JP3435795B2 - 厨芥処理装置 - Google Patents
厨芥処理装置Info
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- Refuse Receptacles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生ごみ等の厨芥を処理
するための厨芥処理装置で、特に乾燥終了処理に関すも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来の厨芥処理装置としては、生ごみを
粉砕して下水へ流すディスポーザーや生ごみを粉砕・脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみを放置しておくと腐敗し易く、悪臭
を発生する。そのため、脱水回収した生ごみを低温で保
管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して処理しな
ければならない。 【0003】これらの課題に対応する手段として、生ご
みを乾燥して元の体積・重量を低減し、処理の大幅な簡
素化を図った厨芥処理装置が発明された。 【0004】図16に、その厨芥処理装置の概略構成を
示す。厨芥処理装置は、外郭1、開閉蓋50、内部に生
ごみ等の厨芥を入れる厨芥収納容器2、乾燥を行い易く
するために厨芥を撹はんする撹はん刃54、撹はん刃5
4を回転させるための撹はんモータ52、加熱ヒータに
代表される加熱手段3、熱を厨芥収納容器2全体に撹は
んさせるためのファン4、ファン4を回転させるファン
モータ9、厨芥収納容器2を納めた外容器20の温度を
検知するための温度センサ5、厨芥処理装置を運転させ
るための電子回路51、発生した水を流すための排水パ
イプ19、水を貯める排水タンク15、乾燥処理中に発
生する臭気等を分解する触媒装置53を有している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところがこの種の厨芥
処理装置では、厨芥容器2内を130℃の温風で乾燥す
る。そして、外容器20の外壁に設置した温度センサ5
の検知温度がピーク値からある一定の温度以上連続して
一定時間低下した場合に乾燥終了と判定していた。この
ため、厨芥の量が多い場合は過乾燥に、反対に厨芥の量
が少ない場合は未乾燥となり、厨芥収納容器2内に投入
された厨芥の量によって、厨芥の乾燥状態が異なるとい
う課題があった。 【0006】本発明は、この課題を解消し、厨芥が未乾
燥あるいは過乾燥の状態で処理を終了することを防止し
た厨芥処理装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の手段は、厨芥収納容器と、厨芥収納容
器内の厨芥を加熱乾燥させる加熱手段と、厨芥収納容器
内部の温度が定められた温度になるように前記加熱手段
をON/OFF制御させる駆動手段と、前記厨芥の温度
を検知する温度検知手段と、駆動手段がONする時間と
OFFする時間の周期を検知する手段と、前記時間周期
がある一定値以下になると乾燥終了を判定する終了判定
手段を有するものである。 【0008】また、厨芥収納容器内部の空気を撹はんす
るためのファンと、加熱手段の動作中にファンを停止し
た際、内部の温度が一定時間後に定められた値を越えた
場合に終了と判定する終了判定手段とを有するものであ
る。 【0009】 【作用】本発明の第1の手段は、厨芥収納容器内の厨芥
を加熱乾燥させる方式において、厨芥の乾燥状態が進行
すると加熱手段からの加熱に対して温度の追随性が向上
する性質を用いる。厨芥収納容器内の温度を一定温度に
保つよう加熱手段をON/OFF制御させる駆動手段の
ON/OFF周期がある一定時間以下に達すると乾燥終
了と判定するものである。 【0010】また、厨芥の乾燥状態が進行すると、加熱
手段からの加熱に対して、単位時間あたりの温度上昇値
が増加する性質を用いる。加熱手段がON時に、加熱手
段からの熱を撹はんするためのファンを一定時間停止さ
せる。この時、温度検知手段によって検知された温度変
化があらかじめ定められた値に達すると乾燥終了と判定
するものである。 【0011】 【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、
図3を用いて説明する。図1において、1は外郭、2は
