JP3034077U - 飾り鋲およびホックボタン - Google Patents
飾り鋲およびホックボタンInfo
- Publication number
- JP3034077U JP3034077U JP1996003783U JP378396U JP3034077U JP 3034077 U JP3034077 U JP 3034077U JP 1996003783 U JP1996003783 U JP 1996003783U JP 378396 U JP378396 U JP 378396U JP 3034077 U JP3034077 U JP 3034077U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical shaft
- button
- holding
- shaft portion
- circular hole
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- Expired - Lifetime
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- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リング部ないしスナップ部の保持部からの脱
落防止を、特別な手間を要することなく行うことができ
ると共にかしめ作業をも容易にして作業効率の向上を図
る。 【解決手段】 円筒軸部1a及び頭部1bからなる保持
部1と、前記円筒軸部1aを通す円孔2aを備えて前記
保持部1に組付けられるリング部2とを備える飾り鋲に
おいて、保持部1の円筒軸部1aの先端がリング部2円
孔2aに略接するまで、前記先端の周縁1cを外側に拡
げてなる。
落防止を、特別な手間を要することなく行うことができ
ると共にかしめ作業をも容易にして作業効率の向上を図
る。 【解決手段】 円筒軸部1a及び頭部1bからなる保持
部1と、前記円筒軸部1aを通す円孔2aを備えて前記
保持部1に組付けられるリング部2とを備える飾り鋲に
おいて、保持部1の円筒軸部1aの先端がリング部2円
孔2aに略接するまで、前記先端の周縁1cを外側に拡
げてなる。
Description
【0001】
本考案は、衣類、かばん等に用いられる飾り鋲やホックボタンに関するもので ある。
【0002】
この種の飾り鋲やホックボタンは基本的に、一方に円筒軸部を備え、他方にそ の円筒軸部を通す円孔を備えた1対のものを組合わせてなる。
【0003】 図4は、従来の飾り鋲を示している。この飾り鋲は、円筒軸部21a及び頭部 21bからなる保持部21と、この保持部21の円筒軸部21aを通す円孔22 aを備えて保持部21に組付けられるリング部22とを備えている。円筒軸部2 1aの径d2 は、リング部22の円孔22aの径より小さい。飾り鋲の布地23 等への取付けは、円筒軸部21aを布地23の孔23aへ通してから、更に円筒 軸部21aにリング部22の円孔22aを通し、図4に仮想線で示すように、円 筒軸部21aの先端周縁21cを押し潰して外方に拡げてかしめることによって 行なわれる。
【0004】
ところで、複数の飾り鋲やホックボタンを取付ける場合、その作業手順は、ま ず全ての各保持部21の円筒軸部21aを、布地23の各孔23aと各リング部 (ホックボタンではスナップ部)22の円孔22aに通しておき、この後に各円 筒軸部21aを、図4に仮想線で示すように順次押し潰して拡げ、かしめていく というものである。
【0005】 しかしながら、リング部22の円孔22aを円筒軸部21aに通しても、リン グ部22が円筒軸部21aから脱落し易く、このリング部22が脱落したことを 気づかすに、保持部21の円筒軸部21aを押し潰すことが多かった。この場合 は、押し潰した保持部21を布地23から外し、この後に新たな飾り鋲やホック ボタンを取付ける作業を再びやり直すことになるが、このようなことが度々あっ て、手間と時間を非常に要した。そこで、円筒軸部の胴体の一部分を外側に突出 させることによって、リング部をその突出部に引っかけて前記脱落の防止を図る ことが考えられる。しかし、それでは突出部の形成のために特別な手間を要する という問題が生じてしまう。
