JP3571914B2 - 建物ユニット構造体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は強度を必要とする場合などに適用して好適な建物ユニット構造体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユニット建物は、特公昭62−62224号公報に記載されているように、運搬可能な一定の大きさの箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニットを、予め工場で製造し、これを保管し、施工現場に運搬し、施工現場で組み立てて建物となすものである。 このユニット建物は現場施工期間が短く、且つ、寸法精度のよい標準化された建物となる特徴があることから、近年、広く採用されている。
【0003】
この建物ユニットは種類が多くなると、工場で生産する種類が多くなり非効率であると同時に、施工現場での組み合わせが複雑になる。
従って、通常、幅方向の寸法をトラックに積載できる幅に合わせた寸法、例えば、約250cmにし、長さ方向の寸法を建物の単位である90cmの倍数+α(例えば24cm)、例えば約384cm、474cm、564cm等にした建物ユニットとするのが標準である。
そして、敷地や間取りの関係で、この標準建物ユニットの種類だけで対応できない場合には、特開平2−147737号公報に記載されているように、この標準建物ユニットの幅方向の寸法を約1/2とした大きさの小形建物ユニットを、この標準建物ユニットに付属させて据え付けていた。
【0004】
又、建物は通常2階建が多いから、この建物ユニットの構造の強度は2階建に必要な強度にしている。
そして、この2階建用の建物ユニットより大きな強度を必要とする3階建用の建物ユニット、積雪地用の建物ユニット、ピロティを有する建物ユニット等の特殊な建物ユニットは鋼板の厚みを大きくしたり、特公昭61−42061号公報にあるように、補強枠、間柱等の補強材を要所に設けていた。
【0005】
これらの問題を解決するものとして、特開平7−82797号公報に記載されているように、本発明者は、通常のユニット建物よりも強度を必要とする3階建て以上のユニット建物、積雪地のユニット建物などの場合は、図15に示すように、下階に、上階の建物ユニット100の幅方向を半分とした2個の小形建物ユニット100Aを並設するとユニット建物の強度が向上することを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、小形建物ユニットは、これを工場で生産する場合には、工場の生産ラインは通常の大きさの建物ユニットに合わせて建設されており、寸法の小さい小形建物ユニットをこの生産ラインで製造するのは、効率が悪く、単位床面積あたりに換算すると標準建物ユニットより若干高価になる。
【0007】
また、小形建物ユニットをそのまま並設するのでは、強度が大きくなり過ぎたり、吹き抜け、階段、玄関たたき、車庫などが取れない問題がある。
【0008】
本発明は、上記の問題に鑑み、製造効率がよく、強度的にも効率がよく、しかも階段、車庫など種々対応の可能な建物ユニット構造体及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、両側の連結側フレームと上下の連結天井フレーム及び床フレームからなる箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記連結天井フレームは両側に天井梁を有する天井フレームの複数がその天井梁を隣接させて連結されており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記連結天井フレームの天井梁と床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体である。
【0010】
請求項2に記載の本発明は、両側の連結側フレームと上下の天井フレーム及び連結床フレームからなる箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記連結床フレームは両側に床梁を有する床フレームの複数がその床梁を隣接させて連結されており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記天井フレームの天井梁と連結床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体である。
【0011】
請求項3に記載の本発明は、両側の連結側フレームと上下の天井フレーム及び床フレームからなる箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記天井フレームの天井梁と床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体である。
【0012】
請求項4に記載の本発明は、両側の連結側フレームと上方の天井フレームとからなる下方開放の箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、対応する上記天井フレームの天井梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体である。
【0013】
請求項5に記載の本発明は、両側の連結側フレームと下方の床フレームとからなる上方開放の箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、対応する上記床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体である。
【0014】
請求項6に記載の本発明は、上記請求項1に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造するとともに、上記請求項1に対応する連結天井フレームを予め天井フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、上記連結天井フレームの天井梁を連結し、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、床フレームの床梁を連結して請求項1の建物ユニット構造体を形成することを特徴とする建物ユニット構造体の製造方法である。
