JP3112312U - 鋼製プレファブ建物 - Google Patents

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稔 高柳
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株式会社興和工業
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Abstract

【課題】 切妻屋根を低コストで運搬することのできると共に現場の工期をより短縮することのできるプレファブ建物を提供することを課題とする。
【解決手段】 工場にて、本柱、間柱、筋交い及び壁板からなるパネル状の壁11、12、13、14を製造する。また、工場にて、梁、桁、筋交い及び屋根材からなるパネル状の屋根半体15、16を製造する。そして、屋根半体15、16同士を繋ぐためのV字金具17、17及びタイロッド18、18を製造する。加えて、雨仕舞いのために屋根カバー19を準備する。
【効果】 工場で平板パネル状に屋根半体を製造し、出荷する。したがって、運搬コストを圧縮することができる。従来の骨組が不要であり、骨組の据え付け工程を省くことができる。すなわち、パネル状の壁を立て、これらの壁に屋根を載せるだけ、組み付けを終えることができ、現場での工期を大幅に短縮することができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、鋼製プレファブ建物の改良に関するものである。
在来の工法では、基礎に土台を敷き、この土台に柱を立て、これらの柱の上に屋根を掛け、壁や屋根を仕上げる。そのために、現場での工数が嵩む。
そこで、壁や屋根を予め工場で製造し、現場で単に組み立てるところのプレファブ工法が提案されてきた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−316076公報(図1、図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の技術の基本構成を説明する図である。
(a)にて、形鋼を組み合わせてなる骨組101、4枚の壁102〜105、3枚の分割屋根106〜108及び2枚の二階床109、110を工場で製造し、現場に持ち込む。
現場では、骨組101を基礎に固定し、この骨組101に壁102〜105、分割屋根106〜108及び二階床109、110を取り付ける。
(b)は完成したプレファブ建物100を示す。
図8は建築要素の従来の運搬方法を示す図である。
(a)に示すとおり、壁102〜105、分割屋根106〜108及び二階床109、110は、平板状パネルであるため、トラック111に平積み状態で載せることができる。そのため、運搬賃は安くなる。
なお、図7で説明したプレファブ建物100は、陸屋根又は片流れ屋根であるから、分割屋根106〜108の運搬は容易である。
しかし、建物には切妻屋根が多く採用される。
図8(b)は従来の切妻屋根112の運搬形態を示し、切妻屋根112では、屋根半体113と屋根半体114とを突き合わせて、V字形にするが、突き合わせ部115を丈夫にする必要があるため、工場では切妻屋根112を一体的に製造する。そして、トラック111で運搬する。なお、屋根巾が大きい場合には、裾を分離する。この場合であっても、要部は切妻屋根112と同形になる。
図から明らかなように、切妻屋根112は上へ凸であるため、積載効率が悪く、運搬費用が嵩む。
そこで、切妻屋根を低コストで運搬することのできるプレファブ建物が必要となる。
また、従来のプレファブ建物は、図7で説明したとおりに骨組101が必須であった。骨組101を据える工程と、骨組101に壁102〜105、分割屋根106〜108及び二階床109、110を取り付ける組み付け工程とが必要である。2工程が必要であるため、プレファブの割には工期が長く、工期の短縮化が求められる。
本考案は、切妻屋根を低コストで運搬することのできると共に現場の工期をより短縮することのできるプレファブ建物を提供することを課題とする。
請求項1に係る考案は、壁及び屋根を、予め工場で製造し、現場で組み立てる鋼製プレファブ建物において、
前記屋根は、切妻屋根であって、工場で製造した2枚の屋根半体と、これらの屋根半体を現場で突き合わせたときに屋根半体同士を繋ぐV字金具と、屋根半体を現場で突き合わせたときに屋根半体の中間部同士を繋ぐタイロッドとからなり、
前記壁と共に前記屋根半体を、工場から現場へ平積み状態で運搬できるように、屋根を構成したことを特徴とする。
工場で平板パネル状に屋根半体を製造し、出荷する。現場の空き地でV字金具で屋根半体同士で結合し、屋根半体同士の中間部をタイロッドで連結する。これで、切妻屋根が完成する。この切妻屋根をレッカークレーンで吊り上げて、壁の上に載せる。屋根半体と壁をボルトで連結し、雨仕舞いを施工することで、鋼製プレファブ建物が完成する。
請求項2に係る考案は、本柱、間柱、筋交い及び壁板からなり予め工場でパネル状に構成した壁と、梁、桁、筋交い及び屋根材からなり予め工場で製造した屋根半体と、前記壁同士若しくは前記屋根半体と壁とを結合するボルトとからなり、
前記壁と共に前記屋根半体を、工場から現場へ平積み状態で運搬できるように、パネル状にしたことを特徴とする。
請求項1に係る考案では、工場で平板パネル状に屋根半体を製造し、出荷する。したがって、運搬コストを圧縮することができる。
請求項2に係る考案では、壁は本柱、間柱、筋交い及び壁板からなり予め工場でパネル状に構成し、屋根は梁、桁、筋交い及び屋根材からなり予め工場でパネル状に構成した。
従来の骨組が不要であり、骨組の据え付け工程を省くことができる。すなわち、請求項2によれば、パネル状の壁を立て、これらの壁に屋根を載せるだけで組み付けを終えることができ、現場での工期を大幅に短縮することができる。
本考案を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本考案に係るプレファブ建物の分解斜視図であり、工場にて、本柱、間柱、筋交い及び壁板からなるパネル状の壁11、12、13、14を製造する。また、工場にて、梁、桁、筋交い及び屋根材からなるパネル状の屋根半体15、16を製造する。そして、屋根半体15、16同士を繋ぐためのV字金具17、17及びタイロッド18、18を製造する。加えて、雨仕舞いのために屋根カバー19を準備する。
なお、本考案で、屋根半体とは屋根の半分を意味する。
図2は本考案に係る建築要素の運搬説明図であり、トラック21にパネル状の屋根半体15、16、パネル状の壁11〜14を平積み状態で積む。この状態で工場から現場へ運搬する。壁11〜14だけでなく、屋根半体15、16も同時に運搬できるため、運搬費用を圧縮することができる。
以下、現場における作業を順に説明する。
図3は本考案に係る壁の施工図である。
(a)にて、基礎22(土台がある場合は土台)に、壁11、12を立て、アンカーボルト25、25又はボルトで固定する。
(b)にて、妻側の壁14を立て、基礎22にアンカーボルト25、25又はボルトで固定する。さらに、壁14を隣接する壁11、12に金具やボルトで連結する。図1に示す壁13も同様である。
図4は本考案に係る屋根の地組図である。なお、ここでの地組は、現場付近の空き地で予め組み立てることを意味する。
(a)にて、トラック21の荷台に残っていた屋根半体15、16を降ろす。
(b)に示すように、地面26にストッパーブロック27及び支持ブロック28、29を置き、先ず、一方の屋根半体15をセットする。次に、他方の屋根半体16を白抜き矢印のごとく寄せて、屋根半体15に当てる。
(c)にて、屋根半体15、16の突き合わせ部をV字金具17、17(一方の17は屋根の奥側)で連結する。そして、屋根半体15、16の中間部同士をタイロッド18、18(一方の18は奥側)で連結する。これで、(b)に示すブロック28、29が無くとも、屋根30を自立させることができる。ただし、完全な耐久性は無い。
なお、タイロッド18、18は2以上であれば、本数は任意である。
図5は本考案に係る屋根の上架説明図であり、地組した屋根30をレッカークレーン31で吊り上げ、図3(b)で施工済みの壁11〜14の上に載せ、金具及びボルトで壁11〜14に屋根30を連結する。これで、屋根30は十分な耐久性を発揮する。
図6は本考案に係る鋼製プレファブ建物の完成図であり、屋根30の頂部に屋根カバー19を載せ、固定することで、建物が完成する。
従来の骨組が不要であり、骨組の据え付け工程を省くことができる。すなわち、本考案によれば、パネル状の壁11〜14を立て、これらの壁11〜14に地組した屋根30を載せるだけで主たる組み付けを終えることができ、現場での工期を大幅に短縮することができる。
尚、本考案は、平屋の倉庫状の建物を例示したが、二階や三階の建物、床を敷いた住居やオフィスにも適用できる。したがって、建物の用途は格別に限定しない。
本考案は、切妻屋根を含むプレファブ建物に好適である。
本考案に係るプレファブ建物の分解斜視図である。 本考案に係る建築要素の運搬説明図である。 本考案に係る壁の施工図である。 本考案に係る屋根の地組図である。 本考案に係る屋根の上架説明図である。 本考案に係る鋼製プレファブ建物の完成図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。 建築要素の従来の運搬方法を示す図である。
符号の説明
11〜14…壁、15、16…屋根半体、17…V字金具、18…タイロッド、21…トラック。

