JP3579538B2 - 部品供給装置及びこれを用いた部品供給方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子部品を吸着して回路基板に装着する部品実装機などに部品を供給する部品供給装置、及びこの部品供給装置を用いた部品供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の部品供給装置は特公平3−221326号公報に示すような構成が一般的であった。
【0003】
図4に従来の部品供給装置の構造を示しており、複数の部品供給カセット1がセット可能な第1供給テーブル2と第2供給テーブル3とが、レール4上に移動可能に配置され、各々に設けられた駆動手段により前記部品供給カセット1の並設方向に往復移動可能に案内支持されている。5は部品供給カセット1の部品を吸着移載してXYテーブル6によって位置決めされた基板7上に装着する装着ヘッドである。
【0004】
上記構成において、供給テーブル2、3に同一の電子部品の部品供給カセット1の組をそれぞれセットしておくと、片方にて部品切れが発生した場合もう一方の供給テーブルと入れ替えて使用し、その間に部品切れが発生した部品供給カセット1に部品補充を行うことができる。例えば、図のように第1供給テーブル2から部品供給しているとき、第1供給テーブル2に部品切れが発生した場合には、第1供給テーブル2、第2供給テーブル3を図の左方向に移動させ、第2供給テーブル3から部品供給するとともに、第1供給テーブル2に部品補充を行う。
【0005】
また、使用部品の品種が多い場合は、供給テーブル2、3に各々別の電子部品の供給カセット1をセットしておき、順次供給テーブル2、3を入替えながら装着ヘッド5に部品供給を行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
昨今、工場を拡張せず生産性を高めることが追求される中で、電子部品実装機においても、面積生産性向上、稼動率向上が要求されている。
【0007】
しかし上記従来例では、供給テーブル2、3が基板流れ方向xと同方向に配置されているため、部品供給スペースFとその両側に待機スペースG、Hを必要とする。このことがライン長さを短くすること、すなわち、面積生産性を高めることへの障害となっている。
【0008】
また、部品供給中の一方の供給テーブルに部品切れが発生した場合には、両供給テーブルを移動させて他方の供給テーブルを部品供給位置に位置決めしなければならないので、部品供給の効率が低下する。
【0009】
本発明は、上記問題を解決するもので、コンパクトで生産性の高い部品供給装置及び部品供給方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の部品供給装置は、上記目的を達成するため、複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載され左右方向に第1の供給テーブルに干渉することなく位置決め可能に移動する第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置し、かつ第1の供給テーブルと独立して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成されたことを特徴とする。
【0011】
本発明の部品供給方法は、上記目的を達成するため、複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載されている第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを搭載し、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットを介して作業機に供給することを特徴とする。
【0012】
上記構成の部品供給装置及び部品供給方法によると、作業機の後方に2列に第1の供給テーブルと第2の供給テーブルとを配することができ、部品供給装置の左右方向の幅を狭くすることができて面積生産性の向上を図ることができながら、第2の供給テーブルからの作業機への部品供給は部品移載ユニットを介してスムースに行うことができる。又第2の供給テーブルを部品切れ時の補給部品を搭載したものとして使用するとき、その際の第1の供給テーブル、部品移載ユニット等の移動量を、従来例の各供給テーブルの移動量に比較して小とすることができ、部品切れ時の部品供給の効率を向上させることができる。
【0013】
本発明の部品供給方法において、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットが供給ポイントに位置しているとき、常に前記部品供給カセットに対応する第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取り得る位置に部品移載ユニットが位置するように位置制御すると、部品切れ時における第2の供給テーブル上の部品供給カセットからの部品供給を迅速に行うことができる。
【0014】
