JP3568419B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、側面にネジ受を備える表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
液晶表示装置などの薄型の表示装置においては、ＥＭＩ対策、高剛性化等のために、表示装置本体の表面側に金属製の枠を装着している（例えば、特開平８−１４８０１１号公報等）。図９は、上記のように前面に金属製の枠を備え、さらに後面にも金属製の枠を備える液晶表示装置の外部機器装着用ネジ受近傍を示す図で、表示面に平行な方向の要部断面図である。図９を参照して、従来構造に付いて簡単に説明する。液晶表示装置の前面側並びに後面側に配置した金属製の前面枠と後面枠の各々の側面１００、２００が、樹脂製の中枠３００の側方にて互いに重なって配置されている。樹脂製の中枠３００の側面には、金属製のネジ受４００が一体に組み込まれている。前後面枠の側面１００，２００には、ネジ受４００に対応して貫通穴５００が形成されている。後面枠の側面２００は、前面枠側面１００と中枠３００の間に挿入する様にして配置される。そして、外部機器あるいは取付金具の側面６００に形成した穴７００とネジ受４００を対応させ、取付用ネジ８００をねじ込むことにより、液晶表示装置と外部機器や取付金具の装着が行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、後面枠の側面２００を前面枠の側面１００と中枠３００の間に挿入する際の作業性を高めるためには、前面枠の側面１００と中枠３００の間に後面枠側面２００の厚みに加えてある程度の挿入代を確保しておくことが望ましい。しかしながら、従来構造では、ネジ受４００が中枠３００に移動不能に装着されていたので、挿入代が大きくなるとネジ止の際に前後面枠の側面１００，２００と中枠３００がその間の挿入代を無くすように変形する。そして、この変形が表示装置の外観や表示に悪影響を与える可能性がある。そこで本発明は、これらの点を考慮して成されたもので、ネジ受にネジを挿入する際の枠の変形を防止することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は請求項１に記載のように、表示装置の主要部を支持するとともに少なくとも１つの側面にネジ穴を備える中枠と、前記主要部の前面側並びに後面側に位置するとともに前記側面と対面する位置にて互いに重なる側面を有し、これらの側面に前記ネジ穴と対応してネジ貫通用の穴を形成した前面枠並びに後面枠とを備えた表示装置であって、前記ネジ穴は、前記中枠に移動自在に装着されたネジ受部材に形成されていることを特徴とする。
【０００５】
本発明の表示装置は請求項２に記載のように、少なくとも１つの側面にネジ穴を備える表示装置本体と、前記本体の前面側並びに後面側に位置するとともに前記側面と対面する位置にて互いに重なる側面を有し、これらの側面に前記ネジ穴と対応してネジ貫通用の穴を形成した前面枠並びに後面枠とを備えた表示装置であって、前記ネジ穴は、前記本体に装着されたネジ受部材に形成されているとともに、前記ネジ受部材は、前記本体の側面とこれに対面する前記前面枠あるいは後面枠の側面との間に形成される挿入代と同程度移動自在に装着されていることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態に付いて、図面を参照して説明する。図１は、本発明装置の一実施例に係る液晶表示装置の表裏を反転させた状態の一部分解斜視図、図２、図３は図１のＡ，Ｂ部分の拡大図、図４、図５は、図２のネジ受部材１１に沿った縦断面図と横断面図、図６（Ａ）（Ｂ）は、ネジ受部材１１の正面と背面から見た斜視図である。
【０００７】
表示装置１は、その主要部を構成する表示装置本体２の前面側に金属製の前面枠３を、後面側に金属製の後面枠４を装着している。前面枠３は表示装置本体２の表示用窓を除く前面全体を額縁状に覆っている。後面枠４は、表示装置本体２の後面の全面を覆うこともできるが、この例では後述する駆動回路７を覆うように表示装置本体２の一部を覆っている。表示装置本体２は、合成樹脂製の中枠５に、液晶タイプの表示パネル６（図４参照）とその駆動回路７，８やバックライトユニット９を位置決めして保持している。表示パネル６が反射タイプ等でバックライトが不要な場合には、中枠５によって表示パネル６や駆動回路７，８を中心に保持すれば良い。
