JPH10211821A - 紐付きキャップ - Google Patents

紐付きキャップ

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JPH10211821A
JPH10211821A JP9323135A JP32313597A JPH10211821A JP H10211821 A JPH10211821 A JP H10211821A JP 9323135 A JP9323135 A JP 9323135A JP 32313597 A JP32313597 A JP 32313597A JP H10211821 A JPH10211821 A JP H10211821A
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JP
Japan
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cap
connecting member
conductive resin
ring
static electricity
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JP9323135A
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Inventor
Shinji Araki
伸二 荒木
Hidekazu Asakura
英一 朝倉
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、長尺状の連結部材の一端をキャッ
プに連結してなる紐付きキャップに関し、キャップおよ
び連結部材に静電気が帯電することを容易,確実に防止
することを目的とする。 【解決手段】 長尺状の連結部材23の一端をキャップ
21に連結してなる紐付きキャップにおいて、前記連結
部材23を可撓性を有する導電性樹脂により形成してな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状の連結部材
の一端をキャップに連結してなる紐付きキャップに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の燃料タンクでは、給油
時におけるキャップの紛失を防止するために、キャップ
を長尺状の連結部材により燃料タンクに連結することが
行われており、従来、このような紐付きキャップとし
て、例えば、特開平3−295723号公報,特開昭6
2−173321号公報等に開示されるものが知られて
いる。
【0003】図18は、特開平3−295723号公報
に開示される紐付きキャップを示すもので、この紐付き
キャップでは、固定部材1により、連結部材3の一端
が、キャップ5のハンドル部5aに連結されている。し
かしながら、このような従来の紐付きキャップでは、連
結部材3をキャップ5のハンドル部5aに連結している
ため、キャップ5の回動時に連結部材3が邪魔になると
いう問題があった。
【0004】また、固定部材1により、連結部材3をキ
ャップ5に連結しているため、部品点数が増大し、組立
に多大な工数が必要になるという問題があった。本出願
人は、先に、このような問題を解決した紐付きキャップ
を開発し、特願平7−154201号として出願した。
図19は、この紐付きキャップを示すもので、この紐付
きキャップは、連結部材13を可撓性を有する樹脂によ
り形成するとともに、一端にリング部13aを一体形成
し、リング部13aの内周に一体形成される嵌合部13
bを、キャップ11の外周に形成される環状溝11dに
回動自在に嵌合して構成されている。
【0005】この紐付きキャップでは、キャップ11に
形成される環状溝11dに連結部材13のリング部13
aを嵌挿するようにしたので、ハンドル部11bを摘ん
でのキャップ11の回動時に連結部材13が邪魔になる
ことがなくなる。また、連結部材13のリング部13a
にキャップ11を挿入すると、リング部13aの内周の
嵌合部13bが弾性的に変形され、この状態でキャップ
11を環状溝11dまで挿入すると、嵌合部13bが元
の状態に復元し、環状溝11dに嵌合されるため、組立
工数を従来より大幅に低減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな紐付きキャップでは、キャップ11に形成される環
状溝11dに連結部材13のリング部13aを嵌挿して
いるため、キャップ11と連結部材13との接触による
摩擦によりキャップ11および連結部材13に静電気が
発生し、この静電気がキャップ11および連結部材13
に帯電し、給油時にキャップ11または連結部材13に
手等が接触すると火花放電が生じる虞があるという問題
があった。
【0007】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、キャップおよび連結部材に静電気
が帯電することを容易,確実に防止することができる紐
