JP3570168B2 - 小勢力端子、通信機器及びハンズフリーインターホン - Google Patents
小勢力端子、通信機器及びハンズフリーインターホン Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小勢力端子、通信機器、ハンズフリーインターホンに関し、特に、部品点数を少なくし且つ組立作業を容易にした小勢力端子、この小勢力端子を用いた通信機器、この小勢力端子を用いたハンズフリーインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、玄関に設けられたドアホン子器と室内親器とを備え、ドアホン子器と室内親器との間で通話が行えるようにしたインターホンシステム等の種々の通信機器が開発されている。図7は、そのようなインターホンシステムの一例を概略的に示す構成図であり、このインターホンシステムAは、玄関等に設けられ、カメラ11a、呼出スイッチ11b、通話のためのマイク(図示せず)及びスピーカ11c等を備えるドアホン子器11と、ドアホン子器11のカメラが撮像した映像を表示するモニターテレビ12a、モニターテレビ12aをオンにするモニタースイッチ12b等を備えるテレビユニット12と、ドアホン子器11と通話をするための通話ボタン13a、通話のためのマイク(図8(c)に示すマイク13b)及びスピーカ13c等を備える親器13を備える。
【0003】
尚、このインターホンシステムAには、更に、親器13と同様の構成を有する副親器14を1以上増設できるようになっている。このインターホンシステムAでは、親器13として、ハンズフリーインターホンを採用しているので、例えば、不意に来客があって、室内にいる応対者の両手がふさがっていても、親器13の通話ボタン13aを押すだけで、来客と、受話器なしに対話したり、また、副親器14を増設すれば、親器13の通話ボタン13aを押したり、副親器14の通話ボタン14aを押すだけで、受話器なしに、親器13と副親器14との間の通話ができるようになっている。
【0004】
図8は、親器13の外観を更に詳しく説明する図であり、親器13は、カバーCとベースBとを備え、カバーCとベースBとの内部に、親器13を動作させる電子部品(図10に示す電子部品d、・・・、d)が実装された回路基板(図10に示す回路基板16)や、スピーカ13c等が内蔵された構成になっている。尚、図8(c)中、13fで示す部材装置は、呼出音のボリュームを調整する調整つまみを示している。
【0005】
図9は、ベースBを外側から見た概略的な平面図を示しており、ベースBには、親器13をドアホン子器11等に接続する端子を収容する小勢力端子101が設けられている。そして、従来の小勢力端子101は、図9及び図10に示すように、ベースBに一体成形され、小勢力信号線の導電先端部の各々を接続ネジv1、・・・、v1を用いて固着させる導電端子台s、・・・、sのそれぞれを独立させて収容する複数の区画壁空間102b、・・・、102bを形成した端子台収容窓孔部102に、親器13を動作させる電子部品が実装された回路基板16の電子部品d、・・・、dが実装された表面に対向する裏面に取り付けられた導電端子台s、・・・、sのそれぞれを独立させて収容し、端子台収容窓孔部102の両端102e、102eに設けられたネジ挿入孔102h、102hの各々に、回路基板16の上方から止めネジv2、v2の各々を螺合させた構造となっている。
【0006】
尚、ここでは、親器13の小勢力端子101の構造について説明したが、親器13にかぎられず、副親器14を始め他の通信機器の小勢力端子も小勢力端子101と同様の構成が専ら採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の小勢力端子101では、ベースBに導電端子台s、・・・、sのそれぞれを独立させて収容する複数の区画壁空間102b、・・・、102bを形成した端子台収容窓孔部102を形成し、この端子台収容窓孔部102に、回路基板16のうち、導電端子台s、・・・、sを取り付けた部分を合致させて止めネジv2、v2で固定している。
【0008】
このため、端子台収容窓孔部102と導電端子台s、・・・、sを取り付けた回路基板16の部分との隙間が殆ど無い上に、複数の区画壁空間102b、・・・、102bの各々に導電端子台s、・・・、sの各々が収容されるように正確に位置合わせを行って、2本の止めネジv2、v2で強固に固定する必要がある。
