JP3578012B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3578012B2 JP3578012B2 JP28000499A JP28000499A JP3578012B2 JP 3578012 B2 JP3578012 B2 JP 3578012B2 JP 28000499 A JP28000499 A JP 28000499A JP 28000499 A JP28000499 A JP 28000499A JP 3578012 B2 JP3578012 B2 JP 3578012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- transfer roll
- cartridge
- roll
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機やFAX(ファクシミリ装置)、プリンタ等の電子写真方式を使用した画像形成装置に関し、特に、像担持体を有するカートリッジが装着されるカーリッジ装着用空間を有する画像形成装置本体と、画像形成装置本体から前記カートリッジ装着用空間に着脱可能に装着されるカートリッジと、前記カートリッジ装着用空間にカートリッジが装着されたときにカートリッジの像担持体により圧接される位置に支持された転写ロールと、を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記種類の画像形成装置では、転写ロールの交換を行う場合、前記像担持体を有するカートリッジを画像形成装置本体から取出し、空になったカートリッジ装着用空間を利用して転写ロールの転写ロールの交換作業を行っていた。
【0003】
この種の画像形成装置として、次の従来技術(J01)が知られている。
(J01)特開平11−24453号公報記載の技術
この公報には、転写ロールの交換を行う際、転写ロールを含むユニットを一旦取り外し、その後、ピン等の治具により転写ロールを押し出して取り外している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(前記(J01)の技術の問題点)
前記従来技術では、転写ロールを画像形成装置本体から取り外す場合、画像形成装置本体から一旦転写ロールユニットを取り外し、次に転写ロールユニットから転写ロールを取り外す作業必要であり、また、装着する際にはその逆の作業を行う必要がある。この従来技術は、作業数が多くなり、さらに着脱には治具が必要なので、転写ロールの交換を容易に行うことができなかった。
【0005】
なお、画像形成装置本体から転写ロールユニットを取り外すのではなく、転写ロール単体を取り外することも考えられるが、次の問題点がある。
転写ロールの記録シート搬送方向上流側には転写ロール上面に接近して転写前シートガイドが配置されており、下流側には転写ロール上面に接近する位置に除電針が配置されることが多い。
前記転写前シートガイドおよび除電針が転写ロール上面に接近した位置に配置される理由は、それらの位置関係は画質に影響を与えるので、高画質の画像を得るためには前記接近した位置に配置する必要があるからである。
【0006】
前記転写前シートガイドおよび除電針が転写ロール上面に接近して配置されると、それらの間隔が狭くなり、その間隔が転写ロールの直径縒りも短くなってしまう。この場合、前記間隔を通って、転写ロールをカートリッジ装着用空間に取り出すことができなくなる。
したがって、従来は前記転写前シートガイドおよび除電針の間隔を、転写ロールの直径よりも大きく形成する必要があった。この場合、前記転写ロール、転写前シートガイドおよび除電針は、高画質を得るための理想的な位置関係に配置することができなくなる。
【0007】
本発明は、前記問題点に鑑み、カートリッジ装着用空間を有する画像形成装置本体と、画像形成装置本体の外部から前記カートリッジ装着用空間に着脱可能に装着される像担持体を有するカートリッジと、前記カートリッジ装着用空間にカートリッジが装着されたときにカートリッジの像担持体表面が圧接する位置に支持された転写ロールと、を備えた画像形成装置において、次の記載内容(O01)(O02)を技術的課題とする。
(O01)転写ロールの着脱作業を容易にすること。
(O02)画像形成時の転写ロール、前記転写ロールの上流側に配置された転写前シートガイド、および除電針を適切な位置関係に配置可能にすること。
【0008】
【課題を解決するための手段】
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の説明において本発明の構成要素の後に付記したカッコ内の符号は、本発明の構成要素に対応する後述の実施例の構成要素の符号である。なお、本発明を後述の実施例の構成要素の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
【0009】
(第1発明)
前記課題を解決するために、第1発明の画像形成装置は、次の構成要件(A01)〜(A04)を備えたことを特徴とする、
(A01)回転可能な像担持体(PR)を有するカートリッジ(U2)が着脱可能に装着されるカートリッジ装着用空間(V)を有する画像形成装置本体(U1)、
(A02)前記カートリッジ装着用空間(V)にカートリッジ(U2)が装着されたときに前記像担持体(PR)が圧接する位置に支持され且つその圧接領域により形成される転写領域を通過する記録シートに前記像担持体(PR)表面のトナー像を転写する転写ロール(Ta)、
(A03)前記転写ロール(Ta)の両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する転写ロール装着部(49)を有する転写ロール装着部材(T2)であって、前記転写ロール装着部(49)が、前記カートリッジ装着用空間(V)に装着されたカートリッジ(U2)の像担持体(PR)に前記転写ロール(Ta)が圧接する転写動作位置と、前記カートリッジ(U2)が装着されていないカートリッジ装着用空間(V)に前記転写ロール軸(41)が移動した着脱作業位置であって前記転写ロール(Ta)を前記転写ロール装着部(49)に着脱する前記着脱作業位置との間で移動可能に構成された前記転写ロール装着部材(T2)、
(A04)前記記録シート搬送方向における転写領域(Qt)の上流側に配置された転写前シートガイド(SG1)であって、前記転写前シートガイド(SG1)の下流端と転写領域(Qt)下流側に配置された除電針(DTC)との間隔が転写ロール(Ta)の直径よりも小さくなる位置に配置され且つ前記転写ロール装着部材(T2)と同時に前記カートリッジ装着用空間(V)に移動可能に構成された前記転写前シートガイド(SG1)。
(第2発明)
第2発明の画像形成装置は、次の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A03′)を備えたことを特徴とする。
(A01)回転可能な像担持体(PR)を有するカートリッジ(U2)が着脱可能に装着されるカートリッジ装着用空間(V)を有する画像形成装置本体(U1)、
(A02)前記カートリッジ装着用空間(V)にカートリッジ(U2)が装着されたときに前記像担持体(PR)が圧接する位置に支持され且つその圧接領域により形成される転写領域を通過する記録シートに前記像担持体(PR)表面のトナー像を転写する転写ロール(Ta)、
(A02a)前記カートリッジ装着用空間からカートリッジ(U2)が取り出されたときに前記転写ロール(Ta)を係止して移動を規制する抜け止め防止部材(36a,36a)、
