JP3037755U - 生地部材への止具取付構造 - Google Patents

生地部材への止具取付構造

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JP3037755U
JP3037755U JP1996011657U JP1165796U JP3037755U JP 3037755 U JP3037755 U JP 3037755U JP 1996011657 U JP1996011657 U JP 1996011657U JP 1165796 U JP1165796 U JP 1165796U JP 3037755 U JP3037755 U JP 3037755U
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stopper
packing
fastener
cloth
fabric
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晃司 横田
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本願考案は、取付対象物である生地の破れを
防ぐことで止具の外れを排除し、また該生地の取付部及
びその周囲に発生する皺を防ぐこと等で止具の防水性の
確保、美観に優れた生地部材への止具取付構造を提供す
ることを課題としている。 【解決手段】 金属製の板状リング(11)の内形に複数の
爪(9) を形成した止体(7) と、係合部(1) を具備し、下
部に前記止体(7) の爪(9) を嵌着するように溝状の嵌着
部(8) を形成した止具主体(10)と、該止具主体(10)及び
止体(7) に生地(4) と共に挟着されるように、上部片面
にのみ両面接着テープ(5) を貼付した円形板状且つ軟質
合成樹脂製のパッキン(6) で構成し、該パッキン(6) に
より振動等を分散、吸収して取付の際生地を突き破るこ
とに起因する破れを防いで止具の外れを排除し、またビ
ニルシート等の生地(4) の止具取付部及びその周囲に発
生する皺を前記パッキン(6) への両面接着テープ(5) 貼
付により防ぎ、且つ該パッキン(6) 自体により止具の防
水性を確保し、耐久性、美観を向上させ上記課題の解決
を図るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、カッターシャツ等の衣類包装用の袋等に使用されるビニルシート 等の生地部材を対象とする、一般的なホック、ハトメ等、挟着手段である止具の 取付構造についての改良考案に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、係合部(1) を具備し、下部周縁に嵌着用の爪(9) を形成し た止体(7) の該爪(9) で生地(4) を突き破り、爪(9) を雄ホック(3) 又は雌ホッ クの嵌着部で固定するようにした止具取付構造等が公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、取付けの対象物であるビニルシート、薄手の不織布等の生地(4) 等を 止体(7) の爪(9) により突き破り、止体(7) が生地(4) を介するのみで直接的に 雄ホック(3) 又は雌ホックに挟着することから、前記対象物である生地(4) が破 れ易く、雄ホック(3) 又は雌ホックの外れを招来し、また、該生地(4) の挟着部 及びその周囲に皺を発生させ易いことから、美観を損なうのみならず、雄ホック (3) 又は雌ホックの防水性を低下させ、製品としての機能を阻害する虞れがあっ た。
【0004】 本願考案は、ハトメ、ホック等を含んだ挟着手段を有する一般的な止具におけ る取付対象物となるビニルシート、薄手の不織布等の生地(4) の破れを防ぐこと により前記止具の外れを排除し、また生地(4) の挟着部及びその周囲に発生する 皺を防ぐことによって止具の防水性を確保し、且つ美観の向上においても優れた 止具取付構造を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案に係る生地部材への止具取付構造は、雌ホック(2) あるいは雄ホック (3) 等の止具主体(10)とカシメ用の爪(9) を有する止体(7) との間に、対象物で ある生地(4) を介在させ、前記爪(9) を生地(4) に貫通させて前記止体(7) に固 定するようにした止具取付構造において、止体(7) と生地(4) との間に、爪(9) の貫通可能な弾性部材よりなり且つ生地への接着手段を具備したパッキン(6) を 挟着したことを特徴とする構成としたものであり、前記生地(4) の片面に前記パ ッキン(6) を接着手段により貼付した後、該パッキン(6) の位置に対応して前記 生地(4) の反対位置に配置した止具主体(10)へ、止体(7) を前記パッキン(6) の 下側から前記止体(7) の爪(9) を上向きとして押圧し、パッキン(6) 、接着用部 材、対象物である生地(4) を突き破って挿入し、前記爪(9) の先端を止具主体に 固着して、前記生地(4) を挟着することにより上記課題の解決を図るものである 。
【0006】
【考案の実施の形態】及び
【実施例】