【０００８】
表示装置本体２の両側面、すなわち、中枠５の側面には、複数のネジ穴１０が左右で対をなすように形成されている。ネジ穴１０は、金属製のネジ受部材１１を中枠５に組み込むことによって形成されている。ネジ受部材１１は、図６に示すように、頭部付きの筒状雌ネジの一部を切り欠くことによって、頭部１２に割ピン状の一対の筒片１３，１３を一体に備えた形状としている。一対の筒片１３，１３は、弾性変形が可能であり、その先端には、抜け止め用の引っ掛かり１４が一体に形成されている。ネジ受部材１１は、図５に示すように、中枠５に形成された穴に筒片１３，１３を弾性変形させて挿入し、先端の引っ掛かり１４が穴を貫通して筒片１３，１３が元の状態に復帰するまで挿入することよって装着される。ここで、ネジ受部材１１は、ネジの装着方向に若干移動できるような遊び代ｔ１を確保するように、頭部１２から引っ掛かり１４までの長さが設定されている。この遊び代ｔ１は、後述する挿入代ｔ２と同等の長さに設定されている。
【０００９】
前面枠３には、表示装置本体２の４側面を覆うように側面１５が折曲げ形成され、後面枠４には、その短辺に一対の側面１６、長辺に１つの側面１６が、前記前面枠３の側面１５と重なるように形成されている。これらの側面には、前記ネジ穴１０と対応してネジ挿入用の貫通穴１７，１８が形成されている。
【００１０】
次に上記構成の表示装置１の組立てについて説明する。中枠５の上にバックライトユニット９、その上に駆動回路７，８を接続済みの表示パネル６を位置決め配置する。駆動回路７，８は中枠５の後面側に折り曲げるようにして配置される。そして、前面枠３を表示パネル６の上側から装着する。前面枠３の側面１５に適宜形成した固定用折り曲げ片１９を中枠５の所定位置に折り曲げ係止することにより、表示装置本体２と前面枠３の固定が行われる（図２、図３参照）。
【００１１】
次に、これを上下反転して図１に示すようにし、後面枠４の装着を行う。後面枠は、その側面１６を中枠５と前面枠側面１５の間に挿入することで所定位置に配置されるが、その配置を容易にするため、中枠５と前面枠側面１５の間に、後面枠４の側面１６の厚さに挿入代（距離ｔ２）を加えた隙間を確保している。後面枠４をその側面１６を前記隙間に挿入して所定位置に配置後、複数のビス２０を締め付けることによって、表示装置本体２に対する後面枠４の固定が行われる。ここで、図２、図３に示すように、後面枠４の両側を固定するビス２０の締め付けによって、後面枠４とその下に位置する駆動回路７のグランド（接地）電位用のパターン２１が電気的に接続され、裏面枠４をグランド電位に接続する構成としている。
【００１２】
このようにして表示装置１が組み立てられるが、この装置は、パーソナルコンピュータなどの外部機器に組み込まれて使用される。その組み込みに際して、図７，８に示すように、外部機器の所定面、あるいは外部機器装着用器具等の取付面２２に設けた穴２３に、前記ネジ受部材１１が対応して配置される。そして、同図に示すように、ネジ２４をこの取付面２２の貫通穴２３、前後面枠の側面１５，１６に設けた貫通穴１７，１８を介してネジ受部材１１のネジ穴に螺合させる。この螺合によって、ネジ受部材１１にはネジ２４の挿入方向と反対側に向かう力が加わるため、ネジ受部材１１が前記挿入代ｔ２を塞ぐように枠の側面１５，１６方向に移動する。ここで、ネジ受部材１１の頭部１２が後面枠４の側面１６に当たる程度まで移動した時点で、引っ掛かり１４が中枠５に当たってその移動が規制される。ここで、ネジ受部材１１は、ネジ挿入方向への移動は自在であるが、上下の切り欠き面の存在によって回転は禁止されている。このように、中枠５と前面枠側面１５あるいは後面枠側面１６との間隔を一定に保ったまま、ビス受部材１１がネジ２４の挿入方向と反対方向に移動するので、中枠５と前面枠側面１５の間に挿入代ｔ２を設けていても、その挿入代ｔ２をネジ受部材１１の移動によって塞ぐことができる。その結果、挿入代ｔ２を設けていてもネジ２４の締め付けによる中枠５や表裏面の枠３，４の変形を殆ど無い状態にすることができる。
【００１３】
そして、ネジ２４の締め付けによって、表面枠３と裏面枠４がその側面部分で電気的に接続されることにより、駆動回路７のグランド電位に裏面枠４及び表面枠３が保持される。グランド電位に保持された表面枠３と裏面枠４は、電磁シールドとして機能し、駆動回路７，８等で発生するノイズを吸収する。その結果、比較的簡単な構成でＥＭＩ対策を強化することができる。