(A03′)前記転写ロール(Ta)の両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する転写ロール装着部(49)を有する転写ロール装着部材(T2)であって、前記転写ロール装着部(49)が、前記カートリッジ装着用空間(V)に装着されたカートリッジ(U2)の像担持体(PR)に前記転写ロール(Ta)が圧接する転写動作位置と、前記カートリッジ(U2)が装着されていないカートリッジ装着用空間(V)に前記抜け止め防止部材(36a,36a)の規制に反して前記転写ロール(Ta)が移動した着脱作業位置との間で移動可能に構成された前記転写ロール装着部材(T2)、
(A04)前記記録シート搬送方向における転写領域(Qt)の上流側に配置された転写前シートガイド(SG1)であって、前記転写前シートガイド(SG1)の下流端と転写領域(Qt)下流側に配置された除電針(DTC)との間隔が転写ロール(Ta)の直径よりも小さくなる位置に配置され且つ前記転写ロール装着部材(T2)と同時に前記カートリッジ装着用空間(V)に移動可能に構成された前記転写前シートガイド(SG1)。
(第3発明)
第3発明の画像形成装置は、次の構成要件(A01),(A02),(A03″),(A04)を備えたことを特徴とする。
(A01)回転可能な像担持体(PR)を有するカートリッジ(U2)が着脱可能に装着されるカートリッジ装着用空間(V)を有する画像形成装置本体(U1)、
(A02)前記カートリッジ装着用空間(V)にカートリッジ(U2)が装着されたときに前記像担持体(PR)が圧接する位置に支持され且つその圧接領域により形成される転写領域を通過する記録シートに前記像担持体(PR)表面のトナー像を転写する転写ロール(Ta)、
(A03″)前記転写ロール(Ta)の両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する転写ロール装着部(49)を有する転写ロール装着部材(T2)であって、前記転写ロール装着部(49)が、前記カートリッジ装着用空間(V)に装着されたカートリッジ(U2)の像担持体(PR)に前記転写ロール(Ta)が圧接する転写動作位置と、前記カートリッジ(U2)が装着されていないカートリッジ装着用空間(V)に前記転写ロール(Ta)が移動した着脱作業位置であって前記転写ロール(Ta)を前記転写ロール装着部(49)に着脱する前記着脱作業位置との間で移動可能に構成され且つ前記着脱作業位置では前記転写ロール装着部(49)を前記カートリッジ装着用空間に移動させる前記転写ロール装着部材(T2)。
(A04)前記記録シート搬送方向における転写領域(Qt)の上流側に配置された転写前シートガイド(SG1)であって、前記転写前シートガイド(SG1)の下流端と転写領域(Qt)下流側に配置された除電針(DTC)との間隔が転写ロール(Ta)の直径よりも小さくなる位置に配置され且つ前記転写ロール装着部材(T2)と同時に前記カートリッジ装着用空間(V)に移動可能に構成された前記転写前シートガイド(SG1)。
【0010】
(第1発明の作用)
前記構成を備えた第1発明の画像形成装置では、回転可能な像担持体(PR)を有するカートリッジ(U2)は、画像形成装置本体(U1)のカートリッジ装着用空間(V)に着脱可能に装着される。転写ロール(Ta)は、前記カートリッジ装着用空間(V)にカートリッジ(U2)が装着されたときに前記像担持体(PR)が圧接する位置に支持され、その圧接領域により形成される転写領域(Qt)を通過する記録シートに前記像担持体(PR)表面のトナー像を転写する。
転写ロール装着部材(T2)の転写ロール装着部(49)は前記転写ロール(Ta)の両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する。転写ロール装着部材(T2)は、転写ロール(Ta)の軸(41)が転写動作位置と着脱作業位置との間で移動可能に構成されており、転写動作位置では、前記カートリッジ装着用空間(V)に装着されたカートリッジ(U2)の像担持体(PR)に前記転写ロール(Ta)が圧接し、着脱作業位置では前記カートリッジ(U2)が装着されていないカートリッジ装着用空間(V)内に転写ロール(Ta)の軸(41)が移動している。前記着脱作業位置は、広いので、前記転写ロール装着部(49)に対する転写ロール(Ta)の着脱作業を容易に行うことができる。
また、転写ロール装着部材(T2)に装着された転写ロール(Ta)を転写動作位置と着脱作業位置との間で移動させる際、転写前シートガイド(SG1)も一緒に移動する。このため、前記転写前シートガイド(SG1)と除電針(DTC)との間隔が、転写ロール(Ta)の直径よりも狭くても、転写ロールTaを転写前シートガイド(SG1)と一緒に、転写動作位置と着脱作業位置との間で移動させることが可能となる。
このため、転写ロール(Ta)に対する転写前シートガイド(SG1)および除電針(DTC)の位置を適切な値に設定することができる。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A03a)を備えた第2発明の画像形成装置では、抜け止め防止部材(36a,36a)は、カートリッジ装着用空間からカートリッジが取り出されたときに転写ロール(Ta)を係止して移動を規制する。この抜け止め防止部材(36a,36a)は、前記転写ロール(Ta)が転写動作位置にある状態から前記着脱作業位置に移動するのを防止する。前記転写ロール(Ta)が前記転写動作位置にある状態から前記着脱作業位置に移動する際には、抜け止め防止部材(36a,36a)の規制に反して移動する。前記抜け止め防止部材(36a,36a)を通過した前記転写ロール(Ta)は、広い着脱作業位置において、転写ロール装着部(49)に対する転写ロール(Ta)の両端部を容易に着脱することができる。
(第3発明の作用)
前記構成要件(A03″)を備えた第3発明の画像形成装置では、着脱作業位置では前記転写ロール装着部(49)が前記カートリッジ装着用空間に移動しているので、広い着脱作業位置において、転写ロール装着部(49)に対する転写ロール(Ta)の両端部を容易に着脱することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1の画像形成装置は前記本発明において、次の構成要件(A05),(A06)を備えたことを特徴とする、
(A05)前記画像形成装置本体(U1)の固定フレーム(31)に設けられ、前記転写領域(Qt)の記録シート搬送方向上流側または下流側に配置されたロール装着部材支持軸(34a,34a)回りに回動可能に支持された前記転写ロール装着部材(T2)、
(A06)前記ロール装着部材支持軸(34a,34a)にレバー中央部が回動可能に支持された一対の回動レバー(46,47)と、前記一対の回動レバー(46,47)の前記転写領域(Qt)側の自由端部どうしを連結する連結部材(48)と、前記連結部材(48)の両端部にそれぞれ設けられたU字状溝により形成された転写ロール装着部(49)と、前記一対の回動レバー(46,47)の前記転写領域(Qt)と反対側の自由端部に設けられたレバー操作部とを有する前記転写ロール装着部材(T2)。
【0012】
(実施の形態1の作用)
前記構成を備えた実施の形態1の画像形成装置では、前記画像形成装置本体(U1)の固定フレーム(31)は、前記転写ロール装着部材(T2)の一対の回動レバー(46,47)のレバー中央部を、前記転写領域(Qt)の記録シート搬送方向上流側または下流側に設定されたロール装着部材支持軸回りに回動可能に支持する。前記転写ロール装着部材(T2)の連結部材(48)は前記一対の回動レバー(46,47)の前記転写領域(Qt)側の自由端部どうしを連結する。