生ごみ等を主体とする厨芥を入れるための厨芥収納容
器、3はヒータに代表される加熱手段、5は温度セン
サ、6は温度検知手段、7は加熱手段をON/OFF制
御させる駆動手段、8は終了判定手段である。 【0012】以上の構成において動作を説明する。ま
ず、厨芥を厨芥収納容器2内に投入し、蓋を閉めて電源
(図示せず)を投入する。すると図2に示すようにヒー
タ3がONし、厨芥の乾燥を開始する。この時、厨芥収
納容器2内部の温度を温度センサ5と温度検出手段6に
より検出する。その検出値をもとに駆動手段7が内部の
温度をある一定値(例えば130℃)に保つようにヒー
タ3をON/OFF制御する。 【0013】厨芥の乾燥初期には、厨芥に含まれる水分
によって、内部の温度は比較的緩慢に変化する。従っ
て、ヒータ3のON/OFFの周期も長い。しかし乾燥
終了に近づくと、厨芥の水分量が減少するため内部の温
度変化が急激になり、ヒータ3のON/OFF周期が短
くなる。つまり図2に示すように、内部の温度は時間の
経過に伴って変化する。よって、図3に示すようにヒー
タのON/OFF周期がある一定の時間以下になった場
合に、生ごみの乾燥が終了したと判定し、乾燥を終了す
る。 【0014】次に第2の実施例を図4、図5、図6を用
いて説明する。本実施例は、第1の実施例の構成に加
え、図4に示す、熱を撹はんするファン4、ファン4を
回転させるモータ9、ファンモータ駆動手段10、時間
演算手段11を有している。 【0015】厨芥の乾燥中にヒータ3をONしたままフ
ァン4の回転を停止させると、内部の温度は急激に上昇
する。厨芥の乾燥初期と乾燥終了付近では、図5に示す
ように温度上昇値が異なる。これは厨芥に含まれる水分
量の差による。従って、この性質を用いた制御、すなわ
ち、図6に示すように、一定時間のみファン4を停止さ
せ、その際の温度上昇値を測定することにより乾燥終了
を判定する。時間演算手段11とファンモータ駆動手段
10により、一定の時間、ファン4の回転を停止させ
る。ファン4の停止直後の温度と、一定時間後の温度を
温度センサ5と温度検知手段6を用いて検出する。この
温度変化値があらかじめ定められた値以上になった場
合、乾燥が終了したと判定することにより、乾燥を終了
する。 【0016】第1の参考例を図7、図8、図9を用いて
説明する。図7において、12は厨芥収納容器2の外部
に接して配置された重量センサ、13は重量センサ12
からの信号を演算する手段、14は上記手段13の演算
結果により乾燥終了を判定する終了判定手段14であ
る。 【0017】まず、乾燥初期に乾燥初期重量を重量セン
サ12を用いて測定する。この初期重量は投入する厨芥
の量によって変化する。従って、各初期重量に対応する
終了重量値をあらかじめ終了判定手段14に記憶させて
おく。図8に示すように、乾燥が進行するにしたがって
厨芥に含まれる水分等が蒸発するため、重量が減少す
る。上述した性質を利用して図9に示す制御を実行す
る。すなわち、重量が終了重量値以下になった場合、乾
燥が終了したと判定し、乾燥を終了する。 【0018】第2の参考例を図10、図11、図12に
示す。図10において、15は排水タンク、16は排水
タンク15に滴下する水を検知する水検知センサ、17
は水検知センサ16からの信号を一定時間毎の水分量に
演算する水量変化演算手段、18は水量変化演算手段の
結果から乾燥終了を判定する終了判定手段である。 【0019】厨芥の乾燥中は、厨芥に含まれる水分が蒸
発する。しかし、この水蒸気は外容器20付近で凝縮し
て液体に変化し、外容器20の壁をつたって排水パイプ
19に流れ込み、最終的には排水タンク15に溜る。し
かし、乾燥終了が近づくと、図11に示すように、厨芥
からの水分蒸発が少なくなるため、排水タンク15に水
が流れなくなる。従って、排水パイプ19中間に水を検
知する水検知センサ16を配置し、水量に応じた信号を
水量変化演算手段17に送る。水量変化演算手段17で
は、単位時間毎の水量を終了判定手段18に送る。終了
判定手段18では、単位時間毎の水量が、あらかじめ定
められた値以下になると乾燥が終了したと判定し、乾燥
を終了する。図12に本実施例の制御の流れを示してい
る。 【0020】第3の参考例を図13、図14、図15を
用いて説明する。図13において、12は排水タンク1
5の重量を測定する重量センサ、13は重量検知手段、