又本発明の部品供給方法において、第2の供給テーブルが固定され、かつ第1の供給テーブルと部品移載ユニットとが一体に結合された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを対応する部品供給カセットが左右対称関係に並設されるように搭載し、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットが、供給ポイントに位置しているとき、常に前記部品供給カセットに対応する第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取り得る位置に部品移載ユニットが位置するように位置決めし、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットを介して作業機に供給するように構成すると好適である。
【0015】
このように構成すると、第2の供給テーブルは固定され、部品移載ユニットは第1の供給テーブルに付設することができるため、構造の簡単化を図ることができると共に、第1の供給テーブルの左右動を制御するだけで、部品切れ時の第2の供給テーブル上の部品供給カセットからの部品供給を迅速に行うことができる。
【0016】
更に本発明の部品供給方法において、部品移載ユニットが第2の供給テーブル上の部品供給カセットから複数の部品を受取り、これらを保留した後、作業機に供給し得るように構成された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを搭載し、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットに渡して部品移載ユニット上に保留させ、第1の供給テーブル上の他の部品供給カセットの部品の作業機への供給を先行させ、第1の供給テーブルからの部品供給が終了した時点で、部品移載ユニット上に保留されている部品の作業機への供給を行うように構成すると好適である。
【0017】
このように構成すると、第1の供給テーブル上の部品供給カセットからの部品供給を、部品切れのものを除いて、先行させてスムースに行った後、部品切れに対応する補給部品が予め保留されている部品移載ユニットから引き続きスムースに供給されるので、部品供給の効率を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0019】
図1は本願発明の第1の実施形態の構成を示す概略平面図である。図1において、9、10は部品供給カセット1を多数並設してセットした第1、第2の部品供給テーブルであり、互いに同一の電子部品の組が複数種類セットされる。
【0020】
第1、第2の部品供給テーブル9、10は、基台20上に互いに平行に配設された第1、第2のレール11、12によりそれぞれ案内支持され、それぞれに設けた駆動手段により部品供給カセット1の並設方向、即ち左右方向に各レール11、12上を往復移動可能である。なお、第2の供給テーブル10は第1のテーブル9の後方に位置し、互いに接触せずに自由に移動できる範囲で、近接した間隔に配置される。
【0021】
8は前側に位置する第1のレール11上に往復移動可能に案内支持された部品移載ユニットであり、第2の供給テーブル10上の部品供給カセット1から必要な任意の部品を吸着し、第1のレール11の前側に位置する作業機(例えば部品装着機)13に供給するものである。部品移載ユニット8は、たとえば、コンベア部8a、1対の吸着ノズル8p、8qを備えた回転吸着ヘッド8b、及びこれらを支持すると共に第1のレール11上を往復移動可能の案内ブロック8cによって構成されている。
【0022】
部品移載ユニット8は、第2の供給テーブル10からの部品吸着及び作業機13への部品供給を、第1の供給テーブル9における部品切れの発生の都度、部品1個ずつ処理してもよいが、後述するように、部品切れ以外の部品を第1の供給テーブル9が供給し終わった後、部品切れの発生した部品をまとめて、部品装着機13へ供給できる構成とすることができる。
【0023】
基台20及び第1、第2のレール11、12の左右方向の長さLは、第1、第2の供給テーブル9、10の1台分の長さMの約2倍(図4のFの長さに相当)とすることができ、図4の従来例におけるG、Hのような待機スペースを部品供給スペースFの左右にとることは不要である。
【0024】
なお部品装着機13は、第1の部品供給テーブル9の前方にXYテーブル6が配置され、XYテーブル6上には基板7が置かれており、XYテーブル6により位置決めされた後、装着ヘッド5により、所要の部品が装着されるように構成されている。基板7は図1に矢印xで示すように左方向に流れる。
【0025】
図1に示す部品供給装置は、第1の供給テーブル9上の部品供給カセット1のいずれかに部品消費による部品切れが生じたとき、これに対処できるように第2の供給テーブル10上に第1の供給テーブル9上の部品供給カセット1と同種の部品を備えた部品供給カセット1を搭載し、前記部品切れが生じたとき、直ちに第2の供給テーブル10の対応する部品供給カセット1からの部品を部品移載ユニット8を介して部品装着機13に供給し得るようになっている。
【0026】
