JPH05220950A - ホットメルト式インクジェットプリンタ - Google Patents

ホットメルト式インクジェットプリンタ

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Publication number
JPH05220950A
JPH05220950A JP5980092A JP5980092A JPH05220950A JP H05220950 A JPH05220950 A JP H05220950A JP 5980092 A JP5980092 A JP 5980092A JP 5980092 A JP5980092 A JP 5980092A JP H05220950 A JPH05220950 A JP H05220950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
recording medium
recording
platen
heat treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP5980092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Nakazawa
孝雄 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP5980092A priority Critical patent/JPH05220950A/ja
Publication of JPH05220950A publication Critical patent/JPH05220950A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットメルト式インクジェットプリンタにお
いて、記録媒体の種類に応じて熱処理の温度設定を変え
なくても、同一の熱処理装置にて種類の異なる記録媒体
の熱処理を行うことができる。 【構成】 1枚の記録用紙9が、給紙ローラ10によっ
てプラテン1へ搬送されるまでの間に、透過式センサ1
1によって、普通紙かOHP用紙かを検出し、その記録
用紙9の種類に応じてヒータプラテン19による記録用
紙9の加熱処理時間を変えるように、制御部21が搬送
ローラ13による搬送速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットメルト式インク
ジェットプリンタに係り、特に記録媒体へのインクの定
着性を向上するための熱処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホットメルト式インクジ
ェットプリンタは、特開昭61−98546号公報に示
すように、常温では固体で、加熱すると溶融する熱溶融
性インクを用いて、印字時に加熱して溶融させ、この溶
融インクを記録媒体に噴射して記録を行う。このような
ホットメルト式インクジェットプリンタにおいては、イ
ンク噴射ヘッドから噴射したインクが、記録媒体に付着
した後、急速に冷却し固まることにより、記録媒体上に
インクの盛り上がりが生じるため、他の物体との接触等
によりインクが記録媒体から剥離し易く、記録媒体に付
着したインクの定着性が悪いという問題点があった。特
に、記録媒体としてOHP用紙を用いてカラー印字した
場合、OHP用紙上のインクの盛り上がりにより透過光
が乱反射し、スクリーンに投影した時の発色が悪くなる
ことがあった。
【0003】これらの問題を解決するために、例えば、
特開昭63−108048号公報に示すように、記録媒
体送り装置による記録媒体の送り方向において、インク
噴射ヘッドによる記録位置の直前の位置からそれより下
流側の領域中のいずれかの位置に、記録媒体を加熱する
記録媒体加熱装置を設けることにより、記録媒体に付着
したインクの定着性を高めたものや、米国特許第487
7676号明細書に記載されているように、記録後のO
HP用紙を加熱することにより、OHP用紙上のインク
を平滑にして光の透過性を良好にし、きれいな発色を得
るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体の熱処理は、普通紙やOHP用紙などの記録媒体の種
類により比熱及び熱処理の目的が異なるため、同一の熱
処理装置で熱処理を行おうとすると、処理温度の設定を
変える必要があった。その理由は、熱処理温度が普通紙
用の低い設定温度の場合、OHP用紙上のインクが十分
に溶けきらないため、透過光の乱反射を防ぐことができ
ないという問題が生じ、また、熱処理温度がOHP用紙
用の高い設定温度の場合、普通紙上のインクが溶けすぎ
て普通紙の裏面までインクがにじんでしまうという問題
が生じるからである。
【0005】そのため、種類の異なる記録媒体を同一の
熱処理装置にて熱処理する場合、高温処理を必要とする
OHP用紙用の温度設定から低温処理を必要とする普通
紙用の温度設定へ、温度設定を切り換えるには、多くの
冷却時間を必要とし、処理能力が低下する。本発明は、
上述した問題を解決するもので、記録媒体の種類に応じ
て熱処理の温度設定を変えなくても、同一の熱処理装置
にて種類の異なる記録媒体の熱処理を行うことができる
ホットメルト式インクジェットプリンタを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、常温では固体で、加熱すると溶融する熱溶