【0009】
更に、従来の小勢力端子101では、回路基板16の電子部品d、・・・、dが実装された表面に対向する裏面に導電端子台s、・・・、sを取り付けているため、回路基板16の表面に電子部品d、・・・、dを実装し、その後、電子部品d、・・・、dの回路基板16の裏面に突出している電子部品d、・・・、dの端子を裏面側に半田付けし、回路基板16の裏面に導電端子台s、・・・、sを取り付けて、導電端子台s、・・・、sの回路基板16の表面に突出している導電端子台s、・・・、s端子を表面側に半田付けするといったような組立作業や、手作業により、導電端子台s、・・・、sと電子部品との間を接続するためのジョイント線の取り付けをしなければならず、従来の小勢力端子101には、組立が手作業になり面倒であるうえに、2本の止めネジv2、v2を必要としているため、ネジ止め作業にも手間がかかるといったことが原因して、親器13を始めとして、小勢力端子101を有する通信機器は、いずれも製造コストが高くなってしまうという問題がある。
【0010】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、部品点数を少なくするとともに、組立が容易で、ネジ止めの作業数を減らすことができるようにした、小勢力端子、この小勢力端子を用いた通信機器、この小勢力端子を用いたハンズフリーインターホンを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の小勢力端子は、通信機器の電子部品を収容するベースに取付けられる小勢力端子であって、小勢力端子は、小勢力信号線の導電先端部の各々を接続ネジを用いて固着させる導電端子台のそれぞれを独立させて収容する複数の区画壁空間を形成した端子台収容窓孔部と、端子台収容窓孔部の裏面に取り付けられ、導電端子台が実装された端子台回路基板とを組み合わせて構成されており、端子台収容窓孔部の一方端には、ベースより、通信機器の電子部品を収容するカバーに螺入される止めネジを挿入するネジ挿入孔が形成され、他端には、端子台回路基板側より螺入される止めネジを受け入れるネジ受部が形成されており、端子台回路基板が、ベース側に形成した係止爪でベース内に固定されるとともに、カバーの内面に形成された押圧突片で押え止めさせた構造としている。
【0012】
ここに、本明細書で用いる用語「小勢力端子」は、低い電圧(例えば、DC12V、DC5V程度)で動作させる、例えば、ドアホン子器や増設用スピーカなどの小電力機器を接続して電源を供給するために使用する入、出力端子を意味する。請求項2に記載の小勢力端子は、請求項1に記載の小勢力端子の端子台回路基板が、電子部品を実装させた回路基板の一部に予め切込みを形成した部分を切断分割して構成される。
【0013】
請求項3に記載の通信機器は、請求項1または請求項2に記載の小勢力端子を設けた。請求項4に記載のハンズフリーインタホンは、請求項1または請求項2に記載の小勢力端子を設けた。請求項5に記載の通信機器は、請求項3に記載の通信機器において、通信機器の電子部品を収容するベースに収容された回路基板の切欠抜取り部に、導電端子台が実装された端子台回路基板をベースに形成した係止爪で係止させるとともに、通信機器の電子部品を収容するカバーの内面に突設した押圧突片で押え止した構造とした。
【0014】
請求項6に記載のハンズフリーインタホンは、請求項4に記載のハンズフリーインタホンにおいて、通信機器の電子部品を収容するベースに収容された回路基板の切欠抜取り部に、導電端子台が実装された端子台回路基板をベースに形成した係止爪で係止させるとともに、通信機器の電子部品を収容するカバーの内面に突設した押圧突片で押え止した構造とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る小勢力端子について更に詳しく説明する。ここでは、インターホンシステムの親器に設けられる小勢力端子を例にして説明する。また、説明を容易とするため、インターホンシステムAの親器と同一の部材装置については、相当する参照符号を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る小勢力端子を親器のベースに設けた例を示しており、図2は、本発明に係る小勢力端子を設けた親器の概略的な断面図であり、また、図3は、カバーの内面を概略的に示す平面図である。図1〜図3を参照しながら、本発明に係る小勢力端子を説明すると、この小勢力端子1は、ベースBに一体成形され、小勢力信号線の導電先端部の各々を接続ネジv1、・・・、v1を用いて固着させる導電端子台s、・・・、sのそれぞれを独立させて収容する複数の区画壁空間2b、・・・、2bを形成した端子台収容窓孔部2と、端子台収容窓孔部2の裏面に取り付けられる、導電端子台s、・・・、sが実装された端子台回路基板3とを組み合わせて構成されている。