通常時は、第1の供給テーブル9が左右に移動し、図1にA1で示す所定の部品供給カセット1の前端部が供給ポイントPに合致するように位置決めされていると、所定の部品が装着ヘッド5によって吸着され、次いで基板7の所定X、Y位置に装着される。このとき、第2の供給テーブル10及び部品移載ユニット8は、第1の供給テーブル9からの部品供給に支障とならない位置にあって、左右に移動しながら、第2の供給テーブル10上の前記部品供給カセット1に対応する図1にA2で示す部品供給カセット1から直ちに部品を受取り得る位置に部品移載ユニット8が位置するような関係を保つように、位置制御されている。
【0027】
従って、第1の供給テーブル9上の所定の部品供給カセット1において部品切れが発生すると、直ちに部品移載ユニット8は第2の供給テーブル10上の同種部品を備えた部品供給カセット1からその部品を受取ることができる。この際、回転吸着ヘッド8bで吸着された部品はコンベア8aに移載され、コンベア8a上を前方に送られる。部品が前方に送られる間に、第1の供給テーブル9は図1の左方へ退避し、部品移載ユニット8は供給ポイントPに向け移動し、コンベア8aの前端部に達した部品は、前記供給ポイントPから装着ヘッド5に吸着され、基板7に装着される。このように部品切れ時においても、補給部品による迅速な部品装着作業を行うことができる。
【0028】
次に本発明の第2の実施形態を図2、図3を参照しつつ説明する。
【0029】
図2に示す部品供給装置は、第2の供給テーブル10aが第1の実施形態のそれと異なり、基台20に固定され、かつ第1の供給テーブル9a上に部品移載ユニット8sを搭載し、第1の供給テーブル9aと部品移載ユニット8sとを一体に結合した外は、基本的には第1の実施形態と同様に構成されている。そして、図2にa〜iで対照させて示すように、第2の供給テーブル10a上に、第1の供給テーブル9a上の部品供給カセット1と同種の部品を備えた部品供給カセット1を、対応する部品供給カセット1が左右対称関係に並設されるよう搭載している。又前記部品移載ユニット8sは、第1の供給テーブル9a上の図2の右端に位置し、例えばbで示す第1の供給テーブル9a上の部品供給カセット1が供給ポイントPに位置するとき、これに対応するbで示す第2の供給テーブル10a上の部品供給カセット1から部品を受取り得るように位置決めされている。a、c〜iで示す両供給テーブル9a、10a上の部品供給カセット1、1及び部品移載ユニット8sの位置関係も、上記同様となっている。
【0030】
又第1の供給テーブル9a上の各部品供給カセット1には部品残量センサ16が設置され、カセット毎に部品残量が所定値以下になったとき、部品不足信号又はその予測信号を発生するように構成されている。この所定値の設定において、各部品の使用頻度がほぼ同じ場合には、各カセットを同じ値としてよいが、部品の使用頻度に相当の差がある場合には、カセット毎に異なる値を設定することが好ましい。
【0031】
更に前記部品移載ユニット8sは、部品切れ時に、第2の供給テーブル10a上の部品供給カセット1から部品を受取るものであるが、複数の部品を受取り、これをコンベア部8a上に、順序よく整列させて保留しておき、後述のように、これら保留部品を一括して順序よく部品装着機13に供給し得るように構成されている。
【0032】
次に上記構成の部品供給装置の動作を図3のフローチャートに基づき説明する。
【0033】
第1の供給テーブル9aを所定の部品供給カセット1が供給ポイントPに合致するように移動し、位置決めする(#1)。これに伴い部品移載ユニット8sの位置決めも同時に自動的になされる(#2)。この状態で、第1の供給テーブル9aから部品装着機(作業機)13に必要な部品を供給する(#3)。この部品供給動作中、第1の供給テーブル9aにおいては、各カセット毎に部品残量センサー16により常に部品切れの有無を監視しており(#4)、いずれかのカセットにおいて部品切れ発生が検出された場合には、部品移載ユニット8sは部品切れ発生が検出された部品と同一の部品を第2の供給テーブル10aの対応カセットから吸着して受取り、これを保留しておく(#5)。
【0034】
以下同様にして第1の供給テーブル9aによる部品装着機13への部品供給、部品移載ユニット8sによる部品切れ発生の部品と同一の部品の第2の供給テーブル10aからの受取り、保留を繰り返す。第1の供給テーブル9a上の装着部品について、部品切れの部品を除いて、部品装着機13への部品供給が終了し、かつ部品移載ユニット8sが部品切れの部品と同一の部品を第2の供給テーブル10aから受取り終わった(#6)場合には、第1の供給テーブル9aを待機位置に移動させる(#7)とともに、部品移載ユニット8sを移動させて供給ポイントPに位置決めする(#8)。
【0035】
次に、部品移載ユニット8sは、保留している部品を一括して順次部品装着機13に供給する(#9)一方、第1の供給テーブル9aに部品切れ部品を補充し(#10)、プログラムを終了する。
【0036】
なお、以上の説明では、最後に一括して対象作業機に供給を行う方法で説明したが、第1の実施形態と同様に、部品不足の都度部品移載ユニット8sから部品装着機13に対応部品を供給するように構成することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、作業機への部品供給が効率的に行えると共に、基板の流れ方向の長さが短いコンパクトな部品供給装置及び部品供給方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による部品供給装置を示す概略平面図。
