JP3578635B2 - 農産物の内部品質検査装置 - Google Patents

農産物の内部品質検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3578635B2
JP3578635B2 JP22407798A JP22407798A JP3578635B2 JP 3578635 B2 JP3578635 B2 JP 3578635B2 JP 22407798 A JP22407798 A JP 22407798A JP 22407798 A JP22407798 A JP 22407798A JP 3578635 B2 JP3578635 B2 JP 3578635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hammer
weight
hammer head
shaft
hitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22407798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000055894A (ja
Inventor
定泰 佐藤
Original Assignee
株式会社マキ製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社マキ製作所 filed Critical 株式会社マキ製作所
Priority to JP22407798A priority Critical patent/JP3578635B2/ja
Publication of JP2000055894A publication Critical patent/JP2000055894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3578635B2 publication Critical patent/JP3578635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、西瓜やメロン等の農産物の内部品質、例えば空洞やひび入り、熟度などを自動的,機械的に検査することができる農産物の内部品質検査装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、農産物、特に西瓜やメロン等の青果物の内部検査を行う方法として、熟練の作業者が青果物を手などで叩きながらその音響によって内部欠陥や熟度(過熟,適熟,未熟)等を判定する官能検査法が知られているが、これを自動的,機械的に行うための装置についても既にいくつかの提案がされている。
【0003】
この自動化,機械化した技術は、一般的には、農産物を打撃し、そのときに内部の状態に由来して発生する特有の振動波を情報として内部品質を判定するものであり、その振動波を生じさせる打撃手段と、発生した振動波を検出する振動波検出手段との組合せにより構成される。
【0004】
前者の打撃手段としては、打撃時の振動波の一部が検出手段以外にも伝達すると、その分、検出される内部の情報の正確性が損なわれるので、衝撃時の反動でハンマーが逆方向に容易に跳ね返される際の振動が支持フレーム等に伝わらず、振動波検出を精度よく行うことができる自由揺動型の振り子式打撃方式が適していると考えられている。これに対し、振り子式であっても特開平3−39649号公報、特開平3−95455号公報のものは、下端にハンマーヘッドを有するハンマーシャフトにピストン−シリンダ装置のピストンを連結し、シリンダの駆動によるピストンの前後進でハンマーシャフトを揺動させて農産物を打撃する方式であるため、衝撃を与えたときの反力(反動による振動)がピストンロッドを通じてシリンダ本体やフレーム(ピストン−シリンダ装置を支持する構造物)に伝わり、発生する振動波に農産物の内部状態に関係のないノイズ成分を含ませるという影響を与えたり、フレーム等に伝わった振動が振動波検出手段で検出されるためにノイズ成分を含むことになるという問題があって、内部状態に由来した振動波を精度高く検出するにはそのノイズを除去するための補正処理が必要になる。また、ピストン−シリンダ装置によってハンマーシャフトを揺動させる方式であるため、ハンマーヘッドの自由揺動(自重による揺動)で農産物を打撃する方式とは異なり、衝撃を与えて戻るという一連の動作を行わせるためのシリンダへの圧力媒体の給排を電磁弁等で制御しなければならず、媒体の温度による流動性の変化や空気圧等の変化があるためにその制御を精度よく行うことは必ずしも簡単でないという問題もある。
【0005】
ところで、農業過程を経て生産される西瓜等の農産物は、同じ農家の生産物であっても大きさの異なるものが混在しているのは当然であり、このような大きさの異なるものを単純に一律的な打撃力で打撃した結果の振動波解析で評価しても必ずしも内部品質を適正に反映できない。つまり打音によって農産物の内部品質を計測しようとする場合には、打撃を最適位置で行うことだけでなく、打撃強さもできるだけ最適なものとすることが望まれるのである。そこで、西瓜等の農産物の大きさが異なる場合にはそれぞれの農産物にその大きさに対応した適した打撃力を与えてできるだけ正確な内部情報を得ることが望まれ、上記各従来例では、例えば、前記特開平3−39649号公報では異なる打撃強さを与える打撃手段を併設した構成の装置が開示されている。
【0006】
この重錘の重量が異なる複数の打撃手段を用いる方式により、その目的は一定程度達成される。しかし反面において、単独の打撃手段を使用する場合に比べて打撃位置や打撃強さを精度よく制御することは難しいという問題がある。すなわち、併設した打撃手段の打撃位置が異なることや、打撃方向が農産物の中心に向いていないため内部情報を正確に得ることが難しい。
【0007】
従来技術の他の例として、特開平2−310465号公報には、ハンマーヘッドが自由揺動してノイズの取り込みが少ない自由揺動型の振り子式の打撃手段が開示され、打撃により農産物の外周に伝搬する波動に基づいて内部品質である熟度を評価する方法が開示されている。しかしこの文献で開示されているのは原理的なものにしかすぎず、農産物の選別ライン上で使用されて、精度の高い振動波検出を効率よく実施するための具体的な打撃装置については提案されていない。更に、特開平7−239320号公報では上述したノイズ取り込みが少ないハンマーヘッド自由揺動型の振り子式打撃手段が開示されていると共に、農産物に対する打撃力を一定にするためにハンマーシャフトの引き上げ角を一定にするための角度検出器についても提案されているが、この文献で開示されているのは引き上げ角の検出が打撃力一定化に有効というだけで、それ以外には、農産物の選別ライン上で使用されて、精度の高い振動波検出を効率よく実施するための具体的な打撃手段の提案はない。
【0008】
また、これらの特開平2−310465号公報,特開平7−239320号公報には、農産物の大きさに応じて打撃力を変えることについては何も示唆されていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、内部品質を検査するための自動化、機械化した打撃手段は従来から提案されているものの、農産物の選別ラインに組み込まれて、効率よくかつ精度よく打撃時の振動波を検出するためには未だ解決すべき課題がある。
【0010】
