JP3582572B2 - カードオーバーレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカードに保護層を熱転写するカードオーバーレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から塩化ビニールなどの基材の表面及び裏面に文字や画像(写真)をサーマルプリンタで昇華転写することによって形成された社員証やIDカードなど(以下、カードという)がある。そして、このようなカードには、表面と裏面の一方に磁気情報記録用の磁気ストライプが形成されていることが多い。
このようなカードは、その表面や裏面に形成された文字や画像が紫外線の影響や経時変化によって変色や色のにじみが生じたり、また物理的にこすられて部分的に消失してしまったりするおそれがある。
したがって、保護層として数ミクロン程度の薄い透明な層(例えばポリエチレンテレフタレート)をカードの表面と裏面に熱転写で形成している。
【0003】
カードに保護層を熱転写するために、従来からカードオーバーレイ装置が用いられている。このようなカードオーバーレイ装置は、搬送路上を搬送されるカードの搬送方向と直交する方向にその軸方向が延在する熱転写ローラと、熱転写ローラの軸方向と平行に延在し、熱転写ローラとの間でカードを挟持するプラテンローラと、基材上に保護層を支持するオーバーレイフイルムを、保護層側がカードに対面し、かつ、基材側が熱転写ローラに対面するように、熱転写ローラとカードとの間に供給するフイルム供給手段とを備えた熱転写機構を有している。
そして、所定の搬送機構によってカードを搬送方向に搬送しつつ、熱転写ローラとプランテンローラによって挟持されているカードにオーバーレイフイルムの保護層を加熱押圧して熱転写している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カードに形成された磁気ストライプに対する磁気情報のリードライトを行うため、カードの磁気ストライプを除く部分に対してのみ保護層を熱転写する必要がある。
このため、従来のカードオーバーレイ装置では、磁気ストライプの形成されているカード面(第1の面)に対する熱転写を行う場合には、磁気ストライプ部分を除く第1の面の全域を覆う熱転写ローラを用い、磁気ストライプの形成されていないカード面(第2の面)に対する熱転写を行う場合には、第2の面の全域を覆う熱転写ローラを用いる必要がある。
【0005】
したがって、カードに保護層の熱転写を行う際には、カードの第1の面と第2の面に応じてそれぞれ熱転写ローラを交換するか、カードの第1および第2の面のそれぞれに対応して熱転写ローラの軸方向の位置を異ならせた熱転写機構を2組用意するかのいずれかとする必要がある。
前者の構成では、熱転写ローラの交換はその都度手動で行うため、手間がかかるという問題があり、後者の構成では、熱転写機構を2組設けるためにコストがかかり、設置スペースが大きくなるという問題がある。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、カードの磁気ストライプが形成されている面と形成されていない面に対応して熱転写ローラを交換する作業が不要で、コストがかからず、設置スペースの小さくてすむカードオーバーレイ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、磁気ストライプが形成された第1の面と磁気ストライプが形成されていない第2の面を備えるカードを前記磁気ストライプの延在方向に沿って搬送路上を搬送させる搬送機構と、前記搬送路上に配設され、前記カードに対して保護層を熱転写する熱転写機構とを備え、前記熱転写機構は、前記搬送路上を搬送されるカードの搬送方向と直交する方向にその軸方向が延在し、前記搬送機構と同期して回転する熱転写ローラと、前記熱転写ローラの軸方向と平行に延在し、前記熱転写ローラとの間で前記カードを挟持するプラテンローラと、基材上に前記保護層を支持するオーバーレイフイルムを、前記保護層側が前記カードに対面し、かつ、前記基材側が前記熱転写ローラに対面するように、前記熱転写ローラとカードとの間に供給するフイルム供給手段とを有してなるカードオーバーレイ装置において、前記熱転写ローラは第1の大径部と小径部を有し、前記熱転写機構は、前記熱転写ローラをその軸方向に位置を異ならせた第1の位置と第2の位置で支持する移動手段を備え、前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で磁気ストライプ部分を除いた前記第1の面のほぼ全域にわたり延在し、前記第2の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第2の面のほぼ全域にわたり延在するように配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記カードは矩形を呈し、前記磁気ストライプは第1の面の1つの辺寄り箇所に該辺に沿って形成され、第1の面には、前記1つの辺に対向する辺と磁気ストライプとの間の広い第1領域と、前記1つの辺と磁気ストライプとの間の狭い第2領域が形成され、前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第1領域のほぼ全域にわたり延在していることを特徴とする。
