JPH0756550Y2 - テレビジョン受像機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テレビジョン受像機を活用して他の音声、映
像、情報等の付加機能ユニットを追加して、多くの要求
ある機器を簡単に拡張構成できる様にしたものである。

〔従来の技術〕

従来のテレビジョン受像機は、テレビジョン受像機のみ
の機能を有する単体を構成し、TVチューナ、衛星放送受
信チューナ、文字放送受信用装置、セキュリティー装
置、テレビ電話装置、ミニバス装置、ゴーストキャンセ
ラ装置、AVスイッチャー装置、パソコン通信装置等はそ
れぞれに構成されており、このため、個々の機能を有す
る大きさの異なる単体の装置を通信線で結合構成してい
た。即ち、テレビジョン受像機に上記それぞれの装置を
接続コードにより接続するものであった。

〔考案が解決しようとする課題〕

上記従来の欠点は、個々の装置をそれぞれに製造されて
おり、例え二つの機能を有するものであっても、単に一
つの筐体に収めただけであり、このため、大きさの異な
るそれぞれの装置とテレビジョン受像機とを配設したと
き、配設する為の余分なスベースを必要とし、また、前
記それぞれの装置間を結ぶ信号の接続コードで前記テレ
ビジョン受像機に接続する際、前記接続コードを必要と
すると共に、前記テレビジョン受像機と前記それぞれの
装置との近傍に前記接続コードが徘徊して美観上見苦し
い問題があった。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために本考案では、テレビジョン受
像機に於いて、筐体内に備えたテレビジョン受像機用の
メイン基板と、同メイン基板に接続したインターフェー
ス基板と、同インターフェース基板の一面に備えた複数
の接続端子と、同複数の接続端子と相対する複数の開口
部を備えたリアカバーとから成り、同リアカバーを前記
筐体の背面に係止し、前記複数の開口部を挿通して前記
複数の接続端子それぞれに付加機能ユニットをそれぞれ
装着して電気的に接続することができるテレビジョン受
像機を提供するものである。

〔作用〕

上記構成によれば、テレビジョン受像機内にあって、複
数の接続端子を備えたインターフェース基板をメイン基
板に接続し、同複数の接続端子と相対する複数の開口部
を備えたリアカバーを筐体の背面に係止し、前記複数の
開口部を挿通して前記複数の接続端子それぞれに付加機
能ユニットをそれぞれ装着して電気的に接続するもので
ある。

〔実施例〕

以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明す
る。

第１図は本考案の一実施例を示す装着手順の分解斜視図
であり、テレビジョン受像機を構成する筐体の一部であ
るフロントキャビネット１を設け、フロントキャビネッ
ト１は受像管４の映像面となる第一開口部２を備え、そ
して、音声用のスピーカ５を装着する別の開口部を形成
し、更に、テレビジョン受像機用のメイン基板６を挿着
するレール部３を設けている。

受像管４は、偏向ヨーク14を挿着してある。

メイン基板６は、例えばテレビジョン受像機としてはメ
イン基板６の一面に電気回路を構成するジャック、抵
抗、コンデンサ、スイッチ、ボリューム、チューナ、ト
ランス、IC、トランジスタ、ダイオード、コイル、コネ
クタ等の各種電気部品を搭載する。

メイン基板６の他面または両面にプリント配線した電気
回路を構成し、通電する複数個の銅箔パターンと、銅パ
ターンに電気部品の電極脚を嵌挿する貫通孔を穿設す
る。

電極脚を前記パターンの貫通孔に嵌挿後、貫通孔から突
出した電極脚と前記パターンとを半田デイップによる自
動半田付、または半田鏝による半田付を行って電気的に
接続するものである。更に、一面に複数の接続端子８を
備え、映像、音声、電源の供給等の共通回路を構成する
インターフェース基板７を縦形に載置固定している。