【図2】本発明の第2の実施形態による部品供給装置を示す概略平面図。
【図3】本発明の部品供給方法の一実施形態を示すフローチャート。
【図4】従来の部品供給装置の全体構成を示す平面図。
【符号の説明】
1 部品供給カセット
8、8s 部品移載ユニット
9、9a 第1の供給テーブル
10、10a 第2の供給テーブル
12 レール
13 作業機
P 供給ポイント
【発明の属する技術分野】
本発明は電子部品を吸着して回路基板に装着する部品実装機などに部品を供給する部品供給装置、及びこの部品供給装置を用いた部品供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の部品供給装置は特公平3−221326号公報に示すような構成が一般的であった。
【0003】
図4に従来の部品供給装置の構造を示しており、複数の部品供給カセット1がセット可能な第1供給テーブル2と第2供給テーブル3とが、レール4上に移動可能に配置され、各々に設けられた駆動手段により前記部品供給カセット1の並設方向に往復移動可能に案内支持されている。5は部品供給カセット1の部品を吸着移載してXYテーブル6によって位置決めされた基板7上に装着する装着ヘッドである。
【0004】
上記構成において、供給テーブル2、3に同一の電子部品の部品供給カセット1の組をそれぞれセットしておくと、片方にて部品切れが発生した場合もう一方の供給テーブルと入れ替えて使用し、その間に部品切れが発生した部品供給カセット1に部品補充を行うことができる。例えば、図のように第1供給テーブル2から部品供給しているとき、第1供給テーブル2に部品切れが発生した場合には、第1供給テーブル2、第2供給テーブル3を図の左方向に移動させ、第2供給テーブル3から部品供給するとともに、第1供給テーブル2に部品補充を行う。
【0005】
また、使用部品の品種が多い場合は、供給テーブル2、3に各々別の電子部品の供給カセット1をセットしておき、順次供給テーブル2、3を入替えながら装着ヘッド5に部品供給を行える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
昨今、工場を拡張せず生産性を高めることが追求される中で、電子部品実装機においても、面積生産性向上、稼動率向上が要求されている。
【0007】
しかし上記従来例では、供給テーブル2、3が基板流れ方向xと同方向に配置されているため、部品供給スペースFとその両側に待機スペースG、Hを必要とする。このことがライン長さを短くすること、すなわち、面積生産性を高めることへの障害となっている。
【0008】
また、部品供給中の一方の供給テーブルに部品切れが発生した場合には、両供給テーブルを移動させて他方の供給テーブルを部品供給位置に位置決めしなければならないので、部品供給の効率が低下する。
【0009】
本発明は、上記問題を解決するもので、コンパクトで生産性の高い部品供給装置及び部品供給方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の部品供給装置は、上記目的を達成するため、複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載され左右方向に第1の供給テーブルに干渉することなく位置決め可能に移動する第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置し、かつ第1の供給テーブルと独立して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成されたことを特徴とする。
【0011】
本発明の部品供給方法は、上記目的を達成するため、複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載されている第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを搭載し、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットを介して作業機に供給することを特徴とする。
【0012】
上記構成の部品供給装置及び部品供給方法によると、作業機の後方に2列に第1の供給テーブルと第2の供給テーブルとを配することができ、部品供給装置の左右方向の幅を狭くすることができて面積生産性の向上を図ることができながら、第2の供給テーブルからの作業機への部品供給は部品移載ユニットを介してスムースに行うことができる。又第2の供給テーブルを部品切れ時の補給部品を搭載したものとして使用するとき、その際の第1の供給テーブル、部品移載ユニット等の移動量を、従来例の各供給テーブルの移動量に比較して小とすることができ、部品切れ時の部品供給の効率を向上させることができる。
【0013】
本発明の部品供給方法において、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットが供給ポイントに位置しているとき、常に前記部品供給カセットに対応する第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取り得る位置に部品移載ユニットが位置するように位置制御すると、部品切れ時における第2の供給テーブル上の部品供給カセットからの部品供給を迅速に行うことができる。
