JPH0531287Y2 - - Google Patents

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JPH0531287Y2
JPH0531287Y2 JP1986003817U JP381786U JPH0531287Y2 JP H0531287 Y2 JPH0531287 Y2 JP H0531287Y2 JP 1986003817 U JP1986003817 U JP 1986003817U JP 381786 U JP381786 U JP 381786U JP H0531287 Y2 JPH0531287 Y2 JP H0531287Y2
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flange
cap
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rivet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はブラインドリベツトに関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来の一般的なブラインドリベツトは、第3図
に示すように、筒体1aの一端にフランジ1bを
設けたリベツト本体1に、その他端から頭部2a
付のシヤンク2を挿通した構造である。
このリベツトによつて重ね合わされた板を締結
するには、第3図のごとく、板材4,4を重ね合
わせてあけた穴5にリベツト本体1を挿通し、シ
ヤンク2をかしめツール6で引つ張り、同図bの
ごとく、リベツト本体1の他端をつぶしてフラン
ジ1cを形成してこのフランジ1cとフランジ1
bとで板材4,4を挟持して締結し、そののち、
同図cのごとく突出するシヤンク2を切り取つて
いる。
しかしながら、この締結手段は、通常、引つ張
り側(同図下側)が外面となり、シヤンク2の切
断面及び穴5が見え、体裁が悪い。すなわち、デ
ザイン上問題がある。また、穴5に水が入り、水
密性及び耐蝕性等に問題がある。
このため、従来では、その耐蝕性を得る技術と
して、実開昭55−82515号公報記載のものがある。
この技術は、第4図に示すように、リベツト本体
1にシヤンク2の頭部2aを被うキヤツプ10を
被せ、シヤンク2の引つぱりによるリベツト本体
1の押し拡げ部分11によつてキヤツプ10を板
材4,4に圧接して取付け、このキヤツプ10に
よりその押し拡げ部分11を被うものである。
しかしながら、この技術におけるキヤツプ10
は、耐蝕性を得るためのものであるため、その筒
部10aがリベツト本体1の筒部1a全長に亘つ
て嵌まつており、シヤンク2の引きとともに、同
図bのごとく、キヤツプ10自身も変形しその底
部が軸方向に丸く変形して板材4に圧接する。こ
の丸く変形した圧接状態は、キヤツプ10の押し
拡がり部分(変形部分)10′と板材4との圧接
面積が少ないため圧接力に問題がある。
また、キヤツプ10が変形することは、キヤツ
プ10が装飾性を加味したものの場合、その装飾
性の劣化を招き、好ましくない。
この考案は、以上の点に留意し、キヤツプを変
形させることなく、かつ十分な圧接力をもつて取
付け得るようにすることを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この考案にあつて
は、前述のブラインドリベツトにおいて、リベツ
ト本体の他端に、前述シヤンク頭部を被うキヤツ
プ1を被せ、このキヤツプは、前記フランジが入
り得る大きさの空間を有するとともに、前記板材
外面に当接する縁全周に前記フランジの外縁より
内側に至つて前記板材と同一平面をなす内向きの
鍔を有して、前記フランジを前記内向き鍔の内面
に圧接させる構成を採用したのである。
〔作用〕
このように構成するブラインドリベツトは、従
来とは異なり、シヤンクの頭部側が外面となるよ
うに板材に挿通し、その状態でシヤンクを引つ張
ると、リベツト本体の他端がつぶれてフランジが
形成され、このフランジは、キヤツプの鍔を介在
した状態で被締結用の板材の外面に圧接して締結
される。
このとき、キヤツプは、フランジが入り得る大
きさの空間を有し、かつ鍔が板材と同一平面をな
しているため、フランジの形成によつて、キヤツ
プ及び鍔は変形しない。このため、キヤツプは元
の姿を保つたままでリベツト本体に一体となる。
また、鍔と板材が同一平面をなしているため、フ
ランジによる圧接も鍔と板材の平面間となつて、
その面積も広く、十分な圧接力を伴う締結状態と
なる。
〔実施例〕
第1図に示すように、この実施例は、筒体1a
