JPH0880475A - 製薬工業、製菓工業等における小形製品を形態及び色に応じて分別する自動分別装置 - Google Patents
製薬工業、製菓工業等における小形製品を形態及び色に応じて分別する自動分別装置Info
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- G01N21/88—Investigating the presence of flaws or contamination
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製薬工業乃至は製菓工業における小形製品の
分別／分類用としての自動分別装置にして光電子式製品
識別によるものにおいて、処理速度が大きく、製品の形
態をあらゆる側面から識別、分類でき、さらに色につい
て確実な識別が可能であるものを提供する。 【構成】 この自動分別装置には振動式供給部が含ま
れ、その内部に被分別製品が投入され、分離され、供給
装置に供給される。供給装置では、製品はカメラの光線
パスを横切るように搬送され、各製品は光学的に捕捉さ
れ、電子信号にして把握され、電子技術で識別処理さ
れ、不適当な偏差に相当する製品は除去される。そして
この種の自動分別装置をさらに改良して、高処理速度に
て製品の形態の分類を行うことができ、色についても識
別できるように、カメラの光線パスを製品の前進に際し
予め定めたトラックに対して旋回させるとともに、製品
が光線パスを通過する間、製品走査ラインに平行な軸線
の周りに製品を回転させる。
分別／分類用としての自動分別装置にして光電子式製品
識別によるものにおいて、処理速度が大きく、製品の形
態をあらゆる側面から識別、分類でき、さらに色につい
て確実な識別が可能であるものを提供する。 【構成】 この自動分別装置には振動式供給部が含ま
れ、その内部に被分別製品が投入され、分離され、供給
装置に供給される。供給装置では、製品はカメラの光線
パスを横切るように搬送され、各製品は光学的に捕捉さ
れ、電子信号にして把握され、電子技術で識別処理さ
れ、不適当な偏差に相当する製品は除去される。そして
この種の自動分別装置をさらに改良して、高処理速度に
て製品の形態の分類を行うことができ、色についても識
別できるように、カメラの光線パスを製品の前進に際し
予め定めたトラックに対して旋回させるとともに、製品
が光線パスを通過する間、製品走査ラインに平行な軸線
の周りに製品を回転させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小形製品、特に製薬工
業、製菓工業等における製品の光電子式製品識別方式に
よる分別乃至は分類のための自動分別装置にして、内部
において分別すべき製品が分離される振動式供給部及び
分離された製品を光線パスを横切らせながら運ぶ供給装
置を含み、該供給装置により運ばれる製品がカメラによ
り光学的に捕捉されて該製品に関する電子シグナルが求
められ、該電子シグナルから製品が識別され、製品に偏
差が認められた場合には除去シグナルが発せられ、それ
により欠陥製品及び識別できない製品が排除される自動
分別装置に関する。
業、製菓工業等における製品の光電子式製品識別方式に
よる分別乃至は分類のための自動分別装置にして、内部
において分別すべき製品が分離される振動式供給部及び
分離された製品を光線パスを横切らせながら運ぶ供給装
置を含み、該供給装置により運ばれる製品がカメラによ
り光学的に捕捉されて該製品に関する電子シグナルが求
められ、該電子シグナルから製品が識別され、製品に偏
差が認められた場合には除去シグナルが発せられ、それ
により欠陥製品及び識別できない製品が排除される自動
分別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】かかる分別装置としては数多くのものが
知られており、一般には、製品の所謂光電子工学的乃至
は光電子式の識別方式を採用している。この種の自動分
別装置は製薬工業や製菓工業等における製品の良否判定
用や製品情報を得るために使用されている。かかる製品
は振動式供給部に配置され、供給装置を介して光学的識
別装置へ送られる。
知られており、一般には、製品の所謂光電子工学的乃至
は光電子式の識別方式を採用している。この種の自動分
別装置は製薬工業や製菓工業等における製品の良否判定
用や製品情報を得るために使用されている。かかる製品
は振動式供給部に配置され、供給装置を介して光学的識
別装置へ送られる。
【０００３】また、該供給装置をコンベアとし、製品を
ＣＣＤーカメラの光束に通して移動させるという方法も
知られている。この場合、該カメラは、製品を捕捉し、
電子的にＣＣＤーマトリックスのシグナルから製品の特
徴が把握され、製品の形態及び色が許容できないもので
ある場合には除去シグナルが発信され、これが供給装置
をコントロールして、製品は分類の結果に応じ、除去ト
ラックや排出トラックといった種々異なるトラック上に
運ばれ、そこで「不合格」と判定された製品は「合格」
と判定された製品から除かれる。
ＣＣＤーカメラの光束に通して移動させるという方法も
知られている。この場合、該カメラは、製品を捕捉し、
電子的にＣＣＤーマトリックスのシグナルから製品の特
徴が把握され、製品の形態及び色が許容できないもので
ある場合には除去シグナルが発信され、これが供給装置
をコントロールして、製品は分類の結果に応じ、除去ト
ラックや排出トラックといった種々異なるトラック上に
運ばれ、そこで「不合格」と判定された製品は「合格」
と判定された製品から除かれる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動分別装置は次のような欠点を有している。その一つ
は、その処理速度が比較的低いという点である。これは
電子的な製品特徴識別プログラムの利用により得られた
カメラ画像の分析乃至評価がきわめて困難であり、その
ため処理時間が比較的長くなるという理由によるのであ
る。複数のカメラを用い、あらゆる方向から製品の判定
を行うという方法も知られているのであるが、この場
合、カメラは固定されており、また、製品は回転しない
ようになっており、それらカメラが視野の重なり部分に
おいても製品を捕捉するので、光の反射及び光色そのも
のの重なりが生じ、そのためこれら重なり合い部分にお
