JP3578986B2 - 光ディスク制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク制御装置に関するものであり、より詳しくは、トラックが形成されたディスクに情報を記録し、またはディスクから情報を再生する光ディスク装置における、ディジタル制御装置の改良を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスク装置として、所定の回転数で回転している光ディスクに半導体レーザ等の光源より発生した光ビームを集束して照射し、光ディスク上に記録されている信号を再生する装置がある。以下、図8及び図9を用いてこの第1の従来例の光ディスク装置を説明する。
【0003】
図8において、ディスク100はモータ101の回転軸102に取り付けられ、所定の回転数で回転している。
ディスク100は凹凸が形成されたトラックをスパイラル状に有している。凸部及び凹部は共にトラックであり、情報が記録される。トラックのピッチは0.74マイクロメータ(以下では、μmと記す)である。また、凸部及び凹部の幅は約0.6μmである。
【0004】
光ピックアップの移送台115には、光源としてのレーザ109、カップリングレンズ108、偏光ビームスプリッタ110、1/4波長板107、全反射鏡105、光検出器113、検出レンズ111、円筒レンズ112、アクチュエータ104が取り付けられており、移送台115は、移送モータ114によってディスク100の半径方向に移動するように構成されている。
【0005】
レーザ駆動回路175はDSP140の指令によりレーザ109を駆動する。レーザ109は移送台115に取り付けられており、これより発生した光ビーム106は、カップリングレンズ108で平行光に変換された後に、偏光ビームスプリッタ110、1/4波長板107を通過し、全反射鏡105で反射され、集束レンズ103によりディスク100の情報面上に集束して照射される。
【0006】
ディスク100の情報面により反射された反射光は、集束レンズ103を通過して全反射鏡105で反射され、1/4波長板107、偏光ビームスプリッタ110、検出レンズ111、円筒レンズ112を通過して、4個の受光部からなる光検出器113上に入射する。
【0007】
集束レンズ103はアクチュエータ104の可動部に取り付けられている。アクチュエータ104はフォーカス用コイル、トラッキング用コイル、フォーカス用の永久磁石及びトラッキング用の永久磁石より構成されている。
【0008】
アクチュエータ104のフォーカス用コイル(図示せず)に電力増幅器152を用いて電圧を加えると、コイルに電流が流れ、コイルはフォーカス用の永久磁石(図示せず)から磁気力を受けることによって、集束レンズ103はディスク100の情報面に対して垂直な方向(図8中の上下方向)に移動する。集束レンズ103は光ビームの焦点とディスクの情報面とのずれを示すフォーカスエラー信号に基づいて光ビーム106の焦点が常にディスク100の情報面に位置する(合焦する)ように制御されている。
【0009】
また、トラッキング用コイル(図示せず)に電力増幅器145を用いて電圧を加えると、コイルに電流が流れトラッキング用の永久磁石(図示せず)から磁気力を受けることによって、集束レンズ103はディスク100の半径方向、すなわちディスク100上のトラックを横切るように(図8では左右方向)移動する。
【0010】
光検出器113は、4個の受光部より形成されている。光検出器113上に入射したディスクからの反射光は、それぞれ電流に変換され、I/V変換器116、117、118、119へ送られる。I/V変換器116、117、118、119は、入力される電流をその電流レベルに応じた電圧に変換する。
【0011】
加算器120、121、123、124、130は、入力信号を加算して出力する。減算器122、125は、入力信号を減算(差動回路とも称する)して出力する。
【0012】
加算器124はI/V変換器116、117の出力を加算し、加算器123はI/V変換器118、119の出力を加算し、加算器120はI/V変換器116、119の出力を加算し、加算器121はI/V変換器117、118の出力を加算し、加算器130は加算器124と加算器123の出力を加算する。減算器125は加算器124の出力から加算器123の出力を減算する。減算器122は加算器120の出力から加算器121の出力を減算する。
【0013】
この減算器122の出力がディスクに照射される光ビームの焦点とディスク100の情報面とのずれを示すフォーカスエラー信号である。フォーカスエラー信号は、アナログ・ディジタル変換器149へ送られ、位相補償回路150、ディジタル・アナログ変換器151、電力増幅器152の順で処理され、電力増幅器152によりアクチュエータ104のフォーカス用コイルに電流が流れる。
【0014】
アナログディジタル変換器(以下では、A/D変換器と記す)149は、アナログ信号をディジタル信号に変換する。また、ディジタルアナログ変換器(以下では、D/A変換器と記す)151は、ディジタル信号をアナログ信号に変換する。
【0015】
位相補償回路150はディジタルフィルタであり、フォーカス制御系の位相補償を行って制御ループの安定化を図る。このようにフォーカスエラー信号に応じて集束レンズ103が駆動され、光ビームの焦点が常に情報面上に位置(合焦)する。
【0016】
図8に示した光学系は一般にプッシュプル法と呼ばれるトラッキングエラー信号(以下では、TE信号と記す)の検出方式を構成している。従って、減算器125の出力が光ディスクに照射される光ビームのスポットとディスク100のトラックとのずれを示すTE信号となる。以下では減算器125の出力を第1のTE信号と記す。第1のTE信号はスイッチ155へ送られ、A/D変換器143、加算器142、位相補償回路144、D/A変換器170、電力増幅器145の順で処理され、電力増幅器145によりアクチュエータ104のトラッキング用コイルに電流が流れる。
【0017】
位相補償回路144はディジタルフィルタであり、トラッキング制御系の位相補償を行って制御ループの安定化を図る。従って、第1のTE信号に応じて集束レンズ103が駆動されるので、光ビームのスポットが常にトラックを追従する。
【0018】
また、TE信号はローパスフィルタ146、D/A変換器147、加算器148を介して電力増幅器129に送られ、電力増幅器129により移送モータ114が駆動されることによって、移送モータ114はTE信号の低周波成分に応じて制御される。即ち、トラッキング制御系においては、高い周波数の応答に対してはアクチュエータ104で追従し、低い周波数成分の応答に対しては移送モータ114で追従する構成になっている。
【0019】
次に、加算器130は、先述したように、加算器123と加算器124の出力を加算する。即ち、加算器130の出力は光検出器113の全受光量となる。以下では、加算器130の出力信号を、全反射光量信号と記す。加算器130の出力は、アドレス再生回路131に送られる。アドレス再生回路131は、セクターアドレスを再生し、ディジタルシグナルプロセッサ(以下では、DSPと記す)140に送る。また、アドレスに同期した信号をゲート生成回路132に送る。
【0020】
