JP2006072395A - ローラユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラのシャフトを回転自在に軸支する軸受けの摺動面への異物の流入を積極的に防御でき、且つローラ交換で安定した回転性能を維持できるローラユニットを提供する。
【解決手段】ローラユニット10Aは、転写ローラ10と、転写ローラ10のシャフト55を回転自在に軸支する摺動面を備えシャフト55に一体的に取り付けられた軸受け52とを有する。軸受け52はプリンタ本体の軸受け保持用フック53に着脱自在にする。軸受け52の摺動面が円筒状なので軸受け52の摺動面への異物の流入を防御できる。また、軸受け52がシャフト55に一体的に取り付けられ、且つ軸受け保持用フック53に着脱自在なので、定期メンテナンス時の転写ローラ10の交換で軸受け52も交換される。よつて、転写ローラ10のみを交換した場合よりもシャフト55の安定した摺動性を維持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真プロセスにより画像形成を行うプリンタ、複写機、ファクシミリ等のローラユニット及び画像形成装置に関し、詳しくは、該画像形成装置に搭載される転写プロセスに用いられる転写ローラや、帯電プロセスに用いられる帯電ローラ等のローラユニット及び画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置における転写ローラや帯電ローラ等のローラは、該ローラのシャフトと該シャフトを軸支する軸受けとの間への長期の使用に伴うトナーや紙粉等の異物の流入により、その回転が不安定になって画像品質の低下を招く虞がある。このため、この種のローラは、一般的に、画像形成装置の定期的なメンテナンス時に新しいものと交換されるようになっている。従って、該ローラとその軸受けとで構成されるローラユニットは、装置本体に対して着脱しやすく、また、できるだけ部品点数の少ない安価な構成であることが好ましい。
このような要望に応える構成のローラユニットとしては、例えば、特開平2−150505号公報の「軸受け機構」や、特開平5―333721号公報の「転写ローラ」などが知られている。
特開平2−150505号公報の「軸受け機構」は、軸受けがローラと接する摺動面に溝を設けることにより、現像剤が摺動面に入り込んでも該溝で掻き集めて転写不良をなくすことを目的としている。
また、特開平5―333721号公報の「転写ローラ」は、転写ローラの両端保持部について、本体フレームと軸受保持部とを一体化することで、部品点数を減らすとともに組立て精度を向上し、さらにはこれによって複写精度の向上も期待することを目的としている。
ところが、特開平2−150505号公報や特開平5―333721号公報に示された軸受けは、ローラのシャフトを軸支する摺動面が約半円筒状に切除されて、該摺動面の一部が開放された形状に形成されている。このような構成のローラユニットは、軸受けに対してローラを容易に着脱することができ且つ比較的簡素で安価となる反面、該軸受けに軸支されたシャフトは、該軸受けの約半円筒状に切除された形状の摺動面にしか接触しない状態となるため、該軸受けの摺動面が開放された部分のシャフトのほぼ半周面が露出された構成となる。このため、該シャフトと軸受けとの間にトナーや紙粉等の異物が流入しやすく、長時間の使用によりローラの回転が不安定になる可能性が高い。
なお、特開平2−150505号公報の「軸受け機構」では、ローラのシャフトが接する軸受けの摺動面に設けた溝により、該摺動面に入り込んだ現像剤を掻き集めるようにしているが、該摺動面に一定量以上のトナーが流入した場合には、該溝により掻き集めることが難しく、また、該軸受けの摺動面の面積も少なくなる構成であるため、異物の流入によって該摺動面の摩耗が加速度的に悪化する虞が高く、該摺動面とシャフトとの回転摩擦力のアップによるローラユニットのトルクアップや回転ムラが発生して、画像にジッターが発生する可能性がある。
また、画像形成装置の定期的なメンテナンス時に、上記ローラのみを新しいものと交換し、その軸受けを継続して使用するような構成のローラユニットにおいては、該ローラの交換を必要とする時点で該軸受けの摺動面も摩耗している可能性が高いため、該ローラを交換しただけでは、該ローラの安定した回転性能を維持させることは難しい。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ローラのシャフトを回転自在に軸支する軸受けの摺動面への異物の流入を積極的に防御でき、且つ、該ローラの交換により安定した回転性能を維持させることができるローラユニット及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像形成を行う画像形成装置に搭載されるローラユニットであって、該ローラユニットは、少なくとも、画像形成に関与するローラと、該ローラのシャフトを回転自在に軸支する円筒状の摺動面を備えた該シャフトに対して一体的に取り付けられた軸受けとを有し、且つ、該軸受けが画像形成装置本体に設けられた軸受け装着部に対して着脱自在に構成されていることを特徴とするものである。