ける評価が理想的とは言えないものになる。
自動分別装置は次のような欠点を有している。その一つ
は、その処理速度が比較的低いという点である。これは
電子的な製品特徴識別プログラムの利用により得られた
カメラ画像の分析乃至評価がきわめて困難であり、その
ため処理時間が比較的長くなるという理由によるのであ
る。複数のカメラを用い、あらゆる方向から製品の判定
を行うという方法も知られているのであるが、この場
合、カメラは固定されており、また、製品は回転しない
ようになっており、それらカメラが視野の重なり部分に
おいても製品を捕捉するので、光の反射及び光色そのも
のの重なりが生じ、そのためこれら重なり合い部分にお
ける評価が理想的とは言えないものになる。
【０００５】これまでのところ、色、幾何学的特性、種
々の表面特性並びに希望乃至は公称特性からの差につき
問題の生ずる余地がないというな例は皆無である。そこ
で本発明は、先に記したタイプの自動分別装置であっ
て、処理速度が大きく、製品の形態をあらゆる側面から
識別、分類でき、さらに色について確実な識別が可能で
あるものを提供することを課題とする。
々の表面特性並びに希望乃至は公称特性からの差につき
問題の生ずる余地がないというな例は皆無である。そこ
で本発明は、先に記したタイプの自動分別装置であっ
て、処理速度が大きく、製品の形態をあらゆる側面から
識別、分類でき、さらに色について確実な識別が可能で
あるものを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、小形製品、特に製薬工業、製菓工業等におけ
る製品の光電子式製品識別方式による分別乃至は分類の
ための自動分別装置にして、内部において分別すべき製
品が分離される振動式供給部及び分離された製品を光線
パスを横切らせながら運ぶ供給装置を含み、該供給装置
により運ばれる製品がカメラにより光学的に捕捉されて
該製品に関する電子シグナルが求められ、該電子シグナ
ルから製品が識別され、製品に偏差が認められた場合に
は除去シグナルが発せられ、それにより欠陥製品及び識
別できない製品が排除される自動分別装置において、カ
ラーラインカメラ（９）が設けられ、該カメラの光線パ
ス（１０）が予め定めた製品搬送トラックに対し製品
（２０）の送り方向に旋回され、該製品（２０）が、旋
回する光線パス（１０、１０′、１０′′）を通過する
間、製品走査ライン（２６）と平行な軸線の周りに回さ
れるように構成されていることを特徴とする自動分別装
置を提供する。
するため、小形製品、特に製薬工業、製菓工業等におけ
る製品の光電子式製品識別方式による分別乃至は分類の
ための自動分別装置にして、内部において分別すべき製
品が分離される振動式供給部及び分離された製品を光線
パスを横切らせながら運ぶ供給装置を含み、該供給装置
により運ばれる製品がカメラにより光学的に捕捉されて
該製品に関する電子シグナルが求められ、該電子シグナ
ルから製品が識別され、製品に偏差が認められた場合に
は除去シグナルが発せられ、それにより欠陥製品及び識
別できない製品が排除される自動分別装置において、カ
ラーラインカメラ（９）が設けられ、該カメラの光線パ
ス（１０）が予め定めた製品搬送トラックに対し製品
（２０）の送り方向に旋回され、該製品（２０）が、旋
回する光線パス（１０、１０′、１０′′）を通過する
間、製品走査ライン（２６）と平行な軸線の周りに回さ
れるように構成されていることを特徴とする自動分別装
置を提供する。
【０００７】この自動分別装置には光線パス変向用の反
射部材（１２）を設けることができ、その場合、前記カ
メラ（９）及び（又は）該変向用反射部材（１２）が製
品（２０）の前進運動に同期して旋回することや、ま
た、該カメラ（９）及び（又は）該変向用反射部材（１
２）が予め定めた範囲内において製品に同期して駆動さ
れることが考えられる。
射部材（１２）を設けることができ、その場合、前記カ
メラ（９）及び（又は）該変向用反射部材（１２）が製
品（２０）の前進運動に同期して旋回することや、ま
た、該カメラ（９）及び（又は）該変向用反射部材（１
２）が予め定めた範囲内において製品に同期して駆動さ
れることが考えられる。
【０００８】前記変向用反射部材（１２）としては、横
向きミラー（トランスバースミラー）として構成されて
いるものを例示でき、その場合、該ミラーがその中心縦
軸（中心長手方向軸）周りに回動できるようになってい
ることが考えられる。また、前記変向用反射部材（１
２）としては、さらに、多角形ミラーとして構成されて
いるものも例示でき、その場合、該ミラーがその縦軸を
中心として回動できるようになっていることが考えられ
る。
向きミラー（トランスバースミラー）として構成されて
いるものを例示でき、その場合、該ミラーがその中心縦
軸（中心長手方向軸）周りに回動できるようになってい
ることが考えられる。また、前記変向用反射部材（１
２）としては、さらに、多角形ミラーとして構成されて
いるものも例示でき、その場合、該ミラーがその縦軸を
中心として回動できるようになっていることが考えられ
る。
【０００９】また、本発明に係る自動分別装置では、複
数の製品（２０、２０a 、２０b 、２０c ）を複数の並
列搬送トラックにより互いに平行に、前記カメラ（９）
の光線パス（１０）に通過させて搬送できるようになっ
ているものも考えられる。また、前記カメラ（９）を複
数並べて配置してあり、各カメラ（９）が常時複数の製
品搬送トラックについて製品測定を行えるようになって
いるものも考えられる。
数の製品（２０、２０a 、２０b 、２０c ）を複数の並
列搬送トラックにより互いに平行に、前記カメラ（９）
の光線パス（１０）に通過させて搬送できるようになっ
ているものも考えられる。また、前記カメラ（９）を複
数並べて配置してあり、各カメラ（９）が常時複数の製
品搬送トラックについて製品測定を行えるようになって
いるものも考えられる。
【００１０】前記供給装置については、ターニングステ
ーション（４）及び製品搬送方向に対し直角に配置され
たローラ（３５）を備えたローラコンベア（６）を含ん
でいるものを例示できる。その場合、前記ローラ（３
５）がその長手方向軸を中心として回転できるようにな
っている場合等が考えられる。
ーション（４）及び製品搬送方向に対し直角に配置され
たローラ（３５）を備えたローラコンベア（６）を含ん
でいるものを例示できる。その場合、前記ローラ（３
