JP3579190B2 - 警報抑止通知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、同期系信号をいったん非同期系信号に変換して伝送してから元の同期系信号に再変換する区間を含む伝送系において、この区間内での装置の通常の電源断により信号が停止した時に、非同期系信号を同期系信号に再変換する装置にて周期異常による警報が発生するのを抑止するような警報抑止通知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
B−ISDN(広帯域サービス総合ディジタル網)における情報の転送方式にはSTM(同期転送モード)とATM(非同期転送モード)がある。従来の伝送系では、加入者端末と局側交換機(もしくは終端装置)との間で、通常は同系の信号(同期系信号または非同期系信号)が伝送される構成となっていた。
【0003】
図7に従来の伝送系の構成例を示す。この構成例において、加入者端末21が網終端装置20を介して同期網に接続され、網終端装置20から出る加入者線は局側の加入者線終端装置10に収容される。加入者線終端装置10の出力側伝送路はいくつかの同期系中継器14を経て交換機11に達する。
【0004】
この場合、同期系の加入者装置は有効な情報の有無にかかわらず常に一定周期でフレームを送信するので、局側装置は受信フレームの周期を監視することで加入者線の異常を検出することができる。例えば、局側の加入者線終端装置10は、加入者装置から送信されてくる信号のフレーム周期を監視し、周期異常を検出した時に上位装置へ異常警報を出す。
【0005】
一方、加入者装置では利用者は任意に端末の電源切断を行う。その場合、加入者装置からフレームが送出されなくなるが、これは正常な電源断によるものなので、警報が発生するのは望ましくない。そのため、網終端装置20は端末21の電源断を感知した時に電源断情報(REC−INH信号)を局側に通知し、それにより局側の加入者終端装置10は周期異常の警報を抑止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
加入者装置と局側交換機がどちらも同期系信号を扱うが、その間の伝送はATM網を介して行う必要がある場合、例えば、加入者装置においてCLAD(Cell Assembly and disassembly ;セル組立・分解)装置により同期系信号をATMセル化してからフレームと同じ周期で送出し、局側装置において交換機の前段のCLAD装置によりATMセルをデセル化して元の同期系信号へ戻すといった構成が考えられる。
【0007】
図8には、加入者側の網終端装置20が出力する同期系信号を後段のCLAD装置22でATMセルに変換する場合の構成例が示される。CLAD装置22から加入者線に送出されたATMセルは、局側の加入者線終端装置10とATM中継器13を経て伝送され、CLAD装置12で元の同期系信号に再変換されてから交換機11に入力される。
【0008】
この構成では、局側装置において、加入者線終端装置10がATMセルの到着周期を監視することにより加入者線の異常検出を行い、また、デセル化を行うCLAD装置12がATMセルの到着周期を監視することにより加入者線終端装置10以後の伝送路の異常検出を行うことができる。
【0009】
いま、加入者装置内の端末21の電源が切断されると、CLAD装置22への同期系信号の入力がなくなるので、ATMセルの周期的な送出も停止する。その場合、局側装置の加入者線終端装置10は、加入者装置から通知される電源断情報を受信することで周期異常の警報を抑止することができるが、交換機11の前段のCLAD装置12は、ATMセルが周期的に到着しないことを検出して周期異常の警報を出してしまう。
【0010】
このように端末の電源が正常に切断された時に、デセル化を行っているCLAD装置12で警報が発生することを防ぐ一つの対応策として、局側装置の運用管理を行うオペレーション装置が、電源断情報を検出した加入者線終端装置10からの情報を受けて、CLAD装置12からの警報をマスクすることが考えられるが、加入者装置の数が増えるにつれてオペレーション装置の負荷が増大するという問題がある。