ゲート生成回路132は、アドレス部のVFO1及びVFO2領域でそれぞれハイレベルになるゲート信号をスイッチ133へ出力する。以下では、VFO1領域及びVFO2領域の信号をそれぞれVFO1信号、VFO2信号と記す。また、ゲート生成回路132では、図9に示すように、アドレス部のVFO1及びVFO2領域でそれぞれハイレベルになるゲート信号によって抜き取られたVFO1信号及びVFO2信号をサンプルホールドするためのサンプリング信号を生成する。ゲート生成回路132で生成されたサンプリング信号はアドレス部のVFO1の信号をサンプリングするためサンプリング信号をサンプルホールド回路(以下では、S/H回路と記す)136に向けて出力し、アドレス部のVFO2の信号をサンプリングするためサンプリング信号をS/H回路137に向けて出力する。
【0021】
スイッチ133、HPF172、全波整流回路134、LPF135、S/H回路136、137及び減算器138は、第2のTE信号を検出するための回路を構成する。減算器138の出力が、第2のTE信号となる。
第2のTE信号は、スイッチ153を介してA/D変換器152でディジタル信号に変換され加算器142へ送られる。
【0022】
次に、トラッキング制御を動作させる際のDSP140の動作を説明する。
【0023】
初期状態では、DSP140は、スイッチ153を開いた状態でスイッチ155を閉じてトラッキング制御を動作させる。このため、集束レンズ104は、第1のTE信号に基づいて駆動される。
【0024】
アドレス再生回路131は、加算器130の出力、即ち全反射光量信号に基づいてビームスポットが照射している位置のアドレスを読み取り、DSP140へアドレス信号を送る。DSP140は、アドレスに基づいて光ディスクのゾーンを識別する。そして、ディスク100の回転数がそのゾーンに応じた回転数になるようにモータ制御回路171へ指令を送る。ディスク100の回転数が所定の回転数になるとアドレス再生回路131は、アドレスに同期した信号をゲート生成回路132へ送る。
【0025】
ゲート生成回路132は、アドレス信号、VFO1信号、VFO2信号を生成し、これらをスイッチ133、サンプルホールド回路136、サンプルホールド回路137に制御信号として出力することで、第2のTE生成回路200はその減算器138の出力から第2のTE信号を出力する。
【0026】
次に、DSP140は、スイッチ153を閉じて第2のTE信号に応じて、第1のTE信号に基づいて動作しているトラッキング制御系の目標位置を補正する。つまり、第1のTE信号に基づくトラッキング制御系に加算器142において第2のTE信号を加算することでオフセットを加え補正を行う。ディスクには複数のトラックがスパイラル状に形成されており、トラックのピッチは0.74μmである。情報面上には相変化材料等で記録膜が形成されている。ディスク上に情報を記録する場合には、光ビームが常にトラック上に位置するようにトラッキング制御しながら、光ビームの強度を情報に応じて変化させることによって記録膜の反射率を変える。ディスク上の情報を再生する場合には、光ビームが常にトラック上に位置するようにトラッキング制御しながら光ディスクからの反射光を光検出器で受光し、光検出器の出力を処理することによって情報を再生する。
【0027】
トラッキング制御のためのトラックずれ量の検出も同様にしてディスクからの反射光より得ている。一般的にプッシュプル法と呼ばれるトラッキングエラー検出方式について説明する。
【0028】
プッシュプル法はファーフィールド法とも呼ばれる方式である。ディスク上の案内溝で反射回折された光をトラック中心に対して対称に配置された2分割の光検出器の受光部での出力差として取り出すことによってTE信号を検出する方式である。図10(b)に示すように光ビームのスポットと溝の凸部及び凹部の中心が一致している場合には左右対称な反射回折分布が得られるが、それ以外(図10(a),(c) に示す)の場合は左右で光強度がずれる。スポットがトラックを横断したときの2分割光検出器の出力差を図11に示す。凹部及び凸部の中心でTE信号は零になる。トラッキング制御は、TE信号に応じて位相補償回路及び駆動回路を介してトラッキングアクチュエータを駆動し、ディスク上のスポットをトラックと垂直な方向に移動することによって目標トラックを追従する。
【0029】
次に、第2の従来例による光ディスク装置について図12を用いて説明する。ここではフォーカス制御及びトラッキング制御等の基本制御動作は第1の従来例と同様のため説明は省略する。
光ディスク装置のディジタル制御回路は一般的にアナログ信号処理用集積回路とディジタル信号処理用集積回路とに分離されている場合が多い。以下、集積回路をICと記す。
【0030】
図12において、IC1はアナログ信号処理用IC、IC3はディジタル信号処理用ICである。
アナログ信号処理用IC IC1には、前記した光検出器113上に入射したディスクからの反射光をI/V変換器116、117、118、119によって電圧変換された信号が接続されている。
【0031】
加算器120、121、123、124、130は、それぞれの入力信号を加算して出力する。減算器(差動回路とも称する)122、125、126は、それぞれの入力信号を減算して出力する。
【0032】
減算器122の出力がディスクに照射される光ビームの焦点とディスク100の情報面とのずれを示すフォーカスエラー信号として、アナログ信号処理用ICIC1から出力される。また、減算器125の出力がディスク上のスポットを目標トラックに追従させるためのプッシュプル法での第1のTE信号である。プッシュプル法での第1のTE信号出力は、位相差検出回路160にて生成される位相差法でのTE信号とともにスイッチ154に入力され、スイッチ154はこれら第1のTE信号出力と位相差法でのTE信号とのいずれか一方を選択し、アナログ信号処理用ICからの出力として出力する。
【0033】
加算器130の出力である全反射光量信号は、アナログ信号処理用IC IC1内部でチルト検出回路161、第2のTE生成回路162、RF振幅検出回路163に接続されるとともに、アナログ信号処理用IC IC1の内部をスルーで通過してデジタル信号処理用IC IC3に出力される。
【0034】
チルト検出回路161はディスクとこれに照射される光ビームとのなす角度を検出し、その検出結果をデジタル信号処理用IC IC3に出力するものである。第2のTE生成回路162は前記した如く第1のTE信号の目標値を補正し、その補正結果をデジタル信号処理用IC IC3に出力するものである。RF振幅検出回路163は全反射光量から得られる再生RF信号の振幅を検出するもので、ディスクの記録領域における記録済み、未記録の検出及びRF信号振幅の検出に用いる。RF振幅検出回路163の出力はスイッチ165でウォブル信号検出回路164から出力されるウォブル振幅信号と切り替えられ、そのいずれかがディジタル信号処理用IC IC3に出力される。
【0035】
ウォブル信号は予めディスクに形成されている凹凸のトラックが高い周波数でうねっているためトラッキング制御によって一本のトラックを追従した時にTE信号に現れる。ウォブル信号はトラッキング制御の必要帯域より10倍以上高い周波数であるため広帯域の減算器が必要であり、減算器126がそれに該当する。ウォブル信号振幅を検出するため、減算器126の出力で広帯域TE信号に含まれるウォブル信号をウォブル信号検出回路164に入力する。
【0036】
また、アクチュエータ(図8の104)にはトラッキング方向の位置検出器が設けられている。このトラッキング方向の位置検出器は、目標トラックへの検索中でトラッキング制御をOFFして移送台のみの移動を行う時にアクチュエータのトラッキング方向の振動を抑制する目的のために使用される。この位置検出器からの信号を位置検出回路166で増幅するとともにさらにこれを微分し、これら増幅された出力及び微分された出力のいずれか一方をスイッチ167で切り替えてディジタル信号処理用IC IC3に出力する。