付きキャップを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の紐付きキャッ
プは、長尺状の連結部材の一端をキャップに連結してな
る紐付きキャップにおいて、前記連結部材を可撓性を有
する導電性樹脂により形成してなることを特徴とする。
【0009】請求項2の紐付きキャップは、長尺状の連
結部材の一端を、締結部材を介してキャップに締結して
なる紐付きキャップにおいて、前記連結部材を可撓性を
有する導電性樹脂により形成するとともに、前記締結部
材を導電性樹脂により形成してなることを特徴とする。
請求項3の紐付きキャップは、長尺状の連結部材の一端
を、締結部材を介してリング部材に締結し、前記リング
部材をキャップの外周に嵌合してなる紐付きキャップに
おいて、前記連結部材を可撓性を有する導電性樹脂によ
り形成するとともに、前記締結部材およびリング部材を
導電性樹脂により形成してなることを特徴とする。
【0010】請求項4の紐付きキャップは、長尺状の連
結部材の一端をキャップに連結してなる紐付きキャップ
において、前記連結部材を可撓性を有する導電性樹脂に
より形成するとともに、一端にリング部を一体形成し、
前記リング部の内周に一体形成される嵌合部を、前記キ
ャップの外周に形成される環状溝に回動自在に嵌合して
なることを特徴とする。
【0011】請求項5の紐付きキャップは、請求項1な
いし4のいずれか1項記載の紐付きキャップにおいて、
前記導電性樹脂は、絶縁性のポリマーに炭素繊維または
金属繊維を混入してなることを特徴とする。
【0012】(作用)請求項1の紐付きキャップでは、
キャップまたは連結部材に静電気が発生すると、発生し
た静電気が導電性樹脂からなる連結部材を通り車体側に
逃がされる。
【0013】請求項2の紐付きキャップでは、キャップ
に静電気が発生すると、発生した静電気が、締結部材を
介して連結部材を通り車体側に逃がされる。請求項3の
紐付きキャップでは、キャップに静電気が発生すると、
発生した静電気が、リング部材および締結部材を介して
連結部材を通り車体側に逃がされる。請求項4の紐付き
キャップでは、キャップまたは連結部材に静電気が発生
すると、発生した静電気が導電性樹脂からなる連結部材
を通り車体側に逃がされる。
【0014】また、連結部材のリング部にキャップを挿
入すると、リング部の内周の嵌合部が弾性的に変形さ
れ、この状態でキャップを環状溝まで挿入すると、嵌合
部が元の状態に復元し、環状溝に嵌合される。
【0015】請求項5の紐付きキャップでは、導電性樹
脂が、絶縁性のポリマーに炭素繊維または金属繊維を混
入して形成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。
【0017】図1および図2は、本発明の紐付きキャッ
プの第1の実施形態を示すもので、図において符号21
は、自動車の燃料タンク用のキャップを示している。こ
のキャップ21は、導電性樹脂からなり、キャップ本体
21aの一側にハンドル部21bが、他側に螺子部21
cが形成されている。キャップ本体21aの外周には、
環状溝21dが形成されている。
【0018】符号23は、可撓性を有する導電性樹脂か
らなる長尺状の連結部材を示している。この実施形態で
は、キャップ21および連結部材23は、例えば、66
ナイロン等の可撓性を有する絶縁性のポリマーに炭素繊
維を混入して形成されている。この連結部材23の一端
には、円環状のリング部23aが一体形成されている。
【0019】このリング部23aは、図3に示すよう
に、その横断面形状が逆V字状とされ、内周側が嵌合部
23bとされている。この嵌合部23bは、キャップ本
体21aの外周に形成される環状溝21dに回動自在に
嵌合されている。なお、連結部材23の他端には、三角
状の取付部23cが一体形成され、この取付部23cに
は、取付穴23dが形成されている。
【0020】上述した紐付きキャップでは、連結部材2
3のリング部23aにキャップ本体21aを挿入する
と、リング部23aの内周の嵌合部23bが弾性的に拡
径変形され、この状態でキャップ本体21aを環状溝2
1dまで挿入すると、嵌合部23bが元の状態に復元
し、環状溝21dに嵌合される。
【0021】そして、上述した紐付きキャップは、例え
ば、図4に示すように、自動車25の燃料タンク27
に、連結部材23の他端に形成される取付部23cを、
ピン29により回動自在に固定されて使用される。以上
のように構成された紐付きキャップでは、キャップ21
および連結部材23を可撓性を有する導電性樹脂により
形成したので、キャップ21および連結部材23に発生
した静電気が連結部材23を通り車体側に徐々に逃がさ
れ、これによりキャップ21および連結部材23に静電
気が帯電することを容易,確実に防止することができ、
また、人体に帯電している静電気を、給油時にキャップ
21に触れることで車体側へ逃がすことが可能である。
【0022】なお、本発明者の実験によれば、上述した