また、本発明は、前記熱転写ローラは、前記小径部を挟んで前記第1の大径部の反対側に前記第1の大径部と同一径の第2の大径部を備え、前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第1領域のほぼ全域にわたり延在し、かつ、第2の大径部が前記第2領域のほぼ全域にわたり延在していることを特徴とする。
また、本発明は、前記熱転写ローラをオーバーレイフィルムの搬送速度に同期させて回転駆動する駆動手段が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記熱転写ローラはその軸方向の両端部寄り箇所が対向する一対の側板により回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持され、前記駆動手段は一方の側板の外側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記移動手段は、前記一対の側板のうちの他方の側板の外側に設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、カードを挟持してカードの第1の面と第2の面が上下逆向きになるようにカードを反転させる反転機構が前記搬送路上に配設されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記反転機構は180度回転する毎に前記搬送路に接続される副搬送路を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記反転機構は、カードをその上下方向から挟持して搬送する第1及び第2の搬送ローラ部を備え、各第1及び第2の搬送ローラ部は駆動ローラと従動ローラからなり、前記副搬送路は前記駆動ローラと従動ローラの接触面を含んで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記反転機構は、前記副搬送路の側方に配設され前記第1及び第2の搬送ローラ部を支持するローラ支持部材と、前記ローラ支持部材を回転可能に支持する回転支持部材と、前記駆動ローラに回転駆動力を与える第1の駆動源と、前記ローラ支持部材に回転駆動力を与える第2の駆動源とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記熱転写ローラを前記第1の位置に移動させて前記第1の面に保護層を熱転写し、前記カードを前記熱転写機構から前記反転機構に搬送させて前記反転機構で反転させた後、反転したカードを前記熱転写機構に搬送させ、前記熱転写ローラを前記第2の位置に移動させて前記第2の面に保護層を熱転写するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記熱転写ローラを前記第2の位置に移動させて前記第2の面に保護層を熱転写し、前記カードを前記熱転写機構から前記反転機構に搬送させて前記反転機構で反転させた後、反転したカードを前記熱転写機構に搬送させ、前記熱転写ローラを前記第1の位置に移動させて前記第1の面に保護層を熱転写するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明では、その第1の大径部が磁気ストライプの延在方向と直交する方向で磁気ストライプ部分を除いた第1の面のほぼ全域にわたり延在させる第1の位置に移動された熱転写ローラによってカードの第1の面にオーバーレイフイルムの保護層が熱転写される。また、その第1の大径部が磁気ストライプの延在方向と直交する方向で第2の面のほぼ全域にわたり延在する第2の位置に移動された熱転写ローラによってカードの第2の面にオーバーレイフイルムの保護層が熱転写される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るカードオーバーレイ装置の実施の形態の構成を示す正面図、図2はこのカードオーバーレイ装置の主として熱転写機構の外観を示す斜視図、図3はこのカードオーバーレイ装置の熱転写機構でカードの第1の面に対する熱転写処理中の状態を示す説明図、図4はこのカードオーバーレイ装置の熱転写機構でカードの第2の面に対する熱転写処理中の状態を示す説明図である。
【0009】
まず、図1を参照して構成について説明する。
カードオーバーレイ装置10は、反転機構20と、搬送機構30と、熱転写機構40とを備えている。
反転機構20は、カードCの副搬送路20A、この副搬送路20Aの両端に設けられた挿入および移送口(以下、移送口という)2002、副搬送路20Aに沿って設けられた第1の搬送ローラ部2004、第2の搬送ローラ部2006などを備えている。
【0010】
前記第1及び第2の搬送ローラ部2004、2006は一対のローラ支持部材2008により支持され、一対のローラ支持部材2008の外側にそれぞれ側板2007(特許請求の範囲の回転支持部材に相当)が配設されている。
第1の搬送ローラ部2004と第2の搬送ローラ部2004、2006の中心箇所における一対のローラ支持部材2008の外側箇所には、カードCの搬送方向(副搬送路20Aの延在方向)と直交する方向に軸心を有する軸2008Aがそれぞれ設けられ、これらの軸2008Aは一対の側板2007により回転可能に支持されている。
