JPH0961418A - 卵検査装置 - Google Patents

卵検査装置

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JPH0961418A
JPH0961418A JP22032795A JP22032795A JPH0961418A JP H0961418 A JPH0961418 A JP H0961418A JP 22032795 A JP22032795 A JP 22032795A JP 22032795 A JP22032795 A JP 22032795A JP H0961418 A JPH0961418 A JP H0961418A
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spot light
light
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inspection target
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JP22032795A
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Tadashi Tanenaka
忠司 種中
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Kyowa Machinery Co Ltd
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Kyowa Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成の複雑化を可及的に抑制しながら、検査
対象卵に的確にスポット光を照射できる卵検査装置を提
供する。 【解決手段】 検査対象卵1aにスポット光を照射する
光源と、前記スポット光の照射位置を移動させるスポッ
ト光走査手段と、検査対象卵1aを透過した光を検出す
る受光手段30と、その受光手段30の検出信号に基づ
いて、検査対象卵1aの良否を判別する判別手段32
と、検査対象卵1aを設定軸芯周りに回動駆動する回動
駆動手段RDとが設けられ、スポット光走査手段は、ス
ポット光を前記設定軸芯方向に移動させるように構成さ
れている卵検査装置において、回動駆動手段RDは、前
記設定回動軸芯並びにその軸芯及びスポット光投射方向
と交差する軸芯周りで検査対象卵1aを回動駆動するよ
うに構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象卵にスポ
ット光を照射する光源と、前記スポット光の照射位置を
移動させるスポット光走査手段と、前記検査対象卵を透
過した光を検出する受光手段と、その受光手段の検出信
号に基づいて、前記検査対象卵の良否を判別する判別手
段と、検査対象卵を設定軸芯周りに回動駆動する回動駆
動手段とが設けられ、前記スポット光走査手段は、前記
スポット光を前記設定軸芯方向に移動させるように構成
されている卵検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる卵検査装置は、鶏卵等の卵に、ひ
び割れ、破卵、汚れ等の不具合が存在するか否かを検出
するための装置である。この不具合の検出のために、検
査対象卵を設定軸芯周りに回動させ、その回動軸芯方向
に移動する状態でスポット光を照射する。このように検
査対象卵を設定軸芯周りに回動することで、卵の表面全
体を検査する場合においてもスポット光を移動させる範
囲を小さい領域に限定できる。そして検査対象卵を透過
した光を検出して、その検出情報に基づいて不具合の有
無を判別する。
【0003】不具合の検出のためには、上記の検査対象
卵にスポット光を照射する以外に、検査対象卵全体を一
様に照明し、その透過光量によって不具合を検出する方
法もあるが、検査対象卵全体を一様に照射する方法で
は、不具合が存在する卵と存在しない卵とで、透過光量
の差がそれほど大きくなく不具合の存否の判断が困難と
なる場合が多いのに対し、スポット光を照射する方法で
は、例えば卵殻面にひび割れの不具合がある場合、スポ
ット光がひび割れに当たっているときと当たっていない
ときとでは、卵殻内に進入する光の量が大きく異なり、
透過光量も大きく異なる。従って、不具合の有無の判断