融性インクを用いて、記録媒体に記録を行うホットメル
ト式インクジェットプリンタにおいて、記録媒体に記録
を行う記録手段と、前記記録手段により記録された記録
媒体を加熱する熱処理手段と、前記記録媒体を搬送する
搬送手段と、前記記録媒体の種類に応じて、前記搬送手
段による前記記録媒体の加熱搬送速度を複数に変える制
御手段とを有したものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、記録手段により記録された
記録媒体を熱処理手段により加熱する。このとき、記録
媒体の種類に応じて加熱処理時間を変えるように、制御
手段が搬送手段による搬送速度を制御する。例えば、記
録媒体がOHP用紙の場合、熱処理手段による加熱処理
時間を普通紙に比べ長くするように、制御手段が搬送手
段による搬送速度を遅くするように制御することによ
り、OHP用紙上のインクを十分に溶かすことができ、
高品質の画像を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるホッ
トメルト式インクジェットプリンタの概略構成を示す。
プラテン1は、軸2により図示しないフレームに軸着さ
れ、ベルト3を介してプラテン駆動モータ4に連結され
ている。プラテン1の下方及び上方には、下側紙送りロ
ーラ5及び上側紙送りローラ6がプラテン1の回転軸心
に平行な軸心まわりに回転可能に、且つ、プラテン1に
接触して配設され、用紙カセット7から分離ローラ8に
より一枚ずつ分離された記録用紙9を、給紙ローラ10
を介して搬送する。また、分離ローラ8と給紙ローラ1
0との間には、記録媒体の種類を判別する透過式センサ
11が設けられている。
【0009】プラテン1に対向する部位には、インク噴
射ヘッド12が配設され、図示しない駆動モータにより
プラテン1に平行方向に移動し、記録用紙9への記録を
行う。上側紙送りローラ6の上方には、記録後の記録用
紙9を挟持して上方に搬送する搬送ローラ13及びピン
チローラ14が、また、記録用紙9をプリンタ外に排出
する排紙ローラ15及びピンチローラ16が配設されて
いる。搬送ローラ13と排紙ローラ15の間には、ヒー
タ18を内蔵した熱処理手段である半円柱状のヒータプ
ラテン19が、円弧部分が記録用紙9と接するように配
設され、このヒータプラテン19の円弧部分と整合する
ように形成された用紙ガイド20が、ヒータプラテン1
9に対向する部位に配設されている。
【0010】記録媒体の種類を判別した透過式センサ1
1の信号は制御部21に送られ、この制御部21の出力
によりプラテン駆動モータ4によるプラテン1の回転速
度が制御される。プラテン1の回転運動は、ギア22,
23,25を介して搬送ローラ13へ、また、ギア2
2,23,24,26を介して排紙ローラ15へ伝達さ
れているが、排紙ローラ15は、搬送ローラ13よりも
わずかに速い周速で回転するように構成されており、そ
の速度差により、排紙ローラ15とピンチローラ16、
及び、搬送ローラ13とピンチローラ14に挟持された
記録用紙9は、常に緊張状態にある。また、ヒータ18
で温められたヒータプラテン19は、その円弧部分が搬
送ローラ13と排紙ローラ15の接線より突出した位置
にくるように配設されているため、緊張状態にある記録
用紙9とは、常に接触をしている。
【0011】次に、上記のごとく構成されたホットメル
ト式インクジェットプリンタの動作を図2のフローチャ
ートを参照して説明する。用紙カセット7から分離ロー
ラ8によって分離された1枚の記録用紙9は、給紙ロー
ラ10によってプラテン1へ搬送されるまでの間に、透
過式センサ11によって、普通紙かOHP用紙かを検出
される(S1)。例えば、OHP用紙と検出された場合
は(S1でNO)、インク噴射ヘッド12によってプラ
テン1上で記録されたOHP用紙が搬送ローラ13、ピ
ンチローラ14に挟持された時から、搬送速度を遅くす
る(S2)。遅い速度で搬送されたOHP用紙は、ヒー
タ18によって温められたヒータプラテン19に接触
し、十分な熱エネルギーを与えられ、OHP用紙上のイ
ンクが、透過光に対して乱反射しない平滑な形状にな
る。この熱処理を終えたOHP用紙は、ヒータプラテン
19から排紙ローラ15へ搬送される間に(S3)、O
HP用紙上のインクが平滑な形状のまま冷えて固まり、
排紙ローラ15、ピンチローラ16によってプリンタ外
に排出される。
【0012】次に、普通紙と検出された場合は(S1で
YES)、通常の速度で記録、搬送されるので(S
4)、OHP用紙と同様にヒータ18によって温められ
たヒータプラテン19に接触しながら搬送されても、イ
ンクが溶けすぎることがないため、用紙の裏面にインク
がにじむこともなく、良好にインクが用紙に定着してプ
リンタ外に排出される。
【0013】このように、本実施例のホットメルト式イ
ンクジェットプリンタにおいては、記録用紙9の種類に
応じて搬送ローラ13による搬送速度を制御し、記録用
紙9の加熱処理時間を変えることにより、種類の異なる
記録用紙9においても、同一の熱処理装置にて熱処理が
行えるため、コストの低減が図れると共に、機械の小型
化も可能であり、しかも、従来の装置のように記録媒体
の種類に応じて加熱処理温度を変えるための待機時間を
必要としない。なお、上記実施例では、普通紙とOHP
