JPH07100382B2 - 記録装置のシ−ト送り方法 - Google Patents

記録装置のシ−ト送り方法

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JPH07100382B2
JPH07100382B2 JP30570586A JP30570586A JPH07100382B2 JP H07100382 B2 JPH07100382 B2 JP H07100382B2 JP 30570586 A JP30570586 A JP 30570586A JP 30570586 A JP30570586 A JP 30570586A JP H07100382 B2 JPH07100382 B2 JP H07100382B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はプリンタやファクシミリなどの記録装置におい
て用紙などの記録媒体を記録ヘッド部を通して搬送する
場合のシート送り方法に関する。
〔従来技術〕
プリンタやファクシミリなどの記録装置では、挿入され
た記録シート(用紙やプラスチック薄板などの記録媒
体)を記録ヘッド部へ搬送してセットした後、記録ヘッ
ドを画像信号に基いて駆動しながら記録して行き、1ラ
イン分記録するごとに記録シートをピッチ送りし、記録
終了後排出ローラ等で記録シートを外部へ排出するよう
一連の動作が行なわれる。
上記記録シートとしては通常B5サイズ(タテ挿入約182m
m)以上の広巾シートが使用されるが、一方では例えば
ハガキ(ヨコ挿入約148mm)以下などの狭巾のシートに
記録することも行われている。例えば、最近ではパーソ
ナルワープロの分野でハガキやカードに記録することが
要求されている。
ところで、従来の記録装置のシート送り装置は、一般
に、記録部(記録ヘッドに対面する領域で通常プラテン
で支持されている)の上流側(入口側)に送りローラを
配置するとともに該記録部の下流側(出口側)に排出ロ
ーラを配置する構成になっていた。
この場合、記録シートはピンチローラ等で送りローラに
圧接されているので、シートの送り量は送りローラの回
転角によって決定される。
また、前記排出ローラでの排出速度は、記録部でのシー
トのたるみをなくすため、前記送りローラの周速により
若干(例えば3〜5%)大きな周速に設定されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然して、このような従来のシート送り装置にあっては、
記録シートが前記送りローラから離れると送り量が変化
(増大)し、基準送りによるシート送りが不可能にな
り、したがって、最小でも送りローラから記録ヘッドま
での距離に相当する下端余白が生じることになる。
しかし、これではハガキなど狭巾のシートに記録するの
に下端余白が大きすぎ、実際に記録する場合、バランス
よい配置で記録出できず、また自分の住所の郵便番号が
記録できないなどの問題があった。
このような問題を避けるため、台紙にハガキなどの狭巾
のシートを挟んで記録することも考えられているが、こ
の方法では手間が掛かり、しかもオートフィーダー等が
使用できなくなるという問題がある。
〔目的〕
本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決で
き、ハガキなどの狭巾の記録シートに対し下端余白の制
約を受けることなくシート面全域を利用して記録しうる
記録装置のシート送り方法を提供することである。
〔目的達成のための手段〕
本発明は、記録ヘッドのシート搬送方向上流側に第1の
回転体を配置するとともに、記録ヘッドのシート搬送方
向下流側にシートを送るための第2の回転体を配置し、
記録シートのサイズが所定サイズより大きい時には、前
記第2の回転体による送り速度が前記第1の回転体によ
る送り速度より大きくなるように設定され、該第1の回
転体と該第2の回転体との間で記録シートに張力を付与
するとともに、該第2の回転体と記録シートとの間に滑
りを許容し、記録シートのサイズが所定サイズより小さ
い時には、前記第2の回転体による送り速度が前記第1
の回転体による送り速度と等価になるように設定される
ことを特徴とする記録装置のシート送り方法により、上
記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明方法を実施するのに好適な記録装置のシ
ート送り機構の断面を示す。
第1図において、1は記録装置のケースを示し、その内
部に第1の送りローラ2が軸支されており、この第1の
送りローラ2は不図示のモータによって矢印方向に回転
駆動される。
第1の送りローラ2の下側周面にはピンチローラ3、4
が圧接され、また、供給される記録シート5を案内する
ためのペーパーガイド6が配置されている。
こうして、ケース1の上面のシート挿入口7からのシー
ト5は第1の送りローラ2とピンチローラ3との圧接部
へ供給され、該送りローラ2を回転させることにより該
送りローラの周面に密着して搬送される。