が容易となるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、スポット光を移動させるときに、スポット
光の投射方向に対して影になる箇所は十分スポット光が
当たらない場合がある。一方、検査対象卵の周囲からス
ポット光が照射されるような構成とすれば、このような
事態を回避できるが、スポット光を照射するための構成
が複雑化してしまう。本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、構成の複雑化を可及的
に抑制しながら、検査対象卵に的確にスポット光を照射
できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記請求項1記載の構成
を備えることにより、検査対象卵は、回動駆動手段によ
って、設定軸芯周りに回動駆動されるのみならず、その
設定回動軸芯及びスポット光の投射方向に交差する軸芯
周りで回動駆動されるので、ある時点でスポット光の投
射方向に対して影となる箇所が、上記の回動によってス
ポット光の投射方向の上手側を向き、スポット光が的確
に照射される姿勢に変化する。従って、スポット光を照
射するための構成が複雑化するのを可及的に抑制しなが
ら、検査対象卵に的確にスポット光を照射できるに至っ
た。又、上記請求項2記載の構成を備えることにより、
一対の回動駆動体が、検査対象卵の上記設定軸芯方向両
端部の夫々に対して、互いに異なる回動速度で回動駆動
作用するので、検査対象卵は、上記設定軸芯周りで回動
駆動されるが、その挙動は不安定なものとなり、結果と
して、上記設定回動軸芯及びスポット光の投射方向に交
差する軸芯周りで回動駆動されることとなる。つまり、
上記一対の回動駆動体で、上記設定軸芯並びにその設定
軸芯及スポット光投射方向と交差する軸芯周りで回動駆
動しており、検査対象卵を回動駆動するための構成を可
及的に簡素化できるのである。
【0006】又、上記請求項3記載の構成を備えること
により、複数の卵を列状に搬送しながら、その搬送され
る途中の卵を検査対象卵としてスポット光を照射して、
上記不具合の有無を検査するので、効率良く卵の検査を
行うことができる。又、上記請求項4記載の構成を備え
ることにより、卵はローラに載置された状態で搬送さ
れ、卵の検査を行う検査対象領域に位置するローラに対
してのみ、ローラ駆動手段によって回動駆動される。ロ
ーラ駆動手段によるローラの回動駆動は、搬送方向視で
左右異なる周速度で回動駆動するので、検査対象卵は、
上記設定軸芯周りで回動駆動されるが、その挙動は不安
定なものとなり、結果として、上記設定回動軸芯及びス
ポット光の投射方向に交差する軸芯周りで回動駆動され
ることとなる。すなわち、卵を搬送する手段と検査対象
卵を回動駆動するための手段とを兼用しながら、しか
も、兼用させるについて、ローラ駆動手段が回動駆動す
る対象となるローラは、検査対象領域に位置するローラ
のみとして、ローラ駆動手段の構成の複雑化を防止して
おり、もって、装置全体の構成の簡素化を図ることがで
きるのである。
【0007】又、上記請求項5に記載の構成を備えるこ
とにより、検査対象卵に照射されるスポット光を、上記
設定軸芯方向に移動させて走査するのに加えて、検査対
象卵の搬送速度に一致又はほぼ一致する状態で、搬送方
向の上流側から下流側へ移動させるので、スポット光が
搬送される検査対象卵に追従することになり、卵の検査
の度に検査対象卵を停止させるような必要がなく、効率
良く卵の搬送と検査とを実行できる。又、上記請求項6
に記載の構成を備えることにより、検査対象卵の良否の
判別つまり不具合の有無の判別は、受光手段の検出信号
と適当な基準値とを比較することにより行うのではな
く、検出信号の変化量と設定基準値とを比較することに
より行うので、特に、ひび割れ、破卵又は汚れ等の局所
的に発生する不具合を検出する場合、卵の個体差による
光の透過量のばらつきの影響を受けにくくすることがで
き、精度良く判別することができるのである。又、上記
請求項7記載の構成を備えることにより、レーザ光の性
質として、細いビーム径の光線を得やすいことから、ス
ポット光の径小さくできるとともに、その小さい径のス
ポット光を得るための構成も、簡素化を図ることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。卵検査装置ECは、図1に示すよ
うに、チェーンコンベア形式で鶏卵である卵1を搬送す
