JP4094484B2 - ブラインドリベット - Google Patents

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    • F16B19/00Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
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    • F16B19/10Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
    • F16B19/1027Multi-part rivets
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の被締結部材、例えば、パネル等に他の部材を取付けるのに有用なブラインドリベットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ブラインドリベットは、パネル等の第1被締結部材を部品等の第2被締結部材に連結するブラインドリベットとして用いられ、大きなパネルに小さな部品を取付けるのに、パネル背面に手が届かなくてもパネルの片側から締結作業ができるという利点がある。ブラインドリベットは、中空のスリーブとスリーブの第1端部に一体に形成された大径フランジとから成るリベットと、スリーブの空洞に収容されてフランジから延び出るマンドレルとを包含する。締結工具等によって、フランジから延び出たマンドレル部分をフランジから引抜くことによってスリーブの第2端部側にあるマンドレル頭部がスリーブに膨径部を形成するように作用して、フランジと膨径部との間に第1被締結部材及び第2被締結部材を挟持して両被締結部材を相互に連結する。
【0003】
特開昭49−116449号公報(特許文献1)に記載のブラインドリベットは、内側が空洞に形成されて第1端部及び反対側の第2端部が開口した筒状のスリーブとその第1端部に一体に形成されてスリーブより大径のフランジとから成るリベットと、スリーブの空洞に収容されてフランジから延び出るマンドレルとを包含する。マンドレルには、スリーブの第2端部から露出して該第2端部の端面に係合する大径頭部が一体に形成されている。締結工具によって、フランジから延び出たマンドレル部分をフランジから引抜くことによって頭部が第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用してフランジと膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結する。
【0004】
意匠登録351012号公報(特許文献2)に記載のブラインドリベットは、内側が空洞に形成され第1端部が開口し且つ反対側の第2端部が閉じた筒状のスリーブとその第1端部に一体に形成されて該スリーブより大径のフランジとから成るリベットと、スリーブの空洞に収容されてフランジから延び出るマンドレルとを包含し、マンドレルには、スリーブ内において第2端部付近のスリーブ部分に係合する大径頭部が一体に形成されている。締結工具によって、フランジから延び出たマンドレル部分をフランジから引抜くことによって頭部が第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用してフランジと膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結する。米国特許第3、438、301号明細書(特公昭46−15569号公報:特許文献3)にも、同様の構成のブラインドリベットが示されている。
【0005】
実開平4−87014号公報(特許文献4)に記載のブラインドリベットは、締結のとき、フランジと被締結部材との間にワッシャーを置いて一緒に締結してフランジと被締結部材との間に一定の隙間を形成しており、その隙間に合成樹脂製のキャップの端縁を係合しフランジをキャップで覆うようにしている。実開昭62−115512号公報(特許文献5)に記載のブラインドリベットは、フランジと反対側のスリーブ端部すなわち第2端部に、半球形状のキャップの端縁を締結作業のときに膨径部と被締結部材の間に挟持するように構成され、スリーブの第2端部側部分がマンドレルの頭部ととともにキャップによって覆われるようになっている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭49−116449号公報
【特許文献2】
意匠登録第351012号公報
【特許文献3】
米国特許第3,438,301号明細書(特公昭46−15569号公報)
【特許文献4】
実開平4−87014号公報
【特許文献5】
実開昭62−115512号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1〜3に記載のブラインドリベットは、複数の被締結部材を相互に連結する種々の基本形状のものを示している。これらの特許文献1〜3は、締結後においてフランジと反対側のスリーブの端部(第2端部)側から延びる部分である、膨径部側の被締結部材から延び出る部分を他の部品の取付けに利用することについて一切示唆していない。特許文献4(実開平4−87014号公報)は、フランジ側の部分をキャップで覆うことを示しているが、膨径部側の被締結部材から延び出るスリーブ部分又はマンドレル頭部部分を他の部品の取付けに利用することについては示していない。更に、特許文献5(実開昭62−115512号公報)は、締結作業のときに、膨径部と被締結部材の間にキャップを挟持して締結することを示すだけであり、締結後において膨径部側の被締結部材から延び出るスリーブ部分又はマンドレル頭部部分を他の部品の取付けに利用することについては示していない。
