JP2001304406A - 変速機のシフトアシスト装置 - Google Patents

変速機のシフトアシスト装置

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JP2001304406A JP2000127897A JP2000127897A JP2001304406A JP 2001304406 A JP2001304406 A JP 2001304406A JP 2000127897 A JP2000127897 A JP 2000127897A JP 2000127897 A JP2000127897 A JP 2000127897A JP 2001304406 A JP2001304406 A JP 2001304406A
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gear
rotary solenoid
transmission
clutch
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Yasushi Yamamoto
康 山本
Nobuyuki Iwao
信幸 岩男
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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    • Y10T74/19219Interchangeably locked
    • Y10T74/19251Control mechanism

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフト操作速度が速くても抵抗となることが
なく、かつ、装置全体を小型化することができる変速機
のシフトアシスト装置を提供する。 【解決手段】 変速レバーに連結され変速機の同期装置
を作動をせしめるシフト機構を、変速レバーのシフト動
作方向と同方向に作動せしめるための駆動手段を備えた
変速機のシフトアシスト装置であって、該駆動手段がロ
ータリーソレノイドからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
変速機の変速操作におけるシフト操作力を軽減するため
のシフトアシスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変速操作におけるシフト操作力が大きい
大型のトラックやバスにおいては、シフト操作力を軽減
するためのシフトアシスト装置を備えている。このよう
な大型車両に装備するシフトアシスト装置は、その作動
源として一般に圧縮空気が用いられている。作動源とし
て圧縮空気を用いるシフトアシスト装置は、変速レバー
に連結された変速操作機構を変速レバーのシフト動作と
同方向に作動せしめる空気圧シリンダからなるシフトア
クチュエータを具備している。しかるに、大型車両は一
般にブレーキの作動源として圧縮空気を使用しているの
でシフトアシスト装置にこの圧縮空気を利用することが
できるが、小型および中型車両のように圧縮空気源とし
てのコンプレッサーを具備していない車両においては空
気圧シリンダからなるシフトアクチュエータを用いたシ
フトアシスト装置を装備することはできない。しかしな
がら、近年小型および中型車両にもシフトアシスト装置
を装備する要望が高まり、駆動手段に電動モータを用い
たシフトアシスト装置が提案されており、例えば特開平
5ー87237号公報および特許第2987121号公
報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動モータを用いたシ
フトアシスト装置においは、シフト操作速度が速いと駆
動手段としての電動モータが抵抗となって、シフト操作
がむしろ重くなる場合がある。即ち、電動モータを駆動
手段とする場合には減速機を装備する必要があり、この
減速機が大きな抵抗となる。また、電動モータを駆動手
段とする場合には減速機が必要となるために、装置全体
を小型化するには限界がある。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、シフト操作速度が速くて
も抵抗となることがなく、かつ、装置全体を小型化する
ことができる変速機のシフトアシスト装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、変速レバーに連結さ
れ変速機の同期装置を作動をせしめるシフト機構を、該
変速レバーのシフト動作方向と同方向に作動せしめるた
めの駆動手段を備えた変速機のシフトアシスト装置であ
って、該駆動手段がロータリーソレノイドからなってい
る、ことを特徴とする変速機のシフトアシスト装置が提
供される。
【0006】上記ロータリーソレノイドはシフト機構の
シフトレバーを装着したコントロールロッドと同一軸線
上に配設され、ロータリーソレノイドのロータとコント
ロールロッドが連結されていることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
変速機のシフトアシスト装置の好適実施形態を図示して