第1の送りローラ2の下流側(図示の例では挿入口7と
反対側の上方位置)には、プラテン8および記録ヘッド
10などから成る記録部が構成されている。
図示の例では、記録ヘッド10は、ガイド軸11に沿って記
録シート5の巾方向に往復移動するキャリジ12上に装着
されている。
図示の記録ヘッド10はサーマル式記録ヘッドの場合を例
示し、キャリジ12上には熱転写記録用のインクリボンカ
セット13が搭載されている。
前記プラテン8は記録シート5の巾をカバーする長さに
わたって設置されており、前記記録ヘッド10はキャリジ
12を駆動することにより該プラテン8に沿って主走査移
動するよう構成されている。
前記記録部の後流側(シート出口側)には第2の送りロ
ーラ15が軸支されている。
この第2の送りローラ15はシート巾方向所定間隔ごとに
配置された複数個のローラで構成されており、各ローラ
はその軸をモータで駆動することにより同時に回転す
る。
前記第2の送りローラ15に向い合う位置には、搬送され
る記録シート5を該送りローラに押し付けて送り力を付
与するためのシート押えリブ16が配列されている。この
シート押えリブ16の配列状態は第3図および第4図に示
すとおりである。
第2図は第1図中の線II−IIから見た第2の送りローラ
15の正面図である。
第1図および第2図において、前記第2の送りローラ15
はケース1に軸支された駆動軸17に固着された複数個
(図示の例では4個)のローラ15A,15A,15B,15Bで構成
されており、これらは前記第1の送りローラ2と同期し
て同時に回転駆動される。
第2図に示すごとく、前記ローラ15A,15Aは小さな間隔
Aをおいて配置され、前記ローラ15B,15Bの方は大きな
間隔Bをおいて配置されている。
また、狭巾間隔のローラ15A,15Aの外径DAは第1の送り
ローラの周速(送り速度)と等価になるよう選定され、
広巾間隔のローラ15B,15Bの外径DBは第1の送りローラ
の周速より若干(例えば3〜5%程度)大きくなるよう
選定されている。
第3図および第4図はそれぞれ第2の送りローラ15にお
ける記録シート送り時の断面を示し、第3図はハガキな
ど巾が狭い記録シート5Aを送る時を示し、第4図は通常
の記録シート(例えばB5サイズのタテ以上のシート)す
なわちハガキなどより巾が広い記録シート5Bを送り時を
示す。
第3図および第4図において、シート送りに際してはシ
ート送りモータなどの駆動源により、第1の送りローラ
2と第2の送りローラ15とはそれぞれの軸2A,17を介し
て同時に回転駆動される。
然して、ハガキなど巾が狭いシート5Aが送られる時は、
第3図に示すごとく、第2の送りローラ15では小径のロ
ーラA15A,15Aすなわち第1の送りローラ2の送り速度と
等価の送り速度に設定されたローラのみによって搬送さ
れる。
このため、第3図の場合は、シート5Aの後端が第1の送
りローラ2を(詳しくはピンチローラ4が圧接する位
置)を通過し該シート5Aの第2の送りローラ15のみで送
る時でも、該シート5Aを記録時の基準速度(第1の送り
ローラ2の周速と同じ)で送ることができ、その間でも
シート5Aの後端が記録ヘッド10を通過するまでは引き続
きシート5A上に記録することができる。
したがって、記録ヘッド10と第1の送りローラ2との間
に距離に関係なくシート5Aのほぼ後端近くまで記録する
ことができ、後端余白を零またはきわて小さくすること
が可能になった。
一方、通常の巾が広いシート5B(例えばB5のタテ以上)
が送られる時は、第4図に示すごとく、第2の送りロー
ラ15で大径のローラ15B,15Bすなわち記録部のシート5B
に張力を与えてたるみを防ぐべく第1の送りローラ2の
送り速度より若干大きい速度に設定されたローラ15B,15
Bのみによって搬送される。
この第4図の場合は、従来の排出ローラを使用する場合
と実質上同じであり、シート5Bの後端が第1の送りロー
ラ2を通過した後はシート送り速度が変化するので正常
な記録が行なわれず記録は停止される。このためシート
5Bの後端余白は第1の送りローラ2から記録ヘッド10ま
での距離に対応する間隔だけ必要になる。
なお、第3図の送り状態では、第2の送りローラ15の送
り量が第1の送りローラ2の送り量より微小量でも小さ
くなると、シート5Aが第1および第2の送りローラ2,15
の両方で搬送される時に該シートにたるみが生じる傾向
になるが、ハガキやグリーティングカードでは厚さがあ
り腰も強く長さが短いので、該シート5Aを第2の送りロ
ーラ15へ押し込んで滑らせながら搬送することができ問
題はない。ただし、この場合は第2の送りローラ15より
も第1の送りローラ2の送り力(摩擦力)を大きく設定
しておく必要がある。
以上第1図〜第4図を参照して説明した実施例によれ
ば、記録ヘッド10のシート搬送方向上流側に第1の送り
ローラ2を配置するとともに、記録ヘッド10のシート搬
送方向下流側に第2の送りローラ15を配置し、記録シー
トの巾が広いとき(シート5Bを使用のとき)第2の送り
ローラ15の送り量を第1の送り量より大きくし、記録シ