る搬送手段である搬送装置TRと、搬送装置の中程に設
置された投光部LEと、卵1の搬送径路を挟んで投光部
LEに対して反対側箇所に位置する検出部LDとを備え
て構成されている。搬送装置TRには、搬送方向視(図
1の矢印Aの方向視)で左右一対のチェーン10が、駆
動スプロケット11及び7個の従動スプロケット12に
掛け回された状態で備えられ、駆動スプロケット11の
回転軸に連結された図示しないモータによりチェーン1
0が送り駆動される。左右一対のチェーン10は均等な
間隔で並ぶシャフト13にて連結され、シャフト13に
は、図2に示すように、位置決め用のカラー14に挟ま
れた状態で、搬送方向視で左右一対のローラ15a,1
5bが、6組取り付けられている。
【0009】左右一対のローラ15a,15bは、各独
立に遊転自在にシャフト13に取り付けられており、左
右一対のローラ15a,15bの間隔はスペーサ16に
よって規制されている。6組のローラ15a,15bの
取り付け位置は、搬送方向に沿って前後に並ぶシャフト
13間で統一してあり、搬送方向に沿って、左右一対の
ローラ15a,15bが6列に並ぶ状態となっている。
搬送装置TRにて搬送される卵1は、図2及び図3に示
すように、搬送方向に沿って前後に並ぶ2組のローラ1
5a,15bによって卵1の長手方向が搬送方向と直交
する姿勢で支持され、チェーン10の送り駆動に伴って
矢印Aの方向に搬送される。
【0010】搬送装置TRの搬送中間箇所には、上記ロ
ーラ15a,15bを回動駆動するローラ駆動手段であ
る、搬送方向視で左右一対のローラ回転用ベルト17
a,17bが、6組備えられている。左右一対のローラ
回転用ベルト17a,17bは、図3に示すように、前
後方向に並ぶ3組のローラ15a,15bの下面側に接
触し、これらのローラ15a,15bを回動駆動するよ
うに構成してあり、後述のように、スポット光が照射さ
れる検査対象卵1aがシャフト13の1ピッチ分移動す
る間は、ローラ15a,15bが回動駆動される。換言
すると、検査対象領域に位置するローラ15a,15b
のみが回動駆動されるのである。又、左右一対のローラ
回転用ベルト17a,17bは、同一径の従動プーリ1
8と、左側のローラ回転用ベルト17aと右側のローラ
回転用ベルト17bとで異径としてある駆動プーリ19
とに掛け渡されており、駆動プーリ19は、図1に示す
ように、モータM1にて回動駆動される。
【0011】上記のように、駆動プーリ19を異径とし
てあることあから、左側のローラ回転用ベルト17aの
周速度が、右側のローラ回転用ベルト17bの周速度よ
りも遅くなるようにしてある。従って、左右一対のロー
ラ15a,15bは左右で回動速度が異なるものとな
り、検査対象卵1aの両端部の夫々に対して、互いに異
なる回動速度で回動駆動作用する回動駆動体REとして
機能し、この回動駆動体REであるローラ15a,15
b、ローラ回転用ベルト17a,17b及びモータM1
を主要部として卵1を回動駆動する回動駆動手段RDを
構成する。このローラ15a,15bによる回動駆動の
結果、前後2組のローラ15a,15bに支持される卵
1は、シャフト13の長手方向に沿う設定軸芯周りの回
動を基本としながらも、不規則な挙動を起こし、図2に
破線で示すように、上記設定軸芯及び後述するスポット
光の投射方向と交差する軸芯に該当する搬送方向に沿っ
た軸芯周りに不規則に回動することになる。
【0012】投光部LEは、上記のローラ回転用ベルト
17a,17bの下方側箇所に設置されており、ローラ
回転用ベルト17a,17bにより回動駆動されるロー
ラ15a,15bに支持される卵1を検査対象卵1aと
してレーザ光によるスポット光を照射する。この投光部
LEは、6組のローラ回転用ベルト17a,17bの夫
々に対応して、すなわち、6列で搬送される卵1の各列
に対応して、6台設けられている。6台の投光部LEは
全て同一構成であるので、1台について構成を説明す
る。各投光部LEは、図4に示すように、平行レーザ光
を出射する光源LSであるレーザ光源20、レーザ光源
20の出射レーザ光のビーム径を小さくする2枚のレン
ズ21、レーザ光を搬送方向(矢印Aの方向)に走査す
るためのポリゴンミラー22、固定設置されてレーザ光
の進路を90°屈曲させるミラー23、レーザ光を搬送
方向視で左右に走査するためのガルバノミラー24が備
えられて構成されている。
【0013】6台の投光部LEの6個のポリゴンミラー