このローラユニットにおいては、上記ローラのシャフトを回転自在に軸支する上記軸受けの摺動面が円筒状であるので、該軸受けに軸支されたシャフトの該摺動面に接する周面が露出しない覆われた構成となり、該軸受けの摺動面への異物の流入を積極的に防御できる。また、該軸受けが、ローラのシャフトに対して一体的に取り付けられ、且つ、画像形成装置本体に設けられた軸受け装着部に対して着脱自在に構成されているので、定期的に行われるメンテナンス時に該ローラが寿命により新しいものと交換されることによって、該軸受けが該ローラに一体化されたローラユニットとして新しいものと交換される。従って、このローラユニットにおいては、該メンテナンス時に該ローラのみを交換した場合に比べて、該軸受けに対するローラのシャフトの安定した摺動性(回転性能)を長期にわたって維持させることができるようになる。
請求項2の発明は、請求項1のローラユニットにおいて、上記ローラは、転写ローラであることを特徴とするものである。
画像形成装置の転写プロセスに関与する転写ローラのシャフトの上記軸受けに対する摺動性が低下すると、該転写ローラの回転にムラが生じて、転写画像にジッター(歪み)が発生する虞がある。このローラユニットにおいては、該転写ローラの交換時に該軸受けも交換されるので、該軸受けに対する該転写ローラのシャフトの摺動性を長期にわたって安定した状態に保つことが可能になり、上記ジッターの発生が回避される。
請求項3の発明は、請求項1又は2のローラユニットにおいて、上記シャフトの上記軸受けが取り付けられる部位の両側部に、周状の溝もしくはフランジ状の座を設けたことを特徴とするものである。
このローラユニットにおいては、上記シャフトを伝わって上記軸受けの摺動面と該シャフトの間に流入しようとするトナーや紙粉等の異物が、上記周状の溝もしくはフランジ状の座で堰き止められて、該軸受けの摺動面と該シャフトの間への異物の流入が防止される。ここで、該ローラユニットのローラが、請求項2の場合と同様、転写ローラである場合には、該転写ローラがトナー像の転写及び転写紙の搬送に直接作用するローラであるため、そのシャフトを伝わってその軸受けの摺動面と該シャフトの間に流入しようとするトナーや紙粉等の異物が他のローラに比較して多くなるため特に有効となる。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3のローラユニットにおいて、上記ローラに対向配置される回転体に当接して、該回転体の回転軸と該ローラのシャフトとの離間距離を所定の寸法に規制するための規制手段を、上記軸受けに設けたことを特徴とするものである。
このローラユニットにおいては、上記軸受けに設けられている上記規制手段(例えば、フランジもしくはコロ)が、上記ローラ(例えば、帯電ローラや転写ローラ等)に対向配置される回転体(例えば、感光体)に当接することによって、該回転体の回転軸と該ローラのシャフトとの離間距離が所定の寸法に規制される。ここで、該規制手段が独立した部品であると、ローラユニットとしての部品点数が増加し、ローラユニットのコストが高くなる。また、該規制手段を独立した部品として上記シャフトに配設した場合には、該規制手段と該軸受けとの該シャフトに対する配設位置が、該シャフトの軸方向の異なった位置となるため、該規制手段と該回転体との当接により発生するモーメントによって、該軸受けに対する該ローラのシャフトの摺動抵抗が増大される。このローラユニットにおいては、該規制手段が該軸受けに設けられているので、その部品点数を低減させてコスト低下を図ることができる。また、該規制手段と該軸受けとの該シャフトに対する配設位置がほぼ同一の位置となるので、該シャフトの摺動抵抗を増大させるようなモーメントの発生も回避できる。
請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、上記軸受けに把手を設けたことを特徴とするものである。