５）がその長手方向軸を中心として回転できるようにな
っている場合等が考えられる。
【００１１】また、本発明に係る自動分別装置が、製品
（２０、２０a 、２０b 、２０c ）を前記ローラコンベ
ア（６）のトラック（２３、２４、２５）に供給する複
数トラック供給部を含んでいることも考えられる。さら
に、前記それぞれのトラック（２３、２４、２５）につ
いて側仕切り部（３４）を設けることも考えられる。
（２０、２０a 、２０b 、２０c ）を前記ローラコンベ
ア（６）のトラック（２３、２４、２５）に供給する複
数トラック供給部を含んでいることも考えられる。さら
に、前記それぞれのトラック（２３、２４、２５）につ
いて側仕切り部（３４）を設けることも考えられる。
【００１２】また、前記ローラコンベア（６）の上方に
固定式の帯部材を設けることも考えられる。また、本発
明に係る自動分別装置では、下側照明装置（２７）が前
記ローラコンベア（６）下方に設けられており、前記ロ
ーラ（３５）の間を介して下方から製品（２０）をスポ
ット照明できるように前記照明装置（２７）に対しカラ
ーフィルタ（２９）が設けられている場合も考えられ
る。
固定式の帯部材を設けることも考えられる。また、本発
明に係る自動分別装置では、下側照明装置（２７）が前
記ローラコンベア（６）下方に設けられており、前記ロ
ーラ（３５）の間を介して下方から製品（２０）をスポ
ット照明できるように前記照明装置（２７）に対しカラ
ーフィルタ（２９）が設けられている場合も考えられ
る。
【００１３】また、本発明に係る自動分別装置では、光
源を備えた上側照明装置（２８）を含み、その光線パス
は、拡散白色光が製品（２０）に照射されるように、反
射されるように構成されている場合も考えられる。な
お、特許請求の範囲における各請求項及びこの〔課題を
解決するための手段〕の欄においては、後ほど実施例に
おいて説明する各部に付した参照符号を括弧書きで併記
しているが、これは発明の理解を容易にするために併記
したものであり、本発明が後ほど説明する実施例に限定
されるものではない。
源を備えた上側照明装置（２８）を含み、その光線パス
は、拡散白色光が製品（２０）に照射されるように、反
射されるように構成されている場合も考えられる。な
お、特許請求の範囲における各請求項及びこの〔課題を
解決するための手段〕の欄においては、後ほど実施例に
おいて説明する各部に付した参照符号を括弧書きで併記
しているが、これは発明の理解を容易にするために併記
したものであり、本発明が後ほど説明する実施例に限定
されるものではない。
【００１４】本発明について、一部繰り返すことになる
がさらに説明すると、本発明の一つの重要な実施態様と
して、光学的製品識別がカラーラインカメラの使用によ
り行われ、その光線パスには少なくとも一つの可動ミラ
ーが配置され、このミラーがカメラの光線パスを製品の
送り方向において旋回させる場合が挙げられる。また、
本発明のもう一つの実施態様として、前記可動ミラーの
代わりに可動カメラを利用することも考えられ、この場
合、該カメラは製品の送り方向に、予め定めた範囲、同
期して動かされる。
がさらに説明すると、本発明の一つの重要な実施態様と
して、光学的製品識別がカラーラインカメラの使用によ
り行われ、その光線パスには少なくとも一つの可動ミラ
ーが配置され、このミラーがカメラの光線パスを製品の
送り方向において旋回させる場合が挙げられる。また、
本発明のもう一つの実施態様として、前記可動ミラーの
代わりに可動カメラを利用することも考えられ、この場
合、該カメラは製品の送り方向に、予め定めた範囲、同
期して動かされる。
【００１５】これらの場合、製品分別は種々のクリテリ
ア（判断要素）、例えば色相、幾何学的特徴、表面性
状、製品上の一層乃至は多層印刷、ブラック・ホワイト
ーコントラスト、表面形状、汚れ、製品のエラー若しく
は損傷等により行われる。これらのクリテリアの一つ若
しくはそれ以上により分別が可能である。エラーの程度
はこれにより調整される。また、一定の許容範囲をつけ
た設定値を定めることができ、かかる場合クリテリアの
一つ又は二つ以上はその許容範囲以内でなければならな
い。勿論、該設定値並びに許容範囲は調節可能である。
ア（判断要素）、例えば色相、幾何学的特徴、表面性
状、製品上の一層乃至は多層印刷、ブラック・ホワイト
ーコントラスト、表面形状、汚れ、製品のエラー若しく
は損傷等により行われる。これらのクリテリアの一つ若
しくはそれ以上により分別が可能である。エラーの程度
はこれにより調整される。また、一定の許容範囲をつけ
た設定値を定めることができ、かかる場合クリテリアの
一つ又は二つ以上はその許容範囲以内でなければならな
い。勿論、該設定値並びに許容範囲は調節可能である。
【００１６】例えば、異物の混入、割れ目、塗装ミス、
窪み、汚れ等がある場合、その製品がその他の点で満足
すべきものである場合にもそれを特定できる。また、塗
装ミス、色違い乃至は他の偏差も識別できる。本発明の
特徴として第一に挙げられるのは、カラーラインカメラ
の使用であり、これはマトリックスタイプのカメラ使用
による場合に比し、製品の表面の線条の僅かな走査によ
る実質上少ない画像データを要求するだけであるという
利点を有している。このカラーラインカメラを採用する
ことで、全体の電子式製品識別を速やかに行えるのであ
り、これは処理されるべきデータがマトリックスタイプ
のカメラを使用する場合の数分の一にすぎないというこ
とに起因するのである。
窪み、汚れ等がある場合、その製品がその他の点で満足
すべきものである場合にもそれを特定できる。また、塗
装ミス、色違い乃至は他の偏差も識別できる。本発明の
特徴として第一に挙げられるのは、カラーラインカメラ
の使用であり、これはマトリックスタイプのカメラ使用
による場合に比し、製品の表面の線条の僅かな走査によ
る実質上少ない画像データを要求するだけであるという
利点を有している。このカラーラインカメラを採用する
ことで、全体の電子式製品識別を速やかに行えるのであ
り、これは処理されるべきデータがマトリックスタイプ
のカメラを使用する場合の数分の一にすぎないというこ
とに起因するのである。
【００１７】もしマトリックスタイプのカメラを使え
ば、本発明におけるラインカメラを採用する場合に比
べ、さらなる多数のデータを求めなければならない。本
発明のさらなる主たる特徴は、製品がその送り方向に搬