前記一対の回動レバー(46,47)の前記転写領域(Qt)と反対側の自由端部に設けられたレバー操作部を操作して前記転写ロール装着部材(T2)を前記ロール装着部材支持軸回りに回動させると、前記連結部材(48)の両端部にそれぞれ設けられたU字状溝により形成された転写ロール装着部(49)を前記カートリッジ装着用空間(V)に容易に移動させることができる。
【0013】
このとき、前記ロール装着部材支持軸が転写領域(Qt)下流側に配置されている場合は、転写ロール装着部材(T2)およびそれに装着された転写ロール(Ta)を、転写領域(Qt)に対して下流側に移動させながら前記カートリッジ装着用空間(V)に移動させることができる。
したがって、転写領域(Qt)のシート搬送方向上流側に配置された転写前シートガイド(SG1)が転写ロール上面部分の上流側部分に接近して配置されていても、転写ロール(Ta)が上方且つシート搬送方向下流側に移動するので、転写前シートガイド(SG1)と干渉せずに移動させることができる。
また、前記ロール装着部材支持軸が転写領域(Qt)上流側に配置されている場合は、転写ロール装着部材(T2)およびそれに装着された転写ロール(Ta)を、転写領域(Qt)に対して上流側に移動させながら前記カートリッジ装着用空間(V)に移動させることができる。
【0014】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の画像形成装置は、前記本発明または実施の形態1において次の構成要件(A08)を備えたことを特徴とする、
(A08)カートリッジ装着用空間(V)と反対側に移動させたときに前記転写ロール装着部材(T2)を前記着脱作業位置に移動させるとともに、カートリッジ装着用空間(V)の側に移動させたときに前記転写ロール装着部材(T2)を前記転写動作位置に移動させる前記操作部材(46b,47b)。
【0015】
(実施の形態2の作用)
前記構成を備えた本発明の実施の形態2の画像形成装置では、前記操作部材(46b,47b)をカートリッジ装着用空間(V)と反対側に移動させたときに前記転写ロール装着部材(T2)を前記着脱作業位置に移動させることができる。また、カートリッジ装着用空間(V)の側に移動させたときに前記転写ロール装着部材(T2)を前記転写動作位置に移動させることができる。したがって、転写ロール(Ta)を着脱作業位置と転写動作位置との間で容易に移動させることができる。
【0016】
(実施の形態3)
本発明の画像形成装置の実施の形態3は前記本発明または実施の形態1もしくは2のいずれかにおいて、次の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする、
(A09)前記着脱作業位置では斜め上方に開口する前記U字状の転写ロール軸装着溝を有し、前記転写ロール(Ta)の着脱方向が前記斜め上方に設定された前記転写ロール装着部材(T2)。
【0017】
(実施の形態3の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態3では、前記転写ロール装着部材(T2)に対する前記転写ロール(Ta)の着脱方向が前記斜め上方に設定されているので、着脱作業を容易に行うことができる。
【0018】
(実施の形態4)
本発明の画像形成装置の実施の形態4は前記実施の形態3において、次の構成要件(A010)を備えたことを特徴とする、
(A010)前記転写ロール(Ta)の着脱方向が前記像担持体(PR)の画像形成装置本体(U1)への着脱方向と同じ方向に設定された前記転写ロール装着部材(T2)。
【0019】
(実施の形態4の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態4では、前記転写ロール装着部材(T2)に対する転写ロール(Ta)の着脱を、前記像担持体(PR)の画像形成装置本体(U1)への着脱方向と同じ方向から行うことができる。
【0020】
(実施の形態5)
本発明の画像形成装置の実施の形態5は前記実施の形態1において、次の構成要件(A011),(A012)を備えたことを特徴とする、
(A011)前記転写領域(Qt)の記録シート搬送方向上流側に配置されてロール装着部材支持軸に遊びを持って回転可能に支持された前記転写ロール装着部材(T2)、
(A012)前記転写ロール装着部材(T2)が前記転写動作位置に回動するときに前記転写ロール装着部材(T2)に装着された転写ロール(Ta)の転写ロール軸(41)をガイドするためのガイド溝(34b)。
【0021】
(実施の形態5の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態5では、転写動作位置に移動する転写ロール(Ta)の移動する軌跡がガイド溝(34b)によりガイドされるので、転写ロール(Ta)を像担持体(PR)に対して適切な方向から押圧することが可能となる。
【0022】
(実施の形態6)
本発明の画像形成装置の実施の形態6は前記実施の形態1において、次の構成要件(A013)を備えたことを特徴とする、
(A013)前記転写ロール軸(41)に装着された円筒状低摩擦部材であって、その外周面が前記転写ロール装着部材(T2)の転写ロール装着部(49)により支持される円筒状低摩擦部材(43)。
【0023】
(実施の形態6の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態6では、転写ロール(Ta)のロール軸(41)に装着された円筒状低摩擦部材(43)が転写ロール装着部(49)に支持されるため、転写ロール(Ta)回転時の摩擦抵抗力が低くなる。
【0024】
(実施の形態7)
本発明の画像形成装置の実施の形態7は前記本発明または実施の形態1ないし8のいずれかにおいて、次の構成要件(A014)を備えたことを特徴とする、
(A014)前記転写動作位置に移動した前記転写ロール装着部材(T2)を常時上方に付勢する弾性部材(38)。
【0025】
(実施の形態7の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態7では、弾性部材(38)により転写ロール(Ta)は像担持体(PR)に適正な圧接押圧力で押圧することができる。
【0026】
(実施の形態8)
本発明の画像形成装置の実施の形態8は前記実施の形態5において、次の構成要件(A015)を備えたことを特徴とする、
(A015)前記転写ロール軸(41)が着脱可能に装着され且つ前記ガイド溝(34b)に沿って移動可能なロール軸保持用のスライダ(37)。
【0027】
(実施の形態8の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態8では、ロール軸保持用のスライダ(37)により保持された転写ロール軸(41)は前記ガイド溝(34b)により適切な方向から像担持体(PR)に圧接される。
【0028】
(実施の形態9)
本発明の画像形成装置の実施の形態9は、前記実施の形態8において、次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする、
(A016)前記転写動作位置に移動した前記転写ロール装着部材(T2)を常時上方に付勢するように前記ロール軸保持用のスライダ(37)に作用する弾性部材(38)。
【0029】
(実施の形態9の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態9では、弾性部材(38)は、スライダ(37)を介して、転写ロール(Ta)を像担持体(PR)に圧接させる。
【0030】
(実施の形態10)
本発明の画像形成装置の実施の形態10は、前記実施の形態7または11において、次の構成要件(A017)を備えたことを特徴とする、
(A017)前記転写ロール軸(41)に電気的に接続された前記スプリング。