このローラユニットにおいては、オペレータが、上記軸受けに設けた把手を持って、上記軸受け装着部に対する上記着脱ローラの着脱操作を行うことができるようになる。また、該把手が軸受けに設けられることで、該把手を独立した部品として設ける必要がなくなり、該把手を設けたことに因る部品点数の増加が回避される。
請求項6の発明は、画像形成を行う画像形成装置において、請求項1、2、3、4又は5のローラユニットを有していることを特徴とするものである。
この画像形成装置においては、請求項1、2、3、4又は5のローラユニットを有しているので、上記軸受けに対する上記ローラ(例えば、帯電ローラや転写ローラ等)のシャフトの摺動性が長期にわたって安定した状態に保たれるようになり、品質の高い安定した画像形成が行われるようになる。
請求項1乃至6の発明によれば、ローラのシャフトを回転自在に軸支する軸受けの摺動面が円筒状であるので、該軸受けに軸支されたシャフトの該摺動面に接する周面が露出しない覆われた構成となり、該軸受けの摺動面への異物の流入を積極的に防御できる。また、定期的に行われるメンテナンス時に該ローラが交換されることによって該軸受けもの交換されるので、該メンテナンス時に該ローラのみを交換した場合に比べて、該軸受けに対するローラのシャフトの安定した摺動性を長期にわたって維持させることができるという優れた効果がある。
特に、請求項2の発明によれば、転写ローラの交換時に該軸受けも交換されることで、該軸受けに対する該転写ローラのシャフトの摺動性を長期にわたって安定した状態に保つことが可能になるので、転写ローラの回転が不安定になることに因るジッターの発生を回避できるという優れた効果がある。
また、請求項3の発明によれば、上記シャフトを伝わって上記軸受けの摺動面と該シャフトの間に流入しようとするトナーや紙粉等の異物を、該シャフトに設けた周状の溝もしくはフランジ状の座で堰き止めて、該軸受けの摺動面と該シャフトの間への異物の流入を防止できる。ここで、該ローラユニットのローラが、転写ローラである場合には、そのシャフトを伝わって流入しようとするトナーや紙粉等の異物が他のローラに比較して多くなるため特に有効となるという優れた効果がある。
請求項4の発明によれば、回転体の回転軸とローラのシャフトとの離間距離を規制するための規制手段が軸受けに設けられているので、ローラユニットの部品点数を低減させてコスト低下を図ることができる。また、該規制手段と軸受けとのシャフトに対する配設位置がほぼ同一の位置となるので、該シャフトの摺動抵抗を増大させるようなモーメントの発生も回避できるという優れた効果がある。
請求項5の発明によれば、オペレータが軸受けに設けた把手を持って、上記軸受け装着部に対する上記着脱ローラの着脱操作を行うことができるので、ローラに付着したトナー等によるオペレータの手や着衣の汚染を回避できる。また、該把手が軸受けに設けられることで、該把手を独立した部品として設ける必要がなくなり、該把手を設けたことに因る部品点数の増加を回避できるという優れた効果がある。
請求項6の発明によれば、軸受けに対するローラ(例えば、帯電ローラや転写ローラ等)のシャフトの摺動性が長期にわたって安定した状態に保たれるようになるので、品質の高い安定した画像形成を行うことができるという優れた効果がある。
以下、本発明を画像形成装置であるレーザプリンタに適用した一実施形態について説明する。まず、図1を用いて装置全体の概略について説明する。このプリンタは、電子写真プロセスにより被転写材としての転写紙上に画像を形成するための作像手段を収容したプロセスカートリッジ100を備えている。図示のプロセスカートリッジ100は、潜像担持体としての感光体1、帯電手段としての帯電ローラ2、現像手段としての現像ユニット3、クリーニング手段としてのクリーニングユニット4などを、筺体5内にコンパクトに一体化して構成されている。
該プロセスカートリッジ100の側方には、感光体1上に静電潜像を書き込むための潜像書き込みユニット6が設けられている。この潜像書き込みユニット6としては、例えば、スキャナなどによって読み込まれた画像情報に対応する光信号を半導体レーザから出射させ、回転駆動されるポリゴンミラーにより該レーザ光を走査し、該レーザ光の走査光路中に配設された収束用及びポリゴンミラーの面倒れ補正用のレンズやレーザ光を偏向するミラーなどを通して、感光体上に色分解された画像情報に対応する光信号6aを書き込むものを用いることができる。
また、プロセスカートリッジ100の下方には、給紙カセット7に収納された転写材としての転写紙8を一枚ずつ分離給送するための給紙ローラ9と、該給紙ローラ9により給送された転写紙8を、感光体1の手前で一旦待機させた後、該感光体1上に形成された画像の先端と該転写紙8の先端とが、感光体1と転写ローラ10とのニップ部にほぼ同時に到達するタイミングで、該感光体1の回転に同期させて該転写紙8を再給送させるためのレジストローラ11が設けられている。