【0008】
従って、本発明の目的は、ブラインドリベットの締結後において、膨径部側の被締結部材から延び出る部分を他の部品の取付けに利用できるブラインドリベットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の1実施形態のブラインドリベットは、内側が空洞に形成され第1端部が開口し且つ反対側の第2端部が閉じた筒状のスリーブとスリーブの第1端部に一体に形成されてスリーブより大径のフランジとから成るリベットと、スリーブの空洞に収容されてフランジから延び出るマンドレルとを包含し、マンドレルには、スリーブ内において前記第2端部付近のスリーブ部分に係合する大径頭部が一体に形成され、フランジから延び出たマンドレル部分をフランジから引抜くことによって頭部が第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用してフランジと膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結するものであって、スリーブは、第2端部の部分においてマンドレルを収容しない所定長さの非膨径部を有し、非膨径部の外周面には、部品係合用の周溝、突起又は突条が形成されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の別の実施形態のブラインドリベットは、内側が空洞に形成されて第1端部及び反対側の第2端部が開口した筒状のスリーブとスリーブの第1端部に一体に形成されてスリーブより大径のフランジとから成るリベットと、スリーブの空洞に収容されてフランジから延び出るマンドレルとを包含し、マンドレルにはスリーブの第2端部から露出して第2端部の端面に係合する大径頭部が一体に形成され、フランジから延び出たマンドレル部分をフランジから引抜くことによって頭部が第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用してフランジと膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結するもでのであって、マンドレルの頭部は、スリーブに対して第2端面から遠ざかる方向に所定長さ延び出るように形成され、その頭部の外周面には、部品係合用の周溝、突起又は突条が形成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明の更に別の実施形態のブラインドリベットは、内側が空洞に形成されて第1端部及び反対側の第2端部が開口した筒状のスリーブとスリーブの第1端部に一体に形成されてスリーブより大径のフランジとから成るリベットと、スリーブの空洞に収容されてフランジから延び出るマンドレルとを包含し、マンドレルには、スリーブの第2端部の端面に係合する大径頭部が一体に形成され、フランジから延び出たマンドレル部分をフランジから引抜くことによって頭部が第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用してフランジと膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結するものであって、スリーブには、第2端部に隣接する部分であって且つ前記膨径部が形成される部分から隔たった部分の外周面に、部品係合用の周溝、突起又は突条が形成されていることを特徴とする。
【0012】
上記のブラインドリベットの部品係合用の周溝、突起又は突条は、ブラインドリベットの締結後において、膨径部側の被締結部材から延び出るスリーブ部分又はマンドレル頭部部分に形成されるので、被締結部材に部品取付け用の部品を別に取付ける必要が無くなるとともに、部品取付け用部品のためのスペースも不要になる。
【0013】
上記ブラインドリベットにおいて、部品係合用周溝には、キャップの係合部を嵌合させることができる。このキャップによって、膨径部を覆うことができるので、その部分の意匠上の外観を向上できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図3には、本発明の第1の実施形態に係るブラインドリベット1が示されている。図1は部品係合用の周溝が形成される前のブラインドリベット1を示し、図2は部品係合用の周溝が形成されたブラインドリベット1を示している。ブラインドリベット1は、内側に空洞6が形成されて第1端部(図1、2の右側端部)が開口し且つ反対側の第2端部13(図1、2の左側端部)が閉じた筒状のスリーブ2とスリーブ2の第1端部に一体に形成されてスリーブより大径のフランジ3とから成るリベット5と、スリーブ2の空洞6に収容されてフランジ2から延び出るマンドレル7とを包含する。スリーブ2及びフランジ3で成るリベット5と、マンドレル7とはそれぞれ金属で形成される。通常、マンドレル7の引抜きによってリベット5のスリーブ2の一部が膨径するように変形するのが容易なように、リベット5はアルミニウム等の軟質の金属で、マンドレル7はスチール等の硬質の金属で形成される。