【0031】
(実施の形態10の作用)
前記構成を備えた本発明の画像形成装置の実施の形態10では、前記スプリングは前記転写ロール軸(41)に電気的に接続されている。したがって、スプリングを給電用の導電部材として使用できるので、部品点数の増加を防止することができる。
【0032】
(実施例)
次に図面を参照しながら、本発明の画像形成装置の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、右左方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0033】
(実施例1)
図1は本発明の電子写真方式を採用した画像形成装置としてのプリンタの実施例1の全体説明図である。図2は同実施例1のプリンタ本体を示す図である。図3は同実施例1のプリンタ本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジの説明図である。図4は前記図3の矢印IVから見た図である。
図1において、本発明の実施例1のプリンタ(画像形成装置)Uは、プリンタ本体(画像形成装置本体)U1とこのプリンタ本体U1に着脱自在に装着されるカートリッジU2とを有している。
【0034】
(プリンタ本体U1)
プリンタ本体U1は、外部のコンピュータAから送信された画像データを受信して一時的に記憶するローカルメモリを有し且つ記憶した受信画像データに応じたレーザ駆動データを出力する画像処理部Bと、前記画像処理部Bの出力するレーザ駆動データが入力されるレーザ駆動回路Dと、前記画像処理部Bおよびレーザ駆動回路Dの作動を制御するコントローラCとを有している。
レーザ駆動回路Dは、入力されたレーザ駆動データに応じたレーザ駆動信号をROS(潜像形成装置)に出力する。
前記ROSは、後述するカートリッジU2の像担持体PR表面に静電潜像を書き込む装置であり、前記レーザ駆動信号により変調されたレーザビーム(光ビーム)Lを出射するレーザダイオードLDと、回転多面鏡(ポリゴンミラー)PMを有する走査光学系を備えている。
【0035】
プリンタ本体U1は、下部に給紙トレイTRを有している。給紙トレイTRの右側(−Y側)上方には給紙トレイTRから記録シートを取り出すためのピックアップローラRpが配置されている。ピックアップローラRpの右方には一対のローラを有するさばきローラRsが設けられている。さばきローラRsは、ピックアップローラRpから取り出された記録シートを1枚づつ分離してシート搬送路SH1に搬送する機能を有している。
シート搬送路SH1には搬送ローラRa、レジローラRrが配置されている。前記シート搬送路SH1には前記搬送ローラRaの上流側に手差し給紙路SH2が接続されている。
【0036】
前記レジローラRrの左方には転写前シートガイドSG1が配置され、その左方に転写ユニットTが配置されている。転写ユニットTは後述のカートリッジU2の像担持体PR上のトナー像を記録シートに転写するための部材で、転写後シートガイドSG2を有する転写ユニット本体T1、前記転写ユニット本体T1に回動可能に支持された転写ロール装着部材T2、および転写ロール装着部材T2に支持された除電器DTC等を有する部材である。転写ユニットTの詳細は後述する。
前記転写ロール装着部材T2が着脱可能に装着される転写ロールTaと前記像担持体PRとの接触領域により転写領域Qtが形成される。
前記転写ユニットTの左方に配置された定着装置Fは加熱ロールFhおよび加圧ロールFpを有し、両ロールFhおよびFpの接触領域には定着領域Qfが形成されている。加熱ロールFhにはハロゲンヒータが内蔵されており、定着領域Qfを通過する記録シート上の未定着トナー像は加熱定着される。
【0037】
定着装置Fの左方には記録シート排出路SH4および記録シート反転路SH5が設けられている。前記記録シート排出路SH4には搬送ローラRaおよび排出ローラRbが設けられている。また、記録シート反転路SH5には搬送ローラRaが設けられている。前記記録シート排出路SH4および記録シート反転路SH5の接続部には記録シートの搬送方向を切り替える切替ゲートGTが設けられている。
切替ゲートGTは通常は、定着装置Fから排出される記録シートを前記記録シート排出路SH4に搬送する位置(実線位置)に保持されている。そして、片面記録(片面プリント)を行う場合には、片面に記録が行われた記録シートは、前記記録シート排出路SH4の排出ローラRbから排出トレイTHに排出される。
【0038】
記録シートに両面記録を行う場合には、前記切替ゲートGTは、片面記録された記録シートが一旦前記記録シート排出路SH4側に搬送された後、スイッチバックして前記記録シート反転路SH5に搬送されるように2点鎖線位置に切り替えられる。
スイッチバックして記録シート反転路SH5に搬送された記録シートは前記給紙トレイTRに反転した状態で収容されるようになっている。この反転した記録シートを給紙トレイTRから取り出して転写領域Qt(像担持体PRおよび転写ロールTaの接触領域)に搬送すると、最初に記録した面と反対側の面にトナー像が転写される。このようにして、両面に画像記録が行われた記録シートは前記排出ローラRbから排出トレイTHに排出される。
【0039】
前記転写ユニットT、レジロールRr等の上方にはカートリッジ装着空間Vが形成されている。また、前記カートリッジ装着空間Vの右側には、カートリッジ装着空間Vを開閉するための開閉ドアKが軸Ka周りに回動可能に支持されている。前記カートリッジU2は、プリンタ本体U1の右上方から挿入、取出が行われるようになっている。
【0040】
(カートリッジU2)
図3、図4において、前記カートリッジU2は、前記像担持体ユニットU21および現像ユニットU22を有している。
前記像担持体ユニットU21は、外壁を構成するケース1と、前記ケース1に支持された像担持体PRと、帯電領域Qcにおいて像担持体PR表面を一様に帯電させる帯電ロール2と、像担持体PR表面に付着したトナーを回収するクリーナ3とを有している。
像担持体PRはアルミ製円筒基材の表面にOPC(有機像担持体)の表面層を形成して構成されている。OPCはマイナス帯電なので、帯電ロール2には交流電圧に直流バイアス電圧を重畳した電圧が印加されるように構成されている。前記帯電ロール2に印加される電圧は、カートリッジU2をプリンタ本体U1に装着したときに、プリンタ本体U1の電源回路(図示せず)から供給されるように構成されている。なお、プリンタ本体U1からカートリッジU2への給電を行う構成としては、従来公知の種々の構成を採用することができる。また、像担持体PRのアルミ製円筒基材はアースされる。
【0041】
また、本実施例1はイメージ露光を行うように構成されており、レーザビームLは潜像形成位置Qsにおいて像担持体PR上の画像部分(記録シート上でトナーが載る部分)を露光する。
クリーナ3は前記ケース1により形成さたトナー回収容器4およびクリーニングブレード5を有し、クリーニングブレード5先端は前記像担持体PRに当接している。前記クリーニングブレード5は本実施例1では、高硬度のウレタンブレードが使用されている。そして、前記像担持体PR上の残留トナーは前記クリーニングブレード5により擦り取られて前記トナー回収容器4内に貯蔵されるように構成されている。
【0042】
図3において、前記トナー回収容器4の下部にはヒンジ軸7回りに板バネ8の一端が回転自在に支持されている。板バネ8の他端にはヒンジ軸9を介して保護カバー10が連結されている。
前記保護カバー10は前記板バネ8が前記ヒンジ軸7回りに回転したとき図3の二点鎖線に示す閉塞位置と実線で示す開放位置との間で移動可能である。そして、前記保護カバー10は、前記カートリッジU2が前記プリンタ本体U1に装着される以前は図2の二点鎖線で示す閉塞位置に保持されて前記像担持体PR下方を被覆し、装着する時に実線で示す開放位置に移動させるように構成されている。
