JP3573540B2 - カメラ用フォーカルプレンシャッタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、先羽根群と後羽根群を順次同方向へ走行させて撮影を行うカメラ用フォーカルプレンシャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
先羽根群と後羽根群とを夫々複数のアームに軸支したフォーカルプレンシャッタは周知である。この種のシャッタの多くは、カメラの小型化に伴い、ミラー機構の一部を逃げるために、シャッタ地板の露光用アパーチャの左右上方位置に、開口部を形成している。この構成の一例を図4及び図5を用いて説明する。図4において、シャッタ地板1は略長方形の露光用アパーチャ1a,弧状孔1b,1cを形成しており、図の背面方向には軸1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1kを植設している。そして、露光用アパーチャ1aの左右上方位置には開口部1m,1nが連設されている。
【0003】
先羽根アーム2,3は、軸1j,1kに枢着されており、スリット形成羽根4aと覆い羽根4b,4c,4d,4eとからなる先羽根群4を、周知のように各々の羽根につき2個の連結軸で枢支している。後羽根アーム5,6は、軸1h,1iに枢着されており、スリット形成羽根7aと覆い羽根7b,7c,7d,7eとからなる後羽根群7を、各々連結軸で枢支している。アーム3,5には夫々孔3a,5aが形成されており、周知のように図示していない各駆動レバーの駆動ピンが嵌合するようになっている。
【0004】
また、先羽根アーム2,3の最先端に枢着されたスリット形成羽根4aは、図の左側即ち枢着側に嘴状に突き出したスリット形成縁の伸長部4a1 を有している。これは、先羽根アーム2,3が回転運動するのに対し、所定の長さのスリット形成縁がないと走行中に常にスリットを形成できないことと、走行中に、覆い羽根4bを枢支している連結軸にぶつからないようにしなければならないからである。図示した例においては、先羽根群4が図のような展開状態にあるときは、先羽根アーム2と覆い羽根4bとの連結軸がスリット形成羽根4aと可なり離れているが、露光用アパーチャ1aの下方に格納された状態においては近接状態となる。図においては後羽根群7がその状態にある。
【0005】
シャッタ地板1の軸1f,1gには、背面方向へ向けて順に、コ字状の先羽根押さえ板8、中間板9、図示していないが先羽根押さえ板8と略似たコ字状の後羽根押さえ板、同じく図示していないカバー板が取り付けられている。これらのうちカバー板以外は、軸1f,1gの軸方向に移動可能であり、中間板9は、軸1eにおいても軸方向へ移動可能に取り付けられている。また、カバー板は軸1d,1eにも取り付けられている。
【0006】
そして、先羽根群4はシャッタ地板1と中間板9の間に配置され、各羽根の先端部(右端部)は先羽根押さえ板8と中間板9とで挟まれている。従って、開口部1nには先羽根押さえ板8の一部が露出しているが、開口部1m側には機能的にこのような部品を必要としないので、開口部1mにはアーム2の一部とスリット形成羽根4aの一部が露出している。また、後羽根群7は中間板9とカバー板の間に配置され、各羽根の先端部は中間板9と後羽根押さえ板とで挟まれている。
【0007】
次に、図5を用いて開口部1m,1nの存在理由について説明する。図5に示すように、一眼レフ用のミラー10はミラー枠11に取り付けられている。このミラー枠11には、カメラ本体に回転可能に取り付けるためにヒンジ部11aが形成されている。ところで、最近ではカメラの小型化の必要性からこのようなミラー機構部をシャッタ地板1の表面に出来るだけ寄せて配置したいという要求がでてきた。そのため、当初はヒンジ部11aがシャッタ地板1の表面に当たらないようにシャッタ地板1の表面を座ぐり加工によって薄くする方法が考えられたが、この方法は加工コストが高くなるため、現在では図のように開口部1m,1nを形成するのが普通になっている。
【0008】
そして、このような開口部1m,1nの形成位置は、原則として露光用アパーチャ1aの左右上方位置となっているが、ヒンジ部11aの形状等カメラの設計によって様々であり、図4に示したもののほか、その代表的な例が実施例の説明に用いている図3に示されている。また、これらの開口部1m,1nは、いずれも露光用アパーチャ1aに連設されているが、露光用アパーチャ1aから独立して形成される場合も知られている。
【0009】
図4はシャッタのチャージ状態を示すものであるが、この状態でレリーズされると、図示していない先羽根駆動レバーによって先羽根アーム3が右旋され、先羽根群4はスリット形成羽根4aのスリット形成縁を略水平に保ちつつ、下方へ移動する。この時、スリット形成羽根4aは、その伸長部4a1 の先端部(左上の上端と側端とを含む角の部分)を開口部1m内に臨ませて通過する。続いて、図示していない後羽根駆動レバーによって後羽根アーム5が右旋され、後羽根群7はスリット形成羽根7aのスリット形成縁を略水平に保ちつつ、下方へ移動し、露光走行を終了する。
【0010】