【0015】
マンドレル7には、スリーブ2内において第2端部付近のスリーブ部分に係合する大径頭部9が一体に形成されている。更に、マンドレル7には、スリーブ2内においてマンドレル7を強く引抜いた場合に破断する小径の破断可能部分10が形成されている。図示のマンドレル7では、大径頭部9の隣接して破断可能部分10が形成されている。破断可能部分10は、図示の位置以外の他の位置にあってもよい。破断可能部分10の直径は、スリーブ2の膨径部の形成すなわち締結力に合わせて定められる。また、スリーブ2の空洞6の形状は、大径頭部9に係合する肩11を形成する形状に形成される。図1及び図2に図示のように、空洞6は大径頭部9及び破断可能部分10の直径に合わせた内径を有する形状に成形されるのが好ましい。
【0016】
図1に図示のように、スリーブ2は、第2端部13の側の部分においてマンドレル7を収容しない所定長さの非膨径部14を有する。非膨径部14には、図2に図示のように、外周面に沿って部品係合用の周溝15が形成される。非膨径部14の長さは、少なくとも周溝15の形成を確保する長さにされ、更に、取付ける部品の係合部に合わせて選定されるのが好ましい。周溝15に代えて、部品に係合してその部品を保持できる突起又は突条が形成されてもよい。
【0017】
かかるブラインドリベット1を用いて、複数の被締結部材17〜19を相互に連結した様子が図3に示されている。第1被締結部材17、第2被締結部材18及び第3被締結部材19を相互に連結するには、先ず、図2のブラインドリベット1のスリーブ2の第2端部13を先頭にして被締結部材17〜19の取付穴にフランジ3が接面するまでスリーブ2を挿入する。その状態でマンドレル7のフランジ3から延び出た部分を、例えば、締結工具(図示せず)の先端のジョーに把持させ、マンドレル7を破断可能部分10で破断する程に強く引抜く。これにより、マンドレル7の大径頭部9がスリーブ2の第2端部13の側の一部が半径方向外方に膨径するように変形させられる。マンドレル7が破断可能部分10で破断されて破断マンドレル部分がリベット5から分離すると、スリーブ2の第2端部13側の部分には膨径部21が第1被締結部材17に当接するように形成される。この膨径部21とフランジ3とにより、第1被締結部材17、第2被締結部材18及び第3被締結部材19が堅く挟持されて、被締結部材17〜19が相互に堅く連結される。
【0018】
ブラインドリベット1は、膨径部21とフランジ3とによって被締結部材17〜19に堅く締結されているので、スリーブ2の第2端部13に隣接して形成された非膨径部14は、第1被締結部材17から一定長さ突出する。非膨径部14には部品係合用周溝15が形成されており、この周溝15を利用して、種々の部品を取付けることができる。図3に示した部品は、プラスチック製キャップ22であり、キャップ22に形成された係合部23が周溝15に嵌合して、キャップ22がブラインドリベット1のスリーブ2に取付けられる。これにより、膨径部21を含むスリーブ2の部分を覆うことができるので、その部分の意匠上の外観を向上できる。なお、キャップ22はプラスチック以外の材料のものであってもよい。更に、取付ける部品はキャップ以外であってもよく、任意に選定できる。このように、非膨径部14に部品係合用の周溝15が形成されるので、被締結部材に部品取付け用の部品を別に取付ける必要が無くなるとともに、部品取付け用部品のためのスペースも不要になる。また、非膨径部14に、周溝15に代えて突起又は突条が設けられる場合にも、キャップ又は他の部品を係合保持することができる。
【0019】
図4〜図6には、本発明の第2の実施形態に係るブラインドリベット25が示されている。ブラインドリベット25は、内側に空洞26が形成されて第1端部(図4の右側の端部)及び反対側の第2端部(図4の左側の端部)の両端が開口した筒状のスリーブ27とスリーブ27の第1端部に一体に形成されたスリーブより大径のフランジ29とから成るリベット30と、スリーブ27の空洞26に収容されてフランジ29から延び出るマンドレル31とを包含する。ブラインドリベット1と同様に、リベット30とマンドレル31とは、それぞれ、軟質の金属と硬質の金属で形成される。
【0020】
マンドレル31には、スリーブ27の第2端部から露出して端面33に係合する大径頭部34が一体に形成されている。マンドレル31には、スリーブ27内においてマンドレル31を強く引抜いた場合に破断する小径の破断可能部分35が形成されている。スリーブ27の外面は、スリーブ27の膨径部の位置を適正にし、膨径部の外径を大きくするように、図4に図示のように、異なる外径部分を有するように形成されるのが好ましい。
【0021】
スリーブ27の第2端部から露出したマンドレル31の大径頭部34は、スリーブ27に対して第2端面33から遠ざかる方向に所定長さ延び出るように形成されている。この延び出た大径頭部34の部分の外周面には、部品係合用の周溝37が形成されている。大径頭部34の長さは、周溝37の形成を確保する長さにされ、更に、取付ける部品の係合部に合わせて選定される。なお、周溝37に代えて、部品に係合しその部品を保持できる突起又は突条が形成されてもよい。
【0022】
