作用シフト軸を最適時間で目標位置に操作し得ないという問題点があった。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は前記問題点を解消し、変速機シフト操作装置全体が小型化され、かつ安価で、チェンジレバーのシフト操作に対して、応答性よく、すなわち最適短時間に、変速機操作ができる変速機シフト操作装置用制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明の構成は、シフト操作時にチェンジレバー(2)のシフト操作方向を検出する操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)と、前記チェンジレバー(2)に機械的に接続された変速機のシフト軸を回動させる減速機付電動モータ(6)と、前記変速機のシフト軸(3a)の目標作動位置を検出するシフト完了検出スイッチ(LS1,LS2)および中立位置検出スイッチ(SWn)と、制御装置(7)とを備える変速機シフト操作装置用制御装置であって、
前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの出力信号が入力される正回転制御回路(11)、逆回転制御回路(12)と、これら正回転制御回路(11)、逆回転制御回路(12)からの出力信号が入力される第2のタイマ回路(13)、第3のタイマ回路(14)と、これらタイマ回路(13,14)からの時間遅れのない出力信号がそれぞれ入力され、前記モータ(6)を正逆回転駆動する正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)と、上記シフト完了検出スイッチ(LS1,LS2)からの出力信号が入力され、それぞれシフト完了検出信号を前記タイマ回路(13,14)に出力する正逆回転作動完了検出回路(17,18)と、前記中立位置検出スイッチ(SWn)からの出力信号が入力され、その時間遅れ信号を、前記正回転制御回路(11)、逆回転制御回路(12)、正逆回転作動完了検出回路(17,18)にそれぞれ出力する第1のタイマ回路(10)と、前記正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力され、前記第2と第3のタイマ回路(13,14)に出力信号を送出する別のタイマ回路(19)を備え、
前記第2と第3のタイマ回路(13,14)は、前記正回転制御回路(11)と逆回転制御回路(12)からの出力信号が入力されると所定時間、正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)に出力信号を出力し、正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力されると前記正回転駆動回路(15)と逆回転駆動回路(16)への出力を停止するように動作し、
前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの信号により、前記電動モータ(6)に駆動電流を供給して前記電動モータ(6)を正転方向、または逆転方向に駆動し、前記シフト完了検出スイッチ(LS1,LS2)からの信号により、前記電動モータ(6)への駆動電流の供給を停止して前記電動モータ(6)を停止させるものである。
【0008】
シフト操作時にチェンジレバー(2)のシフト操作方向を検出する操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)と、前記チェンジレバー(2)に機械的に接続された変速機のシフト軸を回動させる減速機付電動モータ(6)と、前記変速機のシフト軸(3a)の作動位置を検出する作動位置検出センサ(DS)および中立位置検出スイッチ(SWn)と、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの信号と前記作動位置検出センサ(DS)からの信号を基に、前記電動モータ(6)ヘの駆動電流の供給、停止を制御する制御装置(7)とを備える変速機シフト操作装置用制御装置であって、
前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの出力信号が入力される正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)と、これら正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)からの出力信号が入力される第2と第3のタイマ回路(13,14)と、該タイマ回路(13,14)からの時間遅れのない出力信号がそれぞれ入力され、前記モータ(6)を正逆回転駆動する正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)と、作動位置検出センサ(DS)からの出力信号が入力され、それぞれシフト完了検出信号を前記タイマ回路(13,14)に出力する正逆回転作動完了検出回路(17,18)と、前記中立位置検出スイッチ(SWn)からの出力信号が入力され、その時間遅れ信号を、前記正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)、正逆回転作動完了検出回路(17,18)にそれぞれ出力する第1のタイマ回路(10)と、