14は排水タンク15の重量変化から乾燥終了を判定す
る終了判定手段である。 【0021】厨芥の乾燥中は、厨芥に含まれる水分が蒸
発する。しかし、この水蒸気は液体に変化し、外容器2
0の壁をつたって排水パイプ19に流れ込み、最終的に
は排水タンク15に溜る。しかし、乾燥終了が近づく
と、図14に示すように、厨芥からの水分蒸発が少なく
なるため、排水タンク15に水が流れなくなる。従っ
て、排水タンクの重量を測定する重量センサ12を配置
し、重量に応じた信号を重量検知手段13に送る。重量
検知手段13において、単位時間あたりの重量変化結果
を終了判定手段14に送る。終了判定手段14では、単
位時間毎の重量変化が、あらかじめ定められた値以下に
なると乾燥が終了したと判定し、乾燥を終了する。図1
5に本実施例の制御の流れを示している。 【0022】 【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、厨芥の種類や量によらず乾燥処理を確実に
行うことがで、厨芥が未乾燥あるいは過乾燥になること
なく乾燥を終了させることができる。よって、適切な乾
燥終了判定により、乾燥後の水分や臭いの発生を防ぐこ
とができる。
するための厨芥処理装置で、特に乾燥終了処理に関すも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来の厨芥処理装置としては、生ごみを
粉砕して下水へ流すディスポーザーや生ごみを粉砕・脱
水して回収する生ごみ脱水機がある。ディスポーザー
は、下水処理施設のない地域では河川を汚し、環境汚染
の原因になる。一方、生ごみ脱水機は、脱水した生ごみ
を回収するので直接には環境汚染の原因にはならない
が、回収した生ごみを放置しておくと腐敗し易く、悪臭
を発生する。そのため、脱水回収した生ごみを低温で保
管したり、頻繁に公共のごみ収集場所へ出して処理しな
ければならない。 【0003】これらの課題に対応する手段として、生ご
みを乾燥して元の体積・重量を低減し、処理の大幅な簡
素化を図った厨芥処理装置が発明された。 【0004】図16に、その厨芥処理装置の概略構成を
示す。厨芥処理装置は、外郭1、開閉蓋50、内部に生
ごみ等の厨芥を入れる厨芥収納容器2、乾燥を行い易く
するために厨芥を撹はんする撹はん刃54、撹はん刃5
4を回転させるための撹はんモータ52、加熱ヒータに
代表される加熱手段3、熱を厨芥収納容器2全体に撹は
んさせるためのファン4、ファン4を回転させるファン
モータ9、厨芥収納容器2を納めた外容器20の温度を
検知するための温度センサ5、厨芥処理装置を運転させ
るための電子回路51、発生した水を流すための排水パ
イプ19、水を貯める排水タンク15、乾燥処理中に発
生する臭気等を分解する触媒装置53を有している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところがこの種の厨芥
処理装置では、厨芥容器2内を130℃の温風で乾燥す
る。そして、外容器20の外壁に設置した温度センサ5
の検知温度がピーク値からある一定の温度以上連続して
一定時間低下した場合に乾燥終了と判定していた。この
ため、厨芥の量が多い場合は過乾燥に、反対に厨芥の量
が少ない場合は未乾燥となり、厨芥収納容器2内に投入
された厨芥の量によって、厨芥の乾燥状態が異なるとい
う課題があった。 【0006】本発明は、この課題を解消し、厨芥が未乾
燥あるいは過乾燥の状態で処理を終了することを防止し
た厨芥処理装置を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の手段は、厨芥収納容器と、厨芥収納容
器内の厨芥を加熱乾燥させる加熱手段と、厨芥収納容器
内部の温度が定められた温度になるように前記加熱手段
をON/OFF制御させる駆動手段と、前記厨芥の温度
を検知する温度検知手段と、駆動手段がONする時間と
OFFする時間の周期を検知する手段と、前記時間周期
がある一定値以下になると乾燥終了を判定する終了判定
手段を有するものである。 【0008】また、厨芥収納容器内部の空気を撹はんす
るためのファンと、加熱手段の動作中にファンを停止し
た際、内部の温度が一定時間後に定められた値を越えた
場合に終了と判定する終了判定手段とを有するものであ
る。 【0009】 【作用】本発明の第1の手段は、厨芥収納容器内の厨芥
を加熱乾燥させる方式において、厨芥の乾燥状態が進行