前記符号1〜10で示された要素により像担持体ユニットU21が構成されている。
【0043】
前記現像ユニットU22は、一成分磁性トナーを収容するホッパ(現像容器)11、このホッパ11に回転可能に支持されたアジテータ(トナー攪拌部材)12を有している。前記ホッパ11の外側面に一体的に構成された現像ロール収容部13には、現像ロールR0が支持されている。
現像ロールR0は回転可能なアルミパイプにより構成されたスリーブ(すなわち、現像剤担持体)R0aおよびその内部において固定支持された磁石ロールR0bから構成されている。スリーブR0a内部の磁石ロールR0bは、前記像担持体PRに対向した位置にある現像極Nと、前記スリーブR0a上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材14に隣接する上流側部分に存在する層形成極Nと、それらの間にトナーを確実にスリーブR0a上に吸引保持するための2つの搬送磁極S,Sを有している。
【0044】
前記カートリッジU2が前記プリンタ本体U1に装着された際には、電源回路(図示せず)から前記現像ロールR0のスリーブR0aに、交流電圧にマイナス直流バイアス電圧を重畳した電圧が印加されるように構成されている。前述したように、像担持体PRのアルミ製円筒基材がアースされるので、像担持体PRとスリーブR0aとが対向する現像領域Qgには、交流電圧にマイナス直流バイアス電圧を重畳した電圧が印加される。前記印加電圧により、スリーブR0a上のマイナスに帯電したトナーは像担持体PR上の静電潜像側に移動して、静電潜像はトナー像に現像される。
【0045】
前記ホッパ11の底面において前記現像ロール収容部13との間に設けられた仕切壁16の上方には開口17が形成されている。そして、前記仕切壁16の上端面の位置は、ホッパ11から前記開口17を通って現像ロールR0側へのトナーの移動が容易に行われるように適当な高さ(スリーブR0aおよび層厚規制部材14の当接部の高さより低い高さ)に設定されている。
前記符号11〜17,R0で示された要素から現像ユニットU22が構成されている。
【0046】
図3、図4において、前記像担持体ユニットU21および現像ユニットU22は、前後方向両端(X軸方向両端)において軸20回りに相対的に回転可能に連結されている。前記相対的に回転可能な像担持体ユニットU21および現像ユニットU22は、圧縮バネ21により前記軸20(図3、図4参照)の回りに開く方向の力を受けている。そしてその力により現像ロールR0は像担持体PRに押圧されている。なお、現像ロールR0のスリーブR0aおよび像担持体PRは、それらの軸方向の外端部分、すなわち、現像領域の軸方向(X軸方向)外側部分が当接しており、スリーブR0aおよび像担持体PR間の現像領域Qgは適当な間隙に保持されている。
前記像担持体PR表面に沿って前記現像領域Qgの下流側には、像担持体PRと転写ロールTaとが接触する転写領域Qtが形成される。
前記像担持体ユニットU21および現像ユニットU22の間には、像担持体PRへの潜像書込用のレーザビームLが入射するためのビーム入射用開口22が形成されている。
前記符号20〜22で示された要素、像担持体ユニットU21および現像ユニットU22により前記カートリッジU2が構成されている。
【0047】
(転写ユニットT)
図5は転写ユニットの全体正面図である。図6は転写ユニットの全体斜視図である。
【0048】
図5において、転写ユニットTの転写ユニット本体T1は、画像形成装置本体のフレーム31に転写ユニット固定部材32を介してネジ33等により固定されている。
図5、図6において、転写ユニット本体T1は転写後シートガイドSG2とその前後方向(X軸方向)両端部に一体的に設けた一対の側壁34,34およびそれらの下端を接続する下壁35(図6参照)等を有している。前記側壁34,34の内側面には、内方に突出するヒンジピン34a,34aが設けられている。
前記一対のヒンジピン34a,34aは、水平軸上に配置されており、前記転写ロール装着部材T2を支持する軸(ロール装着部材支持軸)である。すなわち、この実施例では一対のヒンジピン34a,34aによりロール装着部材支持軸(34a,34a)が構成されている。
また、図5に示すように、側壁34,34(一方のみ図示)にはガイド溝34b,34bが形成されている。図5、図6に示すように、前記各側壁34の内側にわずかな間隔(X軸方向の間隔)を置いて左右一対のスライダカイド形成部材36,36(1個のみ図示)が形成されている。スライダガイド形成部材36,36おり、前記スライダガイド形成部材36,36は前記側壁34のガイド溝34bにほぼ対向する位置に配置されている。そして、前記ガイド溝34周辺の側壁34とスライダカイド形成部36の間にはスライダ37を上下にガイドするスライダガイド溝(X軸方向に間隔を有する溝)が形成されている。
【0049】
図5において左右一対のスライダガイド形成部材36,36の上端にはロール軸抜け止め防止部36a,36aが形成されている。ロール軸抜け止め防止部36a,36aはスライダガイド形成部材36,36の弾性変形により左右に変位可能である。ロール軸抜け止め防止部36a,36aは通常後述のロール軸の軸径よりも狭い間隔で配置されている。しかし、転写ロールの交換を行う作業者が強い力でロール軸を押し込んだり引張出したりすると前記ロール軸抜け止め防止部36a,36aの間隔が開いてロール軸の通過が可能となる。
【0050】
図5においてスライダ37は上端に軸受凹部37aを有しており、前記側壁34とスライダカイド形成部36の間に形成される前記スライダガイド溝(X軸方向に間隔を有する溝)により、X軸方向の移動が不能であるが上下方向に移動可能に支持されている。また、スライダ37は前記側壁34のガイド溝34bによりY軸方向の位置が規制された状態で上下方向にスライド可能である。
前記スライダ37は圧縮バネ(弾性部材)38により常時上方に付勢されているが、前記スライダガイド形成部材36(図6参照)上端に設けた一対の抜け止め部材36a,36a(図5参照)により、ガイド溝34bからの抜け止めが防止されている。
【0051】
図7は転写ユニットの転写ロール支持部材と転写ロールの分解斜視図である。図8は前記図7の転写ロール支持部材に転写ロールを装着した状態の右側面図で、図7の矢印VIIIから見た図である。図9は前記転写ロール支持部材および転写ロールの説明図で、図9Aは前記図8のIXA−IXA線断面図、図9Bは前記図8のIXB−IXB線断面図である。図10は前記図6は前記矢印Xから見た図である。
図7において、前記転写ロールTaは、ロール軸41に装着されたゴムロール42とロール軸41に固定され且つゴムロール42の両端にそれぞれ固定された一対の円筒状低摩擦部材43と、ロール軸41の両端部にそれぞれ回転可能に装着され且つ軸方向にわずかな距離だけ移動可能なロール軸抜け止め部材44,44とを有している。また、ロール軸41の後端にはギヤ45が装着されている。
【0052】
図7において、転写ロール装着部材T2は前後一対のレバー46,47とそれらの右端部(Y端部、すなわち、シート搬送方向上流端部)を連結する連結部材48により構成されている。前記レバー46,47の中央部(レバー中央部)には、ピン嵌合孔46a,47aが形成されている。ピン嵌合孔46a,47aは長孔であり、前記ヒンジピン34a,34aに回転可能且つスライド可能に嵌合するピンである。前記レバー46,47の下流端部にはそれぞれ作業者が指でつまんで操作するための操作部材46b,47bが設けられている。