作動位置検出センサ(DS)と正逆回転作動完了検出回路(17,18)との間に配置されたシフト位置演算回路(24)と、正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力され、前記タイマ回路(13,14)に出力信号を送出する別のタイマ回路(19)を備え、
前記第2と第3のタイマ回路(13,14)は、正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)からの出力信号が入力されると所定時間、正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)に出力信号を出力し、正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力されると正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)への出力を停止するように動作し、
かつ前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの信号と前記作動位置検出センサ(DS)からの信号を基に目標作動位置を算出し、該目標作動位置と前記作動位置検出センサ(DS)からの信号を基に算出される実位置との差を基に、前記電動モータ(6)の駆動電流を制御して、前記変速機のシフト軸(3a)を最適時間で前記目標作動位置に操作するものである。
【0009】
さらに、クラッチの断接を検出するクラッチスイッチを備え、前記制御装置は、前記クラッチスイッチからのクラッチ断信号と前記操作方向検出スイッチからの信号の入力が共に所定時間継続すると、前記電動モータヘの駆動電流の供給を開始するものである。
【0010】
前記制御装置は、前記電動モータを駆動して、前記変速機のシフト軸が前記目標作動位置に到達したのを検出すると、前記電動モータを一定時間停止させて、前記目標作動位置に留止するものである。
【0011】
前記制御装置は、前記電動モータを駆動して、前記変速機のシフト軸が前記目標作動位置に到達したのを検出すると、前記電動モータの駆動電流の供給を停止するとともに、該電動モータの両端を一定時間短絡させた後、その短絡を開放するものである。
【0012】
前記制御装置は、前記電動モータを駆動開始してから所定時間経過すると、前記変速機のシフト軸の前記目標作動位置への到達の有無にかかわらず、前記電動モータの駆動を停止するものである。
【0013】
前記制御装置は、前記操作方向検出スイッチからの信号と前記作動位置検出センサからの信号を基に、前記電動モータの回転方向と前記目標作動位置を算出するものである。
【0014】
本発明は以上のように構成されているので、前記制御装置は、下記のような特徴的動作を行う。
a.シフト操作時にチェンジレバーのシフト操作方向を検出すると、その操作方向に応じた回転方向に電動モータを駆動させ、変速機のシフト軸が目標作動位置に到達したら電動モータを停止させる。
b.変速機のシフト軸の目標作動位置と実位置との差を基に、電動モータの駆動電流を制御して最適時間で目標作動位置に操作する。
【0015】
c.クラッチの断状態とチェンジレバーの操作方向の検出とが、所定時間継続したら、電動モータの駆動を開始する。
d.チェンジレバーの操作方向と変速機のシフト軸の現在位置により、電動モータの回転方向と目標作動位置を決める。
e.変速機のシフト軸が目標作動位置に到達したら、その位置で一定時間停止させる。
【0016】
f.変速機のシフト軸が目標作動位置に到達すると、電動モータヘの駆動電流を停止するとともに、電動モータの電機子の両端を一定時間短絡し、急ブレーキをかけて目標作動位置に停止させ、その後、その短絡を開放する。
g.電動モータの駆動開始後、所定時間経過しても変速機のシフト軸が目標作動位置に到達しないときは、電動モータの駆動を停止し、その後のチェンジレバーの操作に従う。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。
【0018】
図1ないし図5は、本発明の変速機シフト操作装置用制御装置の第1実施例を示し、図1は、該変速機シフト操作装置とその制御装置との配置関係を示す概略構成図、図2は、該制御装置内の制御系統を示す制御ブロック図、図3は、モータ正転駆動制御時の制御フローチャート、図4は、モータ逆転駆動制御時の制御フローチャート、図5は、前記制御装置内の原理回路図である。
【0019】
図1において、前記変速機シフト操作装置1は、自動車のチェンジレバー2のノブ2aに配設され、該チェンジレバー2のセレクトまたはシフト操作のうち、シフト操作時に該チェンジレバー2の操作方向で、図5に示す該チェンジレバー2の操作パターンの1,3,5速の操作方向を検出する操作方向検出スイッチSW1と、該操作パターンのR,2,4速の操作方向を検出する操作方向検出スイッチSW2と、変速機3の操作用シフト軸3aに配設され、前記操作方向の目標位置、すなわちシフト完了位置と中立位置をそれぞれ検出するシフト完了検出スイッチLS1(1,3,5速方向)、LS2(R,2,4速方向)、中立位置検出スイッチSWnと、該シフト軸3aと前記チェンジレバー2とが連動するように接続されるシフトケーブル4と、リンク5を介して前記変速機3のシフト軸3aを回動させるため、車体9に配設された減速機付モータ6と、制御装置7とから構成される。なお、前記シフトケーブル4は、前記変速機シフト操作装置1のフェールセーフ用のもので、該シフトケーブル4を介して、手動で前記変速機3のシフト操作ができるようになっている。
【0020】