【0011】
第1及び第2の搬送ローラ部2004、2006はそれぞれカードを挟持する駆動ローラ2004A、2006Aと従動ローラ2004B、2006Bにより構成され、駆動ローラ2004A、2006Aと従動ローラ2004B、2006Bの接触面を含んで副搬送路20Aが構成されている。
【0012】
また、反転機構20は、駆動ローラ2004A、2006Aに回転駆動力を与えるモータ(特許請求の範囲の第1の駆動源に相当)2010と、ローラ支持部材2008に回転駆動力を与えるモータ(特許請求の範囲の第2の駆動源に相当)2012とを備えている。モータ2010、2012は例えばステップモータから構成されており、ステップ数によってその回転量が制御されるようになっている。
【0013】
そして、ローラ支持部材2008には、摩擦ローラ2014が一方の軸2008Aと同一軸上において回転可能に支持されており、摩擦ローラ2014はその外周面が駆動ローラ2004A、2006Aの双方に接触するように配置されている。この摩擦ローラ2014とモータ2010の回転軸に設けられたプーリ2010Aとの間には、ベルト2010Bが掛け回されている。
したがって、モータ2010が正逆方向に回転することでモータ2010の回転駆動力が摩擦ローラ2014を介して駆動ローラ2004A、2006Aに伝達され、搬送ローラ部2004、2006によって挟持されたカードCが副搬送路20A上において往復方向に移送されるようになっている。
【0014】
また、モータ2012の回転軸に設けられたプーリ2012Aと軸2008Aとの間にはベルト2012Bが掛け回されている。
したがって、モータ2012が正逆方向に回転することでローラ支持部材2008が矢印A方向に回転し、ローラ支持部材2008を180度回転することで、副搬送路20Aを180度回転することができるようになっている。そして、副搬送路20Aが180度回転する毎に移送口2002が後述する搬送機構30の搬送路30Aに接続されるように構成されている。
【0015】
側板2007の間において副搬送路20Aの上方には、光反射型センサからなる2つのカード位置検知手段2015がカードCの搬送方向に沿って配設されている。2つのカード位置検知手段2015は、カードCの搬送方向の寸法よりもやや短い間隔をおいて配設されている。
これら2つのカード位置検知器2014は、カードCの搬送方向の中心位置が第1および第2の搬送ローラ部2004、2006のほぼ中間位置に到達した時にいずれも検知状態となるので、2つのカード位置検知器2014の検知状態に基づいて、カードCが第1および第2の搬送ローラ部2004、2006のほぼ中間位置に到達したことを検知できるようになっている。
【0016】
また、側板2007には、ローラ支持部材2008の隅部に対応する位置に光透過型センサからなるローラ支持部材位置検知器2016が配設されている。このローラ支持部材位置検知器2016は、ローラ支持部材2008の原点位置を検出するものである。すなわち、ローラ支持部材2008の原点位置を検出し、その原点位置からモータ2012をローラ支持部材2008が180度回転するために必要なステップ数だけ駆動することでローラ支持部材2008を180度回転するようになっている。
なお、ローラ支持部材2008の回転角度は厳密に180度である必要はなく、副搬送路20Aが回転する毎に移送口2002が後述する搬送機構30の搬送路30Aに接続されていればよい。このため、ステップモータである2012の制御方法は、オープンループ制御で十分であり、クローズドループ(フィードバック)制御である必要はない。
なお、モータ2012をDCモータとすることもできるが、この場合には、ローラ支持部材2008が180度回転したことを検知する検知器を別途設ければよい。
【0017】
図1、図2に示すように、搬送機構30は、搬送路30Aに沿って延在する一対のフレーム3002と、このフレーム3002の間に支持されカードCの搬送路30Aに沿って配列された搬送ローラ部3004乃至3016と、各搬送ローラ部に対して回転駆動力を与える不図示のモータとを備えている。
各搬送ローラ部3004乃至3016は、駆動ローラ3004A乃至3016Aと、従動ローラ3004B乃至3016Bとから構成されており、駆動ローラ3004A乃至3016Aと従動ローラ3004B乃至3016Bとの接触面によって搬送路30Aが構成されている。
【0018】
駆動ローラ3004A乃至3016Aと不図示のモータとの間には、不図示の複数のギア列からなる回転駆動力伝達手段が設けられている。
図1に示すように、搬送路30Aの搬送方向の反転機構20寄り箇所には、反転機構20の移送口2002との間でカードCを移送するための移送口3018が設けられており、搬送路30Aの搬送方向の反転機構20と反対側寄り箇所には、カードCを排出するための排出口3020が設けられている。
図2に示すように、上記移送口3018には、カードCの到達を検知するために光透過型センサからなるカード位置検知器3018Aが配設されている。
【0019】
熱転写機構40は、熱転写ローラ4002と、プラテンローラ4004と、フイルム供給リール4006と、フイルム巻き取りリール4008とを備えている。
熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004は、搬送ローラ部3008、3010の間において、カードCの搬送方向、すなわち搬送路30Aの延在方向と直交する方向に延在するように搬送路30Aの上側と下側にそれぞれ配設されている。
【0020】
フイルム供給リール4006とフイルム巻き取りリール4008は、熱転写ローラ4002を搬送方向の前後で挟むように配置されており、フイルム供給リール4006から繰り出されたオーバーレイフイルム4010は、各ガイドローラ4012乃至4030を経由して、図示しないモータによって矢印B方向に回転駆動されるフイルム巻き取りリール4008に巻き取られるようになっている。
【0021】
また、フイルム供給リール4006から供給されるオーバーレイフイルム4010は、その保護層側が、すなわち転写層側がカードCに対面し、かつ、基材側が熱転写ローラ4002の外周面に対面するようになっている。
上述したフイルム供給リール4006、フイルム巻き取りリール4008、不図示のモータ、各ガイドローラ4012乃至4030によってフイルム供給手段が構成されている。
【0022】
また、熱転写ローラ4002は、その軸方向の両端部より箇所が対向する一対の側板4032によって回転可能に支持されている。側板4032は、その端部が支軸4034によって揺動可能に支持されている。支軸4034は、側板3002に固定された支持部材3002Aに固定されている。
側板4032は、支持部材3002A側に固定された図示しないソレノイドなどのアクチュエータと連結されており、このアクチュエータの作用によって熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004との間が開閉するように、すなわち、カードCに対して熱転写ローラ4002の外周面が接離する方向に揺動されるように構成されている。
【0023】
次に、図3、図4を参照して熱転写機構40の構成について詳細に説明する。図3、図4は熱転写ローラ4002の上方から搬送路30Aを見た状態を示しており、プラテンローラ4004は、熱転写ローラ4002に隠れている。
熱転写ローラ4002は、一対の側板4032のそれぞれに設けられた軸受4036によって回転可能に支持されるとともに、軸方向に移動可能に支持されている。
熱転写ローラ4002の内部には、その軸方向に延在する加熱用のヒーター4038が配設されている。
【0024】
側板4032の外側において、熱転写ローラ4002の一端部には、ギア4040が形成されており、このギア4040には、側板4032に回転可能に支持されたギア4042、4044、4046、4048からなるギア列を介して不図示のモータからの回転駆動力が伝達されるようになっている。また、熱転写ローラ4002は、上記回転駆動力によって、フイルム巻き取りリール4008によって搬送されるオーバーレイフィルム4010の搬送速度に同期させて回転駆動されるようになっている。
【0025】
側板4032の外側において、熱転写ローラ4002の他端部には、フランジ部4050が形成され、このフランジ部4050の周縁部4050Aは、側板4032に回転可能に支持されたウォーム4052のねじ部4052Aに噛合している。ウォーム4052の基部には、ギア4052Aが設けられており、このギア4052Aがモータ4054の回転軸に設けられたギア4056と噛合している。
【0026】
したがって、不図示のモータが停止してギア4042乃至4048からなるギア列が停止状態にある場合、すなわち熱転写ローラ4002が上記ギア列の抵抗によって回転停止状態に維持されている場合において、モータ4054が駆動してウォーム4052が回転されると、フランジ部4050の周縁部4050Aは、回転停止状態にあるため、ウォーム4052のねじ部4052Aの回転によって移動され、熱転写ローラ4002が回転停止状態のままでその軸方向に移動されるようになっている。
フランジ部4050、ウォーム4052、モータ4054のギア4056によって移動手段が構成されている。
ギア4038乃至4048と不図示のモータによって駆動手段が構成されている。
【0027】
図3、図4は、それぞれ熱転写ローラ4002が第1の位置、第2の位置に移動された状態を示している。
フランジ部4050の側方には、熱転写ローラ4002の第1の位置と第2の位置に対応するフランジ部4050の位置を検知するための光反射型センサからなる熱転写ローラ位置検知器4058、4060がそれぞれ配設されている。
【0028】
熱転写ローラ4002は、第1の大径部4002A、小径部4002B、第2の大径部4002Cを有しており、第2の大径部4002Cは、小径部4002Bを挟んで第1の大径部4002Aの反対側に第1の大径部4002Aと同一径となるように設けられている。
また、プラテンローラ4004は、軸方向に沿って同一の径となるように構成されている。
また、オーバーレイフイルム4010の幅は、カードCの搬送方向と直交する方向の寸法よりもやや大きい寸法となっている。
【0029】
ここで、カードCについて説明する。