送され、光線パスが旋回している間、該製品が同時にそ
の長手方向軸線乃至は縦軸線周りに回される点である。
この場合、製品が実質上回転対称であることを前提とし
ている。
ば、本発明におけるラインカメラを採用する場合に比
べ、さらなる多数のデータを求めなければならない。本
発明のさらなる主たる特徴は、製品がその送り方向に搬
送され、光線パスが旋回している間、該製品が同時にそ
の長手方向軸線乃至は縦軸線周りに回される点である。
この場合、製品が実質上回転対称であることを前提とし
ている。
【００１８】従ってここでまず可能であることは、製品
をその全起動面領域について単一のカラーラインカメラ
で、高価な設備を要することなく観察、評価できるとい
うことである。この場合の大きな特徴は、製品が、カラ
ーラインカメラの光線パスを通過するときに、製品がそ
の長手方向軸線乃至は縦軸線周りに回されることであ
る。 それに由来する利点は、製品の側面にスポット照
明され、カメラが実質上製品を垂直方向から、且つ、光
源に対して適切な角度で観察できる点である。これは干
渉光の反射がカメラ画像に何等影響を及ぼさないことこ
とを意味するのであり、その理由としては、カメラは製
品のごく限られた狭い表面部分を撮影するに過ぎず、そ
の部分では反射光による干渉はないからである。
をその全起動面領域について単一のカラーラインカメラ
で、高価な設備を要することなく観察、評価できるとい
うことである。この場合の大きな特徴は、製品が、カラ
ーラインカメラの光線パスを通過するときに、製品がそ
の長手方向軸線乃至は縦軸線周りに回されることであ
る。 それに由来する利点は、製品の側面にスポット照
明され、カメラが実質上製品を垂直方向から、且つ、光
源に対して適切な角度で観察できる点である。これは干
渉光の反射がカメラ画像に何等影響を及ぼさないことこ
とを意味するのであり、その理由としては、カメラは製
品のごく限られた狭い表面部分を撮影するに過ぎず、そ
の部分では反射光による干渉はないからである。
【００１９】本発明によると、製品は回転し、カメラは
この製品回転に対し定位置にあるため、さらに次の利点
がある。すなわち、製品の回転異常がカメラにより容易
に確認されるという点である。これは例えば静止製品を
あらゆる側から複数の固定カメラで観察するときには得
られない利点である。製品を可動ローラトラック乃至は
コンベアの定められた搬送部材配列間に移動させるとき
は、製品は不整列無く幾何学的に正確に搬送され、従っ
てカメラ画像の分析のときに製品不整列に起因する測定
データの補正の必要がない。また、製品搬送において不
整列が発生しないので、普通ならば製品配列が不整列状
態のため我慢しなければならない問題となる光の反射が
起こらない。
この製品回転に対し定位置にあるため、さらに次の利点
がある。すなわち、製品の回転異常がカメラにより容易
に確認されるという点である。これは例えば静止製品を
あらゆる側から複数の固定カメラで観察するときには得
られない利点である。製品を可動ローラトラック乃至は
コンベアの定められた搬送部材配列間に移動させるとき
は、製品は不整列無く幾何学的に正確に搬送され、従っ
てカメラ画像の分析のときに製品不整列に起因する測定
データの補正の必要がない。また、製品搬送において不
整列が発生しないので、普通ならば製品配列が不整列状
態のため我慢しなければならない問題となる光の反射が
起こらない。
【００２０】２色製品（例えば異なった色を有するカプ
セルやタブレット入りのカプセル）の画像データ処理に
際しても、本発明によれば、製品をカメラによる観察下
に回転せしめ得るので、偏差（例えばカプセルキャップ
が偏っていること、カプセルが歪んでいること等）を色
違い部分の境界部分を観察して容易に確認できる。さら
に、本発明の大きな特徴として、カラーラインカメラの
光線パスを製品の搬送に同期して製品を追跡するごとく
旋回させ、それによりカメラが該製品を静止しているか
のごとく捉えることができるようにするとともに、製品
を、旋回光線パスを通過する際、製品縦軸を中心に回転
させる点である。
セルやタブレット入りのカプセル）の画像データ処理に
際しても、本発明によれば、製品をカメラによる観察下
に回転せしめ得るので、偏差（例えばカプセルキャップ
が偏っていること、カプセルが歪んでいること等）を色
違い部分の境界部分を観察して容易に確認できる。さら
に、本発明の大きな特徴として、カラーラインカメラの
光線パスを製品の搬送に同期して製品を追跡するごとく
旋回させ、それによりカメラが該製品を静止しているか
のごとく捉えることができるようにするとともに、製品
を、旋回光線パスを通過する際、製品縦軸を中心に回転
させる点である。
【００２１】上記光線パス旋回のためにミラーが設けら
れるが、かかるミラーは種々のものが考えられる。好ま
しい例として挙げたいのは先ず横向きミラー（トランス
バースミラー）であり、その中心縦軸周りに回動できる
ものである。横向きミラーを採用すると、その回動作を
比較的容易にローラコンベア等の製品供給装置の製品送
り動作に同期させて、処理速度を向上させることができ
る。
れるが、かかるミラーは種々のものが考えられる。好ま
しい例として挙げたいのは先ず横向きミラー（トランス
バースミラー）であり、その中心縦軸周りに回動できる
ものである。横向きミラーを採用すると、その回動作を
比較的容易にローラコンベア等の製品供給装置の製品送
り動作に同期させて、処理速度を向上させることができ
る。
【００２２】また、他の例として、前記横向きミラーの
代わりに、多角形のミラーであって、その中心縦軸の周
りに回動させることができるものを挙げることができ
る。さらに他の例として、リニア動作調整できるミラー
の採用も考えられ、また、その代わりに、或いは付加的
に、カメラを可動に設けることも考えられる。このよう
に製品は、ローラコンベア等による搬送動作と、その縦
軸周りの付加的な回転動作とが重ねられた状態にて搬送
され、これがカラーラインカメラにより捕捉されるので
ある。
代わりに、多角形のミラーであって、その中心縦軸の周
りに回動させることができるものを挙げることができ
る。さらに他の例として、リニア動作調整できるミラー
の採用も考えられ、また、その代わりに、或いは付加的
に、カメラを可動に設けることも考えられる。このよう
に製品は、ローラコンベア等による搬送動作と、その縦
