JP3037321B1 - シールドケース - Google Patents

シールドケース

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JP3037321B1
JP3037321B1 JP11049525A JP4952599A JP3037321B1 JP 3037321 B1 JP3037321 B1 JP 3037321B1 JP 11049525 A JP11049525 A JP 11049525A JP 4952599 A JP4952599 A JP 4952599A JP 3037321 B1 JP3037321 B1 JP 3037321B1
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文仁 横尾
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埼玉日本電気株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、簡便な作業によって組み立てるこ
とができるシールドケースを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 プリント基板3が挿入されるケース本体
1と、ケース本体の開口部を覆って装着されるカバー2
とを備え、ケース本体あるいはカバーの少なくとも一方
の底部に、プリント基板に実装されている複数の高周波
回路を取り囲む間仕切1aを設けるとともに、プリント
基板の表面側あるいは裏面側の少なくとも一方に、間仕
切りの形成パターンと略同一パターンに形成されたシム
7を配設し、これらのプリント基板およびシムを、カバ
ーと間仕切りとの間で挟持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、携帯型
無線機器等の高周波回路を備えた機器に用いられるシー
ルドケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のシ−ルドケ−スの構造は、図4お
よび図5に示すように、高周波回路(図示略)が実装さ
れたプリント基板18と、このプリント基板18を固定
するための固定用リブ16aを具備するケ−ス本体16
と、このケース本体16の開口部を覆って取り付けられ
るカバ−17と、前記プリント基板18を締結し、か
つ、前記カバ−17の取付補助機能を有するサポ−トネ
ジ19と、前記カバ−17を締結するためのサラネジ2
0と、前記プリント基板18を締結するためのナベネジ
21とによって構成されている。
【0003】そして、組立の際に、前記プリント基板1
8は、前記ケ−ス本体16の固定用リブ16a上に実装
され、前記サポ−トネジ19およびナベネジ21にて前
記ケ−ス本体16に固定される。その後、前記カバ−1
7を、サポ−トネジ19とサラネジ20を用いて前記ケ
−ス本体16に締結する。
【0004】一方、このような高周波回路を備えた機器
においては、同一のプリント基板18上に複数の高周波
回路を実装するのが一般的であるが、このような構成に
あっては、各高周波回路間の電磁干渉による障害が発生
することがある。そのために、各高周波回路に電磁シー
ルドを施すことが行われており、必要箇所へのシ−ルド
方法として従来では、図9に示すように、シ−ルド板2
2、シ−ルドケ−ス23のような部品を、高周波回路を
覆うようにハンダ付けにより後付けしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の技術においては、以下のような問題点があっ
た。第1の問題点は、作業性が悪いということである。
その理由は、シ−ルド板22やシールドケース23の取
り付けをハンダにて後付けしているため、組立に時間を
要すからである。特に、高密度実装パネルでは搭載部品
の実装密度がかなり高く、例えばチップ部品とチップ部
品の間にシ−ルド板22を通して、僅かの隙間にハンダ
付けをする等非常に高度な技術が必要となる。そのため
に、作業時間としてはかなりの時間を要し、さらに付け
加えれば組立作業者のレベルも限定されてくる。
【0006】第2の問題点は、環境保全に対し、何の考
慮もされていないということである。その理由は、ハン
ダには有害物質である鉛が含有されており、少なからず
とも使用すれば環境面においてマイナスになるからであ
る。
【0007】第3の問題点は、コスト高であるというこ
とである。その理由は、第1の問題点と付随して、ハン
ダ作業により組立作業に時間を要すことになり、その結
果としてコストアップにつながるからである。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を鑑み
てなされたもので、簡便な作業によって組み立てること
ができるシールドケースを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るシールドケースは、前述した目的を達成するために、
