JP3572718B2 - 厨芥処理機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は食品、生ごみ等の厨芥を処理する厨芥処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
厨芥処理機は加熱源により、燃焼熱を用いる方式、マイクロ波を用いる方式、電気ヒータを用いる方式等が挙げられる。燃焼熱を用いる厨芥処理機はガス燃料、液体燃料等を用いるため、装置全体が複雑で大型になり、安全性にも難点がある。また、マイクロ波を用いる厨芥処理機はマイクロ波が厨芥中の水分に選択的に吸収されるため、含水率の高い厨芥物の乾燥処理には適しているが、安全性、制御性にやや難点がある。これらに対し、電気ヒータを用いる厨芥処理機は安全性、制御性が優れており、装置としても小型、低コスト化を図りやすい。
【0003】
発明者らは、この点に着目して、電気ヒータを用いた厨芥処理機を種々検討した結果、図13に示すような厨芥処理機を提案している。以下、その構成について説明する。
【0004】
図に示すように、断熱容器1は、内部に厨芥収納容器(以下、容器と称す)2を取り出し自在に設置している。容器2の内壁には固定刃3を設けている。回転刃4は、モータ5に連結されて回転される。庫内温度検出器6は、容器2内の雰囲気温度を検知するように容器2内に位置している。水蒸気温度検知器7は、容器2より凝縮手段8へ流出する水蒸気の温度を検知するもので、凝縮手段8の外壁面に設置している。断熱容器1の外周部には凝縮手段8と、凝縮手段8の外面を空冷するための冷却ファン9を設置している。
【0005】
凝縮手段8の下部には凝縮水流出部10を設けており、凝縮水流出部10の一部から厨芥から発生する水蒸気(臭気を含むガス)を放出させるガス放出管11を接続し、このガス放出管11に脱臭装置12を設けている。凝縮水流出部10の下側には凝縮水容器13を設けている。凝縮手段8の上部には蓋14を設けており、蓋14内面には加熱手段として撹拌ファン15とヒータ16を設置している。
【0006】
また、蓋14はヒンジ17により厨芥処理機本体18に対して開閉可能にし、かつ、蓋14には厨芥から発生する水蒸気が洩れないように蓋パッキン19を設けている。断熱容器1と容器2の上端部と蓋14の下面とは間隙のある状態で配置され、厨芥から発生する水蒸気の通路となる。フード20は、撹拌ファン15とヒータ16による熱風が容器2と蓋14の下面との間隙よりショートパスして逃げるのを防ぎ、厨芥に有効に供給されるために設けてある。
【0007】
制御手段21は、庫内温度検出器6の出力と水蒸気温度検知器7の出力とを入力手段22を介して入力し、出力手段23を介してヒータ16の出力を制御し、撹拌ファン15と冷却ファン9などの制御をしながら乾燥処理を行い、水蒸気温度検知器7の温度変化量が最高値から所定量以上変化したときに乾燥処理を終了させるようにしている。
【0008】
上記構成において動作を説明すると、容器2に投入された厨芥24は、回転刃4により撹拌されるとともに回転刃4と固定刃3により粉砕される。撹拌ファン15とヒータ16による熱風は蓋14の下面とフード20と容器2で形成される空間内を循環し、この空間内の空気を撹拌しながら厨芥24を加熱する。容器2内の雰囲気温度が所定温度になるように、庫内温度検知器6の出力によって、ヒータ16の出力を制御し、厨芥21の焦げを防止しながら乾燥処理を継続する。
【0009】
加熱された厨芥24からは水蒸気が発生し凝縮手段8に溢れ出る。断熱容器1の働きで、容器2内部に比べ凝縮手段8の温度は低いため、水蒸気は凝縮し凝縮水容器13に集められる。乾燥終了時に近づくと水蒸気の発生量が減少するため、凝縮手段8の外壁側面に設けた水蒸気温度検知器7の温度が変化(低下)する。したがって、水蒸気温度検知器7の温度変化量が所定量以上になったときに乾燥処理を終了させることにより、焦げを発生させることなく、乾燥終了時を的確に検知することが可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような厨芥処理機では、容器2内の温度は電子レンジで使用されるラップ類やプラスチックスなどを誤って高い温度で乾燥処理すると有毒ガスが発生するので130℃以下の低い温度に設定が抑えられ加熱温度を高くして処理時間を短くすることができないという問題を有していた。
【0011】