図1、図2、図3、図4は本願考案の実施例を示すものであり、図1から図3 は雄ホック(3) 、図4は雌ホック(2) を図示したものである。 本願考案における実施例は、金属製の板状リング(11)の内形の縁に5本の爪(9 ) を等間隔に形成した止体(7) と、係合部(1) を具備し、下部に前記止体(7) の 爪(9) を嵌着するように溝状の嵌着部(8) を形成した金属製の雄ホック(3) と、 前記止体(7) の爪(9) による貫通を容易とするように、上部片面にのみ両面接着 テープ(5) を貼付した円形板状且つ軸中心に貫通孔を有する軟質合成樹脂製のパ ッキン(6) により構成したものであり、取付の対象物であるビニルシートの生地 (4) の片面に前記パッキン(6) を両面接着テープ(5) により貼付した後、パッキ ン(6) の位置に対応して前記ビニルシートの生地(4) の反対位置に配置した雄ホ ック(3) の溝状の嵌着部(8) へ、止体(7) を前記パッキン(6) の下側から前記止 体(7) の爪(9) を上向きとして押圧し、パッキン(6) 、両面接着テープ(5) 、対 象物であるビニルシートの生地(4) を貫通することによって挿入し、更に前記爪 (9) の先端を止具主体(10)の嵌着部内の形状に合わせて折曲させ、前記ビニルシ ートの生地(4) を挟着することを特徴とするものである。
【0007】 ここで、止具主体(10)と止体(7) の嵌着においては、止具主体(10)側に爪を設 け、止体(7) 側に嵌着部を設けてもよいし、またパッキン(6) については中央に 穴を穿設しなくてもよいし、また取付作業性向上等の便宜上、位置決めとして印 をつける等の手段を用いることも可能である。 尚、図6に本願考案の実施例を袋の開口部に用いた例を示す。
【0008】
【考案の効果】
本願考案によれば、パッキン(6) により振動、負荷を分散、吸収することで、 取付の際ビニルシート等の生地(4) を突き破ることに起因した破れを防止するこ とにより止具の外れを排除でき、また前記ビニルシート等の生地(4) の止具取付 部及びその周囲に発生する皺を前記パッキン(6) の両面接着テープ(5) 等による 貼付により防ぐこと及びパッキン自体の防水機能により、止具の防水性を確保し 、製品としての耐久性を向上させ、且つ止具取付部及びその周囲の美観において も優れたものとする止具を提供することができる。
【0009】 また、本願考案においては、予めパッキン(6) をビニルシート等の生地(4) に 貼付すること等により、貼付個所を極めて容易に判別できることから、製造工程 における位置決め作業を極めて容易且つ正確とすることとなり、作業性の向上、 生産コストの低減及び製品精度の向上を実現している。
【0010】 更にパッキン(6) に穴を穿設することで、生地(4) の前記穴に対応する部分が 挟着されず該穴に入り込むように膨らみ、膨らんだ生地(4) と穴の縁部分によっ て引っ張り方向の負荷に対する抵抗となり、負荷による前記生地(4) のズレの発 生を抑制する。尚、パッキン(6) に穴を穿設しない場合であっても、生地(4) と パッキン(6) との接触面積が増すことで、負荷による生地のズレの発生を抑制す る効果を有している。
【0011】 また、生地(4) の折り返し段部に取付を行う場合においても、前記パッキン(6 ) を貼りつけることで止体(7) の取付面が段部を吸収し、ホックと止体による挟 着部が水平となり、皺の発生に左右されない安定した取付を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の実施例にかかる雄ホック側の止具の
組立図である。
【図2】本願考案の実施例にかかる雄ホック側の止具の
組立断面図である。
【図3】本願考案の実施例にかかる雄ホック側の止具の
取付時における断面図である。
【図4】本願考案の実施例にかかる雌ホック側の止具の
取付時における断面図である。
【図5】従来の止具の取付時における断面図である。
【図6】本願考案の実施例を使用した袋の説明図であ
る。
【符号の説明】
(1) 係合部 (2) 雌ホック (3) 雄ホック (4) ビニルシート (5) 両面接着テープ (6) パッキン (7) 止体 (8) 嵌着部 (9) 爪 (10) 止具主体 (11) 板状リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌ホック(2) あるいは雄ホック(3) 等の
    止具主体(10)とカシメ用の爪(9) を有する止体(7) との
    間に、対象物である生地(4) を介在させ、前記爪(9) を
    生地(4) に貫通させて前記止体(7) に固定するようにし
    た止具取付構造において、止体(7) と生地(4) との間
    に、爪(9) の貫通可能な弾性部材よりなり且つ生地への
    接着手段を具備したパッキン(6) を挟着したことを特徴
    とする止具取付構造。
  2. 【請求項2】 金属製の板状リング(11)の内縁に複数の
    爪(9) を等間隔に設けた止体(7) と、係合部(1) を具備
    し、本体下部周縁に前記止体(7) の爪(9) を嵌着するよ
    うに溝状の嵌着部(8) を形成した金属製の雌ホック(2)
    あるいは雄ホック(3) 等の止具主体(10)と、前記止体
    (7) 及び雌ホック(2) あるいは雄ホック(3) の間に挟着
    される生地(4) 等の下面に、止体(7) の爪(9) を貫通さ
    せるようにした円形板状の軟質合成樹脂製であるパッキ
    ン(6) とを配置する構成を特徴とする止具取付構造。
JP1996011657U 1996-11-14 1996-11-14 生地部材への止具取付構造 Expired - Lifetime JP3037755U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010047172A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 Ykk株式会社 固定用部材、保護部材、及び被固定部材の固定方法

Cited By (2)

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WO2010047172A1 (ja) * 2008-10-20 2010-04-29 Ykk株式会社 固定用部材、保護部材、及び被固定部材の固定方法
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