【0014】
又本発明の部品供給方法において、第2の供給テーブルが固定され、かつ第1の供給テーブルと部品移載ユニットとが一体に結合された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを対応する部品供給カセットが左右対称関係に並設されるように搭載し、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットが、供給ポイントに位置しているとき、常に前記部品供給カセットに対応する第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取り得る位置に部品移載ユニットが位置するように位置決めし、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットを介して作業機に供給するように構成すると好適である。
【0015】
このように構成すると、第2の供給テーブルは固定され、部品移載ユニットは第1の供給テーブルに付設することができるため、構造の簡単化を図ることができると共に、第1の供給テーブルの左右動を制御するだけで、部品切れ時の第2の供給テーブル上の部品供給カセットからの部品供給を迅速に行うことができる。
【0016】
更に本発明の部品供給方法において、部品移載ユニットが第2の供給テーブル上の部品供給カセットから複数の部品を受取り、これらを保留した後、作業機に供給し得るように構成された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを搭載し、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットに渡して部品移載ユニット上に保留させ、第1の供給テーブル上の他の部品供給カセットの部品の作業機への供給を先行させ、第1の供給テーブルからの部品供給が終了した時点で、部品移載ユニット上に保留されている部品の作業機への供給を行うように構成すると好適である。
【0017】
このように構成すると、第1の供給テーブル上の部品供給カセットからの部品供給を、部品切れのものを除いて、先行させてスムースに行った後、部品切れに対応する補給部品が予め保留されている部品移載ユニットから引き続きスムースに供給されるので、部品供給の効率を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0019】
図1は本願発明の第1の実施形態の構成を示す概略平面図である。図1において、9、10は部品供給カセット1を多数並設してセットした第1、第2の部品供給テーブルであり、互いに同一の電子部品の組が複数種類セットされる。
【0020】
第1、第2の部品供給テーブル9、10は、基台20上に互いに平行に配設された第1、第2のレール11、12によりそれぞれ案内支持され、それぞれに設けた駆動手段により部品供給カセット1の並設方向、即ち左右方向に各レール11、12上を往復移動可能である。なお、第2の供給テーブル10は第1のテーブル9の後方に位置し、互いに接触せずに自由に移動できる範囲で、近接した間隔に配置される。
【0021】
8は前側に位置する第1のレール11上に往復移動可能に案内支持された部品移載ユニットであり、第2の供給テーブル10上の部品供給カセット1から必要な任意の部品を吸着し、第1のレール11の前側に位置する作業機(例えば部品装着機)13に供給するものである。部品移載ユニット8は、たとえば、コンベア部8a、1対の吸着ノズル8p、8qを備えた回転吸着ヘッド8b、及びこれらを支持すると共に第1のレール11上を往復移動可能の案内ブロック8cによって構成されている。
【0022】
部品移載ユニット8は、第2の供給テーブル10からの部品吸着及び作業機13への部品供給を、第1の供給テーブル9における部品切れの発生の都度、部品1個ずつ処理してもよいが、後述するように、部品切れ以外の部品を第1の供給テーブル9が供給し終わった後、部品切れの発生した部品をまとめて、部品装着機13へ供給できる構成とすることができる。
【0023】
基台20及び第1、第2のレール11、12の左右方向の長さLは、第1、第2の供給テーブル9、10の1台分の長さMの約2倍(図4のFの長さに相当)とすることができ、図4の従来例におけるG、Hのような待機スペースを部品供給スペースFの左右にとることは不要である。
【0024】
なお部品装着機13は、第1の部品供給テーブル9の前方にXYテーブル6が配置され、XYテーブル6上には基板7が置かれており、XYテーブル6により位置決めされた後、装着ヘッド5により、所要の部品が装着されるように構成されている。基板7は図1に矢印xで示すように左方向に流れる。
【0025】
図1に示す部品供給装置は、第1の供給テーブル9上の部品供給カセット1のいずれかに部品消費による部品切れが生じたとき、これに対処できるように第2の供給テーブル10上に第1の供給テーブル9上の部品供給カセット1と同種の部品を備えた部品供給カセット1を搭載し、前記部品切れが生じたとき、直ちに第2の供給テーブル10の対応する部品供給カセット1からの部品を部品移載ユニット8を介して部品装着機13に供給し得るようになっている。
