JP3028201B2 - おとり鮎用掛け針 - Google Patents

おとり鮎用掛け針

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JP3028201B2
JP3028201B2 JP8103633A JP10363396A JP3028201B2 JP 3028201 B2 JP3028201 B2 JP 3028201B2 JP 8103633 A JP8103633 A JP 8103633A JP 10363396 A JP10363396 A JP 10363396A JP 3028201 B2 JP3028201 B2 JP 3028201B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鮎の友釣りなどの
仕掛けに使用するおとり鮎用掛け針に関する。
【0002】
【従来の技術】鮎の友釣りに用いる仕掛けとして、ハリ
ス(釣糸)に鼻環と掛け針とを取り付けたものが知られ
ている。この仕掛けにおいて、鼻環はおとり鮎の鼻先に
引掛けられ、掛け針はおとり鮎の背や腹に引掛けられ
る。図5は、そのような掛け針の従来例の1つを示す。
この掛け針は、ハリスに取り付けられる針本体21の軸
部22に、針先23に向けて斜めに突き出る弾性突出片
24を結束線25を巻き付けて固定したものである。こ
の掛け針の場合、おとり鮎の背や腹に引掛けるときに弾
性突出片24はおとり鮎の背や腹に押されて弾性変形す
るので邪魔にはならない。また、弾性突出片24は掛け
針の引掛けが完了したときに元の位置に復帰して軸部2
2と針先23との間の隙間を塞ぐ。そのため、おとり鮎
の背や腹から掛け針が外れるのを防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成の掛
け針では、弾性突出片24を、針本体21の軸部22
に、結束線25で巻き付け固定しているので、その固定
作業が煩雑であるという問題点がある。
【0004】本発明は以上の事情のもとでなされたもの
であり、掛け針がおとり鮎から外れるのを防止する突出
部材を簡単に針本体に固定できるようにしたおとり鮎用
掛け針を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、針本
体が、軸部と、その軸部から湾曲状に延び出て先端が針
先になった引掛け部とからなるおとり鮎用掛け針におい
て、前記針本体の軸部から引掛け部に跨がる部分を軸部
より針先へ離間させる方向に折曲してほぼ「く」字状に
屈曲して形成し、かつ、この跨がる部分に、ほぼ「く」
字状に屈曲して形成した取付基部が固定されていて、そ
の取付基部に、前記針先に向けて突き出る突出部を一体
形成してなる弾性突出部材を設け、前記弾性突出部材が
樹脂成形品である、というものである。この構成によれ
ば、掛け針がおとり鮎から外れるのを防止する弾性突出
部材を、簡単に針本体に固定できる。また、前記弾性突
出部材の取付基部は前記針本体2の軸部3から引掛け部
4に跨がる「く」字状に屈曲した部分3aに固定してい
るため、針本体に対して取付基部が位置ずれを確実に防
止できるとともに、取付基部ひいては弾性突出部材が針
本体の軸部の周方向に回動することが抑制される。さら
に、弾性変形可能な突出部と、針本体に固定する取付基
部とが一体となった弾性突出部材を簡単かつ安価に製造
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1ないし
図3と共に説明する。図1はこの実施形態のおとり鮎用
掛け針1を示す。この掛け針1は、その針本体2が、軸
部3と、この軸部3から湾曲状に延び出て先端が針先4
aになった引掛け部4とからなるものであり、針本体2
の前記軸部3から前記引掛け部4に跨がる部分3aに
は、おとり鮎から掛け針1が外れるのを防止する弾性突
出部材6が固定されている。この弾性突出部材6を設け
る前記針本体2の軸部3から引掛け部4に跨がる部分3
aは軸部3を針先4aより離間させる方向に折曲し、こ
の跨がる部分3aをほぼ「く」字状に屈曲して形成して
いる。また、前記軸部3の基端側には、釣針13(図
2,図3)と掛け針1を結ぶハリス11Aを結束するた
めの釣糸連結部5が折返し形成されている。
【0007】前記弾性突出部材6は耐水性に優れ、しか
も弾性を備えた樹脂成形品からなり、前記針本体2の軸
部3から引掛け部4に跨がる「く」字状に屈曲した部分
3aに、この部分3aに沿って固定される概形が同じく
「く」字状の取付基部7と、この取付基部7の屈曲部分
から前記針本体2の針先4aに向けて突き出る突出部8
とを有する。前記取付基部7には、その軸方向に向けて
嵌合用溝9が形成され、その溝9の奥行寸法は前記針本
体2の軸径よりも若干大きくしてある。これにより、前
記取付基部7を前記針本体2の軸部3から引掛け部4に
跨がる「く」字状に屈曲した部分3aに嵌合した後、前
記溝9の両側壁7a,7aを前記針本体2の方向へかし
めることにより嵌合が強固となり、針本体2への取付基
部7の固定が確実となる。また、上述したように、前記
取付基部7が前記針本体2の軸部3から引掛け部4に跨
がる「く」字状に屈曲した部分3aに嵌合させてあるた
め、針本体2に対して取付基部7が位置ずれたり、取付
基部7が針本体2の軸部3の周方向に回動することがな
い。またその固定をより確実にするために、前記嵌合
後、前記取付基部7と針本体2とは、さらに接着剤で接
着するのが好ましい。