前記操作方向検出スイッチSW1,SW2は、非動作時はOFF信号を出力し、前記チェンジレバー2の操作時、操作方向にある前記スイッチSW1またはSW2はON信号を出力する。前記シフト完了検出スイッチLS1,LS2及び中立位置検出スイッチSWnは、前記前記変速機3の前記シフト軸3aがシフト完了位置および中立位置にあるとき、それぞれON信号を出力する。また、クラッチスイッチSWcは、変速機3のクラッチが断のとき、ON信号を出力する。
【0021】
前記制御装置7は、図2に示すように、該装置7内の各回路から構成、接続されている。
すなわち、該制御装置7は、前記チェンジレバー2の前記操作方向検出スイッチSW1,SW2からの出力信号が、それぞれ入力される正回転制御回路11,逆回転制御回路12と、該正回転制御回路11,逆回転制御回路12からの出力信号がそれぞれ入力される第2のタイマ回路13,第3のタイマ回路14と、該タイマ回路13,タイマ回路14からの時間遅れのない出力信号がそれぞれ入力され、前記モータ6をそれぞれ正回転、または逆回転方向に駆動する正回転駆動回路15,逆回転駆動回路16と、前記シフト完了検出スイッチLS1,LS2からの出力信号がそれぞれ入力され、それぞれのシフト完了検出信号を前記第2のタイマ回路13,第3のタイマ回路14にそれぞれ出力する正回転作動完了検出回路17、逆回転作動完了検出回路18と、前記中立位置検出スイッチSWnからの出力信号が入力され、その時間遅れ信号を、前記正回転制御回路11,逆回転制御回路12,正回転作動完了検出回路17、逆回転作動完了検出回路18にそれぞれ出力する第1のタイマ回路10と、前記正回転作動完了検出回路17と逆回転作動完了検出回路18からの出力信号が入力され、前記第2と第3のタイマ回路13,14に出力信号を送出する第4のタイマ回路19からなる。
【0022】
そして、前記第2、第3のタイマ回路13,14は、それぞれ前記正回転制御回路11と逆回転制御回路12からの出力信号が入力されると、所定時間(例えば、約0.5秒)それぞれ前記正回転駆動回路15と逆回転駆動回路16に出力信号を出し、それぞれ前記正回転作動完了検出回路17と逆回転作動完了検出回路18からの出力信号が入力されると、それぞれ前記正回転駆動回路15と逆回転駆動回路16への出力信号を停止する。また、それぞれ前記正回転作動完了検出回路17、逆回転作動完了検出回路18からの出力信号が入力されなくても、前記所定時間が経過すると、それぞれ前記正回転駆動回路15と逆回転駆動回路16への出力信号を停止するようになっており、前記第2、第3のタイマ回路13,14は、モータ6が長時間連続駆動され、過熱等により該モータ6が破損等するのを防止するモータ保護機能を有している。
【0023】
また、前記第4のタイマ回路19は、前記正回転作動完了検出回路17と逆回転作動完了検出回路18のいずれかより出力信号が入力されると、前記第2、第3のタイマ回路13,14にリセット信号を所定時間(例えば、約0.4秒)出力し、たとえ前記正回転制御回路11や逆回転制御回路12からの出力信号が前記第2、第3のタイマ回路13,14に入力されても、その所定時間内は、前記第2、第3のタイマ回路13,14がそれぞれ前記正回転駆動回路15と逆回転駆動回路16への出力信号を出さないようにしている。したがって、前記第4のタイマ回路19は、シフト操作が完了したとき、所定時間そのシフト操作完了位置を保持する機能を有している
【0024】
また、前記正回転制御回路11,逆回転制御回路12は、それぞれ前記シフト完了検出スイッチLS1,LS2からの出力信号と、前記クラッチスイッチSWcからの出力信号とが入力されるとともに、前記第3のタイマ回路14,第2のタイマ回路13からのそれぞれの出力信号が互いに交差するように、入力されている。
さらに、第5のタイマ回路20とモータ短絡回路21は、前記正回転制御回路11,逆回転制御回路12からの出力信号がなくなったとき、前記モータ6を直ちに停止させるため、該モータ6の電機子の両端を、所定時間短絡して、該モータ6にブレーキをかけ、変速機のシフト軸がオーバーランせずに、目標作動位置に確実に止まれるようにしている。
【0025】
次いで、図3のフローチャートにより、前記モータ6の正回転方向の制御動作を説明する。(図3、図4中、T1〜T6は、タイマカウント時間を比較する所定時間で、記憶装置にあらかじめ記憶させている値であり、A〜Dは、そのときの状態を表すもので、記憶装置にそのときの状態を表す数値を記憶させるものである。(例えば、A:タイマ1のカウント時間が所定時間T1以上になったとき、記憶装置Aに記憶されている数値を「0」から「1」に変更する。))
前記制御装置7のスタート後、各ステップ(以下、単にSで示す)のうち、
S1〜S7:クラッチスイッチSWcと、操作方向検出スイッチSW1,SW2のいずれかのスイッチ、例えばスイッチSW2とが、ともにON信号が正回転制御回路11に入力され、前記クラッチスイッチSWcとスイッチSW2のON信号が共に継続して所定時間入力されると、該正回転制御回路11は、モータ駆動処理に移る。この場合、前記クラッチスイッチSWc、操作方向検出スイッチSW2(またはSW1)いずれかのスイッチがOFFの場合は、元に戻る。この処理は、クラッチ接時での変速の防止と、運転者のシフト操作の意志の確認を行う。すなわち、クラッチ接時や、運転者が間違えてチェンジレバー2のノブ2aをシフト操作した時のシフトを防止する。
【0026】