すると加熱手段からの加熱に対して温度の追随性が向上
する性質を用いる。厨芥収納容器内の温度を一定温度に
保つよう加熱手段をON/OFF制御させる駆動手段の
ON/OFF周期がある一定時間以下に達すると乾燥終
了と判定するものである。 【0010】また、厨芥の乾燥状態が進行すると、加熱
手段からの加熱に対して、単位時間あたりの温度上昇値
が増加する性質を用いる。加熱手段がON時に、加熱手
段からの熱を撹はんするためのファンを一定時間停止さ
せる。この時、温度検知手段によって検知された温度変
化があらかじめ定められた値に達すると乾燥終了と判定
するものである。 【0011】 【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、
図3を用いて説明する。図1において、1は外郭、2は
生ごみ等を主体とする厨芥を入れるための厨芥収納容
器、3はヒータに代表される加熱手段、5は温度セン
サ、6は温度検知手段、7は加熱手段をON/OFF制
御させる駆動手段、8は終了判定手段である。 【0012】以上の構成において動作を説明する。ま
ず、厨芥を厨芥収納容器2内に投入し、蓋を閉めて電源
(図示せず)を投入する。すると図2に示すようにヒー
タ3がONし、厨芥の乾燥を開始する。この時、厨芥収
納容器2内部の温度を温度センサ5と温度検出手段6に
より検出する。その検出値をもとに駆動手段7が内部の
温度をある一定値(例えば130℃)に保つようにヒー
タ3をON/OFF制御する。 【0013】厨芥の乾燥初期には、厨芥に含まれる水分
によって、内部の温度は比較的緩慢に変化する。従っ
て、ヒータ3のON/OFFの周期も長い。しかし乾燥
終了に近づくと、厨芥の水分量が減少するため内部の温
度変化が急激になり、ヒータ3のON/OFF周期が短
くなる。つまり図2に示すように、内部の温度は時間の
経過に伴って変化する。よって、図3に示すようにヒー
タのON/OFF周期がある一定の時間以下になった場
合に、生ごみの乾燥が終了したと判定し、乾燥を終了す
る。 【0014】次に第2の実施例を図4、図5、図6を用
いて説明する。本実施例は、第1の実施例の構成に加
え、図4に示す、熱を撹はんするファン4、ファン4を
回転させるモータ9、ファンモータ駆動手段10、時間
演算手段11を有している。 【0015】厨芥の乾燥中にヒータ3をONしたままフ
ァン4の回転を停止させると、内部の温度は急激に上昇
する。厨芥の乾燥初期と乾燥終了付近では、図5に示す
ように温度上昇値が異なる。これは厨芥に含まれる水分
量の差による。従って、この性質を用いた制御、すなわ
ち、図6に示すように、一定時間のみファン4を停止さ
せ、その際の温度上昇値を測定することにより乾燥終了
を判定する。時間演算手段11とファンモータ駆動手段
10により、一定の時間、ファン4の回転を停止させ
る。ファン4の停止直後の温度と、一定時間後の温度を
温度センサ5と温度検知手段6を用いて検出する。この
温度変化値があらかじめ定められた値以上になった場
合、乾燥が終了したと判定することにより、乾燥を終了
する。 【0016】第1の参考例を図7、図8、図9を用いて
説明する。図7において、12は厨芥収納容器2の外部
に接して配置された重量センサ、13は重量センサ12
からの信号を演算する手段、14は上記手段13の演算
結果により乾燥終了を判定する終了判定手段14であ
る。 【0017】まず、乾燥初期に乾燥初期重量を重量セン
サ12を用いて測定する。この初期重量は投入する厨芥
の量によって変化する。従って、各初期重量に対応する
終了重量値をあらかじめ終了判定手段14に記憶させて
おく。図8に示すように、乾燥が進行するにしたがって
厨芥に含まれる水分等が蒸発するため、重量が減少す
る。上述した性質を利用して図9に示す制御を実行す
る。すなわち、重量が終了重量値以下になった場合、乾
燥が終了したと判定し、乾燥を終了する。 【0018】第2の参考例を図10、図11、図12に
示す。図10において、15は排水タンク、16は排水
タンク15に滴下する水を検知する水検知センサ、17
は水検知センサ16からの信号を一定時間毎の水分量に
演算する水量変化演算手段、18は水量変化演算手段の
結果から乾燥終了を判定する終了判定手段である。 【0019】厨芥の乾燥中は、厨芥に含まれる水分が蒸
発する。しかし、この水蒸気は外容器20付近で凝縮し
て液体に変化し、外容器20の壁をつたって排水パイプ
19に流れ込み、最終的には排水タンク15に溜る。し
かし、乾燥終了が近づくと、図11に示すように、厨芥
からの水分蒸発が少なくなるため、排水タンク15に水
が流れなくなる。従って、排水パイプ19中間に水を検
知する水検知センサ16を配置し、水量に応じた信号を
水量変化演算手段17に送る。水量変化演算手段17で
は、単位時間毎の水量を終了判定手段18に送る。終了
判定手段18では、単位時間毎の水量が、あらかじめ定
められた値以下になると乾燥が終了したと判定し、乾燥
を終了する。図12に本実施例の制御の流れを示してい
る。 【0020】第3の参考例を図13、図14、図15を
用いて説明する。図13において、12は排水タンク1
5の重量を測定する重量センサ、13は重量検知手段、
14は排水タンク15の重量変化から乾燥終了を判定す
る終了判定手段である。 【0021】厨芥の乾燥中は、厨芥に含まれる水分が蒸
発する。しかし、この水蒸気は液体に変化し、外容器2
0の壁をつたって排水パイプ19に流れ込み、最終的に
は排水タンク15に溜る。しかし、乾燥終了が近づく
と、図14に示すように、厨芥からの水分蒸発が少なく
なるため、排水タンク15に水が流れなくなる。従っ
て、排水タンクの重量を測定する重量センサ12を配置
し、重量に応じた信号を重量検知手段13に送る。重量
検知手段13において、単位時間あたりの重量変化結果
を終了判定手段14に送る。終了判定手段14では、単
位時間毎の重量変化が、あらかじめ定められた値以下に
なると乾燥が終了したと判定し、乾燥を終了する。図1
5に本実施例の制御の流れを示している。 【0022】 【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、厨芥の種類や量によらず乾燥処理を確実に
行うことがで、厨芥が未乾燥あるいは過乾燥になること
なく乾燥を終了させることができる。よって、適切な乾
燥終了判定により、乾燥後の水分や臭いの発生を防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す厨芥処理装置の概
略断面構成図 【図2】同実施例の乾燥時間と温度との関係を示す図 【図3】同実施例の制御内容を示す概略フローチャート 【図4】本発明の第2の実施例を示す厨芥処理装置の概
略断面構成図 【図5】同実施例のファン停止時間と温度上昇値との関
係を示す図 【図6】同実施例の制御内容を示す概略フローチャート 【図7】本発明の第1の参考例を示す厨芥処理装置の概
略断面構成図 【図8】同実施例の乾燥時間と厨芥収納容器の重量との
関係を示す図 【図9】同実施例の制御内容を示す概略フローチャート 【図10】本発明の第2の参考例を示す厨芥処理装置の
概略断面構成図 【図11】同実施例の乾燥時間と単位時間あたりの滴下
水量との関係を示す図 【図12】同実施例の制御内容を示す概略フローチャー
ト 【図13】本発明の第3の参考例を示す厨芥処理装置の
概略断面構成図 【図14】同実施例の乾燥時間と単位時間あたりの重量
との関係を示す図 【図15】同実施例の制御内容を示す概略フローチャー
ト 【図16】従来の厨芥処理装置の概略断面構成図 【符号の説明】 2 厨芥収納容器 3 ヒーター(加熱手段) 4 ファン 5 温度センサ 6 温度検出手段 8 終了判定手段 11 時間演算手段 12 重量センサ 16 水検知センサ 17 水量変化演算手段 18 終了判定手段
略断面構成図 【図2】同実施例の乾燥時間と温度との関係を示す図 【図3】同実施例の制御内容を示す概略フローチャート 【図4】本発明の第2の実施例を示す厨芥処理装置の概
略断面構成図 【図5】同実施例のファン停止時間と温度上昇値との関
係を示す図 【図6】同実施例の制御内容を示す概略フローチャート 【図7】本発明の第1の参考例を示す厨芥処理装置の概
略断面構成図 【図8】同実施例の乾燥時間と厨芥収納容器の重量との
関係を示す図 【図9】同実施例の制御内容を示す概略フローチャート 【図10】本発明の第2の参考例を示す厨芥処理装置の
概略断面構成図 【図11】同実施例の乾燥時間と単位時間あたりの滴下
水量との関係を示す図 【図12】同実施例の制御内容を示す概略フローチャー
ト 【図13】本発明の第3の参考例を示す厨芥処理装置の
概略断面構成図 【図14】同実施例の乾燥時間と単位時間あたりの重量
との関係を示す図 【図15】同実施例の制御内容を示す概略フローチャー
