JPH0427929A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液晶パネルおよびその駆動回路を保護するシー
ルドケースの取付に関するものであり、特にその取付部
周辺の形状に関するものである。

従来の技術 従来のポータプル液晶テレビやコンピュータの表示装置
としての液晶パネルのシールドケースは電気的な妨害、
破壊や機械的な保護のために設けられていたので、その
シールドケースの形状は組み込まれる装置との兼ね合い
のみで決められており、シールドケースの取付部に相当
する部分は初期の取付の際に問題がなければ使用環境が
よほど過酷でない限り特に工夫を凝らさなくても問題は
無かった。

発明が解決しようとする課題 最近の市場では液晶パネルをライトバルブとして用いた
投射型画像表示装置が受は入れられている。この投射型
画像表示装置は強力な光源を備えており、この光源から
出た光は可能な限り液晶パネルに照射されるが液晶パネ
ルに有害な紫外光、赤外光を除く瞭然が発生する。また
、液晶パネルに投射されるすべての光が透過される訳で
はないのでここでも熱が発生する。この時シールドケー
スは薄肉な上に一部の光が照射されるだけであるため温
度が上がってシールドケースとその上に固定された液晶
パネルとの間に熱が発生しても比較的小さな歪ですむ。

一方、前記シールドケースを固定する固定部材は強度上
の必要性からシールドケースに比べて厚い材料によって
構成される。

従って、投射時間が長くなったり劣悪な使用環境にある
と、シールドケースと固定部材をただ固定しただけの状
態では、シールドケースと固定部材との間の歪が、シー
ルドケース上に固定された液晶パネルのギャップに影響
を及ぼし、投射された像のコントラストが落ちたり、色
のバランスが崩れるといった現象が生しる。

本発明は上記課題に鑑み、発生する熱が液晶パネルに悪
影響を及ぼさないようなシールドケースの取付構造を提
供しようとするものである。

ｌｌ！題を解決するための手段 本発明は前記のような課題を解決するために、筺体に固
定された固定部材と、少なくとも液晶パネル、液晶パネ
ルを駆動せしめるドライバーを含む電気部品、電気部品
を実装して前記液晶パネルの周辺に配置される基板を保
護するシールドケースとを備えた装置において、前記シ
ールドケースに、他の部分より固定部材側に突出して固
定部材を固定する取付部を設け、且つその取付部周辺に
切り欠きを具備する事を特徴とするものである。

または、前記シールドケースの取付けのための突出した
取付部を固定部材側に設け、シールドケース側の当て付
け部の周辺部に切り欠きを備えた事を特徴とするもので
ある。あるいは前記シールドケースの取付部をその端部
に設け、固定部材の取付部に相当する部分以外でシール
ドケースの他の部分に相当する部分には切り欠きを設け
ており、シールドケース側の当て付け部の周辺部に切り
欠きを備えた事を特徴とするものである。

作用 前記のような手段により、シールドケースと固定部材と
の接触部を最小限に抑え、かつ比較的薄肉のシールドケ
ース側の取付部周辺に切り欠きを設ける事により歪を吸
収せしめ、シールドケースと固定部材との間の歪が液晶
パネルのギャップに影響を及ぼすのを抑える事が可能と
なる。従って液晶パネルはその偏光性を維持できる。よ
って投射された像のコントラストが落ちたり、色のバラ
ンスが崩れるといった現象を防ぐ事ができる。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を用いて説明する。

第１図は２体形投射型画像表示装置の構成を示す断面図
であり、１は光源であり、これより発せられる光は反射
傘２によりコンデンサーレンズ３へ送られる。４は偏光
板であり、ここである偏光方向のみの光が液晶パネル５
に送られ、投射レンズ６を介して液晶パネル上の画像を
投射せしめる。なお、７はテレビ信号回路を示し、この
回路は一方が液晶パネル駆動回路８に結線されており、
また一方は電源回路９に結線されている。

この電源回路９は光ｔＡ１にも結線されている。ファン
１０も前記電源回路９に繋がれ駆動せしめられる。

第２図は液晶パネル５及びその周辺の構成を示したもの
である。１１は基板を示し、この基板１１上には液晶パ
ネル駆動回路８が実装されており、シールドケース１２
ａ上で液晶パネル５と結線されている。このシールドケ
ース１２ａにはを客先を遮断し、また電気妨害から液晶
パネル駆動回路８を保護するためシールドケース１２ｂ
が嵌合している。

このシールドケースユニット１２ａ、１２ｂは筺体に取
付けられる固定部材１３に固定される。このために、固
定部材１３にはシールドケースユニット１２ａ。

１２ｂ側に突出するように複数の突出部１４が設けられ
ており、この突出部１４にシールドケース１２ｂに設け
られた取付穴１５と取付ビス１６によりシールドケース
１２ａ、１２ｂは固定される。前記シールドケ−ス１２
ｂに設けられた取付穴１５の周囲には図にあるように複
数の切り欠き１６が設けられている。これによりシール
ドケース１２ｂを４カ所ある突出部１５に取付る際生じ
る歪を吸収するだけでなく、光源１より出た光が当たり
シールドケース１２ｂが温度上昇により膨張する一方、
固定部材１３にはほとんど光が当たっていない為、シー
ルドケース１２ｂ程の熱膨張が無いので突出部１４とシ
ールドケース１２ｂ間に歪が発生するが、この歪も切り
欠き１６により吸収せしめる事を可能にするものである
。従って、液晶パネル５に前記歪が外部より伝わりにく
く、その偏光性を維持できる。よって投射された像のコ
ントラストが落ちたり、色のバランスが崩れるといった
現象を防ぐ事が可能となる。