S8〜S10:前記正回転制御回路11は、シフト完了検出スイッチLS2と中立位置検出スイッチSWnとからの出力信号により、現在のシフト位置を確認し、1)モータ6の回転方向に動けない場合(シフトB位置)は、元に戻るか、2)中立位置かどうかを確認する。
【0027】
S11〜S16:次いで、前記第2のタイマ回路13は、前記正回転制御回路11よりの出力信号により前記正回転駆動回路15に出力信号を送出し、前記モータ6は正回転駆動を行う。それとともに、前記シフト完了検出スイッチLS2と中立位置検出スイッチSWnにより前記正回転作動完了検出回路17は、シフト操作が完了したか確認する。
また、前記第2のタイマ回路13は、モータ6の駆動開始よりの時間を確認しており、S16で駆動開始よりの時間が、所定時間T2以上になるとS23に移行してモータを停止する。これにより、モータ6が長時間連続駆動されるのを防止している。
【0028】
ここで、S14,S15で、変速機のシフト軸の最初の位置に応じてモータ6を停止する位置を判断し、次のS17でモータを停止するようにしているが、この処理だと下記のようになる。すなわち、
・現位置が中立位置の場合は、シフトB位置でモータを停止させる。
・現位置がシフトA位置の場合は、中立位置でモータを停止させる。
・中立位置検出スイッチSWn、シフト完了検出スイッチLS2がともにOFFの場合は、最初に到達した中立位置か、シフトB位置のいずれかでモータ6を停止させる。
・中立位置で停止の場合は、最初の位置は、中立位置とシフトA位置との間にあり、シフトB位置で停止の場合は、最初の位置は、中立位置とシフトB位置との間にある。
【0029】
S17〜S21:前記正回転作動完了検出回路17は、変速機3のシフト軸3aが目標作動位置に到達すると、前記第2のタイマ回路13に出力し、前記第2のタイマ回路13は、前記正回転駆動回路15への出力信号を停止して前記モータ6を停止する。
それと同時に、前記第5のタイマ回路20とモータ短絡回路21とにより、モータ6の電機子の両端を短絡し、所定時間(例えば、約0.1秒)保持した後、その短絡を開放する。これは、モータ6への駆動電流を停止しても、モータ6の慣性によりモータ6の回転は直ちには停止せず、シフト軸3aが目標作動位置をオーバーランするおそれがあるので、モータ6の両極を短絡してブレーキをかけて、シフト軸3aが目標作動位置に停止できるようにしようとするものである。なお、このフローチャートでは、モータ6を短絡する時間とシフト操作完了後その操作位置を保持する時間を同じにしているが、図2の制御ブロック図に示すように、モータ6を短絡する時間と操作完了後の保持時間を設定するタイマ回路を別々に設けて、それらの時間を別々に設定するようにしてもよい。
【0030】
前記第2、第3のタイマ回路13,14からのそれぞれの出力信号が、互いに交差するように、他方向の回転制御回路12,11に入力されている。これは、一方向にモータ6が駆動されているとき、他方向の回転制御回路12または11の動作を制限するためである。
【0031】
また、前記変速機3の操作用シフト軸3aの中立位置に配設されている中立位置検出スイッチSWnに接続されている第1のタイマ回路10は、前記モータ6により前記変速機操作用シフト軸3aを該中立位置に到達させた後、前記チェンジレバー2のセレクト操作のため、前記モータ6を一定時間停止させておくための、時間遅れ(例えば、約0.1秒)を形成する回路である。
【0032】
図4のフローチャートは、図3のフローチャートの前記モータ6の逆回転駆動制御を示すもので、その処理内容については、図3と同様で、モータの回転方向や目標位置等が異なるだけであるため、その説明を省略する。
【0033】
図5は、図1の概略構成図を基にした、前記制御装置7内の具体的な原理回路図の一例である。
【0034】
図6ないし図10は、本発明の変速機シフト操作装置用制御装置の第2実施例を示し、図6は、該変速機シフト操作装置とその制御装置との配置関係を示す概略構成図、図7は、該制御装置内の制御系統を示す制御ブロック図、図8は、モータ正転駆動制御時の制御フローチャート、図9は、モータ逆転駆動制御時の制御フローチャート、図10は、前記制御装置内の原理回路図である。
【0035】
図6において、図1と同一要素および部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。
図6中、図1のシフト完了検出スイッチLS1,LS2に代えて、変速機3のシフト軸3aの作動位置検出センサとしてのシフト位置センサDSが、変速機3の操作用シフト軸3aに連動して配設され、該シフト軸3aが操作された位置を検出するとともに、前記両操作方向の目標位置、すなわち両シフト完了位置をそれぞれ検出する。
【0036】
前記制御装置7は、図7に示すように、該装置7内の各回路から構成、接続されている。図7で、図2と同一要素および部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。図2の正回転制御回路11および逆回転制御回路12に代えて、正回転作動開始検出回路22および逆回転作動開始検出回路23が、それぞれ配設され、さらに、図2のシフト完了検出スイッチLS1,LS2に代えて、前記変速機3の操作用シフト軸3aに連動して、車体9に配設される前記シフト位置センサDSの出力端と、前記正回転作動完了検出回路17、逆回転作動完了検出回路18のそれぞれの入力端との間に挿入されるシフト位置演算回路24と、前記第2、第3のタイマ回路13,14のそれぞれの出力端と、前記モータ6の正回転、逆回転駆動回路15,16との間に、この順序で直列に配設される、目標位置設定回路25とモータ駆動制御回路26とが、追加、構成されている。そして、前記シフト位置センサDSからの出力信号は、前記モータ駆動制御回路26に入力されるとともに、前記シフト位置演算回路24からの出力信号は、前記目標位置設定回路25に入力されている。