【0037】
一方、ディジタル信号処理用IC IC3は前記したアナログ信号処理用ICIC1のすべての出力信号をスイッチ168に入力し、DSP140からのAD変換命令によってスイッチ168を順次切り替え、A/D変換器169によってディジタル信号に変換する。ディジタル信号として取り込まれた各種信号はDSP140によって位相補償等の処理を行い、D/A変換器151、170、147によってアナログ信号に変換された後、図示しない電力増幅器を介してアクチュエータ等を駆動する。
【0038】
ところで、最近の光ディスク装置は1台の装置で多種のディスクに対応できる構成になってきている。例えばDVD−RAM/ROMディスク記録再生装置はDVD−R記録にも対応し、DVD−ROMディスク再生装置はCD−R/RW記録にも対応可能である、等の構成である。この場合、ICの構成としては、基本となるディスクに対応するICに、新たに対応すべきディスクに応じたICを付加する形になることが多い。
【0039】
このような、多種のディスクに対応可能とする第3の従来例による光ディスクについて、図13を用いて説明する。
ここではフォーカス制御及びトラッキング制御等の基本制御動作は第1の従来例と同様のため説明は省略する。
【0040】
図13において、IC1は上述のDVD−RAM/ROM等の基本となるディスクに対応するアナログ信号処理IC、IC2は上述のDVD−R等の新規なディスクに対応するために付加したアナログ信号処理IC、IC3は基本となるディスクおよび新規なディスクの双方に対応するディジタル信号処理IC、である。
【0041】
この第3の従来例は、第2の従来例と同様に、受光部より入力されたディスクからの反射信号は処理回路180によって処理され、各種信号が出力される。同様に新規ディスク対応のために設けられた受光部から反射信号が入力され、処理回路181で処理されて各種信号が出力される。ディジタル信号処理IC IC3はアナログ信号処理IC IC1及びIC2から出力される信号を、切り替えスイッチ156で一斉に切り替え、対応するディスク毎にアナログ信号処理ICIC1からの出力で制御するかアナログ信号処理IC IC2からの出力で制御するかを選択する。
【0042】
このように多種のディスクに対応しようとすると、その分回路構成が増加することで、各IC間の接続本数も増加し、個々のICのピン数が多くなり、コスト的にも信頼性の面でも不利な方向となってしまう。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、最近の光ディスク装置においては1台の装置で多種のディスクに対応する必要上、回路構成が増大し、基本となるIC構成以外に、他のディスクにも対応するICを付加する形が一般的になっている。したがって、従来から存在している接続線に対し接続線数が増加する傾向にあり、ディスク毎に個別に存在しているICを一つに集約しなければ問題の根本的な解決はなされない。
【0044】
また、基本となるIC構成に、他のIC構成を付加することで各IC間の接続本数が増加することになり、それに伴い個々のICのピン数が多くなり、コスト的にも信頼性の面でも不利な方向となってしまう。
【0045】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的は、基本となる構成から多種のディスクに対応可能なように機能上の展開を行った場合においても、IC間の接続線数を増加させることなくコスト的にも信頼性の面でも優れたIC構成で装置を構築することができる、ディジタル制御方式の光ディスク制御装置を提供することにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明に係る光ディスク制御装置は、ディスクに光ビームを照射し反射光を検出する光学系を有し、該反射光の検出信号に基づいて、ディスクに記録されている情報信号をアナログ信号処理して転送するアナログ回路部と、該アナログ回路部と分離され、該アナログ回路部から転送されてくる情報信号をAD変換してディジタル信号処理するディジタル回路部とを備えた光ディスク装置であって、前記ディジタル回路部は、前記アナログ回路部から転送される前記情報信号をアナログディジタル変換するAD変換手段と、前記AD変換手段からのディジタル信号を、予め決定された順序で順次演算処理して、前記光学系を駆動制御する制御信号を生成する演算手段と、前記演算手段にて演算処理されるディジタル信号の取得順序を予め設定し、その順序に応じた変換命令を生成するAD変換命令手段と、前記AD変換命令手段で生成された変換命令をシリアル送信するシリアル送信手段とを有し、前記アナログ回路部は、前記ディスクに記録されている情報信号を検出する再生信号検出手段と、前記ディジタル回路部のAD変換命令手段にて生成された変換命令である、前記シリアル送信手段から送信されてくる信号を受信するシリアル受信手段と、前記シリアル受信手段で受信した信号である前記変換命令によって、前記再生信号検出手段により得られる複数の情報信号を切り替えて、時分割多重する信号切り替え手段とを有する、ことを特徴とするものである。
本願の請求項1の発明によれば、上述のように構成したことにより、再生信号検出手段とAD変換手段との間の接続に要する配線数が大幅に削減される。
【0047】
また、本願の請求項2の発明に係る光ディスク制御装置は、請求項1記載の光ディスク制御装置において、前記アナログ回路部を複数備え、前記AD変換手段は、該複数のアナログ回路部側における前記信号切り替え手段の出力信号をディジタル回路部側にあるAD変換命令手段の命令に基づいて切り替え、順次ディジタル信号に変換することを特徴とするものである。
本願の請求項2の発明によれば、上述のように構成したことにより、アナログ回路部とディジタル回路部との間の接続に要する配線数が大幅に削減される。
【0049】
また、本願の請求項3の発明に係る光ディスク制御装置は、請求項1記載の光ディスク制御装置において、前記アナログ回路部は、前記シリアル送信手段の送信信号に基づいて、前記信号切り替え手段の出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段をさらに有し、前記AD変換手段は、前記信号切り替え手段の出力信号に代えて、前記サンプルホールド手段によりサンプルホールドされたアナログ信号をディジタル信号に変換することを特徴とするものである。
本願の請求項3の発明によれば、上述のように構成したことにより、信号切り替え手段により時分割多重された信号にその利得調整等のための並列処理を施すことが可能となる。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図について説明する。
まず、本発明の実施の形態1による光ディスク制御装置について、そのブロック図である図1を用いて説明する。
【0061】
この実施の形態1は、1つのアナログ信号処理用ICから出力される各種の信号を、時分割多重してシリアル伝送するとともに、その各種の信号の切り替え制御に用いる情報についてもシリアル信号により伝送することで、アナログ信号処理用ICとディジタル信号処理用ICとの間の配線数が少数で済むようにしたものである。
【0062】
図1において、IC1は本実施の形態1におけるアナログ信号処理用IC(アナログ信号処理手段)、IC3は本実施の形態1におけるディジタル信号処理用IC(ディジタル信号処理手段)である。