【００１４】
尚、上記実施例は、中枠５と前面枠３の間に後面枠４の一部を挿入配置する場合を示したが、本発明は、中枠５と後面枠４の間に前面枠４の一部を挿入配置する場合等にも適用することができる。また、前後面の枠３，４は金属製としたが、樹脂枠等の他の部材で構成する場合にも本発明を適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の表示装置は、ネジ受部材にネジを装着する際のネジ受部材周辺や枠の変形を防止することができ、表示装置の外観や表示状態を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の一実施例に係る液晶表示装置の表裏を反転させた状態の一部分解斜視図である。
【図２】図１のＡ部分の拡大図である。
【図３】図１のＢ部分の拡大図である。
【図４】図２のネジ穴１０に沿った縦断面図である。
【図５】図２のネジ穴１０に沿った横断面図である。
【図６】ネジ受部材１１の正面（Ａ）と背面（Ｂ）の斜視図である。
【図７】ネジ２４の装着状態を示す図４に対応した縦断面図である。
【図８】ネジ２４の装着状態を示す図５に対応した横断面図である。
【図９】従来例を示す横断面図である。
【符号の説明】
１ 表示装置
２ 表示装置本体
３ 前面枠
４ 後面枠
５ 中枠
１０ ネジ穴
１１ ネジ受部材
１５ 側面
１６ 側面
２４ ネジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、側面にネジ受を備える表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
液晶表示装置などの薄型の表示装置においては、ＥＭＩ対策、高剛性化等のために、表示装置本体の表面側に金属製の枠を装着している（例えば、特開平８−１４８０１１号公報等）。図９は、上記のように前面に金属製の枠を備え、さらに後面にも金属製の枠を備える液晶表示装置の外部機器装着用ネジ受近傍を示す図で、表示面に平行な方向の要部断面図である。図９を参照して、従来構造に付いて簡単に説明する。液晶表示装置の前面側並びに後面側に配置した金属製の前面枠と後面枠の各々の側面１００、２００が、樹脂製の中枠３００の側方にて互いに重なって配置されている。樹脂製の中枠３００の側面には、金属製のネジ受４００が一体に組み込まれている。前後面枠の側面１００，２００には、ネジ受４００に対応して貫通穴５００が形成されている。後面枠の側面２００は、前面枠側面１００と中枠３００の間に挿入する様にして配置される。そして、外部機器あるいは取付金具の側面６００に形成した穴７００とネジ受４００を対応させ、取付用ネジ８００をねじ込むことにより、液晶表示装置と外部機器や取付金具の装着が行われる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、後面枠の側面２００を前面枠の側面１００と中枠３００の間に挿入する際の作業性を高めるためには、前面枠の側面１００と中枠３００の間に後面枠側面２００の厚みに加えてある程度の挿入代を確保しておくことが望ましい。しかしながら、従来構造では、ネジ受４００が中枠３００に移動不能に装着されていたので、挿入代が大きくなるとネジ止の際に前後面枠の側面１００，２００と中枠３００がその間の挿入代を無くすように変形する。そして、この変形が表示装置の外観や表示に悪影響を与える可能性がある。そこで本発明は、これらの点を考慮して成されたもので、ネジ受にネジを挿入する際の枠の変形を防止することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は請求項１に記載のように、表示装置の主要部を支持するとともに少なくとも１つの側面にネジ穴を備える中枠と、前記主要部の前面側並びに後面側に位置するとともに前記側面と対面する位置にて互いに重なる側面を有し、これらの側面に前記ネジ穴と対応してネジ貫通用の穴を形成した前面枠並びに後面枠とを備えた表示装置であって、前記ネジ穴は、前記中枠に移動自在に装着されたネジ受部材に形成されていることを特徴とする。
【０００５】