例えば、農産物に発生する振動波は、農産物に対する打撃位置によって異なるため、内部状態をできるだけ正確に反映した振動波を検出するには農産物毎に適切な位置で、かつ適切な打撃力で打撃を与える必要があるが、上述の特開平3−39649号公報、特開平3−95455号公報に記載の構成では、上述したようにその検出精度は未だ不十分であり、また打撃手段を2組ないしそれ以上使用するため装置の部品点数が多くなり、コスト高になるという問題もある。
【0011】
本発明はこのような問題を解消することをその目的の一つとし、大きさによって異なる適切な打撃力で打撃することができる農産物の内部品質検査装置を提供するものである。
【0012】
また本発明の他の目的は、上記の農産物の内部品質検査装置をできるだけ簡素にかつ安価に構成するところにある。
【0014】
本発明の更に別の目的は、自由揺動型の振り子式の打撃手段を用いながら、打撃の反動で反対側に揺れ戻ったハンマーヘッドが再び農産物を打撃するという二度打ちの問題がなく、したがって農産物を傷めることや、複数回発生する振動波のうちから1度目の振動波を区別して検出し、演算装置に取り込まなければならないなどの振動波取り込み制御上の煩雑さを招くことがない農産物の内部品質検査装置を提供するところにある。
【0015】
本発明は、以上のような種々の課題・目的を解決するためになされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた本願の農産物の内部品質検査装置の発明の特徴は、上記特許請求の範囲の各請求項に記載したところにある。
【0017】
請求項1の農産物の内部品質検査装置の発明は、農産物を打撃して内部の状態に由来する特有の振動波を生じさせる打撃手段と、発生した振動波を検出する振動波検出手段との組合せにより構成され、振動波検出手段で検出した振動波の信号に基づいて農産物の内部品質を解析評価する農産物の内部品質検査装置において、上記打撃手段は、その上端部が水平軸により垂直面内で揺動自在に枢軸支持されたハンマーシャフトと、このハンマーシャフトの下端部に設けられたハンマーヘッドと、このハンマーヘッドを前記枢軸回りに所定角度引き上げた位置から自重で揺動させて農産物を打撃させる打撃制御手段とを備え、前記ハンマーシャフト下端部のハンマーヘッドには、少なくとも1種類の重錘(おもり)を着脱可能とし、前記重錘を磁性体により構成し、ハンマーヘッドと固定部のそれぞれに設けた電磁石間で該重錘の磁気吸着状態を切り換えることにより該重錘のハンマーヘッドおよび前記固定部への着脱を行うように構成したことを特徴とする。
請求項2の農産物の内部品質検査装置の発明は、農産物を打撃して内部の状態に由来する特有の振動波を生じさせる打撃手段と、発生した振動波を検出する振動波検出手段との組合せにより構成され、振動波検出手段で検出した振動波の信号に基づいて農産物の内部品質を解析評価する農産物の内部品質検査装置において、上記打撃手段は、その上端部が水平軸により垂直面内で揺動自在に枢軸支持されたハンマーシャフトと、このハンマーシャフトの下端部に設けられたハンマーヘッドと、このハンマーヘッドを前記枢軸回りに所定角度引き上げた位置から自重で揺動させて農産物を打撃させる打撃制御手段とを備え、前記ハンマーシャフト下端部のハンマーヘッドには、少なくとも1種類の重錘を着脱可能とし、前記ハンマーヘッド又は前記重錘のいずれか一方には先端部が拡開・縮閉可能な対向する一対の作動レバーが設けられ、前記ハンマーヘッド又は前記重錘のいずれか他方には前記一対の作動レバーの先端部が係合する突起部が設けられ、前記一対の作動レバーを拡開・縮閉することで該重錘を前記ハンマーヘッドに対して着脱させることを特徴とする。
【0018】
上記した請求項1、請求項2の構成において、振動波検出手段は通常はマイクロフォンを用いて構成され、この振動波検出手段により検出された振動波を信号として行われる農産物の内部状態(品質)の解析評価は、MPU(マイクロプロセッサ ユニット)等のコンピュータ技術を用いた既知の方法で行うことができる。
【0019】
また、ハンマーヘッドに着脱可能に組み付けられる重錘は、少なくとも一つが用いられ、この場合には、重錘無し(脱離)と重錘有り(装着)によってハンマーヘッドを二様の重量の状態に変更することができる。また重錘を二つ使用する場合には、交換装着によって二様の重量状態に変更でき、これに重錘無しの状態を加えればハンマーヘッドを三様の重量状態に変更できる。なお使用する重錘の数は制限されるものではなく、必要に応じて三以上を用いることができることは言うまでもない。
【0021】
請求項1、2に係る発明の装置によれば、重錘の着脱により、農産物の大きさに対応した適切な打撃強さを該農産物に与えることができて、単純一律な打撃強さを与える装置に比べて、農産物の大きさに対応した打撃力で精度の良い振動波の発生・検出が可能となる。
また、これらの発明によれば、ハンマーヘッドの重量を軽量化することができるので、ハンマーヘッドの重量調整の幅を広くとることができる
なお、請求項1において、電磁石を用いる方法としては、振り子側と固定部側にそれぞれ電磁石を装着し、これらの励磁を切り替えることで磁性体により形成した重錘が、振り子側の電磁石に電磁吸着する状態と、固定部側の電磁石に電磁吸着する状態を切り替えるようにしたものを例示することができ、これによれば、重錘の着脱を容易に行うことができる。
また、請求項2に係る発明において、作動レバーを重錘に設ける場合には、例えば、バネで拡開力が付与された一対の作動レバーを重錘に組み付け、重錘交換位置の固定部に設けたレバー作動機構によりこの重錘の作動レバーを係合姿勢と係合解除姿勢の間で切換えるようにしたものを用いることができる。また、重錘を保持する固定部側の着脱機構は、磁気吸着式であっても、上記の作動レバーとこの作動レバーに係合する突起部とで構成される方式であってもよい
【0022】
請求項の発明は、上記発明において、打撃する対象の農産物を大きさにより分類分けし、その農産物の大きさによる分類分けに対応して大きい分類の農産物の打撃の際に前記ハンマーヘッドが重くなるように前記重錘を着脱することを特徴とする。
【0023】
上記において「農産物を大きさにより分類分けする」というのは、例えば農産物を二つの大きさの分類に分ける場合には、計測した直径寸法Aと、あらかじめ設定した閾値a1 との関係で、A≦a1 cmの大きさのもの(小さいもの)と、a1 cm<Aの大きさのもの(大きいもの)の分類に分けることをいう。
【0024】
このようにする理由は、既に述べたように、農産物打撃による内部品質の検出法においては、その適した打撃位置が重要であると共に、大きさにより打撃強さも変更することが望ましい。しかし打撃強さの変更は振り子の引上げ角度を変更することである程度調整できるが、この方法による打撃力の調整には限度がある。そこでこの発明においては、農産物を少なくとも二分類以上に大きさで分けて、これらの各分類に対応して、使用するハンマーヘッドの重量を変更するようにしたのである。上記の「分類分け」は二以上のいくつであってもよいが、一般的には二,三分類程度に分けることで足りる場合が多い。
【0034】
請求項の発明は、上記の各発明において、重錘が一つであり、この一つの重錘の着脱によりハンマーヘッドの重量を変更することを特徴とし、請求項の発明は、重錘が重量の異なる複数種類であり、これらの交換着脱によりハンマーヘッドの重量を複数の重量間で変更できるようにしたことを特徴とする。
【0035】
複数の重錘を使用する場合には、例えば、ハンマーヘッドを最大角度まで引き上げた位置を重錘交換位置とし、複数の重錘を周方向に離間してその周縁に保持した回転可能のディスクと、このディスクを回転させる回転駆動手段とを設けて、該ディスクの回転により前記重錘交換位置に所定の重錘を移動(この場合は回転移動)させるようにした重錘交換装置を用いることができる。
