JP3564763B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤から構成されてなる磁性層を有する塗布型の磁気記録媒体に関し、特に走行性及び耐久性の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
VTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気記録媒体において、高記録密度化、高画質化を図る目的で電磁変換特性の向上に関する検討が盛んに行われている。この電磁変換特性の向上に伴い、近年蒸着テープ等の薄膜媒体が提案され既にHi−8ビデオ等の一部のフォーマットにおいて実用化されてはいるが、価格などの点で従来の塗布型の磁気記録媒体は依然主流を占めている。
【0003】
また、この磁気記録媒体においては、走行性及び耐久性が重要な特性であり、電磁変換特性の向上を図りながら十分な走行性及び耐久性を確保することが媒体の設計において重要な課題である。
【0004】
これまで、電磁変換特性の向上を実現するためには、磁気特性の向上、テープ表面の鏡面化によるスペーシングロスの低減等が検討されている。例えば、塗布型の磁気記録媒体において、テープ表面の鏡面化を図る方法としては、支持体の表面性を向上させたり、強磁性粉末や研磨剤等の粒径を小さくしたり、これらをより均一に分散させる等の工夫がなされている。また、テープ表面の鏡面化や強磁性粉末の高充填を目的として、磁性塗料を塗布し乾燥させた後にカレンダー処理が行われている。
【0005】
しかし、このようにして電磁変換特性の向上を達成しようとした場合、走行性及び耐久性は低下してしまい、これを考慮すると実際には大幅な電磁変換特性の向上を達成することができないのが実状である。
【0006】
一方、走行性及び耐久性については、潤滑剤や表面形状の工夫による摩擦の低減や、支持体や結合剤の最適化及び架橋による機械強度の向上、潤滑剤の最適化による油膜強度の向上、研磨剤の使用による研磨性の付与等がなされている。
【0007】
しかし、走行性及び耐久性といっても多種多様であり、また多くの原材料からなるために挙動が複雑であり、ある条件での走行耐久性を満足させるべく対処しても、他の条件での特性が悪化してしまうことが多く、複数の条件を同時に高い水準で満足させることは困難である。
【0008】
例えば、高速で摺動する部分の摩擦の低減や耐久性の付与を図るために、従来より高級脂肪酸のエステル化合物が用いられている。しかし、これをもちいることにより低速で摺動する部分の摩擦が上昇してしまい走行性が悪化する。また、添加量が多いと、結合剤を可塑化してしまい耐久性が悪化すると言った問題が生ずる。更に、添加量が多い場合には、テープ表面の鏡面化や強磁性粉末の高充填を目的として行われるカレンダー処理により潤滑剤が摺動面に有効に供給されるために必要な空孔が縮小又は閉塞されてしまい有効に作用する潤滑剤量がかえって減少して耐久性が悪化するといった問題も起こる。
【0009】
このような問題を解決するために、使用する強磁性金属粉末の比表面積と磁性層の表面粗さを規制することで電磁変換特性を高め、更に用いる潤滑剤量を規制し走行性及び耐久性を満足させながら電磁変換特性を向上しようとする方法も提案されている(例えば特公平4−40781号公報等参照。)。
【0010】
しかし、更に電磁変換特性を向上させようとして磁性層の表面粗さをより小さい値に規制しようとした場合には、単に使用する潤滑剤量のみを規制するだけでは、有効に作用できる潤滑剤量を制御できず、走行性と耐久性を両立させることは困難であった。
【0011】
また、カレンダー処理を終えた磁性塗膜にトップコートして耐久性に十分な量の高級脂肪酸のエステル化合物を磁性塗膜に付与する方法も提案されている(例えば特開平4−3317号公報等参照。)。
【0012】
ところが、磁性塗膜の乾燥後にトップコートして耐久性に十分な量の高級脂肪酸のエステル化合物を磁性塗膜に付与する方法は、製造工程が増えてしまうとともに、鏡面化された場合には、隙間が少ない表面に多量の高級脂肪酸のエステル化合物が存在するために低速で摺動する部分の摩擦が大幅に上昇してしまい走行性が悪化するという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであって、電磁変換特性の向上を達成するために媒体表面を鏡面化した場合でも、十分な走行性及び耐久性を有する磁気記録媒体を提供する事を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上述の目的を達成せんものと鋭意研究の結果、磁性層の表面性を一定の値以下に抑えるとともに、磁性塗料に含まれる強磁性粉末及び無機顔料と結合剤の重量比率、潤滑剤の組成や配合比、また結合剤に含まれる極性基とその導入量、さらには磁性層の表面粗度を規制することにより、良好な電磁変換特性を確保しつつ、十分な走行性及び耐久性を実現できることをみいだし、本発明を完成するに至ったものである。
【0015】