【0011】
また他の対応策として、加入者線終端装置10が電源断を検出した時、伝送路異常通知用のOAMセルに警報抑止通知を載せて下流に送出することにより、CLAD装置12の警報を抑止する手段が考えられる。この時、CLAD装置12で誤検出を防ぐため、警報抑止通知は複数回以上通知される必要がある。しかし、伝送路異常通知用のOAMセルは、加入者線終端装置10で輻輳が生じて正常なセルが廃棄されないように十分な低速で送出されるため、このOAMセルに載せて警報抑止通知を送出するとCLAD装置12への通知が遅れ、それよりも早くCLAD装置12が周期異常を検出して警報を発生させる可能性がある。
【0012】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、例えば、同期系信号をいったん非同期系信号に変換して伝送してから元の同期系信号に再変換する区間を含む伝送系において、この区間内での装置の正常な電源断により信号が停止した時に、非同期系信号を同期系信号に再変換する装置にて周期異常による警報が発生するのを抑止するような警報抑止通知装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明に係る原理説明図である。
本発明においては、同期系信号をいったん非同期系信号に変換して伝送してから元の同期系信号に再変換する区間を含む伝送系に設けられ、該区間内での第1の装置(装置A)の通常の電源断により該第1の装置からの信号が停止した時に、非同期系信号を同期系信号に再変換する第2の装置(装置C)にて周期異常による警報が発生するのを抑止する警報抑止通知を生成する警報抑止通知装置において、伝送経路の上流側で周期的な信号を送信している前記第1の装置の電源断を通知する信号を検出する電源断検出部51と、該電源断の検出された第1の装置がその下流側へ送信していた信号の周期に対応した警報抑止通知の周期を生成する周期生成部52と、周期生成部52により生成された周期で、該電源断の検出された第1の装置に対応する警報抑止通知を作成して、前記第2の装置へ向けて伝送経路の下流へ送信する警報抑止通知発生部53とを備え、周期生成部52は、該検出対象となる前記第1の装置が下流側に向かって送信する信号の到着タイミングを所定の時間間隔にわたって時系列に記録できるテーブルを備え、該信号が到着する毎にその到着タイミングと共に送信元である前記第1の装置の識別情報を該テーブルに記録し、電源断の検出時、当該第1の装置に対して該テーブルに記録されている信号到着タイミングに基づき警報抑止通知の周期を生成することを特徴とする警報抑止通知装置50が提供される。
【0020】
例えば、図1の伝送系において、送信側の装置Aから受信側の装置Cに周期的な信号が伝送されている場合、装置Aの電源切断を後段の装置Bが検知すると、装置Bは装置Aの電源断を検知している間、警報抑止通知装置50に電源断検出信号を出力する。このように装置Aの電源が切断されたために装置Bから警報抑止通知装置50へ電源断検出信号が出力されると、電源断検出部51はこの電源断検出信号を検出することにより、装置Aの電源断を警報抑止通知発生部53に通知する。警報抑止通知発生部53は、電源断検出部51から装置Aの電源断を通知されることにより、周期生成部52から取得したタイミングに合わせて、装置Aに対応する警報抑止通知を作成して下流に送出する。装置Cはこの警報抑止通知を受信している間、あるいは警報抑止通知後に該電源断の検出された装置から正常に信号が受信され警報が解除されるまでは、装置Aからの信号の周期異常を検出しても周期異常警報は出さない。
【0025】
しかも、周期生成部52を上記のような構成とすることで、例えば、図1の伝送系において装置Aと装置Cとの間の双方向伝送で伝送方向により信号周期が異なる場合でも、あるいは、装置Aから装置Cへの片方向だけで信号が伝送されている場合でも、周期生成部52は、装置Aから装置Cへの信号の周期を検出して、適切な警報抑止通知の周期を生成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図2は、本発明に係る警報抑止方法を図8の伝送系に対して適用した場合の実施例である。加入者側において、端末21の電源が通常に切断されると、網終端装置20がその電源断を検知し、電源断情報としてREC−INH信号を局側に送出する。一方、局側の加入者線終端装置10は、端末21からの加入者線上でATMセルが停止したことを検出するが、それとともにREC−INH信号を受信するので、ATMセルの停止は通常の電源切断によるものと判断し、周期異常の警報を抑止する。
