JP3567688B2 - 物品収納具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品収納空間がカバー体で覆われ、このカバー体の内部に多数の物品を収納することができる物品収納具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品収納具としては例えば特開平7−101339号公報に示されるものがある。すなわち、後枠体と左右一対の側枠体とが前面を開放した平面視門形状に配設され、これら各枠体の下部間に底枠が配設されている。また、上記各枠体と底枠とで囲まれた収納部は六面体のシート状のカバー体で覆われている。上記カバー体には、後枠体の門形枠材と右側枠体の門形枠材と左側枠体の門形枠材とにそれぞれ巻付け可能な複数の着脱用面ファスナーが設けられている。
【0003】
そして、上記各着脱用面ファスナーを後枠体の門形枠材と右側枠体の門形枠材と左側枠体の門形枠材とにそれぞれ巻付けることによって、収納部のカバー体を後枠体と右側枠体と左側枠体とに連結固定していた。このようにして取付けられたカバー体内に物品を収納し、複数台の物品収納具をトラック等に搭載して搬送していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、複数台の物品収納具を搬送する場合、振動等によって、物品収納具の着脱用面ファスナーが他の物品収納具の着脱用面ファスナーあるいは枠体等に接触し、擦れて損傷する恐れがあった。
【0005】
本発明は、カバー体を連結固定する際に側体の一部に当て付けられるカバー体の一部が損傷するのを防止することを目的とする。
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、対向する一対の側体の下部間に底体が設けられ、
上記両側体間でかつ底体上に物品収納空間が形成され、
上記物品収納空間を覆うカバー体が装着され、
上記カバー体の一部が側体の一部に当て付けられ、
上記側体の一部に当て付けられたカバー体の一部を覆う覆い部材が上記側体に着脱自在に嵌め込まれ、
上記カバー体の一部は側体の一部と覆い部材とに挟まれて側体に固定されており、
上記カバー体の一部に、側体の一部と覆い部材との間からの脱抜を防止するための抜止め部が設けられているものである。
【0007】
これによると、カバー体の一部を側体の一部に当て付け、覆い部材を側体に嵌め込むことにより、カバー体の一部が側体の一部と覆い部材とに挟まれて側体に固定されるため、簡単にカバー体を装着することができ、さらに、覆い部材を側体から脱抜することにより、簡単にカバー体を取り外すことができる。
【0008】
また、カバー体を装着した際、カバー体の一部は覆い部材で覆われているため、カバー体の一部が覆い部材で保護され、カバー体の一部が他の物品収納具のカバー体の一部や側体等に直接接触することはない。したがって、カバー体の一部が損傷するのを防止することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、側体は断面が丸形状の外枠を有し、カバー体の一部が上記外枠に当て付け可能な帯状の取付部材として形成され、覆い部材は内側に上記外枠を保持する保持空間が形成された断面U形状に形成され、上記覆い部材の両遊端部間の間隔が上記外枠の径に応じて弾性的に拡縮するものである。
【0010】
これによると、カバー体の取付部材を外枠に当て付け、覆い部材を外枠に嵌め込む。この際、覆い部材の両遊端部間の間隔が上記外枠の径に応じて拡がって、外枠が保持空間内にはまり込んで保持され、その直後、覆い部材の両遊端部間の間隔が縮小して元に戻る。これにより、取付部材が外枠と覆い部材とに挟まれて外枠に固定されるとともに、覆い部材が外枠から不用意に脱落することはない。
【0011】
請求項3記載の発明は、抜止め部は、取付部材に設けられ、外枠に嵌め込まれた覆い部材の遊端部に係合可能であるものである。
これによると、取付部材が外枠と覆い部材とに挟まれて外枠に固定された状態で、取付部材が引っ張られても、抜止め部が覆い部材の遊端部に係合することによって、取付部材が外枠と覆い部材との間から脱抜されるのを防止することができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、覆い部材は柔軟性を有する材質で形成されているものである。