即ち、本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性塗料の塗膜からなる磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、上記磁性塗料中に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が重量比で無機顔料/結合剤=5.75〜6.75であり、潤滑剤として炭素数16以上22以下の高級脂肪酸とネオペンチルアルコールとのエステル化合物よりなる高級脂肪酸エステルが上記強磁性粉末100重量部に対して1.5重量部以上3.0重量部以下の割合で含まれ、上記結合剤は、−COOM、−SOM、−O−SOM、−P=O(OM)、−NRX、−NR、−SH(MはH、Li、Na、K、−NR、Rはアルキル基又はH、Xはハロゲン原子をそれぞれ表す。)の極性基を少なくとも1種類以上含み、その導入量が結合剤1g当たり0.03〜0.3mmolであり、且つ上記磁性層の表面粗度Raが5.0nm以下、Rzが70nm以下であることを特徴とするものである。
【0016】
上記潤滑剤としては、高級脂肪酸エステルが好適である。
【0017】
ここで、上記高級脂肪酸エステルとして、炭素数16以上22以下の高級脂肪酸とネオペンチルアルコールとのエステル化合物が最も好ましいが、炭素数10以上24以下の一塩基性脂肪酸(分岐していても、不飽和結合を含んでいても良い。)と炭素数1以上18以下の一価のアルコール(分岐していても、不飽和結合を含んでいても良い。)やアルキレンオキサイドのモノアルキルエーテルとからなるエステル化合物でも良い。これらを用いることにより、その他の高級脂肪酸エステルと同じ量が存在した場合でも低速で摺動する部分の摩擦をより低く抑え、且つ耐久性に優れた油膜を形成することができる。このため、より一層走行性及び耐久性の向上を図ることができる。
【0018】
これらエステル化合物として、具体的に例示するならばステアリン酸メチル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸プロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸sec−ブチル、ステアリン酸tert−ブチル、ステアリン酸イソブチル、ステアリン酸ペンチル、ステアリン酸ヘプチル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸ブトキシエチル、パリミチン酸ブチル、パルミチン酸ペンチル、パルミチン酸ヘプチル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソオクチル、ミリスチン酸オクチル、オレイン酸オレイル等が挙げられる。
【0019】
その他の潤滑剤として、上記高級脂肪酸エステルの他に従来公知のものを組み合わせて使用することも可能である。
【0020】
この従来公知の潤滑剤としては、例えばミリスチン酸やステアリン酸等の高級脂肪酸類及びそれらの金属やアミンとの塩類、脂肪酸と1価又はそれ以上6価までのアルコール類との本発明によるものを含めたエステル化合物、脂肪酸等で変成したものを含むシリコンオイル、アルキル燐酸エステル、これらにはエチレンオキサイド等の付加によりエーテル結合等他の置換基が含まれても良いし、一部フッ素が含まれても良い。更に、パフロロポリエーテル及びその変成物等が挙げられる。
【0021】
これらは、磁性塗料の混合・分散の初期、途中、終了時のいずれに添加しても良く、更に磁性層が形成された後にトップコートしても良い。
【0022】
本発明においては、磁性層の表面を鏡面化し表面性を一定の値以下に規制することで良好な電磁変換特性を得るとともに、結合剤に対する無機顔料の配合割合を一定範囲内に調整することにより走行性及び耐久性を向上することができる。
【0023】
一般に、塗布型の磁気記録媒体のように無機顔料と高分子化合物である結合剤とからなる複合材料の場合、結合剤に対する無機顔料の配合割合がある一定値を越えると空隙や空孔が生じ、これらは配合割合が大きくなるほど多くなる傾向にある。上記磁気記録媒体においては、初めから摺動面に存在する潤滑剤量が摺動により減少した場合に、上述の空隙や空孔を通して潤滑剤が摺動面に供給され耐久性に有効に作用すると考えられている。
【0024】
本発明では、上記磁性塗料中に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率を無機顔料/結合剤=5.75〜6.75(重量比)とする。これにより、カレンダー処理時に上記空隙や空孔が縮小又は閉塞されることなく、強磁性粉末の充填率や塗膜の機械強度の低下が抑えられた範囲で潤滑剤を摺動面に供給するに十分な空隙や空孔を確保することができる。この結果、潤滑剤が摺動面だけでなく空孔や空隙内にも散在し、初めから摺動面に存在する潤滑剤量は少なくなる。従って、表面が鏡面化された媒体でも低速で摺動する部分の摩擦を低く抑えることができる。この時、初めから摺動面に存在する潤滑剤量が少なくても、摺動によりその量が減少すると上記空隙や空孔を通して該潤滑剤が摺動面に供給されるので、十分な耐久性を確保できる。
【0025】