【0015】
請求項7に記載の本発明は、上記請求項2に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造するとともに、上記請求項2に対応する連結床フレームを予め床フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、天井フレームの天井梁を連結し、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、上記連結床フレームの床梁を連結して請求項2の建物ユニット構造体を形成することを特徴とする建物ユニット構造体の製造方法である。
【0016】
請求項8に記載の本発明は、上記請求項3〜5のいずれか1項に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱に、天井フレームの天井梁と床フレームの床梁の両者又はいずれか一方を連結して請求項3〜5のいずれか1項記載の建物ユニット構造体を形成することを特徴とする建物ユニット構造体の製造方法である。
【0017】
上記本発明における各フレーム、柱、天井梁、床梁としては、鋼製、木製、或いは両者の併用のものが使用できるが、鋼製を主体とするものが強度や寸法精度が出し易かったり、連結が容易であるので好ましい。
【0018】
(作用)
請求項1に記載の本発明のユニット構造体は、両側の連結側フレームと連結天井フレーム及び床フレームからなり、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記連結天井フレームは両側に天井梁を有する天井フレームの複数がその天井梁を隣接させて連結されており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記連結天井フレームの天井梁と床フレームの床梁が連結されてなるから、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにできるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。連結天井フレームは複数の天井梁で補強されることになり、上方の荷重を受けるとともにシャンデリアなど重量物を取り付け可能である。更に床フレームが通常の建物ユニットの床フレームと同様の構造になっているから、ここに床下収納庫等を設けることも可能である。
【0019】
請求項2に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の連結側フレームと上下の連結天井フレーム及び床フレームからなり、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記連結床フレームは両側に床梁を有する床フレームの複数がその床梁を隣接させて連結されており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記天井フレームの天井梁と連結床フレームの床梁が連結されてなるから、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと略同等の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにできるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。連結床フレームは複数の床梁で補強されることになり、ピアノなど重量物が載置可能である。更に天井フレームが通常の建物ユニットの天井フレームと同様の構造になっているから、ここに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。
【0020】
請求項3に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の連結側フレームと上下の天井フレーム及び床フレームからなり、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側に天井梁を有しており、上記床フレームは両側に床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記天井フレームの天井梁と床フレームの床梁が連結されてなるから、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと略同等の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにできるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。天井フレームが通常の建物ユニットの天井フレームと同様の構造になっているから、ここに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。更に床フレームが通常の建物ユニットの床フレームと同様の構造になっているから、ここに床下収納庫等を設けることも可能である。
【0021】
請求項4に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の連結側フレームと天井フレームからなる下方開放の箱形状であり、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側に天井梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、対応する上記天井フレームの天井梁が連結されてなるから、両側の側フレームと上部の天井フレームとからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと略同等の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにできるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。天井フレームが通常の建物ユニットの天井フレームと同様の構造になっているから、ここに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。更に床フレームがないから、ここに車庫、玄関タタキ等を設けることも可能である。