これによると、複数の物品収納具同士が当接するような場合、覆い部材が介在することによって、覆い部材が当接時のショックを和らげ騒音を低減する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明する。
図4に示すように、1は物品収納具であり、左右一対の側枠体2,3(側体の一例)と、これら両側枠体2,3の後部間に配設された後枠体4と、上記両側枠体2,3の下部間に配設された平板状の底体5とで構成されている。
【0014】
図6に示すように、上記側枠体2,3はそれぞれ、パイプ等を折り曲げて形成した門形状の外枠6と、この外枠6の下端間に連結されるアングル状の下部横枠材7と、この下部横枠材7と上記外枠6の上部横枠材8との間に配設された複数の縦線材9と、上記外枠6の前部縦枠材10と後部縦枠材11との間に配設された複数の横線材12とで構成されている。
【0015】
図7に示すように、上記後枠体4は、パイプ等を折り曲げて形成した門形状の外枠13と、この外枠13の下端間に連結される下部横枠材14と、この下部横枠材14と上記外枠13の上部横枠材15との間に配設された複数の縦線材16と、上記外枠13の左右一対の縦枠材17,18間に配設された複数の横線材19とで構成されている。
【0016】
図4,図6,図7に示すように、上記一方の側枠体2の後部縦枠材11と後枠体4の一方の縦枠材17とは上下複数の連結具20で連結され、同様に、他方の側枠体3の後部縦枠材11と後枠体4の他方の縦枠材18とは上下複数の連結具21で連結されている。尚、上記一方の側枠体2は、垂直軸心22の回りに回動して、図4の仮想線で示すように後枠体4の内側に折り畳み可能となっている。
【0017】
図6に示すように、上記底体5は、側枠体2,3の両下部横枠材7間に支持され、ヒンジ具(図示せず)を介して後枠体4の下部横枠材14に連結され、水平軸心(図示せず)の回りに回動して、図4または図6の仮想線で示すように後枠体4の内側に折り畳み可能となっている。
【0018】
上記側枠体2,3の下部横枠材7と後枠体4の下部横枠材14とには複数のキャスター車輪24が遊転並びに旋回自在に設けられている。
上記両側枠体2,3間で後枠体4の前方かつ底体5上には、物品収納空間26が形成されている。この物品収納空間26の左右両側と後側とはカバー体27で覆われている。すなわち、図4,図8,図9に示すように、上記カバー体27は、メッシュ状の布材であり、一方の側枠体2の内面を覆う一方の側部カバー28と、他方の側枠体3の内面を覆う他方の側部カバー29と、後枠体4の内面を覆う後部カバー30とにより、平面視で門形状に形成されている。
【0019】
上記カバー体27には、複数の幅の狭い帯状の取付部材31〜33と、複数の幅の広い帯状の取付部材34〜38と、複数の面ファスナー39とが設けられている。これら各取付部材31〜38の基端部と面ファスナー39の基端部とはそれぞれ補強用布体40で補強されている。また、上記各取付部材31〜38はそれぞれカバー体27の一部としてメッシュ状の布材で形成されている。
【0020】
図8に示すように、上記取付部材31は、各側部カバー28,29の上部の前後両端部に設けられ、各側枠体2,3の外枠6の上部横枠材8に巻き付け可能である。また、上記取付部材32は、各側部カバー28,29の前部かつ上部に設けられ、各側枠体2,3の外枠6の前部縦枠材10に巻き付け可能である。また、図9に示すように、上記取付部材33は、後部カバー30の上部の左右両端部に設けられ、後枠体4の外枠13の上部横枠材15に巻き付け可能である。
【0021】