【0017】
端子台収容窓孔部2の一方端には、親器13のベースBよりカバーCに螺入される止めネジv3を挿入するネジ挿入孔2h1が形成され、他端には、端子台回路基板3側より螺入される止めネジv2を受け入れるネジ受部2h2が形成されている。また、ベースBには、端子台収容窓孔部2の近傍に、係止爪4、4がベースBの内面側に起立するように、ベースBに一体成形されている。係止爪4、4は、端子台収容窓孔部2の上端から端子台回路基板3の厚さ程度高い位置に設けられており、端子台回路基板3を端子台収容窓孔部2の上方に位置して、係止爪4、4に差し込むと、係止爪4、4により、端子台収容窓孔部2の上方に、端子台回路基板3を固定できるようになっている。
【0018】
また、カバーCに、新たに、カバーCの内面に押圧突片5を一体成形し、端子台回路基板3をベースB側に形成した係止爪4、4でベースB内に固定し、端子台収容窓孔部2のネジ挿入孔2h1から止めネジv3をカバーCの所定の位置に一体成形されたネジ挿入孔Chに螺入して、ベースBにカバーCを取り付けると、カバーCの内面に形成された押圧突片5で端子台回路基板3が押え止めされるようにしている。
【0019】
この小勢力端子1を組み立てる際には、まず、図4に示すように、導電端子台s、・・・、sが実装された端子台回路基板3を準備し、導電端子台s、・・・、sを、ジョイント線Jを用いて、回路基板6に実装され且つ導電端子台s、・・・、sの各々を接続すべき電子部品と接続し、その後、端子台回路基板3に実装された導電端子台s、・・・、sが端子台収容窓孔部2の方向を向くようにし、端子台収容窓孔部2に設けられた複数の区画壁空間2b、・・・、2bの各々に導電端子台s、・・・、sの各々が一つずつ納まるように、端子台回路基板3を係止爪4、4で固定し、端子台回路基板3の上方より、止めネジv2を、端子台収容窓孔部2の他端に設けられたネジ受部2h2に螺合して、端子台収容窓孔部2上に端子台回路基板3を固定する。その後、止めネジv3を 端子台収容窓孔部2の一方端に設けられたネジ挿入孔2h1に挿入し、カバーCの所定の位置に一体成形されたネジ挿入孔Chに螺入して、ベースBにカバーCを取り付ける(図1を参照)。
【0020】
この小勢力端子1では、上記の説明から明らかなように、端子台収容窓孔部2へ端子台回路基板3を固定する際に用いる止めネジを、止めネジv2の一本にすることができる。また、ベースBやカバーCの内面形状は、複雑になるものの、ベースBに露呈する止めネジが少なくなるため、外観がスマートになる。
【0021】
また、端子台回路基板3は、1本の止めネジv2と、ベースBに形成した少なくとも1組の押片4、4とによって、端子台収容窓孔部2に隙間のない状態に固定される。更に、この小勢力端子1では、ベースBにカバーCを取り付けると、端子台回路基板3がカバーC側からは、その内面に突設した押圧突片5によって押え付けられるので、端子台回路基板3が端子台収容窓孔部2に隙間のない状態にしっかりと固定されることになる。
【0022】
且つ、端子台回路基板3は、電子部品が実装された回路基板6の切欠抜取り部6fに納められるので、省スペース化が可能となる。また、端子台収容窓孔部2に形成された窓孔2b、・・・、2bの範囲内において、小勢力端子の導電端子台s、・・・、sの数を変更することもできる。次に、導電端子台s、・・・、sが実装された端子台回路基板3を製造する好ましい方法について説明する。
【0023】
図5は、導電端子台s、・・・、sが実装された端子台回路基板3を製造する製造工程を模式的に示す工程図である。まず、図5(a)に示すように、回路基板6を準備し、回路基板6の表面に、電子部品d、・・・、dを取り付けるとともに、端子台回路基板3を作製する領域に、導電端子台s、・・・、sを取り付け、その後、長めのジョイント線Jを用いて、導電端子台s、・・・、sの各々と回路基板の表面に取り付けられ、導電端子台s、・・・、sの各々を接続すべき電子部品と配線接続する。