そのフォーカス制御及びトラッキング制御等のディジタル制御動作に関しては第1の従来例と同様のため説明を省略する。
【0063】
アナログ信号処理用IC IC1には従来例と同様に光検出器上に入射したディスクからの反射光を、I/V変換器116、117、118、119によって電圧変換された信号が接続されている。
120、121、123、124、130は入力信号を加算する加算回路であり、122、125、126は入力信号を減算する差動回路である。
【0064】
加算器124はI/V変換器116、117の出力を加算し、加算器123はI/V変換器118、119の出力を加算し、加算器120はI/V変換器116、119の出力を加算し、加算器121はI/V変換器117、118の出力を加算し、加算器130は加算器124と加算器123の出力を加算する。減算器125は加算器124の出力から加算器123の出力を減算する。減算器122は加算器120の出力から加算器121の出力を減算する。
【0065】
減算器122の出力はディスクに照射される光ビームの焦点とディスクの情報面とのずれを示すフォーカスエラー信号である。また、減算器125の出力はディスク上のスポットを目標トラックに追従させるためのプッシュプル法での第1のTE信号、位相差検出回路160の出力は位相差法でのTE信号である。
【0066】
また、加算器130の出力は全反射光量信号である。チルト検出回路161の出力はチルト制御の制御信号、第2のTE生成回路162の出力は第2のTE信号、RF振幅検出回路163の出力はRF信号振幅信号、ウォブル信号検出回路164の出力はウォブル振幅信号、位置検出回路166は増幅された位置検出信号出力とこれが微分された出力とを出力する。再生信号検出手段100はこれら加算器120,121,123,124,130、減算器122,125,126、位相差検出回路160、チルト検出回路161、第2のTE検出回路162、RF振幅検出回路163、ウォブル信号検出回路164、位置検出回路166を有し、その出力は図示しない光ディスクに光ビームを収束照射して検出した、ディスクに記録されている情報の信号である。切り替え回路10はこれらの各種制御信号を切り替えることにより、時分割多重した信号を1本の信号線により、ディジタル信号処理用IC IC3に出力する。
【0067】
一方、ディジタル信号処理用IC IC3では、A/D変換器(A/D変換手段)169が切り替え回路10の出力をディジタル信号に変換する。DSP(演算手段)140は、ディジタル信号として取り込まれた各種信号を、切り替え回路10が順次切り替えを行ったのと同じ順序で切り替え、その切り替えて得た信号に対し、順次、信号処理を行う。
【0068】
即ち、このDSP140は、デマルチプレクサに相当する処理を行いながら、位相補償等の本来の信号処理を行うものであり、このデマルチプレクサに相当する信号の切り替えタイミングは、DSP140により制御されるA/D変換命令発生回路13による切り替え回路10の切り替えタイミングに、A/D変換器169のA/D変換動作による遅延、を加えたものとする。そして、このDSP140は本来の信号処理としての位相補償等の処理を行った後、処理後の信号をD/A変換器151、170、147に適宜振り分け、これら振り分けられた信号は、D/A変換器151、170、147によってそれぞれアナログ信号に変換され、電力増幅器(図示せず)を介してアクチュエータ等を駆動するものである。
【0069】
本実施の形態1は、前記したアナログ信号処理IC内で生成される各種制御信号を信号切り替え手段としての切り替え回路(マルチプレクサ(Multiplexer;MPX)とも称す)10にそれぞれ接続し、シリアルパラレル変換回路(シリアル受信手段)11にて変換された信号に基づいて切り替え回路10を動作させ、各種制御信号を切り替える。
【0070】
シリアルパラレル変換回路11で変換される信号は、ディジタル信号処理用IC IC3内に存在するA/D変換命令発生回路(A/D変換命令手段)13によって予め決められた変換条件に基づいて作成されたものである。
【0071】
A/D変換命令発生回路13は切り替え回路10をどのような順番で切り替えるかを予め決定する。この決定は内蔵のROMに記憶されたテーブルをサーチする等により行ってもよい。この決定された変換条件から作成されたデータをパラレルシリアル変換回路(シリアル送信手段)12に対して転送することで、パラレルシリアル変換回路12はパラレル信号をシリアル信号に変換し、アナログ信号処理IC IC1内に有るシリアルパラレル変換回路11にシリアル転送する。なお、図1では3本の信号線を示しているが、本来のシリアル信号はこの内の1本のみである(後述する、いわゆる3線シリアル転送による。)。
【0072】
したがって、A/D変換器169は、A/D変換命令発生回路13によって予め定められた変換条件に基づいて作成された信号をパラレルシリアル変換回路12及びシリアルパラレル変換回路11間で転送し、シリアルパラレル変換回路11で変換された信号に基づいて切り替え回路10によって各種制御信号を切り替えて順次A/D変換器169に転送することにより、A/D変換動作を実行することになる。
【0073】
このように、本実施の形態1による光ディスク制御装置によれば、光ディスク装置のアナログ信号処理用ICの各種出力信号を、マルチプレクサにより時分割多重を行って単一の信号線によりディジタル信号処理用ICの側に伝送し、ディジタル信号処理用IC内でデマルチプレクサに相当する処理を行うとともに、マルチプレクサの切り替え順序を制御するための制御信号を、ディジタル信号処理用ICの側からアナログ信号処理用IC側にパラレル信号からシリアル信号に変換して伝送し、アナログ信号処理用ICの側でパラレル信号に復元し、この復元した制御信号により切り替え制御するようにしたので、アナログ信号処理用ICとディジタル信号処理用ICとの間で多数必要な各種の信号の配線が極めて少数で済み、信頼性が向上し、かつ装置のコストアップを抑えることが可能な光ディスク制御装置を得ることができる。
【0074】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2についてそのブロック図である図2を用いて説明する。
この実施の形態2は、実施の形態1において、時分割多重してシリアル伝送している各種信号のなかで、対をなす信号の差分値を求めて時分割多重しているものについては、これに代えて対をなす信号そのものを時分割多重しシリアル伝送することにより、アナログ信号処理用ICの側の回路規模を削減できるようにしたものである。
【0075】
図2において、IC4は本実施の形態2におけるアナログ信号処理用IC(アナログ信号処理手段)、IC5は本実施の形態2におけるディジタル信号処理用IC(ディジタル信号処理手段)である。
そのフォーカス制御及びトラッキング制御等のディジタル制御動作に関しては第1の従来例と同様のため省略する。
【0076】
アナログ信号処理用IC IC4には従来例と同様に光検出器上に入射したディスクからの反射光を、I/V変換器116、117、118、119によって電圧変換された信号が接続されている。
【0077】