ト 【図16】従来の厨芥処理装置の概略断面構成図 【符号の説明】 2 厨芥収納容器 3 ヒーター(加熱手段) 4 ファン 5 温度センサ 6 温度検出手段 8 終了判定手段 11 時間演算手段 12 重量センサ 16 水検知センサ 17 水量変化演算手段 18 終了判定手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
F26B 9/06 B09B 5/00 ZABP
(72)発明者 妹尾 裕之
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 平5−118752(JP,A)
特開 平4−256482(JP,A)
特開 平2−171585(JP,A)
特開 平6−82158(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F26B 9/06
F26B 25/22
B09B 5/00 ZAB
B65F 1/00
C02F 11/12 ZAB
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 厨芥収納容器と、厨芥収納容器内の厨芥
を加熱乾燥させる加熱手段と、厨芥収納容器内部の温度
が定められた温度になるように前記加熱手段をON/O
FF制御させる駆動手段と、前記厨芥の温度を検知する
温度検知手段と、駆動手段がONする時間とOFFする
時間の周期を検知する手段と、厨芥収納容器内部の空気
を撹はんするためのファンとを備え、前記時間周期があ
る一定値以下になると乾燥終了を判定する終了判定手段
と、前記加熱手段の動作中に前記ファンを停止した際、
前記厨芥収納容器内部の温度が一定時間後に定められた
値を越えた場合に終了と判定する終了判定手段とを有し
た厨芥処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08676494A JP3435795B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 厨芥処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08676494A JP3435795B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 厨芥処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07294140A JPH07294140A (ja) | 1995-11-10 |
JP3435795B2 true JP3435795B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=13895821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08676494A Expired - Fee Related JP3435795B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 厨芥処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3435795B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5167526B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2013-03-21 | 株式会社エンビック | 有機性廃棄物処理装置 |
JP5897857B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2016-04-06 | 株式会社御池鐵工所 | 減圧発酵乾燥装置 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP08676494A patent/JP3435795B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07294140A (ja) | 1995-11-10 |
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