リアカバー９は、前記筐体の一部を構成し、インターフ
ェース基板７に備えた複数の接続端子８と相対する第二
開口部10を複数設ける。

付加機能ユニット11は、TVチューナ、衛星放送受信チュ
ーナ、文字放送受信用装置、セキュリティー装置、テレ
ビ電話装置、ミニバス装置、ゴーストキャンセラ装置、
AVスイッチャー装置、パソコン通信装置等から成り、イ
ンターフェース基板７に備えた複数の接続端子８と直接
接続出来る接続部材12をそれぞれの付加機能ユニット11
に備え、接続端子８との接続に要する接続ケーブル等を
備えていないものである。即ち、インターフェース基板
７内で、各機能ユニットを必要に応じて作動させる際に
は、例えば、電源の供給の有無、信号の断続、周波数や
チャンネルの制御等一つのマイコンで集中的に制御でき
るものである。

そして、フロントキャビネット１に受像管４とスピーカ
５とをネジ等の締結部材13で取付け、更に、レール部３
にインターフェース基板７を載置固定したメイン基板６
を挿着し、リアカバー９のそれぞれの第二開口部10とイ
ンターフェース基板７に備えた複数の接続端子８とを合
わせ、リアカバー９とフロントキャビネット１とを係止
してテレビジョン受像機を完成する。

しかる後、上記それぞれの付加機能ユニット11をリアカ
バー９のそれぞれの第二開口部10に挿通し、それぞれの
付加機能ユニット11に備えた接続部材12をインターフェ
ース基板７に備えたそれぞれの接続端子８に装着し、同
装着によりインターフェース基板７と付加機能ユニット
11とを電気的に接続するものである。

〔考案の効果〕

本考案は、上述のとおり構成されているので、以下に記
載する効果を奏する。

テレビジョン受像機内にあって、複数の接続端子を備え
たインターフェース基板をメイン基板に接続し、同複数
の接続端子と相対する複数の開口部を備えたリアカバー
を筐体の背面に係止し、前記複数の開口部を挿通して前
記複数の接続端子それぞれにTVチューナ、衛星放送受信
チューナ、文字放送受信用装置、セキュリティー装置、
テレビ電話装置、ミニバス装置、ゴーストキャンセラ装
置、AVスイッチャー装置、パソコン通信装置等から成る
付加機能ユニットをそれぞれ装着して電気的に接続する
ものであり、上記各装置のうち複数機能の組み合わせを
簡易に構成でき、かつ、一つの筐体内で組み合わせられ
るため、大きさの異なる前記それぞれの装置とテレビジ
ョン受像機とを配設する為の余分なスベースを必要とせ
ず、また、前記それぞれの装置と前記テレビジョン受像
機とを接続する接続コードを除去したことで、前記接続
コードが機器の近傍に徘徊して美観を損なうことなく接
続できる等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す装着手順の分解斜視図
である。 図中、１はフロントキャビネット、２は第一開口部、３
はレール部、４は受像管、５はスピーカ、６はメイン基
板、７はインターフェース基板、８は接続端子、９はリ
アカバー、10は第二開口部、11は付加機能ユニット、12
は接続部材、13は締結部材、14は偏向ヨークである。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】テレビジョン受像機に於いて、筐体内に備
   えたテレビジョン受像機用のメイン基板と、同メイン基
   板に接続したインターフェース基板と、同インターフェ
   ース基板の一面に備えた複数の接続端子と、同複数の接
   続端子と相対する複数の開口部を備えたリアカバーとか
   ら成り、同リアカバーを前記筐体の背面に係止し、前記
   複数の開口部を挿通して前記複数の接続端子それぞれに
   付加機能ユニットをそれぞれ装着して電気的に接続する
   ことを特徴とするテレビジョン受像機。
2. 【請求項２】前記付加機能ユニットがTVチューナ、衛星
   放送受信チューナ、文字放送受信用装置、セキュリティ
   ー装置、テレビ電話装置、ミニバス装置、ゴーストキャ
   ンセラ装置、AVスイッチャー装置、パソコン通信装置等
   から成る請求項（１）記載のテレビジョン受像機。