更に、プロセスカートリッジ100の上方には、該転写紙8の搬送経路12を挟んで互いに圧接回転するように回転自在に配置されたヒータ13を内蔵する定着ローラ14とプレスローラ15とを有する定着装置16が設けられている。また、該定着装置16の転写紙搬送方向の下流側には、定着ローラ14とプレスローラ15とのニップを通過した転写紙8を、プリンタ200の本体ケース200aの上部に形成された排紙トレイとしてのスタッカー部17に排出させるための排紙ローラ18が設けられている。
また、該プリンタ200の本体ケース200a内には、該プリンタ200の画像形成プロセスに関わる各作像手段や印字情報などを制御する制御手段としての電装部20が設けられている。該電装部20は、図示しないコントロール基板及び該コントロール基板上に取り付けられた各種の調整スイッチや制御ユニット等により構成されており、上記潜像書き込みユニット6の側方から下方に亘って配設された金属製の電装ケース21内に納められている。
このような構成のプリンタ200において、まず、感光体1は回転中に帯電ローラ10からの電荷により一様に帯電される。次いで、外部から読み込まれた画像情報に基づいて上記潜像書き込みユニット6が駆動され、これにより、該感光体1の帯電領域(画像形成領域)に、該画像情報が静電潜像として形成される。この感光体1上に形成された静電潜像は、現像ユニット3の現像ローラ3aによって感光体1に供給される現像剤(トナー)により現像されて可視像(トナー像)となる。
一方、この感光体1上へのトナー像の形成が行われている間に、給紙ローラ9により給紙カセット7から転写紙8が引き出され、該転写紙8の先端がレジストローラ11のニップ部に当接した状態で、該転写紙8が一旦待機される。そして、該転写紙8は、その先端と該トナー像の先端とが一致するタイミングで、該感光体1の回転に同期して上記レジストローラ11が回転を開始することにより、該感光体1と該感光体1に圧接回転する転写ローラ10とのニップで形成された転写位置に搬送される。これにより、該転写位置で感光体1上のトナー像が転写された転写紙8は、上記定着装置16の定着ローラ24とプレスローラ25とにより搬送される過程で転写画像が定着され、排紙ローラ18によりスタッカー部17上に排紙される。また、この間に、上記転写紙8へのトナー像の転写プロセスにおいて該転写紙8上に転写されずに感光体1上に残留した残留トナーは、上記クリーニングユニット4のクリーニングブレード4aにより感光体1上から除去されてクリーニング容器4b内に回収される。
また、上記転写紙8上の電荷は、上記転写ローラ10の転写紙搬送方向下流側に配設された除電手段としての除電針22によって除去される。これにより、転写紙8及びトナーに対する静電吸着力が消失されて、上記転写位置でトナー像が転写された転写紙8の感光体1からの分離が円滑に行われるようになる。
一方、プリンタ200の本体ケース200aには、該本体ケース200aの転写紙8の搬送経路12側の側面をなす開閉カバー201が、カバー支軸202により開閉自在に取り付けられている。この開閉カバー201には、上記除電針22が、上記転写ローラ10と共に配設されている。また、この開閉カバー201の内面側には、感光体1と定着装置16との間の搬送経路12の転写紙ガイド面201aを形成する複数の転写紙ガイドリブ201bが、それぞれ所定の間隔をおいて転写紙8の搬送方向に沿って設けられている。これにより、該カバー支軸202を回動中心として、図1において時計回り方向に上記開閉カバー201を開くことによって、上記転写紙ガイドリブ201b、上記転写ローラ10、及び、除電針22が、転写紙8の搬送経路12からそれぞれ大きく退避されて、プリンタ本体に対する上記プロセスカートリッジ100の着脱や、定着装置16の交換、上記搬送経路12でジャムした転写紙8のジャム処理、及び、転写ローラ10の交換等の定期的なメンテナンス作業を容易に行えるようになる。
また、本実施形態に係るプリンタ200の開閉カバー201には、手差しにより転写紙を給送するための手差しユニット23が、開閉カバー201と共通のカバー支軸202により開閉自在に取り付けられている。この手差しユニット23を用いて給送された転写紙は、プリンタ本体側に設けられた手差し給紙ローラ24の回転により、上記レジストローラ11に搬送される。また、この手差しユニット23は、その不使用時に、上記開閉カバー201の外側部に形成された手差しユニット格納部201c内に格納されるように構成されている。なお、この手差しユニット23は、必ずしも設ける必要はなく、該手差しユニット23を設けない場合には、該開閉カバー201の手差しユニット格納部201cも不要となる。