軸周りの付加的な回転動作とが重ねられた状態にて搬送
され、これがカラーラインカメラにより捕捉されるので
ある。
【００２３】ここで言えることは、只一つの製品をカメ
ラの光線パスに通して搬送するだけでなく、複数の製品
を、カメラの光線パスを通過するように、ローラコンベ
アの幾つかのトラックにて互いに平行に移動させること
が好ましい。このようにすると、本発明にかかる自動分
別装置の処理速度は数倍高まるのである。すなわち、一
つの分別乃至は分類処理により、例えば、１〜１０のト
ラックについて同時に処理できるのである。
ラの光線パスに通して搬送するだけでなく、複数の製品
を、カメラの光線パスを通過するように、ローラコンベ
アの幾つかのトラックにて互いに平行に移動させること
が好ましい。このようにすると、本発明にかかる自動分
別装置の処理速度は数倍高まるのである。すなわち、一
つの分別乃至は分類処理により、例えば、１〜１０のト
ラックについて同時に処理できるのである。
【００２４】ローラコンベアの台数を増やすということ
も可能である。その場合には、それぞれのローラコンベ
アにつき各１台のカメラを設ける。この場合は、単一の
カメラが一つの複数パスローラコンベアに関して観察、
測定を行うだけでなく、各カメラがそれぞれ一つの複数
パスローラコンベアに設けられる。普通には、２台のカ
メラを用い、各カメラが例えば６つのトラックを受け持
つようにし、これにより極めて高い処理速度を達成でき
る。
も可能である。その場合には、それぞれのローラコンベ
アにつき各１台のカメラを設ける。この場合は、単一の
カメラが一つの複数パスローラコンベアに関して観察、
測定を行うだけでなく、各カメラがそれぞれ一つの複数
パスローラコンベアに設けられる。普通には、２台のカ
メラを用い、各カメラが例えば６つのトラックを受け持
つようにし、これにより極めて高い処理速度を達成でき
る。
【００２５】各カメラの光線パスを横切っての、良くコ
ントロールされた製品通過により現在では製品の表面を
極めて高い解像力で捕捉し評価できる。例えば、製品カ
プセルのうち欠陥のあるもの、ゴースト乃至は２重プリ
ント、製品カプセルの種々の変形（これには端壁の変形
も含まれる）、形状不良品、色違い品、寸法不合格品等
が高処理速度下でも満足できる程度に観察される。さら
に、表面構造の損傷度も確認できる。
ントロールされた製品通過により現在では製品の表面を
極めて高い解像力で捕捉し評価できる。例えば、製品カ
プセルのうち欠陥のあるもの、ゴースト乃至は２重プリ
ント、製品カプセルの種々の変形（これには端壁の変形
も含まれる）、形状不良品、色違い品、寸法不合格品等
が高処理速度下でも満足できる程度に観察される。さら
に、表面構造の損傷度も確認できる。
【００２６】なお、本発明は、特許請求の範囲の個々の
請求項に記載された要旨に限定されず、個々の請求項に
おける要旨の種々の組み合わせも含むものである。ま
た、要約を含む全ての関連資料、特に図面を参照して説
明してある実施例は、本発明に係わるものであり、それ
ぞれが、そしてそれらの組み合わせが、技術の現状に照
らし新規なものである。
請求項に記載された要旨に限定されず、個々の請求項に
おける要旨の種々の組み合わせも含むものである。ま
た、要約を含む全ての関連資料、特に図面を参照して説
明してある実施例は、本発明に係わるものであり、それ
ぞれが、そしてそれらの組み合わせが、技術の現状に照
らし新規なものである。
【００２７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明に係る自動分別装置の１例の概略側
面図であり、図２は製品評価乃至識別部の例の側面図で
ある。図３はローラコンベアによる製品搬送状態を示す
平面図であり、図４は製品照明部を示す図である。図５
（Ａ）は製品とそれに対する走査ラインを示す図であ
り、図５（Ｂ）はカメラに把握される製品の輪郭乃至表
面状態の時間的変化を示す図である。
する。図１は本発明に係る自動分別装置の１例の概略側
面図であり、図２は製品評価乃至識別部の例の側面図で
ある。図３はローラコンベアによる製品搬送状態を示す
平面図であり、図４は製品照明部を示す図である。図５
（Ａ）は製品とそれに対する走査ラインを示す図であ
り、図５（Ｂ）はカメラに把握される製品の輪郭乃至表
面状態の時間的変化を示す図である。
【００２８】図１に示すように、本発明に係る自動分別
装置は電子式スイッチボックス１と、それと組み合わさ
れた振動式供給部２を含むハンジング８を備えている。
分類、評価されるべき製品は振動式供給部２内に投入さ
れ、そこで分離、個別化される。この個別化された製品
は供給部２から送り込みステーション３に送り出され、
そこで製品はターニングステーション４において回転せ
しめられつつローラコンベア６の送り方向（矢印方向２
２）に対し横向け（直角方向）にされて該コンベア６の
ローラ上に配置される。
装置は電子式スイッチボックス１と、それと組み合わさ
れた振動式供給部２を含むハンジング８を備えている。
分類、評価されるべき製品は振動式供給部２内に投入さ
れ、そこで分離、個別化される。この個別化された製品
は供給部２から送り込みステーション３に送り出され、
そこで製品はターニングステーション４において回転せ
しめられつつローラコンベア６の送り方向（矢印方向２
２）に対し横向け（直角方向）にされて該コンベア６の
ローラ上に配置される。
【００２９】ターニングステーション４では製品は９０
度、すなわち図中矢印方向５の向きに転向せしめられ
る。ローラコンベア６は多数のトラック２３、２４、２
５を含んでおり、それぞれのローラ３５（図３参照）は
その縦軸を中心として例えば矢印方向３６に付加的に回
転駆動される。
度、すなわち図中矢印方向５の向きに転向せしめられ
る。ローラコンベア６は多数のトラック２３、２４、２
５を含んでおり、それぞれのローラ３５（図３参照）は
その縦軸を中心として例えば矢印方向３６に付加的に回
転駆動される。
【００３０】分類される製品はターニングステーション
４からローラコンベア６上に移され、その際ローラコン
ベアは案内ローラ７の周りにエンドレスに循環する。ロ
ーラコンベア６の上方には少なくとも一つのカメラ９が
配置されており、その光線パス１０は可動となってい
る。この場合、固定カメラ９の光線パス内に変向用反射
部材１２が存在しており、これは後記の如く調節可能と
なっている。