上記無機顔料/結合剤比が5.75未満では、上記空隙や空孔を十分に確保することができず、摺動面に潤滑剤を十分に供給することができなくなり、耐久性が低下する。逆に、該無機顔料/結合剤比が6.75を越えると、結合剤の強磁性粉末への吸着量が減少して塗料の段階での分散の安定性が悪化したり、生じる空隙や空孔が多くなりすぎて初めから摺動面に存在する潤滑剤量が少なくなり過ぎるばかりか、強磁性粉末の充填率や塗膜の機械強度が大幅に低下し電磁変換特性及び耐久性が低下する。
【0026】
上記磁性層の表面性は、その表面粗度Raが5.0nm以下であることが必要であり、より好ましくはRzが70nm以下とされる。これにより、記録・再生時のスペーシングロスが抑えられ良好な電磁変換特性を得ることができる。表面粗度が上記範囲を越えると、良好な電磁変換特性を確保することができなくなる。
【0027】
このように磁性層の表面性を規制するには、使用する原材料や工程を鏡面化の方向に選定すれば良い。
【0028】
つまり、原材料としては、強磁性粉末や研磨剤は微細なものなので分散が容易なものを選定し、結合剤はこれらを均一に分散できるようなもの、具体的には強磁性粉末により吸着し易いように強磁性粉末の表面に合った種類及び量の極性基が導入されたものを選定する。また、非磁性支持体は、表面性の良好なものを選定すれば良い。
【0029】
また、工程としては、強磁性粉末を均一に分散できるように高いせん断力を与えられるような分散機の使用や分散時間等の条件の選定、カレンダー処理圧力や温度の上昇等の手法を適宜使用すれば良い。
【0030】
この他、磁性層の表面を鏡面化する公知の手法を含めた中から、走行性や生産性、その他の特性とのバランスを考慮して任意に選定することができ、特定の手法に限定されない。
【0031】
また、この磁性層に含まれる潤滑剤量は、強磁性粉末100重量部に対して1.5重量部以上3.0重量部以下とされる。潤滑剤量を上記範囲内とすることにより、摺動面に供給される潤滑剤量が十分となる上、初めから多量に摺動面に存在しないので、低速での摩擦の上昇も抑えることができる。該潤滑剤量が1.5重量よりも少ないと十分な潤滑効果を得ることができず、逆に3.0重量部より多いと摺動面に初めから多量に存在してしまうため、低速での摩擦が上昇する。
【0032】
本発明の磁気記録媒体において、上記非磁性支持体や磁性塗膜を構成する強磁性粉末等は従来公知のものがいずれも使用可能であり、なんら限定されるものではない。
【0033】
具体的に例示するならば、強磁性粉末としてはFe,Co,Ni等の金属やこれらを含んだ合金からなる強磁性金属粉末、バリウムフェライト等の板状六方晶フェライト、γ−酸化鉄、コバルト含有γ−酸化鉄、マグネタイト、コバルト含有マグネタイト、CrO等が挙げられる。
【0034】
上記その他の無機顔料としては、研磨剤やカーボンブラック、二硫化モリブデンやグラファイト等の固体潤滑剤等が挙げられる。
【0035】
上記研磨剤としては、アルミナ、酸化クロム、酸化チタン、α−酸化鉄、炭化ケイ素、コランダム、(人造)ダイヤモンド、等が挙げられる。
【0036】
これらは粉体状態で磁性塗料に添加しても良いし、強磁性粉末とは別に分散したスラリー状態で磁性塗料の混合・分散の初期、途中、終了時のいずれに添加しても良い。
【0037】
上記結合剤としては、通常の塗布型の磁気記録媒体に使用されるものとして従来公知の材料がいずれも使用可能であり、特に限定されない。
【0038】
具体的に例示するならばポリエステルやポリカーボネート又はポリエーテル系のポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル系共重合体、セルロース誘導体、フェノキシ樹脂、アクリル酸エステル系共重合体、塩化ビニリデン系共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体等が挙げられる。
【0039】
ここで、良好な分散性を得るために、使用する結合剤の一部又は全部に極性基が導入されても良い。
【0040】
上記極性基としては、例えば−COOM、−SOM、−O−SOM、−P=O(OM)、−NRX,−NR、−SH(MはH,Li,Na,K,−NR、Rはアルキル基又はH、Xはハロゲン原子をそれぞれ表す。)等が挙げられる。これらは1種類でも、2種類以上含まれても良い。
【0041】
これら極性基の導入量は、結合剤1g当たり0.03〜0.3mmolが好ましい。結合剤1g当たり0.03mmolより少ないと分散性に対する効果が小さく、逆に0.3mmolより多いと吸湿性が高くなり、耐候性が悪くなるばかりか、かえって分散性が悪化する虞れがある。
【0042】
また、上記結合剤に架橋構造を形成するためには、硬化剤としてポリイソシアネートを添加しても良い。
【0043】
上記ポリイソシアネートとしては、例えばトリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等のイソシアネート類及びこれらのイソシアネート類とトリメチロールプロパン等の多価アルコールとの付加体又はイソシアネート類の縮合生成物等が使用可能である。
【0044】
本発明においては、その他の添加剤として上述の研磨剤やカーボンブラック等の帯電防止効果や遮光効果に摩擦低減効果等のあるものや、分散効果、架橋促進効果、可塑効果等を目的として従来公知の各種材料が使用されても良い。
【0045】