【0029】
また、加入者線終端装置10は、加入者側からREC−INH信号を受信すると、一定の周期で警報抑止通知用のOAMセルを生成して下流へ送出する。警報抑止通知用のOAMセルはATM中継器13を経てCLAD装置12まで伝送される。CLAD装置12は、加入者側の端末21からのATMセルが停止したことを検出するが、それとともに警報抑止通知用のOAMセルを受信するので、ATMセルの停止は端末21の電源切断によるものと判断して、周期異常の警報を抑止する。
【0030】
ATM網のOAM機能の一つとして警報監視機能がすでに検討されている。警報監視機能とは、コネクションの接続点での障害を監視し、障害検出時に警報情報(障害種別や障害箇所など)を通知するためのOAMセルを接続点の下流に送出する機能のことである。かかる警報監視のためのOAMセルはAIS(Alarm Indication Signal )セルとして定義され、VPコネクションに対するVP−AISセルと、VCコネクションに対するVC−AISセルとがある。
【0031】
図3には、本発明に係る警報抑止通知装置の一実施例として、加入者線終端装置10における警報監視部の構成が示されている。本実施例では、警報抑止を下流に通知するためのOAMセルとしてVP−AISセルを使用しているが、VC−AISセルを使用する方法、VP−AISセルとVC−AISセルを両方使用する方法、あるいは、警報抑止通知用の特別なOAMセルを定義して使用する方法も可能である。
【0032】
加入者線終端装置10の警報監視部は、端末側伝送路(加入者線)の異常検出時に警報を出すとともに伝送路異常通知を下流に送出する部分と、加入者側端末の電源断検出時に警報抑止通知を下流に送出する部分とに分けられる。前者は伝送路異常検出部101とVP−AISセル生成部102からなり、後者は電源断信号検出部103、同期系信号モニタ部104およびVP−AISセル生成部105からなる。
【0033】
伝送路異常検出部101は、加入者線上の通信状態を監視し、異常検出時にLOS(Loss of Signal;信号の紛失)やLOF(Loss of Frame ;フレームの紛失)などの通信警報を出力する。VP−AISセル生成部102は、LOSやLOFなどの警報種別を書き込んだVP−AISセルを生成し、局側伝送路に送出することにより伝送路異常を下流に通知する。
【0034】
電源断信号検出部103は、加入者側端末が電源断されている間、加入者側から送られてくるREC−INH信号を検出する。電源断信号検出部103がREC−INH信号を検出している間、VP−AISセル生成部105は、後述する同期系信号モニタ104が生成するタイミングに合わせて、警報種別として電源断を書き込んだVP−AISセルを生成し、局側伝送路に送出することにより警報抑止を下流に通知する。
【0035】
図4には加入者線上に複数のコネクションが多重されている場合の例が示される。この例では、加入者側のSTM系装置2aやATM系装置2bなどからのVPコネクションが多重化装置23を通して加入者線上で多重され、加入者線終端装置10に入力されている。
【0036】
この場合、STM系装置2aとATM系装置2bはともにATMセルで情報を伝送するが、STM系装置2aにおけるセル周期はそれが扱う同期系信号のフレーム周期に対応して一定であるのに対して、ATM系装置2bにおけるセル周期は不定である。以下の説明では、図4のVPI=1のようにATMセルが一定周期で送出されるコネクションをSTMサービス用のコネクション、VPI=2のような通常のコネクションをATMサービス用のコネクションと称する。
【0037】