【0026】
通常時は、第1の供給テーブル9が左右に移動し、図1にA1で示す所定の部品供給カセット1の前端部が供給ポイントPに合致するように位置決めされていると、所定の部品が装着ヘッド5によって吸着され、次いで基板7の所定X、Y位置に装着される。このとき、第2の供給テーブル10及び部品移載ユニット8は、第1の供給テーブル9からの部品供給に支障とならない位置にあって、左右に移動しながら、第2の供給テーブル10上の前記部品供給カセット1に対応する図1にA2で示す部品供給カセット1から直ちに部品を受取り得る位置に部品移載ユニット8が位置するような関係を保つように、位置制御されている。
【0027】
従って、第1の供給テーブル9上の所定の部品供給カセット1において部品切れが発生すると、直ちに部品移載ユニット8は第2の供給テーブル10上の同種部品を備えた部品供給カセット1からその部品を受取ることができる。この際、回転吸着ヘッド8bで吸着された部品はコンベア8aに移載され、コンベア8a上を前方に送られる。部品が前方に送られる間に、第1の供給テーブル9は図1の左方へ退避し、部品移載ユニット8は供給ポイントPに向け移動し、コンベア8aの前端部に達した部品は、前記供給ポイントPから装着ヘッド5に吸着され、基板7に装着される。このように部品切れ時においても、補給部品による迅速な部品装着作業を行うことができる。
【0028】
次に本発明の第2の実施形態を図2、図3を参照しつつ説明する。
【0029】
図2に示す部品供給装置は、第2の供給テーブル10aが第1の実施形態のそれと異なり、基台20に固定され、かつ第1の供給テーブル9a上に部品移載ユニット8sを搭載し、第1の供給テーブル9aと部品移載ユニット8sとを一体に結合した外は、基本的には第1の実施形態と同様に構成されている。そして、図2にa〜iで対照させて示すように、第2の供給テーブル10a上に、第1の供給テーブル9a上の部品供給カセット1と同種の部品を備えた部品供給カセット1を、対応する部品供給カセット1が左右対称関係に並設されるよう搭載している。又前記部品移載ユニット8sは、第1の供給テーブル9a上の図2の右端に位置し、例えばbで示す第1の供給テーブル9a上の部品供給カセット1が供給ポイントPに位置するとき、これに対応するbで示す第2の供給テーブル10a上の部品供給カセット1から部品を受取り得るように位置決めされている。a、c〜iで示す両供給テーブル9a、10a上の部品供給カセット1、1及び部品移載ユニット8sの位置関係も、上記同様となっている。
【0030】
又第1の供給テーブル9a上の各部品供給カセット1には部品残量センサ16が設置され、カセット毎に部品残量が所定値以下になったとき、部品不足信号又はその予測信号を発生するように構成されている。この所定値の設定において、各部品の使用頻度がほぼ同じ場合には、各カセットを同じ値としてよいが、部品の使用頻度に相当の差がある場合には、カセット毎に異なる値を設定することが好ましい。
【0031】
更に前記部品移載ユニット8sは、部品切れ時に、第2の供給テーブル10a上の部品供給カセット1から部品を受取るものであるが、複数の部品を受取り、これをコンベア部8a上に、順序よく整列させて保留しておき、後述のように、これら保留部品を一括して順序よく部品装着機13に供給し得るように構成されている。
【0032】
次に上記構成の部品供給装置の動作を図3のフローチャートに基づき説明する。
【0033】
第1の供給テーブル9aを所定の部品供給カセット1が供給ポイントPに合致するように移動し、位置決めする(#1)。これに伴い部品移載ユニット8sの位置決めも同時に自動的になされる(#2)。この状態で、第1の供給テーブル9aから部品装着機(作業機)13に必要な部品を供給する(#3)。この部品供給動作中、第1の供給テーブル9aにおいては、各カセット毎に部品残量センサー16により常に部品切れの有無を監視しており(#4)、いずれかのカセットにおいて部品切れ発生が検出された場合には、部品移載ユニット8sは部品切れ発生が検出された部品と同一の部品を第2の供給テーブル10aの対応カセットから吸着して受取り、これを保留しておく(#5)。
【0034】
以下同様にして第1の供給テーブル9aによる部品装着機13への部品供給、部品移載ユニット8sによる部品切れ発生の部品と同一の部品の第2の供給テーブル10aからの受取り、保留を繰り返す。第1の供給テーブル9a上の装着部品について、部品切れの部品を除いて、部品装着機13への部品供給が終了し、かつ部品移載ユニット8sが部品切れの部品と同一の部品を第2の供給テーブル10aから受取り終わった(#6)場合には、第1の供給テーブル9aを待機位置に移動させる(#7)とともに、部品移載ユニット8sを移動させて供給ポイントPに位置決めする(#8)。
【0035】
次に、部品移載ユニット8sは、保留している部品を一括して順次部品装着機13に供給する(#9)一方、第1の供給テーブル9aに部品切れ部品を補充し(#10)、プログラムを終了する。
【0036】