【0037】
その他の構成は、図2の制御ブロック図と同じである。
前記正回転作動開始検出回路22、逆回転作動開始検出回路23は、クラッチスイッチSWcの出力信号と、中立位置検出スイッチSWnの出力信号(第1のタイマ回路10を介して)と、操作方向検出スイッチSW1とSW2のいずれかの出力信号とが入力され、それらの出力信号に応じて、それぞれ正回転作動や逆回転作動の開始を検出して、第2または第3のタイマ回路13,14に出力信号を出力するもので、例えば、クラッチの断状態を示す前記クラッチスイッチSWcのON信号と前記操作方向検出スイッチSW1またはSW2の出力信号が所定時間継続して入力されると、前記第2または第3のタイマ回路13,14に出力信号を出力する。
【0038】
前記シフト位置演算回路24は、前記シフト位置センサDSからの信号を入力して、変速機3のシフト軸3aの位置を演算して出力する。
また、前記目標位置設定回路25は、前記第2または第3のタイマ回路13,14からの出力信号と前記シフト位置演算回路24からの出力信号を基に、目標作動位置とモータ駆動回転方向を演算して出力する。
また、前記モータ駆動制御回路26は、前記目標位置設定回路25からの目標作動位置とモータ駆動回転方向に関する出力信号と、前記シフト位置センサDSからの出力信号を入力して、例えば、目標作動位置と実位置との差を演算し、その差を基に、最適時間で目標位置に達するようにモータ駆動電流を制御して、正回転駆動回路15または逆回転駆動回路16に出力する。
【0039】
次いで、図8のフローチャートにより、前記モータ6の正回転方向の制御動作を説明する。(図8、図9中、T1〜T6は、タイマカウント時間を比較する所定時間で、記憶装置にあらかじめ記憶させている値であり、A,Cは、そのときの状態を表すもので、記憶装置にそのときの状態を表す数値を記憶させるものである。(例えば、A:タイマ1のカウント時間が所定時間T1以上になったとき、記憶装置Aに記憶されている数値を「0」から「1」に変更する。))
制御装置のスタート後、各ステップ(以下、単にSで示す)のうち、
S1〜S7:図3のフローチャートのS1〜S7と同様である。
S8〜S9:現シフト位置を検出して、シフト目標位置を決定(設定)する。
S10〜S12:現シフト位置と目標位置との差を求め、その差に応じてモータ6に供給する電流の大きさやデューティ比などを設定したり、図10に示すPID制御等により、モータ6に供給する駆動電流を制御してモータ6を駆動する。この処理により、モータ6を駆動する。この処理は、前記特徴的動作bに対応するもので、現位置が目標位置から離れている場合には、該モータ6を速く回転させ、近づいたら遅くして、最適時間に目標位置に達するようにモータ駆動を制御しようとするものである。
【0040】
S13〜S17:モータ6の駆動開始と同時に、S13で駆動開始からの経過時間をカウントし、S14で現シフト位置を検出して目標作動位置に到達したら、S17でモータ6を停止させる。なお、S16で駆動開始からの経過時間が所定時間T2以上になると、S23に移行してモータ6を停止させる。これは、図3のフローチャートにおけるステップのS16,S23の処理と同じで、モータ6の長時間連続駆動を防止しようとするものである。
S18〜S21;図3のフローチャートにおけるステップのS17〜S21と同じである。
【0041】
図9のフローチャートは、図8のフローチャートの前記モータの逆回転駆動制御を示すもので、その処理内容については、図8と同様で、モータの回転方向や目標位置等が異なるだけであるため、その説明を省略する。
図10は、図6の概略構成図を基にした、前記制御装置7内の具体的な原理回路図の一例である。
【0042】
以上の本実施の形態による制御装置(または制御システム)7は、該装置7を実施している制御対象の前記変速機シフト操作装置は、新しいものなので、その制御方法全体から下記のような特徴的作用を呈する。
【0043】
すなわち、1)変速機3のシフト軸3aが、目標位置に到達したとき、チェンジレバー2のノブ2aに配設されている操作方向検出スイッチSW1,SW2の誤切換えによる誤動作するのを防止(例えば、R,2,4段へのシフト操作の場合、チェンジレバー2の操作方向検出スイッチSW2がONしているが、シフト完了時、チェンジレバー2のノブ2aのシフト方向の動きにより、前記スイッチSW1がONされてしまう恐れがある。該スイッチSW1がONすると、折角、シフトが完了したのに、再び中立位置に戻されてしまう。このため、前記シフト軸3aが目標位置に到達後は、前記第4のタイマ回路19にて所定時間内(例えば、約0.4秒)は、チェンジレバー2の操作方向検出スイッチSW1,SW2の作動を無効にし、その所定時間内は、到達した目標作動位置に保持するようにする。図2および図7の制御ブロック図の第4のタイマ回路19と、図3、図4、図8、図9のフローチャートのステップS19,S20がこれに対応する。
【0044】
2)駆動されるモータ6の慣性により、目標位置に到達したとき、該モータ6ヘの供給電流を停止させても、該モータ6は回転し続け、a)中立位置では、該中立位置を通り過ぎてしまう恐れがあり、2)シフト位置では、変速機3に無理な力がかかってしまう。