図8に示すように、上記取付部材34は、各側部カバー28,29の上部でかつ上記両取付部材31の前後間に設けられ、各側枠体2,3の外枠6の上部横枠材8に巻き付け可能である。また、上記取付部材35は、各側部カバー28,29の前部かつ上下中間部に設けられて上記取付部材32の下方に位置し、各側枠体2,3の外枠6の前部縦枠材10に巻き付け可能である。また、図9に示すように、上記取付部材36は、後部カバー30の上部かつ上記両取付部材33間に左右一対設けられ、後枠体4の外枠13の上部横枠材15に巻き付け可能である。また、上記取付部材37は、後部カバー30の左右一側部に上下一対設けられ、後枠体4の外枠13の一方の縦枠材17に巻き付け可能である。また、上記取付部材38は、後部カバー30の左右他側部に上下一対設けられ、後枠体4の外枠13の他方の縦枠材18に巻き付け可能である。さらに、図8に示すように、上記面ファスナー39は、各側部カバー28,29の前部かつ下部に設けられて上記取付部材35の下方に位置し、各側枠体2,3の外枠6の前部縦枠材10に巻き付け可能である。
【0022】
図6に示すように、上記左右両外枠6の上部横枠材8には、巻き付けられた取付部材31を覆う覆い部材43と、巻き付けられた取付部材34を覆う覆い部材44とが着脱自在に外嵌されている。同様に、左右両外枠6の前部縦枠材10には、巻き付けられた取付部材32を覆う覆い部材43と、巻き付けられた取付部材35を覆う覆い部材44とが着脱自在に外嵌されている。同様に、図7に示すように、後部の外枠13の上部横枠材15には、巻き付けられた取付部材33を覆う覆い部材43と、巻き付けられた取付部材36を覆う覆い部材44とが着脱自在に外嵌されている。同様に、後部の外枠13の左右両縦枠材17,18には、巻き付けられた取付部材37,38を覆う覆い部材44がそれぞれ着脱自在に外嵌されている。
【0023】
上記各覆い部材43の長さは各取付部材31〜33の幅に合わせて短く形成され、上記各覆い部材44の長さは各取付部材34〜38の幅に合わせて長く形成されている。図1〜図3に示すように、これら各覆い部材43,44は、断面がU形状に形成され、その内側には、上記外枠6の上部横枠材8および前部縦枠材10ならびに外枠13の上部横枠材15および縦枠材17,18を保持する保持空間45が形成されている。また、上記各覆い部材43,44は、柔軟性を有する樹脂で形成され、その両遊端部46間の間隔は、図2の実線で示すように上記各枠材8,10,15,17,18の径よりも狭く、かつ各枠材8,10,15,17,18の径に応じて図2の仮想線で示すように弾性的に拡縮する。さらに、各覆い部材43,44の内側には、拡げられた両遊端部46間の間隔を縮小して元の間隔に復元する方向へ両遊端部46を付勢する板ばね47が前後一対設けられている。
【0024】
これにより、図1に示すように、上記各取付部材31〜38は、上記各枠材8,10,15,17,18と各覆い部材43,44とに挟まれて、両側枠体2,3と後枠体4とに連結固定される。また、上記各取付部材31〜38の遊端部には、装着された各覆い部材43,44の遊端部46に係合可能な抜止め部材42が取付けられている。
【0025】
以下、上記構成における作用を説明する。
カバー体27を装着する場合、カバー体27を物品収納空間26に挿入し、図1に示すように、取付部材31を各側枠体2,3の外枠6の上部横枠材8に巻き付け、覆い部材43を上記上部横枠材8に外嵌する。この際、上記覆い部材43の両遊端部46間の間隔が上記上部横枠材8の径に応じて拡がって、上部横枠材8が保持空間45内にはまり込んで保持され、その直後、板ばね47の付勢力により両遊端部46間の間隔が縮小して元の間隔に戻る。これにより、取付部材31が上部横枠材8と覆い部材43とに挟まれて外枠6に固定されるとともに、覆い部材43が上部横枠材8から不用意に脱落することはない。
【0026】
さらに、図6に示すように上記と同様にして覆い部材43を用いることにより、取付部材32が前部縦枠材10と覆い部材43とに挟まれて外枠6に連結固定され、図7に示すように取付部材33が上部横枠材15と覆い部材43とに挟まれて外枠13に連結固定される。
【0027】
また、上記と同様にして覆い部材44を用いることにより、図6に示すように取付部材34が上部横枠材8と覆い部材44とに挟まれて外枠6に固定され、取付部材35が前部縦枠材10と覆い部材44とに挟まれて外枠6に連結固定され、図7に示すように取付部材37が縦枠材17と覆い部材44とに挟まれて外枠13に連結固定され、取付部材38が縦枠材18と覆い部材44とに挟まれて外枠13に連結固定される。さらに、図6に示すように、面ファスナー39を各側枠体2,3の外枠6の前部縦枠材10に巻き付けて密着させることにより、カバー体27を簡単に物品収納空間26に装着することができる。