かかるブラインドリベット25を用いて、複数の被締結部材38、39を相互に連結した様子が図5に示されている。図4のブラインドリベット25のマンドレル31の大径頭部34を先頭にして被締結部材38、39の取付穴にフランジ29が接面するまでスリーブ27を挿入する。その状態でマンドレル31のフランジ29から延び出た部分を、締結工具の先端のジョーに把持させ、マンドレル31をフランジ29から強く引抜いて破断可能部分35で破断してマンドレル先端側を分離する。この強い引抜き力により、マンドレル31の大径頭部34がスリーブ27の第2端部の側の一部が半径方向外方に膨径するように変形させられて、膨径部41が第1被締結部材38に当接するように形成される。この膨径部41とフランジ29とにより、第1被締結部材38及び第2被締結部材39が堅く挟持されて、被締結部材38、39が相互に連結される。ブラインドリベット25は、膨径部41とフランジ29とによって被締結部材38、39に堅く締結されるので、マンドレル31の大径頭部34は、第1被締結部材38から一定長さ突出する。大径頭部34には部品係合用周溝37が形成されているので、その周溝37を利用して、種々の部品を取付けることができる。
【0023】
図6は、大径頭部34の部品係合用周溝37に、プラスチック製キャップ42を取付けた様子を示す。キャップ42に形成された係合部43が周溝37に嵌合して、キャップ42がブラインドリベット25のマンドレル31の大径頭部34に取付けられる。これにより、大径頭部34及び膨径部41を含むスリーブ27の部分を覆うことができ、その部分の意匠上の外観を向上できる。なお、取付ける部品はキャップ以外であってもよい。また、周溝37に代えて突起又は突条が設けられる場合にも、キャップ又は他の部品を係合保持することができる。
【0024】
図7〜図9には、本発明の第3の実施形態に係るブラインドリベット45が示されている。ブラインドリベット45は、内側に空洞が形成されて第1端部(図7の右側の端部)及び反対側の第2端部(図7の左側の端部)の両端が開口した筒状のスリーブ46とスリーブ46の第1端部に一体に形成されたスリーブより大径のフランジ47とから成るリベット49と、スリーブ46の空洞に収容されてフランジ47から延び出るマンドレル50とを包含する。ブラインドリベット1と同様に、リベット49とマンドレル50とは、それぞれ、軟質の金属と硬質の金属で形成される。マンドレル50には、スリーブ46の第2端部から露出してその端面に係合する大径頭部51が一体に形成されている。マンドレル50には、スリーブ46内においてマンドレル50を強く引抜いた場合に破断する小径の破断可能部分53が形成されている。
【0025】
スリーブ46には、第2端部54に隣接する部分であって且つ膨径部が形成される部分(破断可能部分53の付近の部分)から隔たった部分の外周面に、部品係合用の周溝55が形成されている。なお、周溝55に代えて、部品に係合しその部品を保持できる突起又は突条が形成されてもよい。
【0026】
かかるブラインドリベット45を用いて、複数の被締結部材38、39を相互に連結した様子が図8に示されている。ブラインドリベット45の大径頭部51を先頭にして被締結部材38、39の取付穴にフランジ47が接面するまでスリーブ46を挿入する。次に、マンドレル50のフランジ47から延び出た部分を締結工具に把持させ、マンドレル50をフランジ47から強く引抜いて破断可能部分53で破断してマンドレル先端側を分離する。この強い引抜き力により、マンドレル50の大径頭部51がスリーブ46の一部(破断可能部分53付近の部分)が半径方向外方に膨径するように変形させられて、膨径部57が第1被締結部材38に当接するように形成される。膨径部57とフランジ47とにより、第1被締結部材38及び第2被締結部材39が挟持されて、被締結部材38、39が相互に連結される。ブラインドリベット45は、膨径部57とフランジ47とによって被締結部材38、39に堅く締結されるので、大径頭部51及びスリーブ46の第2端部側の非膨径部分が、第1被締結部材38から突出する。スリーブ46の第2端部側の非膨径部分には部品係合用周溝55が形成されており、その周溝55を利用して、種々の部品を取付けることができる。
【0027】
図9は、スリーブ46の非膨径部分の部品係合用周溝55に、プラスチック製キャップ42を取付けた様子を示す。キャップ42に形成された係合部43が周溝55に嵌合して、キャップ42がブラインドリベット45のスリーブ46に取付けられる。これにより、大径頭部51及び膨径部57を含むスリーブ46の部分を覆うことができ、その部分の意匠上の外観を向上できる。なお、この場合にも取付ける部品はキャップ以外であってもよい。また、周溝55に代えて突起又は突条が設けられる場合にも、キャップ又は他の部品を係合保持することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のブラインドリベットによれば、部品係合用の周溝がブラインドリベットの締結後において膨径部側の被締結部材から延び出るスリーブ部分又はマンドレル頭部部分に形成されるので、被締結部材に部品取付け用の部品を別に取付ける必要が無くなるとともに、部品取付け用部品のためのスペースも不要になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るブラインドリベットの半断面正面図である。
【図2】周溝がスリーブに形成された図1のブラインドリベットの半断面正面図である。