用紙の2通りの搬送速度について述べたが、普通紙の紙
の厚みによって何通りかの搬送速度を設け、記録用紙9
に与える熱エネルギーを調節することも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
媒体の種類に応じて搬送手段による搬送速度を制御し、
記録媒体の加熱処理時間を変えることにより、種類の異
なる記録媒体においても、同一の熱処理装置にて熱処理
が行えるため、コストの低減が図れると共に、機械の小
型化も可能であり、しかも、従来の装置のように記録媒
体の種類に応じて加熱処理温度を変えるための待機時間
を必要としないため、処理能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるホットメルト式インク
ジェットプリンタの概略構成図である。
【図2】本実施例による記録媒体の熱処理の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 プラテン 4 プラテン駆動モータ 11 透過式センサ 12 インク噴射ヘッド 13 搬送ローラ 15 排紙ローラ 18 ヒータ 19 ヒータプラテン 21 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/00 8804−2C B41J 29/00 H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温では固体で、加熱すると溶融する熱
    溶融性インクを用いて、記録媒体に記録を行うホットメ
    ルト式インクジェットプリンタにおいて、記録媒体に記
    録を行う記録手段と、前記記録手段により記録された記
    録媒体を加熱する熱処理手段と、前記記録媒体を搬送す
    る搬送手段と、前記記録媒体の種類に応じて、前記搬送
    手段による前記記録媒体の加熱搬送速度を複数に変える
    制御手段とを有したことを特徴とするホットメルト式イ
    ンクジェットプリンタ。
JP5980092A 1992-02-13 1992-02-13 ホットメルト式インクジェットプリンタ Pending JPH05220950A (ja)

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JP5980092A JPH05220950A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ホットメルト式インクジェットプリンタ

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JP5980092A JPH05220950A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 ホットメルト式インクジェットプリンタ

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JPH05220950A true JPH05220950A (ja) 1993-08-31

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ID=13123712

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JP (1) JPH05220950A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6179418B1 (en) 1996-11-05 2001-01-30 Nec Corporation Electrostatic ink jet recording apparatus that adjusts the amount of heat based on the type of recording material
JP2001212951A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Seiko Epson Corp 記録媒体の印刷・処理方法および印刷・処理システム
JP2001212947A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Seiko Epson Corp 記録媒体の印刷・処理方法およびインクジェットプリンタ
JP2016114284A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 セイコーエプソン株式会社 乾燥装置、印刷装置、および、乾燥方法

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JP2001212951A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Seiko Epson Corp 記録媒体の印刷・処理方法および印刷・処理システム
JP2001212947A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Seiko Epson Corp 記録媒体の印刷・処理方法およびインクジェットプリンタ
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991012