【0036】
請求項の発明は、上記の各発明において、前記打撃制御手段は、前記ハンマーシャフトに係合して移動によりこれを枢軸回りに引き上げ揺動させるカムフォロアと、このカムフォロアを移動させるカムフォロア駆動手段とを備え、このカムフォロア駆動手段は、カムフォロアとの係合解除により前記ハンマーヘッドの枢軸回りの揺動を自在とさせると共に、打撃時の反動で反対方向に戻り揺動したハンマーシャフトに係合させることで、前記ハンマーヘッドが農産物を打撃したときの反動で打撃方向とは反対方向に戻り揺動した前記ハンマーシャフトの揺動を拘束する二度打ち防止手段を構成することを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、戻り揺動するハンマーヘッドを拘束(ロック)して、ハンマーヘッドによる農産物の二度打ちを防止し、農産物を無用に傷めることを避けることができる。
【0041】
また請求項6の構成において、カムフォロアの移動は、例えばハンマーシャフトと同じ枢軸又はこれとは異なる軸を揺動中心として揺動する揺動型に設けることもできるし、直線移動型に設けることもでき、この移動のための駆動手段としては、エアシリンダ装置等適宜のものを採用することができる。
【0042】
また、請求項6に係る発明によれば、カムフォロアを移動させてハンマーシャフトを所定角度まで引き上げた状態から、係合を解除することでハンマーヘッドを自由揺動させて農産物の打撃を行わせることができ、打撃時の反動で反対方向に戻り揺動したハンマーシャフトに再びカムフォロアを係合させることで、二度打ちを防止することができる。ハンマーヘッド自由揺動のためのカムフォロアの係合解除は、該カムフォロアをハンマーシャフトの揺動速さよりも速く移動させればよく、二度打ち防止のためのカムフォロアの再係合は、例えば戻り揺動したハンマーシャフトに対して、揺動下死点よりも引き上げ方向に僅か(例えば5°)に移動した位置に該カムフォロアを移動・停止させればよい。
【0056】
本発明の装置は、西瓜、メロン等の打撃による振動波の検出で内部品質を検査する農産物に用いることができる。
【0057】
なお、この選別装置における受皿は、搬送コンベアに連結されているたとえばバケット式と称されるものであってもよいし、搬送コンベアに連結されていないフリートレイと称されるものであってもよい。
【0058】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0059】
実施形態1
図1〜図7により示される本例は、フリートレイ式の搬送コンベアに連結されない状態で搬送される受皿1を用いて、農産物である西瓜Pの内部品質を示す透過光情報と打音情報をこの順序で検出するようにした農産物選別装置の構成概要の一例を示したものである。
【0060】
図1は、この農産物選別装置の途中に設けられた打音検出ステージ近傍の搬送ラインの概要を平面図で示しており、図示しない搬送上流側の農産物供給位置、すなわち作業者が受皿1の上に農産物Pを載せる作業を行う位置から、無端回動する平行一対の細幅のコンベアベルト201,202等で構成されて受皿1を搬送する搬送手段2と、この上に乗って搬送される前記受皿1との関係が示される。
【0061】
すなわち、本例の搬送手段2は、図1,図7に示しているように、受皿1に対してこれを搬送させるための搬送面を形成すると共に搬送駆動力を与えるように構成された受皿搬送駆動機構と、受皿1の搬送横方向の位置決めを行うために構成された受皿搬送ガイド機構とからなっている。
【0062】
そして、前者の受皿搬送駆動機構は、本例では図7に示しているように細幅のコンベアベルト201,202が垂直面内で無端回動するように平行一対に並設されていて、垂直面内の上側軌道では、左右の立上りフランジを有する固定ガイドレール(図示せず)によって搬送横方向へのふらつきがなくかつ重量を支えることができるように軌道走行案内され、また下側軌道では、適宜の間隔で固定位置に配置されているガイドローラ(図示せず)によりコンベアベルト201,202のたるみがないように無端回動されるように構成されている。なお図7に示した205,206は前記の様に並設されたコンベアベルト201,202を回動駆動するための駆動プーリであり、該駆動プーリ205,206は本例では共通の駆動軸に連結されて共通の駆動モータ207により回転駆動されるようになっている。
【0063】
また前記後者の受皿搬送ガイド機構は、フレーム2101の一部である受皿搬送横方向左右のガイドレール210,210と、受皿1の搬送横方向両側の下部それぞれに垂直軸回りに回転自在に設けられたガイドコロ110,110とが係合するようにして構成される。
【0064】
以上の受皿搬送駆動機構及び受皿搬送ガイド機構によって搬送される受皿1に対し、図示しない農産物供給位置で農産物Pが作業者により載せられ、農産物を支持した状態の受皿1は、所定の軌道を搬送されて例えば糖度等の内部品質の測定のために透過光検出装置や外観撮像装置などの適宜の計測装置に通され、次いで熟度や内部欠陥等の内部品質を測定するのに先立って打撃位置計測装置(高さ測定手段)7に通される。なお受皿1の構造については後述する。
【0065】
前記のようにして農産物Pが載せられた受皿1は、図1に示しているように、まず、内部品質による選別仕分情報の一つである糖度等の情報を検出するために透過光検出装置(図示せず)内を通過される。
【0066】
なお、上述した透過光検出装置は、例えば、搬送路の上方側には搬送路を挟んでその両側に照明室が設けられていると共に、この照明室内に配置された複数の照明ランプがそれぞれ略中心方向に向かって照明光を照射するように設けられ、受皿1の中央に設けた上下貫通孔を通して下方で農産物透過光を受光するように構成されている。
【0067】
内部透過光が検出された農産物Pは、次に内部品質の他の一つである内部欠陥等を検出するために本発明よりなる打音検出装置6に搬入される前に、図1の打撃位置計測装置7に搬入され、ストッパ装置710により一旦停止される。
【0068】
なお、打撃位置計測装置7の上流には待機ステージ3が設けられ、待機用ストッパ301によって受皿1が待機・滞留されるようになっている。
【0069】
本例の打音計測位置検出装置7の詳細は図7に示される。すなわち、搬送軌道を跨ぐように門型に構成されたフレーム701の上部に、駆動モータ702により駆動回転される回転駆動軸703が水平に延設されていて、この回転駆動軸703に軸着した駆動スプロケット704,704と、門型フレーム701の下部に組み付けられた従動スプロケット705,705とにより、受皿の搬送軌道を横方向に挟んで上下方向に回動するチェーン706,706の一対を配置し、この一対のチェーン706,706により高さを揃えて対向した光電センサ707,708(一方が発光素子で他方が受光素子)を同期して上下動させるようになっていて、これらの間の投受光が農産物Pで遮られる上限及び下限の位置を検出することで農産物Pの全高を計測する。なお、前記上限及び下限の高さ位置の検出のために、前記駆動モータ702には、一定回転角度毎にパルス(信号)を発生するエンコーダを組み合わせて用いたり、パルスモータを用いることができる。この光電センサ707,708による農産物の全高計測は、受皿1の溝1011が投受光の光路に位置するように該受皿1をストッパ装置710で停止させて行われる。
【0070】