ところで、対向する伝送装置間で双方向に信号が伝送される場合、ATM伝送方式では上り/下りの使用帯域はそれぞれ可変であり、一方、STM伝送方式では上り/下りの使用帯域は同じでかつ一定である。ただし、図4に示した構成例で、STMサービス用のコネクション(VPI=1)を通して双方向伝送を行う場合、同期系信号のフレーム周期に合わせてATMセルが送出されるので上り/下りの使用帯域は同じになる。それに対し、ATMサービス用のコネクション(VPI=2)ではセルが非同期に伝送されるので上り/下りの使用帯域はそれぞれ常に変化する。
【0038】
加入者側のSTM系装置で電源が切断されると、その装置がり方向に送出するセルは停止するが、対向側の装置でセル送出を停止しないかぎりり方向のセルは流れ続ける。したがって、加入者側の各装置とVPコネクションとの対応が加入者線終端装置10にとって既知であり、STMサービス用のVPコネクションの上り/下りのVPIが同値であれば、電源断のためにVPコネクションのり方向のセルが停止しても、そのVPコネクションのり方向のセル周期を検出することができる。
【0039】
加入者線終端装置10の同期系信号モニタ部104は、上記の考えに基づいてSTMサービス用の各VPコネクションのり方向のセル周期をモニタする。すなわち、局側伝送路から到着するり方向のATMセルのVPIを読み出し、それがSTMサービス用のVPコネクションであるか否かを判定する。それにより、STMサービス用の各VPコネクションの現在のセル周期を検出できるので、既存VPコネクションの使用帯域が変更されたり、新しいVPコネクションが追加された場合にも即座に対応できる。
【0040】
次に、図4のように加入者線上に複数のVPコネクションが多重されている場合の、図3の実施例の加入者線終端装置10の警報監視動作を説明する。
【0041】
加入者線終端装置10において伝送路異常検出部101が加入者線の異常を検出すると、VP−AISセル生成部102は、伝送路異常通知用のVP−AISセルを一定周期で生成し、その加入者線上で多重されるすべてのVPコネクションのり方向に送出する。このとき、伝送路異常通知用のVP−AISセルの生成周期は、加入者線終端装置10内でセル輻輳が発生して正常なセルが廃棄されることがないように十分低速でなければならない。
【0042】
また、STM系装置2aで端末21の電源が切断された場合、網終端装置20はその電源断を検知して、REC−INH信号を対応するVPコネクション(VPI=1)に送出する。それに対し、加入者線終端装置10では、電源断信号検出部103がこのREC−INH信号を検出し、VP−AISセル生成部102に対して送信不許可を指示すると同時に、VP−AISセル生成部105に対して送信許可を指示する。
【0043】
それにより、伝送路異常検出部101がSTMサービス用のVPコネクション(VPI=1)のセルの停止を検出してもVP−AISセル生成部102から伝送路異常通知用のVP−AISセルは送信されず、代わってVP−AISセル生成部105から警報抑止通知用のVP−AISセルが送信される。
【0044】
電源断信号検出部103から送信許可が指示されている間、VP−AISセル生成部105は、電源断が検出されたVPコネクション(VPI=1)に対するセル到着タイミングを同期系信号モニタ部104から取得し、そのタイミングに合わせて警報抑止通知用のVP−AISセルを生成し、そのVPコネクションのり方向に送信する。
【0045】
それにより、警報抑止通知用のVP−AISセルは、STM系装置2aにおける同期系信号のセル化周期(例えば125μs)と同じ速度で送出されるため、そのVPコネクション(VPI=1)に与えられている使用帯域をオーバーして他のVPコネクション(VPI=2)の帯域を損なうことはなく、また、下流のCLAD装置12がそのVPコネクション(VPI=1)の周期異常を検出する前に警報抑止を通知することができるので、通常の電源断に起因する不要な異常警報を抑えることができる。
【0046】
また、加入者線終端装置10は、トラヒック増大等によるセル輻輳時に加入者側の電源断を検出した場合、電源断が検出されたVPコネクションに対する警報抑止通知用のVP−AISセルを他のVPコネクションの信号よりも優先的に送信するような制御をすることにより、下流での不要な異常警報の発生をより確実に防止することができる。