本発明の表示装置は請求項２に記載のように、少なくとも１つの側面にネジ穴を備える表示装置本体と、前記本体の前面側並びに後面側に位置するとともに前記側面と対面する位置にて互いに重なる側面を有し、これらの側面に前記ネジ穴と対応してネジ貫通用の穴を形成した前面枠並びに後面枠とを備えた表示装置であって、前記ネジ穴は、前記本体に装着されたネジ受部材に形成されているとともに、前記ネジ受部材は、前記本体の側面とこれに対面する前記前面枠あるいは後面枠の側面との間に形成される挿入代と同程度移動自在に装着されていることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態に付いて、図面を参照して説明する。図１は、本発明装置の一実施例に係る液晶表示装置の表裏を反転させた状態の一部分解斜視図、図２、図３は図１のＡ，Ｂ部分の拡大図、図４、図５は、図２のネジ受部材１１に沿った縦断面図と横断面図、図６（Ａ）（Ｂ）は、ネジ受部材１１の正面と背面から見た斜視図である。
【０００７】
表示装置１は、その主要部を構成する表示装置本体２の前面側に金属製の前面枠３を、後面側に金属製の後面枠４を装着している。前面枠３は表示装置本体２の表示用窓を除く前面全体を額縁状に覆っている。後面枠４は、表示装置本体２の後面の全面を覆うこともできるが、この例では後述する駆動回路７を覆うように表示装置本体２の一部を覆っている。表示装置本体２は、合成樹脂製の中枠５に、液晶タイプの表示パネル６（図４参照）とその駆動回路７，８やバックライトユニット９を位置決めして保持している。表示パネル６が反射タイプ等でバックライトが不要な場合には、中枠５によって表示パネル６や駆動回路７，８を中心に保持すれば良い。
【０００８】
表示装置本体２の両側面、すなわち、中枠５の側面には、複数のネジ穴１０が左右で対をなすように形成されている。ネジ穴１０は、金属製のネジ受部材１１を中枠５に組み込むことによって形成されている。ネジ受部材１１は、図６に示すように、頭部付きの筒状雌ネジの一部を切り欠くことによって、頭部１２に割ピン状の一対の筒片１３，１３を一体に備えた形状としている。一対の筒片１３，１３は、弾性変形が可能であり、その先端には、抜け止め用の引っ掛かり１４が一体に形成されている。ネジ受部材１１は、図５に示すように、中枠５に形成された穴に筒片１３，１３を弾性変形させて挿入し、先端の引っ掛かり１４が穴を貫通して筒片１３，１３が元の状態に復帰するまで挿入することよって装着される。ここで、ネジ受部材１１は、ネジの装着方向に若干移動できるような遊び代ｔ１を確保するように、頭部１２から引っ掛かり１４までの長さが設定されている。この遊び代ｔ１は、後述する挿入代ｔ２と同等の長さに設定されている。
【０００９】
前面枠３には、表示装置本体２の４側面を覆うように側面１５が折曲げ形成され、後面枠４には、その短辺に一対の側面１６、長辺に１つの側面１６が、前記前面枠３の側面１５と重なるように形成されている。これらの側面には、前記ネジ穴１０と対応してネジ挿入用の貫通穴１７，１８が形成されている。
【００１０】
次に上記構成の表示装置１の組立てについて説明する。中枠５の上にバックライトユニット９、その上に駆動回路７，８を接続済みの表示パネル６を位置決め配置する。駆動回路７，８は中枠５の後面側に折り曲げるようにして配置される。そして、前面枠３を表示パネル６の上側から装着する。前面枠３の側面１５に適宜形成した固定用折り曲げ片１９を中枠５の所定位置に折り曲げ係止することにより、表示装置本体２と前面枠３の固定が行われる（図２、図３参照）。
【００１１】
次に、これを上下反転して図１に示すようにし、後面枠４の装着を行う。後面枠は、その側面１６を中枠５と前面枠側面１５の間に挿入することで所定位置に配置されるが、その配置を容易にするため、中枠５と前面枠側面１５の間に、後面枠４の側面１６の厚さに挿入代（距離ｔ２）を加えた隙間を確保している。後面枠４をその側面１６を前記隙間に挿入して所定位置に配置後、複数のビス２０を締め付けることによって、表示装置本体２に対する後面枠４の固定が行われる。ここで、図２、図３に示すように、後面枠４の両側を固定するビス２０の締め付けによって、後面枠４とその下に位置する駆動回路７のグランド（接地）電位用のパターン２１が電気的に接続され、裏面枠４をグランド電位に接続する構成としている。
【００１２】