図3、図4に示すように、カードCは矩形を呈し、第1の面S1に磁気ストライプSTが形成されており、第2の面S2には磁気ストライプSTは形成されていない。
図3に示すように、磁気ストライプSTは、カードCの第1の面S1の1つの辺E1寄り箇所に該辺Eに沿って形成され、第1の面には、前記1つの辺E1に対向する辺E2と磁気ストライプSTとの間に広い領域の第1領域A1と、1つの辺E1と磁気ストライプSTとの間の狭い第2領域A2が形成されている。
【0030】
図3に示すように、熱転写ローラ4002は、第1の位置で、第1の大径部2002Aが磁気ストライプSTの延在方向と直交する方向で第1領域A1のほぼ全域にわたり延在し、かつ、第2の大径部が第2領域A2のほぼ全域にわたり延在するようになっている。
図4に示すように、熱転写ローラ4002は、第2の位置で、第1の大径部4002Aが磁気ストライプSTの延在方向と直交する方向でカードCの第2の面S2のほぼ全域にわたり延在するようになっている。
【0031】
また、カードオーバーレイ装置10には、反転機構20のモータ2010、2012と、搬送機構30のモータ(不図示)と、フイルム巻き取りリール4008を駆動するためのモータ(不図示)と、熱転写ローラ4002を軸方向に移動させるためのモータ4054とを駆動するためのモータ駆動手段(不図示)がそれぞれのモータに対応して設けられている。
これら各モータに対応したモータ駆動手段は、図示しないマイクロコンピュータを含む制御手段からの制御信号を入力し、この制御信号に基づいて各モータの回転方向、回転量などを制御するように構成されている。
【0032】
また、熱転写機構40の熱転写ローラ4002とプラテンローラ4002との間を開閉させるアクチュエータ(不図示)の動作も上記制御手段からこのアクチュエータに入力される制御信号によって制御されるようになっている。
また、反転機構20のカード位置検知器2014、ローラ支持部材位置検知器2016、搬送機構30のカード位置検知器3018A、熱転写機構40の熱転写ローラ位置検知器4058、4060は、上記制御手段に検知状態を示す検知信号を入力するように構成されている。
制御手段は、これら各検知信号に基づいて、上記各モータ駆動手段やアクチュエータに制御信号を与えて制御を行うようになっている。
【0033】
次に、図1乃至図4を参照して、カードオーバーレイ装置10の動作について説明する。
まず、図1において、カードCは、第1の面S1が上を向いた状態で、図示しないカード供給装置から反転機構20の一方の移送口2002に移送される。制御手段は、モータ2010を反時計方向に回転させて、カードCを第1及び第2の搬送ローラ部2004、2006で挟持して搬送させ、搬送機構30寄りの他方の移送口2002から搬送機構30の移送口3018へ移送する。
【0034】
制御手段は、カード位置検知器3018Aから入力される検知信号に基づいて、搬送機構30のモータを回転させ、各搬送ローラ部3004乃至3016によってカードCを図1の紙面左から右へ搬送させる。
また、制御手段は、カードCが熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間に到達する前に、熱転写ローラ4002を回転させるモータを回転させるとともに、フイルム巻き取りリール4008のモータを回転させオーバーレイフイルム4010の供給を開始させる。
【0035】
なお、図1に示すように、予め熱転写ローラ4002は、アクチュエータによってプラテンローラ4004との間が閉じた状態に移動されており、かつ、軸方向において第1の位置に移動されている。また、予め熱転写ローラ4002のヒーター4038は通電されて加熱状態となっている。
【0036】
図3に示すように、カードCが搬送機構30によって矢印C方向に搬送され、熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004との間に到達すると、オーバーレイフイルム4010の基材上に形成されている保護層は、熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間に挟持されているカードCの第1の面S1に加熱押圧されて熱転写される。
この際、熱転写ローラ4002は、第1の位置で、第1の大径部2002Aが磁気ストライプSTの延在方向と直交する方向で第1領域A1のほぼ全域にわたり延在し、かつ、第2の大径部4002Cが第2領域A2のほぼ全域にわたり延在するようになっているので、第1及び第2領域A1、A2に対してオーバーレイフイルム4010が熱転写ローラ4002によって加熱押圧されて保護層の熱転写が行われる。
【0037】
これに対して、磁気ストライプSTの延在方向と直交する方向で小径部2002Bが延在する磁気ストライプSTの部分に対しては、オーバーレイフイルム4010が熱転写ローラ4002で押圧されないため、保護層の熱転写は行われない。
カードCが熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間を通過し終わると、カードCの第1の面S1に対する保護層の熱転写が完了する。
【0038】
なお、通常、カードCの第2領域A2には、文字や画像などが形成されていないため、保護層を第2領域A2に熱転写する必要はないが、次の理由によって、熱転写ローラ4002に第2の大径部4002Cを設けている。
すなわち、熱転写ローラ4002の第2の大径部4002Cの部分を小径部4002Bとした場合には、熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004との間にカードCを挟持した際に、熱転写ローラ4002は、プラテンローラ4004に向かって作用する押圧力によって、小径部4002Bの部分がプラテンローラ4004に向かって撓むとともに、大径部4002Aの端部(小径部4002Bと反対側の端部)がプラテンローラ4004から浮き上がり、熱転写ローラ4002の傾斜が生じることがある。
【0039】
このように大径部4002Aの端部がプラテンローラ4004から浮き上がると、カードCに対する熱転写ローラ4002の加熱押圧が不十分となり、保護層の熱転写が十分に行われないという問題が生じる。
このような熱転写ローラ4002の傾斜によって生じる問題は、本実施の形態に示すように、第2の大径部4002Cを設けて、熱転写ローラ4002の軸方向の両端部近傍がカードCに押圧されるようにすることで防止される。
なお、熱転写ローラ4002の剛性が大きく、上述した傾斜を無視できる場合には、第2の大径部4002Cを省略してもよい。
【0040】
次いで、制御手段は、搬送機構30のモータを逆方向に回転させてカードCを搬送路30Aに沿って図1の紙面右から左方向へ搬送させ、搬送機構30の移送口3018から反転機構20の移送口2002へ移送させる。
この際、制御手段は、アクチュエータを作動させて熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間を開いてカードCが通過するようにするとともに、フイルム巻き取りリール4008のモータを停止して、オーバーレイフイルムの供給を停止する。
【0041】
制御手段は、反転機構20のモータ2010を時計方向に回転させて移送口2002に移送されたカードCを副搬送路20Aに沿って紙面左方向に搬送する。そして、2つのカード位置検知器2014からの検知信号によってカードCが第1及び第2の搬送ローラ部2004、2006の中間位置に到達したことを検知すると、モータ2010の回転を停止する。
【0042】
次に、ステップ数の制御によってモータ2012を回転させてローラ支持部材2008を180度回転させた後、モータ2012の回転を停止する。
これにより、第1及び第2の搬送ローラ部2004、2006によって挟持されたカードCは、その第1の面S1と第2の面S2が上下逆向きになり、第2の面S2が上を向いた状態となっている。
次いで、制御手段は、モータ2010を反時計方向に回転させて、カードCを副搬送路20Aに沿って紙面右方向に搬送して搬送機構30の移送口3018に移送する。
【0043】
次に、制御手段は、熱転写ローラ4002を回転させるモータを停止させてから熱転写機構40のモータ4054を回転させて、熱転写ローラ4002を第2の位置に移動させる。すなわち、制御手段は、熱転写ローラ位置検知器4060がフランジ部4050を検知してその検知信号が入力されることで熱転写ローラ4002が第2の位置まで移動されたことを認識すると、モータ4054の回転を停止させる。
【0044】
そして、制御手段は、カード位置検知器3018Aから入力される検知信号に基づいて、搬送機構30のモータを回転させ、各搬送ローラ部3004乃至3016によってカードCを図1の紙面左から右へ搬送させる。
また、制御手段は、カードCが熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間に到達する前に、熱転写ローラ4002を回転させるモータを回転させるとともに、フイルム巻き取りリール4008のモータを回転させオーバーレイフイルム4010の供給を開始させる。
【0045】
そして、制御手段は、アクチュエータによって熱転写ローラ4002をプラテンローラ4004との間が閉じた状態に移動させる。また、熱転写ローラ4002のヒーター4038は通電され加熱状態が維持されている。
【0046】
図4に示すように、カードCが搬送機構30によって矢印C方向に搬送され、熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004との間に到達すると、オーバーレイフイルム4010の基材上に形成されている保護層は、熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間に挟持されているカードCの第2の面S2に加熱押圧されて熱転写される。
この際、熱転写ローラ4002は、第2の位置で、第1の大径部2002Aが磁気ストライプSTの延在方向と直交する方向で第2の面S2のほぼ全域にわたり延在するようになっているので、第2の面S2に対してオーバーレイフイルム4010が熱転写ローラ4002によって加熱押圧されて保護層の熱転写が行われる。
【0047】
カードCが熱転写ローラ4002とプラテンローラ4004の間を通過し終わると、カードCの第2の面S1に対する保護層の熱転写が完了する。
次いで、制御手段は、搬送機構30のモータを回転させてカードCを搬送路30Aに沿って図1の紙面右方向へ搬送させ、搬送機構30の排出口3020から排出させる。
以下、次のカードCが反転機構20に供給されることで、上述の手順と同様にカードCの第1と第2の面S1、S2に対応して熱転写ローラ4002を第1と第2の位置にそれぞれ移動させてカードCに対する保護層の熱転写がなされる。なお、カードCに対する保護層の転写は、第1の面S1、第2の面S2の順番で行ったが、これと逆に第2の面S2、第1の面S1の順番で行ってもよいことはもちろんである。
【0048】
以上説明したように、本実施の形態のカードオーバーレイ装置によれば、従来と違って、カードの磁気ストライプが形成された第1の面と、磁気ストライプが形成されていない第2の面とに対応して、熱転写ローラを交換する必要が無く、また熱転写ローラの位置の異なる熱転写機構を2つ設ける必要が無いので、コストがかからず、カードオーバーレイ装置の設置スペースも小さくてすむという効果がある。
また、カードオーバーレイ装置10に反転機構20を設けたので、カードの第1と第2の面の両方に保護層を転写することができ、カードに保護層を転写する処理をカード1枚単位で行うことができる。
【0049】
なお、本実施の形態では、熱転写ローラ4002の移動手段を、フランジ部4050、ウォーム4052、モータ4054のギア4056によって構成したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、例えばエアシリンダなどのアクチュエータによって熱転写ローラ4002をその軸方向に移動させ軸方向に沿った第1の位置と第2の位置で支持するように構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明は、磁気ストライプが形成された第1の面と磁気ストライプが形成されていない第2の面を備えるカードを前記磁気ストライプの延在方向に沿って搬送路上を搬送させる搬送機構と、前記搬送路上に配設され、前記カードに対して保護層を熱転写する熱転写機構とを備え、前記熱転写機構は、前記搬送路上を搬送されるカードの搬送方向と直交する方向にその軸方向が延在し、前記搬送機構と同期して回転する熱転写ローラと、前記熱転写ローラの軸方向と平行に延在し、前記熱転写ローラとの間で前記カードを挟持するプラテンローラと、基材上に前記保護層を支持するオーバーレイフイルムを、前記保護層側が前記カードに対面し、かつ、前記基材側が前記熱転写ローラに対面するように、前記熱転写ローラとカードとの間に供給するフイルム供給手段とを有してなるカードオーバーレイ装置において、前記熱転写ローラは第1の大径部と小径部を有し、前記熱転写機構は、前記熱転写ローラをその軸方向に位置を異ならせた第1の位置と第2の位置で支持する移動手段を備え、前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で磁気ストライプ部分を除いた前記第1の面のほぼ全域にわたり延在し、前記第2の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第2の面のほぼ全域にわたり延在するように配置されている構成とした。
【0051】
そのため、その第1の大径部が磁気ストライプの延在方向と直交する方向で磁気ストライプ部分を除いた第1の面のほぼ全域にわたり延在させる第1の位置に移動された熱転写ローラによってカードの第1の面にオーバーレイフイルムの保護層が熱転写される。また、その第1の大径部が磁気ストライプの延在方向と直交する方向で第2の面のほぼ全域にわたり延在する第2の位置に移動された熱転写ローラによってカードの第2の面にオーバーレイフイルムの保護層が熱転写される。したがって、磁気ストライプが形成された第1の面と磁気ストライプが形成されていない第2の面に対応して熱転写ローラを交換する必要が無く、また従来と違って熱転写ローラの位置の異なる熱転写機構を2つ設ける必要が無いので、コストがかからず、設置スペースも小さくてすむという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカードオーバーレイ装置の実施の形態の構成を示す正面図である。
【図2】このカードオーバーレイ装置の主として熱転写機構の外観を示す斜視図である。
【図3】このカードオーバーレイ装置の熱転写機構でカードの第1の面に対する熱転写処理中の状態を示す説明図である。
【図4】このカードオーバーレイ装置の熱転写機構でカードの第2の面に対する熱転写処理中の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カードオーバーレイ装置
20 反転機構
20A 副搬送路
2004 第1の搬送ローラ部
2006 第2の搬送ローラ部
2004A、2006A 駆動ローラ
2004B、2006B 従動ローラ
2007 側板(回転支持部材)
2008 ローラ支持部材
2010 モータ(第1の駆動源)
2012 モータ(第2の駆動源)
30 搬送機構
30A 搬送路
40 熱転写機構
4002 熱転写ローラ
4002A 第1の大径部
4002B 小径部
4002C 第2の大径部
4004 プラテンローラ
4010 オーバーレイフイルム
4032 側板
C カード
ST 磁気ストライプ
S1 第1の面
S2 第2の面
A1 第1領域
A2 第2領域

Claims (12)