【0024】
次ぎに、表面に、電子部品d、・・・、d、導電端子台s、・・・、s、及び、ジョイント線Jが取り付けられた回路基板6を半田槽に侵清され、回路基板6の裏面側に突出している、電子部品d、・・・、d、導電端子台s、・・・、s、及び、ジョイント線Jの端子を自動半田付けする(図5(b)を参照)。
【0025】
次ぎに、回路基板6から、端子台回路基板3となる領域を分割切断し(図5(c)を参照)、次いで、端子台回路基板3を回路基板6の端部方向に半回転させる(図5(d)を参照)。すると、端子台回路基板3に実装された導電端子台s、・・・、sが、回路基板6の表面に設けられた電子部品d、・・・、dと反対側に位置するので(図6を参照)、図1に示すように、端子台収容窓孔部2に設けられた複数の区画壁空間2b、・・・、2bの各々に導電端子台s、・・・、sの各々が一つずつ納まるように、端子台回路基板3を端子台収容窓孔部2に容易に固定できる。
【0026】
この製造方法を用いれば、端子台回路基板3を自動半田付けと分割切断により製造できるので、ジョイント線の配線も自動半田付けにより終了しているので、従来の、回路基板6の電子部品d、・・・、dが実装された表面に対向する裏面に導電端子台s、・・・、sを取り付けているため、回路基板16の表面に電子部品d、・・・、dを実装し、その後、電子部品d、・・・、dの回路基板16の裏面に突出している電子部品d、・・・、dの端子を裏面側に半田付けし、回路基板16の裏面に導電端子台s、・・・、sを取り付けて、導電端子台s、・・・、sの回路基板6の表面に突出している導電端子台s、・・・、s端子を表面側に半田付けするといったような複雑な組立作業や、導電端子台s、・・・、sと電子部品との間を接続するためのジョイント線の取り付けを手作業によって行う必要が無くなるので、作業性が向上し、親器13の製造コストを低く抑えることができる。
【0027】
尚、発明の実施の形態では、ハンズフリーインターホンを例に挙げたが、これは、単なる例示であって、本発明に係る小勢力端子は、ハンズフリーインターホン以外の通信機器に適用できるものであることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、請求項1に記載の小勢力端子では、導電端子台が実装された端子台回路基板を端子台収容窓孔部に取り付ける際に、止めネジの本数を少なくでき、これにより、ベース、カバーの表面に露呈する止めネジが少なくなるため、外観もスマートになる。また、組み立てる際にも、導電端子台が実装された端子台回路基板を、電子部品を実装させた回路基板と別体に設ける構成としたので、導電端子台が実装された端子台回路基板を端子台収容窓孔部に取り付ける際の位置合わせが容易になり、且つ、端子台回路基板を端子台収容窓孔部にネジ止めする際に、係止爪により、端子台収容窓孔部上の所定の位置に端子台回路基板を仮止めできるので、端子台回路基板を端子台収容窓孔部にネジ止めも極めて容易となる。
【0029】
また、請求項2に記載の小勢力端子では、端子台回路基板を、電子部品を実装させたメインの回路基板の一部に予め切込みを形成した部分を切断分割して構成しているので、まず、回路基板の端子台回路基板を形成する領域への導電端子台に実装と、メイン回路を構成する電子部品の実装と、導電端子台と導電端子台に接続される電子部品とのジョイント線との接続とを、同時に、自動半田によって行うことができる。また、回路基板から端子台回路基板を分離切断すれば、導電端子台が実装され端子台回路基板を製造でき、導電端子台と導電端子台に接続される電子部品とのジョイント線との接続も終了しているので、小勢力端子の組立が極めて容易なものとなる。
【0030】
また、請求項1又は請求項2に記載の小勢力端子を用いれば、小勢力端子を構成する部品点数を減らし、また、小勢力端子の組立を容易にできるので、通信機器、ハンズフリーインターホンの製造コストを低く抑えることができる(請求項3及び請求項4)。請求項5に記載の通信機器及び請求項6に記載のハンズフリーインターホンでは、小勢力端子を構成する端子台回路基板を、電子部品が実装された回路基板と独立に設けたので、その部分を取り替えることによって、小勢力端子の仕様変更が容易にできる。且つ、端子台回路基板は、電子部品が実装された回路基板の回路基板の切欠抜取り部に納められるので、省スペース化が可能となる。また、端子台収容窓孔部に形成された窓孔の範囲内において、小勢力端子の導電端子台の数を変更することもできる。