【0028】
その後、物品収納空間26に対して物品を出し入れして、物品を収納する。そして、物品収納具1を押し引きすることにより各キャスター車輪24が転動して、物品収納具1を容易に移動させることができる。
【0029】
また、上記各取付部材31〜33はそれぞれ覆い部材43で覆われているため、これら取付部材31〜33が覆い部材43で保護され、同様に、上記各取付部材34〜38はそれぞれ覆い部材44で覆われているため、これら取付部材34〜38が覆い部材44で保護され、これにより、各取付部材31〜38が他の物品収納具1の取付部材31〜38や側枠体2,3あるいは後枠体4等に直接接触することはない。したがって、複数の物品収納具1をトラック等に搭載して搬送するような場合でも、各取付部材31〜38が損傷するのを防止することができる。
【0030】
また、各覆い部材43,44は樹脂製であるため、複数の物品収納具1同士が当接するような場合、上記覆い部材43,44が介在することによって、これら覆い部材43,44が当接時のショックを和らげ騒音を低減する。
【0031】
また、カバー体27に外力等が作用して、各取付部材31〜38が引っ張られても、図1に示すように、抜止め部材42が各覆い部材43,44の遊端部46に係合することによって、各取付部材31〜38が各枠材8,10,15,17,18と各覆い部材43,44との間から脱抜されるのを防止することができる。また、各覆い部材43,44を各枠材8,10,15,17,18から取り外すことにより、簡単にカバー体27を取り外すことができる。
【0032】
上記実施の形態ではカバー体27としてメッシュ状の布材を用いたため、通気性および放熱性が良く、湿気を多く含む物品や高温の物品を収納するのに最適である。しかしながら、カバー体27は、メッシュ状の布材に限られることはなく、全面が閉塞した布材や保冷用のビニールシート等であってもよい。また、上記カバー体27は側部カバー28,29と後部カバー30とにより三面体に形成されているが、開閉自在な前部カバーを付加した四面体であってもよく、さらには上下両カバーを付加した六面体であってもよい。
【0033】
上記実施の形態では取付部材31〜38を帯状に形成しているが、紐状でもよく、あるいは取付部材31〜38として面ファスナーを用いてもよい。
上記実施の形態では、幅の異なる2種類の取付部材31〜33と取付部材34〜38とに応じて、長さの異なる2種類の覆い部材43と覆い部材44とを用いているが、各取付部材31〜38の幅を統一し、これに応じて各覆い部材43,44の長さを統一してもよい。
【0034】
上記実施の形態において、図1に示すように、各覆い部材43,44の両遊端部46間の間隔を側枠体2,3の縦線材9の径よりも大きくすることにより、各覆い部材43,44を上部横枠材8の前後方向で任意の位置に外嵌することができ、この際、上記縦線材9が邪魔になることはない。同様に、上記両遊端部46間の間隔を側枠体2,3の横線材12の径よりも大きくすることにより、各覆い部材43,44を前部縦枠材10の上下方向で任意の位置に外嵌することができ、この際、上記横線材12が邪魔になることはない。同様に、上記両遊端部46間の間隔を後枠体4の縦線材16の径よりも大きくすることにより、各覆い部材43,44を上部横枠材15の左右方向で任意の位置に外嵌することができ、この際、上記縦線材16が邪魔になることはない。同様に、上記両遊端部46間の間隔を後枠体4の横線材19の径よりも大きくすることにより、各覆い部材43,44を縦枠材17,18の上下方向で任意の位置に外嵌することができ、この際、上記横線材19が邪魔になることはない。
【0035】
上記実施の形態において、図4の仮想線で示すように、両側枠体2,3の前部間に、前枠体48を着脱自在に設け、この前枠体48の内側に、前枠体48の内面を覆うカバー(図示せず)を取付けた物品収納具1であってもよい。また、後枠体4のない物品収納具1であってもよい。
【0036】