導電性樹脂における炭素繊維の含有率が10重量%以上
になると、キャップ21および連結部材23の表面抵抗
が少なくなり、キャップ21および連結部材23に充分
な導電性を付与できることが確認された。また、上述し
た紐付きキャップでは、キャップ本体21aに形成され
る環状溝21dに連結部材23のリング部23aを嵌挿
するようにしたので、ハンドル部21bを摘んでのキャ
ップ21の回動時に連結部材23が邪魔になることがな
くなる。
【0023】さらに、連結部材23のリング部23aに
キャップ本体21aを挿入すると、リング部23aの内
周の嵌合部23bが弾性的に変形され、この状態でキャ
ップ本体21aを環状溝21dまで挿入すると、嵌合部
23bが元の状態に復元し、環状溝21dに嵌合される
ため、組立工数を従来より大幅に低減することができ
る。
【0024】また、上述した紐付きキャップでは、リン
グ部23aの断面をV字状にし、内周を嵌合部23bと
したので、嵌合部23bの弾性変形を容易,確実に行わ
せることができる。
【0025】図5および図6は、本発明の紐付きキャッ
プの第2の実施形態の連結部材31を示すもので、この
実施形態では、嵌合部が、リング部31aから内方に向
けて所定角度を置いて突出する複数の突出部31bによ
り形成されている。そして、リング部31aにキャップ
本体21aを挿入すると、突出部31bが挿入側と反対
の方向に弾性変形され、この状態でキャップ本体21a
を環状溝21dまで挿入すると、突出部31bが元の状
態に復元し、環状溝21dに嵌合される。
【0026】この実施形態では、嵌合部をリング部31
aから内方に向けて所定角度を置いて突出する複数の突
出部31bとしたので、第1の実施形態と同様に嵌合部
の弾性変形を容易,確実に行わせることができる。図7
および図8は、本発明の紐付きキャップの第3の実施形
態を示すもので、この実施形態では、連結部材41のリ
ング部41aに、キャップ21の外周の環状溝21dの
近傍に突出する環状突部41bが一体形成されている。
【0027】なお、この環状突部41bは、嵌合部41
cと反対側に向けて突出されている。この紐付きキャッ
プでは、キャップ21と連結部材41との間に力が作用
すると、環状突部41bがキャップ21の外周に当接し
環状突部41bにより前記力が緩和され、嵌合部41c
に作用する力が小さくなる。この結果、前記力による嵌
合部41cの弾性変形が小さくなり、嵌合部41cの環
状溝21dからの抜けが防止される。
【0028】また、前記力が、環状突部41bと嵌合部
41cに分散されるため、キャップ21の回転が滑らか
になる。なお、上述した第1の実施形態では、連結部材
23のリング部23aの断面をV字状にし、略U字状と
した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、例えば、図9の(a)に示す
ように、略完全なU字状にしても良い。
【0029】また、上述した第3の実施形態では、連結
部材41のリング部41aの断面をコ字状にし、略U字
状とした例について説明したが、本発明はかかる実施形
態に限定されるものではなく、例えば、図9の(b)に
示すように、略完全なU字状にしても良い。さらに、上
述した第1ないし第3の実施形態では、キャップ21お
よび連結部材23を導電性樹脂により形成した例につい
て説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるも
のではなく、連結部材23のみを導電性樹脂により形成
しても良く、この場合には、キャップ21に発生した静
電気は、連結部材23を介して車体側に逃がされる。
【0030】図10は、本発明の紐付きキャップの第4
の実施形態を示すもので、この実施形態では、キャップ
51のハンドル部51aに、連結部材53の一端が、締
結部材55を介して連結されている。すなわち、この実
施形態では、図11に示すように、キャップ51のハン
ドル部51aには、締結部材55の先端に形成される係
止部55aを挿入するための取付穴51bが形成され、
段部51cを介して係止穴51dが形成されている。
【0031】そして、締結部材55の係止部55aを、
連結部材53の一端に形成される貫通穴53aに挿入し
た状態で、締結部材55の係止部55aを、ハンドル部
51aの係止穴51dに挿入することにより、連結部材
53がハンドル部51aに締結される。この実施形態で
は、連結部材53が可撓性を有する導電性樹脂により形
成されている。
【0032】また、締結部材55が、弾性を有する導電
性樹脂により形成されている。さらに、キャップ51が
導電性樹脂により形成されている。この実施形態の紐付
きキャップでは、連結部材53および締結部材55を導
電性樹脂により形成したので、キャップ51で発生した
静電気が、締結部材55を介して連結部材53を通り車
体側に逃がされ、これによりキャップ51および連結部
材53に静電気が帯電することを容易,確実に防止する
ことができる。
【0033】図12は、本発明の紐付きキャップの第5