いる添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0008】図1には、本発明に従って構成された変速
機のシフトアシスト装置を備えた変速機構の概略構成図
が示されている。図1に示す変速機構は、同期装置を備
えた変速機2の変速操作を行う変速レバー3と、該変速
レバー3に連結されたシフト機構6と、該シフト機構6
を変速レバー3のシフト動作方向と同方向に作動せしめ
るためのシフトアシスト装置8を具備している。
【0009】変速機2は図2に示すように前進5段、後
進1段の歯車機構を具備している。この変速機2は、入
力軸21と、該入力軸21と同一軸上に配設された出力
軸22と、該出力軸22と平行に配設されたカウンター
シャフト23とを具備している。入力軸21には駆動歯
車241(図示の実施形態においては第5速歯車)が装
着され、出力軸22には、第4速歯車242、第3速歯
車243、第2速歯車244、第1速歯車245、およ
び後進歯車246が回転可能に配設されている。また、
出力軸22には、第5速歯車241と第4速歯車242
との間と、第3速歯車243と第2速歯車244との
間、および第1速歯車245と後進歯車246との間に
それぞれ同期装置25a、25bおよび25cが配設さ
れている。一方、上記カウンターシャフト23には、上
記第5速歯車241、第4速歯車242、第3速歯車2
43、第2速歯車244、第1速歯車245と常時噛み
合うカウンター歯車261、262、263、264、
265が設けられているとともに、上記後進歯車246
と図示しないアイドル歯車を介して噛み合いするカウン
ター歯車266が設けられている。
【0010】次に、上記同期装置25a、25bおよび
25cについて図3を参照して説明する。なお、図示の
同期装置25a、25bおよび25cは実質的に同一の
構成であるので、第5速歯車241と第4速歯車242
との間に配設された同期装置25aについて説明する。
図示の同期装置25aは、周知のキー式同期装置からな
っており、出力軸22に装着されたクラッチハブ251
と、該クラッチハブ251の外周に設けられた外歯スプ
ラインに摺動可能に嵌合されたクラッチスリーブ252
と、上記クラッチハブ251に径方向に設けられた複数
個(例えば3個)のキー溝251a内にそれぞれ配設さ
れたキー253と、該キー253の両端部内側に配設さ
れキー253をクラッチスリーブ252に向けて押圧す
るキースプリング254、254と、第5速歯車241
および第4速歯車242にそれぞれ設けられたドッグ歯
241aおよび242aと、第5速歯車241および第
4速歯車242にそれぞれ設けられたコーン面241b
および242b上にそれぞれ配設されたシンクロナイザ
ーリング255および256とからなっている。このよ
うに構成された同期装置25aは、クラッチスリーブ2
52の外周に設けられた環状溝252aに後述するシフ
ト機構のシフトロッドに装着されたシフトフォークが嵌
合され、このシフトフォークによってクラッチスリーブ
252が図において左または右方向に摺動せしめられる
ことにより、該クラッチスリーブ252のスプライン2
52bと上記シンクロナイザーリング255の歯および
ドッグ歯241aまたはシンクロナイザーリング256
およびドッグ歯242aと噛み合うようになっている。
なお、図示の同期装置は周知の構成であるため、更に詳
細な説明については省略する。
【0011】上述した同期装置25a、25bおよび2
5cは、変速レバー3と、該変速レバー3に連結された
シフト機構6によって作動せしめられる。変速レバー3
は、図1において紙面に垂直な方向(セレクト方向)お
よび左右方向(シフト方向)に図示しない軸を中心とし
て傾動可能に構成されている。この変速レバー3は、上
記同期装置25a、25bおよび25cを作動するため
に図4に示す変速パターンに沿って操作される。変速レ
バー3のノブ31にはシフトノブスイッチ4が配設され
ている。シフトノブスイッチ4は、変速レバー3のノブ
31をシフト方向に傾動する際にその作動方向を検出す
るために第1のスイッチ41(SWI)と第2のスイッ
チ42(SW2)を備えている。このシフトノブスイッ
チ4は、例えば変速レバー3のノブ31を図1において
左方に傾動すると第1のスイッチ41(SWI)がON
し、変速レバー3を図1において右方に傾動すると第2
のスイッチ42(SW2)がONするように構成されて
いる。また、シフトノブスイッチ4は、変速レバー3の
ノブ31から手を放すと第1のスイッチ41(SW1)
および第2のスイッチ42(SW2)ともOFFするよ
うに構成されており、このON・OFF信号を後述する
コントローラに送る。なお、このようなシフトノブスイ
ッチは、例えば実開昭56ー97133号公報に開示さ
れているように周知技術であるため、更に詳細な説明に
ついては省略する。
【0012】次に、上記変速レバー3に連結され上述し
た同期装置25a、25bおよび25cを作動するシフ
ト機構6について図1および図5を参照して説明する。
シフト機構6は、変速レバー3に一端が連結されたプッ
シュプルケーブル61と、該プッシュプルケーブル61
の他端と一端部が連結されたコントロールレバー62