前記により農産物Pの全高計測を行った結果に基づき、図示しない演算装置により農産物Pに対する打音検出のための最適打撃位置が算出される。この最適打撃位置は、一般的には農産物Pの全高の1/2の高さが選択される。
【0071】
次に、受皿1は打音検出装置6に搬入され、ストッパ装置610により一旦停止される。
【0072】
本例のこの打音検出装置6の詳細は図2〜図6に示され、前記打撃位置計測装置7により計測して算出した最適打撃位置で農産物Pに打撃を加えるための打撃制御手段を含むハンマー装置61と、この打撃により発生する振動波(打音)を集音する集音装置62と、これらのハンマー装置61及び集音装置(振動波検出手段)62を所定の高さ位置に移動対応させる打音検出用移動装置(上下動機構及び水平動機構を含む)63の組み合わせで構成されている。
【0073】
前記した打音検出装置6のうちの打音検出用移動装置63は、受皿1がストッパ610により停止された位置を図1に示した状態で囲む矩形四辺状の枠体631と、この枠体631の矩形四辺状の四隅の位置に設けられたフランジ6311,6311・・・・の上下方向貫通孔6312,6312・・・・に対して、該枠体631の垂直方向の上下動を案内するように固定部から立設されて滑合するガイドバー632,632・・・・と、前記枠体631の上部に一体に設けられて、ハンマー装置61及び集音装置62を支持する支持フレーム633と、この枠体631と一体の支持フレーム633を所定高さ位置に移動させることができるようにチェーン635で吊り下げた上下動用の駆動モータ634とから構成されている。6341は該駆動モータ634により駆動回転されるスプロケットであり、駆動モータ634には、一定回転角度毎にパルス(信号)を発生するエンコーダを組み合わせて用いたり、パルスモータを用いることができる。これらにより上下動機構が構成される。
【0074】
また本例のハンマー装置61は、図2に示すように、受皿搬送方向の前後に前記支持フレーム633により一対に支持されて、所定のタイミングで農産物Pをハンマー611で打撃するように構成されている。6111はハンマーのシャフト、6112はハンマーのヘッドである。636は前記駆動モータ634が固設される固定フレームである。
【0075】
前記ハンマー装置61は、ハンマー611と、このハンマー611及びこれを農産物打撃のために揺動させる打撃制御装置612(図5,図6参照)とを備え、かつこれらを一つのユニットにして受皿上の農産物Pに対して水平方向の打撃最適位置に移動させるハンマー水平移動装置613とから構成されていて、その詳細は図3に示すが、この図3では、本来は90°向きが異なるハンマー611と集音マイク621とを説明の便宜上対向した位置関係に図示している。
【0076】
上記の最適打撃位置とは、農産物に対して一定の打撃を与えるために設定された農産物被打撃面との相対距離を一定にした位置をいう。この最適打撃位置は、農産物の大きさによって被打撃面との相対距離が変わることはないが、農産物の大きさにより水平方向の実質的な位置が変わることになる。このため所定の検査位置に搬入された農産物の被打撃面の水平方向の位置と、待機状態のハンマー装置の位置との距離を打音検査前に測定し、これをハンマー装置の打撃最適位置への移動動作に利用する。
【0077】
本例の打音検出装置6は、農産物を載せた受皿1が所定の打音検出位置に搬入され、ストッパ装置610により停止された時点で、まず前記打音計測位置検出装置7により計測し算出した上下方向の最適打撃高さの位置(上述のように一般的には全高の1/2の位置)まで、枠体631及びこれと一体の支持フレーム633を駆動モータ634の回転で上方から降下させて、ハンマーヘッド6112が農産物Pに打撃を加える前記最適打撃高さにおいて停止される。次にハンマー装置61を、打撃最適位置まで農産物に近付けるようにハンマー水平移動装置613によって水平方向に移動させる。この打撃最適位置へのハンマー装置61の移動は、大きさの異なる農産物Pに対してハンマー611による打撃の方向が一定であるようにするために行われるものである。
【0078】
前記ハンマー水平移動装置613は、スライド装置6131がサーボモータ6133によって回転されるネジ軸6134を備えていて、このネジ軸6134にハンマー装置61を吊持した上部の軸回り回転不能のシュー6132が相対的な回転ができるように螺合することで水平移動するように構成されている。これにより、サーボモータ6133の回転でネジ軸6134が回転されることにより、シュー6132に吊持されたハンマー装置61が農産物Pに対して接近・離間の移動が行われる。なおハンマー水平移動装置613,613の移動は、図4に示した距離測定センサ6135,6135により、所定の待機位置(原点位置)で停止しているハンマー装置61と受皿1上の農産物Pとの距離をそれぞれ測定して打撃最適位置までそれぞれ移動させるように行われる。こうすることにより大きさの異なる農産物Pに対して一定の位置(打撃最適位置)から打撃を与えることができ打音検査を迅速かつ正確に行うことができる。
【0079】
次に、本例のハンマー装置61によって行われるハンマーヘッド6112による農産物の打撃と、その打撃の反動で戻り揺動するハンマー611の拘束(ロック)を行う二度打ち防止について説明する。
【0080】
上記のようにして上下移動及び水平移動により打撃に最適な位置に移動されたハンマー装置61は、ハンマーシャフト6111の上端が一体回転するように軸着した枢軸6113(図5参照)が、クラッチ手段である電磁クラッチ615により、従動プーリ6114と軸回りに一体回転するように拘束(ロック)された状態と、従動プーリ6114との一体回転の拘束が解除された状態との間で切換えできるように構成されている。
【0081】
また、この従動プーリ6114と、駆動モータ(例えばサーボモータ)614の駆動軸6142に軸着した駆動プーリ6141との間には、タイミングベルト616が巻回されていて、駆動モータ614の回転により従動プーリ6114が回転されるようになっていて、これらが揺動駆動手段を構成する。
【0082】
したがって、電磁クラッチ615をオンにした状態では、ハンマーシャフト6111上端の枢軸6113と従動プーリ6114とが拘束されて一体回転するようになっているから、駆動モータ614を駆動させることで、従動プーリ6114を介してハンマー611が揺動され、例えば図6に示すように30°の傾斜状態まで引き上げることができる。なお、6143は駆動モータ614の回転量を検出するためのエンコーダである。
【0083】
以上のことにより、所定揺動角度まで引き上げられた状態から電磁クラッチ615の連結をオフ(解除)することにより、ハンマー装置61のハンマーシャフト6111上端は枢軸6113が回転自在となるので、ハンマーヘッド6112の自重で農産物方向に揺動し、所定の打撃を行う。
【0084】
なお、617は傾斜角度検出手段を構成する角度検出センサであり、電磁クラッチ615を貫通している前記枢軸6113にジョイント6171を介して接続されることによって、ハンマー上端の枢軸6113の回転量(回転角度)を検出するように設けられていて、この角度検出により上記のハンマー引き上げ角度を正確に制御するようにしている。
【0085】
上記により農産物Pを打撃したハンマー611は、揺動自在の状態になっているから、上述しているようにその反動で打撃とは反対方向に戻り揺動する。そして本例では、上記角度検出センサ617でハンマー上端の枢軸6113の回転量(回転角度)を検出し、例えば図6のように戻り揺動が10°を越えたことが検出された場合に、電磁クラッチ615をオン(連結)させることでハンマー611の揺動をその時点で静止している従動プーリ6114により拘束することができる。これによってハンマー611が再び農産物方向に揺動することが阻止され、二度打ちの虞れが全くなくなる。