また、上記非磁性支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル類、アラミド等のポリアミド又はイミド類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロースジアセテート等のセルロース類やポリカーボネート類に代表されるような高分子材料、或いはアルミニウム等の金属、ガラス、セラミクス等により形成される支持体等が挙げられる。
【0046】
これら非磁性支持体上に磁性層を形成するには、上述の磁性層構成材料を塗料化し、これを上記非磁性支持体上に塗布し乾燥して形成されるが、この塗料化に際し、使用される溶剤としては、例えばアセトン、メトルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコール系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、乳酸エチル、エチレングリコールアセテート等のエステル系溶媒、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、2−エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、メチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が使用可能である。
【0047】
また、上記塗料を調製するための分散・混練には、例えばロールミル、ボールミル、サンドミル、アジター、ニーダー、エクストルーダー、ホモジナイザー、超音波分散機等が用いられる。
【0048】
更に、このように調製された塗料を上記非磁性支持体上に塗布するには、グラビアコーター、ナイフコーター、ワイヤーバーコーター、ドクターブレードコーター、リバースロールコーター、ディッピングコーター、エアナイフコーター、ダイコーター等が用いられる。
【0049】
また、上記磁性層は単層であっても良いし、2層以上の多層であっても良い。更に、上記非磁性支持体上の磁性層と同じ側にα−酸化鉄、カーボンブラック、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナ等の非磁性又は磁性の非常に小さい粉末と結合剤とを主体とする下塗り層を設けても良い。
【0050】
以上が本発明の基本的な構成であるが、磁気記録媒体の構成はこれに限らず、例えば非磁性支持体の磁性層形成面側との反対面に非磁性又は磁性粉末と結合剤とを主体とするバックコート層が形成されても良い。
【0051】
このバックコート層に使用する非磁性粉末としては、例えばカーボンブラックを主体とするものが一般的であるが、この他にも炭酸カルシウム、アルミナ、酸化チタン、α−酸化鉄等がいずれも使用可能である。また、磁性粉末としては、磁性層の構成材料として使用する上述の強磁性粉末がいずれも使用可能であり、それらを単独又は組み合わせて使用することが可能である。結合剤及びその他の添加剤としては、磁性層に用いるものとして先に例示したものがいずれも使用可能であり、それらを単独又は組み合わせて使用することが可能である。
【0052】
【作用】
磁性層の表面を鏡面化し表面性を一定の値以下に規制することにより、記録及び再生時のスペーシングロスが抑えられ、良好な電磁変換特性が得られる。
【0053】
また、結合剤に対する無機顔料の配合割合を一定範囲内に調整することにより、強磁性粉末の充填率や塗膜の機械強度の低下が抑えられた範囲で、潤滑剤を摺動面に供給するのに十分な空孔を確保することができる。上記潤滑剤は、摺動面だけでなく、上記空孔にも散在するため、初めから摺動面に存在する高級脂肪酸のエステル化合物の存在量は強磁性粉末100重量部に対して1.5重量部以上3.0重量部以下の添加量の範囲では少ない。このため、表面が鏡面化された媒体でも低速で摺動する部分の摩擦を低く抑えることができる。初めから摺動面に存在する高級脂肪酸のエステル化合物の剤量が少なくても、摺動により減少した場合には、上記空孔を通して高級脂肪酸のエステル化合物が摺動面に供給されるため、十分な耐久性を確保できる。
【0054】
従って、電磁変換特性に優れ且つ良好な走行性及び耐久性が得られる。
【0055】
【実施例】
以下、本発明を具体的な実施例により説明するが、本発明がこの実施例に限定されるものでないことは言うまでもない。
【0056】
実施例1
先ず、下記の表1に示す組成の塗料材料をサンドミルにより分散した後、硬化剤(日本ポリウレタン社製、商品名;コロネートL)を3重量部添加し、これを厚み7.5μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に乾燥後の厚みが2.5μmとなるように塗布した。
【0057】
【表1】
Figure 0003564763
【0058】
その後、磁場配向処理を行い、乾燥させて巻き取りを行った。
【0059】
続いて、処理温度110℃、線圧力350kg/cmでカレンダー処理を施し、温度60℃、20時間の硬化処理を行い磁性層を形成した。
【0060】
そして、下記の表2に示す組成を有するバックコート層を厚さ0.5μmとなるように形成した。
【0061】
【表2】
Figure 0003564763
【0062】