と、該コントロールレバー62の他端部に連結され変速
機2のケースカバー20に回動可能に支持されたコント
ロールロッド63と、該コントロールロッド63に軸方
向に摺動可能にスプライン嵌合されたシフトレバー64
を具備している。このシフトレバー64は、その先端部
がシフトロッド651、652、653にそれぞれ装着
されたシフトブロック661、662、663と選択的
に係合するようになっている。シフトロッド651、6
52、653には上記同期装置25a、25b、25c
のクラッチスリーブの外周に設けられた環状溝と係合す
る図示しないシフトフォークがそれぞれ装着されてい
る。なお、シフトレバー64には取付けボス部641の
外周面に嵌合溝642が設けられており、この嵌合溝6
42にセレクトレバー67の先端が係合している。この
セレクトレバー67は上記変速レバー3に図示しないセ
レクト用のプッシュプルケーブルによって連結されてお
り、変速レバー3のセレクト方向への作動によってシフ
トレバー64をコントロールロッド63上を軸方向に摺
動して、シフトレバー64の先端部を上記フトブロック
661、662、663と選択的に係合せしめる。上記
シフト機構6は周知の構成であるため、更に詳細な説明
については省略する。
【0013】図示の実施形態においては、上述したシフ
ト機構6を変速レバー3のシフト動作方向と同方向に作
動せしめるためのシフトアシスト装置8を具備してい
る。シフトアシスト装置8は、駆動手段としてのロータ
リーソレノイド80(RS)を備えている。ロータリー
ソレノイド80(RS)について、図5および図6を参
照して説明する。このロータリーソレノイド80(R
S)は、正転方向および逆転方向に所定角度回動可能な
両方向ロータリーソレノイドからなっており、上記コン
トロールロッド63と同一軸線上に配設されている。ロ
ータリーソレノイド80(RS)は、コントロールロッ
ド63を回動可能に支持したケースカバー20に装着さ
れる第1のステータ811と第2のステータ812を備
えたベース81と、該第1のステータ811および第2
のステータ812にそれぞれ装着されたボビン821お
よび822と、該ボビン821および822にそれぞれ
巻かれた第1のコイル831および第2のコイル832
と、上記ベース81に軸受841を介して回転可能に支
持されたロータ85を具備している。
【0014】ロータリーソレノイド80(RS)を構成
するロータ85は、円盤状のロータ本体851と該ロー
タ本体851の中心部に設けられたシャフト部852と
を具備しており、シャフト部852が軸受84を介して
ベース81に回転可能に支持される。ロータ本体851
は、上記第1のステータ811および第2のステータ8
12の端面と対向して配設されており、その第1のステ
ータ811および第2のステータ812と対向する面に
は第1の永久磁石861および第2の永久磁石862が
装着されている。この第1の永久磁石861は、第1の
ステータ811および第2のステータ812と対向する
側の面がN極に着磁され、ロータ本体851側の面がS
極に着磁されている。また、第2の永久磁石862は、
第1のステータ811および第2のステータ812と対
向する側の面がS極に着磁され、ロータ本体851側の
面がN極に着磁されている。ロータ本体851を構成す
るシャフト部852の一端部(図5において右端部)に
は連結溝853が形成され、この連結溝853を上記コ
ントロールロッド63の端部に形成された嵌合凸部63
1と嵌合することにより、両者は回転可能に伝動連結さ
れる。このように、ロータ本体851を構成するシャフ
ト部852とコントロールロッド63が伝動連結されて
いるので、連結構造が簡単で装置全体をコンパクトに構
成することができる。なお、図5において87は上記各
部材を覆うダストカバーである。このダストカバー87
は、上記ロータ85を構成するシャフト部852の他端
部に軸受842を介して支持されている。
【0015】図示の実施形態におけるロータリーソレノ
イド80(RS)は以上のように構成されており、その
作動について図6および図7の(a)〜(f)を参照し
て説明する。図6は、ロータ85の第1の永久磁石86
1と第2の永久磁石862が第1のステータ811と第
2のステータ812の間に位置付けられ、第1のコイル
831および第2のコイル832への通電が遮断された
OFF状態を示すものである。上記変速機2のシフト機
構6がニュートラル状態のとき、ロータリーソレノイド
80(RS)は図6に示す位置に位置付けられるように
構成されている。
【0016】ロータリーソレノイド80(RS)は、図
6の状態から第1のステータ811がN極になるように
第1のコイル831に電圧を印加するとともに、第2の
ステータ812がS極になるように第2のコイル832
に電圧を印加すると、図7の(a)に示すようにロータ
85には反時計方向(正転方向)に回動するトルクが発
生する。即ち、第1の永久磁石861のN極と第1のス
テータ811のN極および第2の永久磁石862のS極
と第2のステータ812のS極が反発し、第1の永久磁
石861のN極と第2のステータ812のS極および第
2の永久磁石862のS極と第1の永久磁石861のN
極とが吸引しあって、ロータ85は図7の(a)におい