図8、図9において連結部材48の下面には一対のバネ係止突起48a,48aが設けられており、連結部材48の上流側に面した端面には除電針(デタックソー)DTCが装着されている。
前記連結部材48の前後方向の(X軸方向)両端部には、シート搬送方向上流側に向かって開口するU字状溝により形成された一対の転写ロール装着部49,49が設けられている。
【0053】
図11は前記図10のXI−XI線断面図で、図11Aは転写ロール装着部材が転写動作位置に保持された状態を示す図、図11Bは転写ロール装着部材が着脱作業位置に保持された状態を示す図である。
図12は前記図10のXII−XII線断面図で、図12Aは転写ロール装着部材が転写動作位置に保持された状態で像担持体を有するカートリッジがカートリッジ装着空間に装着された状態を示す図、図12Bは前記図12Aの状態からカートリッジが取り出された状態を示す図である。
【0054】
図11〜図12において前記バネ係止突起48a,48aと下壁35に支持されたバネ支持部材51との間に、圧縮バネ52が配置されている。前記圧縮バネ52により前記転写ロール装着部材T2はヒンジピン34a,34a回りに反時計方向の回転力を受けている。
【0055】
(実施例の作用)
図13は転写ロール装着部材から転写ロールを離脱させる方法の説明図で、図13Aは転写ロールが転写動作位置に保持され且つカートリッジの像担持体が転写ロールに圧接している状態を示す図、図13Bは前記図13Aの状態からカートリッジを取り出した状態を示す図、図13Cは転写ロール装着部材が着脱作業位置に移動して転写ロールがカートリッジ装着空間に移動した状態を示す図、図13Dは転写ロール装着部材から転写ロールを離脱させた状態を示す図である。
図13において、画像形成装置の動作時には、転写ロール装着部材T2に装着された転写ロールTaは、図13Aの位置に保持されており、その上面は像担持体PRにより下方に押圧されている。このとき、圧縮バネ38によりスライダ37が上方に押圧されている。
【0056】
図13Bにおいて、カートリッジ装着空間Vから像担持体PRを有するカートリッジU2を取り出すと、前記圧縮バネ38が伸長してスライダ37は上方に移動する。このとき、スライダ37の軸受け凹部37aに支持されたロール軸41も上昇とするが前記ロール軸抜け止め防止部36a,36aにより係止されて上方への移動が規制されている。
図13BCにおいて、作業者が、レバー46,47(46のみ図示)の操作部材46b,47b(46bのみ図示)を矢印方向(下方)に押すと、転写ロール装着部材T2の転写ロール装着部49,49(1個のみ図示)に装着された転写ロールTaのロール軸41は、前記ロール軸抜け止め防止部36a,36aを押し広げて上方のカートリッジ装着空間Vに移動する。
【0057】
この場合、前記水平軸上の一対のヒンジピン34a,34aが転写領域Qt下流側に配置されているため、転写ロール装着部材T2およびそれに装着された転写ロールTaは、転写領域Qtに対して上方且つ下流側に移動して前記カートリッジ装着用空間に移動する。
したがって、転写領域のシート搬送方向上流側に配置された転写前シートガイドSG1が転写ロール上面部分の上流側部分に接近して配置されていても、転写ロールTaが上方且つシート搬送方向下流側は移動するので、転写前シートガイドSG1と干渉せずに移動することができる。
また、除電針DTCが転写ロール装着部材T2に装着されているため、前記転写ロールTaの上方への移動時に一緒に移動する。このため、前記転写前シートガイドSG1と除電針DTCとの間隔が、転写ロール軸41の直径よりも狭くても、転写ロールTaを、転写動作位置と着脱作業位置との間で移動させることができる。
【0058】
図13Dにおいて、前記カートリッジU22が取り出された後の広いカートリッジ装着空間Vに移動した転写ロール装着部49,49(1個のみ図示)に装着された転写ロールTaの着脱作業は容易に行うことができる。
【0059】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更実施例を下記に例示する。
(H01)前記転写ロールの軸の両端部を支持するU字状溝により形成された転写ロール軸装着部を有する転写ロール装着部材は、水平軸回りに回動可能な一対のレバーを用いて構成する代わりに、前記U字状溝により形成された転写ロール軸装着部を有し上下方向にスライド可能な一対のスライダを用いて構成することが可能である。、
(H02)前記レバーの回動軸は、転写領域Qtのシート搬送方向下流側に配置する代わりに、上流側に配置することが可能である。その場合、転写ロールおよび転写前シートガイドを同時に、カートリッジ装着空間Vに移動させるように構成する。
【0060】
【発明の効果】
前述の本発明の画像形成装置は、次の効果を奏する。
(E01)転写ロールの着脱作業はカートリッジ装着空間で容易に行うことができる。
(E02)前記転写前シートガイドと除電針との間隔が、転写ロール軸の直径よりも狭くても、転写ロールを、転写動作位置と着脱作業位置との間で移動させることが可能となるで、画像形成時の転写ロール、前記転写ロールの上流側に配置された転写前シートガイド、および除電針を適切な位置関係に配置にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の電子写真方式を採用した画像形成装置としてのプリンタの実施例1の全体説明図である。
【図2】図2は同実施例1のプリンタ本体を示す図である。
【図3】図3は同実施例1のプリンタ本体に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジの説明図である。
【図4】図4は前記図3の矢印IVから見た図である。
【図5】図5は転写ユニットの全体正面図である。
【図6】図6は転写ユニットの全体斜視図である。
【図7】図7は転写ユニットの転写ロール支持部材と転写ロールの分解斜視図である。
【図8】図8は前記図7の転写ロール支持部材に転写ロールを装着した状態の右側面図で、図7の矢印VIIIから見た図である。
【図9】図9は前記転写ロール支持部材および転写ロールの説明図で、図9Aは前記図8のIXA−IXA線断面図、図9Bは前記図8のIXB−IXB線断面図である。
【図10】図10は前記図6は前記矢印Xから見た図である。
【図11】図11は前記図10のXI−XI線断面図で、図11Aは転写ロール装着部材が転写動作位置に保持された状態を示す図、図11Bは転写ロール装着部材が着脱作業位置に保持された状態を示す図である。
【図12】図12は前記図10のXII−XII線断面図で、図12Aは転写ロール装着部材が転写動作位置に保持された状態で像担持体を有するカートリッジがカートリッジ装着空間に装着された状態を示す図、図12Bは前記図12Aの状態からカートリッジが取り出された状態を示す図である。
【図13】図13は転写ロール装着部材から転写ロールを離脱させる方法の説明図で、図13Aは転写ロールが転写動作位置に保持され且つカートリッジの像担持体が転写ロールに圧接している状態を示す図、図13Bは前記図13Aの状態からカートリッジを取り出した状態を示す図、図13Cは転写ロール装着部材が着脱作業位置に移動して転写ロールがカートリッジ装着空間に移動した状態を示す図、図13Dは転写ロール装着部材から転写ロールを離脱させた状態を示す図である。
【符号の説明】
DTC…除電針、PR…像担持体、Qt…転写領域、SG1…転写前シートガイド、T2…転写ロール装着部材、Ta…転写ロール、U1…画像形成装置本体、U2…カートリッジ、
31…固定フレーム、40…連結部材、41…転写ロール軸、43…円筒状低摩擦部材、46,47…回動レバー、46b,47b…操作部材。
Claims (8)