【図3】図2のブラインドリベットを被締結部材に締結した後、部品としてプラスチック製キャップを取付けたブラインドリベットを示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るブラインドリベットの半断面正面図である。
【図5】図4のブラインドリベットを被締結部材に締結した後の状態を示す断面図である。
【図6】図5のブラインドリベットに、部品としてプラスチック製キャップを取付けた様子を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るブラインドリベットの半断面正面図である。
【図8】図7のブラインドリベットを被締結部材に締結した後の状態を示す断面図である。
【図9】図8のブラインドリベットに、部品としてプラスチック製キャップを取付けた様子を示す断面図である。
【符号の説明】
1 第1実施形態のブラインドリベット
2 スリーブ
3 フランジ
5 リベット
6 空洞
7 マンドレル
9 大径頭部
10 破断可能部分
11 肩
13 第2端部
14 非膨径部
15 周溝
17、18、19 被締結部材
21 膨径部
22 プラスチック製キャップ
23 係合部
25 第2実施形態のブラインドリベット
26 空洞
27 スリーブ
29 フランジ
30 リベット
31 マンドレル
34 大径頭部
35 破断可能部分
37 周溝
38、39 被締結部材
41 膨径部
42 プラスチック製キャップ
43 キャップの係合部
45 第3実施形態のブラインドリベット
46 スリーブ
47 フランジ
49 リベット
50 マンドレル
51 大径頭部
53 破断可能部分
55 周溝
57 膨径部

Claims (4)

  1. 内側が空洞に形成され第1端部が開口し且つ反対側の第2端部が閉じた筒状のスリーブと該スリーブの前記第1端部に一体に形成されて該スリーブより大径のフランジとから成るリベットと、前記スリーブの空洞に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルとを包含し、前記マンドレルには、前記スリーブ内において前記第2端部付近のスリーブ部分に係合する大径頭部が一体に形成され、前記フランジから延び出た前記マンドレル部分を該フランジから引抜くことによって前記頭部が前記第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用して前記フランジと前記膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結する、ブラインドリベットであって、
    前記スリーブは、前記第2端部の部分において前記マンドレルを収容しない所定長さの非膨径部を有し、該非膨径部の外周面には、部品係合用の周溝、突起又は突条が形成されていることを特徴とするブラインドリベット。
  2. 内側が空洞に形成されて第1端部及び反対側の第2端部の両端が開口した筒状のスリーブと該スリーブの前記第1端部に一体に形成されたスリーブより大径のフランジとから成るリベットと、前記スリーブの空洞に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルとを包含し、前記マンドレルには、前記スリーブの前記第2端部から露出して該第2端部の端面に係合する大径頭部が一体に形成され、前記フランジから延び出た前記マンドレル部分を該フランジから引抜くことによって前記頭部が前記第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用して前記フランジと前記膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結する、ブラインドリベットであって、
    前記マンドレルの頭部は、前記スリーブに対して前記第2端面から遠ざかる方向に所定長さ延び出るように形成され、該延び出た頭部部分の外周面には、部品係合用の周溝、突起又は突条が形成されていることを特徴とするブラインドリベット。
  3. 内側が空洞に形成されて第1端部及び反対側の第2端部が開口した筒状のスリーブと該スリーブの前記第1端部に一体に形成されて該スリーブより大径のフランジとから成るリベットと、前記スリーブの空洞に収容されて前記フランジから延び出るマンドレルとを包含し、前記マンドレルには、前記スリーブの前記第2端部の端面に係合する大径頭部が一体に形成され、前記フランジから延び出た前記マンドレル部分を該フランジから引抜くことによって前記頭部が前記第2端部側のスリーブ部分に膨径部を形成するように作用して前記フランジと前記膨径部との間に複数の被締結部材を挟持して相互に連結する、ブラインドリベットであって、
    前記スリーブには、前記第2端部に隣接する部分であって且つ前記膨径部が形成される部分から隔たった部分の外周面に、部品係合用の周溝、突起又は突条が形成されていることを特徴とするブラインドリベット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のブラインドリベットにおいて、被締結部材への締結後、前記部品係合用周溝、突起又は突条に、キャップが係合保持されることを特徴とするブラインドリベット。
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