また、厨芥の種類や量によっては乾燥処理開始と同時に回転刃4の回転を開始すると、容器2の側面や底面に厨芥が付着し未乾燥で終了するという問題を有していた。
【0012】
また、厨芥24に含まれる水分が少ないときは、水蒸気温度検知器7の温度変化量が所定量以上にならないので乾燥処理が終了しないという問題を有していた。
【0013】
本発明は上記課題を解決するもので、加熱温度を高く設定して処理時間を短くすることを第1の目的としている。
【0014】
また、回転刃の早期回転開始による未乾燥終了を防止することを第2の目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するための第1の課題解決手段は、厨芥を加熱する加熱手段と、前記厨芥の温度を検知する加熱温度検知手段と、前記厨芥に含まれる水分を検知する水分検知手段と、前記加熱温度検知手段の出力と前記水分検知手段の出力を入力し前記加熱手段の出力を制御し前記厨芥の乾燥処理運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、厨芥の温度が設定温度になるように前記加熱温度検知手段の出力によって前記加熱手段の出力を制御し、厨芥に含まれる水分が所定量以上あると、厨芥に含まれる水分が所定量より少ない場合に比べて設定温度を高くするようにした。
【0016】
上記の第1の目的を達成するための第2の課題解決手段は、厨芥を加熱する加熱手段と、前記厨芥の温度を検知する加熱温度検知手段と、前記厨芥に含まれる水分を検知する水分検知手段と、前記加熱温度検知手段の出力と前記水分検知手段の出力を入力し前記加熱手段の出力を制御し前記厨芥の乾燥処理運転を制御する制御手段とを備え、前記水分検知手段は、厨芥から発生する水蒸気を検知する水蒸気検知手段で構成され、前記制御手段は、厨芥の温度が設定温度になるように前記加熱温度検知手段の出力によって前記加熱手段の出力を制御し、乾燥処理開始から水蒸気が所定量になるまでは厨芥の設定温度を低く設定し所定量以上になると厨芥の設定温度を高く設定するようにした。
【0017】
上記第1の目的を達成するための第3の課題解決手段は、厨芥を加熱する加熱手段と、前記厨芥の温度を検知する加熱温度検知手段と、前記厨芥から発生する水蒸気を凝縮する凝縮手段へ流出する水蒸気の温度を、前記凝縮手段の温度で検知する水蒸気温度検知手段と、前記加熱温度検知手段の出力と前記水蒸気温度検知手段の出力を入力し前記加熱手段の出力を制御し前記厨芥の乾燥処理運転を制御する制御手段と、厨芥を収納する厨芥収納容器とを備え、前記制御手段は、厨芥の温度が設定温度になるように前記加熱温度検知手段の出力によって前記加熱手段の出力を制御し、乾燥処理開始から凝縮手段の温度が所定温度になるまでは厨芥の設定温度を低く設定し所定温度以上に高くなると厨芥の設定温度を高く設定させるようにした。
【0018】
上記第1の目的を達成するための第4の課題解決手段は、厨芥収納容器内に厨芥を撹拌、粉砕する回転刃を設け、制御手段は、乾燥処理開始から回転刃の回転開始後、凝縮手段の温度が所定温度になるまでは厨芥の設定温度を低く設定し、所定温度以上に高くなると厨芥の設定温度を高く設定させるようにした。
【0019】
上記第1の目的を達成するための第5の課題解決手段は、制御手段は、乾燥処理開始から回転刃の回転開始後、凝縮手段の温度が所定量変化するまでは厨芥の設定温度を低く設定し、所定量以上変化すると厨芥の設定温度を高く設定するようにした。
【0020】
上記第2の目的を達成するための第6の課題解決手段は、第4または5の課題解決手段における制御手段が、乾燥処理開始後所定時間経過すると回転刃の回転を開始させるようにした。
【0021】
上記第2の目的を達成するための第7の課題解決手段は、第4または5の課題解決手段における制御手段が、乾燥処理開始後、凝縮手段の温度が所定温度以上になると回転刃の回転を開始させるようにした。
【0022】
上記第1の目的を達成するための第8の課題解決手段は、第3〜第7の課題解決手段における制御手段が、厨芥の設定温度を高く設定した後、凝縮手段の温度が所定温度以下になると厨芥の設定温度を低く設定させるようにした。
【0023】
【作用】
上記した第1の課題解決手段により、厨芥に含まれる水分が十分多いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水に溶解し易いので濃度は小さく安全であり、加熱温度の設定を高くし処理時間を短くすることができる。