- 次の構成要件(A01)〜(A04)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(A01)回転可能な像担持体を有するカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着用空間を有する画像形成装置本体、
(A02)前記カートリッジ装着用空間にカートリッジが装着されたときに前記像担持体が圧接する位置に支持され且つその圧接領域により形成される転写領域を通過する記録シートに前記像担持体表面のトナー像を転写する転写ロール、
(A03)前記転写ロールの両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する転写ロール装着部を有する転写ロール装着部材であって、前記転写ロール装着部が、前記カートリッジ装着用空間に装着されたカートリッジの像担持体に前記転写ロールが圧接する転写動作位置と、前記カートリッジが装着されていないカートリッジ装着用空間に前記転写ロール軸が移動した着脱作業位置であって前記転写ロールを前記転写ロール装着部に着脱する前記着脱作業位置との間で移動可能に構成された前記転写ロール装着部材、
(A04)前記記録シート搬送方向における転写領域の上流側に配置された転写前シートガイドであって、前記転写前シートガイドの下流端と転写領域下流側に配置された除電針との間隔が転写ロールの直径よりも小さくなる位置に配置され且つ前記転写ロール装着部材と同時に前記カートリッジ装着空間に移動可能に構成された前記転写前シートガイド。 - 次の構成要件(A01),(A02),(A02a),(A03′),(A04)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(A01)回転可能な像担持体を有するカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着用空間を有する画像形成装置本体、
(A02)前記カートリッジ装着用空間にカートリッジが装着されたときに前記像担持体が圧接する位置に支持され且つその圧接領域により形成される転写領域を通過する記録シートに前記像担持体表面のトナー像を転写する転写ロール、
(A02a)前記カートリッジ装着用空間からカートリッジが取り出されたときに前記転写ロールを係止して移動を規制する抜け止め防止部材、
(A03′)前記転写ロールの両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する転写ロール装着部を有する転写ロール装着部材であって、前記転写ロール装着部が、前記カートリッジ装着
用空間に装着されたカートリッジの像担持体に前記転写ロールが圧接する転写動作位置と、前記カートリッジが装着されていないカートリッジ装着用空間に前記抜け止め防止部材の規制に反して前記転写ロールが移動した着脱作業位置との間で移動可能に構成された前記転写ロール装着部材、
(A04)前記記録シート搬送方向における転写領域の上流側に配置された転写前シートガイドであって、前記転写前シートガイドの下流端と転写領域下流側に配置された除電針との間隔が転写ロールの直径よりも小さくなる位置に配置され且つ前記転写ロール装着部材と同時に前記カートリッジ装着空間に移動可能に構成された前記転写前シートガイド。 - 次の構成要件(A01),(A02),(A03″),(A04)を備えたことを特徴とする画像形成装置、
(A01)回転可能な像担持体を有するカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着用空間を有する画像形成装置本体、
(A02)前記カートリッジ装着用空間にカートリッジが装着されたときに前記像担持体が圧接する位置に支持され且つその圧接領域により形成される転写領域を通過する記録シートに前記像担持体表面のトナー像を転写する転写ロール、
(A03″)前記転写ロールの両端部を着脱可能且つ回転可能に保持する転写ロール装着部を有する転写ロール装着部材であって、前記転写ロール装着部が、前記カートリッジ装着用空間に装着されたカートリッジの像担持体に前記転写ロールが圧接する転写動作位置と、前記カートリッジが装着されていないカートリッジ装着用空間に前記転写ロールが移動した着脱作業位置であって前記転写ロールを前記転写ロール装着部に着脱する前記着脱作業位置との間で移動可能に構成され且つ前記着脱作業位置では前記転写ロール装着部を前記カートリッジ装着用空間に移動させる前記転写ロール装着部材、
(A04)前記記録シート搬送方向における転写領域の上流側に配置された転写前シートガイドであって、前記転写前シートガイドの下流端と転写領域下流側に配置された除電針との間隔が転写ロールの直径よりも小さくなる位置に配置され且つ前記転写ロール装着部材と同時に前記カートリッジ装着空間に移動可能に構成された前記転写前シートガイド。 - 次の構成要件(A05),(A06)を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画像形成装置、
(A05)前記画像形成装置本体の固定フレームに設けられ、前記転写領域の記録シート搬送方向下流側または上流側に配置されたロール装着部材支持軸回りに回動可能に支持された前記転写ロール装着部材、
(A06)前記ロール装着部材支持軸にレバー中央部が回動可能に支持された一対の回動レバーと、前記一対の回動レバーの前記転写領域側の自由端部どうしを連結する連結部材と、前記連結部材の両端部または一対の回動レバーにそれぞれ設けられたU字状溝により形成された転写ロール装着部と、前記一対の回動レバーの前記転写領域と反対側の自由端部に設けられたレバー操作部とを有する前記転写ロール装着部材。 - 次の構成要件(A09)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画像形成装置、
(A09)前記着脱作業位置では斜め上方に開口する前記U字状の転写ロール軸装着溝を有し、前記転写ロールの着脱方向が前記斜め上方に設定された前記転写ロール装着部材。 - 次の構成要件(A011),(A012)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置、
(A011)前記転写領域の記録シート搬送方向上流側に配置されてロール装着部材支持軸に遊びを持って回転可能に支持された前記転写ロール装着部材、
(A012)前記転写ロール装着部材が前記転写動作位置に回動するときに前記転写ロール装着部材に装着された転写ロールの転写ロール軸をガイドするためのガイド溝。 - 次の構成要件(A015)を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置、
(A015)前記転写ロール軸が着脱可能に装着され且つ前記ガイド溝に沿って移動可能なロール軸保持用のスライダ。 - 次の構成要件(A016)を備えたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置、
(A016)前記転写動作位置に移動した前記転写ロール装着部材を常時上方に付勢するように前記ロール軸保持用のスライダに作用する弾性部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28000499A JP3578012B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28000499A JP3578012B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 画像形成装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003326823A Division JP3578168B2 (ja) | 2003-09-18 | 2003-09-18 | 画像形成装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001100550A JP2001100550A (ja) | 2001-04-13 |