ートの巾が狭いとき(シート5Aを使用のとき)第2の送
りローラ15の送り量を第1の送りローラ2の送り量と等
価したので、通常のシート5Bに対しては従来の後端余白
で記録するとともに、ハガキなど巾が狭いシート5Aに記
録するときは後端余白を零またはきわめて小さな間隔に
することが可能になった。
しかも、記録装置を何ら変更することなく、単に小径の
ローラ15A,15Aを設けるだけの簡単な構成で、ハガキや
カード等における後端余白を効果的に小さくすることが
できた。
なお、前述の実施例では第2の送りローラ15を記録装置
側に設け、該記録装置の本体で駆動する場合を示した
が、これは、カットシートフィーダーを装着し、該カッ
トシートフィーダー側に第2の送りローラ15を装備する
構成にすることもできる。
この場合、カットシートフィーダー側に設けた第2の送
りローラはカットシートフィーダーに装備したモータで
駆動することが可能であり、また記録装置側のシート送
りモータで駆動することもできる。しかし、記録装置側
のモータによる方が第1のローラ2と同期させ易いとい
う利点がある。
さらに、前述の実施例では第2の送りローラ15に外径が
相違する2種類のローラ15A,15Bを設けたが、これに代
えて、第1の送りローラ2と第2の送りローラ15の駆動
源(モータ)を別々にするとともにシート5の巾または
長さの検出手段(通常光電式センサー)を設けておき、
第2の送りローラの回転速度をシート巾の大小に応じて
変化させることによっても、本発明を実施することがで
きる。
なお、以上説明した本発明によるシート送り方法は、サ
ーマル式、インクジェット式あるいはワイヤドッド式な
ど記録方式の差に関係なく、また、シリアル型、ライン
プリント型あるいはページプリント型など記録装置の型
式に関係なく、記録装置であれば広く適用することがで
きる。
〔効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本発明の記録装置のシ
ート送り方法によれば、記録ヘッドのシート搬送方向上
流側に第1の回転体を配置するとともに、記録ヘッドの
シート搬送方向下流側にシートを送るための第2の回転
体を配置し、記録シートのサイズが所定サイズより大き
い時には、前記第2の回転体による送り速度が前記第1
の回転体による送り速度より大きくなるように設定さ
れ、該第1の回転体と該第2の回転体との間で記録シー
トに張力を付与するとともに、該第2の回転体と記録シ
ートとの間に滑りを許容し、記録シートのサイズが所定
サイズより小さい時には、前記第2の回転体による送り
速度が前記第1の回転体による送り速度と等価となるよ
うに設定されるので、ハガキなどサイズが小さいシート
に記録する時の後端余白を無くすか極めて小さくするこ
とができ、記録シートの大小に関わらずバランスよく記
録することができ、また、シートの後端部まで有効に利
用することができる記録装置のシート送り方法が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するのに好適な記録装置のシ
ート送り機構の縦断面図、第2図は第1図中の線II−II
から見た部分正面図、第3図は巾が狭いシートを送る時
の第2の送りローラの断面図、第4図は巾が広いシート
を送る時の第2の送りローラの断面図である。 2……第1の送りローラ、5,5A,5B……記録シート、10
……記録ヘッド、15……第2の送りローラ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドのシート搬送方向上流側に第1
    の回転体を配置するとともに、記録ヘッドのシート搬送
    方向下流側にシートを送るための第2の回転体を配置
    し、記録シートのサイズが所定サイズより大きい時に
    は、前記第2の回転体による送り速度が前記第1の回転
    体による送り速度より大きくなるように設定され、該第
    1の回転体と該第2の回転体との間で記録シートに張力
    を付与するとともに、該第2の回転体と記録シートとの
    間に滑りを許容し、記録シートのサイズが所定サイズよ
    り小さい時には、前記第2の回転体による送り速度が前
    記第1の回転体による送り速度と等価になるように設定
    されることを特徴とする記録装置のシート送り方法。
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JPH0736946Y2 (ja) * 1988-10-04 1995-08-23 富士ゼロックス株式会社 複写機の中間トレイ
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US5163675A (en) * 1991-05-31 1992-11-17 Mimaki Engineering Co., Ltd. Sheet feed mechanism for plotter
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