ところで、上記帯電ローラ2や転写ローラ10などの画像形成時における電子写真プロセスに関与するローラを備えたローラユニットは、前述したように、該ローラのシャフトを回転自在に軸支する軸受けの摺動面への異物の流入を積極的に防御でき、且つ、該ローラの交換により安定した回転性能を維持させることができるものであることが好ましい。
図2に、このような構成の転写ローラ10を備えたローラーユニットの10A一例を示す。なお、このローラーユニット10Aのローラは、転写ローラ10に限られるものではなく、例えば帯電ローラ2など電子写真プロセスに関与するローラであればどのようなローラでもよい。
転写ローラ10は、図2に示すように、芯金としてのシャフト55にゴム等からなるローラ部を設けて構成されている。
ローラユニット10Aは、転写ローラ10と、軸受け52と、ギャップコロ51とで、プリンタ本体に対して脱着可能な1つのユニットとなっている。
上記軸受け52は、転写ローラ10のシャフト55を回転自在に軸支するように、該転写ローラ10のローラ部の両側部に、該シャフト55に対して一体的に取り付けられており、その該シャフト55を軸支する面が円筒状の摺動面で形成されている。
上記ギャップコロ51は、転写ローラ10に対向配置される回転体としての感光体1に当接して、該感光体1の回転軸1aと転写ローラ10のシャフト55との離間距離(図1参照)を所定の寸法に規制するための規制手段として機能するものであって、該シャフト55の軸受け52よりも外方の両側部に配設されている。
また、上記軸受け52は、プリンタ本体側に設けられた軸受け装着部としての軸受け保持用フック53に対して着脱自在に構成されている。この軸受け保持用フック53は、例えば、前述した開閉カバー201の転写紙ガイドリブ201bに形成される。また、この軸受け装着部には、転写ローラ10が感光体1側に変位する方向に、該軸受け52に変位習性を付勢する付勢手段としての転写加圧スプリング54が備えられている。
図3は、該軸受け保持用フック53に対して軸受け52が装着されるときの状態を示す断面図で、転写ローラ10に取り付けられる軸受け52の中央部には、該軸受け保持用フック53に対して該軸受け52を挿入しやすくするための周状の切り込み52aが設けられている。この周状の切り込み52aの四つの角部には、C面カット状の面取りがなされている。
これにより、該軸受け保持用フック53に対して軸受け52を矢印方向に容易に挿入できるようになる。また、この軸受け52の周状の切り込み52aが軸受け保持用フック53に係合することで、該軸受け保持用フック53によって軸受け52のスラスト方向の盲動が規制され、該ローラユニット10Aがプリンタ本体側の軸受け装着部に対して確実に保持される。また、軸受け52には、上記転写加圧スプリング54をガイドするためのボス52bが形成されている。
このように構成されたローラユニット10Aにおいては、転写ローラ10のシャフト55を回転自在に軸支する軸受け52の摺動面が円筒状であるので、該シャフト55の該摺動面に接する周面が露出しない覆われた構成となり、該軸受け52の摺動面へのトナーや紙粉等の異物の流入を積極的に防御できる。また、このローラユニット10Aの軸受け52は、転写ローラ10のシャフト55に対して一体的に取り付けられ、且つ、プリンタ本体の軸受け装着部に対して着脱自在に構成されているので、定期的に行われるメンテナンス時に転写ローラ10交換されることによって、該転写ローラ10とともに交換される。
従って、このローラユニット10Aにおいては、該メンテナンス時に該転写ローラ10のみを交換した場合に比べて、該軸受け52に対する転写ローラ10のシャフト55の安定した摺動性を長期にわたって維持させることができる。
図4は、本実施形態に係る他のローラユニット10Bの要部を示す概略断面図である。このローラユニット10Bは、転写ローラ10のシャフト55の軸受け52が取り付けられる部位の両側部に、周状の溝55a及びフランジ状の座55bを設けたものである。ここで、該シャフト55の軸受け52が取り付けられる部位の両側とも、溝55aもしくは座55bで形成するようにしてもよい。
このローラユニット10Bにおいては、シャフト55を伝わって流入しようとする異物が、上記周状の溝55a及びフランジ状の座55bで堰き止められて、軸受け52の摺動面とシャフト55の間への異物の流入をより確実に防止できるようになる。