このため、前記シフト軸3aが目標位置に到達したら、該モータ6の電機子の両端を所定時間、短絡させる。この短絡により、モータ6の回転にブレーキがかかり、モータ6の電流の停止からの回転を短くできる。該所定時間短絡後、開放する。(短絡のままだと、該モータ6をマニュアルで動かすとき、重い。)
図2および図7の制御ブロック図の第5のタイマ回路20、モータ短絡回路21と、図3、図4、図8、図9のフローチャートのステップS18〜S21がこれに対応する。
【0045】
3)前記シフト軸3aを中立位置にしたとき、セレクト操作する時間を確保しておく必要がある。すなわち、中立位置になった時、チェンジレバー2の操作方向検出スイッチSW1またはSW2がONすると、そのままシフト動作に入ってしまい、セレクト操作を行えない。
このため、中立位置を前記スイッチSWnで検出したら、所定時間、例えば約0.1秒間モータ6を停止させる。(所定時間、チェンジレバー2の該操作方向検出スイッチSW1,SW2の動作を無効にする。)
図2および図7の制御ブロック図の第1のタイマ回路10、第4のタイマ回路19と、図3、図4、図8、図9のフローチャートのステップS19,S20がこれに対応する。
【0046】
4)前記変速機シフト操作装置1で、変速機3のシフト軸3aの位置を、中立位置検出スイッチSWnとシフト完了検出スイッチLS1,LS2で検出する場合、両スイッチがともにOFFの状態になると、シフト動作が行えなくなる。
このため、チェンジレバーノブ2aの操作方向検出スイツチSW1,SW2に応じて、モータ6の駆動方向を決める。
図3、図4のフローチャートのS9〜S14がこれに対応する。
なお、通常は、シフト完了検出スイッチLS1またはLS2が、ONしている方向には、モータ6は回転されない。
【0047】
5)変速時間の短縮について、前記変速機シフト操作装置1で、変速機3のシフト軸3aの位置を、角度センサ、または変位センサDSで制御する場合、チェンジレバーノブ2aのシフト操作方向を検出したら、前記目標位置設定回路25で、前記シフト位置演算回路24からの現在位置信号と前記第2または第3のタイマ回路13または14からの信号を基に、目標作動位置とモータ駆動回転方向を演算して出力し、前記モータ駆動制御回路26で、その目標作動位置と実位置との差を演算して、その差を基に、例えばPID制御等により最適時間で目標作動位置に到達させるようにモータの駆動電流を制御する。
図7の制御ブロック図の目標設定回路25、モータ駆動制御回路26と、図8、図9のフローチャートのステップS8〜S15がこれに対応する。
【0048】
6)前記モータ6に駆動電流を供給して駆動させる場合、長時間連続駆動させると前記モータ6が過熱して損傷してしまうおそれがある。そこで、前記モータ6に駆動電流を供給開始からの時間を、前記第2または第3のタイマ回路13または14で検出し、駆動電流供給開始からの時間が所定時間(例えば、約0.5秒)経過すると、前記モータ6への駆動電流の供給を停止するようにしている。
図2および図7の制御ブロック図の第2および第3のタイマ回路13,14と、図3、図4のフローチャートのステップS12,S16,S23と、図8、図9のフローチャートのステッブS13,S16,S23がこれに対応する。
【0049】
7)前記変速機シフト操作装置1で、クラッチ接時や、運転者が間違えてチェンジレバー2のシフト操作を行った場合に、シフト作動を防止するため、前記クラッチスイッチSWcのクラッチ断の0N信号と前記操作方向検出スイッチSW1またはSW2の出力信号がともに継続して出力され、所定時間経過したのを検出すると、前記モータ6に駆動電流を供給するようにしている。
図2の制御ブロック図の正回転制御回路11、逆回転制御回路12と、図7の制御ブロック図の正回転作動開始検出回路22、逆回転作動開始検出回路23、図3、図4、図8、図9のフローチャートのステップS1〜S7がこれに対応する。
【0050】
図11は、本発明の変速機シフト操作装置用制御装置の第3実施例を示す変速機シフト操作装置とその制御装置との配置関係を示す概略構成図で、第1実施例の変形でもある。このため、図11において、図1と同一要素および部材には、同一符号を付して、その説明を省略する。
【0051】
図11中、図1のシフト完了検出スイッチLS1,LS2に代えて、チェンジレバーユニット内に設けられるシフト方向のリミットスイッチCLS1,CLS2を使用し、これらのリミットスイッチCLS1,CLS2を、前記操作方向の目標位置を検出するシフト完了検出スイッチにしている。
【0052】
同時に、前記減速機付きモータ6の減速機6aの出力軸からの出力は、ラック機構6bおよび前記リンク機構5を介して、前記変速機3の操作用シフト軸3aをシフト方向に操作するとともに、該シフト軸3aの動きを、前記シフトケーブル4により、前記チェンジレバー2に連動するように伝達して、前記リミットスイッチCLS1,CLS2を、前記操作方向の目標位置を検出するシフト完了検出スイッチにしている。なお、前記変速機3のセレクト方向の操作は、セレクトケーブル8および該変速機3のセレクトレバー3bを介して、前記チェンジレバー2により行われる。
【0053】
本実施例による変速機シフト操作装置31によれば、前記制御装置7は、前記チェンジレバー2のノブ2aにあるシフト操作方向の検出スイッチSW1またはSW2からの信号により、駆動電流を出力して前記モータ6を正転方向、または逆転方向に駆動し、前記シフト完了検出スイッチCLS1,CLS2からの信号により、前記モータ6を停止させるようにしている。
