JP3564516B2 - 機械操作用流体圧を発生する往復動ポンプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械要素を駆動するための流体圧を発生する往復動型のポンプに関し、特に、これに限定する意図ではないが、車輪ブレ−キにブレ−キ圧を与えまたブレ−キ圧を解除するブレ−キ圧回路に高,低流体圧を与えるポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ABS制御(アンチロックブレ−キ圧制御),TRC制御(トラクションコントロ−ル),自動ブレ−キ制御(自動減速,自動停止,自動旋回,制動力配分制御)等の車輪ブレ−キ圧制御を行なうブレ−キ圧回路のブレ−キ圧発生源に、ピストンを往復駆動するポンプが用いられ、その中に、プランジャ型ポンプと称されるものがある。
【0003】
ブレ−キ圧回路に用いられるプランジャ型ポンプは、一般的には、対向する2個の、ばね付勢されたピストンを偏心カムに当接して配置し、偏心カムを回転することにより該ピストンを往復運動させる。このピストンの往復運動によりブレ−キ液を吸入して吐出する。一方のポンプは、車両の前,後,左,右輪の各輪の車輪ブレ−キの2つの増,減圧に用いられ、もう1つのポンプは、他の2つの車輪ブレ−キの増,減圧に用いられる。通常、偏心カムは電気モ−タで回転駆動される。例えば特開昭64−74153号公報には、1つの電動ポンプを用い、TRC制御等のブレ−キ非操作時のブレ−キ制御が可能なブレ−キ圧回路が示されているが、この回路に上記したプランジャ型ポンプを用いた例を図4に示す。図4に示す状態において、ブレ−キペダル2を踏み込むことによりマスタシリンダ3がブレ−キ圧を発生し、これが切換弁4,電磁開閉弁6,7を経て車輪ブレ−キ10,11のホイルシリンダに加わり、この例では前右車輪Frおよび後右車輪Rrに制動力が加わる。なお、図示していないが、マスタシリンダ3のもう1つのポ−トに同様なブレ−キ圧回路が接続されており、同様に、前左車輪および後左車輪に制動力が加わる。
【0004】
ブレ−キ非操作時に車輪ブレ−キ10,11に自動的にブレ−キ液を付与する場合(例えばTRC制御時)には、コンピュ−タを主体とするコントロ−ラ(図示せず)が、切換弁4に通電(オン)すると共に、電気モ−タ1mに通電(オン)する。するとマスタシリンダに連通するポ−ト4aが、電磁開閉弁6,7に接続されるポ−ト4bと断たれ、ポンプ1の吸入管路Pinに接続されるポ−ト4cと接続される。またポンプ1が駆動される。これにより、ポンプ1により、マスタシリンダ3内の低圧ブレ−キ液が切換弁4及び吸入管路Pinを介して吸入され、昇圧されたブレ−キ液が、吐出管路Pout及び電磁開閉弁6(又は7)を介して車輪ブレ−キ10(又は11)に供給される。以下詳細に説明する。
【0005】
電気モ−タ1mの回転により偏心カム軸1axが回転駆動され、それに装着されたロ−ラ(偏心カム)1axの回転中心が半径Sの円運動をして、圧縮コイルスプリング1psで突出し付勢されたピストン1pを押す。これによりピストン1pがストロ−ク2Sで往復運動する。ピストン1pには常に吸入ポ−ト1ipに開き、かつ加圧室Aに通流する流路1fがあり、該流路1fの加圧室A側の開口を、逆止弁としてのボ−ル1vが、圧縮コイルスプリング1vsで押されて、閉じている。ピストン1pが加圧室Aを縮めるように押し込まれるときには、ボ−ル1vが流路1fを閉じるので、加圧室Aの流体がピストン1pで加圧されて、吐出ポ−ト1epおよび逆止弁18及び電磁開閉弁6(又は7)を介して車輪ブレ−キ10(又は11)に供給される。ピストン1pが戻るときには、逆止弁18により、加圧室Aへの電磁開閉弁6(又は7)側からのブレ−キ液の吸入が阻止されるので、加圧室Aが負圧となり、ボ−ル1vが開いて、マスタシリンダ3内の低圧ブレ−キ液が切換弁4,吸入管路Pin,吸入ポ−ト1ip及び流路1fを介して加圧室Aに流入する。また、リザ−バ12のブレ−キ液が吸入ポ−ト3ipを通して加圧室Aに流入する。ピストン1pの往復動の繰返しにより、上述の加圧室Aから逆止弁18への吐出と、吸入ポ−ト1ipおよび流路1fを通しての加圧室Aへの吸入が、交互に繰返される。