【0031】
また、端子台回路基板は、1本の止めネジと、ベースに形成した少なくとも押片とによって、端子台収容窓孔部に隙間のない状態に固定される。更に、ベースにカバーを取り付けると、端子台回路基板がカバー側からは、その内面に突設した押突片によって押え付けられるので、端子台回路基板が端子台収容窓孔部に隙間のない状態にしっかりと固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小勢力端子の構成を概略的に示す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る小勢力端子を設けた親器の概略的な断面図である。
【図3】親器のカバーの内面を概略的に示す平面図である。
【図4】本発明に係る小勢力端子を構成する、導電端子台が実装された端子台回路基板を概略的に示す斜視図である。
【図5】導電端子台が実装された端子台回路基板を製造する製造工程を模式的に示す工程図であり、図5(a)〜図5(d)の各々の、向かって右側には、模式的な断面図を、又、左側に模式的な平面図を示す。
【図6】導電端子台が実装された端子台回路基板と、電子部品が実装された回路基板とを概略的に示す平面図である。
【図7】インターホンシステムの一例を概略的に示す構成図である。
【図8】親器の外観を説明する図であり、図8(a)は平面図を、図8(b)は上面図、又、図8(c)は下面図を、各々、示している。
【図9】ベースを外側から見た概略的な平面図である。
【図10】従来の小勢力端子の構成を概略的に示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 小勢力端子
2 端子台収容窓孔部
2b 区画壁空間
2h1 ネジ挿入孔
2h2 ネジ受部
3 端子台回路基板
4 係止爪
5 押圧突片
6 回路基板
B ベース
C カバー
Ch ネジ挿入孔
J ジョイント線
s 導電端子台
v1 接続ネジ
v2、v3 止めネジ
Claims (6)
- 通信機器の電子部品を収容するベースに取付けられる小勢力端子であって、前記小勢力端子は、小勢力信号線の導電先端部の各々を接続ネジを用いて固着させる導電端子台のそれぞれを独立させて収容する複数の区画壁空間を形成した端子台収容窓孔部と、前記端子台収容窓孔部の裏面に取り付けられ、導電端子台が実装された端子台回路基板とを組み合わせて構成されており、前記端子台収容窓孔部の一方端には、前記ベースより、前記通信機器の電子部品を収容するカバーに螺入される止めネジを挿入するネジ挿入孔が形成され、他端には、前記端子台回路基板側より螺入される止めネジを受け入れるネジ受部が形成されており、前記端子台回路基板が、前記ベース側に形成した係止爪でベース内に固定されるとともに、前記カバーの内面に形成された押圧突片で押え止めさせた構造としている、小勢力端子。
- 前記端子台回路基板が、前記電子部品を実装させた回路基板の一部に予め切込みを形成した部分を切断分割して構成される、請求項1に記載の小勢力端子。
- 請求項1または請求項2に記載の小勢力端子を設けた、通信機器。
- 請求項1または請求項2に記載の小勢力端子を設けた、ハンズフリーインタホン。
- 請求項3に記載の通信機器において、通信機器の電子部品を収容するベースに収容された回路基板の切欠抜取り部に、導電端子台が実装された端子台回路基板を前記ベースに形成した係止爪で係止させるとともに、通信機器の電子部品を収容するカバーの内面に突設した押圧突片で押え止した構造とした、通信機器。
- 請求項4に記載のハンズフリーインタホンにおいて、通信機器の電子部品を収容するベースに収容された回路基板の切欠抜取り部に、導電端子台が実装された端子台回路基板を前記ベースに形成した係止爪で係止させるとともに、前記通信機器の電子部品を収容するカバーの内面に突設した押圧突片で押え止した構造とした、ハンズフリーインタホン。
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