このようにして得られた幅広テープを8mm幅にスリットしてサンプルテープとし、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0063】
実施例2
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ポリエステル−ポリウレタンの配合量を6.2重量部、塩化ビニル系共重合体の配合量を12.5重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0064】
実施例3
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ポリエステル−ポリウレタンの配合量を5.3重量部、塩化ビニル系共重合体の配合量を10.7重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0065】
実施例4
上記実施例1における磁性塗料の組成中、研磨剤として添加したアルミナの配合量を12重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0066】
実施例5
上記実施例1におけるカレンダー処理時の処理温度を125℃とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0067】
実施例6
上記実施例1における磁性塗料の組成中、更にカーボンブラック(平均粒径=82nm、DBP吸油量=50cc/100g)を0.5重量部添加し、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0068】
実施例7
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルの添加量を1.5重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0069】
実施例8
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルの添加量を3.0重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0070】
実施例9
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルをパルミチン酸ネオペンチルに変え、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0071】
実施例10
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルをベヘン酸ネオペンチルに変え、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0072】
実施例11
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルをステアリン酸ブチルに変え、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0073】
実施例12
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルをステアリン酸ヘプチルに変え、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0074】
実施例13
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルをステアリン酸ブトキシエチルに変え、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0075】
実施例14
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルをパルミチン酸イソオクチルに変え、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0076】
比較例1
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ポリエステル−ポリウレタンの配合量を6.5重量部、塩化ビニル系共重合体の配合量を13.1重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0077】
比較例2
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ポリエステル−ポリウレタンの配合量を5.1重量部、塩化ビニル系共重合体の配合量を10.3重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0078】
比較例3
上記実施例1におけるカレンダー処理時の処理温度を95℃とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0079】
比較例4
上記実施例1における磁性塗料の組成中、更にカーボンブラック(平均粒径=270nm、DBP吸油量=37cc/100g)を2.0重量部添加し、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0080】