【0086】
また、この角度検出センサ617は、ハンマー611の揺動が拘束されたときの角度を検知し、これが例えば12°である場合は、所定の打撃角度(30°)に対して揺動復帰させる角度を算出(30°−12°=18°)し、この角度に対する信号を図示しない制御回路を通して駆動モータ614に与えるようにしている。こうすることにより、ハンマー611の復帰動作を迅速かつ正確に行うことができると共に、打撃角度を例えば農産物の大きさに応じて変えるように設定しても容易に制御を行うことができる。
【0087】
以上の操作で、ハンマー611が常に一定(また農産物の大きさ別の高さ)の角度で傾斜した状態から自由揺動し、揺動下死点で農産物Pを打撃することができ、打撃の方向,打撃力を安定させることができる。また、戻り揺動したハンマー611が農産物を二度打ちすることが確実に防止される。
【0088】
次に本例の特徴的な構成である重錘(一般的には鉄等の比重の大きな金属製)をハンマーヘッド6112に着脱させるための重錘着脱機構4を図3,図6により説明する。
【0089】
本例のハンマー611のハンマーシャフト6111の下端には、農産物Pに打撃衝合するヘッド6112部分が、この衝合によりできるだけ農産物を傷めずかつ内部状態を反映した打音を発生するのに適した材料により形成されて組付けられていると共に、このヘッド6112の背面側には、磁性体からなる重錘41を磁気吸着するためのヘッド側電磁石42が組み付けられている。また、ハンマー装置61及び集音装置62を支持しかつチェーン635で吊り下げられて駆動モータ634により上下動される枠体631を固定部として、これにブラケット6313を固着して設けると共に、上記ハンマーヘッド6112の揺動軌跡の延長線上に固定部側電磁石43を設けている。
【0090】
これにより、上記重錘41は、ヘッド側電磁石42に磁気吸着されるかあるいは固定部側電磁石43に磁気吸着されるかの状態が選択できるように構成される。つまり、図3,6に示しているように重錘交換位置までハンマーヘッド6112を引き上げた状態で、これらの一対の電磁石に対する通電による着磁,消磁の状態を切り換え、これによって、重錘41をハンマーヘッド側電磁石42に所属(磁気吸着)させることで該ハンマーヘッド6112の重量を増量させるか、反対に、固定部側電磁石43に所属させることでハンマーヘッド6112に重錘41の重量を加算させずに軽い状態とすることができる。
【0091】
なお、この重錘41のハンマーヘッド6112への磁気吸着による重量加算の程度は、対象とする農産物の種類等により様々であり一概には言えないが、基本的には、農産物の大きさによる分類分けに対応した打撃強さの調整がハンマーシャフト6111の引き上げ角度の調整だけでは対処できない場合に有効に発揮されるものであり、重量加算を行うように使用される重錘41の重さは、一般的には、ハンマーヘッドの重量に対して約1.5〜2.5倍程度のものが用いられるのが適している場合が多いが、特にこれに限定されるものではない。
【0092】
以上により打撃制御装置612、及び重錘41の着脱を行うようにした打撃力調整のための重錘着脱機構4が構成され、この重錘着脱機構4と共に、引き上げ角度を例えば農産物Pの大きさ別に駆動モータ614の回転量で個々に設定することもできるので、最適位置で最適な打撃力を農産物Pに与えることが実現できる。
【0093】
なお本例では、固定部側電磁石43を、非通電時に着磁しかつ通電時に消磁する形式の電磁石(特公昭54−11062号公報、特開昭49−41852号公報)として設け、これにより装置停止時や停電時などにおいて重錘41が固定部側電磁石43に確実に磁気吸着されるようにしている。
【0094】
次に、本例の集音装置62について説明すると、これは次のように構成されている。すなわち、マイクロホン等の振動波検出センサ(図示せず)をゴム等の蛇腹状カバー622で包み込んだものを集音マイク621としてセンサロッド623に組み付け、このセンサロッド623をピストンロッドとしたシリンダ装置624を枠体631に組み付け固定して構成されている。このような構成により、集音マイク621をシリンダ装置624により農産物に対して接近係合させることでハンマー611による打撃時の振動波を集音する状態にさせることができる。
【0095】
打音検出後は、センサロッド623の後退離間、ハンマー装置61の後退離間を行わせ、支持フレーム633を上動させて装置全体を上方に退避させる。
【0096】
次に、本例の受皿1について説明すると、この受皿1の構造は主に図2、図3及び図7に示される。
【0097】
具体的には、平面矩形の受皿本体101の上面に、農産物(例えば西瓜)Pを載せるための支持部を形成するための四つの支持脚102が、受皿搬送方向の前後及び左右の矩形の四隅に分かれて配置され、各支持脚102は、受皿1の中央に向かって斜め下向きに傾斜する支持テーパー面1021を有するように構成される。また、受皿本体101の中央部には上下方向の貫通孔103が設けられると共に、搬送横方向に上述した打撃位置計測装置7における計測のために、該装置7の投受光の光路に位置するように溝1011が設けられる。
【0098】
このような構成の受皿1は、本発明を実施する場合に極めて有意義に使用される。
【0099】
実施形態2
図8に示した本例は、重錘着脱機構5が、重量の異なる二種類の重錘51,52を、モータ54により180°回転される回転ディスク53に一対に設けた電磁石56,57により磁気吸着させ、これによって、重錘交換位置まで引き上げたハンマーヘッド6112に対し、ヘッド側電磁石55と固定部側電磁石56(又は57)への通電制御により着磁,消磁の状態を切り換え、これによって、重錘51(又は52)をハンマーヘッド側電磁石55に所属させるか、反対に、固定部側電磁石56(又は57)に所属させるかを切り換えできるようにしている。
【0100】
その他の構成は、上記実施形態1と同じである。
【0101】
本例の構成によれば、二つの重錘51,52をハンマーヘッド6112に着脱することで、ハンマーヘッド6112の重量状態として三態様を選択することができ、大きさにより分類わけした農産物のそれぞれに適した打撃力で打音測定を行うことができる。
【0102】
実施形態3
図9〜図12に示した本例は、ハンマー装置65のハンマーヘッド6512における重錘81を着脱するための機構が磁気吸着式に換えてチャック式に構成した点と、ハンマーシャフトの打撃制御装置652の揺動駆動機構として揺動型のカムフォロア6524を用いた点に特徴があり、これらにおいて実施形態1と異なっているが、他は実施形態1と同じであるので図面上に表れた実施形態1と同じ機構,部材には同じ符号を付して説明は省略する。
【0103】
本例の重錘着脱機構8について説明すると、本例の重錘81には、ハンマーヘッド6512に対向した面に円柱形状の突起811が設けられていて、この突起811の基部には、後述するハンマーヘッド6512に設けた着脱係合用の左右一対の作動レバー82の先端内向きフランジ821,821が嵌合する凹部812,812が形成されている(図12参照)。またこの重錘81の反対側の面は、実施形態1と同様に、固定部側の電磁石43に磁気吸着するのに適した形状に形成されている。
【0104】