加算器120、121、123、124、130は、入力信号を加算する加算回路である。これらは図1と同様に接続されており、加算器120、121の出力がディスクに照射される光ビームの焦点とディスクの情報面とのずれを示す減算前のフォーカスエラー信号で、フォーカス用光検出器の個々の信号出力である。加算器120の出力をFE+、加算器121の出力をFE−と称する。また、加算器123、124の出力がディスク上のスポットを目標トラックに追従させるためのプッシュプル法での第1のTE信号で、フォーカス信号と同様に加算器124の出力をTE+、加算器123の出力をTE−と称する。位相差検出回路160の出力は位相差法でのTE信号で、それぞれDPDTE+、DPDTE−と称する。
【0078】
加算器130の出力は全反射光量信号である。チルト検出回路161の出力はチルト制御の制御信号、第2のTE生成回路162の出力は第2のTE信号である。また、RF振幅検出回路163の出力はRF信号振幅信号で、ウォブル信号検出回路164の出力はウォブル振幅信号で、これらRF信号振幅信号およびウォブル振幅信号はスイッチ165によっていずれか一方が選択される。位置検出回路166は増幅された位置検出信号出力(以下では、RTPSと記す。)と、これが微分された出力(以下では、DTPSと記す。)とを出力する。再生信号検出手段100は実施の形態1の構成に加え、ウォブル信号検出回路164およびRF振幅検出回路163の出力を切り替えるスイッチ165を有する。
【0079】
一方、ディジタル信号処理用IC IC5ではスイッチ18で切り替えられた各種制御信号がA/D変換器(A/D変換手段)169によってディジタル信号に変換される。ディジタル信号として取り込まれた各種信号はDSP(演算手段)140によって位相補償等の処理を行い、各D/A変換器151、170、147によってアナログ信号に変換された後、図示しない電力増幅器を介してアクチュエータ等を駆動するものである。
【0080】
本実施の形態2は、前記したアナログ信号処理用IC IC4内で生成される各種制御信号を第1切り替え回路14及び第2切り替え回路15にそれぞれ接続しシリアルパラレル変換回路11にて変換されたパラレル信号に基づいて第1及び第2切り替え回路14,15を動作させ、各種制御信号を切り替える。
【0081】
第1及び第2切り替え回路14,15に接続される制御信号は、例えば第1切り替え回路14にはFE+、TE+、DPDTE+、RTPS、チルト制御信号に加え、スイッチ165によってRF信号振幅信号とウォブル振幅信号のいずれか一方が選択された信号、が入力され、第2切り替え回路15にはFE−、TE−、DPDTE−、DTPS、全反射光量信号、第2のTE信号が入力される。
【0082】
ここで、FE+とFE−は対をなす信号であり、実施の形態1では、減算器122によりこれらの差がFE信号として求められたうえで、切り替え回路10により時分割多重されて、ディジタル信号処理用ICに出力されていたが、本実施の形態2ではこのFE信号の元となる、対をなす信号FE+とFE−が、それぞれ切り替え回路14と15で時分割多重されて、ディジタル信号処理用ICに出力される。これは、TE+、DPDTE+、およびTE−、DPDTE−についても同様である。
【0083】
シリアルパラレル変換回路11で変換される信号は、ディジタル信号処理用IC IC5内にあるA/D変換命令発生回路13によって予め決められた変換条件に基づいて作成されたものである。
【0084】
A/D変換命令発生回路13によって、信号切り替え手段としての第1切り替え回路14,及び第2切り替え回路15をどのような順番で切り替えるかを予め決定する。決定された変換条件から作成されたパラレル信号をパラレルシリアル変換回路12に対してデータを転送することで、パラレルシリアル変換回路12はパラレル信号をシリアル信号に変換し、アナログ信号処理IC IC4内にあるシリアルパラレル変換回路11にシリアル転送する。なお、図2では3本の信号線を示しているが、本来のシリアル信号はこの内の1本である(後述する、いわゆる3線シリアル転送である。)。また、パラレルシリアル変換回路12は、A/D変換命令発生回路13からの変換命令に基づいて、所定の時間に所定の時間幅のサンプリングパルス信号19(以下では、SHPと記す。)を出力する。
【0085】
第1切り替え回路14,及び第2切り替え回路15によって時分割多重された各種制御信号は、前記したサンプリングパルス信号19のタイミングにおいて第1S/H回路17,第2S/H回路16によってサンプルホールドされる。この第1S/H回路17,及び第2S/H回路16は、第1切り替え回路14,及び第2切り替え回路15で選択される信号を同時にサンプルホールドすることにより、第1切り替え回路14,及び第2切り替え回路15から出力される両信号のA/D変換信号を同時間に取得するために設けられている。
【0086】
例えば、第1切り替え回路14でFE+、第2切り替え回路15でFE−が選択されると、第1S/H回路17,及び第2S/H回路16でサンプルホールドされた後、スイッチ18でそのいずれか一方が選択され、A/D変換器169でディジタル信号に変換されるが、このディジタル信号はFE+,FE−信号の同時間における信号である。
【0087】
したがって、A/D変換動作は、A/D変換命令発生回路13によって予め決められた変換条件に基づいて作成された信号を、パラレルシリアル変換回路12からシリアルパラレル変換回路11の側に転送し、シリアルパラレル変換回路11で変換された信号に基づいて、第1切り替え回路14,及び第2切り替え回路15によって各種制御信号を切り替え、第1切り替え回路14,及び第2切り替え回路15から出力する制御信号を変換命令毎に第1S/H回路17,第2S/H回路16でサンプルホールドし、順次A/D変換器169に転送することで、各種制御信号をA/D変換することになる。
【0088】
次に、このA/D変換動作について図3を用いて詳しく説明する。
A/D変換命令発生回路13からA/D変換命令が出力される。図3のA/D変換命令は、例えばA信号変換、B信号変換、C信号変換、の順番で変換命令を出力した場合の例を示すが、これは任意の信号を設定することが可能である。このA/D変換命令は信号選択用情報(A信号、B信号、C信号)を有しており、パラレルシリアル変換回路12を介してアナログ信号処理IC IC4内のシリアルパラレル変換回路11に転送される。パラレルシリアル変換回路12とシリアルパラレル変換回路11との間の通信形態はごく一般的なシリアル信号の通信形態であり、シリアルクロック(以下では、SCKと記す。)、シリアルイネーブル(以下では、SENと記す。)、シリアルデータ(以下では、SDATと記す。)の3線転送を行う。
【0089】
ここで3線シリアル転送について図4及び図5を用いて詳しく説明する。
図4はA/D変換用8bitシリアル転送について、図5はIC内部状態設定用16bitシリアル転送について、それぞれ示している。IC間の通信ではA/D変換用8bit転送と内部状態設定用16bit転送を共用する。
【0090】
図4において、SENは転送中の有効無効を決定する信号であって、ハイレベルが転送中の有効状態を示す。また、このSEN信号はシリアルパラレル変換終了の信号となり、内部レジスタに保持する信号ともなる。SCKはシリアル転送のデータラッチ用のクロックで、受信側ではこのクロックの立上りエッジでデータをラッチする。SDATはシリアル転送のデータで、D0からD3が制御信号の選択bitであり、これらD0からD3により選択できる制御信号の種類は16種類である。ICSELはIC間の選択bitで2種類のICを選択することができる。CCSはA/D変換用8bit転送、もしくは内部状態設定用16bit転送のいずれの転送モードであるかを識別するbitである。
【0091】