【0022】
請求項5に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の連結側フレームと下方の床フレームとからなる上方開放の箱形状であり、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記床フレームは両側に床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、対応する上記床フレームの床梁が連結されてなるから、両側の側フレームと下部の床フレームとからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにできるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。床フレームが通常の建物ユニットの床フレームと同様の構造になっているから、ここに床下収納庫等を設けることも可能である。更に天井フレームがないから、室内空間を高くできたり、大きな傾斜天井、船形天井等を設けることも可能である。
【0023】
請求項6に記載の本発明の建物ユニット構造体の製造方法は、上記請求項1に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造するとともに、上記請求項1に対応する連結天井フレームを予め天井フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、上記連結天井フレームの天井梁を連結し、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、床フレームの床梁を連結して請求項1の建物ユニット構造体を形成するから、個々に側フレームと天井フレームと床フレームを連結して小形建物ユニットなどを製造してから、これらを連結する場合に比べ、通常の製造設備が利用でき、効率的なものとなる。
【0024】
請求項7に記載の本発明の建物ユニット構造体の製造方法は、上記請求項2に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造するとともに、上記請求項2に対応する連結床フレームを予め床フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、天井フレームの天井梁を連結し、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、上記連結床フレームの床梁を連結して請求項2の建物ユニット構造体を形成するするから、個々に側フレームと天井フレームと床フレームを連結して小形建物ユニットなどを製造してから、これらを連結する場合に比べ、通常の製造設備が利用でき、効率的なものとなる。
【0025】
請求項8に記載の本発明の建物ユニット構造体の製造方法は、上記請求項3〜5のいずれか1項に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱に、天井フレームの天井梁と床フレームの床梁の両者又はいずれか一方を連結して請求項3〜5のいずれか1項記載の建物ユニット構造体を形成するから、個々に側フレームと天井フレームと床フレームを連結して小形建物ユニットなどを製造してから、これらを連結する場合に比べ、通常の製造設備が利用でき、効率的なものとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1から図5は本発明の実施例1から実施例5の建物ユニット構造体を示す斜視図、図6は実施例1の建物ユニット構造体の製造方法を示す説明図、図7は柱の連結部を示す断面図、図8は連結天井フレームを示す断面図、図9は連結床フレームを示す断面図、図10は連結側フレームの製造方法を示す説明図である。
【0027】
図1に示す実施例1の建物ユニット構造体102は、両側の連結側フレーム10、10と上下の連結天井フレーム20及び床フレーム31Aからなる箱形状になっている。この建物ユニット構造体の大きさは、幅が約250cm、長さが約564cm、高さが約283cmであり、標準の建物ユニット構造体と同じ大きさになっている。
【0028】
上記連結側フレーム10は、両側に鋼管製の柱12、12を有し、この柱12の上下に溝形鋼製の天井梁13、溝形鋼製の床梁14が鋼製の連結片15を介して溶接によりラーメン構造に連結さて4角形状のフレームが形成された2個の側フレーム11、11が、その柱12、12を隣接させて連結されている。柱12、12の連結は、柱12の上下で、図7に示すように鋼製の柱間スペーサー16を介して溶接により連結されている。したがって、連結側フレーム10の全体がラーメン構造になっている。上記連結天井フレーム20は、両側に溝形鋼製の天井梁22、22を有しこれらに木製の天井小梁23が連結されてフレームが形成された2個の天井フレーム21、21が、その天井梁22、22を隣接させて連結されている。天井梁22、22の連結は、図8に示すように鋼製の連結プレート24とボルトナット25により複数箇所で連結されている。
【0029】
上記床フレーム31Aは、両側に鋼製の床梁32、32を有しこれらに鋼製の床小梁33が連結されてフレームが形成されており、標準の建物ユニットの床フレームと同じになっている。
【0030】
上記両側の連結側フレーム10、10の各柱12の上下に、対応する上記連結天井フレーム20の各天井梁22と床フレーム31Aの各床梁32が鋼製の連結片26、36を溶接することによりラーメン構造に連結されて建物ユニット構造体102が形成されている。したがって、建物ユニット構造体102の全体がラーメン構造になっている。
【0031】
この建物ユニット構造体102を工場生産する手順について説明する。
