JP3582542B2 - 電気二重層コンデンサ素子およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は電気二重層コンデンサ素子およびその製造方法に関し、さらに詳しく言えば、活性炭を含む分極性電極層が塗布された陽極箔と陰極箔とをセパレータを介して渦巻き状に巻回してなる箔巻回型の電気二重層コンデンサ素子およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気二重層コンデンサは、例えば活性炭、カーボンおよびバインダとしてのPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)、PVA(ポリビニルアルコール)またはCMC(カルボキシメチルセルロース)などを混練した電極材料からなる電極層(以下、これを分極性電極層という。)を備えているが、箔巻回型の場合、この分極性電極層は電極箔上に塗布することにより形成され、同電極箔とともに巻回される。
【0003】
すなわち、図2に示されているように、例えばアルミニウムエッチング箔からなる電極箔1の表裏両面に、タブ端子取付け部分1aを除いて上記の活性炭を含む分極性電極層2が塗布により形成され、しかる後、タブ端子取付け部分1aにタブ端子3の羽子板部3aが例えばかしめにより取付けられる。
【0004】
このようにして、陽極電極体4と陰極電極体5とが形成され、これらは図3に示されているように、例えば陽極電極体4、第1セパレータ6a、陰極電極体5および第2セパレータ6bの順に積層され、通常の電解コンデンサと同じく渦巻き状に巻回される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例によると、電極箔1に分極性電極層2を形成するにあたって、タブ端子取付け部分1aに分極性電極層2が形成されないように同取付け部分1aにあらかじめマスキングを施す工程と、分極性電極層2形成後のマスキング除去工程が必要であり、全体として工程が複雑となる。
【0006】
なお、これとは異なり、まず、電極箔1の表裏両面全体に分極性電極層2を形成し、タブ端子3を取付ける際に、その取付け部分1aの分極性電極層2を除去する方法もあるが、いずれにしても工程が増すことに変わりはない。
【0007】
また、実際の量産工程では、電極箔1は1ロットあたり長尺のロール体として取り扱われ、まず、それを引き出しながらその一方の面に分極性電極層2を形成してそれを一旦ロール状に巻き取り、次に再びそのロール体から電極箔1を引き出しながら今度は他方の面に分極性電極層2を形成してロール体に巻き取るようにしているため、その2度にわたって巻き取る際の機械的ストレスなどにより、分極性電極層2が電極箔1から剥離し易い。これを防止するには、電極箔1を時間をかけてゆっくりと巻き取らなければならないため、その製造に長時間を要し、生産性が悪いという問題があった。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電極箔にタブ端子取付けるにあたって事前に特別な工程を必要とせず、また、電極箔から分極性電極層が剥離する要因を除去した箔巻回型の電気二重層コンデンサ素子およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、活性炭を含む分極性電極層が塗布された陽極箔に第1タブ端子を取り付けてなる陽極電極体と、活性炭を含む分極性電極層が塗布された陰極箔に第2タブ端子を取り付けてなる陰極電極体とをセパレータを介して渦巻き状に巻回した電気二重層コンデンサ素子において、上記陽極電極体は一方の面に上記分極性電極層が塗布され、他方の面が露出面とされた2枚の陽極箔をその露出面同士を対向させて重ね合わせるとともに、同露出面間の所定部位に上記第1タブ端子を取り付けて形成され、上記陰極電極体は一方の面に上記分極性電極層が塗布され、他方の面が露出面とされた2枚の陰極箔をその露出面同士を対向させて重ね合わせるとともに、同露出面間の所定部位に上記第2タブ端子を取り付けて形成されており、上記第1タブ端子は上記2枚の陽極箔のいずれか一方の陽極箔にかしめもしくは溶接にて固着され、他方の陽極箔に対しては導電性接着材を介して接続され、上記第2タブ端子は上記2枚の陰極箔のいずれか一方の陰極箔にかしめもしくは溶接にて固着され、他方の陰極箔に対しては導電性接着材を介して接続されていることを特徴としている。
【0011】
また、本発明の電気二重層コンデンサ素子の製造方法は、それぞれ一方の面に活性炭を含む分極性電極層が塗布された2枚の陽極箔のうちの一方の陽極箔の露出面に第1タブ端子をかしめもしくは溶接により固着したのち、上記2枚の陽極箔の露出面同士を対向させて重ね合わせ上記第1タブ端子を上記他方の陽極箔の露出面に導電性接着材を介して接続して陽極電極体を形成し、同様にそれぞれ一方の面に活性炭を含む分極性電極層が塗布された2枚の陰極箔のうちの一方の陰極箔の露出面に第2タブ端子をかしめもしくは溶接により固着したのち、上記2枚の陰極箔の露出面同士を対向させて重ね合わせ上記第2タブ端子を上記他方の陰極箔の露出面に導電性接着材を介して接続して陰極電極体を形成した後、上記陽極電極体と上記陰極電極体とをセパレータを介して渦巻き状に巻回することを特徴としている。