【0008】前記弾性突出部材6の突出部8は、その先
端が前記針本体2における引掛け部4の先端の針先4a
の内側に臨ませてある。その突出部8は、前記取付基部
7に比べて厚みを薄くして、突出部8が容易に弾性変形
可能となるようにしてある。また、前記突出部8の先端
には円形部8aが形成され、これにより掛け針1をおと
り鮎に引掛けるとき、突出部8の先端でおとり鮎を傷付
けずに引掛け作業を円滑に行えるようにしてある。ここ
では上述したように、前記弾性突出部材6が樹脂成形品
からなるので、弾性変形可能な突出部8と、針本体2へ
の嵌合が可能な取付基部7とが一体となった弾性突出部
材6を簡単かつ安価に製造することができる。
【0009】図2は前記掛け針1を取り付けた仕掛けA
の一例を示し、図3はその仕掛けAをおとり鮎である鮎
Fに引掛けた状態を示している。前記仕掛けAのハリス
11A,11Bには、前記掛け針1のほかに、鼻環12
や釣針13が取り付けられており、掛け針1は逆針とし
ておとり鮎Fの腹に、鼻環12はおとり鮎Fの鼻先に引
掛けられている。なお、掛け針1は背針としておとり鮎
Fの背に引掛ける場合もある。
【0010】図2に示すように、おとり鮎の腹F1に前
記掛け針1が引掛かっている状態では、弾性突出部材6
の突出部8が、針本体2の軸部3と引掛け部4の針先4
aとの間の隙間Sを横切って塞いでいる。そのため、お
とり鮎の腹F1が引掛け部4から抜け出ようとしたとき
には突出部8がその腹F1に当たってその抜け出しを防
ぐので、掛け針1はおとり鮎の腹F1から外れない。
【0011】また、前記掛け針1の針先4aをおとり鮎
の腹F1に矢印Pのように突き刺して引掛けるとき、前
記突出部8はおとり鮎の腹F1に押されて図2に仮想線
で示すように弾性変形するので、その突出部8が掛け針
1の引掛け動作の邪魔になることはない。また、その引
掛けが完了したとき、前記突出部8はその弾性により元
の位置に復帰するので、上述したように引掛け部4から
おとり鮎の腹F1が抜け出すのを防ぐことができる。
【0012】図4は、他の一実施形態のおとり鮎用掛け
針1を示す。この掛け針1は、前記実施形態における前
記弾性突出部材6の取付基部7の突起部突出箇所から前
記針本体2の引掛け部4側に延びる部分に、その引掛け
部4の内周側に沿わせた釣糸連結用孔10が形成されて
いる。この釣糸連結用孔10は、掛け針1と鼻環12と
を連結するハリス11B(図2,図3)を通して、その
ハリス11Bを針本体2に巻き付け結束するためのもの
である。そのハリス11Bが針本体2を直接圧迫して前
記結束が十分に行われるように、前記取付基部7におけ
る嵌合用溝9の側壁7aのうち、前記釣糸連結用孔10
の針本体2に近接した周域に相当する部分では、側壁7
aが省略されている。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、針本体が、軸部と、
その軸部から湾曲状に延び出て先端が針先になった引掛
け部とからなるおとり鮎用掛け針であって、前記針本体
の軸部から引掛け部に跨がる部分に固定される取付基部
に、前記針先に向けて突き出る突出部を一体形成してな
る弾性突出部材を設けたので、掛け針がおとり鮎から外
れるのを防止する弾性突出部材を、嵌合により簡単に針
本体に固定できる。また、前記弾性突出部材の取付基部
は前記針本体2の軸部3から引掛け部4に跨がる「く」
字状に屈曲した部分3aに固定しているため、針本体に
対して取付基部が位置ずれを確実に防止できるととも
に、取付基部ひいては弾性突出部材が針本体の軸部の周
方向に回動することが抑制される。さらに、前記弾性突
出部材を樹脂成形品としたので、弾性変形可能な突出部
と、掛け針へ嵌合可能な取付基部とが一体となった弾性
突出部材を簡単かつ安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の一実施形態に係るおとり鮎
用引掛け針を示す側面図、(B)は(A)のI−I矢視
断面図である。
【図2】 同引掛け針を取り付けた仕掛けを示す説明図
である。
【図3】 同仕掛けをおとり鮎に引掛けた状態を示す説
明図である。
【図4】 本発明の他の実施形態に係るおとり鮎用引掛
け針を示す側面図である。
【図5】 従来例の側面図である。
【符号の説明】
1 おとり鮎用掛け針 2 針本体 3 軸部 4 引掛け部 4a 針先 6 弾性突出部材 7 取付基部 8 突出部 9 嵌合用溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 針本体が、軸部と、その軸部から湾曲状
    に延び出て先端が針先になった引掛け部とからなるおと
    り鮎用掛け針において、 前記針本体の軸部から引掛け部に跨がる部分を軸部より
    針先へ離間させる方向に折曲してほぼ「く」字状に屈曲
    して形成し、かつ、この跨がる部分に、ほぼ「く」字状
    に屈曲して形成した取付基部が固定されていて、その取
    付基部に、前記針先に向けて突き出る突出部を一体形成
    してなる弾性突出部材を設けてあり、前記弾性突出部材
    が樹脂成形品であることを特徴とするおとり鮎用掛け
    針。
JP8103633A 1996-03-29 1996-03-29 おとり鮎用掛け針 Expired - Lifetime JP3028201B2 (ja)

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