連結側フレーム10、連結天井フレーム20、床フレーム31Aをそれぞれ製造してから、これらを組立て連結する。
【0032】
連結側フレーム10は、図10に示すように、中央に位置する柱12、12を柱間スペーサー16を介して溶接により連結しておき、これを治具(図示せず)にセットし、その両側に柱12、12をセットし、その間に両端に連結片15の溶接された天井梁13と床梁14をセットし、柱12と連結片15とを溶接する。
連結天井フレーム20は、天井梁22、22間に天井小梁23を連結して予め天井フレーム21を予め製造しておき、これを2個並べ、図8に示すように連結プレート24とボルトナット25で連結して大きなフレームとする。
床フレーム31Aは、床梁32、32間に標準の長さの床小梁33を連結して予め製造しておく。
【0033】
このように、連結側フレーム10、連結天井フレーム20、床フレーム31Aをそれぞれ予め製造すると、これらの各フレーム10、20、31Aは標準の大きさの建物ユニットのフレームと同じ大きさになるので、既存の設備を用いて、標準の建物ユニット構造体と同様に製造することがでる。つまり、図6に示すように、両側に連結側フレーム10、10をセットし、上下に連結天井フレーム20、床フレーム31Aをセットし、それぞれ対応する連結側フレーム10の柱12の上下に天井梁22、床梁32を連結し、箱形の建物ユニット構造体102を組み立て形成する。
【0034】
そして、製造された建物ユニット構造体102は、次の生産ラインにおいて、通常の建物ユニット構造体と同様に、天井を張ったり、床板を張ったり、キッチンや階段を組み込んだりして建物ユニットを製造することができる。
【0035】
この実施例2の建物ユニット構造体102は、全体がラーメン構造になっており強度が大きく、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさであるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。
連結天井フレーム20は複数の天井梁22で補強されることになり、上方の荷重を受けるとともにシャンデリアなど重量物を取り付け可能である。更に床フレーム31Aが通常の大きさの建物ユニットの床フレームと同様の構造になっているから、ここに床下収納庫等を設けることも可能である。
【0036】
図2に示す実施例2の建物ユニット構造体103は、両側の連結側フレーム10、10と上下の天井フレーム21A及び連結床フレーム30からなる箱形状になっている。この建物ユニット構造体の大きさは、幅が約250cm、長さが約564cm、高さが約283cmであり、標準の建物ユニット構造体と同じ大きさになっている。
【0037】
上記連結側フレーム10は、実施例1と同様に全体がラーメン構造になっている。上記連結床フレーム30は、実施例1と同様の構造になっている。
【0038】
上記天井フレーム21Aは、両側に鋼製の天井梁22、22を有しこれらに木製の床小梁23が連結されてフレームが形成されており、標準の建物ユニットの床フレームと同じになっている。
上記連結床フレーム30は、両側に溝形鋼製の床梁32、32を有しこれらに鋼管製の床小梁33が連結されてフレームが形成された2個の床フレーム31、31が、その床梁32、32を隣接させて連結されいる。床梁32、32の連結は、図9に示すように鋼製の連結プレート34とボルトナット35により複数箇所で連結されている。
【0039】
上記両側の連結側フレーム10、10の各柱12の上下に、対応する上記天井フレーム21Aの各天井梁22と連結床フレーム30の各床梁32が鋼製の連結片26、36を溶接することによりラーメン構造に連結されて建物ユニット構造体103が形成されている。したがって、建物ユニット構造体103の全体がラーメン構造になっている。
【0040】
この建物ユニット構造体103を工場生産する手順について説明する。
連結側フレーム10、天井フレーム21A、連結床フレーム30をそれぞれ製造してから、これらを組立て連結する。
【0041】
連結側フレーム10と連結床フレーム30は、実施例1と同様にして予め製造しておく。天井フレーム21Aは、天井梁22、22間に標準の長さの天井小梁23を連結して予め製造しておく。
【0042】
このように、連結側フレーム10、天井フレーム21A、連結床フレーム30をそれぞれ予め製造すると、これらの各フレーム10、21A、30は標準の大きさの建物ユニットのフレームと同じ大きさになるので、既存の設備を用いて、標準の建物ユニット構造体と同様に製造することがでる。つまり、両側に連結側フレーム10、10をセットし、上下に天井フレーム21A、連結床フレーム30をセットし、それぞれ対応する連結側フレーム10の柱12の上下に天井梁22、床梁32を連結し、箱形の建物ユニット構造体103を組み立て形成する。
【0043】
そして、製造された建物ユニット構造体103は、次の生産ラインにおいて、通常の建物ユニット構造体と同様に、天井を張ったり、床板を張ったり、キッチンや階段を組み込んだりして建物ユニットを製造することができる。
【0044】
この実施例2の建物ユニット構造体103は、全体がラーメン構造になっており強度が大きく、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさであるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。
連結床フレーム30は複数の床梁32で補強されることになり、ピアノなど重量物が載置可能である。更に天井フレーム21Aが通常の大きさの建物ユニットの天井フレームと同様の構造になっているから、ここに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。
【0045】
図3に示す実施例3の建物ユニット構造体104は、両側の連結側フレーム10、10と上下の天井フレーム21A及び床フレーム31Aからなる箱形状になっている。この建物ユニット構造体の大きさは、幅が約250cm、長さが約564cm、高さが約283cmであり、標準の建物ユニット構造体と同じ大きさになっている。
【0046】