複数の高周波回路が実装されたプリント基板を、前記高
周波回路を電磁シールドした状態で内装するようにした
シールドケースであって、前記プリント基板が挿入され
る箱形のケース本体と、このケース本体の開口部を覆っ
て装着されるカバーとを備え、前記ケース本体あるいは
前記カバーの少なくとも一方の底部に、前記プリント基
板に実装されている複数の高周波回路を取り囲む間仕切
りを設け、前記間仕切りの長さ方向の複数箇所に不連続
部を形成することにより、前記間仕切りを複数の突条と
し、前記プリント基板に、前記間仕切りの突条が貫通さ
せられる多数の挿入溝を形成し、前記間仕切りを前記各
挿入溝に貫通させるとともに、これらの間仕切り上に、
この間仕切りの形成パターンと略同一パターンに形成さ
れたシムを配設し、このシムを、前記カバーと間仕切り
との間で挟持させて なることを特徴とする。本発明の請
求項2に記載のシールドケースは、請求項1に記載の前
記プリント基板、シム、および、カバーを、前記ケース
本体の外周縁部の複数箇所において固定することにより
位置決めを行い、前記カバー、プリント基板、および、
シムを貫通して前記間仕切りに螺着される多数のねじを
設け、これらのねじによって前記シムを間仕切りあるい
はカバーに圧接させるようにしたことを特徴とする。本
発明の請求項3に記載のシールドケースは、請求項1ま
たは請求項2の何れかに記載の前記シムに、その一方の
面側に突出する弾性変形自在な接触片を一体的に多数形
成してなることを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて、図1ないし図3を参照して説明する。これらの
図に示すシールドケースは、ケース本体9の間仕切り9
aの長さ方向の複数箇所に不連続部を形成することによ
り、前記間仕切り9aを複数の突条とし、プリント基板
11に、間仕切り9aの突条が貫通させられる多数の挿
入溝11aを形成し、前記間仕切り9aを、前記各挿入
溝11aを貫通させるとともに、これらの間仕切り9a
上に、シム15を載置することにより、図6および図7
に示すように、前記間仕切り9aとカバー10との間に
シム15を挟持させた構成としている。
【0011】また、前記シム15には、図2および図3
に示すように、シム15に略コ字状の切り込みを入れた
後に、一方の面側に折曲させることによって形成した多
数の接触片15aが弾性変形自在に一体に形成されてい
る。
【0012】そして、前記プリント基板11のケース本
体9への固定は、その4角に配設されるサポートネジ1
2によって行い、カバー10の固定は、各サポートネジ
12に螺合させられるサラネジ14によって行い、その
他の部分は、カバー10からケース本体9側へ貫通して
このケース本体9に螺合させられる多数のサラネジ13
によって行う。
【0013】このような作業によって、ケース本体9、
シム15、プリント基板11、カバー10が一体化され
るが、このようにして一体化された状態において、シム
15が、図2および図3に詳述するように、ケース本体
9の間仕切り9aとカバー10の間に挟持される。した
がって、前記シム15によって、前記プリント基板11
に実装されている高周波回路に対する電磁シールドが施
される。
【0014】このように、本実施形態においては、ケー
ス本体9、シム15、プリント基板11、シム15、お
よび、カバー10を重ね合わせた後に、これらをネジに
よって固定するといった簡便な作業でシールドケースを
得ることができる。そして、前記間仕切り9aによっ
て、カバー10とシム15との接触時の面圧を高め、こ
れらのシ−ルド性を向上させることができ、さらに、前
記間仕切り9aによって、前記プリント基板11の面上
でシ−ルドを必要としている部分を個別に間仕切る形と
なり、その際に閉空間9bを形成することになるが、前
記シム15によりこの閉空間9bの密閉度が高まり、そ
れにより更なるシ−ルド性の向上が可能となる。さら
に、本実施形態においては、シム15に接触片15aが
設けられていることにより、その弾性によって前述した
接触時の面圧がさらに固められる。
【0015】また、前記ケ−ス本体9およびプリント基
板11の締結に関しては、前記サポ−トネジ12を用い
て行い、かつ、カバ−10やシム15の締結について、
サポ−トネジ12を使用している4角部に関してはサラ
ネジ14を用いて締結し、その他の部分についてはサラ
ネジ13を用いて、ケ−ス本体9、カバ−10、プリン
ト基板11を共締めするため、プリント基板11へのシ
ールド部材取付に関してはハンダ付けは不要である。
【0016】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって設計要求等に基づ
き種々変更可能である。たとえば、間仕切りのパタ−ン
やサポ−トネジやネジ類の本数や取付位置、あるいは、
締結部材の種類などは、図示例に限られるものではな
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