図5は、本実施形態に係る更に他のローラユニット10Cの要部を示す概略断面図である。このローラユニット10Cは、上記感光体1の回転軸1aと転写ローラ10のシャフト55との離間距離を所定の寸法に規制するためのギャップコロ51に相当する規制手段としてのギャップ規制部52cを軸受け52に設けたものである。
ここで、該規制手段が図2に示したギャップコロ51のような独立した部品であると、ローラユニットとしての部品点数が増加し、ローラユニットのコストが高くなる。また、該ギャップコロ51で規制手段構成した場合には、該ギャップコロ51と軸受け52とのシャフト55に対する配設位置が、該シャフト55の軸方向の異なった位置となる。このため、ギャップコロ51と感光体1との当接により発生するモーメントによって、軸受け52に対するシャフト55の摺動抵抗が増大される。
これに対し、このローラユニット10Cにおいては、該規制手段としてのギャップ規制部52cが軸受け52に設けられているので、ユニットの部品点数が低減される。また、該ギャップ規制部52cと軸受け52とのシャフト55に対する配設位置がほぼ同一の位置となるので、該シャフト55の摺動抵抗を増大させるようなモーメントの発生が回避される。
ところで、上記ローラユニットは、転写ローラ10の表面性や転写ローラ10に付着しているトナーによるオペレータへの汚れを考慮すると、オペレータが転写ローラ10に触らないで着脱交換できる構成であることが好ましい。
そこで、本実施形態のプリンタにおいては、図6に示すように、上記軸受け52に把手52dを設けた構成とする。これにより、オペレータは、この軸受け52に設けた把手52dを持って、転写ローラ10に触れることなく、ローラユニットの着脱操作を行うことができるようになる。また、軸受け52に把手52dが設けられることで、該把手52dを独立した部品として設ける必要がなくなり、該把手52dを設けたことに因る部品点数の増加を回避できる。
なお、上記実施形態に係るプリンタは、電子写真プロセスにより画像形成を行うものであるが、本発明は、粉体トナーや液体トナーを用いた直接印字方式の画像形成装置に適用することも可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの構成を示す概略構成図。 上記プリンタに配設されているローラユニットの一例を示す概略斜視図。 上記ローラユニットの軸受けと、プリンタ本体側の軸受け装着部とを示す概略断面図。 上記ローラユニットの他の例を示す概略断面図。 上記ローラユニットの更に他の例を示す概略断面図。 上記軸受けの他の構成例を示す要部斜視図。
符号の説明
1 感光体
2 帯電ローラ
3 現像ユニット
4 クリーニングユニット
6 潜像買い込みユニット
9 給紙ローラ
10 転写ローラ
10A,10B,10C ローラユニット
11 レジストローラ
16 定着装置
51 ギャップコロ
52 軸受け
52a 軸受けの切り込み
52b 軸受けのボス
52c 軸受けのギャップ規制部
52d 軸受けの把手
53 軸受け保持用フック
54 転写加圧スプリング
55 シャフト
55a シャフトの周状の溝
55b シャフトのフランジ状の座
100 プロセスカートリッジ

Claims (6)

  1. 画像形成を行う画像形成装置に搭載されるローラユニットであって、
    該ローラユニットは、少なくとも、画像形成に関与するローラと、該ローラのシャフトを回転自在に軸支する円筒状の摺動面を備えた該シャフトに対して一体的に取り付けられた軸受けとを有し、且つ、該軸受けが画像形成装置本体に設けられた軸受け装着部に対して着脱自在に構成されていることを特徴とするローラユニット。
  2. 請求項1のローラユニットにおいて、
    上記ローラは、転写ローラであることを特徴とするローラユニット。
  3. 請求項1又は2のローラユニットにおいて、
    上記シャフトの上記軸受けが取り付けられる部位の両側部に、周状の溝もしくはフランジ状の座を設けたことを特徴とするローラユニット。
  4. 請求項1、2又は3のローラユニットにおいて、
    上記ローラに対向配置される回転体に当接して、該回転体の回転軸と該ローラのシャフトとの離間距離を所定の寸法に規制するための規制手段を、上記軸受けに設けたことを特徴とするローラユニット。
  5. 請求項1、2、3又は4の画像形成装置において、
    上記軸受けに把手を設けたことを特徴とするローラユニット。
  6. 画像形成を行う画像形成装置において、
    請求項1、2、3、4又は5のローラユニットを有していることを特徴とする画像形成装置。
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