【0024】
また、第2の課題解決手段により、厨芥に含まれる水分が多く厨芥から発生する水蒸気の量が十分多いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく安全であり、加熱温度の設定を高くし処理時間を短くすることができる。
【0025】
また、第3の課題解決手段により、厨芥に含まれる水分が多く厨芥から発生する水蒸気が多く凝縮手段の温度が十分高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく凝縮手段で凝縮されて回収されるので安全であり、加熱温度の設定を高くし処理時間を短くすることができる。
【0026】
また、第4の課題解決手段により、回転刃が厨芥を撹拌・粉砕し厨芥の外面だけでなく内部に含まれる水分が多く厨芥から発生する水蒸気が多く凝縮手段の温度が十分高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく凝縮手段で凝縮されて回収されるので安全であり、加熱温度の設定を高くし処理時間を短くすることができる。
【0027】
また、第5の課題解決手段により、回転刃の回転開始後回転刃が厨芥を撹拌・粉砕し厨芥の外面だけでなく内部に含まれる水分が多く厨芥から発生する水蒸気が多く凝縮手段の温度が十分変化して高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく凝縮手段で凝縮されて回収されるので安全であり、加熱温度の設定を高くし処理時間を短くすることができる。
【0028】
また、第6の課題解決手段により、乾燥処理開始後、厨芥を所定時間加熱乾燥した後に回転刃の回転を開始するので回転刃の早期回転による未乾燥終了を防止することができる。
【0029】
また、第7の課題解決手段により、乾燥処理開始後、厨芥を加熱乾燥して凝縮手段の温度が所定温度以上になると回転刃の回転を開始するので回転刃の早期回転による未乾燥終了を防止することができる。
【0030】
また、第8の課題解決手段により、厨芥に含まれる水分が多く厨芥から発生する水蒸気が多く凝縮手段の温度が十分高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく、凝縮手段で凝縮されて回収されるので安全であり、加熱温度の設定を高くし厨芥に含まれる水分が加熱乾燥により少なくなると水蒸気が少なく凝縮手段の温度が低くなるので、加熱温度の設定を低くすることにより有毒ガスの発生を抑え安全に処理時間を短くすることができる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例を図1を参照しながら説明する。なお、図13で示した厨芥処理機と同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
【0032】
図に示すように、制御手段25は、庫内温度検出器(加熱温度検知手段)6の出力と厨芥24に含まれる水分を検知する厨芥水分検出器(水分検知手段)26の出力を入力手段22を介して入力し、出力手段23を介して撹拌ファン(加熱手段)15とヒータ(加熱手段)16などの制御をしながら乾燥処理を行い、厨芥水分検出器26の検知量が所定量以上あると庫内温度を高く設定させるようにしている。
【0033】
上記構成において図2を参照しながら動作を説明する。なお、乾燥処理中の動作は、図13で示した厨芥処理機と同じであるので説明を省略する。
【0034】
図2に示すように、制御手段25は、厨芥水分検出器26の検知量が所定量△M以上あるMaの場合、庫内温度検出器6の設定温度をTaと高く設定し、厨芥水分検出器26の検知量が所定量△Mより少ないMbの場合には、庫内温度検出器6の設定温度はTbと低く設定させる。このことにより、厨芥24に含まれる水分が十分多いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水に溶解し易いので、濃度は小さく安全であり、庫内温度検出器6の設定を高くし処理時間を短くすることができる。
【0035】
次に、本発明の第2の実施例を図3を参照しながら説明する。なお、上記第1の実施例と同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