上記連結側フレーム10は、実施例1と同様に全体がラーメン構造になっている。上記天井フレーム21Aは、実施例2と同様の構造になっている。上記床フレーム31Aは、実施例1と同様の構造になっている。
【0047】
上記両側の連結側フレーム10、10の各柱12の上下に、対応する上記天井フレーム21Aの各天井梁22と床フレーム31Aの各床梁32が鋼製の連結片26、36を溶接することによりラーメン構造に連結されて建物ユニット構造体104が形成されている。したがって、建物ユニット構造体104の全体がラーメン構造になっている。
【0048】
この建物ユニット構造体104を工場生産する手順について説明する。
連結側フレーム10、天井フレーム21A、床フレーム31Aをそれぞれ製造してから、これらを組立て連結する。
【0049】
連結側フレーム10は実施例1と同様にし、天井フレーム21Aは実施例2と同様にし、床フレーム31Aは実施例1と同様にして予め製造しておく。
【0050】
このように、連結側フレーム10などをそれぞれ予め製造すると、これらの各フレームは標準の大きさの建物ユニットのフレームと同じ大きさになるので、既存の設備を用いて、標準の建物ユニット構造体と同様に製造することができる。つまり、両側に連結側フレーム10、10をセットし、上下に天井フレーム21A、床フレーム31Aをセットし、それぞれ対応する連結側フレーム10の柱12の上下に天井梁22、床梁32を連結し、箱形の建物ユニット構造体104を組み立て形成する。
【0051】
そして、製造された建物ユニット構造体104は、次の生産ラインにおいて、通常の建物ユニット構造体と同様に、天井を張ったり、床板を張ったり、キッチンや階段を組み込んだりして建物ユニットを製造することができる。
【0052】
この実施例3の建物ユニット構造体104は、全体がラーメン構造になっており強度が大きく、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等の強度が発揮され、しかも標準的な大きさであるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。
天井フレーム21Aが通常の大きさの建物ユニットの天井フレームと同様の構造になっているから、ここに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。更に床フレーム31Aが通常の大きさの建物ユニットの床フレームと同様の構造になっているから、ここに床下収納庫等を設けることも可能である。
【0053】
図4に示す実施例4の建物ユニット構造体105は、両側の連結側フレーム10、10と上部の天井フレーム21Aからなる下方開放の箱形状になっている。この建物ユニット構造体の大きさは、幅が約250cm、長さが約564cm、高さが約283cmであり、標準の建物ユニット構造体と同じ大きさになっている。
【0054】
上記連結側フレーム10は、実施例1と同様に全体がラーメン構造になっている。上記天井フレーム21Aは、実施例2と同様の構造になっている。
上記両側の連結側フレーム10、10の各柱12の上部に、対応する上記天井フレーム21Aの各天井梁22が鋼製の連結片26を溶接することによりラーメン構造に連結されて建物ユニット構造体105が形成されている。したがって、建物ユニット構造体105の上半部はラーメン構造になっている。
【0055】
この建物ユニット構造体105を工場生産する手順について説明する。
連結側フレーム10を実施例1と同様にし、天井フレーム21Aを実施例3と同様にし、それぞれ予め製造してから、これらを組立て連結する。
【0056】
このように、連結側フレーム10などを予め製造すると、各フレームは標準の大きさの建物ユニットのフレームと同じ大きさになるので、既存の設備を用いて、標準の建物ユニット構造体と同様に製造することがでる。つまり、両側に連結側フレーム10、10をセットし、上部に天井フレーム21Aをセットし、それぞれ対応する連結側フレーム10の柱12の上部に天井梁22を連結し、下方開放の箱形の建物ユニット構造体105を組み立て形成する。
【0057】
そして、製造された建物ユニット構造体105は、次の生産ラインにおいて、通常の建物ユニット構造体と同様に、天井板を張ったりして建物ユニットを製造することができる。
【0058】
この実施例4の建物ユニット構造体105は、上半部がラーメン構造になっており強度が大きく、両側の側フレームと上部の天井フレームとからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさであるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。
天井フレーム21Aが通常の大きさの建物ユニットの天井フレームと同様の構造になっているから、ここに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。更に床フレームがないから、ここに車庫、玄関タタキ等を設けることも可能である。
【0059】
図5に示す実施例5の建物ユニット構造体106は、両側の連結側フレーム10、10と下部の床フレーム31Aからなる上方開放の箱形状になっている。この建物ユニット構造体の大きさは、幅が約250cm、長さが約564cm、高さが約283cmであり、標準の建物ユニット構造体と同じ大きさになっている。
【0060】
上記連結側フレーム10は、実施例1と同様に全体がラーメン構造になっている。上記床フレーム31Aは、実施例1と同様の構造になっている。
上記両側の連結側フレーム10、10の各柱12の下部に、対応する上記床フレーム31Aの各床梁32が鋼製の連結片36を溶接することによりラーメン構造に連結されて建物ユニット構造体106が形成されている。したがって、建物ユニット構造体106の下半部はラーメン構造になっている。
【0061】
この建物ユニット構造体106を工場生産する手順について説明する。
連結側フレーム10を実施例1と同様にし、床フレーム31Aを実施例1と同様にし、それぞれ予め製造してから、これらを組立て連結する。
【0062】