の実施形態を示すもので、この実施形態では、キャップ
51のハンドル部51aに、締結部材51eが一体形成
されている。そして、この実施形態では、図13に示す
ように、締結部材51eに、連結部材53の一端に形成
される貫通穴53aを被嵌した状態で、締結部材51e
の先端を、熱あるいは超音波により拡径し、カシメ部5
1fを形成することにより、連結部材53がハンドル部
51aに締結される。
【0034】この実施形態では、連結部材53が可撓性
を有する導電性樹脂により形成されている。また、締結
部材51eおよびキャップ51が導電性樹脂により形成
されている。この実施形態の紐付きキャップにおいて
も、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0035】図14は、本発明の紐付きキャップの第6
の実施形態を示すもので、この実施形態では、キャップ
57のキャップ本体57aの外周に、リング部材59が
回動自在に嵌合されている。リング部材59には、外方
に突出する突出部59aが形成され、この突出部59a
に取付穴59bが形成されている。
【0036】そして、図15に示すように、リベット状
の締結部材61の先端部を、連結部材53の一端に形成
される貫通穴53aに挿入した状態で、締結部材61の
先端部を、リング部材59の取付穴59bに挿入し、締
結部材61の先端部を熱あるいは超音波により拡径し、
カシメ部61aを形成することにより、連結部材53が
リング部材59に締結される。
【0037】この実施形態では、連結部材53が可撓性
を有する導電性樹脂により形成されている。また、キャ
ップ57,リング部材59,締結部材61が、導電性樹
脂により形成されている。この実施形態の紐付きキャッ
プでは、連結部材53,締結部材61およびリング部材
59を導電性樹脂により形成したので、キャップ57で
発生した静電気が、リング部材59および締結部材61
を介して連結部材53を通り車体側に逃がされ、これに
よりキャップ57および連結部材53に静電気が帯電す
ることを容易,確実に防止することができる。
【0038】図16は、本発明の紐付きキャップの第7
の実施形態を示すもので、この実施形態では、リング部
材59の突出部59aに、締結部材59cが一体形成さ
れている。そして、この実施形態では、図17に示すよ
うに、締結部材59cに、連結部材53の一端に形成さ
れる貫通穴53aを被嵌した状態で、締結部材59cの
先端を、熱あるいは超音波により拡径し、カシメ部59
dを形成することにより、連結部材53がハンドル部5
1aに締結される。
【0039】この実施形態では、連結部材53が可撓性
を有する導電性樹脂により形成されている。また、リン
グ部材59,締結部材59cおよびキャップ57が導電
性樹脂により形成されている。この実施形態の紐付きキ
ャップにおいても、第6の実施形態と同様の効果を得る
ことができる。
【0040】なお、上述した実施形態では、導電性樹脂
を絶縁性のポリマーに炭素繊維を混入して形成した例に
ついて説明したが、本発明はかかる実施形態に限定され
るものではなく、例えば、ステンレス繊維,銅繊維等の
金属繊維、あるいは金属粉,グラファイト等を混入して
形成しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の紐付きキ
ャップでは、連結部材を可撓性を有する導電性樹脂によ
り形成したので、発生した静電気が連結部材を通り車体
側に逃がされ、これによりキャップおよび連結部材に静
電気が帯電することを容易,確実に防止することができ
る。
【0042】請求項2の紐付きキャップでは、連結部材
および締結部材を導電性樹脂により形成したので、キャ
ップで発生した静電気が、締結部材を介して連結部材を
通り車体側に逃がされ、これによりキャップおよび連結
部材に静電気が帯電することを容易,確実に防止するこ
とができる。請求項3の紐付きキャップでは、連結部
材,締結部材およびリング部材を導電性樹脂により形成
したので、キャップで発生した静電気が、リング部材お
よび締結部材を介して連結部材を通り車体側に逃がさ
れ、これによりキャップおよび連結部材に静電気が帯電
することを容易,確実に防止することができる。
【0043】請求項4の紐付きキャップでは、連結部材
を可撓性を有する導電性樹脂により形成したので、発生
した静電気が連結部材を通り車体側に逃がされ、これに
よりキャップおよび連結部材に静電気が帯電することを
容易,確実に防止することができる。また、キャップに
形成される環状溝に連結部材のリング部を嵌挿するよう
にしたので、キャップの回動時に連結部材が邪魔になる
ことがなくなる。
【0044】さらに、連結部材のリング部にキャップを
挿入すると、リング部の内周の嵌合部が弾性的に変形さ
れ、この状態でキャップを環状溝まで挿入すると、嵌合
部が元の状態に復元し、環状溝に嵌合されるため、組立
工数を従来より大幅に低減することができる。請求項5
の紐付きキャップでは、導電性樹脂を絶縁性のポリマー