その他については、前記第1実施例に記載のとおりである。
【0054】
なお、本発明の技術は前記実施の形態における技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の変速機シフト操作装置用制御装置によれば、チェンジレバーのシフト操作に対して、応答性よく、すなわち最適短時間に、変速機操作ができるとともに、かつ、車両に、流体圧源、例えば空気圧源(圧縮空気源)を搭載する必要がない。このため、該変速機シフト操作装置全体が小型化され、安価で、原価低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速機シフト操作装置制御装置の第1実施例を示し、該変速機シフト操作装置とその制御装置との配置関係を示す概略構成図である。
【図2】該制御装置内の制御系統を示す制御ブロック図である。
【図3】モータ正転駆動制御時の制御フローチャートである。
【図4】モータ逆転駆動制御時の制御フローチャートである。
【図5】前記制御装置内の原理回路図の一例である。
【図6】本発明の変速機シフト操作装置制御装置の第2実施例を示し、該変速機シフト操作装置とその制御装置との配置関係を示す概略構成図である。
【図7】該制御装置内の制御系統を示す制御ブロック図である。
【図8】モータ正転駆動制御時の制御フローチャートである。
【図9】モータ逆転駆動制御時の制御フローチャートである。
【図10】前記制御装置内の原理回路図の一例である。
【図11】本発明の変速機シフト操作装置制御装置の第3実施例を示し、該変速機シフト操作装置とその制御装置との配置関係を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,31 変速機シフト操作装置
2 チェンジレバー
2a ノブ
3 変速機
3a シフト軸
4 シフトケーブル
6 減速機付きモータ
7 制御装置
10 第1のタイマ回路
11 正回転制御回路
12 逆回転制御回路
13 第2のタイマ回路
14 第3のタイマ回路
15 正回転駆動回路
16 逆回転駆動回路
17 正回転作動完了検出回路
18 逆回転作動完了検出回路
19 第4のタイマ回路
20 第5のタイマ回路
21 モータ短絡回路
22 正回転作動開始検出回路
23 逆回転作動開始検出回路
24 シフト位置演算回路
25 目標位置設定回路
26 モータ駆動制御回路
CLS1,CLS2,LS1,LS2 シフト完了検出スイッチ
DS シフト位置センサ
SW1,SW2 操作方向検出スイッチ
SWc クラッチスイッチ
SWn 中立位置検出スイッチ

Claims (7)

  1. シフト操作時にチェンジレバー(2)のシフト操作方向を検出する操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)と、前記チェンジレバー(2)に機械的に接続された変速機のシフト軸を回動させる減速機付電動モータ(6)と、前記変速機のシフト軸(3a)の目標作動位置を検出するシフト完了検出スイッチ(LS1,LS2)および中立位置検出スイッチ(SWn)と、制御装置(7)とを備える変速機シフト操作装置用制御装置であって、
    前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの出力信号が入力される正回転制御回路(11)、逆回転制御回路(12)と、これら正回転制御回路(11)、逆回転制御回路(12)からの出力信号が入力される第2のタイマ回路(13)、第3のタイマ回路(14)と、これらタイマ回路(13,14)からの時間遅れのない出力信号がそれぞれ入力され、前記モータ(6)を正逆回転駆動する正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)と、上記シフト完了検出スイッチ(LS1,LS2)からの出力信号が入力され、それぞれシフト完了検出信号を前記タイマ回路(13,14)に出力する正逆回転作動完了検出回路(17,18)と、前記中立位置検出スイッチ(SWn)からの出力信号が入力され、その時間遅れ信号を、前記正回転制御回路(11)、逆回転制御回路(12)、正逆回転作動完了検出回路(17,18)にそれぞれ出力する第1のタイマ回路(10)と、前記正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力され、前記第2と第3のタイマ回路(13,14)に出力信号を送出する別のタイマ回路(19)を備え、
    前記第2と第3のタイマ回路(13,14)は、前記正回転制御回路(11)と逆回転制御回路(12)からの出力信号が入力されると所定時間、正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)に出力信号を出力し、正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力されると前記正回転駆動回路(15)と逆回転駆動回路(16)への出力を停止するように動作し、
    前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの信号により、前記電動モータ(6)に駆動電流を供給して前記電動モータ(6)を正転方向、または逆転方向に駆動し、前記シフト完了検出スイッチ(LS1,LS2)からの信号により、前記電動モータ(6)への駆動電流の供給を停止して前記電動モータ(6)を停止させることを特徴とする変速機シフト操作装置用制御装置。