従って、シャッタをチャージする場合にも、スリット形成羽根4aは、その伸長部4a1 の先端部を開口部1m内に臨ませて通過することになる。スリット形成羽根4aを、伸長部4a1 の先端部が開口部1m内に臨まないようにして走行させるようにすることは可能である。その場合には伸長部4a1 を更に長く形成すればよいわけであるが、そのようにするためには伸長部4a1 に、アーム2と覆い羽根4bとの連結軸がぶつからないように、その連結軸と、スリット形成羽根4aの連結軸との間を長く設定すればよい。
【0011】
しかし、そのようにすると、図4に示す展開状態において、スリット形成羽根4aと覆い羽根4bとの重なりが少なくなって漏光の心配が生じる。それを防止するためにスリット形成羽根4aと覆い羽根4bの幅(図において上下方向の寸法)を大きくすると、露光用アパーチャ1aの下方位置で格納状態となったとき、その格納スペースが大きくなり、シャッタ地板1の上下寸法を大きくしてしまう。また、アーム2,3も長くなるので、シャッタ地板1の左右寸法も大きくしてしまい、結局はシャッタ全体の大型化に繋がってしまう。そのため、シャッタ全体を小型化しようとすると、どうしてもスリット形成羽根4aの伸長部4a1 の先端部がその走行途中において開口部1m内に臨むことになってしまう。
【0012】
尚、図4に示したシャッタは、露光走行の際、先羽根群4と後羽根群7が上方から下方へ走行するタイプのものとして説明したが、シャッタによっては殆ど同じ構成でありながら下方から上方へ走行させるようにしたタイプのものもある。図示のシャッタの構成で、そのタイプのシャッタとする場合には、後羽根群7を先羽根群とし、先羽根群4を後羽根群とすればよい。従って、そのようにした場合には、露光走行の最終段階で、スリット形成羽根4aは、その伸長部4a1 の先端部を、開口部1mに臨ませ急速に通過させることになる。また、図4に示した先羽根群4の構成は、図の一番手前側(シャッタ地板1寄り)に先羽根アーム2,3があり、続いて羽根4a,4b,4c,4d,4eの順に配置されているが、逆に一番手前側から羽根4e,4d,4c,4b,4a、そしてアーム2,3の順となるように配置したシャッタもある。本発明は、これらの全てのタイプのシャッタを対象にしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、最近のシャッタは、上記のように小型化に対する要求が益々大きくなる一方で、高速化,連写性についての要求も大きく、シャッタ羽根の走行速度は、露光走行時は勿論のこと、チャージ位置への走行時にも急速に行われるようになってきた。他方、シャッタ羽根は益々軽く且つ薄くなってきた。そのため、走行時に、上記したスリット形成羽根の伸長部の先端部が、ミラー機構部を逃げるために形成された開口部の端面に衝突するようになってきた。
【0014】
その理由は、周知のように、シャッタ羽根は、その走行中に、その平面と直交する方向へ多かれ少なかれ押されたり、それによって撓まされたりするからである。特に、そのスリット形成羽根が後羽根群のスリット形成羽根であった場合には、露光走行の最終段階において周知のように種々の構成のブレーキ装置に当接したり、先羽根群の停止時の振動等の影響を受けるなどして、一段と大きく不規則に撓んだり、僅かではあるが連結軸を中心に回動作用が働いたりすることが知られている。そのため、上記のような衝突を未然に防ぐための工夫が必要となってきた。
【0015】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ミラー機構部を逃げるためにシャッタ地板に形成された開口部を所定の形状に大きくしたカメラ用フォーカルプレンシャッタを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明におけるカメラ用フォーカルプレンシャッタは、略長方形をした露光用アパーチャとその左右上方位置にミラー機構逃げ部として形成された開口部を有するシャッタ地板と、前記シャッタ地板に隣接して配置されており前記露光用アパーチャを上下方向に開閉走行し閉鎖しているときにはスリット形成羽根が上方位置となるように構成された第1羽根群と、前記露光用アパーチャの側方位置に枢着され前記第1羽根群を開閉走行させる第1作動部材と、前記第1羽根群と連携して前記露光用アパーチャを上下方向に開閉走行し閉鎖しているときにはスリット形成羽根が下方位置となるように構成された第2羽根群と、前記側方位置と同じ側の側方位置に枢着され前記第2羽根群を開閉走行させる第2作動部材とを備え、前記第1羽根群のスリット形成羽根はそのスリット形成端縁を前記側方位置側に延長させた伸長部を有しており、前記開口部のうち前記側方位置側の開口部は、前記露光用アパーチャとは反対の側面側の側端縁が前記伸長部の先端の作動軌跡と重ならないように形成されていると共に該開口部の上方側の上端縁が前記第1羽根群の閉鎖走行時に前記スリット形成羽根のスリット形成端縁と順次交差するようにして他方の開口部よりも大きく形成されているようにする。
【0017】
また、本発明におけるカメラ用フォーカルプレンシャッタは、好ましくは、前記側方位置側の開口部は、その上方側が前記露光用アパーチャから離れるにしたがい大きくなるように形成する。
また、本発明におけるカメラ用フォーカルプレンシャッタは、好ましくは、前記側方位置側の開口部は、前記露光用アパーチャとは反対の側面側が上方になるにしたがい大きくなるように形成する。
また、本発明におけるカメラ用フォーカルプレンシャッタは、好ましくは、前記側方位置側の開口部は、前記伸長部の先端の作動軌跡に略沿うようにして大きくなるように形成する。
また、本発明におけるカメラ用フォーカルプレンシャッタは、好ましくは、前記側方位置側の開口部は、その上方側の上端縁が前記露光用アパーチャの上方側の上端縁を直線的に延長させて形成されていて、前記第1羽根群のスリット形成羽根のスリット形成端縁は、下方に向けて曲線状に形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図1乃至図3に示した四つの実施例で説明する。尚、それらの図面においては、図4に示した従来例のものと実質的に同じ部品、同じ部位に、同じ符号を用いており、開口部1mについても形状,機能は全く異なるが、従来例との関係を分かりやすくするために、同じ符号を用いてある。
【0019】
先ず、図1及び図2を用いて第1実施例を説明する。図1は第1実施例の正面説明図であり、図2は図1におけるA部の拡大説明図である。図1はシャッタ地板1とスリット形成羽根4aとの関係のみを示したものであり、その他の構成は省略されている。シャッタ地板1の形状は、図4に示したものと多少異なるが、露光用アパーチャ1aの左右上方位置には、各々開口部1m,1nが形成されている。また、弧状孔1b,1cも形成され、背面方向へは軸1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1kも植設されている。
【0020】
更に、シャッタ地板1の背面には、露光用アパーチャ1aを囲むようにしてフライス加工により面取り部1pが形成されている。スリット形成羽根4aは、上記したようにシャッタ地板1の背面に配置されているが、図1においてはその外形を実線で示し、且つ開口部1mに対する伸長部4a1 の移動過程が分かるように7箇所の位置で示してある。
【0021】
本発明の特徴である開口部1mの形状と機能を図2を用いて説明する。この図においては、アーム2に連結軸2aで枢着されているスリット形成羽根4aが、露光用アパーチャ1aを完全に覆った上方での停止位置で示され、走行中の三つの位置が二点鎖線で示されている。連結軸2aは実際にはリベット部品であり、その頭部には面取り部2a1 が形成されており、その先端部はアーム2の孔を貫通しスリット形成羽根4aにかしめられている。
【0022】
開口部1mの形状は、その上端縁が、複数の×印で示されているように、露光用アパーチャ1aから離れるにしたがって上方へ曲線的に傾斜しており、また側端縁は複数の斜線で示されているように、上方へ向かうにつれて露光用アパーチャ1aから離れる方向へ曲線的に傾斜している。そして、従来の開口部1mの上端縁と側端縁とが参考のために一点鎖線で示されている。このようにして、左上方へ広げられた拡大部の形状は、伸長部4a1 の先端部(上端と側端とを含む角の領域)の作動軌跡に大体において一致している。
【0023】
次に、スリット形成羽根4aが下方から上方へ走行してきた場合について説明する。周知のように、スリット形成羽根4aはそのスリット形成縁を略水平状態に保ちつつ上方へ移動するが、アーム2,3の回動によって動かされているので、左方へも移動される。そのため、伸長部4a1 の先端部は円弧状の軌跡を描くことになる。従って、開口部1mが従来の形状の場合には、走行中に伸長部4a1 が図の手前方向に撓んだとき、その先端部は開口部1mの上端面と側端面の少なくとも一方に衝突する。しかし、本実施例の形状によれば側端面には衝突する心配が全くなく、上端面については、伸長部4a1 のスリット形成端縁部が上端縁によって露光用アパーチャ1a側からシャッタ地板1の背面側に徐々に押され、撓みを矯正されていくので、衝突する心配が全くない。
【0024】
上記の説明からも分かるように、この実施例においては側端縁が複数の斜線で示されているように曲線状に形成されているが、本来的には伸長部4a1 の先端部の軌跡を逃げるだけでよいから、それが可能であればどのような形状にしても差し支えない。また、上端縁についても、開口部1mを余り大きくしたくないという観点から、実施例のような曲線状にするか傾斜した直線状にすることが理想であるが、極端な場合には、この上端縁が、停止しているスリット形成羽根4aのスリット形成縁の上方位置となるように、開口部1mを大きく形成しても差し支えない。更に、上記したように、開口部1mの位置,形状寸法はミラー機構部の構成に依存するので、開口部1mの上端縁側と側端縁側の一方だけを広げるだけでよい場合もある。
【0025】
次に、図3(a)乃至(c)を用いて他の実施例を説明する。これらの図は、いずれも開口部1mの形状のみを示してある。図3(a)は本発明の第2実施例を示している。この図においても従来の上端縁と側端縁とを一点鎖線で示してある。露光用アパーチャ1aに対する開口部の位置としては第1実施例に示したものと、本実施例に示したものが多い。上端縁と側端縁の曲線形状については実質的に第1実施例の場合と同じなので、それらの変形についても第1実施例の場合に説明した通りである。