このようにして表示装置１が組み立てられるが、この装置は、パーソナルコンピュータなどの外部機器に組み込まれて使用される。その組み込みに際して、図７，８に示すように、外部機器の所定面、あるいは外部機器装着用器具等の取付面２２に設けた穴２３に、前記ネジ受部材１１が対応して配置される。そして、同図に示すように、ネジ２４をこの取付面２２の貫通穴２３、前後面枠の側面１５，１６に設けた貫通穴１７，１８を介してネジ受部材１１のネジ穴に螺合させる。この螺合によって、ネジ受部材１１にはネジ２４の挿入方向と反対側に向かう力が加わるため、ネジ受部材１１が前記挿入代ｔ２を塞ぐように枠の側面１５，１６方向に移動する。ここで、ネジ受部材１１の頭部１２が後面枠４の側面１６に当たる程度まで移動した時点で、引っ掛かり１４が中枠５に当たってその移動が規制される。ここで、ネジ受部材１１は、ネジ挿入方向への移動は自在であるが、上下の切り欠き面の存在によって回転は禁止されている。このように、中枠５と前面枠側面１５あるいは後面枠側面１６との間隔を一定に保ったまま、ビス受部材１１がネジ２４の挿入方向と反対方向に移動するので、中枠５と前面枠側面１５の間に挿入代ｔ２を設けていても、その挿入代ｔ２をネジ受部材１１の移動によって塞ぐことができる。その結果、挿入代ｔ２を設けていてもネジ２４の締め付けによる中枠５や表裏面の枠３，４の変形を殆ど無い状態にすることができる。
【００１３】
そして、ネジ２４の締め付けによって、表面枠３と裏面枠４がその側面部分で電気的に接続されることにより、駆動回路７のグランド電位に裏面枠４及び表面枠３が保持される。グランド電位に保持された表面枠３と裏面枠４は、電磁シールドとして機能し、駆動回路７，８等で発生するノイズを吸収する。その結果、比較的簡単な構成でＥＭＩ対策を強化することができる。
【００１４】
尚、上記実施例は、中枠５と前面枠３の間に後面枠４の一部を挿入配置する場合を示したが、本発明は、中枠５と後面枠４の間に前面枠４の一部を挿入配置する場合等にも適用することができる。また、前後面の枠３，４は金属製としたが、樹脂枠等の他の部材で構成する場合にも本発明を適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の表示装置は、ネジ受部材にネジを装着する際のネジ受部材周辺や枠の変形を防止することができ、表示装置の外観や表示状態を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の一実施例に係る液晶表示装置の表裏を反転させた状態の一部分解斜視図である。
【図２】図１のＡ部分の拡大図である。
【図３】図１のＢ部分の拡大図である。
【図４】図２のネジ穴１０に沿った縦断面図である。
【図５】図２のネジ穴１０に沿った横断面図である。
【図６】ネジ受部材１１の正面（Ａ）と背面（Ｂ）の斜視図である。
【図７】ネジ２４の装着状態を示す図４に対応した縦断面図である。
【図８】ネジ２４の装着状態を示す図５に対応した横断面図である。
【図９】従来例を示す横断面図である。
【符号の説明】
１ 表示装置
２ 表示装置本体
３ 前面枠
４ 後面枠
５ 中枠
１０ ネジ穴
１１ ネジ受部材
１５ 側面
１６ 側面
２４ ネジ
Claims (2)
- 表示装置の主要部を支持するとともに少なくとも１つの側面にネジ穴を備える中枠と、前記主要部の前面側並びに後面側に位置するとともに前記側面と対面する位置にて互いに重なる側面を有し、これらの側面に前記ネジ穴と対応してネジ貫通用の穴を形成した前面枠並びに後面枠とを備えた表示装置であって、前記ネジ穴は、前記中枠に移動自在に装着されたネジ受部材に形成されていることを特徴とする表示装置。
- 少なくとも１つの側面にネジ穴を備える表示装置本体と、前記本体の前面側並びに後面側に位置するとともに前記側面と対面する位置にて互いに重なる側面を有し、これらの側面に前記ネジ穴と対応してネジ貫通用の穴を形成した前面枠並びに後面枠とを備えた表示装置であって、前記ネジ穴は、前記本体に装着されたネジ受部材に形成されているとともに、前記ネジ受部材は、前記本体の側面とこれに対面する前記前面枠あるいは後面枠の側面との間に形成される挿入代と同程度移動自在に装着されていることを特徴とする表示装置。
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| JP14059899A JP3568419B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 表示装置 |
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1999
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