図に示すように、制御手段27は、庫内温度検出器(加熱温度検知手段)6の出力と厨芥24から発生する水蒸気を検知する水蒸気検知器(水蒸気検知手段)28の出力とを入力手段22を介して入力し、出力手段23を介して撹拌ファン(加熱手段)15とヒータ(加熱手段)16などの制御をしながら乾燥処理を行い、水蒸気検知器28の検知量が乾燥処理開始から所定量になるまでは庫内温度検出器6を低く設定し、所定量以上になると庫内温度検出器6を高く設定させるようにしている。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0037】
上記構成において図4を参照にしながら動作を説明すると、制御手段27は水蒸気検知器28の検知量Sが乾燥処理開始から所定量△Sになるまでは庫内温度検出器6の設定温度はTcと低く設定し、水蒸気検知器28の検知量Sが所定量△S以上になると庫内温度検出器6の設定温度はTdと高く設定させる。このことにより、厨芥24に含まれる水分が多く厨芥24から発生する水蒸気の量が十分多いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので、濃度は小さく安全であり、庫内温度検出器6の設定温度を高くし処理時間を短くすることができる。
【0038】
次に、本発明の第3の実施例を図5を参照にしながら説明する。なお、上記第1の実施例と同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
図に示すように、制御手段29は、庫内温度検出器(加熱温度検知手段)6の出力と容器2の厨芥24から発生する水蒸気を凝縮する凝縮手段8へ流出する水蒸気の温度を凝縮手段8で検知する水蒸気温度検出器(水蒸気温度検知手段)7の出力とを入力手段22を介して入力し、出力手段23を介して撹拌ファン(加熱手段)15とヒータ(加熱手段)16などの制御をしながら乾燥処理を行い、水蒸気温度検出器7の検知温度が乾燥処理開始から所定温度になるまでは庫内温度検出器6を低く設定し、所定温度量以上になると庫内温度検出器6を高く設定させるようにしている。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0040】
上記構成において図6を参照にしながら動作を説明すると、制御手段29は水蒸気温度検出器7の温度Vが乾燥処理開始から所定温度△Teになるまでは庫内温度検出器6の設定温度はTeと低く設定し、水蒸気温度検出器7の温度Vが所定温度△Te以上になると庫内温度検出器6の設定温度はTfと高く設定させる。このことにより、厨芥24に含まれる水分が多く厨芥24から発生する水蒸気が多く凝縮手段8の温度が十分高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので、濃度は小さく凝縮手段8で凝縮されて回収されるので、安全であり庫内温度検出器6の設定温度を高くし処理時間を短くすることができる。
【0041】
次に、本発明の第4の実施例を図7を参照にしながら説明する。なお、上記実施例と同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
【0042】
図に示すように、制御手段30は、庫内温度検出器(加熱温度検知手段)6の出力と容器2より厨芥24から発生する水蒸気を凝縮する凝縮手段8へ流出する水蒸気の温度を凝縮手段8で検知する水蒸気温度検出器(水蒸気温度検知手段)7の出力とを入力手段22を介して入力し、出力手段23を介して撹拌ファン(加熱手段)15とヒータ(加熱手段)16と厨芥24を撹拌・粉砕する回転刃4に連結されるモータ5などの制御をしながら乾燥処理を行い、回転刃4の回転開始後、水蒸気温度検出器7の検知温度が乾燥処理開始から所定温度になるまでは庫内温度検出器6を低く設定し、所定温度量以上になると庫内温度検出器6を高く設定させるようにしている。他の構成は上記第1の実施例と同じである。
【0043】
上記構成において図8を参照にしながら動作を説明すると、制御手段30は水蒸気温度検出器7の温度Wが乾燥処理開始から回転刃4をオンする時点tsの後、所定温度△Thになるまでは庫内温度検出器6の設定温度はThと低く設定し、水蒸気温度検出器7の温度Wが所定温度△Th以上になると、庫内温度検出器6の設定温度はTiと高く設定させる。このことにより、回転刃4が厨芥24を撹拌・粉砕し、厨芥24の外面だけでなく内部に含まれる水分が多く厨芥24から発生する水蒸気が多く凝縮手段8の温度が十分高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく凝縮手段8で凝縮されて回収されるので安全であり、庫内温度検出器6の設定温度を高くし処理時間を短くすることができる。
