JP3567875B2 - 車両用計器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両用計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、乗用車用計器においては、透光性目盛り盤と当該目盛り盤用の複数の光源との間に拡散板を介装して、この拡散板により各光源の光を拡散して目盛り盤にその裏面側から入射するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記計器では、拡散板は、その輝度むらを少なくするために、通常、光に対する拡散率の高い材料により形成されている。しかし、このように拡散板の拡散率を高くすると、逆に、当該拡散板の光に対する透過率が低くなるため、目盛り盤への入射光が減少し、当該目盛り盤に対する拡散板による照明輝度は低くなるという不具合がある。
【0004】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するため、車両用計器において、その透光性目盛り盤と当該目盛り盤用の複数の光源との間に介装される拡散板の光源側の面に対する光学的処理に工夫を凝らし、当該拡散板の輝度むらを最小限に抑制しつつ当該拡散板による照明輝度を高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決にあたり、請求項1に記載の発明に係る車両用計器は、
外周部に沿い円弧状に物理量表示部(41、42)を形成してなる目盛り盤(40a、40b)と、
この目盛り盤の裏面側にて物理量表示部に対応して位置しその円弧方向に間隔をおいて配列されて目盛り盤にその裏面側から光を入射する複数の光源(110a、110b)と、
目盛り盤と複数の光源との間にて目盛り盤に並行に介装される拡散板(50)とを備え、物理量表示部は、目盛り(41a、42a)や数(41c、42c)等の光透過部を複数円弧状に有する。
【0009】
当該計器において、拡散板は、拡散板本体(50a)と、この拡散板本体の裏面に形成された光調整層(50b)とを備えて、光調整層は、拡散板本体の裏面のうち各光透過部に対する各対応部にそれぞれ形成した各第1光調整部(51、52)と、拡散板本体の裏面のうち各第1光調整部以外の部分に形成した第2光調整部(53)とを備えており、
各第1光調整部は、第2光調整部の透過率よりも高い透過率を有しており、これら各第1光調整部の透過率は、当該各第1光調整部の全面に亘り各光源の光の輝度に応じて均一となるように調整されていることを特徴とする。
【0010】
このように、光調整層により第1及び第2の光調整部でもって拡散板本体への入射光の輝度調整をすることで、拡散板本体の拡散率を低くして透過率を高めても、拡散板の輝度むらを最小限に抑制しつつ当該拡散板による照明輝度を高めることができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明に係る発明では、請求項1に記載の発明において、各第1光調整部は、それぞれ、網点状印刷部であり、第2光調整部は、一様な反射印刷部であり、各網点状印刷部の輝度は、当該各第1光調整部の全面に亘り各光源の光の輝度に応じて均一となるように印刷形成されていることを特徴とする。これにより、請求項1に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0012】
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、一様な反射印刷部は一様な白色印刷部であることを特徴とする。これにより、請求項2に記載の発明の作用効果をより一層向上できる。
【0013】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1乃至図4は、本発明に係る乗用車用計器の一実施形態を示しており、この計器は、当該乗用車の車室内のインストルメントパネルにコンビネーションメータとして取り付けられている。
【0015】
当該計器は、図1及び図2にて示すごとく、スピードメータS及びタコメータTを備えており、これらスピードメータS及びタコメータTは、互いに共通の断面コ字状ケーシング10、環状の見返し板20及びフロントパネル30からなるハウジング内に、互いに共通の計器板40、拡散板50、リフレクタ60及びプリント配線板等の配線板70と共に組み付けられている。なお、フロントパネル30はブラックフェースとしての役割を果たす。
【0016】
計器板40は、透明基板(図示しない)の表面に両目盛り盤40a、40bに対応する部分を除き、黒色印刷処理して構成されている。目盛り盤40aは、計器板40の表面のうち図1に図示左側部にて上記透明基板の表面対応部に形成されている。この目盛り盤40aは、その外周部に沿い円弧状に車速表示部41を備えており、この車速表示部41は、各目盛り41aと、これら各目盛り41aの間に円弧方向に沿い位置する各目盛り41bと、各目盛り41aに半径方向内側で隣接対応する数41cと、単位表示部41dとを有している。なお、目盛り41aの幅は、目盛り41bの幅よりも広い。
【0017】
ここで、目盛り盤40aは、車速表示部41を含め、各目盛り41a、41bの輪郭の内側、数41cの各数字の輪郭の内側及び単位表示部41dの各文字や記号の輪郭の内側を除き、黒色印刷塗料の印刷処理による印刷層として形成されている。なお、各目盛り41a、41bの輪郭の内側、数41cの各数字の輪郭の内側及び単位表示部41dの各文字や記号の輪郭の内側は透明となっている。
【0018】
また、目盛り盤40bは、計器板40の表面のうち図1に図示右側部に上記透明基板の表面対応部に形成されている。この目盛り盤40bは、その外周部に沿い円弧状に当該乗用車のエンジンの回転数表示部42と、単位表示部43とを備えており、回転数表示部42は、各目盛り42aと、これら各目盛り42aの間に円弧方向に沿い位置する各目盛り42bと、各目盛り42aに半径方向内側で隣接対応する数42cとを有している。また、単位表示部43は、目盛り盤40bの図1にて図示下部左右方向中央に形成されている。なお、目盛り42aの幅は目盛り42bの幅よりも広い。
【0019】
ここで、目盛り盤40bは、車速表示部42及び単位表示部43を含め、各目盛り42a、42bの輪郭の内側、各数42cの輪郭の内側及び単位表示部43の各文字、各数字や記号の輪郭の内側を除き、黒色印刷塗料の印刷処理による印刷層として形成されている。なお、各目盛り42a、42bの輪郭の内側、各数42cの輪郭の内側及び単位表示部43の各文字、各数字や記号の輪郭の内側は透明となっている。また、計器板40の透明基板の裏面には、白色印刷処理が施されているが、当該裏面の光に対する透過率は、例えば、30%程度である。
【0020】
拡散板50は、計器板40にその裏面に沿い併設されており、この拡散板50は、その外周部にて、計器板40の外周部と共に、ケーシング10の開口部と見返し板20の環状底壁との間に挟持されている。
【0021】
当該拡散板50は、図2及び図3にて示すごとく、拡散板本体50aと、この拡散板本体50aの裏面に印刷形成した光調整層50bとにより構成されている。光調整層50bは、図3にて示すごとく、各複数の網点状印刷部51、52と、一様印刷部53とにより構成されている。複数の網点状印刷部51の各々は、目盛り盤40aの車速表示部41において互いに隣接する目盛り41a及び数41cの組ごとに、これら各組に対応してそれぞれ拡散板本体50aの裏面に網点状に印刷形成されている。
【0022】
ここで、複数の網点状印刷部51の構成の詳細について説明すると、各網点状印刷部51において当該各網点状印刷部51への各光源110a(後述する)からの入射光の輝度が高い位置程程光に対する透過率を低く、かつ入射光の輝度が低い程当該透過率が高くなるようにして、各網点状印刷範囲毎にその全面に亘り均一な輝度を目盛り盤40aに対し呈するように、黒色印刷塗料によるスクリーン印刷によって印刷形成されている。
【0023】
このスクリーン印刷による網点状印刷部51の印刷形成は、上記入射光の輝度が高い位置程表面積の大きな黒点を形成し、上記入射光の輝度が低い位置程表面積の小さな黒点を形成するようになされる。但し、複数の網点状印刷部51においては、一網点状印刷部51毎に、当該網点状印刷部51が、図1にて破線により例示するごとく、対応の隣接する目盛り41a及び数41cを一体に含む範囲に亘り対応するように、対応の目盛り41a及び数41cの各輪郭よりも広めに形成されている。
【0024】
また、複数の網点状印刷部52の各々は、目盛り盤40bの回転数表示部42において互いに隣接する目盛り42a及び数42cの組ごとに、これら各組に対応してそれぞれ拡散板本体50aの裏面に網点状に印刷形成されている。
【0025】
ここで、各網点状印刷部52は、各網点状印刷部51と実質的に同様に、各網点状印刷部52において当該各網点状印刷部52への各光源110b(後述する)からの入射光の輝度が高い位置程光に対する透過率を低く、かつ入射光の輝度が低い程当該透過率が高くなるようにして、各網点状印刷範囲毎にその全面に亘り均一な輝度を目盛り盤40bに対し呈するように、黒色印刷材料によりスクリーン印刷により印刷形成されている。但し、複数の網点状印刷部52においては、一網点状印刷部52毎に、当該網点状印刷部52が、図1にて破線により例示するごとく、対応の隣接する目盛り42a及び数42cを一体に含む範囲に亘り対応するように、対応の目盛り42a及び数42cの各輪郭よりも広めに形成されている。
【0026】
また、一様印刷部53は、拡散板本体50aの裏面のうち、各網点状印刷部51、52に対する各対応部以外の部分において、一様に白色印刷塗料により印刷形成されており、この一様印刷部53の輝度は、各網点状印刷部51、52よりも相当に低い値となっている。なお、一様印刷部53の光に対する透過率は、例えば、30%程度である。
【0027】
拡散板本体50aは、その表面側からは当該拡散板本体50aを通して各網点状印刷部51、52を見ることができない程度の光に対する低い拡散率を有するように、かつ、目盛り盤40a、40bの輝度を高く確保できるような光に対する高い透過率を有するように、適宜な導光拡散材料により形成されている。
【0028】
リフレクタ60は、拡散板50と配線板70との間に挟持されており、このリフレクタ60は、両遮光筒部61、62と、両反射板部63、64とを備えている。遮光筒61は、後述するスピードメータSの指針軸82を包囲するように、この指針軸と同軸的な位置にて、拡散板50のうち目盛り盤40aの中央部に対する対応部とこれに対する配線板70の対応部との間に挟持されている。一方、遮光筒62は、後述するタコメータTの指針軸を包囲するように、この指針軸と同軸的な位置にて、拡散板50のうち目盛り盤40bの中央部に対する対応部とこれに対する配線板70の対応部との間に挟持されている。なお、両遮光筒部61、62の各内周面は白色の反射面となっている。
【0029】
また、反射板部63は、遮光筒部61を円弧状に同軸的に包囲するように、拡散板50のうち目盛り盤40aの中央部と車速表示部41との間の円弧状中間部位に対する対応部とこれに対する配線板70の対応部との間に挟持されており、この反射板部63は、拡散板50から配線板70に向けて断面逆八の字状にて末すぼまり状に延出して形成されている。これにより、反射板部63は、その基端開口部63aにて拡散板50の裏面に当接し、その先端開口部63bにて、配線板70の表面に当接している。なお、反射板部63の内表面63cは白色の反射面となっている。
【0030】
一方、反射板部64は、遮光筒部62を円弧状に同軸的に包囲する位置にて、拡散板50のうち目盛り盤40bの中央部と回転数表示部42との間の円弧状中間部位に対する対応部とこれに対する配線板70の対応部との間に挟持されており、この反射板部64は、拡散板50から配線板70に向けて断面逆八の字状にて末すぼまり状に延出して形成されている。これにより、反射板部64は、その基端開口部64aにて拡散板50の裏面に当接し、その先端開口部64bにて、配線板70の表面に当接している。なお、反射板部64の内表面64cは白色の反射面となっている。
【0031】
配線板70は、リフレクタ60を拡散板50との間に挟持するように拡散板50に並行にケーシング10内にて支持されている。
【0032】
スピードメータSは、当該乗用車の車速を指示するもので、このスピードメータSは、目盛り盤40a、回動内機80a、発光指針90a、指針用の複数の光源100a及び目盛り盤用の複数の光源110aを備えている。
【0033】
回動内機80aは、内機本体81と、指針軸82とを備えており、内機本体81は、配線板70のうち目盛り盤40aに対応する部分にその裏面側から装着されている。指針軸82は、内機本体81から配線板70、リフレクタ60の遮光筒部61、拡散板50及び計器板40の各貫通穴部(目盛り盤40aの中央部に対応する)を通り回動可能に延出している。
【0034】
発光指針90aは、その回動基部にて、指針軸82の先端部に支持されて、目盛り盤40aの表面に沿い回動するようになっている。各光源100aは、共に、発光ダイオードからなるもので、これら各光源100aは、遮光筒部61内にて、拡散板50及び計器板40の各貫通穴部(目盛り盤40aの中央部に対応する)を介し発光指針90aの回動基部の裏面に対向するように配線板70の表面に配設され電気的に接続されている(図2参照)。これにより、各光源100aは、その発光により、遮光筒部61、拡散板50及び計器板40の各貫通穴部を通り発光指針90aの回動基部にその裏面から光を入射する。
【0035】
各光源110aは、共に、発光ダイオードからなるもので、これら各光源110aは、反射板部63の円弧状の延出端開口部63b内にてその円弧方向に沿い間隔をおいて配線板70の表面に配設され電気的に接続されている(図2参照)。これにより、各光源110aは、その発光により、反射板部63を通り拡散板50の裏面に光を入射する。
【0036】
タコメータTは、当該乗用車のエンジンの回転数を指示するもので、このタコメータTは、目盛り盤40b、回動内機80b、発光指針90b、指針用の複数の光源100b及び目盛り盤用の複数の光源110bを備えている。
【0037】
回動内機80bは、内機本体83と、指針軸84とを備えており、内機本体83は、配線板70のうち目盛り盤40bに対応する部分にその裏面側から装着されている。指針軸84は、内機本体82から配線板70、リフレクタ60の遮光筒部62、拡散板50及び計器板40の各貫通穴部(目盛り盤40bの中央部に対応する)を通り回動可能に延出している。
【0038】
発光指針90bは、その回動基部にて、指針軸84の先端部に支持されて、目盛り盤40bの表面に沿い回動するようになっている。各光源100bは、共に、発光ダイオードからなるもので、これら各光源100bは、遮光筒部62内にて、拡散板50を介し発光指針90bの回動基部の裏面に対向するように配線板70の表面に配設され電気的に接続されている(図2参照)。これにより、各光源100bは、その発光により、遮光筒部62、拡散板50及び計器板40の各貫通穴部を通り発光指針90bの回動基部内にその裏面から光を入射する。
【0039】
各光源110bは、共に、発光ダイオードからなるもので、これら各光源110bは、反射板部64の円弧状の延出端開口部64b内にてその円弧方向に沿い間隔をおいて配線板70の表面に配設され電気的に接続されている(図2参照)。これにより、各光源110bは、その発光により、反射板部64を通り拡散板50の裏面に光を入射する。
【0040】
このように構成した本実施形態において、指針用各光源100a、100bが発光すると、各光源100aの光は、リフレクタ60の遮光筒部61の内周面により反射されながら拡散板50及び計器板40の各貫通穴部を通り発光指針90aの回動基部に入射し、各光源100bの光は、リフレクタ60の遮光筒部62の内周面により反射されながら拡散板50及び計器板40の各貫通穴部を通り発光指針90bの回動基部に入射する。これにより、各発光指針90a、90bは、共に発光する。
【0041】
また、目盛り盤用各光源110a、110bが発光すると、各光源110aの光は、反射板部63の内表面63aにより反射されながら拡散板50の裏面のうち反射板部63の基端開口部63aに対応する部分に入射する。このように拡散板50の裏面に入射した各光は、光調整層50bのうち主として各網点状印刷部51を通り拡散板本体50a内に入射する。
【0042】
ここで、対応の各光源110aの光の各網点状印刷部51の入射位置により当該光の輝度が異なっていても、各網点状印刷部51のうち上記入射光の輝度が高い位置程、当該各網点状印刷部51の光に対する透過率が低くなるように、また、各網点状印刷部51のうち上記入射光の輝度が低い位置程、当該各網点状印刷部51の光に対する透過率が高くなるように、各網点状印刷部51が印刷形成されている。このため、当該各網点状印刷部51から拡散板本体50aに入射する光の輝度は、各網点状印刷部51の全面に亘り均一になる。そして、このように拡散板本体50aに入射した光は当該拡散板本体50aにより拡散されて計器板40のうち目盛り盤40aの各目盛り41a、各数41cを透過する。
【0043】
また、各光源110bの光は、反射板部64の内表面64aにより反射されながら拡散板50の裏面のうち反射板部64の基端開口部64aに対応する部分に入射する。このように拡散板50の裏面に入射した各光は、光調整層50bのうち主として各網点状印刷部52を通り拡散板本体50a内に入射する。
【0044】
ここで、対応の各光源110bの光の各網点状印刷部52の入射位置により当該光の輝度が異なっていても、各網点状印刷部52のうち上記入射光の輝度が高い位置程、当該各網点状印刷部52の光に対する透過率が低くなるように、また、各網点状印刷部52のうち上記入射光の輝度が低い位置程、当該各網点状印刷部52の光に対する透過率が高くなるように、各網点状印刷部52が印刷形成されている。このため、当該各網点状印刷部52から拡散板本体50aに入射する光の輝度は、各網点状印刷部52の全面に亘り均一になる。そして、このように拡散板本体50aに入射した光は当該拡散板本体50aにより拡散されて計器板40のうち目盛り盤40bの各目盛り42a、各数42cを透過する。
【0045】
ここで、上述のように拡散板本体50aの拡散率は低く透過率は高いことから、各網点状印刷部51、52を通り拡散板本体50aを透過する光の輝度は高い。従って、目盛り盤40aの車速表示部41の透過光の輝度及び目盛り盤40bの回転数表示部42の透過光の輝度は、均一にかつ高くなる。なお、一様印刷部53は、拡散板本体50a内の光を各目盛り盤40a、40bに向け反射して各目盛り盤40a、40bの光の透過量を増大させる役割をも果たす。
【0046】
よって、上述のように、計器板40と各光源110a、110bとの間に上記構成の拡散板50を介装し、当該拡散板50の拡散板本体50aの拡散率を小さくして透過率を大きくすることで、拡散板50の輝度むらを最小限に抑制しつつ各目盛り盤40a、40bに対する照明輝度を高めることができる。
【0047】
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べたように目盛り41a及び数41cや目盛り42a及び数42cに限ることなく、目盛り40aや40bの光を透過する光透過部に対して網点状印刷部を光調整部50bに形成するようにしてもよい。
【0048】
また、本発明の実施にあたり、計器板40において、上記透明基板のうち各目盛り盤40a、40bに対応する各部分をも含めて各目盛り盤40a、40bとしてもよい。
【0049】
また、本発明の実施にあたり、乗用車用計器に限ることなく、一般に車両用計器に本発明を適用してもよい。また、計器はコンビネーションメータに限ることなくスピードメータ等の単一のものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す部分破断正面図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1の拡散板の部分破断裏面図である。
【図4】図1の配線板を各光源の配置関係において示す平面図である。
【符号の説明】
40…計器板、40a、40b…目盛り盤、41…車速表示部、
41a、42a…目盛り、41c、42c…数、42…回転数表示部、
50…拡散板、50a…拡散板本体、50b…光調整層、
51、52…網点状印刷部、53…一様印刷部、110a、110b…光源。
Claims (3)
- 外周部に沿い円弧状に物理量表示部(41、42)を形成してなる目盛り盤(40a、40b)と、
この目盛り盤の裏面側にて前記物理量表示部に対応して位置しその円弧方向に間隔をおいて配列されて前記目盛り盤にその裏面側から光を入射する複数の光源(110a、110b)と、
前記目盛り盤と前記複数の光源との間にて前記目盛り盤に並行に介装される拡散板(50)とを備え、
前記物理量表示部は、目盛り(41a、42a)や数(41c、42c)等の光透過部を複数円弧状に有してなる車両用計器において、
前記拡散板は、拡散板本体(50a)と、この拡散板本体の裏面に形成された光調整層(50b)とを備えて、
前記光調整層は、前記拡散板本体の裏面のうち前記各光透過部に対する各対応部にそれぞれ形成した各第1光調整部(51、52)と、前記拡散板本体の裏面のうち前記各第1光調整部以外の部分に形成した第2光調整部(53)とを備えており、
前記各第1光調整部は、前記第2光調整部の透過率よりも高い透過率を有しており、これら各第1光調整部の透過率は、当該各第1光調整部の全面に亘り前記各光源の光の輝度に応じて均一となるように調整されていることを特徴とする車両用計器。 - 前記各第1光調整部は、それぞれ、網点状印刷部であり、前記第2光調整部は、一様な反射印刷部であり、
前記各網点状印刷部の輝度は、当該各第1光調整部の全面に亘り前記各光源の光の輝度に応じて均一となるように印刷形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。 - 前記一様な反射印刷部は一様な白色印刷部であることを特徴とする請求項2に記載の車両用計器。
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