比較例5
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルの添加量を1.0重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0081】
比較例6
上記実施例1における磁性塗料の組成中、ステアリン酸ネオペンチルの添加量を4.0重量部とし、その他は実施例1と同様にしてサンプルテープを作製し、Hi−8ビデオカセットに組み込んだ。
【0082】
そこで、得られた各サンプルテープについて、電磁変換特性としてY−C/N及びドロップアウトについて以下に示す方法で評価を行った。
【0083】
<Y−C/N>
Hi−8ビデオデッキを用い、7MHzの信号を10分間記録した。そして、リミッター前に検出した7MHzでの出力とそこから−1MHzのノイズとの差を求めてY−C/Nとし、比較例3の結果を0dBとした時の相対値にて表した。この結果を下記表3、表4に示す。
【0084】
【表3】
Figure 0003564763
【0085】
【表4】
Figure 0003564763
【0086】
<摩擦係数>
磁性面と3mmΦのSUS304ガイドピンとの摩擦係数を以下の条件で測定し、30回走行後の値を上記表3に併せて記した。
【0087】
測定環境 ;温度40℃、相対湿度80%RH
テープ速度 ;20mm/秒
荷重 ;20g
抱き角 ;90°°
<スチル時間>
長時間スチルができるように改造したHi−8ビデオデッキを用いて、温度40℃、相対湿度80%RHの環境下でRF出力が初期から3dB減衰するまでの時間を求めスチル時間とした。1サンプルにつき3回の測定を行い、その平均値を上記表3に併せて記した。
【0088】
なお、360分以上経過してもRF出力が初期から3dB減衰しないサンプルについては360分にて測定を打ち切り、表3中には360分以上として記載した。
【0089】
以上の結果から、表3、表4に示すように、Y−C/Nが+1.0dB以上のサンプルは電磁変換特性が良好であり、摩擦係数が0.3以下のサンプルは走行性が良好であり、スチル時間が240分以上のサンプルは耐久性が良好であることが判った。
【0090】
また、本発明による実施例1〜14のサンプルテープは、比較例1〜6のに比べて、Y−C/Nが高く、摩擦係数が小さく、スチル時間が長くなった。このことから、磁性塗料に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率を重量比で無機顔料/結合剤=5.75〜6.75とし、且つ磁性層の表面祖度Raを5.0nm以下、Rzが70nm以下とするとともに、潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量を強磁性粉末100重量部に対して1.5重量部以上3.0重量部以下とすることは、電磁変換特性を向上させ走行性及び耐久性を向上させるのに有効であることが判った。
【0091】
ここで、更に詳細に検討するために、磁性塗料に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率について実施例1〜4及び比較例1,2で比較した。
【0092】
磁性塗料に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が本発明の範囲内にある実施例1〜4のサンプルは、Y−C/Nが+1.0dB以上と高く、摩擦係数が0.3dB以下と低く、スチル時間が360分以上と長い。
【0093】
これに対して、磁性塗料に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が本発明の範囲内に満たない比較例1では、Y−C/Nは高いものの、スチル時間が非常に短く、摩擦係数も高い傾向にあった。また、磁性塗料に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が本発明の範囲を越える比較例2では、摩擦係数は低いものの、Y−C/Nが低く、スチル時間も短かった。
【0094】
このことから、磁性塗料に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が本発明の範囲内、つまり重量比で無機顔料/結合剤=5.75〜6.75に調整することで、電磁変換特性、走行性、耐久性を高い水準で満足できることが判った。
【0095】
また、磁性層の表面性について実施例1,5,6及び比較例3,4で比較した。
【0096】
カレンダー処理時の処理条件を鏡面化の方向に設定した実施例5のサンプルが磁性層の表面性が最も良好であり、摩擦係数がやや高い傾向にあるものの、最も高いY−C/Nを示した。これに対して、カレンダー処理時の処理条件を鏡面化とは逆の方向に設定した比較例3のサンプルは磁性層の表面性が本発明の範囲を越え、Y−C/Nが低く、良好な電磁変換特性を得ることができなかった。
【0097】