つぎのような優れた効果を奏する。第1の効果は、パネ
ル組立時の作業性が向上する。その理由は、本発明にお
いてはプリント基板上へのシ−ルド部材の取付に関し
て、ハンダ作業が不要であるため、作業時間を短縮する
ことができる。特に、高密度実装パネルの組立において
は、ハンダ付け作業はかなり緻密な作業となるため、経
験豊富な者でなければ難しい作業となるが、本発明であ
れば、その手間が無くなり、しかも作業者の経験有無も
関係無くなる。第2の効果は、環境保全へ貢献出来るこ
とである。その理由は、ハンダ作業が不要となるため、
ハンダに含有されている有害物質である鉛に関する心配
が無くなるからである。第3の効果は、低コスト化が可
能であるということである。その理由は、第1の効果に
て作業性が向上することにより作業時間も短縮が図ら
れ、その相乗効果として作業面からのコストダウンが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、ケース本体
とカバーとを開いた状態を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図3】本発明の一実施形態を示す要部の拡大断面図で
ある。
【図4】一従来を示す分解斜視図である。
【図5】一従来例を示すもので、ケース本体の外観斜視
図である。
【符号の説明】
9 ケース本体 9a 間仕切り 9b 閉空間 10 カバー 11 プリント基板 11a 挿入溝 12 サポートネジ 13 サラネジ 14 サラネジ 15 シム 15a 接触片 16 ケース本体 16a 固定用リブ 17 カバー 18 プリント基板 19 サポートネジ 20 サラネジ 21 ナベネジ 22 シールド板 23 シールドケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−22671(JP,A) 特開 平10−163663(JP,A) 特開 平10−326988(JP,A) 特開 昭63−133600(JP,A) 特開 平10−335870(JP,A) 特開 平11−135975(JP,A) 特開 平3−108400(JP,A) 特開 平10−224074(JP,A) 特開 平5−129789(JP,A) 特開 平1−225200(JP,A) 特開 昭53−86467(JP,A) 特開 平4−96295(JP,A) 特開 平5−72363(JP,A) 特開 平5−110281(JP,A) 実開 昭57−55999(JP,U) 実開 昭60−151198(JP,U) 実開 昭64−5495(JP,U) 実開 昭60−63977(JP,U) 実開 平4−48693(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の高周波回路が実装されたプリント
    基板を、前記高周波回路を電磁シールドした状態で内装
    するようにしたシールドケースであって、前記プリント
    基板が挿入される箱形のケース本体と、このケース本体
    の開口部を覆って装着されるカバーとを備え、前記ケー
    ス本体あるいは前記カバーの少なくとも一方の底部に、
    前記プリント基板に実装されている複数の高周波回路を
    取り囲む間仕切りを設け、前記間仕切りの長さ方向の複
    数箇所に不連続部を形成することにより、前記間仕切り
    を複数の突条とし、前記プリント基板に、前記間仕切り
    の突条が貫通させられる多数の挿入溝を形成し、前記間
    仕切りを前記各挿入溝に貫通させるとともに、これらの
    間仕切り上に、この間仕切りの形成パターンと略同一パ
    ターンに形成されたシムを配設し、このシムを、前記カ
    バーと間仕切りとの間で挟持させてなることを特徴とす
    シールドケース。
  2. 【請求項2】 前記プリント基板、シム、および、カバ
    ーを、前記ケース本体の外周縁部の複数箇所において固
    定することにより位置決めを行い、前記カバー、プリン
    ト基板、および、シムを貫通して前記間仕切りに螺着さ
    れる多数のねじを設け、これらのねじによって前記シム
    を間仕切りあるいはカバーに圧接させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のシールドケース。
  3. 【請求項3】 前記シムに、その一方の面側に突出する
    弾性変形自在な接触片を一体的に多数形成してなること
    を特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の
    シールドケース。
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JP4777097B2 (ja) * 2006-03-06 2011-09-21 株式会社日立国際電気 電子回路のシールドケース
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