【0047】
上述の実施例では、加入者側装置の使用するVPコネクションの上り方向と下り方向のVPI値が同じであり、かつ、どちらの方向にも同じ周期でATMセルが流れている場合に、加入者線終端装置10が加入者側の電源断を検出した時、該当のVPコネクションの下り方向のセル到着周期を検出し、その周期でり方向に警報抑止通知用のVP−AISセルを送出する方法を用いたが、本発明の適用はこの場合に限られるものではなく、上り方向と下り方向でATMセル送出周期が異なる場合、あるいはり方向にだけATMセルが送出されている場合には、り方向のセル到着周期を検出することにより警報抑止通知用セルの送出周期を決定することができる。
【0048】
ただし、警報抑止通知用セルを送出する際には、加入者側装置の通常の電源断のためにり方向のATMセルが到着しなくなっているので、あらかじめり方向のセル到着周期を測定、記録しておく機構が必要となる。図5は本発明の警報抑止通知装置の他の実施例である。本実施例は図3の実施例の変形であり、同期系信号モニタ部104に替えて周期情報記録テーブル106が設けられている。加入者線終端装置10は、端末側伝送路上のSTMサービス用のVPコネクションからATMセルをモニタして、その到着タイミングを周期情報記録テーブル106に記録する。そして、加入者側の端末の電源断を検出したら、周期情報記録テーブル106に記録されている到着タイミングに対応する周期で警報抑止通知用VP−AISセルをり方向へ送出する。
【0049】
図6に周期情報記録テーブル106の構成例を示す。1つの周期情報記録テーブル106で複数の加入者側装置の周期情報を扱う場合、図6に示すように、受信したATMの送信元の装置IDおよびVPI値も記録できるようにする。周期情報記録テーブル106のアドレスポインタは、セルのタイムスロット毎にインクリメントされ、そのタイムスロットでATMセルが到着していれば、対応する装置IDおよびVPI値とともにセル到着「有り」をテーブルに記録し、また、ATMセルが到着していなければセル到着「無し」をテーブルに記録する。STMサービス用の各VPコネクションには、それぞれATMセルが周期的に到着するので、周期情報記録テーブル106上には情報が周期的に書き込まれる。
【0050】
加入者線終端装置10は、加入者側からREC−INH信号を受信したら、当該装置について周期情報記録テーブル106への書込みを停止し、それ以後、セルのタイムスロット毎に周期情報記録テーブル106から順次に情報を読み出し、読み出した情報が当該装置のものであれば、そのタイムスロットで警報抑止通知用VP−AISセルを送出する。
【0051】
また、警報抑止通知用セルの送出周期を決定する他の方法として、上述のようにVPコネクションからセル到着タイミングを取得する代わりに、各VPコネクションの使用帯域をあらかじめ登録しておくことも可能である。例えば、加入者線終端装置10は、加入者側の各STM系装置の装置ID、使用するVPコネクションのVPI値および使用帯域を登録情報として保持し、電源断検出時、当該装置に対して登録されている使用帯域に応じた周期で警報抑止通知用のVP−AISセルを送出する。管理者は必要に応じて加入者線終端装置10の登録情報を変更する。
【0052】
また、上述の実施例では、局側でデセル化を行うCLAD装置12がセル受信の周期異常を検出した時に発生させる周期異常警報を抑止する場合を説明したが、CLAD装置12は周期異常警報以外にバッファ容量異常警報も発生させる。バッファ容量異常警報とは、CLAD装置12が受信セルをバッファにいったん蓄積し、バッファからセルを読み出しながらデセル化を行う過程で、バッファ溢れが起こったりバッファ内のセルがなくなった場合に発生させる警報である。CLAD装置12でのバッファ容量異常警報は周期異常警報と同様、加入者側での通常の電源断のためATMセルが受信されなくなった時に発生するので、本発明はバッファ容量異常警報を抑止する目的にも利用できる。
【0053】