て反時計方向(正転方向)に回動するトルクを発生す
る。そして、ロータ85は図7の(b)で示すように略
60度の角度回動した時点で図示しないストッパーによ
って停止されるとともに、この状態で第1のコイル83
1および第2のコイル832への通電が遮断(OFF)
される。このときのロータリーソレノイド80(RS)
の作動は、シフトレバー64の第1速、第3速、第5速
側へのギヤインシフト動作をアシストする。
【0017】一方、ロータリーソレノイド80(RS)
は、図7の(a)状態から第1のステータ811がS極
になるように第1のコイル831に電圧を印加するとと
もに、第2のステータ812がN極になるように第2の
コイル832に電圧を印加すると、図7の(c)に示す
ようにロータ85には時計方向(逆転方向)に回動する
トルクが発生する。即ち、第1の永久磁石861のN極
と第2のステータ812のN極および第2の永久磁石8
62のS極と第1のステータ811のS極が反発し、第
1の永久磁石861のN極と第1のステータ811のS
極および第2の永久磁石862のS極と第2の永久磁石
862のN極とが吸引しあって、ロータ85は図7の
(c)において時計方向(逆転方向)に回動するトルク
を発生する。そして、ロータ85は図7の(d)で示す
ように略60度の角度回動した時点で図示しないストッ
パーによって停止されるとともに、この状態で第1のコ
イル831および第2のコイル832への通電が遮断
(OFF)される。このときのロータリーソレノイド8
0(RS)」の作動は、シフトレバー64の第2速、第
4速、後進側へのギヤインシフト動作をアシストする。
【0018】次に、図7の(b)で示す第1速、第3
速、第5速側へのギヤイン状態からロータリーソレノイ
ド80(RS)によってギヤ抜きシフト動作をアシスト
する場合は、図7の(e)で示すように第1のステータ
811がS極になるように第1のコイル831に電圧を
印加するとともに、第2のステータ812がN極になる
ように第2のコイル832に電圧を印加する。この結
果、第1の永久磁石861のN極と第2のステータ81
2のN極および第2の永久磁石862のS極と第1のス
テータ811のS極が反発して時計方向(逆転方向)に
回動するトルクが発生する。そして、ロータ85が図7
の(a)位置まで回動した時点で第1のコイル831お
よび第2のコイル832への通電が遮断(OFF)され
る。
【0019】また、図7の(d)で示す第2速、第4
速、後進側へのギヤイン状態からロータリーソレノイド
80(RS)によってギヤ抜きシフト動作をアシストす
る場合は、図7の(f)で示すように第1のステータ8
11がN極になるように第1のコイル831に電圧を印
加するとともに、第2のステータ812がS極になるよ
うに第2のコイル832に電圧を印加する。この結果、
第1の永久磁石861のN極と第1のステータ811の
N極および第2の永久磁石862のS極と第2のステー
タ812のS極が反発して反時計方向(正転方向)に回
動するトルクが発生する。そして、ロータ85が図7の
(a)位置まで回動した時点で第1のコイル831およ
び第2のコイル832への通電が遮断(OFF)され
る。
【0020】図示の実施形態におけるシフトアシスト装
置8は、シフト機構のシフトストローク位置を検出する
ためのシフトストロークセンサー90(SS)を備えて
いる。このシフトストロークセンサー90は上記コント
ロールレバー62とロッド91およびレバー92を介し
て連結され、コントロールレバー62の作動角によって
シフトストローク位置を検出するポテンショメータから
なっており、その検出信号をコントローラ10に送る。
【0021】コントローラ10は、マイクロコンピュー
タによって構成されており、制御プログラムに従って演
算処理する中央処理装置(CPU)101と、制御プロ
グラムや後述するクラッチ接続速度制御マップ等を格納
するリードオンリメモリ(ROM)102と、演算結果
等を格納する読み書き可能なランダムアクセスメモリ
(RAM)103と、タイマー(T)104と、入力イ
ンターフェース105および出力インターフェース10
6とを備えている。このように構成されたコントローラ
10の入力インターフェース105には、上記シフトノ
ブスイッチ4を構成する第1のスイッチ41(SWI)
と第2のスイッチ42(SW2)およびシフトストロー
クセンサー90(SS)の検出信号が入力される。ま
た、入力インターフェース105には、図示しないエン
ジンと変速機2との間に配設されるクラッチを作動する
クラッチペダル94の操作状態を検出するクラッチペダ
ルスイッチ95(SW3)の検出信号が入力される。こ
のクラッチペダルスイッチ95(SW3)は、クラッチ
ペダル94が開放即ち踏み込まれていない状態(クラッ
チ接状態)ではOFFしており、クラッチを断するため
にクラッチペダル94が踏み込まれるとON信号を出力
する。なお、シフトノブスイッチ4およびシフトストロ
ークセンサー90(SS)からの信号に基づいてクラッ
チを自動的に断・接制御するオートクラッチを搭載した
場合には、上記クラッチペダル94の代わりにクラッチ
の係合量を検出するクラッチストロークセンサーの検出
信号が入力インターフェース105に入力される。一
