JPH03196883A - 頭付き棒材の頭部検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、ねじ等の頭付き棒材の頭部を透明な材料でな
る２本の搬送ベルトにより係止して頭付き棒材を一列に
所定位置まで供給し、その頭部形状をＣＣＤカメラによ
り認識して頭付き棒材の良否判別を行い、頭付き棒材を
その排除位置で搬送ベルトから確実に排除するように構
成した頭付き棒材の頭部検査装置に関する。

〔従来の技術１ 最近、ＣＣＤカメラを使用して各種部品の形状を認識し
、その良否を瞬時に判別するようにした検査装置が各種
開発されている。この−例として、ねじ等大量に製造さ
れる頭付き棒材の頭部形状の良否を判別するようにした
頭部検査装置がある。

この頭部検査装置は、所定間隔をおいて配置された透明
な材料でなる２本の搬送ベルトを有し、この搬送ベルト
により頭付き棒材の一例のねじの頭部を係止してねじを
一列に水平に連続して供給するように構成されている。

また、前記ねじの移動路を挾む位置には、ストロボとそ
の光線を受けるＣＣＤカメラとが配置され、ねじがＣＣ
Ｄカメラの前方に位置すると、ストロボが作動してねじ
の頭部のシルエットがＣＣＤカメラの画像を構成する画
素毎に二値化されて記憶され、各画素に対応する二値化
データによりそのシルエットが認識され、その良否が判
別されるように構成されている。

また、第６図に示すようにこの頭部検査装置Ｊでは、前
記搬送ベルト７に係止されたねじ２が検査位置を通過し
て搬送ベルト７の進む方向を水平方向から下方向に方向
転換する排除位置に達すると、ねじ２がその自然落下に
より搬送ベルト７から排出されるように構成されている
。

［発明が解決しようとする課題］ この頭部検査装置ｌでは、ねじ２がＣＣＤカメラ（図示
せず）の下方を通過する際ブレないように搬送ベルト７
の間隔はねじ２の脚部径よりも僅かに広くされているに
過ぎない。そのため、搬送ベルト７に係止されたねじ２
が排出位置に達しても、その脚部が搬送ベルト７の縁部
に付着して搬送ベルト７から排出されず、そのまま搬送
ベルト７とともに循環し、後続のねじ２の検査の支障と
なる等の欠点が生じている６ 本発明は、上記欠点の除去を目的とするもので、所定間
隔をおいて配置された透明な材料でなる２本の搬送ベル
トの進む方向をほぼ水平方向から下方向に方向転換する
排除位置でかつ下方向に延びる搬送ベルトに沿った頭付
き棒材の脚部の移動路上に阻止部を位置させた頭付き棒
材の頭部検査装置を提供しようとするものである。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するため、所定間隔をおいて直立して２
枚の取付プレートを配置し、取付プレートそれぞれの対
向する面に沿って複数個のプーリが回転自在に配置され
ている。前記プーリには取付プレートごとに透明な材料
でなる搬送ベルトが巻回されており、この２本の搬送ベ
ルトにより頭付き棒材の頭部が係止され、頭付き棒材が
ほぼ水平方向に一列に連続して供給されるように構成さ
れている。

前記搬送ベルトを挟む位置には、光源とその光線を受け
るＣＣＤカメラとが配置されており、頭付き棒材がＣＣ
Ｄカメラの前方に位置すると、光源が作動し、頭付き棒
材の頭部のシルエットがＣＣＤカメラの画像を構成する
画素毎に二値化されて記憶され、各画素に対応する二値
化データによりシルエットの形状が認識され、頭付き棒
材の良否が判別されるように構成されている。

また、前記搬送ベルトの進む方向を水平方向から下方向
に方向転換する頭付き棒材の排出位置でかつ下方向に延
びる搬送ベルトに沿った頭付き棒材の脚部の移動路上に
は阻止部が位置するように構成されている。

［作用１ この頭部検査装置では、頭付き棒材がＣＣＤカメラの前
方に達し、光源から光線が照射されて頭付き棒材の頭部
の形状の良否判別が行われるが、この検査位置を通過す
ると、搬送ベルトの進む方向をほぼ水平方向から下方向
に方向転換する頭付き棒材の排出位置に達する。この排
出位置では、搬送ベルトに係止された頭付き棒材は、前
記判別結果により強制的に、あるいはその自然落下によ
り、搬送ベルトから排出され、不良品シュートあるいは
良品シュート内に収納される。