【0006】 本考案は上記問題点を解消し、リング部ないしスナップ部の保持部からの脱落 防止を、特別な手間を要することなく行うことができると共にかしめ作業をも容 易にして作業効率の向上を図る飾り鋲およびホックボタンを提供することを目的 とする。
【0007】
請求項1記載の考案の飾り鋲は、円筒軸部及び頭部からなる保持部と、前記円 筒軸部を通す円孔を備えて前記保持部に組付けられるリング部とを備える飾り鋲 において、保持部の円筒軸部の先端がリング部の円孔に略接するまで、前記先端 の周縁を外側に拡げてなる。
【0008】 この考案によれば、保持部の円筒軸部の先端は、リング部の円孔に略接するま で外側に拡げられている。このため、リング部は保持部の円筒軸部に一端通され ると、その円孔部分が前記先端の周縁に引っ掛かり、保持部から外れ難くなる。
【0009】 請求項2記載の考案のホックボタンは、円筒軸部及び頭部からなる保持部と、 この保持部の円筒軸部を通す円孔を備えて前記保持部に組付けられるスナップ部 とを、それぞれ1対づつ備えた雄ボタンと雌ボタンとからなるホックボタンにお いて、雄ボタンと雌ボタンそれぞれの保持部の円筒軸部の先端が、雄ボタンと雌 ボタンそれぞれのスナップ部の円孔に略接するまで、前記先端の周縁を外側に拡 げてなる。
【0010】 この考案によれば、請求項1記載のものと同様に、雄ボタンと雌ボタンのそれ ぞれの1対をなすスナップ部(請求項1ではリング部)では、保持部の円筒軸部 に一旦通されると、その円孔部分で前記先端の周縁に引っ掛かり、保持部から外 れ難くなる。
【0011】
以下、本考案の実施形態を図1〜図3を参照して説明する。
【0012】 図1及び図2は、本考案の飾り鋲の一実施形態を示している。この飾り鋲は、 保持部1とリング部2とからなる。保持部1は、円筒軸部1aと、この円筒軸部 1aの基端に一体形成された頭部1bを有している。またリング部2は、保持部 1の円筒軸部1aに通す円孔2aを備えて前記保持部1に組付けられる。
【0013】 保持部1の円筒軸部1aの先端の周縁1cは朝顔型に外側に拡げられるため、 円筒軸部1aの径d2 より周縁1cの径d1 が大きくなってリング部2の円孔2 aの径Dに略等しくなり、周縁1c が円孔2aに略接する。
【0014】 このような形状のリング部2を布地3の孔3aに通してから、保持部1の円筒 軸部1aに一旦通せば、リング部2の円孔2aが円筒軸部1aの周縁1c に引っ 掛かり、保持部1から簡単に脱落することはない。このため従来のように、リン グ部2が脱落したことを気づかずに、円筒軸部1aを押し潰してしまうという作 業上の誤りを低減することができ、作業効率の向上を望める。尚、単に脱落防止 という点だけであれば、円筒軸部1aに突出部を設けることも考えられるが、そ れでは突出部を特別に設ける手間を要するという問題がある。本実施形態のよう に、先端の周縁1cを拡開しただけのものであれば、その形成が容易である上、 カシメ作業時にその部分を外側へ拡げて押し潰すことが容易になるという更なる 利点がある。
【0015】 飾り鋲の布地3への取付けは、保持部1の円筒軸部1aを、布地3の孔3aと リング部2の円孔2aに通し、この後に円筒軸部1aの周縁1c を図2に仮想線 で示すように、順次押し潰して拡げてかしめていく。
【0016】 図3は、本考案のホックボタンの一実施形態を示している。ホックボタンは1 対の保持部とスナップ部とを備えた1組の雄ボタン4と雌ボタン5からなる。図 3(a)が雄ボタン4を、図3(b)が雌ボタン5をそれぞれ示している。それ ら1対の保持部とスナップ部(飾り鋲ではリング部)とが布地3を介してなす円 筒軸部と円孔との嵌合構造は、上記実施形態と同様である。
【0017】 雄ボタン4と雌ボタン5の保持部6はそれぞれ、円筒軸部6a及びこの円筒軸 部6aの基端に一体形成された鍔部6d、そして鍔部6dの立ち上がり周縁部と 裏面を覆う頭部6bとからなり、頭部6bの裏面つまり円筒軸部6a基端の周囲 には凹部6eが形成される。
【0018】 スナップ部7、8は、雄ボタン4と雌ボタン5とでは構造が異なる。まず雄ボ タン4のスナップ部7は、その外周縁7bを保持部6の頭部6bの裏面の立ち上 がり周縁部に当接するように平坦にし、その円孔壁を立ち上げて環状凸部7cを 形成し、その中心に円筒軸部6aを通すための円孔7aを備えている。一方雌ボ タン5のスナップ部8は、その頭部側の裏面が、前記凹部6dに嵌合する凸部8 bを形成し、それより大径で頭部6の鍔部6dの径と略等しいスナップ部外周縁 8cの環状内部に、一部を切欠いたスナップ用リングバネ9を嵌入させている。