22は一つの回転軸22aに取り付けられており、その
回転軸22aに作用する駆動力は、図1に示すように、
チェーン10を送り駆動する駆動スプロケット11から
チェーン22bを介して供給され、駆動スプロケット1
1がチェーン10をシャフト13の1ピッチ分送る間
に、ポリゴンミラー22の1面分すなわち図4に示す例
のように12面のミラーを備えたポリゴンミラー22の
場合は、30°回転するように、ポリゴンミラー22の
回転とチェーン10の送り量とが機械的に連動してい
る。尚、ポリゴンミラー22の回転方向は、レーザ光
を、搬送方向上流側から下流側に連続的に振り、且つ、
搬送方向下流側から上流側に瞬時に振るように、図4に
おいて矢印Cに示す方向に回転させる。ポリゴンミラー
22とシャフト13との間隔は、ポリゴンミラー22に
よるレーザ光の振れ幅がシャフト13の1ピッチに一致
するように設定されている。尚、ポリゴンミラー22と
して、より面数の少ないものを採用する場合等におい
て、ポリゴンミラー22とシャフト13との間隔を広げ
る必要のある場合は、ポリゴンミラー22の光投射方向
下手側にレーザ光の振れ幅を小さくするレンズを配置す
れば良い。
【0014】ローラ15a,15bによる卵1のシャフ
ト13の長手方向に沿った設定軸芯周りの回動は、卵1
が、シャフト13の1ピッチ分移動する間に、3〜6回
転する程度の速度にローラ15a,15bの回転数が設
定されている。ガルバノミラー24によるレーザ光を左
右方向に振る周波数は、上記の卵1の設定軸芯周りの回
動速度より十分速くしてある。上記のようにレーザ光を
走査して、そのレーザ光の照射を受ける卵すなわち検査
対象卵1aの卵殻面に形成されるスポット光を移動させ
ることで、スポット光は、搬送方向視で左右に移動しな
がら、検査対象卵1aの搬送方向下流側への移動に追従
して、検査対象卵1aの移動速度と一致又はほぼ一致す
る速度で移動する。
【0015】そのスポット光の移動軌跡を例示すると、
図5(イ)に示す如くになる。尚、図5(イ)では、卵
殻面上の移動軌跡を図5(ロ)に示すような円筒上に投
影して展開した状態で示しており、図5(イ)に示す場
合では、検査対象卵1aが3回転した場合を例示してい
る。図5(イ)に示すように、搬送方向に沿った軸芯周
りの不規則な回動により、ガルバノミラー24による搬
送方向視で左右(図5(イ)における上下方向)の移動
幅自体が、左右方向に移動している。従って、ポリゴン
ミラー22、ミラー23及びガルバノミラー24は、ス
ポット光の照射位置を移動させるスポット光走査手段S
Sとして機能する。
【0016】検出部LDは、図1に概略的に示すよう
に、受光手段である受光素子30と、検査対象卵1aの
透過光を受光素子30の受光面に集光するための集光レ
ンズ31と、受光素子30の検出信号を処理して検査対
象卵1aにひび割れがあるか否かを判別し、検査対象卵
1aの良否を判別する判別手段である判別回路32とが
備えられて構成されている。判別回路32は、図6に示
すように、受光素子30の出力電流を電流−電圧変換す
るI−V変換回路32a、I−V変換回路32aの出力
電圧を増幅するアンプ32b、増幅後の信号を微分する
微分回路32c及び基準電圧(Vref )と比較する比較
回路32dからなっている。受光素子30の検出信号を
I−V変換回路32a及びアンプ32bで処理した後の
信号を例示すると、図7(イ)に示すようなものとな
る。尚、図7(イ)では、縦軸は光の強度に相当する。
図7(イ)に示す信号を微分回路32cにて微分する
と、図7(ロ)に示す信号となる。この図7(ロ)に示
す信号を比較回路32dで設定基準値である基準電圧
(Vref )と比較し、基準電圧を超えた場合に、検査対
象卵1aにひび割れが存在すると判別する。
【0017】以下、上記構成の卵検査装置ECの作動を
概略説明する。卵1が、搬送装置TRの搬送方向上流側
端部に位置する前後2組のローラ15a,15b上に順
次載置されて、6列で列状に搬送される。卵1が投光部
LE及び検出部LDの設置箇所まで搬送されると、レー
ザ光源20から出射したレーザ光がスポット光として照
射され、検査対象卵1aとなる。検査対象卵1aは、搬
送装置TRにより搬送されながら、図5に示すような状
態でスポット光を照射され、判別回路32にてひび割れ
の有無が判断される。この検査が終了した卵1はそのま
ま搬送され、搬送装置TRの搬送方向下流側端部で卵1
の梱包装置等に渡される。判別回路32の出力は図示し