なお、以上の説明では、最後に一括して対象作業機に供給を行う方法で説明したが、第1の実施形態と同様に、部品不足の都度部品移載ユニット8sから部品装着機13に対応部品を供給するように構成することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、作業機への部品供給が効率的に行えると共に、基板の流れ方向の長さが短いコンパクトな部品供給装置及び部品供給方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による部品供給装置を示す概略平面図。
【図2】本発明の第2の実施形態による部品供給装置を示す概略平面図。
【図3】本発明の部品供給方法の一実施形態を示すフローチャート。
【図4】従来の部品供給装置の全体構成を示す平面図。
【符号の説明】
1 部品供給カセット
8、8s 部品移載ユニット
9、9a 第1の供給テーブル
10、10a 第2の供給テーブル
12 レール
13 作業機
P 供給ポイント
Claims (6)
- 複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載され左右方向に第1の供給テーブルに干渉することなく位置決め可能に移動する第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置し、かつ第1の供給テーブルと独立して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成されたことを特徴とする部品供給装置。
- 部品移載ユニットが第2の供給テーブル上の部品供給カセットから複数の部品を受取り、これらを保留した後、作業機に供給し得るように構成された請求項1記載の部品供給装置。
- 複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載されている第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを搭載し、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットを介して作業機に供給することを特徴とする部品供給方法。
- 請求項3記載の部品供給方法において、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットが供給ポイントに位置しているとき、常に前記部品供給カセットに対応する第2の供給テーブル上の各部品供給カセットから部品を受取り得る位置に部品移載ユニットが位置するように位置制御することを特徴とする部品供給方法。
- 複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載されている第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成され、かつ第2の供給テーブルが固定されると共に、第1の供給テーブルと部品移載ユニットが一体に結合された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを対応する部品供給カセットが左右対称関係に並設されるように搭載し、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットが供給ポイントに位置しているとき、常に前記部品供給カセットに対応する第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取り得る位置に部品移載ユニットが位置するように位置決めし、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットを介して作業機に供給することを特徴とする部品供給方法。
- 複数の部品供給カセットが搭載されこれらの並設方向である左右方向 に位置決め可能に移動する第1の供給テーブルと、第1の供給テーブルの後方に位置して並設方向が左右方向となるように複数の部品供給カセットが搭載されている第2の供給テーブルと、第1の供給テーブルの側方に位置して左右方向に位置決め可能に移動すると共に第2の供給テーブル上の部品供給カセットから部品を受取りこれを前方に移動させる部品移載ユニットを備え、第1の供給テーブル上の各部品供給カセットの前端部または部品移載ユニットの前端部が供給ポイントに位置決めされたとき、この位置にある部品がその前側に位置する作業機に供給されるように構成され、かつ部品移載ユニットが第2の供給テーブル上の部品供給カセットから複数の部品を受取り、これらを保管した後、作業機に供給し得るように構成された部品供給装置を用いて作業機に部品を供給する方法であって、部品の消費による部品切れに対処するため、第2の供給テーブル上に第1の供給テーブル上の部品供給カセットと同種の部品を備えた部品供給カセットを搭載し、第1の供給テーブル上の部品供給カセットに部品切れが生じたとき、第2の供給テーブル上の対応する部品供給カセットからの部品を部品移載ユニットに渡して部品移載ユニット上に保留させ、第1の供給テーブル上の他の部品供給カセットの部品の作業機への供給を先行させ、第1の供給テーブルからの部品供給が終了した時点で、部品移載ユニット上に保留されている部品の作業機への供給を行うことを特徴とする部品供給方法。
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