【0019】 スナップ部8の雄ボタン5側には、前記凸部8aの裏面で形成される凹部8dが あり、この凹部8dに雄ボタン5の環状凸部7cが嵌合する。凸部8b(表裏反 対向きでは凹部8d)の中心には円筒軸部6aを通すための円孔8aが備えられ ている。
【0020】 このようにしてそれぞれの保持部6とスナップ部7、8とが1対になって雄ボ タンと雌ボタンとなり、1組のホックボタンを構成する。
【0021】 尚、ホックボタンにおいても飾り鋲の場合と同様にして、それぞれの円筒軸部 6aの先端の周縁6cが外側に拡げられ、円筒軸部6aの径d2 より前記周縁6 cの径d1 が大きくなって、それぞれの円孔7a、8aの径に略等しくなり、周 縁6aが円孔周縁に略接する。よって、上記の飾り鋲と同様にして、スナップ部 7、8の保持部6からの脱落防止を行って作業上の誤りを低減し、作業能率の向 上を図ることができる。
【0022】
本考案によれば、リング部ないしスナップ部の保持部からの脱落防止を、特別 な手間を要することなく行うことができると共に、かしめ作業をも容易にして作 業効率の向上を図ることができる飾り鋲およびホックボタンを提供することがで きる。
【図1】本考案の飾り鋲の一実施形態を示す斜視図。
【図2】それを布地に取付けた状態で一部を断面した側
面図。
面図。
【図3】本考案のホックボタンの一実施形態を示す縦断
側面図。
側面図。
【図4】従来の飾り鋲を布地に取付けた状態を示す縦断
側面図。
側面図。
1、6 保持部 1a、6a 円筒軸部 1b、6b 頭部 1c、6c 周縁 2 リング部 2a、7a、8a 円孔 4 雄ボタン 5 雌ボタン 7、8 スナップ部
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒軸部及び頭部からなる保持部と、前
記円筒軸部を通す円孔を備えて前記保持部に組付けられ
るリング部とを備える飾り鋲において、 保持部の円筒軸部の先端がリング部の円孔に略接するま
で、前記先端の周縁を外側に拡げてなる飾り鋲。 - 【請求項2】 円筒軸部及び頭部からなる保持部と、こ
の保持部の円筒軸部を通す円孔を備えて前記保持部に組
付けられるスナップ部とを、それぞれ1対づつ備えた雄
ボタンと雌ボタンとからなるホックボタンにおいて、 雄ボタンと雌ボタンそれぞれの保持部の円筒軸部の先端
が、雄ボタンと雌ボタンそれぞれのスナップ部の円孔に
略接するまで、前記先端の周縁を外側に拡げてなるホッ
クボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003783U JP3034077U (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 飾り鋲およびホックボタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996003783U JP3034077U (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 飾り鋲およびホックボタン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3034077U true JP3034077U (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=43168932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996003783U Expired - Lifetime JP3034077U (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 飾り鋲およびホックボタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3034077U (ja) |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP1996003783U patent/JP3034077U/ja not_active Expired - Lifetime
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