の一端にフランジ1bを設けたリベツト本体1
に、その他端から頭部2a付のシヤンク2を挿通
し、リベツト本体1の他端に、シヤンク頭部2a
を被うキヤツプ3を嵌めたものである。このキヤ
ツプ3は、後記フランジ1cが入り得る大きさの
空間を有するとともに、板材4外面に当接する縁
全周に、フランジ1cが形成された際、そのフラ
ンジ1cの外縁より内側に至つて板材4と同一平
面をなす鍔3aを有しており、金属、合成樹脂等
の種々の材料で作成し、その外面には、レザー張
り、着色等の装飾を適宜に行なう。
このリベツトによつて板材4,4を締結するに
は、第2図aに示すように、まず、リベツト本体
1を穴5に挿通したのち、キヤツプ3をその突出
端に嵌め、ツール6によりシヤンク2を引つ張る
と、同図bのごとく、リベツト本体1の他端がつ
ぶれてキヤツプ3の鍔3aを介在した状態でフラ
ンジ1cが形成され、このフランジ1cとフラン
ジ1bとで板材4,4を挟持して締結し、そのの
ち、同図cのごとく、突出するシヤンク2を切り
取つて作業を終了する。
この締結状態は、キヤツプ3側を外面とするこ
とにより、歪なフランジ1cが隠されて体裁がよ
く、また、キヤツプ3により水等の浸入も防止さ
れる。さらに、キヤツプ3は、フランジ1cが入
り得る大きさの空間を有し、鍔3aは板材4と同
一平面をなしているため、フランジ1cの形成に
よつて、キヤツプ3及び鍔3aは変形しない。
なお、この考案は、金属板、プラスチツク板等
の工業製品のリベツト締結ばかりでなく、鞄等の
皮合せ、皮と金属等のあらゆるリベツト締結に採
用できることはいうまでもない。皮締結の場合に
は、皮とフランジ1c間にワツシヤーを介在する
必要があるが、この考案によれば、キヤツプ3の
鍔3aが、板材4と同一平面をなしているためワ
ツシヤーの役目を果し、十分な圧接力を担保す
る。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成し、キヤツプを
変形させることなく取付けるようにたので、水密
性、耐蝕性のみならず、デザイン上もすぐれたリ
ベツト締結を行ない得る効果がある。また、鍔が
ワツシヤーの役目を果す効果もあり、十分な圧接
力を伴う締結状態となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のブラインドリベツトの一実
施例の斜視図、第2図a,b,cは第1図の実施
例の締結作用説明図、第3図a,b,c及び第4
図a,bはそれぞれ従来のブラインドリベツトに
よる締結作用説明図である。 1……リベツト本体、1a……筒体、1b,1
c……フランジ、2……シヤンク、2a……頭
部、3……キヤツプ、3a……鍔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒体1aの一端にフランジ1bを設けたリベツ
    ト本体1にその他端から頭部2a付シヤンク2を
    挿通して成り、被締結用板材4に前記リベツト本
    体1をその他端側から挿通し、前記シヤンク2を
    前記一端側に引くことにより前記リベツト本体1
    他端を押しつぶしてフランジ1cを形成して、こ
    のフランジ1cを前記板材4外面に圧接するブラ
    インドリベツトにおいて、 前記リベツト本体1の他端に、前記シヤンク頭
    部2aを被うキヤツプ3を被せ、このキヤツプ3
    は、前記フランジ1cが入り得る大きさの空間を
    有するとともに、前記板材4外面に当接する縁全
    周にフランジ1cの外縁より内側に至つて前記板
    材4と同一平面をなす内向きの鍔3aを有して、
    前記フランジ1cを、前記内向き鍔3aの内面に
    圧接させることを特徴とするブラインドリベツ
    ト。
JP1986003817U 1986-01-14 1986-01-14 Expired - Lifetime JPH0531287Y2 (ja)

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US7887273B2 (en) * 2005-09-15 2011-02-15 Newfrey Llc Blind rivet and method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6262008A (ja) * 1985-07-22 1987-03-18 ア−ル ビ− アンド ダブリユ コ−ポレイシヨン リベツト・アセンブリ

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