JP3565487B2 - ポリカーボネート製ハトメ - Google Patents

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利和 滝
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚の用紙等のシート類に設けた綴じ孔にハトメを挿入し、カシメてシート類をファイルするためのハトメに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シート類をその綴じ孔にハトメを通してカシメてファイルすることが行われている。例えば、特開平8−24014号公報には、ハトメに他方のリング部材の孔内に挿入される筒部を一体に形成し、この筒部の先端をリング部材の外面側に突出させ、この突出部分に打撃を加えて外向きにカシメ、カシメ部分をリング部材の孔の周縁部に押し当ててハトメとリング部材を締結するプラスチック製ハトメが開示され、カシメ固定の際に、緩みが生じにくく、強い締結状態が得られるようにするため、リング部材の孔の周縁部を薄肉に形成して、ハトメの筒部の先端のカシメ部分が押し当てられた際に、押し付け方向に撓むようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のカシメは、緩みが生じにくく、強い締結状態を得るために、ハトメとリング部材の孔の周縁部を薄肉に形成したリング部材とが対になっている。そのため、カシメの厚みが厚くなるという欠点がある。また、ハトメとリング部材が対になっているので、ハトメとリング部材を供給してカシメる工程が機械化できずに、人手に頼らざるを得ず、カシメ工程に時間がかかるという欠点がある。
【0004】
また、従来のプラスチック製ハトメは、その突出部分に打撃を加えて外向きにカシメても、カシメ部分に割れが発生し、手を傷つけたり、強い締結状態が得られないという欠点があった。
【0005】
本発明は、リング部材を必要とせず、そのためカシメ工程が機械化でき、しかもカシメ部分に割れが入ることのないハトメを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のハトメは、筒部とその一端に環状鍔部が形成され、リング部材を用いないでシートの綴り孔に通し、カシメることによりシートをファイルするハトメにおいて、ポリカーボネート単体からなり、筒部は、その外径を上下同一にし環状鍔部と反対側の先端部の肉厚を環状鍔部側の肉厚より薄くして、筒部の内面を先端部に向かって拡径した形状としたことを特徴とする。
【0007】
環状鍔部と反対側の先端部の肉厚を環状鍔部側の肉厚より1〜2%薄くすることが好ましい。また、環状鍔部の筒部側表面に、ハトメを強固に固定するために、複数の係止突起を設けることができる
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のポリカーボネート製ハトメの筒部の上部と下部で肉厚に差を付けて先細りとすることで、カシメの際に上からの圧力が横に逃げ、シートとの接着面を大きくすることができるとともに、ポリカーボネート製とすることで、カシメ部分に割れが発生するのを防止することができる。
【0009】
また、塩化物を含有しないポリカーボネート製ハトメとすることで、本発明のハトメを利用したファイルを焼却処分しても、有害なダイオキシンが発生することはない。
【0010】
【実施例】
図1は本発明のポリカーボネート製ハトメを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は縦断面図である。
【0011】
本発明のポリカーボネート製ハトメは、筒部1とその一端に環状鍔部2が形成され環状鍔部2と筒部1とから構成される。環状鍔部2の筒部側には、カシメた際にシートにくい込んでハトメが強固に固定されるように、複数の係止突起3を設けてもよい。
【0012】
筒部1の外径は上下同一にし、環状鍔部2と反対側の先端部の肉厚(t1)を下部の肉厚(t2)より1〜2%薄くして、筒部2の内面を先端部4に向かって拡径した形状にする。先端部が拡径した形状とすることにより、カシメの際に、上からの圧力が横に向かい、シートとの接着面を大きくすることができる。
【0013】
図2は本発明のポリカーボネート製ハトメをカシメた状態を示す図である。複数のシート5の綴り孔6に本発明のポリカーボネート製ハトメの筒部1を挿入し、綴り孔6から突出した部分に打撃を加えて外向きにカシメる。
【0014】
【発明の効果】
本発明のポリカーボネート製ハトメは、リング部材を必要とせず、また、その突出部分に打撃を加えて外向きにカシメても、カシメ部分に割れが発生しないので、手を傷つけたりすることはなく、また、強い締結状態が得られる。
【0015】
また、本発明ポリカーボネート製ハトメは、リング部材を必要とせず、そのため公知のカシメ機械でカシメ工程が機械化できるので、従来のリング部材を使用した人手によるカシメ工程に比べて、大幅に時間を短縮することができる。
【0016】
また、本発明のハトメは、塩化物を含有しないポリカーボネート製ハトメとしたので、本発明のハトメを利用したファイル等を焼却処分しても、有害なダイオキシンが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリカーボネート製ハトメを示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は縦断面図である。
【図2】本発明のポリカーボネート製ハトメをカシメた状態を示す図である。
【符号の説明】
1:筒部
2:環状鍔部
3:係止突起
4:先端部
5:シート
6:綴り孔

Claims (3)

  1. 筒部とその一端に環状鍔部が形成され、リング部材を用いないでシートの綴り孔に通し、カシメることによりシートをファイルするハトメにおいて、ポリカーボネート単体からなり、筒部は、その外径を上下同一にし、環状鍔部と反対側の先端部の肉厚を環状鍔部側の肉厚より薄くして、筒部の内面を先端部に向かって拡径した形状としたことを特徴とするポリカーボネート製ハトメ。
  2. 環状鍔部と反対側の先端部の肉厚を環状鍔部側の肉厚より1〜2%薄くしたことを特徴とする請求項1記載のポリカーボネート製ハトメ。
  3. 環状鍔部の筒部側表面に、複数の係止突起を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のポリカーボネート製ハトメ。
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