一方、ハンマーヘッド6512には、重錘81側に面して、上記作動レバー82を後方に向けて延出させ且つ該作動レバー82を拡開・縮閉させるレバー作動機構(図示せず)を内蔵した重錘着脱機構本体83が組付けられており、外部からの指令により該レバー作動機構が一対の作動レバー82,82を拡開動作(図12の二点鎖線矢印で示した動作)又は縮閉動作(図12の実線矢印で示した動作)させることで、上記重錘81をハンマーヘッド側に所属させるか、あるいは固定部側の電磁石43に所属させるかを切換できるようになっており、図9の実線で示した状態は重錘81をハンマーヘッド側に所属させた状態を示している。
【0105】
なお、重錘着脱機構本体83に内蔵のレバー作動機構には、例えば、二位置切換式のてこ等の動きで該作動レバー82,82を動作させるものなどを使用することができる。
【0106】
図12において、831は重錘着脱機構本体83を作動させるための圧縮空気が流れるチューブであり、適宜な継手を介して該本体83と接続されている。
【0107】
次に、揺動駆動機構が揺動型のカムフォロア6524を用いている本例のハンマーシャフトの打撃制御装置652について説明すると、スライド装置6131のネジ軸6134に軸方向の直進・後退運動のみが可能に螺合したシュー6132には、これと一体に揺動駆動機構保持ブロック6521が吊持される。この揺動駆動機構保持ブロック6521は、直角に折り曲げられた垂直板により構成されるケース65211と、このケース65211内の上部側においてエアシリンダ装置653のシリンダ6531底部を枢支するための上ブラケット65212と、同下部側においてハンマーシャフト6511の上端の枢軸6513を支持するための下ブラケット65213を備えるように構成されている。
【0108】
そして、上記の下ブラケット65213には、上記ハンマーシャフト6511の上端を揺動可能に枢支する枢軸6513が組付け固定されていると共に、更にこの枢軸6513には、正面三角形状のカム板6523が同じく揺動可能に枢支されている。このカム板6523は、三角形状の一つの頂点位置において上記枢軸6513と回転自在に連結すると共に、他の一つの頂点位置には、後述するエアシリンダ装置653のピストンロッド6532の先端に組付けた連結ロッド6533と回転自在に連結するピン6525が設けられ、更に、残りの頂点位置にはカムフォロア6524が組付けられている。そして、このカムフォロア6524は、ハンマーシャフト6511の農産物側の側面に係合できるように上記カム板6523から突出される。一般的にはカム板6523に植設したピンに回転自在のローラを組付けてカムフォロアとするのが好ましい。
【0109】
なお、654はハンマーシャフト6511の引き上げ揺動の上限を定めるストッパーである。
【0110】
以上のようにして構成された本例におけるハンマーシャフトの打撃制御装置652の動作について述べると、上記のエアシリンダ装置653のピストンロッド6532を進出・後退駆動させると、これによりカム板6523が揺動される。したがって枢軸6513を中心として図9の反時計回り方向にカム板6523を回転させることで、カムフォロア6524をハンマーシャフト6511に係合させ、更にカム板6523を回転させることにより該ハンマーシャフト6511を引き上げることができる。この際の引き上げ角度は、上述した実施形態1の場合と同様であり、農産物の大きさに合わせて決めることができ、またその引き上げ角度は図示しない角度検出装置を利用して正確に設定することができる。
【0111】
なお、図9に示した状態は。ストッパー654にハンマーシャフト6511が当接するまで引き上げた場合の角度を例えば30゜とし、この時の姿勢を重錘交換位置としたものである。この図9の状態で、固定部側電磁石43により重錘81を磁気吸着し、重錘側の重錘着脱機構本体83に内蔵したレバー作動機構を動作させることで該重錘81をハンマーヘッド6512側に所属させるか、あるいは固定部側に所属させるかを切換えることができる。
【0112】
次に、ハンマー装置65による農産物の打撃動作について説明する。
【0113】
上述したエアシリンダ装置653によるハンマーシャフト6511の引き上げ操作により所定角度まで引き上げて静止させた待機状態のハンマーシャフト6511に対し、エアシリンダ装置653を、該ハンマーシャフト振り子動作速度よりも速い速度でカム板6523を揺動させるようにピストンロッド6532をシリンダ6531から進出させることでハンマーヘッド6512の自由揺動による打撃を行わせることができる。すなわち、ハンマーシャフト6511の自由揺動を拘束するカムフォロア6524は、上記の操作により拘束位置から退避することになるので、ハンマーヘッド6512はその自重(あるいはこれに重錘81を加算した自重)で自由揺動し、その結果として所定の打撃力で農産物を打撃することができる。
【0114】
以上のようにして農産物(例えば)西瓜を打撃したハンマーヘッド6512を下端に有するハンマーシャフト6511がその反動で初期位置方向に若干戻り揺動することは実施形態1と同じであり、これを放置すれば自重でハンマーヘッド6512は再度打撃方向に揺動して二度打ちを行うことになる。
【0115】
そこで本例においては、打撃後にエアシリンダ装置653のピストンロッド6532を一定量後退(縮退)させるように動作させ、例えば図10に示した引き上げ角度約5゜程度の位置にカムフォロア6524を速やかに(つまりハンマーヘッド6512が再打撃のため揺動してくる前に)移動させて停止させる。
【0116】
このようにすることで、ハンマーヘッド6512が再打撃の方向に揺動してきてもハンマーシャフト6511がカムフォロア6524に係合してその揺動が係止されるので、二度打ちは確実に防止される。
【0117】
この状態から、エアシリンダ装置653を所定の手順で揺動引き上げすることで次の打撃のための待機状態とすることができる。
【0118】
本例の装置によれば、実施形態1のようにハンマーヘッド6512に電磁石を装着させる必要がなく、このハンマーヘッド6512を軽量化することができるので、比較的小さな農産物に対する打撃も必要とするような用途では有効に用いることができるという利点が得られる。
【0119】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、大きさが異なる農産物に対して内部品質を検出しようとする際の操作において、適切な打撃力で該農産物を打撃することができ、しかも、その適切,適正な打撃力を得るための具体的手段の構成を、自由揺動型の振り子式ハンマーヘッドに対する重錘の着脱という形式で容易にかつ簡易な機構で構成できるという極めて優れた効果が奏される。
【0120】
請求項1の発明によれば、ハンマーヘッドに対する重錘の着脱を電磁石の励磁,励磁解除で容易に行うことができるという効果が奏される。
請求項2の発明によれば、ハンマーヘッドに電磁石を組付ける方式のものに比べて、ハンマーヘッドの重量を軽量化できるので、ハンマーヘッドの重量調整の幅を広くとることができるという効果が奏される。
また以上のことに加えて、各請求項の発明において以下のようなそれぞれの効果が奏される。
【0121】
請求項の発明によれば、農産物の大きさによる分類分けをして、その分類分けに応じた強さで打撃を与えることができるという効果が奏される。
【0125】
請求項及び請求項の発明によれば、一つ又は複数の重錘によって、ハンマーヘッドの重量状態を複数の態様に変更することができるという効果が奏される。
【0126】