方、出力インターフェース106からは上記ロータリー
ソレノイド80(RS)等に制御信号を出力する。
【0022】次に、シフトストローク位置に対応したア
シスト力について図8を参照して説明する。図8には上
述したクラッチスリーブ252のスプライン252b
と、第5速歯車241用のシンクロナイザーリング25
5の歯255aおよびドッグ歯241aと、第4速歯車
242用のシンクロナイザーリング256の歯256a
およびドッグ歯242aとのニュートラル状態での位置
関係が示されている。図8に示す実施形態においてはニ
ュートラル状態でのクラッチスリーブ252のシフトス
トローク位置をP6としている。このニュートラル状態
から第5速歯車241側(図8において左側)へクラッ
チスリーブ252を移動し、第5速歯車241用のシン
クロナイザーリング255の歯255aのチャンファ前
端に達する位置のシフトストローク位置がP5、シンク
ロナイザーリング255の歯255aの後端に達する位
置のシフトストローク位置がP4、第5速歯車241用
のドッグ歯241aのチャンファ前端に達する位置のシ
フトストローク位置がP3、ドッグ歯241aのチャン
ファ後端に達する位置のシフトストローク位置がP2、
ドッグ歯241aの後端に達する位置のシフトストロー
ク位置がP1とされている。一方、ニュートラル状態か
ら第4速歯車242側(図8において右側)へクラッチ
スリーブ252を移動し、第4速歯車242用のシンク
ロナイザーリング256の歯256aのチャンファ前端
に達する位置のシフトストローク位置がP7、シンクロ
ナイザーリング256の歯256aの後端に達する位置
のシフトストローク位置がP8、第4速歯車242用の
ドッグ歯242aのチャンファ前端に達する位置のシフ
トストローク位置がP9、ドッグ歯242aのチャンフ
ァ後端に達する位置のシフトストローク位置がP10、
ドッグ歯242aの後端に達する位置のシフトストロー
ク位置がP11とされている。このシフトストローク位
置は、上記シフトストロークセンサー85(SS)によ
って検出される。なお、シフトストロークセンサー85
(SS)は、図示の実施形態においてはシフトストロー
ク位置がP1のときに最も小さい値の電圧信号を出力
し、シフトストローク位置がP11側に行くに従い出力
電圧が漸次増大しP11のときに最も大きい値の電圧信
号を出力するように構成されている。
【0023】図8に示すニュートラル状態からクラッチ
スリーブ252を第4速歯車242側および第5速歯車
241側へシフト操作する際(ギヤイン時)に、変速レ
バー3には上記P7およびP5のシフトストローク位置
即ち同期作用が開始される位置から同期作用が終了する
P8およびP4迄の同期範囲に最も大きな操作力が作用
する。従って、ギヤイン時には少なくとも同期範囲に上
記ロータリーソレノイド80(RS)を駆動してシフト
操作をアシストすればよい。また、ギヤイン操作時に変
速レバー3には、上記P9およびP3からP10および
P2迄のシフトストローク位置即ちクラッチスリーブ2
52のスプライン252bのチャンファとドッグ歯24
2aまたは241aのチャンファとの係合範囲に上記同
期範囲よりは小さいが比較的大きな力が作用する。従っ
て、ギヤイン時にはドッグ歯とクラッチスリーブのチャ
ンファとの係合期間にも上記ロータリーソレノイド80
(RS)を駆動してシフト操作をアシストすることが望
ましい。一方、第4速歯車242または第5速歯車24
1にギヤインしている状態、即ちクラッチスリーブ25
2が上記P11またはP1のシフトストローク位置にあ
る状態からニュートラル状態に戻す際には、クラッチス
リーブ252のスプライン252bが上記P10または
P2のシフトストローク位置即ちドッグ歯のチャンファ
後端を通過する迄の期間に比較的大きな力が作用する。
従って、このギヤ抜き時にはギヤイン状態からドッグ歯
のチャンファ後端を通過する迄のシフトストローク間
(ドッグ歯とクラッチスリーブ252の噛合範囲)に上
記ロータリーソレノイド80(RS)を駆動してシフト
操作をアシストすればよい。
【0024】なお、ギヤ抜き時のアシスト力は上記ギヤ
イン時のアシスト力より小さくてよい。このアシスト力
の制御は、ロータリーソレノイド80(RS)に印加す
る電圧または電流を制御することによって実行される。
なお、ロータリーソレノイド80(RS)を駆動する回
動方向は、クラッチスリーブ252を図8において左方
に向けて作動するとき(上記シフトノブスイッチ4の第
1のスイッチ41(SWI)がONしているとき)は例
えば正転で、クラッチスリーブ252を図8において右
方に向けて作動するとき(上記シフトノブスイッチ4の
第2のスイッチ42(SW2)がONしているとき)は
例えば逆転される。例えば、第5速歯車241にギヤイ
ンしている状態から第4速にシフトダウンする場合に
は、図8に示すようにP1からP2までの間即ちクラッ
チスリーブ252のスプライン252bがドッグ歯24
1aのチャンファ後端を通過する迄の期間(ドッグ歯と
クラッチスリーブ252の噛合期間)ロータリーソレノ
イド80(RS)はV1の電圧で逆転駆動され、その後
P5までの間に徐々に電圧を下げてロータリーソレノイ