Claims (2)

  1. 壁及び屋根を予め工場で製造し、現場で組み立てる鋼製プレファブ建物において、
    前記屋根は、切妻屋根であって、工場で製造した2枚の屋根半体と、これらの屋根半体を現場で突き合わせたときに屋根半体同士を繋ぐV字金具と、屋根半体を現場で突き合わせたときに屋根半体の中間部同士を繋ぐタイロッドとからなり、
    前記壁と共に前記屋根半体を、工場から現場へ平積み状態で運搬できるように、屋根を構成したことを特徴とする鋼製プレファブ建物。
  2. 本柱、間柱、筋交い及び壁板からなり予め工場でパネル状に構成した壁と、梁、桁、筋交い及び屋根材からなり予め工場で製造した屋根半体と、前記壁同士若しくは前記屋根半体と壁とを結合するボルトとからなり、
    前記壁と共に前記屋根半体を、工場から現場へ平積み状態で運搬できるように、パネル状にしたことを特徴とする鋼製プレファブ建物。
JP2005002508U 2005-04-21 2005-04-21 鋼製プレファブ建物 Expired - Lifetime JP3112312U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108661397A (zh) * 2018-06-06 2018-10-16 刘全义 装配式平房仓及其建造方法
CN113931293A (zh) * 2021-09-16 2022-01-14 中津华海建设工程有限公司 一种装配式建筑

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