請求項の発明によれば、打撃の反動で反対側に揺れ戻ったハンマーヘッドが再び農産物を打撃するという二度打ちを防止することができ、農産物を傷めることがなく、また、振動波が複数回発生することがないので、信号の取り出し、取り込みが容易である等の効果が奏される。しかも、カムフォロアの移動という簡単な機構によりハンマーシャフトの所定角度までの引き上げ、打撃後の二度打ち防止を容易に行わせることができるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の農産物選別装置の概要を説明する平面図。
【図2】同実施形態1の打音検出装置を示した正面図。
【図3】図2の一部を拡大して示した打音検出装置の説明図。
【図4】図2の打音検出装置の平面図。
【図5】打音検出装置における打撃制御装置を説明するための図3の右側面図。
【図6】ハンマー装置による農産物打撃と戻り揺動の状態を示した図。
【図7】農産物の全高計測装置を示した縦断面図。
【図8】本発明の実施形態2の重錘交換機構を説明する正面図。
【図9】本発明の実施形態3の重錘交換機構を説明する正面図。
【図10】同実施形態3の二度打ち防止時の状態を示した図。
【図11】ハンマーヘッドに重錘を係着した状態を拡大して示した正面図。
【図12】図11の一部平断面図。
【符号の説明】
1・・・受皿
101・・・受皿本体
1011・・・溝
102・・・支持脚
1021・・・支持テーパー面
103・・・貫通孔
2・・・搬送手段
201,202・・・コンベアベルト
205,206・・・駆動プーリ
207・・・駆動モータ
210・・・ガイドレール
3・・・待機ステージ
301・・・待機用ストッパ
4・・・重錘着脱機構
41・・・重錘
42・・・ヘッド側電磁石
43・・・固定部側電磁石
5・・・重錘着脱機構
51,52・・・重錘
53・・・回転ディスク
54・・・モータ
55・・・ヘッド側電磁石
56,57・・・固定部側電磁石
6・・・打音検出装置
61・・・ハンマー装置
610・・・ストッパ装置
611・・・ハンマー
6111・・・シャフト
6112・・・ヘッド
6113・・・枢軸
6114・・・従動プーリ
612・・・打撃制御装置
613・・・ハンマー水平移動装置
6131・・・スライド装置
6132・・・シュー
6133・・・サーボモータ
6134・・・ネジ軸
614・・・駆動モータ
6141・・・駆動プーリ
6142・・・駆動軸
6143・・・エンコーダ
615・・・電磁クラッチ
616・・・タイミングベルト
617・・・角度検出センサ
618・・・ヘッド側電磁石
62・・・集音装置
621・・・マイク
622・・・センサパッド
623・・・センサロッド
624・・・シリンダ装置
63・・・打音検出用移動装置
631・・・枠体
6311・・・フランジ
6312・・・上下方向貫通孔
632・・・ガイドバー
633・・・支持フレーム
634・・・駆動モータ
6341・・・スプロケット
635・・・チェーン
636・・・固定フレーム
65・・・ハンマー装置
651・・・ハンマー
6511・・・ハンマーシャフト
6512・・・ハンマーヘッド
6513・・・枢軸
652・・・打撃制御装置
6521・・・揺動駆動機構保持ブロック
65211・・・ケース
65212・・・上ブラケット
65213・・・下ブラケット
6523・・・カム板
6524・・・カムフォロア
6525・・・ピン
653・・・エアシリンダ装置
6531・・・シリンダ
6532・・・ピストンロッド
6533・・・連結ロッド
654・・・ストッパー
7・・・打音計測位置検出装置
701・・・フレーム
702・・・駆動モータ
703・・・回転駆動軸
704・・・駆動スプロケット
705・・・従動スプロケット
706・・・チェーン
707,708・・・光電センサ
710・・・ストッパ装置
8・・・重錘着脱機構
81・・・重錘
811・・・突起
812・・・凹部
82・・・作動レバー
821・・・フランジ
83・・・重錘着脱機構本体
831・・・チューブ

Claims (6)

  1. 農産物を打撃して内部の状態に由来する特有の振動波を生じさせる打撃手段と、発生した振動波を検出する振動波検出手段との組合せにより構成され、振動波検出手段で検出した振動波の信号に基づいて農産物の内部品質を解析評価する農産物の内部品質検査装置において、
    上記打撃手段は、その上端部が水平軸により垂直面内で揺動自在に枢軸支持されたハンマーシャフトと、このハンマーシャフトの下端部に設けられたハンマーヘッドと、このハンマーヘッドを前記枢軸回りに所定角度引き上げた位置から自重で揺動させて農産物を打撃させる打撃制御手段とを備え、前記ハンマーシャフト下端部のハンマーヘッドには、少なくとも1種類の重錘を着脱可能とし、前記重錘を磁性体により構成し、ハンマーヘッドと固定部のそれぞれに設けた電磁石間で該重錘の磁気吸着状態を切り換えることにより該重錘のハンマーヘッドおよび前記固定部への着脱を行うように構成したことを特徴とする農産物の内部品質検査装置。
  2. 農産物を打撃して内部の状態に由来する特有の振動波を生じさせる打撃手段と、発生した振動波を検出する振動波検出手段との組合せにより構成され、振動波検出手段で検出した振動波の信号に基づいて農産物の内部品質を解析評価する農産物の内部品質検査装置において、
    上記打撃手段は、その上端部が水平軸により垂直面内で揺動自在に枢軸支持されたハンマーシャフトと、このハンマーシャフトの下端部に設けられたハンマーヘッドと、このハンマーヘッドを前記枢軸回りに所定角度引き上げた位置から自重で揺動させて農産物を打撃させる打撃制御手段とを備え、前記ハンマーシャフト下端部のハンマーヘッドには、少なくとも1種類の重錘を着脱可能とし、前記ハンマーヘッド又は前記重錘のいずれか一方には先端部が拡開・縮閉可能な対向する一対の作動レバーが設けられ、前記ハンマーヘッド又は前記重錘のいずれか他方には前記一対の作動レバーの先端部が係合する突起部が設けられ、前記一対の作動レバーを拡開・縮閉することで該重錘を前記ハンマーヘッドに対して着脱させることを特徴とする農産物の内部品質検査装置。
  3. 打撃する対象の農産物を大きさにより分類分けし、その農産物の大きさによる分類分けに対応して大きい分類の農産物の打撃の際に前記ハンマーヘッドが重くなるように前記重錘を着脱することを特徴とする請求項1または2に記載の農産物の内部品質検査装置。
  4. 前記重錘が一つであり、この一つの重錘の着脱により前記ハンマーヘッドの重量を変更することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の農産物の内部品質検査装置。
  5. 前記重錘が重量の異なる複数種類であり、これらの交換着脱により前記ハンマーヘッドの重量を複数の重量間で変更できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の農産物の内部品質検査装置。
  6. 前記打撃制御手段は、前記ハンマーシャフトに係合して移動によりこれを枢軸回りに引き上げ揺動させるカムフォロアと、このカムフォロアを移動させるカムフォロア駆動手段とを備え、このカムフォロア駆動手段は、カムフォロアとの係合解除により前記ハンマーヘッドの枢軸回りの揺動を自在とさせると共に、打撃時の反動で反対方向に戻り揺動したハンマーシャフトに係合させることで、前記ハンマーヘッドが農産物を打撃したときの反動で打撃方向とは反対方向に戻り揺動した前記ハンマーシャフトの揺動を拘束する二度打ち防止手段を構成することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の農産物の内部品質検査装置。