JP2001100550A5 JP2001100550A5 (ja) | 2004-10-07 |
JP3578012B2 true JP3578012B2 (ja) | 2004-10-20 |
Family
ID=17618972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28000499A Expired - Fee Related JP3578012B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3578012B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4306509B2 (ja) | 2004-03-29 | 2009-08-05 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置 |
JP4124153B2 (ja) | 2004-03-31 | 2008-07-23 | ブラザー工業株式会社 | プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
CN100430830C (zh) | 2004-03-31 | 2008-11-05 | 兄弟工业株式会社 | 记录介质进给装置及成像设备 |
JP2005292356A (ja) | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP5156480B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2013-03-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2015169783A (ja) * | 2014-03-06 | 2015-09-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電装置、画像形成ユニット、画像形成装置 |
US9291954B1 (en) * | 2015-02-17 | 2016-03-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus |
JP6828373B2 (ja) * | 2016-10-28 | 2021-02-10 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP6911407B2 (ja) * | 2017-03-13 | 2021-07-28 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 画像形成装置 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP28000499A patent/JP3578012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001100550A (ja) | 2001-04-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8588646B2 (en) | Process cartridge and image forming apparatus | |
US7715746B2 (en) | Process cartridge having electrical contact and image forming apparatus having electrical contact in urging member | |
RU2403604C2 (ru) | Технологический картридж, несущий элемент, способ сборки технологического картриджа и способ разборки технологического картриджа | |
JP5094189B2 (ja) | プロセスカートリッジ | |
JP4663801B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3073102B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
EP0590941B1 (en) | Image-forming apparatus | |
JP2010262099A (ja) | 画像形成装置 | |
US8918014B2 (en) | Electrophotographic image forming apparatus | |
JP3578012B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001100550A5 (ja) | ||
JP2006267402A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3578168B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3632527B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4807109B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US7085525B2 (en) | Image forming unit having positioner for withstanding transfer roll pressing force | |
JP2007086334A (ja) | 転写装置および画像形成装置 | |
JP4011882B2 (ja) | 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2001125394A (ja) | ローラユニット及び画像形成装置 | |
JP2000259061A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022026273A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11184357A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09292812A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JPH11190966A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006072395A (ja) | ローラユニット及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040705 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130723 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |