JP3526036B2 - 計器装置 - Google Patents

計器装置

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JP3526036B2
JP3526036B2 JP2001098432A JP2001098432A JP3526036B2 JP 3526036 B2 JP3526036 B2 JP 3526036B2 JP 2001098432 A JP2001098432 A JP 2001098432A JP 2001098432 A JP2001098432 A JP 2001098432A JP 3526036 B2 JP3526036 B2 JP 3526036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオートバイ
や自動車をはじめとする各種車両に搭載される計器装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の計器装置にあっては、例え
ば特開昭60−239605号公報に開示されているよ
うに、駆動装置の回転軸によって軸回り駆動される指針
と、この指針の指示対象となる目盛、文字等の表示部を
有する表示パネルと、表示パネルの周縁に配置されたド
ーナツ状の導光体と、導光体に光を供給する光源とを備
えた計器装置が知られている。
【0003】この計器装置では、表示パネルが回転軸付
近から外側に延在する平板部と、この平板部を取り巻く
ように背後に傾斜して延びるリング状の傾斜部とを有
し、この傾斜部に表示部が配置されている。そして光源
からの光を導光体によって傾斜面に導き、表示部を含む
傾斜部をリング状に発光させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例によれば、平板部の周囲を取り巻く傾斜部に表示部
を設け、この表示部を含む傾斜部をリング状に発光させ
ることで、目盛や文字等の視認性を向上させるものであ
るが、リング状の傾斜面が導光体からの光供給を受けて
リング状に発光するだけであるため、照明意匠に立体感
が乏しいという問題があった。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、その主な目的は、表示パネルの照明意匠に立体感を
付与し得る計器装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、駆動装置の回転軸によって軸回り回転す
る指針と、この指針の外周を取り巻くように前方または
背後に延びるリング状の傾斜部を有する表示パネルと、
前記傾斜部の前面に光を照射して前記表示パネルをリン
グ状に発光させる照明手段とを備え、前記照明手段が前
記傾斜部に対向しこれに光を照射する照射部を有する導
光体と、この導光体を発光させる光源とからなり、少な
くとも前記傾斜部を含む前記表示パネルの前面領域に
記照射部に近い側が濃く、遠い側が次第に薄くなるよう
濃淡が変化する着色部を形成したことを特徴とする。
【0007】また本発明は、駆動装置の回転軸によって
軸回り回転する指針と、この指針の外周を取り巻くよう
に前方または背後に延びるリング状の傾斜部を有する表
示パネルと、前記傾斜部の前面に光を照射して前記表示
パネルをリング状に発光させる照明手段とを備え、前記
照明手段が光源と、前記傾斜部に対向する開口部を有す
ると共にこの開口部を通じて前記傾斜部に前記光源から
の光を照射する照明室とからなり、少なくとも前記傾斜
部を含む前記表示パネルの前面領域に内側から外側に向
かうに従って濃淡が変化する着色部を形成したことを特
徴とする。
【0008】また本発明は、前記着色部が所定のドット
パターンを有する網点状に形成されることを特徴とす
る。
【0009】また本発明は、前記着色部が前記表示パネ
ルの地部を形成する地色層の前面に形成されることを特
徴とする。
【0010】
【0011】また本発明は、前記照明室内に導光体を介
在させたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1から図4は本発明の第1実施
形態を示すもので、以下、これらに基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお図1は、本発明の第1実施形態
による計器装置の正面図、図2は、図1のA−A断面
図、図3は同実施形態による表示パネルの要部斜視図、
図4は同実施形態による表示パネルの照明意匠を示す正
面図である。
【0013】図1及び図2において、本実施形態による
計器装置は、回路基板1と、この回路基板1に導通装着
され回転軸2が前方に延びる駆動装置3と、回転軸2に
て軸回り駆動される指針4と、この指針4の背後に位置
する表示パネル5と、この表示パネル5の前方側を露出
する見返し板6と、この見返し板6と回路基板1との間
であって表示パネル5の外周に配置される照明手段7
と、回路基板1と表示パネル5との間に配置される枠体
8とから構成される。
【0014】回路基板1は、例えばガラスエポキシ系基
材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板か
らなり、後述する光源と、例えば計器本体3の駆動・制
御を行う駆動手段(図示せず)や例えば抵抗、コンデン
サ等の各種回路部品(図示せず)が前記配線パターンに
導通接続されている。
【0015】駆動装置3は、可動磁石式計器またはステ
ッピングモータからなり、回転軸2が回路基板1を貫通
するように、その主要部が回路基板1の背後に装着さ
れ、且つ半田付け等の適宜導通手段により前記配線パタ
ーン(前記駆動手段)に電気接続される。
【0016】指針4は、透光性の合成樹脂からなり、回
転軸2の先端に連結され、その回転中心部にはカバーが
装着されている。
【0017】表示パネル5は、指針4の回転軌道に沿っ
た円弧状の配列形状を有して配置され、指針4の指示対
象となる文字部51a並びに目盛部51bからなる表示
部51と、この表示部51の背景となる地部52と、回
路基板1側となる背面に設けられる反射部53とを有し
ている。
【0018】これら表示部51,地部52,反射部53
は、透光性合成樹脂からなる基板54に形成された印刷
層からなる。表示部51は、文字部51aが適宜色を有
する透光性インクにより、目盛部51bが適宜色を有す
る遮光性インクにより各々印刷形成され、地部52は、
後述する第1の平板部領域が例えば黒色の暗色系遮光性
インクにより、後述する傾斜部並びに第2の平板部領域
が例えばシルバーメタリック調の明色系遮光性インクに
より各々印刷形成され、反射部53は光反射率の高い遮
光性の白色系インクにより印刷形成されている。この場
合、各インクの印刷は、スクリーン印刷等の手段を用い
て印刷形成され、また地部52及び反射部53は、文字
部51aの対応領域を除く所定領域に一様に設けられて
いる。なお、55は回転軸2と指針4との連結箇所に対
応する貫通孔である。
【0019】表示パネル5はまた、その中央領域が前方
側に突出する断面略凸形状に形成され、回転軸2付近と
なる貫通孔55の周縁から外側に向けて延びる第1の平
板部56と、この第1の平板部56を取り巻いて背後
(枠体8または回路基板1側)に傾斜して延びるリング
状の傾斜部57と、この傾斜部57から外周に向け第1
の平板部56と平行に延びる第2の平板部58とを有
し、本実施形態では、表示部51、地部52、反射部5
3を印刷形成した後、その基板54を熱変形させる、所
謂、絞り加工により表示パネル5が形成されている。
【0020】第1の平板部56は、指針4の長手方向に
沿って平面形状を有し、その外周縁に文字部51aが配
置されている。
【0021】傾斜部57は、第1の平板部56に対し所
定角度、本実施形態では略45度背後に傾いており、こ
の領域内に目盛部51bと着色層(着色部)59とが地
部52上に重ね印刷されている。
【0022】着色層59は、図3に示すように、有彩色
系の色調、例えば青色、黄色、桃色のインクを用いて、
第2の平板部58の内周縁から傾斜部57に渡る所定領
域にスクリーン印刷された網点状の着色印刷層からな
り、目盛部51bを覆わないように形成されている。そ
して網点を形成するドットパターン(丸形に限らない)
の所定単位面積当たりの大きさは、内側(貫通孔55
側)から外側に向かうに従って次第に変化するように設
定され、これにより第1の平板部56の外周に色の濃淡
によるグラデーション模様を形成するものである。この
グラデーション模様は、本実施形態では、内側から外側
に向かうに従って(後述する導光体の照射部に近づくに
従って)次第に色が濃くなるように設定されている。
【0023】なお本実施形態では、着色部59を網点状
に設定したが、色の濃淡によるグラデーションを表現で
きれば、着色部59の形状やその形成手法は任意であ
り、例えば、ライン状着色層を複数、間隔を変化させて
設けても良い。
【0024】見返し板6は、指針4と表示パネル5の主
要部とを露出し、それ以外の所要領域を隠蔽するもの
で、表示パネル5の傾斜部57よりも径大な露出用窓部
61を備えている。
【0025】照明手段7は、第1の光源71と導光体7
2とで構成され、表示パネル5の目盛部51bを含む傾
斜部57を照明する第1の照明手段701と、第2の光
源73と枠体8の後述する第1の照明室とで構成され文
字部51aを照明する第2の照明手段702と、第3の
光源74と枠体8の後述する筒状部とで構成され、指針
4を照明する第3の照明手段703とからなる。
【0026】第1の照明手段701を構成する第1の光
源71と導光体72のうち、第1の光源71は、見返し
板6の背後に配置された発光ダイオードからなり、導光
体72は、透光性のアクリル樹脂によって断面略「L」
字状に形成され、第1の光源71からの光を受光する入
光部721と、この入光部721から取り入れた光を傾
斜部57側に反射する反射部722と、表示パネル5の
傾斜部57に対向配置され反射部722からの光を傾斜
部57に照射する照射部723とを有し、照射部723
が傾斜部57に、入光部721が第1の光源71にそれ
ぞれ対向するよう見返し板6の背後に配置されている。
【0027】枠体8は、例えば白色系の合成樹脂からな
り、表示パネル5と回路基板1との間に位置して表示パ
ネル5を支持するケース体である。この枠体8には回転
軸2を取り巻くように指針4側に延びる筒状壁81と、
この筒状壁81の外周に形成された第1の反射壁82
と、この第1の反射壁82及び第1の平板部56に対向
するように湾曲して延びる第2の反射壁83とを有して
いる。
【0028】第1の反射壁82は、第2の光源73に対
向するように傾斜して延び、第2の光源73(例えば発
光ダイオードからなる)からの光を外周に反射する反射
面を構成し、第2の反射壁83は、第1の反射壁82を
通じて外周に反射された光を表示パネル5側に反射する
反射面を構成し、これら第1,第2の反射壁82,83
とで第2の光源73からの光を文字部51aに導く第1
の照明室84を形成し、この第1の照明室84とこの第
1の照明室84内に配置される第2の光源73とで文字
部51aを照明する第2の照明手段702が構成され
る。また筒状壁81は、第3の光源74(例えば発光ダ
イオードからなる)からの光を指針4に導く第2の照明
室85を形成し、この第2の照明室85と第2の光源7
4とで指針4を照明する第3の照明手段703が構成さ
れる。
【0029】このような構成において、第1の光源71
が発光すると、この第1の光源71から発せられた光
は、導光体72の照射部723を通じて傾斜部57の前
面側に照射され、これにより目盛部51bを含む傾斜部
57がリング状に発光する。また第2,第3の光源7
3,74が発光すると、これら光源73,74から発せ
られた光は、第1,第2の照明室84,85を通じて文
字部51a並びに指針4に照射され、文字部51a並び
に指針4を透過照明する。
【0030】この際、第2の平板部58から傾斜部57
に渡って、着色層59による色のグラデーション模様が
形成されており、このグラデーション模様が導光体72
からの照射光により照らし出されることにより、第1の
平板部56の外周を囲むように、内側から外側に向かう
に従って次第に色が濃くなるリング状発光部Rが形成さ
れる(図4参照)。このようにリング状発光部Rが色の
グラデーションを帯びて視認されることにより、リング
状発光部Rが文字部51aを含む第1の平板部56を手
前側に浮かびあがらせ、これにより表示パネル5が立体
感を有して視認される。しかも本実施形態では、リング
状発光部Rが有彩色にて明るく発光するのに対して、暗
色系の地部52を有する第1の平板部56は文字部51
a以外が発光しないため、リング状発光部Rと第1の平
板部56とのコントラストにより、立体感を際だたせる
ことができる。
【0031】以上のように本実施形態では、駆動装置3
の回転軸2によって軸回り回転する指針4と、この指針
4の外周を取り巻くように前方または背後に延びるリン
グ状の傾斜部57を有する表示パネル5と、傾斜部57
の前面に光を照射してリング状に発光させる照明手段
(第1の照明手段)701とを備えており、傾斜部57
を含む表示パネル5の前面領域に内側から外側に向かう
に従って濃淡が変化する着色層(着色部)59を形成し
たことにより、表示パネル5の照明に立体感を与え、商
品性を高めることができる。
【0032】また本実施形態では、着色層59を、所定
のドットパターンを有する網点状に形成したことによ
り、色の濃淡変化を伴うグラデーション模様を良好なも
のとすることができる。なお本実施形態では、着色層5
9をスクリーン印刷により形成したが、印刷手法は任意
であり、例えばオフセット印刷により形成してもよい。
【0033】また本実施形態では、照明手段(第1の照
明手段)701を傾斜部57に対向する照射部723を
有する導光体72と、この導光体72に光を供給する第
1の光源71とから構成したことにより、傾斜部57を
含んで表示パネル5上に形成される着色層59の照明効
率を高めることができる。
【0034】図5,図6は本発明の第2実施形態を示す
もので、本実施形態では、図5に示すように、表示パネ
ル5を第1の平板部56を形成する第1の表示パネル5
01と、傾斜部57及び第2の平板部58を形成する第
2の表示パネル502とに分割形成し、両者を離間配置
したものであり、第2の表示パネル502側となる傾斜
部57には、内側に向けて第1の表示パネル501と略
平行に延びる延長部57aが形成され、この延長部57
aが所定間隔を有して第1の表示パネル501に重なる
ようになっている。
【0035】また第1の表示パネル501の背後には、
枠体8の第1,第2の反射壁81,82を通じて照明室
840が形成され、この照明室840と光源730とに
より、照明手段704が形成されている。
【0036】照明室840は、傾斜部57に対向する開
口部840aを有し、この開口部840aを通じて傾斜
部57に光源730からの光を照射して傾斜部57を発
光させると共に、文字部51aを背後から透過照明する
ように構成されており、この場合、開口部840aは、
傾斜部57に光を照射する照射部として機能する。
【0037】そして、図6に示すように、第2の表示パ
ネル502の延長部57aから傾斜部57に渡って、前
記第1実施形態と同様、所定のドットパターンを有する
網点状の着色層(着色部)59が形成されており、本実
施形態の場合、着色層59は、内側(回転軸2側)から
外側に向かうに従って(照明室840の開口部840a
から遠ざかるに従って)、次第に色が薄くなるグラデー
ション模様を形成するように設定されている。なお本実
施形態では、第1の表示パネル501側の地部52は、
例えば黒色の暗色系遮光性インクにより印刷形成され、
また第2の表示パネル502側の地部52は、例えばシ
ルバーメタリック色の明色系遮光性インクにより形成さ
れている。
【0038】このような構成において、光源730が発
光すると、その光は照明室840を通じて文字部51a
を透過照明すると共に開口部840aを通じて傾斜部5
7付近を照らし、この際、着色層59は、第1の表示パ
ネル501(平板部56)の外周を囲むように、内側か
ら外側に向かうに従って次第に色が薄くなる、色のグラ
デーションを帯びたリング状発光部を形成する。これに
より第1の表示パネル501の周囲があたかも金環月食
のように明るく且つ色のグラデーションを有して発光す
るため、文字部51aを含む第1の表示パネル501が
浮かび上がるように立体感を有して視認され、前記第1
実施形態と同様な効果に加え、リング状発光部が金環月
食状に光輝することで斬新で独創的な照明意匠を形成す
ることができる。
【0039】また本実施例では、照明室840により、
文字部51a(第1の表示パネル501)と傾斜部57
付近(第2の表示パネル502)との双方を照明する構
造を採用したことにより、構造をシンプル且つコンパク
トになすことができる。
【0040】図7は本発明の第3実施形態を示し、本実
施形態では、前記第2実施形態の構成をベースとし、照
明室840の開口部840a付近に傾斜部57と対向す
る導光体720を配置し、この導光体720を照射部と
して機能させたものであり、本実施形態によっても前記
第1,第2実施形態と同様な効果を期待できる。
【0041】なお本発明において、着色部による色のグ
ラデーションは、内側から外側に向かうに従って濃淡が
変化するように設定されていれば良いが、照明手段の照
射部に近い側が濃く、遠い側が次第に薄くなるように設
定すると、照射部に近い側の色みが強く、遠い側の色み
が弱くなるように変化するため、色の濃淡により立体感
を付与する上で有利である。
【0042】また前記第1〜第3実施形態では採用して
いないが、表示パネルの前方に光源の非点灯時には、例
えば、かろうじて内部が視認し得る程度の透過率を有す
る暗色系の合成樹脂(スモーク材)からなる前面カバー
を配置し、この前面カバーを通じてリング状発光部をは
じめとする照明意匠が視認されるように構成してもよ
く、このように構成することにより、暗色の背景中に照
明意匠を浮かび上がらせることができ、美観を向上させ
ることが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上、本発明によれば、初期の目的を達
成することができ、表示パネルの照明意匠に立体感を付
与し得る計器装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による計器装置の正面
図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】同実施形態による表示パネルの要部斜視図
【図4】同実施形態による表示パネルの照明意匠を示す
正面図。
【図5】本発明の第2実施形態による計器装置の断面
図。
【図6】同実施形態による表示パネルの要部斜視図。
【図7】本発明の第3実施形態による計器装置の断面
図。
【符号の説明】
1 回路基板 2 回転軸 3 計器本体 4 指針 5 表示パネル 6 見返し板 7 照明手段 8 枠体 51a 文字部 51b 目盛部 52 地部 56 第1の平板部 57 傾斜部 57a 延長部 58 第2の平板部 59 着色層(着色部) 71 第1の光源 72 導光体 73 第2の光源 74 第3の光源 82 第1の反射壁 83 第2の反射壁 84 第1の照明室 85 第2の照明室 501 第1の表示パネル 502 第2の表示パネル 701 第1の照明手段 702 第2の照明手段 703 第3の照明手段 720 導光体 723 照射部 840 照明室 840a 開口部 R リング状発光部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置の回転軸によって軸回り回転す
    る指針と、この指針の外周を取り巻くように前方または
    背後に延びるリング状の傾斜部を有する表示パネルと、
    前記傾斜部の前面に光を照射して前記表示パネルをリン
    グ状に発光させる照明手段とを備え、前記照明手段が前
    記傾斜部に対向しこれに光を照射する照射部を有する導
    光体と、この導光体を発光させる光源とからなり、少な
    くとも前記傾斜部を含む前記表示パネルの前面領域に
    記照射部に近い側が濃く、遠い側が次第に薄くなるよう
    濃淡が変化する着色部を形成したことを特徴とする計
    器装置。
  2. 【請求項2】 駆動装置の回転軸によって軸回り回転す
    る指針と、この指針の外周を取り巻くように前方または
    背後に延びるリング状の傾斜部を有する表示パネルと、
    前記傾斜部の前面に光を照射して前記表示パネルをリン
    グ状に発光させる照明手段とを備え、前記照明手段が光
    源と、前記傾斜部に対向する開口部を有すると共にこの
    開口部を通じて前記傾斜部に前記光源からの光を照射す
    る照明室とからなり、少なくとも前記傾斜部を含む前記
    表示パネルの前面領域に内側から外側に向かうに従って
    濃淡が変化する着色部を形成したことを特徴とする計器
    装置。
  3. 【請求項3】 前記着色部が所定のドットパターンを有
    する網点状に形成されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の計器装置。
  4. 【請求項4】 前記着色部が前記表示パネルの地部を形
    成する地色層の前面に形成されることを特徴とする請求
    項1から請求項3のうち何れか一つに記載の計器装置。
  5. 【請求項5】 前記照明室内に導光体を介在させたこと
    を特徴とする請求項2記載の計器装置。
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