図5において、SENは転送中の有効無効を決定する信号で、ハイレベルで転送中の有効状態を示す。また、このSEN信号はシリアルパラレル変換終了の信号となり、内部レジスタに保持する信号ともなる。SCKはシリアル転送のデータラッチ用のクロックで、受信側ではこのクロックの立上りエッジでデータをラッチする。SDATはシリアル転送のデータで、D0からD7が状態設定用レジスタ(図示せず)のbitである。A0からA3は状態設定用レジスタ選択bitで、16種類の状態設定用レジスタを選択できる。SELは2種類の機能ブロックに対して前記したA0からA3の状態設定用レジスタを選択することができ、例えばSELが“1”の場合は信号系ブロックの状態設定用レジスタを選択し、SELが“0”の場合はサーボ系の状態設定用レジスタを選択する。ICSELはIC間の選択bitで、2種類のICを選択することができる。CCSはA/D変換用8bit転送、もしくは内部状態設定用16bit転送を識別するbitである。R/Wはシリアル通信の受信または送信を選択するbitである。
【0092】
そして、図3のタイムチャートに示すように、パラレルシリアル変換回路12から送られるSCK、SEN、SDATはA/D変換命令に基づいて出力され、シリアルデータ転送の有効無効を示すSEN信号をハイレベル(有効)にし、データの転送を行う。データ転送終了後はSEN信号をローレベル(無効)にする。
【0093】
シリアルパラレル変換回路11に入力されたシリアルデータは、シリアルパラレル変換を行って信号選択用情報等を復調し、その結果によって切り替え回路1(MPX1)14,及び切り替え回路2(MPX2)15に対して切り替え順序を設定し、これにより、切り替え回路1(MPX1)14,及び切り替え回路2(MPX2)15は選択信号に対応した信号(A信号、B信号、C信号)を出力する。この出力はA−1信号、A信号、B信号、C信号の順で行われる。切り替え回路1(MPX1)14,及び切り替え回路2(MPX2)15が選択信号を切り替えるタイミングはシリアルデータ転送の終了を示すSEN信号の立下りで行われる。切り替え回路1(MPX1)14,及び切り替え回路2(MPX2)15から出力される制御信号をサンプルホールド手段としてのS/H回路1(S/H1)17,及びS/H回路2(S/H2)16でサンプルホールドするタイミングはサンプルホールドパルス信号19(以下では、SHP1と記す。)で決まり、A/D変換命令タイミングに基づいて規定の時間後にSHP1 19を発生させる。また、S/H回路1(S/H1)17,及びS/H回路2(S/H2)16でサンプルホールドするタイミングを得る他の方法としては、データ転送終了を示すSEN信号の立下りタイミングから遅延回路DLYにより所定の時間遅らせてSHP1 19を発生させる方法もある。いずれにしても、SHP1 19の出力タイミングは、切り替え回路1(MPX1)14,及び切り替え回路2(MPX2)15から出力された信号が実際にS/H回路1(S/H1)17,及びS/H回路2(S/H2)16にサンプルホールドできるタイミングに設定することが条件となる。
【0094】
次に、S/H回路1(S/H1)17,及びS/H回路2(S/H2)16でサンプルホールドされた制御信号は、サンプリングされた時間から次回サンプリングされるまでホールド状態となり、アナログ信号処理IC IC4の出力SHOUT1、SHOUT2から上記所定の時間遅延されたA変換信号、B変換信号、C変換信号となって、ディジタル信号処理IC IC5のA/D変換器に時分割で転送する。
【0095】
これら時分割転送されたA信号、B信号、C信号はA/D変換器169の直前に設けられているスイッチ18を切り替えることによって、ホールド状態にあるSHOUT1、SHOUT2の2つの信号を連続にA/D変換する。
【0096】
また、切り替え回路1(MPX1)14,及び切り替え回路2(MPX2)15から出力される制御信号は、前の信号がホールド状態で出力されることを利用し次に選択される信号のゲインを、図3の可変ゲインアンプ(可変利得増幅手段)20、21で可変することができる。このため、FE+とFE−等の対をなす信号は、その一方の信号と他方の信号のゲインを異なるものにする等の処理を行うことが可能となる。この可変ゲインアンプ20、21のゲイン切り替えはシリアルインターフェースSIFから出力される、状態設定用16bitのシリアル転送によって設定され、A/D変換用8bit転送の終了時、もしくはA/D変換用8bit転送同士の間に状態設定用16bitシリアル転送を行って設定する。
【0097】
このように、本実施の形態2による光ディスク制御装置によれば、光ディスク装置のアナログ信号処理用ICの各種出力信号を、マルチプレクサにより時分割多重を行って単一の信号線によりディジタル信号処理用ICの側に伝送し、ディジタル信号処理用IC内でデマルチプレクサに相当する処理を行うとともに、マルチプレクサの切り替え順序を制御するための制御信号を、ディジタル信号処理用ICの側からアナログ信号処理用ICの側にパラレル信号からシリアル信号に変換して伝送し、アナログ信号処理用ICの側でパラレル信号に復元して制御するようにしたので、アナログ信号処理用ICとディジタル信号処理用ICとの間で多数必要な各種の信号の配線が極めて少数で済み、信頼性が向上し、かつ装置のコストアップを抑えることが可能な光ディスク制御装置を得ることができる、という効果が得られる。
【0098】
しかも、この実施の形態2は、フォーカスエラー信号を求める際の加算器124,123の出力信号や、位相差法におけるTE信号を求める際の加算器120,121の出力信号等の、対になっている信号を、実施の形態1のようにアナログ信号処理用ICの側で差分を求めたうえで時分割多重し伝送するのではなく、これら対になっている信号に関しても対になっているままで時分割多重してディジタル信号処理用ICの側に伝送し、ディジタル信号処理用ICの側のDSPにおいてソフトウエアにより差分を求めるようにしているので、アナログ信号処理用ICの側の回路規模を削減できるほか、対をなす信号の一方の信号と他方の信号のゲインを異なるものにする等の処理が簡単に行える、という効果が得られる。
【0099】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、そのブロック図である図6を用いて説明する。
この実施の形態3は、実施の形態2と同様、対をなす信号そのものを時分割多重し伝送することにより回路規模を削減できるようにしたアナログ信号処理用ICを、対応可能とする光ディスクの種類に応じて複数設け、これらの出力を1つのディジタル信号処理用ICの側で切り替えて使用することにより、多種のディスクへの対応を実現する際に、IC間の接続線数を増加させることなくコスト的にも信頼性の面でも優れた光ディスク制御装置が得られるようにしたものである。
【0100】
図6において、IC6は本実施の形態3における第1のアナログ信号処理用IC(アナログ信号処理手段)、IC7は第2のアナログ信号処理用IC(アナログ信号処理手段)、IC8は本実施の形態3におけるディジタル信号処理用IC(ディジタル信号処理手段)である。
例えば、アナログ信号処理用IC IC6はDVD−RAM対応用IC、アナログ信号処理用IC IC7はDVD−R対応用ICである。
【0101】