【0012】
【作用】
上記構成によると、陽極電極体および陰極電極体のいずれにしても、その一方の面が分極性電極層の形成面とされ、他方の面が露出面とされた2枚の電極箔からなり、その露出面同士を背中合わせとして重ね合わせ、その間にタブ端子を配置するようにしたことにより、従来のようにタブ端子の取付け位置に特別にマスキングを施す必要がなく、しかもタブ端子の取付け位置を任意に設定することができる。
【0013】
また、電極箔に分極性電極層を形成するにしても、その片側面のみに形成すればよく、したがって、従来の表裏両面に分極性電極層を形成するのに比べて、電極箔に機械的ストレスが加わる回数が半減されるため、電極箔から分極性電極層が剥離する傾向も顕著に減少することになる。
【0014】
【実施例】
以下、図1を参照しながら、本発明の一実施例について説明する。この電気二重層コンデンサ素子は、図1(a)に分解斜視図で示されている陽極電極体10と、同図(b)に同じく分解斜視図で示されている陰極電極体20とを備えている。
【0015】
陽極電極体10は、同形、同寸とされた例えばアルミニウムエッチング箔からなる2枚の陽極箔11、12を有し、この各陽極箔11、12には、その一方の面(片側面)に分極性電極層13がそれぞれ形成され、他方の面はその地肌が露出された露出面14とされている。
【0016】
陽極箔11、12は、その露出面14、14同士が対向するように重ね合わされるのであるが、この実施例では、陽極箔12側の露出面14の所定部位に陽極引き出し用のタブ端子15の羽子板部15aが例えばかしめにより固着され、その上に陽極箔11が重ねられる。
【0017】
なお、陽極箔11を陽極箔12に重ねるにあたって、本発明では、電気的接触を良好とするため、陽極箔11の露出面14をタブ端子15の羽子板部15aに導電性接着材にて取り付けるようにしているが、さらに導電性接着材の塗布範囲を広げて露出面14、14同士をその全面にわたって互いに接合するようにしてもよい。また、タブ端子15の羽子板部15aを溶接により陽極箔12側の露出面14に固着するようにしてもよい。
【0018】
陰極電極体20も陽極電極体10と同様に、同形、同寸とされた例えばアルミニウムエッチング箔からなる2枚の陰極箔21、22を有し、この各陽極箔21、22には、その一方の面(片側面)に分極性電極層23がそれぞれ形成され、他方の面はその地肌が露出された露出面24とされている。
【0019】
そして、例えば陰極箔22の露出面24側に陰極引き出し用のタブ端子25の羽子板部25aが例えばかしめにより固着され、その上に陰極箔21の露出面24が重ねられる。この場合、タブ端子25の羽子板部25aに対して陰極箔21の露出面24を導電性接着材にて取り付けるが、その露出面24同士を導電性接着材にてその全面にわたって相互に接合してもよいことは上記と同様である。
【0020】
このようにして、形成された陽極電極体10と陰極電極体20は、先に説明した図3と同じ方法で、例えば陽極電極体10、第1セパレータ6a、陰極電極体20および第2セパレータ6bの順に積層され、渦巻き状に巻き取られる。
【0021】
上記陽極箔11,12および陰極箔21,22を製造するには、電極箔としての例えばアルミニウムエッチング箔をそのロール体から巻き出しながらその片側面に、例えば活性炭、カーボンおよびPTFE、PVDF、PVA、CMCなどのバインダと有機溶剤または水などの溶媒を混合してなるスラリーを塗布し、乾燥して分極性電極層13,23を形成した後、素子巻き取り機にかけられる。
【0022】
この場合、素子巻き取り機は汎用の巻き取り機であってよく、同巻き取り機にて、端子が取り付けられる側の陽極箔と陰極箔(上記実施例で言えば、陽極箔12、陰極箔22)については、その反対側の露出面14,24にタブ端子15,25が取り付けられた後、端子付けを要しない陽極箔と陰極箔(上記実施例で言えば、陽極箔11、陰極箔21)とともに一定寸法に切断され、陽極箔11,12同士、また陰極箔21,22同士がそれぞれ重ねられた後、それらの間に別途に供給されるセパレータを挟んだ状態で渦巻き状に巻回される。
【0023】
この実施例では、端子付けはかしめによって行なわれている。すなわち、陽極側について説明すれば、陽極箔12の露出面14上にタブ端子15の羽子板部15aを配置し、その上から角錐状の針で同羽子板部15a、陽極箔12を突き通す。この場合、同陽極箔12の片面に形成されている分極性電極層13も突き通される。
【0024】
この針の突き通しによって、陽極箔12の下面側(分極性電極層13が形成されている側)に羽子板部15aのバリによるいわゆる花びらが形成され、これによりタブ端子15が陽極箔12に一体的に固着される。
【0025】
ここで、厚さ30μmのアルミニウムエッチング箔に、アルミニウムからなる厚さ0.25mmのタブ端子の羽子板部を上記のようにかしめて固着する場合、分極性電極層の有無による端子と電極箔間の接触抵抗を測定した。各例▲1▼〜▲3▼において、試料数は20個であり、測定単位はmΩである。