前記頭付き棒材がその自然落下により搬送ベルトから排
出される場合には、搬送ベルト相互の間隙が頭付き棒材
の脚部近くに設定されているため、一部の頭付き棒材は
搬送ベルトに付着して自然落下せず、搬送ベルトととも
にしばらく下方向に移動する。しかしながら、搬送ベル
トが下方向に延びる位置でかつこれに沿った頭付き棒材
の移動路上には阻止部が位置しているため、頭付き棒材
の脚部が阻止部に衝突し、頭付き棒材は搬送ベルトから
強制的に離される。また、この時には頭付き棒材は反転
し、その脚部が搬送ベルトの間隙を通り抜けることがで
き、頭付き棒材は搬送ベルトから円滑に排除され、所定
シュート内に収納される。

［実施例１ 以下、実施例を図面に基づいて説明する。第１図ないし
第４図において、ｌは頭付き棒材の一例をなすねじ２の
頭部検査装置であり、この頭部検査装置ｌは、所定間隔
をおいて配置された取付プレート３を有している。この
取付プレート３それぞれの両端にはその対向する面に沿
って複数個のプーリ６が回転自在に取付けられている。

この対向する位置にあるプーリ６は回転駆動源（図示せ
ず）の回転を受けて一体に回転可能に構成されており、
後記する２本の搬送ベルト７を同速度で同方向に移動さ
せて、ねじ２を一列に連続して供給するように構成され
ている。また前記取付プレート３それぞれにはその延び
る方向に沿って案内プレート４が水平に、またこの案内
プレート４の両側に位置してその延長上に延びる補助プ
レート５が前記プーリ６の側面を覆うように取付けられ
ている。前記案内プレート４および補助プレート５は対
向する位置にある案内プレート４および補助プレート５
とともにねじ２の案内路を形成するように構成されてい
る。

前記プーリ６には、それぞれの取付プレート３に沿って
延びる透明な材料でなる２本の搬送ベルト７が巻回され
ている。この搬送ベルト７は前記プーリ６に嵌合する嵌
合部７ａとその両側に位置して水平方向に延びる平ベル
ト部７ｂでなっており、前記平ベルト部７ｂは前記ねじ
２を保持する厚みを有している。

前記平ベルト部７ｂは後記するストロボ８からの光線を
受ける際に縁部の陰が現れないようにその裏面側に傾斜
面７ｃを有している。また、前記搬送ベルト７はそれぞ
れの裏面側が前記案内プレート４の上面に案内されて移
動するように構成されており、ねじ２を後記するＣＣＤ
カメラ９の下方の検査位置まで正しい姿勢に保持してほ
ぼ水平方向に移動させるように構成されている。前記案
内プレート４は検査位置では取除かれており、下方から
後記するストロボ８の光線が搬送ベルト７を横切って通
過するように構成されている。

一方、前記検査位置でしかも前記ねじ２の移動路を挾む
位置には、光源の一例をなすストロボ８とその光線を受
けるＣＣＤカメラ９とが配置されており、ねじ２がＣＣ
Ｄカメラ９の下方に位置すると、ストロボ８が作動して
ねじ２の頭部のシルエットがＣＣＤカメラ９の画像を構
成する画素毎に二値化されて記憶され、各画素に対応す
る二値化データによりシルエットが認識され、ねじ２の
頭部形状の良否が判別されるように構成されている。

さらに、前記搬送ベルト７の進む方向を水平方向から下
方向に方向転換するねじ２の排出位置にある補助プレー
ト５には、阻止部の一例をなす阻止ピンＩＯが固定され
ており、この阻止ピン１０の一部は下方向に延びる搬送
ベルト７に沿ったねじ２の脚部の移動路上に位置するよ
うに構成されている。前記阻止ピン１０は補助プレート
５の下方位置に取付けられており、水平に移動する搬送
ベルト７から円滑に離脱するねじ２の脚部が当接しない
ように構、成されている。また、前記補助プレート５は
前記搬送ベルト７の背後まで延びており、搬送ベルト７
の背後にねじ２の脚部が飛び込まないように構成されて
いる。

上記頭部検査装置において、ねじ２が搬送ベルト７に保
持されてＣＣＤカメラ９の下方まで達すると、ストロボ
８から光線が照射され、ねじ２の頭部のシルエットがＣ
ＣＤカメラ９の画像を構成する画素毎に二値化されて記
憶され、各画素に対応する二値化データによりシルエッ
トが認識され、ねじ２の頭部形状の良否が判別される。