【0044】
次に、本発明の第5の実施例を図7を参照にしながら説明する。構成は、第4の実施例とおなじである。
【0045】
上記構成において図9を参照にしながら動作を説明すると、制御手段30は水蒸気温度検出器7の温度Xが乾燥処理開始から回転刃4をオンする時点tssの後、所定量△Tk変化するまでは庫内温度検出器6の設定温度はTkと低く設定し、水蒸気温度検出器7の温度Xが所定量△Tk以上変化すると、庫内温度検出器6の設定温度はTlと高く設定させる。このことにより、回転刃4の回転開始後、回転刃4が厨芥24を撹拌・粉砕し、厨芥24の外面だけでなく内部に含まれる水分が多く厨芥24から発生する水蒸気が多く凝縮手段8の温度が十分変化すると、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく凝縮手段8で凝縮されて回収されるので安全であり、庫内温度検出器6の設定温度を高くし処理時間を短くすることができる。
【0046】
次に、本発明の第6の実施例を図7を参照にしながら説明する。構成は、第4の実施例とおなじである。
【0047】
上記構成において図10を参照にしながら動作を説明すると、制御手段30は乾燥処理を開始してから所定時間△t経過すると、回転刃4の回転を開始させる。このことにより、乾燥処理開始後、厨芥24を所定時間加熱乾燥した後に、回転刃4の回転を開始するので、回転刃4の早期回転による未乾燥終了を防止することができる。
【0048】
次に、本発明の第7の実施例を図7を参照にしながら説明する。構成は、第4の実施例とおなじである。
【0049】
上記構成において図11を参照にしながら動作を説明すると、制御手段30は乾燥処理を開始してから凝縮手段8の温度が所定温度△Tn以上になると回転刃4の回転を開始させる。このことにより、乾燥処理開始後、厨芥24を加熱乾燥して凝縮手段8の温度が所定温度以上になると回転刃4の回転を開始するので回転刃4の早期回転による未乾燥終了を防止することができる。
【0050】
次に、本発明の第8の実施例を図7を参照にしながら説明する。構成は、第4の実施例とおなじである。
【0051】
上記構成において図8を参照にしながら動作を説明すると、制御手段30は庫内温度検出器6をTiと高く設定した後、凝縮手段8の水蒸気温度検出器7の温度Wが所定温度△Ti以下になると庫内温度検出器6をTjと低く設定させる。このことにより、厨芥24に含まれる水分が多く厨芥24から発生する水蒸気が多く凝縮手段8の温度が十分高いと、ラップ類やプラスチックスを高温度で乾燥処理すると発生する有毒ガスは水蒸気に溶解し易いので濃度は小さく凝縮手段8で凝縮されて回収されるので安全であり、庫内温度検出器6の設定温度を高くし厨芥24に含まれる水分が加熱乾燥により少なくなると水蒸気が少なく凝縮手段8の温度が低くなるので、庫内温度検出器6の設定温度を低くすることにより有毒ガスの発生を抑え安全に処理時間を短くすることができる。
【0052】
次に、本発明の第1の参考例を図7を参照にしながら説明する。構成は、第4の実施例とおなじである。
【0053】
上記構成において図12を参照にしながら動作を説明すると、制御手段30は乾燥処理開始後、所定時間△to内に凝縮手段8の水蒸気温度検出器7の温度Yが所定温度△Tp以上にならないと回転刃4の回転を開始し、所定時間△tr経過後、所定温度△Tp以上にならないと厨芥4に含まれる水分が少ないと判定し乾燥処理を終了させる。このことにより、厨芥24の外面に含まれる水分が少ないと所定時間の加熱乾燥で発生する水蒸気が少ないので凝縮手段8の水蒸気温度検出器7の温度が低く回転刃4で厨芥24を撹拌・粉砕しても厨芥24の内部に含まれる水分がすくないと所定時間の加熱乾燥で発生する水蒸気が少ないので凝縮手段8の蒸気温度温度検出器7の温度が低いことにより厨芥24に含まれる水分が少ないと判定し乾燥処理を終了させることができる。
【0054】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように請求項1〜3に記載の発明によれば、加熱温度を高く設定して処理時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の厨芥処理機の断面図
【図2】(a)同厨芥処理機の庫内温度検出器の温度変化特性図