４からローラコンベア６上に移され、その際ローラコン
ベアは案内ローラ７の周りにエンドレスに循環する。ロ
ーラコンベア６の上方には少なくとも一つのカメラ９が
配置されており、その光線パス１０は可動となってい
る。この場合、固定カメラ９の光線パス内に変向用反射
部材１２が存在しており、これは後記の如く調節可能と
なっている。
【００３１】図１に示された実施例においては反射部材
１２は多角形のミラーとなっており、これはその縦軸を
中心として図１中矢印方向に回転できるようになってい
る。カメラ９の光線パス１０はこの多角形ミラーにより
変向され、最初の反射ミラーに入り、それにより反射さ
れた光線パスは第２の反射ミラーを経て測定箇所１１に
おいて被分類製品に到達する。
１２は多角形のミラーとなっており、これはその縦軸を
中心として図１中矢印方向に回転できるようになってい
る。カメラ９の光線パス１０はこの多角形ミラーにより
変向され、最初の反射ミラーに入り、それにより反射さ
れた光線パスは第２の反射ミラーを経て測定箇所１１に
おいて被分類製品に到達する。
【００３２】以上述べた複数の反射ミラーのいくつかは
本発明の課題解決のための必須のものではなく、変向用
反射部材１２のみでもよく、従って他の固定ミラーは省
略してもよい。製品の分類に応じ、分類信号は排出ステ
ーション１３を制御する。ステーション１３は製品を種
々の排出トラック１４、１５、１６に振り分ける。例え
ば、上側の排出トラック１４は、欠陥製品と判定された
製品の排出用として用い、排出トラック１５は合格と判
定された製品の排出用として、また、排出トラック１６
は識別できなかった製品の排出用としてそれぞれ用い
る。
本発明の課題解決のための必須のものではなく、変向用
反射部材１２のみでもよく、従って他の固定ミラーは省
略してもよい。製品の分類に応じ、分類信号は排出ステ
ーション１３を制御する。ステーション１３は製品を種
々の排出トラック１４、１５、１６に振り分ける。例え
ば、上側の排出トラック１４は、欠陥製品と判定された
製品の排出用として用い、排出トラック１５は合格と判
定された製品の排出用として、また、排出トラック１６
は識別できなかった製品の排出用としてそれぞれ用い
る。
【００３３】図２は製品の把握に際しての各部の主要な
関係を詳しく示している。但し、ここでは変向用反射部
材１２として横向きミラー（トランスバースミラー）が
示してあり、これは前記の多角形ミラー（図１参照）の
代わりとして使用できる。この横向きミラー（変向用反
射部材１２）はその中心軸１８を図２中矢印１９で示さ
れた方向に沿って（換言すればミラーの中心長手方向軸
周りに）回動（傾動）可能であり、それによってポジシ
ョン１２、１２′、１２′′をとることができ、それに
応じて、カメラの光線パス１０も１０、１０′、１
０′′の位置を占めるのである。かくしてカメラ９は事
実上静止したかの如き製品を観察することになる。すな
わち変向用反射ミラー１２は、カメラ９が、静止した或
いは動かないかのごとき製品を被写体とできるようにロ
ーラコンベアの送り方向１７に光線パスが旋回するよう
に同期して回動せしめられる。
関係を詳しく示している。但し、ここでは変向用反射部
材１２として横向きミラー（トランスバースミラー）が
示してあり、これは前記の多角形ミラー（図１参照）の
代わりとして使用できる。この横向きミラー（変向用反
射部材１２）はその中心軸１８を図２中矢印１９で示さ
れた方向に沿って（換言すればミラーの中心長手方向軸
周りに）回動（傾動）可能であり、それによってポジシ
ョン１２、１２′、１２′′をとることができ、それに
応じて、カメラの光線パス１０も１０、１０′、１
０′′の位置を占めるのである。かくしてカメラ９は事
実上静止したかの如き製品を観察することになる。すな
わち変向用反射ミラー１２は、カメラ９が、静止した或
いは動かないかのごとき製品を被写体とできるようにロ
ーラコンベアの送り方向１７に光線パスが旋回するよう
に同期して回動せしめられる。
【００３４】従って、カメラの光線パスは、製品２０の
回転軸３７とカメラチップの光学軸とが光学的光線パス
１０の線上で一致するように、すなわち光線パスが製品
２０の表面に対し垂直となるように製品を追って旋回す
る。。かくして製品２０のプロフィルを多面的に把握で
き、個々のローラ３５を回転駆動するときには、約３６
０度若しくはそれ以上にわたって把握できる。これは製
品２０が回転軸３７を中心として図２中矢印２１の方向
に回されるからである。
回転軸３７とカメラチップの光学軸とが光学的光線パス
１０の線上で一致するように、すなわち光線パスが製品
２０の表面に対し垂直となるように製品を追って旋回す
る。。かくして製品２０のプロフィルを多面的に把握で
き、個々のローラ３５を回転駆動するときには、約３６
０度若しくはそれ以上にわたって把握できる。これは製
品２０が回転軸３７を中心として図２中矢印２１の方向
に回されるからである。
【００３５】前記の横向きミラーの代わりに、先に図１
に示した多角形のミラーを変向用反射部材１２として用
いることもでき、さらにその代わりに、カメラ９を旋回
等により動かすことも考えられる。図３は製品２０a 、
２０b 、２０c の、ローラコンベア６のそれぞれのトラ
ック２３、２４、２５による複数トラック搬送の状態を
示したものである。
に示した多角形のミラーを変向用反射部材１２として用
いることもでき、さらにその代わりに、カメラ９を旋回
等により動かすことも考えられる。図３は製品２０a 、
２０b 、２０c の、ローラコンベア６のそれぞれのトラ
ック２３、２４、２５による複数トラック搬送の状態を
示したものである。
【００３６】この場合、製品２０の側部案内のために、
各トラック２３〜２５のそれぞれにつき側方の仕切り部
材３４が設けられている。同様に製品２０のローラコン
ベアからのはね上がりやはね出しを防止するために、製
品の上方に適当な帯部材（図示せず）を設け、製品の脱
落や浮きを抑止できるようにしてもよい。
各トラック２３〜２５のそれぞれにつき側方の仕切り部
材３４が設けられている。同様に製品２０のローラコン
ベアからのはね上がりやはね出しを防止するために、製
品の上方に適当な帯部材（図示せず）を設け、製品の脱
落や浮きを抑止できるようにしてもよい。
【００３７】同様に、側方の仕切り部材３４をトラック
２３〜２５に、製品を受け入れられるようにポケット状