【0026】
図3(b)は本発明の第3実施例を示している。開口部1mの位置は第2実施例の場合と同じであり、従来の側端縁を一点鎖線で示してある。この場合には、スリット形成羽根4aのスリット形成縁を直線状に形成せず、少なくとも伸長部4a1 において下方に向けて曲線状に形成する必要がある。そのため、実施される可能性は低いが、この場合には側端縁を伸長部4a1 の軌跡から逃がす形状にするだけでよい。
【0027】
図3(c)は本発明の第4実施例を示している。開口部1mの位置は、これまでのものと異なっており、従来の上端縁と側端縁を一点鎖線で示してある。この場合には、第1実施例,第2実施例と同じように、上端縁側の曲線部を従来の上端縁の位置から左上方に向けて形成するようにしてもよいが、シャッタ地板1の製作上の見地からは本実施例のように形成するのが有利である。尚、上端縁と側端縁の曲線形状については実質的に第1実施例の場合と同じなので、それらの変形についても第1実施例の場合に説明した通りである。
【0028】
【発明の効果】
上記のように、本発明は、ミラー機構部を逃げるために露光用アパーチャの左右上方位置に形成された開口部のうち、シャッタ羽根を走行させるための作動部材を枢着している側方側の開口部を、所定の形状に大きくしたため、スリット形成羽根が走行中に該開口部の端面に衝突するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の説明図である。
【図2】図1におけるA部の拡大説明図である。
【図3】図(a),図(b),図(c)は、夫々本発明の第2実施例,第3実施例,第4実施例の説明図である。
【図4】従来のフォーカルプレンシャッタの正面図である。
【図5】従来のフォーカルプレンシャッタとミラー機構部との関係を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 シャッタ地板
1a 露光用アパーチャ
1m,1n 開口部
2a 連結軸
2,3 先羽根アーム
4 先羽根群
4a,7a スリット形成羽根
4a1 伸長部
4b,4c,4d,4e,7b,7c,7d,7e 覆い羽根
5,6 後羽根アーム
7 後羽根群
10 ミラー
11 ミラー枠体
11a ヒンジ部
Claims (5)
- 略長方形をした露光用アパーチャとその左右上方位置にミラー機構逃げ部として形成された開口部を有するシャッタ地板と、前記シャッタ地板に隣接して配置されており前記露光用アパーチャを上下方向に開閉走行し閉鎖しているときにはスリット形成羽根が上方位置となるように構成された第1羽根群と、前記露光用アパーチャの側方位置に枢着され前記第1羽根群を開閉走行させる第1作動部材と、前記第1羽根群と連携して前記露光用アパーチャを上下方向に開閉走行し閉鎖しているときにはスリット形成羽根が下方位置となるように構成された第2羽根群と、前記側方位置と同じ側の側方位置に枢着され前記第2羽根群を開閉走行させる第2作動部材とを備え、前記第1羽根群のスリット形成羽根はそのスリット形成端縁を前記側方位置側に延長させた伸長部を有しており、前記開口部のうち前記側方位置側の開口部は、前記露光用アパーチャとは反対の側面側の側端縁が前記伸長部の先端の作動軌跡と重ならないように形成されていると共に該開口部の上方側の上端縁が前記第1羽根群の閉鎖走行時に前記スリット形成羽根のスリット形成端縁と順次交差するようにして他方の開口部よりも大きく形成されていることを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
- 前記側方位置側の開口部は、その上方側が前記露光用アパーチャから離れるにしたがい大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
- 前記側方位置側の開口部は、前記露光用アパーチャとは反対の側面側が上方になるにしたがい大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
- 前記側方位置側の開口部は、前記伸長部の先端の作動軌跡に略沿うようにして大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
- 前記側方位置側の開口部は、その上方側の上端縁が前記露光用アパーチャの上方側の上端縁を直線的に延長させて形成されていて、前記第1羽根群のスリット形成羽根のスリット形成端縁は、下方に向けて曲線状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
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JPH0990468A JPH0990468A (ja) | 1997-04-04 |
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