JPH03103129A - 卵の検査処理方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ．産業上の利用分野 本発明は、卵の検査しその検査′結果にしたがって卵を
クラス分けするような処理をさらに行う装置に関する。

Ｂ．従来の技術とその問題点 この種の装置は種々の文献から知られている。

例えば，本出願人による米国特許第４．，１６１，３６
６号には、卵を回転させて複数の光ビームにより走査し
て卵の殻の大小の割れを自動的に検査する装置および方
法が開示されている。この装置では、卵を透過する光の
強度および卵からの光の強度を測定して卵が損傷してい
るかをチェックしている。

しかし実際には，卵の処理装置から早い時期に不良卵を
除去することを可能ならしめる意味から、卵の損傷や汚
れの程度を検知することがしばしば重要となる。

本発明は、このような問題を解決することを目的とし，
卵の検査処理方法およびその装置を提供するものである
。

Ｃ．発明の構成と効果 そこで、本発明に係る卵の検査処理方法は次のように特
徴づけられる。

供給されて来る卵に対してまず口のあいた割れのような
大きな損傷、あるいは鳥のふんや血痕などの汚れの存在
を検査する。この点のポイントは次の通りである。大き
く損傷したり汚れのついている卵によって機械が汚れる
と卵を割ってしまうことも増え、これにより、多大な時
間を要する機械の清掃が必要となるが，以上のようにす
れば、損傷したり汚れている卵による機械の汚れが防止
できる。

各卵の殻に向かう光ビームを用い．ＣＯＤのように複数
の変換素子で構成されるトランスジューサを使用してそ
のピクセルの明暗のそれぞれの個数を計数することによ
って、殻の割れのすきまの大きさや汚れの程度を測定す
るようにして卵が検査される。これにより損傷の大きさ
あるいは汚れの程度を確定し、その後、設定値と比較し
て、クラス分けされる卵の損傷や汚れがどの等級に入る
かを自動的に判定する。

迅速な測定を確実にするために，この方法においては、
ローラコンベアの回転ローラ上に供給される複数の卵に
相応して移動する光ビームが使用できる。

卵から放射すなわち反射される光をカメラや他のトラン
スジューサに向けるために、各々の卵が通過するのと同
じ周波数で動くミラーを用いることにより測定が正確と
なる。この配置においては、光源とトランスジューサの
双方は卵を保持する回転ローラの上方に設けられる。こ
の配置により，汚れた卵や中身が漏れ出ている卵により
これらの機器を汚すことがないという大きな利点が得ら
れる。

本発明はさらに以上の方法を実行する装置に関し、この
装置は供給コンベアを備えるとともに装置の一部分は摩
擦ベルトと協働することができ、それよりも所定距離上
方に光源が配置され、その光源からの光を受けた卵によ
って反射すなわち放射される光はカメラに受光される（
米国特許出願第２０３，１０２号参照）。

本発明に係る装置は以下のように特徴づけられる。光源
と摩擦ベルトとの間には、卵の搬送速度に相応して動く
レンズが配置されている。

卵から反射すなわち放射される光線の経路中には、摩擦
ベルトの位置における卵の搬送速度に調整された速度で
回転するミラーを配置することができる。レンズおよび
ミラーの動きはリンクによって連携することができる。

定置された回転カムによってリンクを睡動することによ
り簡単な制御となる。このカムの周面により、他端がリ
ンクの一つの部材に回転可能に連結されたレバーの一端
が制御される。上述のレバーは、定置された回転支点で
フレームに軸支することができ，その回転支点はレンズ
を動かすレバーの支軸でもある。このようにして，適確
な測定が補償される。

供給トラックの下流にトラップドアが配置される場合に
は，トラップドアは上述したカメラと協鋤するプロセッ
サによって間接的に制御される。

このため，トラップドアは，他端が上述のプロセッサで
操作される電磁石によって制御される回転レバーの一部
とすること′ができる。

さらに詳述すると、卵は，トラップドアを通過してクロ
ーズドコンベア、例えば、無限軌道を有するベルトコン
ベアによって搬送される。かかるクローズドコンベアは
、本出願人による米国特許第４，７７５，０５１号によ
り知られている。

さらに本発明を詳述すると、卵の殻の割れのすきまの大
きさや汚れの程度を測定する装置は、たとえばＣＣＤカ
メラのように複数の変換素子から構或されるトランスジ
ューサを備える。

卵の処理機械におけるローラコンベアのローラ上に複数
の卵が近接したパターンで並んで位置するから、入射光
と出射光の双方が正しく各卵の２つの端部に到達するこ
とができない。

この問題を解決するため、本発明はさらに、２つの測定
点で光源とその機構と協働してトシンスジューサへの光
ビームを動かす手段がローラコンベアに沿って２箇所に
設けられている。その１箇所は奇数列の卵用で、２箇所
目は偶数列の卵用である。複数の測定点には前進フィン
ガーが設けられ、第１の測定位置では偶数列の卵をロー
ラ１つ分の位置だけ押動し、これにより、光ビームが例
えばミラーを介して奇数列の卵の両端部に到達できる。