  1. 磁気ストライプが形成された第1の面と磁気ストライプが形成されていない第2の面を備えるカードを前記磁気ストライプの延在方向に沿って搬送路上を搬送させる搬送機構と、
    前記搬送路上に配設され、前記カードに対して保護層を熱転写する熱転写機構とを備え、
    前記熱転写機構は、前記搬送路上を搬送されるカードの搬送方向と直交する方向にその軸方向が延在し、前記搬送機構と同期して回転する熱転写ローラと、
    前記熱転写ローラの軸方向と平行に延在し、前記熱転写ローラとの間で前記カードを挟持するプラテンローラと、
    基材上に前記保護層を支持するオーバーレイフイルムを、前記保護層側が前記カードに対面し、かつ、前記基材側が前記熱転写ローラに対面するように、前記熱転写ローラとカードとの間に供給するフイルム供給手段とを有してなるカードオーバーレイ装置において、
    前記熱転写ローラは第1の大径部と小径部を有し、
    前記熱転写機構は、前記熱転写ローラをその軸方向に位置を異ならせた第1の位置と第2の位置で支持する移動手段を備え、
    前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で磁気ストライプ部分を除いた前記第1の面のほぼ全域にわたり延在し、前記第2の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第2の面のほぼ全域にわたり延在するように配置されている、
    ことを特徴とするカードオーバーレイ装置。
  2. 前記カードは矩形を呈し、前記磁気ストライプは第1の面の1つの辺寄り箇所に該辺に沿って形成され、第1の面には、前記1つの辺に対向する辺と磁気ストライプとの間の広い第1領域と、前記1つの辺と磁気ストライプとの間の狭い第2領域が形成され、前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第1領域のほぼ全域にわたり延在していることを特徴とする請求項1記載のカードオーバーレイ装置。
  3. 前記熱転写ローラは、前記小径部を挟んで前記第1の大径部の反対側に前記第1の大径部と同一径の第2の大径部を備え、前記第1の位置で、前記第1の大径部が前記磁気ストライプの延在方向と直交する方向で前記第1領域のほぼ全域にわたり延在し、かつ、第2の大径部が前記第2領域のほぼ全域にわたり延在していることを特徴とする請求項2記載のカードオーバーレイ装置。
  4. 前記熱転写ローラをオーバーレイフィルムの搬送速度に同期させて回転駆動する駆動手段が設けられていることを特徴とする請求項1、2または3記載のカードオーバーレイ装置。
  5. 前記熱転写ローラはその軸方向の両端部寄り箇所が対向する一対の側板により回転可能にかつ軸方向に移動可能に支持され、前記駆動手段は一方の側板の外側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のカードオーバレイ装置。
  6. 前記移動手段は、前記一対の側板のうちの他方の側板の外側に設けられていることを特徴とする請求項5記載のカードオーバーレイ装置。
  7. カードを挟持してカードの第1の面と第2の面が上下逆向きになるようにカードを反転させる反転機構が前記搬送路上に配設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカードオーバーレイ装置。
  8. 前記反転機構は180度回転する毎に前記搬送路に接続される副搬送路を備えることを特徴とする請求項7記載のカードオーバーレイ装置。
  9. 前記反転機構は、カードをその上下方向から挟持して搬送する第1及び第2の搬送ローラ部を備え、各第1及び第2の搬送ローラ部は駆動ローラと従動ローラからなり、前記副搬送路は前記駆動ローラと従動ローラの接触面を含んで構成されていることを特徴とする請求項7または8記載のカードオーバーレイ装置。
  10. 前記反転機構は、前記副搬送路の側方に配設され前記第1及び第2の搬送ローラ部を支持するローラ支持部材と、前記ローラ支持部材を回転可能に支持する回転支持部材と、前記駆動ローラに回転駆動力を与える第1の駆動源と、前記ローラ支持部材に回転駆動力を与える第2の駆動源とを備えることを特徴とする請求項9記載のカードオーバーレイ装置。
  11. 前記熱転写ローラを前記第1の位置に移動させて前記第1の面に保護層を熱転写し、前記カードを前記熱転写機構から前記反転機構に搬送させて前記反転機構で反転させた後、反転したカードを前記熱転写機構に搬送させ、前記熱転写ローラを前記第2の位置に移動させて前記第2の面に保護層を熱転写するように構成されていることを特徴とする請求項7、8または9記載のカードオーバーレイ装置。
  12. 前記熱転写ローラを前記第2の位置に移動させて前記第2の面に保護層を熱転写し、前記カードを前記熱転写機構から前記反転機構に搬送させて前記反転機構で反転させた後、反転したカードを前記熱転写機構に搬送させ、前記熱転写ローラを前記第1の位置に移動させて前記第1の面に保護層を熱転写するように構成されていることを特徴とする請求項7、8または9記載のカードオーバーレイ装置。
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