上記実施の形態では、図4に示すように、カバー体27を両側枠2,3と後枠体4との内側に設けて物品収納空間26を覆っているが、カバー体27を両側枠2,3と後枠体4との外側に設けて物品収納空間26を覆ってもよい。
【0037】
上記本発明の第1の実施の形態では、図1に示すように、各取付部材31〜38を各外枠6,13の内側から外側に巻き付けて、各取付部材31〜38の遊端部を外側にしているが、第2の実施の形態として、図10に示すように、各取付部材31〜38を各外枠6,13の外側から内側に巻き付けて、各取付部材31〜38の遊端部を内側にしてもよい。
【0038】
次に、本発明の第3の実施の形態を図11,図12に基づいて説明する。
先に説明した第1および第2の実施の形態では、カバー体27に複数の帯状の取付部材31〜38を設けているが、本第3の実施の形態では、図11に示すように、カバー体27の一方の側部カバー28の上端部全体を外側下向きに折返し自在な一方の上部取付部材60とし、上記一方の側部カバー28の前端部全体を外側後向きに折返し自在な一方の前部取付部材61とし、他方の側部カバー29の上端部全体を外側下向きに折返し自在な他方の上部取付部材62とし、上記他方の側部カバー29の前端部全体を外側後向きに折返し自在な他方の前部取付部材63とし、後部カバー30の上端部全体を外側下向きに折返し自在な後部取付部材64としている。
【0039】
これによると、カバー体27を装着する場合、図12に示すように、上記両上部取付部材60,62を折り曲げて各側枠体2,3の上部横枠材8に巻き付け、各覆い部材43,44を上記上部横枠材8に外嵌することによって、両上部取付部材60,62が上部横枠材8と各覆い部材43,44とに挟まれて、両上部取付部材60,62が各側枠体2,3の上部横枠材8に連結固定される。
【0040】
同様に、両前部取付部材61,63を折り曲げて各側枠体2,3の前部縦枠材10に巻き付け、各覆い部材43,44を上記前部縦枠材10に外嵌することによって、両前部取付部材61,63が前部縦枠材10と各覆い部材43,44とに挟まれて、両前部取付部材61,63が各側枠体2,3の前部縦枠材10に連結固定される。さらに、後部取付部材64を折り曲げて後枠体4の上部横枠材15に巻き付け、各覆い部材43,44を上記上部横枠材15に外嵌することによって、後部取付部材64が上部横枠材15と各覆い部材43,44とに挟まれて、後部取付部材64が後枠体4の上部横枠材15に連結固定される。これにより、カバー体27を簡単に物品収納空間26に装着することができる。
【0041】
尚、上記第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同じ2種類の覆い部材43,44を用いているが、図12の仮想線で示すように、上記側枠体2,3の上部横枠材8のほぼ全長を覆う長い覆い部材66を用いてもよく、あるいは、上記側枠体2,3の前部縦枠材10のほぼ全長を覆う長い覆い部材67を用いてもよく、同様に、上記後枠体4の上部横枠材15のほぼ全長を覆う長い覆い部材(図示せず)を用いてもよい。
【0042】
次に、本発明の第4の実施の形態を図13に基づいて説明する。すなわち、本第4の実施の形態は、第1の実施の形態において図8と図9に示した各取付部材31〜38のいずれかと、第3の実施の形態において図11に示した各取付部材60〜64のいずれかとを組み合わせたものである。
【0043】
すなわち、図13に示すように、各側部カバー28,29の前部に帯状の取付部材32,35を設け、後部カバー30の左右両側部に帯状の取付部材37,38を設け、各側部カバー28,29の上端部全体に上部取付部材60,62を設け、後部カバー30の上端部全体に後部取付部材64を設けている。
【0044】
尚、上記第4の実施の形態では、各取付部材31〜38と各取付部材60〜64とのうち、取付部材32,35,37,38と上部取付部材60,62と後部取付部材64とを組み合わせて設けているが、他の組み合わせであってもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明のうち請求項1の発明によると、カバー体の一部を側体の一部に当て付け、覆い部材を側体に嵌め込むことにより、カバー体の一部が側体の一部と覆い部材とに挟まれて側体に固定されるため、簡単にカバー体を装着することができ、さらに、覆い部材を側体から脱抜することにより、簡単にカバー体を取り外すことができる。