凹所に形成するとともに、さらに、その上方及びローラ
コンベア６の上方にも製品２０の側部を案内する固定式
の帯部材を設けてもよい。また、図３に示す例では、カ
メラ９による製品走査ライン２６はローラコンベア６の
全幅にわたっている。従って単一の走査プロセスにより
同時に総数１０の製品２０a 、２０b 、２０c ・・・・
を分別乃至は分類できる。
２３〜２５に、製品を受け入れられるようにポケット状
凹所に形成するとともに、さらに、その上方及びローラ
コンベア６の上方にも製品２０の側部を案内する固定式
の帯部材を設けてもよい。また、図３に示す例では、カ
メラ９による製品走査ライン２６はローラコンベア６の
全幅にわたっている。従って単一の走査プロセスにより
同時に総数１０の製品２０a 、２０b 、２０c ・・・・
を分別乃至は分類できる。
【００３８】図４は照明部の構造を細部にわたり示した
ものであり、図１と同様に下側の照明装置２７が示され
ている。この照明装置２７に対し交換可能なカラーフィ
ルタ２９が設けてあり、これにより照明装置２７からの
光線パス３０によりローラコンベア６のローラ３５の間
から製品２０がスポット照明される。さらに上側の照明
装置２８が設けてあり、これには光源が装着してあり、
それによる光線パスは光源を囲むように配置されたミラ
ーにより反射され、拡散された白色光として製品２０に
照射される。
ものであり、図１と同様に下側の照明装置２７が示され
ている。この照明装置２７に対し交換可能なカラーフィ
ルタ２９が設けてあり、これにより照明装置２７からの
光線パス３０によりローラコンベア６のローラ３５の間
から製品２０がスポット照明される。さらに上側の照明
装置２８が設けてあり、これには光源が装着してあり、
それによる光線パスは光源を囲むように配置されたミラ
ーにより反射され、拡散された白色光として製品２０に
照射される。
【００３９】上側の照射装置２８の上方には光線パス１
０が伸びており、これは図１にも示すように、カメラ９
により把握される。図５はカメラ９に把握される製品２
０の輪郭乃至表面３１の時間的変化状態を示している。
製品２０は走査ライン２６に対し回され、同時に光線パ
スは製品送り方向に旋回するので、製品２０の輪郭乃至
表面３１の状態が、時間軸３２において時間ｔ＝０から
始まってカメラ９にとらえられ、且つ、それはその輪郭
や表面が動いていないかのようにとらえられる。
０が伸びており、これは図１にも示すように、カメラ９
により把握される。図５はカメラ９に把握される製品２
０の輪郭乃至表面３１の時間的変化状態を示している。
製品２０は走査ライン２６に対し回され、同時に光線パ
スは製品送り方向に旋回するので、製品２０の輪郭乃至
表面３１の状態が、時間軸３２において時間ｔ＝０から
始まってカメラ９にとらえられ、且つ、それはその輪郭
や表面が動いていないかのようにとらえられる。
【００４０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、小
形製品、特に製薬工業、製菓工業等における製品の光電
子式製品識別方式による分別乃至は分類のための自動分
別装置にして、内部において分別すべき製品が分離され
る振動式供給部及び分離された製品を光線パスを横切ら
せながら運ぶ供給装置を含み、該供給装置により運ばれ
る製品がカメラにより光学的に捕捉されて該製品に関す
る電子シグナルが求められ、該電子シグナルから製品が
識別され、製品に偏差が認められた場合には除去シグナ
ルが発せられ、それにより欠陥製品及び識別できない製
品が排除される自動分別装置であって、処理速度が大き
く、製品の形態をあらゆる側面から識別、分類でき、さ
らに色について確実な識別が可能であるものを提供する
ことができる。
形製品、特に製薬工業、製菓工業等における製品の光電
子式製品識別方式による分別乃至は分類のための自動分
別装置にして、内部において分別すべき製品が分離され
る振動式供給部及び分離された製品を光線パスを横切ら
せながら運ぶ供給装置を含み、該供給装置により運ばれ
る製品がカメラにより光学的に捕捉されて該製品に関す
る電子シグナルが求められ、該電子シグナルから製品が
識別され、製品に偏差が認められた場合には除去シグナ
ルが発せられ、それにより欠陥製品及び識別できない製
品が排除される自動分別装置であって、処理速度が大き
く、製品の形態をあらゆる側面から識別、分類でき、さ
らに色について確実な識別が可能であるものを提供する
ことができる。
【図１】本発明に係る自動分別装置の１例の概略側面図
である。
である。
【図２】製品評価乃至識別部の例の側面図である。
【図３】ローラコンベアによる製品搬送状態を示す平面
図である。
図である。
【図４】製品照明部を示す図である。
【図５】図（Ａ）は製品とそれに対する走査ラインを示
す図であり、図（Ｂ）はカメラに把握される製品の輪郭
乃至表面状態の時間的変化を示す図である。
す図であり、図（Ｂ）はカメラに把握される製品の輪郭
乃至表面状態の時間的変化を示す図である。
１ 電子式スイッチボックス ２ 振動式供給部 ３ 送り込みステーション ４ ターニングステーション ６ ローラコンベア ２２ 製品送り方向 ２３、２４、２５ ローラコンベア６におけるトラック ３４ トラックの仕切り部材 ３５ コンベアローラ ９ カメラ １０、１０′、１０′′ 光線パス １１ 測定箇所 １２ 変向用反射部材（変向用反射ミラー） １２′、１２′′ ミラーポジション １３ 排出ステーション １４、１５、１６ 排出トラック １８ 横向きミラー（変向用反射ミラー）の中心軸 ２０、２０ａ、２０ｂ、２０ｃ 製品 ２６ カメラ９による製品走査ライン ２７ 下側照明装置 ２８ 上側照明装置 ２９ カラーフィルタ
Claims (14)
- 【請求項１】 小形製品、特に製薬工業、製菓工業等に
おける製品の光電子式製品識別方式による分別乃至は分
類のための自動分別装置にして、内部において分別すべ
き製品が分離される振動式供給部及び分離された製品を
光線パスを横切らせながら運ぶ供給装置を含み、該供給
装置により運ばれる製品がカメラにより光学的に捕捉さ
れて該製品に関する電子シグナルが求められ、該電子シ
グナルから製品が識別され、製品に偏差が認められた場
合には除去シグナルが発せられ、それにより欠陥製品及
び識別できない製品が排除される自動分別装置におい
て、カラーラインカメラ（９）が設けられ、該カメラの