第２の測定位置での配置はこれとは逆の手順になるよう
にされる．複数の前進フィンガーは種々の形態に設計が
できまた旺動できることは明らかである． Ｄ．実施例 図面において、口のあいた割れ目を検出する検出器は供
給コンベアｌを備える。この供給コンベアｌは複数のラ
バー〇ーラ２を有し、ラバーローラ２は，複数の卵に相
応して一時的に動く光ビーム３の下で、複数のチェーン
２２の間で回転して卵４０を搬送する． 複数の卵に相応して動く上述の光ビーム３を得るために
、フレームパー７に固着された光源４が設けられている
．この光源４は、凹面ミラー５とレンズ６により、往複
動するレンズ８上に平行光ビームを照射し、これにより
、このレンズ８によって焦点合せがなされた光スポット
が複数の卵に相応して一時的に動く。

レンズ８はシャフト１０上のカム９によって動かされ、
このカム９は，フレームに回転可能にそれぞれ支持され
たレバーｌ１および１２を動かす。

光ビーム３はレンズ８を介して卵に向い、卵と相応して
動きその卵から進行して来る光ビーム１６は、回転ミラ
ー１７によって，フレームパー１５上に設けられたＣＣ
Ｄカメラ１４に反射される。

このカメラ１４は不図示のプロセッサと協働する。

プロセッサは，例えば口のあいた割れ目の場合には，光
強度の増加を検出すると信号を出力する。

この信号は増幅され、所定遅延時間後に、フレームパー
２４上に取付けられた電磁石２５を操作する。電磁石２
５は、トラップドア部材２７の一端２６と協働する。ト
ラップドア部材２７は、自由に回転可能なシャフト３０
によってフレームにその全体が回転可能に取付けられて
いる。．リンクロッド１８およびこのロッド１８に回転
可能に連結されているリンク１９を介して、カム９から
離間しているレバー１１の他端は、ミラー１７を取付け
ている回転可能なシャフト２０に連結されている。

このようにして、卵の搬送と同時にミラーも動くことを
確実にしている。

トラップドア２７の動作を詳細に説明する。

上述したトラップドア２７の停止端２６は，タペット２
９により制御される。タベット２９は，不図示のフレー
ムにシャフト２８で回転可能に取付けられているレバー
４１に固着されている。

図に示すように、タペット２９はカム３２によって制御
される。このカム３２は、卵の通過に応じて，実線で示
されているタペット２９を二点鎖線で示す位置２９′に
押動する。タペット２９がこのように動く間に電磁石２
５が消磁されるときには、トラップドア２６．２７は解
放され，それらの↓に置かれている卵は、排出用開口３
１を介して排出される。そうでない場合には，トラップ
ドア２７上に置かれている卵は，コンベア３３によって
トラップドア２７を越えて搬送されて、さらにコンベア
３４を介して次の処理ステーションまで搬送される。ト
ラップドア機・構およびコンベア３３のより詳細な説明
については，米国特許第４，７７５，０５１号を参照で
きる。

光源，光学部材およびカメラを適切に保護するために、
保護カバー３５がそれらを覆って設けられる。

光源とカメラの組合せでは，それらを回転させても卵の
全周を走査できないということが実験上知られているか
ら，「走査経路』の位置には、卵の搬送中にローラ２を
回転させる摩擦ベルト２１が設けられている。ローラ２
はチェーン２２の中で自由に回転可能にされている。こ
の摩擦ベル１−２１は供給コンベア１とは反対の方向に
動く。増速された回転を実現するこの方法は、本出願人
による１９８８年１２月１４日付けのヨーロッパ特許出
願第８８，２０２，８８３号（対応米国特許出願第２０
３，１０２号）に知られている。

第２図，第３図および第４図は、互いに近接して配置さ
れた複数の卵の両端が複数のミラー４ｌによって光照射
されることを示している．複数のミラー４ｌは，卵の両
端部からの光がトランスジューサ１４に適切に受光され
るような角度をもって卵列４２〜４５の側方に配置され
る。

各列の各側方に全てのミラーを配置するスペースがない
から、測定位置Ｉおよび■が互いに違いに配置される。

すなわち、偶数番目の卵列４２および４４の卵は、奇数
番目の卵列４３および４５の卵よりもいくつかのローラ
だけ後で測定される。

前進フィンガー４６は，卵が通過する周期で往復動する
ホルダー４７を有する（ホルダー４７の馳動機構は不図
示）。ホルダー４７上には、ばね４９によってその位置
を保持される舌片４８が揺動運動するように取付けられ
ている。前進フィンガー４６が上昇するとき，ローラ２
は舌片４８を前方に移動せしめ，同時に自由位置５１に
卵が転動するまで卵５０を持ち上げる．