このIC6は図2の再生信号検出手段100、切り替え回路14,15、サンプルホールド回路17,16に相当する回路を含むDVD−RAM用制御信号生成回路25、及び第1シリアルパラレル変換回路(シリアル受信手段)27で構成されており、IC7は図2の再生信号検出手段100、切り替え回路14,15、サンプルホールド回路17,16に相当する回路を含むDVD−R用制御信号生成回路26、及び第2シリアルパラレル変換回路(シリアル受信手段)28で構成されている。
基本的なA/D変換動作については実施の形態2で説明したのと同様であるため説明を省略する。
【0102】
本実施の形態3は、前記したアナログ信号処理IC IC6、IC7の内で生成される各種制御信号を、ディジタル信号処理用IC(ディジタル信号処理手段)内にあるA/D変換命令発生回路(A/D変換命令手段)13によって予め決められた変換条件に基づいて作成された順序でIC6またはIC7から時分割転送する。
【0103】
A/D変換命令発生回路13によって予め決定された変換条件から作成されたパラレル信号をパラレルシリアル変換回路(シリアル送信手段)12に対してデータを転送することで、パラレルシリアル変換回路12はパラレル信号をシリアル信号に変換し、各アナログ信号処理IC IC6、IC7内にあるシリアルパラレル変換回路27、28にシリアル転送する。また、パラレルシリアル変換回路12はA/D変換命令発生回路13からの変換命令に基づいて所定の時間に所定の時間幅のSHP信号19を出力する。
【0104】
シリアル転送のデータはA/D変換命令発生回路13より信号選択情報とIC選択情報を持った信号であって、各IC6、IC7のシリアルパラレル変換回路(シリアル受信手段)27、28で復調されることで、A/D変換命令によって指定されたアナログ処理ICの指定された制御信号を出力する。
【0105】
次に、そのA/D変換動作について図7のタイムチャートを用いて詳しく説明する。A/D変換命令発生回路13からA/D変換命令が出力される。図7でのA/D変換命令は、例えば、IC6変換→IC7変換→IC6変換、の順番で変換命令を発した場合であるが、任意の信号を設定することが可能である。このA/D変換命令は信号選択用情報とIC選択情報(例えば、IC6とIC7の選択)とを有しており、パラレルシリアル変換回路12を介してアナログ信号処理IC内のシリアルパラレル変換回路11に転送される。
【0106】
各ICのシリアルパラレル変換回路に入力されたシリアルデータは、シリアルパラレル変換を行い、信号選択用情報及びIC選択情報を復調し、その結果によってIC6の切り替え回路(MPX)14、15またはIC7の切り替え回路(MPX)34、35が設定される。例えばA/D変換命令からIC6を選択した時間DではIC6が変換命令を受信し、SEN信号の立下り時間後、時間Eにおいて、IC6の切り替え信号であるS1(図7の“001”)によって設定された制御信号をMPX14、15より出力する。IC7を選択した時間Eでは、同様にIC7の切り替え信号であるS2によって設定された制御信号をMPX34、35より出力する。再度IC6が選択された時間Fにおいても同様となる。
【0107】
IC6の切り替え回路(MPX)14、15,及びIC7の切り替え回路(MPX)34、35から出力される制御信号をIC6のS/H回路(サンプルホールド手段)17、16及びIC7のS/H回路(サンプルホールド手段)30、31でサンプルホールドする。タイミングはサンプルホールドパルス(SHP1、SHP2)で決まり、A/D変換命令タイミングに基づいて規定の時間後にIC6及びIC7に対して同信号のサンプルホールド信号を入力する。したがって、選択されていないICにおいてもサンプルホールド動作を行うことになる。
【0108】
次に、IC6のS/H回路17、16,またはIC7のS/H回路30、31によりサンプルホールドされた制御信号は、例えば時間DにおけるIC6の変換命令に対する時間EにおけるIC変換信号のように、サンプリングされた時間から次回サンプリングされるまでホールド状態となり、選択されたアナログ信号処理ICの出力OUT1、OUT2からディジタル信号処理ICのA/D変換器(A/D変換手段)169に時分割転送する。
【0109】
時分割転送された信号は図6のA/D変換器169の直前に設けられているスイッチADSW1,及びADSW2を切り替えることによって選択されたICのホールド状態にある信号をA/D変換する。つまり、IC6が選択されていればスイッチADSW1を動作させ、スイッチADSW2はOFF状態、IC7が選択されていればスイッチADSW2を動作させ、スイッチADSW1はOFF状態にする。
【0110】
また、IC6の信号切り替え手段としての切り替え回路(MPX)14、15,及びIC7の信号切り替え手段としての切り替え回路(MPX)34、35から出力される制御信号を、IC6の可変ゲインアンプ(可変利得増幅手段)20、21,及びIC7の可変ゲインアンプ(可変利得増幅手段)32、33でゲインを可変することができる。この可変ゲインアンプ20、21、32、33のゲイン切り替えは前記したICSELのbitと状態設定用レジスタ選択bitとを有する状態設定用16bitシリアル転送によって設定される。
【0111】
このように、本実施の形態3による光ディスク制御装置によれば、実施の形態2と同様に構成されたアナログ信号処理用ICを、対応すべき光ディスクの種類に応じて複数設け、これらの出力をディジタル信号処理用ICの側で切り替えて使用するようにしたので、本来ディスクの種類に対応して多数必要となる各種出力信号の配線が極めて少数で済み、装置のコストアップを抑えることが可能な光ディスク制御装置を得ることができる。
【0112】
即ち、最近の光ディスク装置のように、1台の装置で多種のディスクに対応するため回路構成が増加し、基本となるディスクに対応するIC構成に、他のディスクに対応するICを付加する形が一般的になっている状況下において、基本となるディスクに対して存在するICに対し、多種類のディスクへの対応を図るためにICを追加しようとしても、接続線数が増加し実現が困難となるが、本実施の形態3によれば、IC間の接続線数を増加させることなくコスト的にも信頼性の面でも優れた回路構成を構築することが実現でき、多種類のディスクへの対応が容易な、ディジタル制御搭載の光ディスク制御装置を提供することが可能となる。
【0113】
なお、上記実施の形態3では、複数設けるアナログ信号処理用ICは実施の形態2と同様、2つの出力を有するものとしたが、アナログ信号処理用ICの規模がやや増加しても差し支えないのであれば、実施の形態1と同様の単一の出力を有するICとしてもよい。
【0114】
また、上記実施の形態3では、2つのアナログ信号処理用ICの出力を切り替える場合を例にとって説明したが、3つ以上のアナログ信号処理用ICの出力を切り替えるようにしてもよい。
【0115】
さらに、上記各実施の形態では、専ら光ディスク装置を対象とする制御装置について説明したが、ハードディスクドライブ用やビデオ用等、出力に多数のピンを要するディジタル制御装置であれば、適用することが可能である。
【0116】
さらに、上記実施の形態では、ディジタル制御装置について説明したが、アナログ信号処理部とディジタル信号処理部とを有し、アナログ信号処理部から多数のアナログ信号をディジタル信号処理部に伝送する装置であれば、制御装置に限ることなく適用することが可能である。