  2. シフト操作時にチェンジレバー(2)のシフト操作方向を検出する操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)と、前記チェンジレバー(2)に機械的に接続された変速機のシフト軸を回動させる減速機付電動モータ(6)と、前記変速機のシフト軸(3a)の作動位置を検出する作動位置検出センサ(DS)および中立位置検出スイッチ(SWn)と、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの信号と前記作動位置検出センサ(DS)からの信号を基に、前記電動モータ(6)ヘの駆動電流の供給、停止を制御する制御装置(7)とを備える変速機シフト操作装置用制御装置であって、
    前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの出力信号が入力される正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)と、これら正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)からの出力信号が入力される第2と第3のタイマ回路(13,14)と、該タイマ回路(13,14)からの時間遅れのない出力信号がそれぞれ入力され、前記モータ(6)を正逆回転駆動する正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)と、作動位置検出センサ(DS)からの出力信号が入力され、それぞれシフト完了検出信号を前記タイマ回路(13,14)に出力する正逆回転作動完了検出回路(17,18)と、前記中立位置検出スイッチ(SWn)からの出力信号が入力され、その時間遅れ信号を、前記正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)、正逆回転作動完了検出回路(17,18)にそれぞれ出力する第1のタイマ回路(10)と、
    作動位置検出センサ(DS)と正逆回転作動完了検出回路(17,18)との間に配置されたシフト位置演算回路(24)と、正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出 力信号が入力され、前記タイマ回路(13,14)に出力信号を送出する別のタイマ回路(19)を備え、
    前記第2と第3のタイマ回路(13,14)は、正回転作動開始検出回路(22)、逆回転作動開始検出回路(23)からの出力信号が入力されると所定時間、正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)に出力信号を出力し、正逆回転作動完了検出回路(17,18)からの出力信号が入力されると正回転駆動回路(15)、逆回転駆動回路(16)への出力を停止するように動作し、
    かつ前記制御装置(7)は、前記操作方向検出スイッチ(SW1、SW2)からの信号と前記作動位置検出センサ(DS)からの信号を基に目標作動位置を算出し、該目標作動位置と前記作動位置検出センサ(DS)からの信号を基に算出される実位置との差を基に、前記電動モータ(6)の駆動電流を制御して、前記変速機のシフト軸(3a)を最適時間で前記目標作動位置に操作することを特徴とする変速機シフト操作装置用制御装置。
  3. さらにクラッチの断接を検出するクラッチスイッチを備え、前記制御装置は、前記クラッチスイッチからのクラッチ断信号と前記操作方向検出スイッチからの信号の入力が共に所定時間継続すると、前記電動モータヘの駆動電流の供給を開始することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機シフト操作装置用制御装置。
  4. 前記制御装置は、前記電動モータを駆動して、前記変速機のシフト軸が前記目標作動位置に到達したのを検出すると、前記電動モータを一定時間停止させて、前記目標作動位置に留止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機シフト操作装置用制御装置。
  5. 前記制御装置は、前記電動モータを駆動して、前記変速機のシフト軸が前記目標作動位置に到達したのを検出すると、前記電動モータの駆動電流の供給を停止するとともに、該電動モータの両端を一定時間短絡させた後、その短絡を開放することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機シフト操作装置用制御装置。
  6. 前記制御装置は、前記電動モータを駆動開始してから所定時間経過すると、前記変速機のシフト軸の前記目標作動位置への到達の有無にかかわらず、前記電動モータの駆動を停止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変速機シフト操作装置用制御装置。
  7. 前記制御装置は、前記操作方向検出スイッチからの信号と前記作動位置検出センサからの信号を基に、前記電動モータの回転方向と前記目標作動位置を算出することを特徴とする請求項2に記載の変速機シフト操作装置用制御装置。
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