【図面の簡単な説明】

第１図は卵の口のあいた割れや汚れた卵を検出する装置
の長手方向の断面構成図である。 第２図は本発明に係る装置の他の実施例の一部を示す側
面構成図である。 第３図はミラーを省略した第２図の■−■線に沿って見
た図である。 第４図は第２図および第３図の装置に使用される前進フ
ィンガーの側方構或図である。 １：供給コンベア　　　　２：ローラ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）卵を検査するにあたって、供給されて来る卵に対し
   て、口のあいた割れのような大きな損傷および／または
   血痕のような汚れを最初に自動検査することを特徴とす
   る卵の検査処理方法。 ２）請求項１の方法において、卵の殻に向けられた光ビ
   ームで卵を走査して殻の割れ目のすきまの大きさや汚れ
   を、複数個の変換素子で構成されたトランスジューサに
   よってピクセルの明暗の数をそれぞれ計数することで測
   定し、これにより損傷または汚れの大きさを確定し、そ
   の後、設定値と比較することにより、測定された卵の損
   傷または汚れがどの等級で卵をどこにクラス分けするか
   を自動的に判定することを特徴とする卵の検査処理方法
   。 ３）請求項１または２の方法において、光源およびトラ
   ンスジューサの双方が、卵を支持するローラコンベアの
   同じ側に設けられていることを特徴とする卵の検査処理
   方法。 ４）請求項１〜３のいずれかの項に記載の方法において
   、ローラコンベアの回転ローラ上に供給される卵に相応
   して動く光ビームをさらに用いることを特徴とする卵の
   検査処理方法。 ５）請求項１〜４のいずれかの項に記載の方法において
   、通過する卵と同じ周期で動くミラーを用いて、卵によ
   って反射または放射される光をカメラや他のトランスジ
   ューサに向けることを特徴とする卵の検査処理方法。 ６）請求項１〜５のいずれかの項に記載の方法を実行す
   る装置であって、摩擦ベルトと協働することできる部分
   を備えた供給コンベアと、その部分の上方に離間して配
   置され、卵から反射または放射されてカメラに受光され
   る光を発する光源とを備えた卵の検査処理装置において
   、前記光源と前記摩擦ベルトとの間に配置されて卵の搬
   送速度に応じて動くレンズを具備することを特徴とする
   卵の検査処理装置。 ７）請求項６の卵の検査処理装置において、卵から反射
   または放射される光線の経路の中に配置され、前記摩擦
   ベルトの位置における搬送速度と卵の通過する周期とに
   調整された速度および周期で揺動するミラーを具備する
   ことを特徴とする卵の検査処理装置。 ８）請求項７の卵の検査処理装置において、レンズ（８
   ）とミラー（１７）の運動がリンクで連携されているこ
   とを特徴とする卵の検査処理装置。 ９）請求項８の卵の検査処理装置において、前記リンク
   は定置され回転可能に設けられたカムで駆動され、前記
   カムの周面により、他端が前記リンクの部材に回転可能
   に連結されたレバーの一端を制御するようにしたことを
   特徴とする卵の検査処理装置。 １０）請求項９の卵の検査処理装置において、前記レバ
   ーは、前記レンズを操作するレバーの支軸でもある定置
   された回転支点で前記フレームに回動可能に支持されて
   いることを特徴とする卵の検査処理装置。 １１）請求項６〜１０のいずれかの項に記載の卵の検査
   処理装置であって、前記供給コンベアの下流に配置され
   たトラップドアを有する卵の検査処理装置において、前
   記トラップドアは前記カメラと協働するプロセッサによ
   って間接的に制御されることを特徴とする卵の検査処理
   装置。 １２）請求項１１の卵の検査処理装置において、前記ト
   ラップドアは回転するレバーの一部分であり、その他端
   は前記プロセッサによって操作される電磁石によって制
   御されることを特徴とする卵の検査処理装置。 １３）請求項１１または１２に記載の卵の検査処理装置
   において、前記卵は、エンドレスコンベアによって前記
   トラップドアを越えて移動することを特徴とする卵の検
   査処理装置。 １４）請求項６〜１３のいずれかの項に記載の卵の検査
   処理装置において、卵の殻の割れ目のすきまの大きさあ
   るいは汚れの程度を測定するＣＣＤカメラのような複数
   の変換素子から構成されるトランスジューサを具備する
   ことを特徴とする卵の検査処理装置。 １５）請求項１〜３のいずれかの項に記載の方法であっ
   て、複数の卵がローラコンベアの各一対のローラの間に
   並んで配置される卵の検査処理方法において、第１の測
   定位置において偶数列上の卵をローラ１個分だけ前進さ
   せて、入射および反射する光が各奇数列の卵の両端部に
   到達することができるとともに、第２の測定位置におい
   ては、測定される各偶数列の卵の両端部に前記入射およ
   び反射光が到達し得るように奇数列の卵をローラ１個分
   だけ前進させる手段を設けたことを特徴とする卵の検査
   処理方法。 １６）請求項１５に記載の方法を実行する卵の検査処理
   装置であって、請求項６〜１４のいずれかの項に記載の
   装置において、前記各列のローラの上方で互いに対向配
   置されたミラーを具備することを特徴とする卵の検査処
   理装置。 １７）請求項１６の卵の検査処理装置において、側方に
   順に並ぶ各列のミラーは互い違いに配置されていること
   を特徴とする卵の検査処理装置。