このように、連結側フレーム10などを予め製造すると、各フレームは標準の大きさの建物ユニットのフレームと同じ大きさになるので、既存の設備を用いて、標準の建物ユニット構造体と同様に製造することがでる。つまり、両側に連結側フレーム10、10をセットし、下部に床フレーム31Aをセットし、それぞれ対応する連結側フレーム10の柱12の下部に床梁32を連結し、上方開放の箱形の建物ユニット構造体106を組み立て形成する。
【0063】
そして、製造された建物ユニット構造体106は、次の生産ラインにおいて、通常の建物ユニット構造体と同様に、床板を張ったり、キッチンや階段を組み込んだりして建物ユニットを製造することができる。
【0064】
この実施例5の建物ユニット構造体106は、下半部がラーメン構造になっており強度が大きく、両側の側フレームと下部の床フレームとからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさであるので、通常の建物ユニットの製造設備で製造でき、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。
床フレーム31Aが通常の大きさの建物ユニットの床フレームと同様の構造になっているから、ここに床下収納庫等を設けることも可能である。更に天井フレームがないから、室内空間を高くできたり、大きな傾斜天井、船形天井等を設けることも可能である。
【0065】
上述のように、建物ユニット構造体102〜106の製造方法は、それぞれ対応する連結側フレーム10、連結天井フレーム20、連結床フレーム30を、予めそれぞれの側フレーム11、天井フレーム21、床フレーム31の2個を連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレーム10の柱12に、対応する上記天井梁22、床梁32を連結して箱形状に形成するから、個々に側フレーム11と天井フレーム21と床フレーム31を連結して小形建物ユニットなどを製造してから、これらを2個連結する場合に比べ、通常の製造設備が利用でき、効率的なものとなる。
【0066】
上述のような建物ユニット構造体102〜106をユニット建物の1階に配置したり、また、強度を必要とする場合や吹き抜けを設けたいなどその用途により必要とする位置に設置すれば、ユニット建物の強度が向上したり、建物として使い易いものとなる。
【0067】
以上、本発明の実施の形態を図面とともに詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、側フレーム11、天井フレーム21、床フレーム31として更に幅の狭いものを採用し、これらの3個以上を連結して、連結側フレーム10、連結天井フレーム20、連結床フレーム30としてもよい。この場合は、更に製造される建物ユニット構造体の強度が大きいものとなる。
また、柱は鋼管製に限らず、H鋼などでも良く、天井梁、床梁は、溝形鋼製に限らず、角管、H形等であっても良い。また、建物ユニットの柱と梁との接合は、溶接で剛接合する他、高力ボルトを用いた摩擦接合で剛接合するなどの手段により柱と梁とをラーメン構造に接合するものや、通常のボルト接合であって剛接合に近い強度を発揮するもの等であっても良い。
【0068】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明のユニット構造体は、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにでき、通常の建物ユニットの製造設備で製造ができ、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。連結天井フレームは複数の天井梁で補強され、上方の荷重を受けるとともにシャンデリアなど重量物を取り付けることが可能である。更に連結床フレームは複数の床梁で補強され、ピアノなど重量物が載置可能である。
【0069】
請求項2に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと略同等の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにでき、通常の建物ユニットの製造設備で製造ができ、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。連結床フレームは複数の床梁で補強され、ピアノなど重量物が載置可能である。更に天井フレームに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。
【0070】
請求項3に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の側フレームと上下の天井フレームと床フレームからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと略同等の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにでき、通常の建物ユニットの製造設備で製造ができ、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。天井フレームに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。更に床フレームに床下収納庫等を設けることもも可能である。
【0071】
請求項4に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の側フレームと上部の天井フレームとからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにでき、通常の建物ユニットの製造設備で製造ができ、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。天井フレームに吹き抜けや階段等を設けることも可能である。更に床フレームがないから、ここに車庫、玄関タタキ等を設けることが可能である。
【0072】