【0117】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、本願の請求項1の発明によれば、ディスクに光ビームを照射し反射光を検出する光学系を有し、該反射光の検出信号に基づいて、ディスクに記録されている情報信号をアナログ信号処理して転送するアナログ回路部と、該アナログ回路部と分離され、該アナログ回路部から転送されてくる情報信号をAD変換してディジタル信号処理するディジタル回路部とを備えた光ディスク装置において、前記ディジタル回路部は、前記アナログ回路部から転送される前記情報信号をアナログディジタル変換するAD変換手段と、前記AD変換手段からのディジタル信号を、予め決定された順序で順次演算処理して、前記光学系を駆動制御する制御信号を生成する演算手段と、前記演算手段にて演算処理されるディジタル信号の取得順序を予め設定し、その順序に応じた変換命令を生成するAD変換命令手段と、前記AD変換命令手段で生成された変換命令をシリアル送信するシリアル送信手段とを有し、前記アナログ回路部は、前記ディスクに記録されている情報信号を検出する再生信号検出手段と、前記ディジタル回路部のAD変換命令手段にて生成された変換命令である、前記シリアル送信手段から送信されてくる信号を受信するシリアル受信手段と、前記シリアル受信手段で受信した信号である前記変換命令によって、前記再生信号検出手段により得られる複数の情報信号を切り替えて、時分割多重する信号切り替え手段とを有するので、アナログ回路部にて検出された複数の情報信号が時分割多重されてディジタル回路部に転送されることとなって、アナログ回路部とデジタル回路部との間での情報信号の転送に要する信号ピン及び信号配線の数を大幅に削減することができ、しかも、ディジタル回路部にて生成された、上記複数の情報信号を時分割多重する切り替え命令を、そのパラレルシリアル変換により、1つの信号線でもってディジタル回路部からアナログ回路部に転送することができる効果がある。
【0118】
また、本願の請求項2の発明に係る光ディスク制御装置によれば、請求項1記載の光ディスク制御装置において、前記アナログ信号回路部を複数備え、前記AD変換手段は、該複数のアナログ回路部側における前記信号切り替え手段の出力信号をディジタル回路部側にあるAD変換命令手段の命令に基づいて切り替え、順次ディジタル信号に変換するので、種類が異なるディスクに対応すべくアナログ回路部を複数備えた場合に、その複数のアナログ回路部とディジタル回路部との間の接続に要する配線数を大幅に削減できる効果がある。
【0120】
また、本願の請求項3の発明に係る光ディスク制御装置によれば、請求項1記載の光ディスク制御装置において、前記アナログ回路部は、前記シリアル送信手段の送信信号に基づいて、前記信号切り替え手段の出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段をさらに有し、前記AD変換手段は、前記信号切り替え手段の出力信号に代えて、前記サンプルホールド手段によりサンプルホールドされたアナログ信号をディジタル信号に変換するので、信号切り替え手段により時分割多重された信号にその利得調整等のための並列処理を施すことが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク制御装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における光ディスク制御装置のブロック図
【図3】上記実施の形態2におけるAD変換動作を説明するための図
【図4】本発明のAD変換用8bit転送を説明するための図
【図5】本発明の状態設定用16bit転送を説明するための図
【図6】本発明の実施の形態3における光ディスク制御装置のブロック図
【図7】上記実施の形態3におけるAD変換動作を説明するための図
【図8】第1の従来例の光ディスク装置のブロック図
【図9】上記第1の従来例におけるアドレス部とゲート信号の関係を説明するための図
【図10】上記第1の従来例におけるプッシュプル法による光ビームと溝と検出信号の関係を説明するための図
【図11】上記第1の従来例におけるプッシュプル法によるTE信号とトラックの関係を説明するための図
【図12】第2の従来例における光ディスク装置のブロック図
【図13】第3の従来例における光ディスク装置のブロック図
【符号の説明】
10、14、15、34、35 マルチプレクサ
11、27,28 シリアルパラレル変換回路
12 パラレルシリアル変換回路
13 AD変換命令発生回路
16,17、30、31 サンプルホールド回路
18 スイッチ
20,21,32,33 可変ゲインアンプ
25,26 アナログ処理回路
100 再生信号検出回路
116、117、118、119 I/V変換器
120、121、123、124、130 加算器
122、125、126 減算器
140 DSP
147 D/A変換器
151 D/A変換器
165 スイッチ
160 位相差検出回路
161 チルト検出回路
162 第2のTE生成回路
163 RF振幅検出回路
164 ウォブル信号検出回路
166 位置検出回路
169 A/D変換器
170 D/A変換器

Claims (3)

  1. ディスクに光ビームを照射し反射光を検出する光学系を有し、該反射光の検出信号に基づいて、ディスクに記録されている情報信号をアナログ信号処理して転送するアナログ回路部と、該アナログ回路部と分離され、該アナログ回路部から転送されてくる情報信号をAD変換してディジタル信号処理するディジタル回路部とを備えた光ディスク装置であって、
    前記ディジタル回路部は、
    前記アナログ回路部から転送される前記情報信号をアナログディジタル変換するAD変換手段と、
    前記AD変換手段からのディジタル信号を、予め決定された順序で順次演算処理して、前記光学系を駆動制御する制御信号を生成する演算手段と、
    前記演算手段にて演算処理されるディジタル信号の取得順序を予め設定し、その順序に応じた変換命令を生成するAD変換命令手段と、
    前記AD変換命令手段で生成された変換命令をシリアル送信するシリアル送信手段とを有し、
    前記アナログ回路部は、
    前記ディスクに記録されている情報信号を検出する再生信号検出手段と、
    前記ディジタル回路部のAD変換命令手段にて生成された変換命令である、前記シリアル送信手段から送信されてくる信号を受信するシリアル受信手段と、
    前記シリアル受信手段で受信した信号である前記変換命令によって、前記再生信号検出手段により得られる複数の情報信号を切り替えて、時分割多重する信号切り替え手段とを有する、
    ことを特徴とする光ディスク制御装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク制御装置において、
    前記アナログ回路部を複数備え、
    前記AD変換手段は、該複数のアナログ回路部側における前記信号切り替え手段の出力信号をディジタル回路部側にあるAD変換命令手段の命令に基づいて切り替え、順次ディジタル信号に変換する、
    ことを特徴とする光ディスク制御装置。
  3. 請求項1記載の光ディスク制御装置において、
    前記アナログ回路部は、前記シリアル送信手段の送信信号に基づいて、前記信号切り替え手段の出力信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段をさらに有し、
    前記AD変換手段は、前記信号切り替え手段の出力信号に代えて、前記サンプルホールド手段によりサンプルホールドされたアナログ信号をディジタル信号に変換する、
    ことを特徴とする光ディスク制御装置。
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