【0046】
また、カバー体を装着した際、カバー体の一部は覆い部材で覆われているため、カバー体の一部が他の物品収納具のカバー体の一部や側体等に直接接触することはない。したがって、カバー体の一部が損傷するのを防止することができる。
【0047】
また、請求項2の発明によると、覆い部材を外枠に嵌め込む際、覆い部材の両遊端部間の間隔が上記外枠の径に応じて拡がって、外枠が保持空間内にはまり込んで保持され、その直後、覆い部材の両遊端部間の間隔が縮小して元に戻る。これにより、取付部材が外枠と覆い部材とに挟まれて外枠に固定されるとともに、覆い部材が外枠から不用意に脱落することはない。
【0048】
また、請求項3の発明によると、取付部材が外枠と覆い部材とに挟まれて外枠に固定された状態で、取付部材が引っ張られても、抜止め部が覆い部材の遊端部に係合することによって、取付部材が外枠と覆い部材との間から脱抜されるのを防止することができる。
【0049】
また、請求項4の発明によると、複数の物品収納具同士が当接するような場合、覆い部材が介在することによって、覆い部材が当接時のショックを和らげ騒音を低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における物品収納具のカバー体の取付部分の詳細図である。
【図2】同、物品収納具の覆い部材の正面図である。
【図3】同、物品収納具の覆い部材の斜視図である。
【図4】同、物品収納具の平面図である。
【図5】同、物品収納具の正面図である。
【図6】同、物品収納具の側面図である。
【図7】同、物品収納具の後面図である。
【図8】同、物品収納具のカバー体の側面図である。
【図9】同、物品収納具のカバー体の後面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における物品収納具のカバー体の取付部分の詳細図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態における物品収納具のカバー体の斜視図である。
【図12】同、物品収納具の側面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態における物品収納具のカバー体の斜視図である。
【符号の説明】
1 物品収納具
2,3 側枠体(側体)
5 底体
6 外枠
26 物品収納空間
27 カバー体
31,32,34,35 取付部材
42 抜止め部材
43,44 覆い部材
45 保持空間
46 遊端部
60,61,62,63 取付部材

Claims (4)

  1. 対向する一対の側体の下部間に底体が設けられ、
    上記両側体間でかつ底体上に物品収納空間が形成され、
    上記物品収納空間を覆うカバー体が装着され、
    上記カバー体の一部が側体の一部に当て付けられ、
    上記側体の一部に当て付けられたカバー体の一部を覆う覆い部材が上記側体に着脱自在に嵌め込まれ、
    上記カバー体の一部は側体の一部と覆い部材とに挟まれて側体に固定されており、
    上記カバー体の一部に、側体の一部と覆い部材との間からの脱抜を防止するための抜止め部が設けられていることを特徴とする物品収納具。
  2. 側体は断面が丸形状の外枠を有し、
    カバー体の一部が上記外枠に当て付け可能な帯状の取付部材として形成され、
    覆い部材は内側に上記外枠を保持する保持空間が形成された断面U形状に形成され、
    上記覆い部材の両遊端部間の間隔が上記外枠の径に応じて弾性的に拡縮することを特徴とする請求項1記載の物品収納具。
  3. 抜止め部は、取付部材に設けられ、外枠に嵌め込まれた覆い部材の遊端部に係合可能であることを特徴とする請求項2記載の物品収納具。
  4. 覆い部材は柔軟性を有する材質で形成されていることを特徴とする請求項1記載の物品収納具。
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