ド80(RS)の駆動を停止する。そして、ニュートラ
ル位置P6からクラッチスリーブ252が同期作用の開
始位置であるP7に達すると、ロータリーソレノイド8
0(RS)は上記V1より高い電圧V2で逆転駆動さ
れ、図8に示す実施形態においてはクラッチスリーブ2
52のスプライン252bがドッグ歯242aのチャン
ファ後端に相当する上記P10を通過する迄の期間電圧
V2での逆転駆動が維持される。クラッチスリーブ25
2が上記P10を通過するとロータリーソレノイド80
(RS)に印加する電圧を徐々に下げ、P11のシフト
ストローク位置でロータリーソレノイド80(RS)の
駆動を停止する。なお、図8に示す実施形態におけるギ
ヤイン時において、P8の同期期間を越えたらロータリ
ーソレノイド80(RS)に印加する電圧を破線で示す
ようにV2からV1に下げ、P10までV1の電圧でロ
ータリーソレノイド80(RS)を駆動してもよい。以
上のように、図示の実施形態におけるシフトアシスト装
置においては、シフトストローク位置に対応してアシス
ト力が制御されるので、ロータリーソレノイド80(R
S)の駆動時にタイムラグが発生することがなく、シフ
ト操作の全ストロークに渡って変速レバーの操作力を均
一化することができる。また、ロータリーソレノイド8
0(RS)は全てのコイルで吸引、反発してトルクを発
生するので、同サイズであれば電動モータより大きなト
ルクを発生するとともに、減速機を装備する必要がない
ので装置全体を小型化することができる。更に、ロータ
リーソレノイド80(RS)は減速機を装備する必要が
ないのでシフト操作が速い場合でも駆動機構が抵抗とな
ることがない。
【0025】次に、変速操作時における上記コントロー
ラ10のシフトアシスト制御について、図9に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。先ず、コントローラ1
0はクラッチペダルスイッチ95(SW3)がONされ
ているか否か、即ちクラッチペダル94が踏み込まれて
クラッチが断されたか否かをチェックする(ステップS
1)。なお、オートクラッチを搭載した場合には、クラ
ッチの係合量を検出するクラッチストロークセンサーか
らの信号に基づいて、クラッチの係合量が半クラッチよ
り断側か否かをチェックする。ステップS1においてク
ラッチペダルスイッチ95(SW3)がONされていな
い場合は、コントローラ10はクラッチが断されないの
で変速意思がないものと判断し、ステップS2に進んで
ロータリーソレノイド80(RS)をOFFして終了す
る。
【0026】ステップS1においてクラッチペダルスイ
ッチ95(SW3)がONされていればコントローラ1
0はクラッチが断され変速意思があるものと判断して、
ステップS3に進んで上記シフトノブスイッチ4の第1
のスイッチ41(SW1)がONされているか否か、即
ち第1速、第3速、第5速側へ変速操作を開始したか否
かをチェックする。ステップS3において第1のスイッ
チ41(SW1)がONされていれば、コントローラ1
0はステップS4に進んでロータリーソレノイド80
(RS)の回動方向を正転に設定(第1のステータ81
1がN極になるように第1のコイル831に電圧を印加
するとともに、第2のステータ812がS極になるよう
に第2のコイル832に電圧を印加するように設定)
し、更にステップS5に進んでシフトストロークセンサ
ー85(SS)によって検出されたシフトストローク位
置PがP2より小さいか否か、即ちクラッチスリーブ2
52がドッグ歯241aのチャンファ後端よりギヤイン
側か否かをチェックする。ステップS5においてシフト
ストローク位置PがP2より小さい場合には、コントロ
ーラ10はクラッチスリーブ252がドッグ歯241a
のチャンファ後端よりギヤイン側にあり、シフトアシス
トをする必要がないと判断し、ステップS6に進んでロ
ータリーソレノイド80(RS)の第1のコイル831
および第2のコイル832に印加する電圧を徐々に低下
してシフトストローク位置PがP1に達したら電圧を零
(0)にする。
【0027】ステップS5においてシフトストローク位
置PがP2より大きい場合には、コントローラ10はス
テップS7に進んでシフトストローク位置PがP2以上
でP5より小さいか否か、即ちクラッチスリーブ252
が同期開始位置からドック歯のチャンファとの係合位置
の範囲にあるか否かをチェックする。ステップS7にお
いてシフトストローク位置PがP2以上でP5より小さ
い場合には、コントローラ10はクラッチスリーブ25
2が同期開始位置からドック歯のチャンファとの係合位
置の範囲にありギヤイン時のシフトアシストをする必要
があると判断し、ステップS8に進みロータリーソレノ
イド80(RS)をV2の電圧で駆動する。
【0028】上記ステップS7においてシフトストロー
ク位置PがP2以上でP5より小さい状態でない場合に
は、コントローラ10はステップS9に進んでシフトス
トローク位置PがP5以上でP7より小さいか否か、即
ちクラッチスリーブ252が両シンクロナイザーリング
255と256との間に位置しているか否かをチェック
する。ステップS9においてシフトストローク位置Pが
P5以上でP7より小さい場合には、コントローラ10