一方、カーボンブラックを添加した実施例6と比較例4のサンプルを比較した場合には、カーボンブラックの粒径が小さく添加量も少ない磁性層の表面性が本発明の範囲内にある実施例6のサンプルでは、カーボンブラックを添加しない比較例1と比較してY−C/Nが低いものの、電磁変換特性としては満足できる水準にある。しかし、カーボンブラックの粒径が大きく添加量も多く磁性層の表面性が本発明の範囲を越えた比較例4のサンプルでは、Y−C/Nが非常に低く、電磁変換特性としては満足できる水準になかった。
【0098】
従って、工程、原材料のいずれの条件によっても、磁性層の表面が本発明の範囲を越えた場合には、良好な電磁変換特性を得ることができないことが判った。
【0099】
更に、潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量について、実施例1,7,8及び比較例5,6で比較した。
【0100】
潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量が本発明の下限である実施例7のサンプルは、それより量の多い実施例1,8のサンプルと比較してスチル時間がやや短い傾向にあるものの、240分以上を示し、耐久性として問題にならない水準が確保されていることが判った。
【0101】
また、潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量が本発明の上限である実施例8のサンプルは、それより量の多い実施例1,7のサンプルと比較して摩擦係数がやや高い傾向にあるものの、0.3以下を示し、走行性として問題にならない水準が確保されていることが判った。
【0102】
これに対して、潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量が本発明の範囲に満たない比較例5のサンプルは、スチル時間が非常に短く、耐久性として問題となる。潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量が本発明の範囲を超えた比較例6のサンプルは、摩擦係数測定中に貼り付きを起こしてしまい、走行不可能となった。
【0103】
以上の結果から、潤滑剤として含まれる高級脂肪酸エステルの量が本発明の範囲に調整することは走行性と耐久性を両立させる上で効果があることが判った。
【0104】
また、高級脂肪酸エステルの種類については、実施例1及び実施例9〜14で同じ仕様で比較することができる。いずれのサンプルも、Y−C/Nが高く、摩擦係数が低く、スチル時間も長く良好な電磁変換特性、走行性及び耐久性が得られた。特に、潤滑剤として使用する高級脂肪酸エステルが炭素数16以上22以下の高級脂肪酸とネオペンチルアルコールとのエステル化合物を用いた実施例1,9,10のサンプルは、その脂肪酸エステルを用いた実施例11〜14のサンプルと比較して、摩擦係数も小さく、スチル時間も長いことから、走行性及び耐久性がより優れていることが判った。
【0105】
以上の説明から明らかなように、本発明では、磁性塗料中に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が重量比で無機顔料/結合剤=5.75〜6.75であり、潤滑剤として炭素数16以上22以下の高級脂肪酸とネオペンチルアルコールとのエステル化合物よりなる高級脂肪酸エステルが上記強磁性粉末100重量部に対して1.5重量部以上3.0重量部以下の割合で含まれ、結合剤は、−COOM、−SOM、−O−SOM、−P=O(OM)、−NRX、−NR、−SH(MはH、Li、Na、K、−NR、Rはアルキル基又はH、Xはハロゲン原子をそれぞれ表す。)の極性基を少なくとも1種類以上含み、その導入量が結合剤1g当たり0.03〜0.3mmolであり、且つ磁性層の表面粗度Raが5.0nm以下、Rzが70nm以下であるので、表面性が良好であるにも関わらず潤滑剤の存在状態が走行性及び耐久性双方にとって問題にならない範囲に制御されている。従って、本発明によれば、電磁変換特性が高く、走行性及び耐久性に優れた磁気記録媒体を得ることができる。

Claims (1)

  1. 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性塗料の塗膜からなる
    磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、
    上記磁性塗料中に含まれる強磁性粉末その他の無機顔料と結合剤との比率が重量比で無機顔料/結合剤=5.75〜6.75であり、
    潤滑剤として炭素数16以上22以下の高級脂肪酸とネオペンチルアルコールとのエステル化合物よりなる高級脂肪酸エステルが上記強磁性粉末100重量部に対して1.5重量部以上3.0重量部以下の割合で含まれ、
    上記結合剤は、−COOM、−SO M、−O−SO M、−P=O(OM) 、−NR X、−NR 、−SH(MはH、Li、Na、K、−NR 、Rはアルキル基又はH、Xはハロゲン原子をそれぞれ表す。)の極性基を少なくとも1種類以上含み、その導入量が結合剤1g当たり
    0.03〜0.3mmolであり、
    且つ上記磁性層の表面粗度Raが5.0nm以下、Rzが70nm以下であることを特徴とする磁気記録媒体。
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