また第３図は他の実施例を示すもので、図中１７は液晶
パネル、１８は基板、１９は液晶パネル駆動回路、２０
ａは出射側シールドケースを示し、これらは第２図の構
成と同しものである。但し、２０ｂに示す入射側シール
ドケースには、取付穴２１が設けられた取付腕２２を、
シールドケース２０ｂを固定するためのネジ穴２３を備
えた固定部材２４側に突出するように４個設けている。

この時、各取付１１１ｉｉ＋２３の付け根部分には、切
り欠き２５を設けている。この切り欠き２５により、歪
を吸収する事が可能となり、第２図の例と同様な効果を
得る事が出来る。

なお、第４図にさらに他の実施例を示す。同図において
２６は液晶パネル、２７は基板、２８は液晶パネル駆動
回路、２９ａは出射側シールドケース、２９ｂは入射側
シールドケースを示し、これらは第２図の構成と同じも
のである。但し、固定部材３０については一体の突出部
がなく、シールドケース２９ｂをこの固定部材３０に固
定する際には、両者の間に別部品のスペーサ３２を入れ
る事により突出部と同じ役割をはたすようにしている。

この際には固定部材３０の加工上の制約を受けずに固定
部材３０とシールドケース２９ｂの間隔を設定する事が
出来る利点を有する。なお第４図中、３１はネジ穴３１
を示す。

第５図に第４の実施例を示す。この構成において、３３
は液晶パネル、３４は基板、３５は液晶パネル駆動回路
を示し、これらは第２図の構成と同じものである。但し
、３６ａは出射側シールドケースであり、その端部には
取付穴３７を備えた複数の取付腕３８が延出しており、
この取付腕３８の根元には前例と同しように歪吸収のた
めの穴３９が設けられている。なお、この際固定部材４
０には図に示したように中心部に穴４１が設けられてい
る。この穴４１は取付ネジ穴４２の周辺部を除いて縦方
向、横方向とも前記シールドケース３６ａよりも大きく
設定しである。従って固定部材４０にシールドケース３
６ａを固定する際、お互いに接するのは取付穴３７の周
辺のみに限定され、取付による歪、熱による歪が発生す
る部位を限定する事ができる。

よって前例に示した突出部を設ける事が寸法的に困難な
場合でも、同様なＩｌ能を果たす事が可能となる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、筺体に固定された固定部
材と、少なくとも液晶パネル、液晶パネルを駆動せしめ
るドライバーを含む電気部品、電気部品を実装して前記
液晶パネルの周辺に配置される基板とを保護するシール
ドケースを備える装置において、前記シールドケース側
あるいは、固定部材側のいずれかに他の部分より固定部
材側あるいはシールドケース側に突出した取付部を設け
、且つシールドケース側の取付部周辺に切り欠きを設け
ることにより、あるいはまたシールドケースに突出部を
設けるか、シールドケースの取付部をその端部に設け、
固定部材の取付部に相当する部分以外でシールドケース
の他の部分に相当する部分には切り欠きを設ける事によ
り、シールドケースと固定部材との接触部を最小限に抑
えるとともに歪を吸収せしめ、シールドケースと固定部
材との間の歪が液晶パネルのギヤツブに影響を及ぼすの
を抑える事が可能となる。従って液晶パネルはその偏光
性を維持できる。よって投射された像のコントラストが
落ちたり、色のバランスが崩れるといった現象を防ぐ事
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における投射型画像表示装置の１・・・
・・・光源、２・・・・・・反射傘、３・・・・・・コ
ンデンサーレンズ、４・・・・・・偏光板、５．１７．
２６．３３・・・・・・液晶パネル、６・・・・・・投
射レンズ、７・・・・・・テレビ信号回路、８・・・・
・・液晶パネル駆動回路、１１．１８．２７３４−・−
・一基板、１２ａ　、　２０ａ　、　２９ａ　、　３６
ａ−−−−−−シールドケース、１２ｂ、２０ｂ、２９
ｂ、３６ｂ・・・・・・シールドケース、１３．２４．
３０．４０−・・・・・固定部材、１４・・・・・・突
出部（取付部）、１６・・・・・・切り欠き、１９・・
・・・・液晶パネル駆動回路、２２．３８・・・・・・
取付腕、２３・・・・・・ネジ穴、２４・・・・・・固
定部材、３２・−・・・・スペーサ。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名オ晶＋ｆネ ル ｔ′ＩＪリ デ ペベ ｈ 回ｂｂ 娩　１！ム ベｉ 嘘 ■ｂト

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）筺体に固定された固定部材と、少なくとも液晶パ
   ネル、この液晶パネルを駆動せしめるドライバーを含む
   電気部品、電気部品を実装して前記液晶パネルの周辺に
   配置される基板とを保護するシールドケースを備え、前
   記シールドケース側あるいは、固定部材側のいずれかに
   他の部分より固定部材側あるいはシールドケース側に突
   出した取付部を設け、且つシールドケース側の取付部周
   辺に歪吸収用の切り欠きを設けた事を特徴とする投射型
   画像表示装置。
2. （２）シールドケースあるいは固定部材に設けられた取
   付部が別部品で構成された請求項１記載の投射型画像表
   示装置。
3. （３）前記シールドケースの取付部をその端部に設け、
   固定部材の取付部に相当する部分以外でシールドケース
   の他の部分に相当する部分には切り欠きを設け、シール
   ドケース側の当て付け部の周辺部に切り欠きを設けた事
   を特徴とする請求項１記載の投射型画像表示装置。