はクラッチスリーブ252が両シンクロナイザーリング
255と256との間に位置しておりシフト操作をアシ
ストする必要がないと判断し、ステップS10に進みロ
ータリーソレノイド80(RS)をOFFする。
【0029】ステップS9においてシフトストローク位
置PがP5以上でP7より小さい状態でない場合には、
コントローラ10はステップS11に進んでシフトスト
ローク位置PがP7以上でP10より小さいか否か、即
ちクラッチスリーブ252とドッグ歯242aとの噛合
が外れギヤ抜きが完了したか否かをチェックする。ステ
ップS11においてシフトストローク位置PがP7以上
でP10より小さい場合には、コントローラ10はクラ
ッチスリーブ252とドッグ歯242aとの噛合が外れ
ギヤ抜きが完了したものと判断し、ステップS12に進
んでロータリーソレノイド80(RS)に印加する電圧
を徐々に低下してシフトストローク位置PがP7に達し
たら電圧を零(0)にする。
【0030】上記ステップS11においてシフトストロ
ーク位置PがP7以上でP10より小さい状態でない場
合には、コントローラ10はクラッチスリーブ252と
ドッグ歯242aとが噛合中でありギヤ抜き時のシフト
アシストをする必要があると判断し、ステップS13に
進んでロータリーソレノイド80(RS)をV1の電圧
で駆動する。
【0031】次に、上記ステップS3においてシフトノ
ブスイッチ4の第1のスイッチ41(SW1)がONさ
れていない場合について説明する。ステップS3におい
てシフトノブスイッチ4の第1のスイッチ41(SW
1)がONされていない場合には、コントローラ10は
ステップS14に進んで第2のスイッチ42(SW2)
がONされているか否か、即ち第2速、第4速、後進側
へ変速操作を開始したか否かをチェックする。ステップ
S14において第2のスイッチ42(SW2)がONさ
れていない場合には、コントローラ10は変速意思がな
いものと判断し、ステップS2に進んでロータリーソレ
ノイド80(RS)をOFFして終了する。
【0032】ステップS14において第2のスイッチ4
2(SW2)がONされていれば、コントローラ10は
ステップS15に進んでロータリーソレノイド80(R
S)の回転方向を逆転に設定(第1のステータ811が
S極になるように第1のコイル831に電圧を印加する
とともに、第2のステータ812がN極になるように第
2のコイル832に電圧を印加するように設定)し、更
にステップS16に進んでシフトストロークセンサー8
5(SS)によって検出されたシフトストローク位置P
がP10以上か否か、即ちクラッチスリーブ252がド
ッグ歯242aのチャンファ後端よりギヤイン側か否か
をチェックする。ステップS16においてシフトストロ
ーク位置PがP10より大きい場合には、コントローラ
10はクラッチスリーブ252がドッグ歯242aのチ
ャンファ後端よりギヤイン側にあり、シフトアシストを
する必要がないと判断し、上記ステップS6に進んでロ
ータリーソレノイド80(RS)に印加する電圧を徐々
に低下してシフトストローク位置PがP11に達したら
電圧を零(0)にする。
【0033】ステップS16においてシフトストローク
位置PがP10より小さい場合には、コントローラ10
はステップS17に進んでシフトストローク位置PがP
7以上でP10より小さいか否か、即ちクラッチスリー
ブ252が同期開始位置からドック歯のチャンファとの
係合位置の範囲にあるか否かをチェックする。ステップ
S17においてシフトストローク位置PがP7以上でP
10より小さい場合には、コントローラ10はクラッチ
スリーブ252が同期開始位置からドック歯のチャンフ
ァとの係合位置の範囲にありギヤイン時のシフトアシス
トをする必要があると判断し、上記ステップS8に進み
ロータリーソレノイド80(RS)をV2の電圧で駆動
する。
【0034】上記ステップS17においてシフトストロ
ーク位置PがP7以上でP10より小さい状態でない場
合には、コントローラ10はステップS18に進んでシ
フトストローク位置PがP5以上でP7より小さいか否
か、即ちクラッチスリーブ252が両シンクロナイザー
リング255と256との間に位置しているか否かをチ
ェックする。ステップS18においてシフトストローク
位置PがP5以上でP7より小さい場合には、コントロ
ーラ10はクラッチスリーブ252が両シンクロナイザ
ーリング255と256との間に位置しておりシフト操
作をアシストする必要がないと判断し、上記ステップS
10に進みロータリーソレノイド80(RS)をOFF
する。
【0035】ステップS18においてシフトストローク
位置PがP5以上でP7より小さい状態でない場合に
は、コントローラ10はステップS19に進んでシフト
ストローク位置PがP2以上でP5より小さいか否か、
即ちクラッチスリーブ252とドッグ歯241aとの噛
合が外れギヤ抜きが完了したか否かをチェックする。ス
テップS19においてシフトストローク位置PがP2以
上でP5より小さい場合には、コントローラ10はクラ
ッチスリーブ252とドッグ歯241aとの噛合が外れ
ギヤ抜きが完了したものと判断し、上記ステップS12
に進んでロータリーソレノイド80(RS)に印加する
電圧を徐々に低下してシフトストローク位置PがP5に