ねじ２がこの検査位置を通過して、搬送ベルト７の進む
方向を水平方向から下方向に方向転換するねじ２の排除
位置に達すると、前記判別で不良と判別される場合には
、排除手段（図示せず）が作動し、ねじ２が搬送ベルト
７から強制的に排除され、ねじ２は不良品シュート（図
示せず）に収納される。一方、前記判別で良と判別され
る場合には、ねじ２はその排除位置で自然落下により、
搬送ベルト７から排出され、良品シュート（図示せず）
内に収納される。この時、搬送ベルト７の間隙がねじ２
の脚部径に近く設定されているため、ねじ２が搬送ベル
ト７の縁部に付着することがある。そのため、ねじ２が
搬送ベルト７との脚部が阻止ピン１０に衝突し、ねじ２
が搬送ベルト７から離れる。同時に、ねじ２が反転しな
がらその脚部が搬送ベルト７の間隙を通り抜け、ねじ２
は搬送ベルト７から円滑に排出されて良品シュート内に
収納され、以後の検査を支障なく連続して行うことがで
きる。

［発明の効果１ 以上説明したように、本発明は所定間隔をおいて配置さ
れた透明な材料でなる搬送ベルトにより頭付き棒材を所
定検査位置まで供給し、搬送ベルトの進む方向を水平方
向から下方向に方向転換する排除位置でかつ下方向に延
びる搬送ベルトに沿った頭付き棒材の脚部の移動路上に
阻止部を位置させるように構成しているため、頭付き棒
材が搬送ベルトに付着して搬送ベルトとともに下方向に
移動することがあっても、頭付き棒材の脚部が阻止部に
衝突し、頭付き棒材が搬送ベルトから離れる際に反転し
てその脚部が搬送ベルトの間隙を通す抜けることができ
、頭付き棒材を搬送ベルトから円滑に排出して、良品シ
ュート内に収納することができ、後続の頭付き棒材の検
査をなんら支障なく連続して行うことができる等の利点
がある。

なお、実施例では阻止部はビンで構成されているが、ボ
ルト、リベット等の部品であっても良いし、補助プレー
トの一部であってもよい。また、案内プレートと補助プ
レートとは別体に構成されているが、これを一体に製作
してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例のねじの頭部検査装置におけるね
じの排出位置を示す要部拡大縦断面図、第２図は第１図
の搬送ベルトの一部を切欠いた側面図、第３図は本発明
に係る頭部検査装置の検出位置を示す要部縦断面図、第
４図は第３図のＡ−ＡＭに沿った要部断面図、第５図は
本発明の動作状態を示す要部説明図、第６図は従来の頭
部検査装置の要部説明図である。 １　頭部検査装置、　　　　２　ねし、３　取付プレー
ト、　　　　４　案内プレート、補助プレート、 搬送ベルト、 平ベルト部、 ストロボ、 阻止ピン、 プーリ 嵌合部、 傾斜面、 ＣＯＤカメラ、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定間隔をおいて直立して２枚の取付プレートを配置し
   、取付プレートそれぞれの対向する面に沿って複数個の
   プーリを回転自在に配置するとともに、取付プレートご
   とにプーリに巻回される透明な材料でなる搬送ベルトを
   配置し、この２本の搬送ベルトにより頭付き棒材の頭部
   を係止して頭付き棒材をほぼ水平方向に一列に連続して
   供給するように構成する一方、頭付き棒材の移動路を挾
   むように位置して光源とその光線を受けるＣＣＤカメラ
   とを配置し、頭付き棒材がＣＣＤカメラの前方に位置す
   ると、光源を作動させて、頭付き棒材の頭部のシルエッ
   トをＣＣＤカメラの画像を構成する画素毎に二値化して
   記憶し、各画素に対応する二値化データによりシルエッ
   トの形状を認識し、頭付き棒材の良否を判別する頭付き
   棒材の頭部検査装置において、 搬送ベルトの進む方向を水平方向から下方向に方向転換
   する頭付き棒材の排出位置でかつ下方向に延びる搬送ベ
   ルトに沿った頭付き棒材の脚部の移動路上に阻止部を位
   置させたことを特徴とする頭付き棒材の頭部検査装置。