(b)同厨芥処理機の厨芥水分検出器の水蒸気量変化特性図
【図3】本発明の第2の実施例の厨芥処理機の断面図
【図4】同厨芥処理機の庫内温度検出器及び水蒸気検出器の出力変化特性図
【図5】本発明の第3の実施例の厨芥処理機の断面図
【図6】同厨芥処理機の庫内温度検出器及び水蒸気温度検出器の温度変化特性図
【図7】本発明の第4の実施例の厨芥処理機の断面図
【図8】同厨芥処理機の庫内温度検出器及び水蒸気温度検出器の温度変化と回転刃の動作状態を示す図
【図9】本発明の第5の実施例の庫内温度検出器及び水蒸気温度検出器の温度変化と回転刃の動作状態を示す図
【図10】本発明の第6の実施例の回転刃の回転状態を示す図
【図11】本発明の第7の実施例の水蒸気温度検出器の温度変化と回転刃の回転状態を示す図
【図12】本発明の第1の参考例の水蒸気温度検出器の温度変化と回転刃の回転状態を示す図
【図13】本発明者らが先に提案した厨芥処理機の断面図
【符号の説明】
2 厨芥収納容器
4 回転刃
6 庫内温度検出器(加熱温度検知手段)
7 水蒸気温度検知器
8 凝縮手段
15 撹拌ファン(加熱手段)
16 ヒータ(加熱手段)
24 厨芥
25 制御手段
26 厨芥水分検出器(水分検知手段)

Claims (8)

  1. 厨芥を加熱する加熱手段と、前記厨芥の温度を検知する加熱温度検知手段と、前記厨芥に含まれる水分を検知する水分検知手段と、前記加熱温度検知手段の出力と前記水分検知手段の出力を入力し前記加熱手段の出力を制御して前記厨芥の乾燥処理運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、厨芥の温度が設定温度になるように前記加熱温度検知手段の出力によって前記加熱手段の出力を制御し、厨芥に含まれる水分が所定量以上あると、厨芥に含まれる水分が所定量より少ない場合に比べて設定温度を高くする厨芥処理機。
  2. 厨芥を加熱する加熱手段と、前記厨芥の温度を検知する加熱温度検知手段と、前記厨芥に含まれる水分を検知する水分検知手段と、前記加熱温度検知手段の出力と前記水分検知手段の出力を入力し前記加熱手段の出力を制御し前記厨芥の乾燥処理運転を制御する制御手段とを備え、前記水分検知手段は、厨芥から発生する水蒸気を検知する水蒸気検知手段で構成され、前記制御手段は、厨芥の温度が設定温度になるように前記加熱温度検知手段の出力によって前記加熱手段の出力を制御し、乾燥処理開始から水蒸気が所定量になるまでは厨芥の設定温度を低く設定し所定量以上になると厨芥の設定温度を高く設定する厨芥処理機。
  3. 厨芥を加熱する加熱手段と、前記厨芥の温度を検知する加熱温度検知手段と、前記厨芥から発生する水蒸気を凝縮する凝縮手段へ流出する水蒸気の温度を、前記凝縮手段の温度で検知する水蒸気温度検知手段と、前記加熱温度検知手段の出力と前記水蒸気温度検知手段の出力を入力し前記加熱手段の出力を制御し前記厨芥の乾燥処理運転を制御する制御手段と、厨芥を収納する厨芥収納容器とを備え、前記制御手段は、厨芥の温度が設定温度になるように前記加熱温度検知手段の出力によって前記加熱手段の出力を制御し、乾燥処理開始から凝縮手段の温度が所定温度になるまでは厨芥の設定温度を低く設定し所定温度以上に高くなると厨芥の設定温度を高く設定した厨芥処理機。
  4. 厨芥収納容器内に厨芥を撹拌、粉砕する回転刃を設け、制御手段は、乾燥処理開始から回転刃の回転開始後、凝縮手段の温度が所定温度になるまでは厨芥の設定温度を低く設定し、所定温度以上に高くなると厨芥の設定温度を高く設定させるようにした請求項3に記載の厨芥処理機。
  5. 制御手段は、乾燥処理開始から回転刃の回転開始後、凝縮手段の温度が所定量変化するまでは厨芥の設定温度を低く設定し、所定量以上変化すると厨芥の設定温度を高く設定する請求項4に記載の厨芥処理機。
  6. 制御手段は、乾燥処理開始後所定時間経過すると回転刃の回転を開始させるようにした請求項4または5に記載の厨芥処理機。
  7. 制御手段は、乾燥処理開始後、凝縮手段の温度が所定温度以上になると回転刃の回転を開始させるようにした請求項4または5に記載の厨芥処理機。
  8. 制御手段は、厨芥の設定温度を高く設定した後、凝縮手段の温度が所定温度以下になると厨芥の設定温度を低く設定させるようにした請求項3〜7のいずれか1項に記載の厨芥処理機。
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