JP22407798A 1998-08-07 1998-08-07 農産物の内部品質検査装置 Expired - Fee Related JP3578635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22407798A JP3578635B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 農産物の内部品質検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22407798A JP3578635B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 農産物の内部品質検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000055894A JP2000055894A (ja) 2000-02-25
JP3578635B2 true JP3578635B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=16808207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22407798A Expired - Fee Related JP3578635B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 農産物の内部品質検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3578635B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102363942A (zh) * 2011-11-03 2012-02-29 宝鸡市宏远机电设备有限公司 一种用于轨道扣件检测小车的弹性敲击装置
CN105021700A (zh) * 2015-07-21 2015-11-04 上海建工七建集团有限公司 钢管混凝土柱密实度检测装置及检测方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6998559B2 (en) * 2000-05-29 2006-02-14 Fps Food Processing Systems B.V. Detection system for sorting apparatus
CN103122602B (zh) * 2011-11-17 2014-12-03 北京市劳动保护科学研究所 一种钢轨敲击装置
KR101309107B1 (ko) 2013-06-28 2013-09-16 터보파워텍(주) 금속부재 검사장치
KR101451198B1 (ko) * 2013-12-05 2014-10-16 국도정밀(주) 열교환기용 타격장치
CN104062357B (zh) * 2014-05-23 2016-05-11 浙江大学 西瓜敲击振动多点同步测量装置
JP6302105B1 (ja) * 2017-01-27 2018-03-28 東急建設株式会社 打音装置およびこれを用いた点検方法
FR3068472B1 (fr) * 2017-07-03 2023-04-28 Psa Automobiles Sa Dispositif de detection de defaut d'une piece mecanique par sonnage
KR102074400B1 (ko) * 2017-11-17 2020-02-14 한국식품연구원 타격음을 이용한 비파괴 품질측정장치
KR102074401B1 (ko) * 2017-11-17 2020-04-07 한국식품연구원 비파괴 품질측정장치
CN109883857B (zh) * 2019-03-19 2021-10-26 松下压缩机(大连)有限公司 压铸铝合金内部缺陷的快速检测方法
JP6842605B1 (ja) * 2020-04-01 2021-03-17 診断技術株式会社 構造物の打音調査用具
JP6758010B1 (ja) * 2020-07-10 2020-09-23 株式会社インパクト 打撃装置
CN117000441B (zh) * 2023-08-15 2024-04-16 青岛市农业科学研究院(山东省农业科学院青岛市分院) 一种韭菜中腐霉利检测设备

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102363942A (zh) * 2011-11-03 2012-02-29 宝鸡市宏远机电设备有限公司 一种用于轨道扣件检测小车的弹性敲击装置
CN102363942B (zh) * 2011-11-03 2013-08-21 宝鸡市宏远机电设备有限公司 一种用于轨道扣件检测小车的弹性敲击装置
CN105021700A (zh) * 2015-07-21 2015-11-04 上海建工七建集团有限公司 钢管混凝土柱密实度检测装置及检测方法
CN105021700B (zh) * 2015-07-21 2018-08-24 上海建工七建集团有限公司 钢管混凝土柱密实度检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000055894A (ja) 2000-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3578635B2 (ja) 農産物の内部品質検査装置
WO2018190238A1 (ja) 物品振分装置
WO2017066549A1 (en) System and method for assessment of a workpiece in a continuous flow process
JPH03103129A (ja) 卵の検査処理方法およびその装置
CN108940918A (zh) 一种物料分拣方法及机构、系统
JP3621609B2 (ja) 農産物の内部品質検査装置
JP2007301517A (ja) 球塊状農産物の選別装置
JP2012007895A (ja) 軸状ワークの検査装置
JP3578616B2 (ja) 農産物の内部品質検査装置
JP3810594B2 (ja) 農産物の内部品質検査装置及びその運用方法
US7079236B2 (en) Appearance inspection machine for flat tablet
JP3650693B2 (ja) 農産物の内部品質検査システム
KR100783824B1 (ko) 농산물 내부결함 판정장치
JP3614323B2 (ja) 農産物内部品質検査用の打撃装置
JP2694965B2 (ja) 青果物の品質検査装置
JP4134308B2 (ja) 農産物選別装置用のバケット
CN208688986U (zh) 一种块型零件检查与计数装置
JP2001276748A (ja) 農産物の検査装置
KR100759265B1 (ko) 홍삼 자동선별장치
JP2008019074A (ja) 搬送装置
JP5649845B2 (ja) 選別装置
JP4064195B2 (ja) 農作物評価装置
CN208383870U (zh) 一种金属含量检测机
JP3392743B2 (ja) レタス類の自動選別方法およびその装置
JP2008212874A (ja) 青果物選別装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees