JP3577698B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、FPC(フレキシブル・プリント・ケーブル)の負傷防止構造を有する液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のFPC及び枠板を使用する液晶表示装置について図4を参照して説明する。
【0003】
液晶表示装置は、液晶枠1と、液晶枠1に収容される液晶パネル4と、液晶パネル4に接続されるFPC5と、液晶枠1の上方からはめられる入射枠板2と、液晶枠1の下方からはめられる出射枠板3とから構成される。
【0004】
液晶枠1は、合成樹脂製で、長方形状の枠であり、前面側にFPC5を挿入するための開口部1Aが設けられ、また、左右両外側にそれぞれ4つの溝1B,1C,1D,1Eが設けられ、各溝1B〜1Eに突起1F,1G,1H,1Iが設けられる。
【0005】
入射枠板2は、金属板製で、長方形状の枠2Aと、枠2Aの4角に形成された折曲部2Bと、各折曲部2Bに設けられた切欠部2Cとから構成される。
【0006】
出射枠板3は、金属板製で、長方形状の枠3Aと、枠3Aの左右両外側に形成された折曲部3Bと、各折曲部3Bに設けられた切欠部3Cとから構成される。
【0007】
液晶表示装置の組立方法を説明する。まず、液晶パネル4を液晶枠1に収容して接着剤により固定する。次に、入射枠板2の4つの折曲部2Bを液晶枠1の左右両外側の4つの溝1B,1Eにそれぞれ挿入し、また、4つの切欠部2Cを4つの突起1F,1Iにそれぞれ係合する。続いて、出射枠板3の4つの折曲部3Bを液晶枠1の左右両外側の4つの溝1C,1Dにそれぞれ挿入し、また、4つの切欠部3Cを4つの突起1G,1Hにそれぞれ係合する。そして、液晶表示装置は、図4(b)に示される組立完了状態に至る。
【0008】
なお、特開平8−190085号公報には、液晶表示装置において、前面支持部材の角部を斜め切欠部に構成することにより、FPCの負傷を防止することが、記載されている。
【0009】
また、特開2000−242189号公報には、画像表示装置において、FPCを保護するために、FPCを緩衝材(ゴム及び諸樹脂等)を介して金属枠に固定することが、記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のFPC及び枠板を使用する液晶表示装置には、次の欠点が生じる。すなわち、FPC5が煽られること(不慮の力がFPC5を上方へ引張るように作用すること)により、▲1▼液晶パネル4と液晶枠1との接着剤による固定部分の剥離、▲2▼FPC5と液晶パネル4との接続部分の剥離、▲3▼FPC5と液晶パネル4との電気的接触不良、及び、▲4▼FPC5自体の破損が、発生する。
【0011】
現在、▲2▼及び▲3▼の発生を防止するため、接着剤により液晶パネル4とFPC5との接続を補強している。したがって、余分な作業工程数が必要とされている。また、▲1▼の発生を防止するために、液晶枠1にFPC5を接着剤により固定すると、更に余分な作業工程数が必要とされる。
【0012】
そこで、本発明は、前記従来のFPC及び枠板を使用する液晶表示装置を改良し、前記▲1▼〜▲4▼の欠点が発生しない液晶表示装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
【0014】
1.液晶パネルと、前記液晶パネルと接続するFPCと、前記液晶パネルが収容される液晶枠と、前記液晶パネルを前記液晶枠との間で挟持する枠板とから構成され、前記液晶枠に前記FPCが挿入される開口部が設けられ、前記FPCに不慮の力が作用したときに、前記FPCの前記液晶表示パネルとの接続部分の移動及び負傷を防止するために、前記枠板に突出した湾曲部位が設けられ、前記湾曲部位は傾斜板と前記傾斜板の先端に連続して形成されるU字溝とから構成され、前記開口部と前記U字溝とは対向する位置関係にあり、前記FPCは、前記開口部と前記U字溝との間に挿入され、かつ、前記開口部と前記U字溝とにより挟持される液晶表示装置。
【0015】
2.前記傾斜板に空気抜き穴が設けられている前記1記載の液晶表示装置。
【0016】
3.前記開口部の両側に前記FPCの両側がそれぞれ挿入される凹部が設けられる前記1記載の液晶表示装置。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の2つの実施の形態例の液晶表示装置について説明する。
【0019】
まず、第1実施の形態例について図1と図2を参照して説明する。
【0020】
液晶表示装置は、液晶枠1と、液晶枠1に収容される液晶パネル4と、液晶パネル4に接続されるFPC5と、液晶枠1の上方からはめられる入射枠板2と、液晶枠1の下方からはめられる出射枠板3とから構成される。
【0021】
液晶枠1は、合成樹脂製で、長方形状の枠であり、前面側にFPC5を挿入するための開口部1Aが設けられ、また、左右両外側にそれぞれ4つの溝1B,1C,1D,1Eが設けられ、各溝1B〜1Eに突起1F,1G,1H,1Iが設けられる。
【0022】
入射枠板2は、金属板製で、長方形状の枠2Aと、枠2Aの4角に形成された折曲部2Bと、各折曲部2Bに設けられた切欠部2Cと、枠2Aの前面側に形成された煽り防止部2Dとから構成される。煽り防止部2Dは、傾斜板2Eと、傾斜板2Eの先端に連続して形成されるU字溝2Fと、傾斜板2Eに設けられた2つの空気抜き穴2Gとから構成される。
【0023】
出射枠板3は、金属板製で、長方形状の枠3Aと、枠3Aの左右両外側に形成された折曲部3Bと、各折曲部3Bに設けられた切欠部3Cとから構成される。
【0024】
液晶表示装置の組立方法を説明する。まず、液晶パネル4を液晶枠1に収容して接着剤により固定する。次に、入射枠板2の4つの折曲部2Bを液晶枠1の左右両外側の4つの溝1B,1Eにそれぞれ挿入し、また、4つの切欠部2Cを4つの突起1F,1Iにそれぞれ係合する。続いて、出射枠板3の4つの折曲部3Bを液晶枠1の左右両外側の4つの溝1C,1Dにそれぞれ挿入し、また、4つの切欠部3Cを4つの突起1G,1Hにそれぞれ係合する。そして、液晶表示装置は、図1(b)に示される組立完了状態に至る。
【0025】
入射枠板2を、液晶パネル4を液晶枠1に接着剤を用いずに保持するための見切板として用いても良い。また、入射枠板2と出射枠板3を遮光板として用いても良い。
【0026】
図1(b)の状態において、FPC5が煽られても、FPC5の液晶パネル4との接続部分5Aの上面は、煽り防止部2DのU字溝2Fの滑らかな底外面に接触するため、傷つけられない。
【0027】
また、煽り防止部2Dの傾斜板2Eに2つの空気抜き穴2Gが設けられているため、光の照射に起因する発熱が液晶枠1内にこもらない。
【0028】
次に、第2実施の形態例について図3を参照して説明する。ただし、第2実施の形態例については、第1実施の形態例と同様な点の説明を省略し、相違する点の説明のみを行う。
【0029】
液晶枠1の前面側に設けられた開口部1Aの左右両側に、それぞれ凹部1Jを形成する。そして、液晶パネル4を液晶枠1に収容するとき、FPC5の左右両側を両凹部1Jに挿入する。このような構成により、FPC5は、煽られることによる破損を防止される。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、次の効果を奏する。
【0031】
1.FPCが煽られても、液晶パネルと液晶枠との接着剤による固定部分の剥離、FPCと液晶パネルとの接続部分の剥離、FPCと液晶パネルとの電気的接触不良、及び、FPC自体の破損の諸欠点が、発生しない。
【0032】
2.FPCに不慮の力が作用したときに、FPCの液晶パネルとの接続部分の移動及び負傷を防止するために、突出した湾曲部位(煽り防止部)は、枠板と一体に構成されるため、作業工程数を削減することができる。
【0033】
3.煽り防止部に空気抜き穴が設けられるので、光の照射による発熱が液晶枠内にこもらない。
【0034】
4.FPCが煽られても、FPCは、煽り防止部のU字溝の滑らかな底外面に接触するため、傷つけられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例の液晶表示装置の斜視図であり、(a)は分解図、(b)は組立完了図を、それぞれ示す。
【図2】同液晶表示装置における入射枠板の諸図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は前面図を、それぞれ示す。
【図3】本発明の第2実施の形態例の液晶表示装置の斜視図であり、(a)は分解図、(b)は組立完了図を、それぞれ示す。
【図4】従来の液晶表示装置の斜視図であり、(a)は分解図、(b)は組立完了図を、それぞれ示す。
【符号の説明】
1 液晶枠
1A 開口部
1B,1C,1D,1E 溝
1F,1G,1H,1I 突起
1J 凹部
2 入射枠板
2A 枠
2B 折曲部
2C 切欠部
2D 煽り防止部
2E 傾斜板
2F U字溝
2G 空気抜き穴
3 出射枠板
3A 枠
3B 折曲部
3C 切欠部
4 液晶パネル
5 FPC
5A 接続部分
Claims (3)
- 液晶パネルと、前記液晶パネルと接続するFPCと、前記液晶パネルが収容される液晶枠と、前記液晶パネルを前記液晶枠との間で挟持する枠板とから構成され、
前記液晶枠に前記FPCが挿入される開口部が設けられ、
前記FPCに不慮の力が作用したときに、前記FPCの前記液晶表示パネルとの接続部分の移動及び負傷を防止するために、前記枠板に突出した湾曲部位が設けられ、前記湾曲部位は傾斜板と前記傾斜板の先端に連続して形成されるU字溝とから構成され、
前記開口部と前記U字溝とは対向する位置関係にあり、前記FPCは、前記開口部と前記U字溝との間に挿入され、かつ、前記開口部と前記U字溝とにより挟持されることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記傾斜板に空気抜き穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記開口部の両側に前記FPCの両側がそれぞれ挿入される凹部が設けられることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
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