ない管理装置に送られ、その管理装置は、判別回路32
の出力に基づいて、梱包装置等において、不具合の有る
卵1を取り除くように制御する。
【0018】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。 上記実施の形態では、投光部LEの構成は、ポリゴ
ンミラー22を、ガルバノミラー24よりもスポット光
投射方向上手側に配置しているが、図8に示すように、
ガルバノミラー24を、ポリゴンミラー22よりもスポ
ット光投射方向上手側に配置する等、光学系の構成は種
々変更可能である。 上記実施の形態では、ポリゴンミラー22の回転と
チェーン10の送り量とが機械的に連動しているが、チ
ェーン10の送り量を検出するセンサを設け、ポリゴン
ミラー22を、チェーン10の駆動系とは独立に駆動し
ても良い。この場合、ポリゴンミラー22に代えてガル
バノミラー24と同一構成のガルバノミラーを用いるこ
ともできる。又、直交する2軸芯周りに揺動自在のガル
バノミラーを設け、ポリゴンミラー22及びガルバノミ
ラー24の機能を兼用する構成としても良い。
【0019】 上記実施の形態では、搬送手段TRに
て検査対象卵1aを搬送しながらスポット光を照射して
検査を行っているが、検査対象卵1aの搬送を停止させ
た状態でスポット光を照射して検査を行い、搬送装置T
Rは卵1を間歇的に搬送するように構成しても良い。こ
の場合、ポリゴンミラー22を省略することができる。 上記実施の形態では、卵1の不具合として、卵殻の
ひび割れを検出する場合を例示しているが、破卵、汚れ
又は腐り等の検出にも適用できる。尚、破卵又は汚れの
検出に対しては、必要に応じて判別回路32の基準電圧
(Vref )を調整するだけで適用可能であり、又、正常
な卵1より透過光の減衰率の大きい腐れの検出のために
は、判別回路32において、微分回路32cで微分する
前の信号を適当な判別値と比較して判別するように変更
することで適用可能である。
【0020】 上記実施の形態では、ローラ駆動手段
であるローラ回転用ベルト17a,17bがローラ15
a,15bを回動駆動することにより、検査対象卵1a
を搬送方向に垂直な設定軸芯周りに回動駆動している
が、検査対象卵1aを適当な枠体にて支持し、上記のロ
ーラ回転用ベルト17a,17bを直接的に検査対象卵
1aに接触させて回動駆動する構成としても良い。この
場合、ローラ回転用ベルト17a,17bが回動駆動体
REとして機能する。 上記実施の形態では、卵1を支持するローラ15
a,15bを回動駆動するローラ駆動手段を、ローラ回
転用ベルト17a,17bにて構成しているが、ローラ
15a,15bをギヤ連結機構にて回動駆動する等、ロ
ーラ15a,15bを回動駆動するための構成は種々変
更可能である。
【0021】 上記実施の形態では、ガルバノミラー
24によるレーザ光を左右方向に振る周波数を十分速く
して、検査対象卵1aの卵殻面上のスポット光の移動軌
跡を図5(イ)に示すようにしているが、スポット光の
移動のさせ方は種々変更可能であり、例えば、ガルバノ
ミラー24によるレーザ光を左右方向に振る周波数を検
査対象卵1aの上記設定軸芯周りの回動よりも十分遅く
して、図9に示すような移動軌跡となるようにしても良
い。尚、図9は、図5(イ)と同様の表示であり、ロー
ラ15aとローラ15bとの回動速度が異なることによ
る搬送方向に沿う軸芯周りの回動を無視している。この
搬送方向に沿う軸芯周りの回動を考慮すると、図9中に
おいて矢印Bで示す方向に搬送方向視で左右方向(図9
における上下方向)に揺らぐような移動軌跡となる。 上記実施の形態では、光源としてレーザ光源20を
用いているが、ハロゲンランプ等を用いても良い。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の卵検査装置の実施の形態にかかる側面
視による概略構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図3】本発明の実施の形態にかかる要部拡大図
【図4】本発明の実施の形態にかかる要部斜視図
【図5】本発明の実施の形態にかかるスポット光照射位
置の説明図
【図6】本発明の実施の形態にかかる要部ブロック構成
【図7】本発明の実施の形態にかかる信号処理の説明図
【図8】本発明の別実施形態にかかる要部斜視図
【図9】本発明の別実施形態にかかるスポット光照射位
置の説明図
【符号の説明】