【0026】
▲1▼アルミニウムエッチング箔に分極性電極層を形成せず、そのままタブ端子の羽子板部をかしめた。この場合の接触抵抗は最大で0.365mΩ、最小で0.290mΩ、その平均値は0.33mΩであった。
【0027】
▲2▼アルミニウムエッチング箔の片側面に厚さ40μmの分極性電極層を形成し、その反対側の露出面にタブ端子の羽子板部をかしめた。タブ端子側の接触抵抗は最大で0.375mΩ、最小で0.290mΩ、その平均値は0.34mΩであった。
【0028】
▲3▼アルミニウムエッチング箔の両面にそれぞれ厚さ40μmの分極性電極層を形成し、その一方の面の分極性電極層上からタブ端子の羽子板部をかしめた。この場合の接触抵抗は最大で8.90mΩ、最小で0.875mΩ、その平均値は2.11mΩであった。
【0029】
上記の測定結果を表1に示すが、▲1▼の場合と▲2▼の場合とでは、その接触抵抗に余り差は見られず、これによれば電極箔の片側面に分極性電極層を形成し、その反対側の面にタブ端子をかしめても接触抵抗にはなんら問題がないことが分かった。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、箔巻回型の電気二重層コンデンサ素子において、その陽極電極体および陰極電極体をともに2枚の電極箔の重ね合わせとするとともに、その各電極箔の片面側にのみ分極性電極層を形成し、その反対側の露出面同士を背中合わせとして、その間にタブ端子を取り付けるようにしたことにより、電極箔に分極性電極層を形成するにあたって、従来のようにタブ端子取り付け部分にマスキングしたり、もしくは分極性電極層形成後にタブ端子取り付け部分の分極性電極層を除去することが不要となり、製造工程の簡略化が図れる。
【0032】
また、タブ端子の取り付け位置も任意に設定することができる。さらには、電極箔の片面側のみに分極性電極層を形成すればよく、したがって従来の表裏両面に分極性電極層を形成するのに比べて、電極箔に機械的ストレスが加わる回数が半減されるため、電極箔から分極性電極層が剥離する傾向も顕著に減少することになり、製造時間のより一層の短縮化と歩留り率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻回型電気二重層コンデンサ素子に適用される陽極電極体および陰極電極体の一実施例を示した分解斜視図。
【図2】従来の電極体を展開し、分極性電極層を一部切り欠いて示した正面図。
【図3】図2の電極体をセパレータとともに渦巻き状に巻回してコンデンサ素子とする状態を示した斜視図。
【符号の説明】
10 陽極電極体
11,12 陽極箔
13,23 分極性電極層
14,24 露出面
15,25 タブ端子
20 陰極電極体
21,22 陰極箔
Claims (2)
- 活性炭を含む分極性電極層が塗布された陽極箔に第1タブ端子を取り付けてなる陽極電極体と、活性炭を含む分極性電極層が塗布された陰極箔に第2タブ端子を取り付けてなる陰極電極体とをセパレータを介して渦巻き状に巻回した電気二重層コンデンサ素子において、
上記陽極電極体は一方の面に上記分極性電極層が塗布され、他方の面が露出面とされた2枚の陽極箔をその露出面同士を対向させて重ね合わせるとともに、同露出面間の所定部位に上記第1タブ端子を取り付けて形成され、上記陰極電極体は一方の面に上記分極性電極層が塗布され、他方の面が露出面とされた2枚の陰極箔をその露出面同士を対向させて重ね合わせるとともに、同露出面間の所定部位に上記第2タブ端子を取り付けて形成されており、
上記第1タブ端子は上記2枚の陽極箔のいずれか一方の陽極箔にかしめもしくは溶接にて固着され、他方の陽極箔に対しては導電性接着材を介して接続され、上記第2タブ端子は上記2枚の陰極箔のいずれか一方の陰極箔にかしめもしくは溶接にて固着され、他方の陰極箔に対しては導電性接着材を介して接続されていることを特徴とする電気二重層コンデンサ素子。 - それぞれ一方の面に活性炭を含む分極性電極層が塗布された2枚の陽極箔のうちの一方の陽極箔の露出面に第1タブ端子をかしめもしくは溶接により固着したのち、上記2枚の陽極箔の露出面同士を対向させて重ね合わせ上記第1タブ端子を上記他方の陽極箔の露出面に導電性接着材を介して接続して陽極電極体を形成し、
同様にそれぞれ一方の面に活性炭を含む分極性電極層が塗布された2枚の陰極箔のうちの一方の陰極箔の露出面に第2タブ端子をかしめもしくは溶接により固着したのち、上記2枚の陰極箔の露出面同士を対向させて重ね合わせ上記第2タブ端子を上記他方の陰極箔の露出面に導電性接着材を介して接続して陰極電極体を形成したのち、上記陽極電極体と上記陰極電極体とをセパレータを介して渦巻き状に巻回することを特徴とする電気二重層コンデンサ素子の製造方法。
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WO2012105124A1 (ja) | 電解コンデンサ及びその製造方法 |
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