達したら電圧を零(0)にする。
【0036】上記ステップS19においてシフトストロ
ーク位置PがP2以上でP5より小さい状態でない場合
には、コントローラ10はクラッチスリーブ252とド
ッグ歯241aとが噛合中でありギヤ抜き時のシフトア
シストをする必要があると判断し、ステップS13に進
んでロータリーソレノイド80(RS)をV1の電圧で
駆動する。
【0037】以上、本発明を図示の実施形態に基づいて
説明したが、本発明は実施形態のみに限定されるもので
はなく、本発明の技術思想の範囲で種々の変形は可能で
ある。例えば、図示の実施形態のおいては、シフトスト
ローク位置に基づいてロータリーソレノイド80(R
S)を制御する例を示したが、本発明はシフト操作時に
変速レバーに作用する力に対応してロータリーソレノイ
ド80(RS)を制御するシフトアシスト装置に適用す
ることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明による変速機のシフトアシスト装
置は以上のように構成されているので、以下に述べる作
用効果を奏する。
【0039】即ち、本発明によれば、シフト機構を変速
レバーのシフト動作方向と同方向に作動せしめるための
駆動手段をロータリーソレノイドによって構成したの
で、減速機を装備する必要がないのでシフト操作が速い
場合でも駆動機構が抵抗となることがない。また、ロー
タリーソレノイドは全てのコイルで吸引、反発してトル
クを発生するので、同サイズであれば電動モータより大
きなトルクを発生するとともに、減速機を装備する必要
がないので装置全体を小型化することができる。
【0040】また、本発明によれば、ロータリーソレノ
イドはシフト機構のシフトレバーを装着したコントロー
ルロッドと同一軸線上に配設され、ロータリーソレノイ
ドのロータとコントロールロッドが連結されているの
で、連結構造が簡単で装置全体をコンパクトに構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された変速機のシフトアシ
スト装置を備えた変速機構の概略構成図。
【図2】図1に示す変速機の歯車機構を示す概略構成
図。
【図3】図2の変速機に装備される同期装置の断面図。
【図4】図1に示す変速機構の変速レバーのシフトパタ
ーンを示す図。
【図5】図1に示す変速機構を構成するシフト機構およ
びシフトアシストの要部断面図。
【図6】図5におけるA−A線断面図。
【図7】図5に示すシフトアシスト機構の作動状態を示
す説明図。
【図8】図2に示す同期装置のクラッチスリーブのシフ
トストローク位置とシフトアシスト装置の電動モータに
印加する電圧との関係を示す説明図。
【図9】本発明に従って構成された変速機のシフトアシ
スト装置を構成するコントローラのシフトアシスト制御
の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
2:変速機 21:変速機の入力軸 22:変速機の出力軸 23:変速機のカウンターシャフト 241:駆動歯車(第5速歯車) 241a:ドッグ歯 242:第4速歯車 242a:ドッグ歯 243:第3速歯車 244:第2速歯車 25a、25b、25c:同期装置 261、262、263、264、265、266:カ
ウンター歯車 251:クラッチハブ 252:クラッチスリーブ 253:キー 254:キースプリング 255、256:シンクロナイザーリング 3:変速レバー 31:変速レバーのノブ 4:シフトノブスイッチ 41:第1のスイッチ(SWI) 42:第2のスイッチ(SW2) 6:シフト機構 61:プッシュプルケーブル 62:コントロールレバー 63:コントロールロッド 64:シフトレバー 65:シフトロッド 66:フトブロック 67:シフトフォーク 8:シフトアシスト装置 80:ロータリーソレノイド(RS) 90:シフトストロークセンサー(SS) 94:クラッチペダル 95:クラッチペダルスイッチ(SW3) 10:コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA01 AA22 AB01 AC02 AC29 AC36 3J067 AA04 AB24 AC03 BA52 BB02 DA12 DB34 EA22 FB63 FB83 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速レバーに連結され変速機の同期装置
    を作動をせしめるシフト機構を、該変速レバーのシフト
    動作方向と同方向に作動せしめるための駆動手段を備え
    た変速機のシフトアシスト装置であって、該駆動手段が
    ロータリーソレノイドからなっている、ことを特徴とす
    る変速機のシフトアシスト装置。
  2. 【請求項2】 該ロータリーソレノイドは該シフト機構
    のシフトレバーを装着したコントロールロッドと同一軸
    線上に配設され、該ロータリーソレノイドのロータと該
    コントロールロッドが連結されている、請求項1記載の
    変速機のシフトアシスト装置。
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