1 卵 1a 検査対象卵 15a,15b ローラ 17a,17b ローラ駆動手段 20 レーザ光源 30 受光手段 32 判別手段 LS 光源 RD 回動駆動手段 RE 回動駆動体 SS スポット光走査手段 TR 搬送手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象卵(1a)にスポット光を照射
    する光源(LS)と、 前記スポット光の照射位置を移動させるスポット光走査
    手段(SS)と、 前記検査対象卵(1a)を透過した光を検出する受光手
    段(30)と、 その受光手段(30)の検出信号に基づいて、前記検査
    対象卵(1a)の良否を判別する判別手段(32)と、 検査対象卵(1a)を設定軸芯周りに回動駆動する回動
    駆動手段(RD)とが設けられ、 前記スポット光走査手段(SS)は、前記スポット光を
    前記設定軸芯方向に移動させるように構成されている卵
    検査装置であって、 前記回動駆動手段(RD)は、前記設定回動軸芯並びに
    その軸芯及びスポット光投射方向と交差する軸芯周りで
    前記検査対象卵(1a)を回動駆動するように構成され
    ている卵検査装置。
  2. 【請求項2】 前記回動駆動手段(RD)は、前記検査
    対象卵(1a)の前記設定軸芯方向両端部の夫々に対し
    て、互いに異なる回動速度で回動駆動作用する一対の回
    動駆動体(RE)が備えられて構成されている請求項1
    記載の卵検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査対象卵(1a)を含む複数の卵
    (1)を前記設定軸芯方向と垂直方向又はほぼ垂直方向
    に列状に搬送する搬送手段(TR)が設けられている請
    求項1又は2記載の卵検査装置。
  4. 【請求項4】 前記回動駆動体(RE)が、搬送方向に
    沿って前後に設定間隔をおいて並び、且つ、搬送方向視
    で左右独立に遊転可能に形成されたローラ(15a),
    (15b)にて構成され、 前記搬送手段(TR)は、卵(1)を載置した状態の前
    記ローラ(15a),(15b)を搬送駆動することに
    よって卵(1)を搬送するように構成され、 前記回動駆動手段(RD)に、前記ローラ(15a),
    (15b)のうちの検査対象領域に位置するローラ(1
    5a),(15b)を、搬送方向視で左右異なる周速度
    で回動駆動するローラ駆動手段(17a),(17b)
    が備えられている請求項3記載の卵検査装置。
  5. 【請求項5】 前記スポット光走査手段(SS)は、前
    記スポット光を、前記搬送手段(TR)による前記検査
    対象卵(1a)の搬送方向に沿って往復移動させ、且
    つ、前記搬送方向の上流側から下流側に移動させるとき
    は、前記搬送手段(TR)による前記検査対象卵(1
    a)の搬送速度に一致又はほぼ一致する速度で移動させ
    るように構成されている請求項3又は4記載の卵検査装
    置。
  6. 【請求項6】 前記判別手段(32)は、前記受光手段
    (30)の検出信号の変化量と設定基準値とを比較し
    て、前記検査対象卵(1a)の良否を判別するように構
    成されている請求項1、2、3、4又は5記載の卵検査
    装置。
  7. 【請求項7】 前記光源(LS)が、レーザ光源(2
    0)である請求項1、2、3、4、5又は6記載の卵検
    査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009537422A (ja) * 2006-05-16 2009-10-29 スタールカット インターナショナル ベスローテン フェンノートシャップ 卵のひび割れ検出
KR101419412B1 (ko) * 2012-09-12 2014-07-14 김동욱 컨베이어 검사장치
WO2017141813A1 (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 株式会社ナベル 卵の表面検査装置
JP7389523B1 (ja) * 2023-01-06 2023-11-30 株式会社日本選別化工 卵表面検査装置

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