また、本実施例では、送信側で同期系信号を周期的なATMセルに変換し、受信側でATMセルを元の同期系信号に再変換するSTM−ATM−STM伝送系に対して本発明が適用されたが、通常のATM伝送系における接続性確認機能に対しても本発明は適用可能である。接続性確認機能とは、VPおよび/またはVCコネクションにおいてユーザ情報セルの送出がない状態でもコネクションの故障を検出できるように、送信側が接続性確認用のOAMセルを一定時間間隔で送出し、受信側がそのOAMセルを受信しなくなったらコネクションの接続性異常と判断する機能のことである。この場合も本発明を適用することにより、セルを送信する加入者側での通常の電源断のために対向する受信側で不要な接続性異常警報が発生するのを抑止することができる。
【0054】
また、上述の実施例では、加入者端末の通常の電源断を局側の加入者線終端装置で検出し、デセル化を行っているCLAD装置に警報抑止通知を送出する場合を説明したが、本発明の適用はこの場合に限られるものではなく、伝送経路上の伝送装置が、自分の上流側で周期的な信号を発信あるいは中継している装置の電源断を検出して、下流に警報抑止を通知する必要があるような場合には一般的に適用できる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、送信側から周期的な信号を送信し、受信側では受信信号の周期異常の検出時に警報を出す伝送系において、伝送経路上の装置の電源断により信号が停止した時、その下流にある装置は信号の周期異常を検出する前に警報抑止通知を受けることができるので、不要な警報の発生が抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明に係る警報抑止方法の実施例を示す図である。
【図3】本発明に係る警報抑止通知装置の実施例の構成を示す図である。
【図4】加入者線でコネクションが多重化されている場合の構成例を示す図である。
【図5】本発明に係る警報抑止通知装置の他の実施例の構成を示す図である。
【図6】周期情報記録テーブルの構成例を示す図である。
【図7】従来の伝送系の構成例および警報抑止方法を示す図である。
【図8】周期的な信号をATM網を通して伝送する伝送系の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 加入者線終端装置
101 伝送路異常検出部
102、105 VP−AISセル生成部
103 電源断信号検出部
104 同期系信号モニタ部
106 周期情報記録テーブル
11 交換機
12 CLAD装置(デセル化側)
13 ATM中継器
14 同期系中継器
20 網終端装置
21 端末
22 CLAD装置(セル化側)
23 多重化装置
2a STM系装置
2b ATM系装置

Claims (1)

  1. 同期系信号をいったん非同期系信号に変換して伝送してから元の同期系信号に再変換する区間を含む伝送系に設けられ、該区間内での第1の装置の通常の電源断により該第1の装置からの信号が停止した時に、非同期系信号を同期系信号に再変換する第2の装置にて周期異常による警報が発生するのを抑止する警報抑止通知を生成する警報抑止通知装置において、
    伝送経路の上流側で周期的な信号を送信している前記第1の装置の電源断を通知する信号を検出する電源断検出部と、
    該電源断の検出された第1の装置がその下流側へ送信していた信号の周期に対応した警報抑止通知の周期を生成する周期生成部と、
    該周期生成部により生成された周期で、該電源断の検出された第1の装置に対応する警報抑止通知を作成して、前記第2の装置へ向けて伝送経路の下流へ送信する警報抑止通知発生部とを備え
    該周期生成部は、該検出対象となる前記第1の装置が下流側に向かって送信する信号の到着タイミングを所定の時間間隔にわたって時系列に記録できるテーブルを備え、該信号が到着する毎にその到着タイミングと共に送信元である前記第1の装置の識別情報を該テーブルに記録し、電源断の検出時、当該第1の装置に対して該テーブルに記録されている信号到着タイミングに基づき警報抑止通知の周期を生成することを特徴とする警報抑止通知装置。
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