光線パス（１０）が予め定めた製品搬送トラックに対し
製品（２０）の送り方向に旋回され、該製品（２０）
が、旋回する光線パス（１０、１０′、１０′′）を通
過する間、製品走査ライン（２６）と平行な軸線の周り
に回されるように構成されていることを特徴とする自動
分別装置。 - 【請求項２】 前記カメラ（９）及び（又は）変向用反
射部材（１２）が製品（２０）の前進運動に同期して旋
回するようになっていることを特徴とする請求項１記載
の自動分別装置。 - 【請求項３】 前記カメラ（９）及び（又は）変向用反
射部材（１２）が予め定めた範囲内において製品に同期
して駆動されるようになっていることを特徴とする請求
項１又は２記載の自動分別装置。 - 【請求項４】 前記変向用反射部材（１２）が横向きミ
ラーとして構成されており、該ミラーはその中心長手方
向軸周りに回動できるようになっていることを特徴とす
る請求項１又は２記載の自動分別装置。 - 【請求項５】 前記変向用反射部材（１２）が多角形ミ
ラーとして構成されており、該ミラーがその縦軸を中心
として回動できるようになっていることを特徴とする請
求項１から４のいずれかに記載の自動分別装置。 - 【請求項６】 複数の製品（２０、２０a 、２０b 、２
０c ）を複数の並列搬送トラックにより互いに平行に、
前記カメラ（９）の光線パス（１０）に通過させて搬送
できるようになっていることを特徴とする請求項１から
４のいずれかに記載の自動分別装置。 - 【請求項７】 前記カメラ（９）を複数並べて配置して
あり、各カメラ（９）が常時複数の製品搬送トラックに
ついて製品測定を行えるようになっていることを特徴と
する請求項６記載の自動分別装置。 - 【請求項８】 前記供給装置がターニングステーション
（４）及び製品搬送方向に対し直角に配置されたローラ
（３５）を備えたローラコンベア（６）を含んでいるこ
とを特徴とする請求項１から７のいずれかに記載の自動
分別装置。 - 【請求項９】 前記ローラ（３５）がその長手方向軸を
中心として回転できるようになっていることを特徴とす
る請求項８記載の自動分別装置。 - 【請求項１０】 製品（２０、２０a 、２０b 、２０c
）を前記ローラコンベア（６）のトラック（２３、２
４、２５）に供給する複数トラック供給部を含んでいる
ことを特徴とする請求項６、７又は８記載の自動分別装
置。 - 【請求項１１】 前記それぞれのトラック（２３、２
４、２５）について側仕切り部（３４）が設けられてい
ることを特徴とする請求項１０記載の自動分別装置。 - 【請求項１２】 前記ローラコンベア（６）の上方に固
定式の帯部材が設けてあることを特徴とする請求項１０
記載の自動分別装置。 - 【請求項１３】 下側照明装置（２７）が前記ローラコ
ンベア（６）下方に設けられており、前記ローラ（３
５）の間を介して下方から製品（２０）をスポット照明
できるように前記照明装置（２７）に対しカラーフィル
タ（２９）が設けられていることを特徴とする請求項１
記載の自動分別装置。 - 【請求項１４】 光源を備えた上側照明装置（２８）を
含み、その光線パスは、拡散白色光が製品（２０）に照
射されるように、反射されるように構成されていること
を特徴とする請求項１記載の自動分別装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4417015A DE4417015A1 (de) | 1994-05-14 | 1994-05-14 | Sortierautomat zur Sortierung bzw. Klassifikation von Kleinprodukten der pharmazeutischen und der Süßwarenindustrie nach Form und Farbe |
| DE4417015.7 | 1994-05-14 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880475A true JPH0880475A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=6518134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7138754A Pending JPH0880475A (ja) | 1994-05-14 | 1995-05-13 | 製薬工業、製菓工業等における小形製品を形態及び色に応じて分別する自動分別装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5558231A (ja) |
| EP (1) | EP0682991A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0880475A (ja) |
| DE (1) | DE4417015A1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN105067836A (zh) * | 2015-07-20 | 2015-11-18 | 安徽唯嵩光电科技有限公司 | 一种色选机物料自动识别测速算法 |
| JP6317014B1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-04-25 | 株式会社Ｓｋｎ | 麺塊の外観検査方法及び装置 |
| WO2021166446A1 (ja) * | 2020-02-17 | 2021-08-26 | クオリカプス株式会社 | カプセルの外観検査装置 |
Families Citing this family (35)
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| KR100827254B1 (ko) | 1998-06-03 | 2008-05-07 | 알자 코포레이션 | 연장된 약물 치료를 제공하기 위한 방법 및 장치 |
| DE69942522D1 (de) * | 1998-07-14 | 2010-08-05 | Us Government | Infrarotspektroskopie mit hohem durchsatz |
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