請求項5に記載の本発明の建物ユニット構造体は、両側の側フレームと下部の床フレームとからなる小形建物ユニットが複数並設されたものと同等以上の強度が発揮され、しかも標準的な大きさにでき、通常の建物ユニットの製造設備で製造ができ、効率的である。また、運搬も複数の小形建物ユニットを運搬する場合に比べて効率がよい。床フレームに床下収納庫等を設けることもも可能である。更に天井フレームがないから、室内空間を高くできたり、大きな傾斜天井、船形天井等を設けることが可能である。
【0073】
請求項6〜8に記載の本発明の建物ユニットの製造方法は、個々に側フレームと天井フレームと床フレームを連結して小形建物ユニットなどを製造してから、これらを連結する場合に比べ、通常の製造設備が利用でき、効率的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例1の建物ユニット構造体を示す斜視図である。
【図2】図2は本発明の実施例2の建物ユニット構造体を示す斜視図である。
【図3】図3は本発明の実施例3の建物ユニット構造体を示す斜視図である。
【図4】図4は本発明の実施例4の建物ユニット構造体を示す斜視図である。
【図5】図5は本発明の実施例5の建物ユニット構造体を示す斜視図である。
【図6】図6は本発明の実施例1の建物ユニット構造体の製造方法を示す説明図である。
【図7】図7は柱の連結部を示す断面図である。
【図8】図8は連結天井フレームを示す断面図である。
【図9】図9は連結床フレームを示す断面図である。
【図10】図10は連結側フレームの製造方法を示す説明図である。
【図11】図11は従来のユニット建物の組立て状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 連結フレーム
11 側フレーム
12 柱
16 柱間スペーサー
20 連結天井フレーム
21、21A 天井フレーム
22 天井梁
24 連結ボルト
25 ボルトナット
30 連結床フレーム
31、31A 床フレーム
32 床梁
34 連結プレート
35 ボルトナット
Claims (8)
- 両側の連結側フレームと上下の連結天井フレーム及び床フレームからなる箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記連結天井フレームは両側に天井梁を有する天井フレームの複数がその天井梁を隣接させて連結されており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記連結天井フレームの天井梁と床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体。
- 両側の連結側フレームと上下の天井フレーム及び連結床フレームからなる箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記連結床フレームは両側に床梁を有する床フレームの複数がその床梁を隣接させて連結されており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記天井フレームの天井梁と連結床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体。
- 両側の連結側フレームと上下の天井フレーム及び床フレームからなる箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上下に、対応する上記天井フレームの天井梁と床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体。
- 両側の連結側フレームと上方の天井フレームとからなる下方開放の箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記天井フレームは両側のみに天井梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、対応する上記天井フレームの天井梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体。
- 両側の連結側フレームと下方の床フレームとからなる上方開放の箱形状の建物ユニット構造体であって、上記連結側フレームは両側に柱を有する側フレームの複数がその柱を隣接させて連結されており、上記床フレームは両側のみに床梁を有しており、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、対応する上記床フレームの床梁が連結されてなることを特徴とする建物ユニット構造体。
- 上記請求項1に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造するとともに、上記請求項1に対応する連結天井フレームを予め天井フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、上記連結天井フレームの天井梁を連結し、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、床フレームの床梁を連結して請求項1の建物ユニット構造体を形成することを特徴とする建物ユニット構造体の製造方法。
- 上記請求項2に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造するとともに、上記請求項2に対応する連結床フレームを予め床フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱の上部に、天井フレームの天井梁を連結し、上記両側の連結側フレームの柱の下部に、上記連結床フレームの床梁を連結して請求項2の建物ユニット構造体を形成することを特徴とする建物ユニット構造体の製造方法。
- 上記請求項3〜5のいずれか1項に対応する連結側フレームを予め側フレームを連結することにより製造し、その後、上記両側の連結側フレームの柱に、天井フレームの天井梁と床フレームの床梁の両者又はいずれか一方を連結して請求項3〜5のいずれか1項記載の建物ユニット構造体を形成することを特徴とする建物ユニット構造体の製造方法。
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