に炭素繊維または金属繊維を混入して形成したので、連
結部材の強度を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紐付きキャップの第1の実施形態を一
部断面で示す側面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1のリング部の横断面図である。
【図4】図1の紐付きキャップを燃料タンクに配置した
状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の紐付きキャップの第2の実施形態の連
結部材を示す上面図である。
【図6】図5のリング部の横断面図である。
【図7】本発明の紐付きキャップの第3の実施形態を一
部断面で示す側面図である。
【図8】図7のリング部の横断面図である。
【図9】本発明の紐付きキャップの連結部材の他の例を
示す断面図である。
【図10】本発明の紐付きキャップの第4の実施形態を
示す斜視図である。
【図11】図10の連結部材のハンドル部への締結状態
を示す断面図である。
【図12】本発明の紐付きキャップの第5の実施形態を
示す斜視図である。
【図13】図12の連結部材のハンドル部への締結状態
を示す断面図である。
【図14】本発明の紐付きキャップの第6の実施形態を
示す斜視図である。
【図15】図14の連結部材のリング部材への締結状態
を示す断面図である。
【図16】本発明の紐付きキャップの第7の実施形態を
示す斜視図である。
【図17】図16の連結部材のリング部材への締結状態
を示す断面図である。
【図18】従来の紐付きキャップを示す斜視図である。
【図19】本出願人が先に出願した紐付きキャップを示
す側面図である。
【符号の説明】
21,51,57 キャップ 21d 環状溝 23,31,41,53 連結部材 23a,31a,41a リング部 23b,41c 嵌合部 31b 突出部 41b 環状突部 51e,55,59c,61 締結部材 59 リング部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の連結部材(23,31,41)
    の一端をキャップ(21)に連結してなる紐付きキャッ
    プにおいて、 前記連結部材(23,31,41)を可撓性を有する導
    電性樹脂により形成してなることを特徴とする紐付きキ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 長尺状の連結部材(53)の一端を、締
    結部材(55,51e)を介してキャップ(51)に締
    結してなる紐付きキャップにおいて、 前記連結部材(53)を可撓性を有する導電性樹脂によ
    り形成するとともに、前記締結部材(55,51e)を
    導電性樹脂により形成してなることを特徴とする紐付き
    キャップ。
  3. 【請求項3】 長尺状の連結部材(53)の一端を、締
    結部材(61,59c)を介してリング部材(59)に
    締結し、前記リング部材(59)をキャップ(57)の
    外周に嵌合してなる紐付きキャップにおいて、 前記連結部材(53)を可撓性を有する導電性樹脂によ
    り形成するとともに、前記締結部材(61,59c)お
    よびリング部材(59)を導電性樹脂により形成してな
    ることを特徴とする紐付きキャップ。
  4. 【請求項4】 長尺状の連結部材(23,31,41)
    の一端をキャップ(21)に連結してなる紐付きキャッ
    プにおいて、 前記連結部材(23,31,41)を可撓性を有する導
    電性樹脂により形成するとともに、一端にリング部(2
    3a,31a,41a)を一体形成し、前記リング部
    (23a,31a,41a)の内周に一体形成される嵌
    合部(23b,31b,41c)を、前記キャップ(2
    1)の外周に形成される環状溝(21d)に回動自在に
    嵌合してなることを特徴とする紐付きキャップ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
    紐付きキャップにおいて、 前記導電性樹脂は、絶縁性のポリマーに炭素繊維または
    金属繊維を混入してなることを特徴とする紐付きキャッ
    プ。
JP9323135A 1996-11-27 1997-11-25 紐付きキャップ Pending JPH10211821A (ja)

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JP9323135A JPH10211821A (ja) 1996-11-27 1997-11-25 紐付きキャップ

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JP31623096 1996-11-27
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