電磁切換弁4が4a/4c間接続となっているのでポンプ1の吸入変動が、吸入管路Pinおよび電磁切換弁4を通して、マスタシリンダ3のブレ−キ圧出力ポ−トに加わる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したプランジャ型ポンプでは、ピストン1pの1往復動(偏心カム1caの1回転)につき1回の吸入行程を行うため、ポンプ1の吸入変動(吸入量変動)が大きくなる。従って上述のように、切換弁4がオンされた状態でポンプ1が駆動されると、その大きな吸入変動が、吸入管路Pin及び切換弁4を通してマスタシリンダ3に伝達される。その結果、この作動中に運転者によりブレ−キペダルが踏み込まれた場合、ブレ−キペダル2が大きく入り込むことになる。また、ドライバがブレ−キペダル2を踏込みそして踏込み量を大きくして行く過程で、切換弁4が4a/4c間接続でポンプ1が駆動されていると、マスタシリンダ3からポンプ1を通してブレ−キ液が車輪ブレ−キに供給されるので、ポンプ1の吐出行程でペダル2の入り込みがなく、吸入行程で入り込みが大きくなり、ペダル2が階段状に降下して行き、運転者に違和感あるいは異常感を与える。
【0007】
本発明は、往復動ポンプの吸入変動を平滑化することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の往復動ポンプは、シリンダ(1c);該シリンダ(1c)の内部にあってその内空間を第1空間(A)と第2空間(B)に区分し、第1空間(A)と第2空間(B)とを連通とするための流路(1f)と、第2空間(B)から第1空間(A)への該流路(1f)を通る流体の通流は許しその逆方向の流れは遮断する第1逆止弁(1v)とを含み、第2空間(B)の流体圧をシリンダ中心軸が延びる方向に受ける受圧面積が、第1空間(A)の流体圧を該方向に受ける受圧面積より小なるピストン(1p);第1空間(A)からシリンダ外部の吐出管路(Pout)への流体の通流は許しその逆方向の通流は阻止する第2逆止弁(18);シリンダ外部の吸入管路(Pin)から第2空間(B)への流体の通流は許しその逆方向の通流は阻止する第3逆止弁(20);前記吸入管路(Pin)から第1空間(A)への流体の通流は許しその逆方向の通流は阻止する第4逆止弁(19);および、ピストン(1p)を往復駆動する手段(1ps,1ca,1ax,1m);を備える。
【0009】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対応事項を、参考までに付記した。
【0010】
これによれば、ピストン(1p)が第1空間(A)を縮め、第2空間(B)を拡げる方向に移動する吐出行程において、第4逆止弁(19)が、第1空間(A)から吸入管路(Pin)への流体の通流を阻止するので、第1空間(A)の流体が、第2逆止弁(18)を通って吐出管路(Pout)へ出る。この吐出行程において、第2空間(B)をピストン(1p)が拡げるので、第3逆止弁(20)を通して吸入管路(Pin)の流体が第2空間(B)に流入する(吐出行程での吸入作用)。
【0011】
ピストン(1p)が第1空間(A)を拡げ、第2空間(B)を縮める方向に移動する吸入行程では、第1逆止弁(1v)が開くので第2空間(B)の流体が流路(1f)を通って第1空間(A)に流れる。ところが、第3逆止弁(20)が第2空間(B)から吸入管路(Pin)への流体流を阻止し、かつ、ピストン(1p)の、第2空間(B)の流体圧をシリンダ中心軸が延びる方向に受ける受圧面積が、第1空間(A)の流体圧を該方向に受ける受圧面積より小であるので、ピストンの移動により第1空間(A)が拡大する容積よりも小量の流体しか、第2空間(B)から第1空間(A)に流れ得ず、その差し引き分の流体が、第4逆止弁(19)を通して吸入管路(Pin)から第1空間(A)に流れる(吸入行程での吸入作用)。
【0012】
すなわち、本発明のポンプでは、吐出行程と吸入行程の両方において、吸入管路(Pin)からポンプに流体が吸入される。従来はピストンの1往復動の復行程(吸入行程)のみで吸入管路からポンプに流体を吸入しているので、1回の吸入行程当りの吸入量が多いが、本発明のポンプでは流体吸入が往行程(吐出行程)と復行程(吸入行程)に分散するので、1回の吸入行程当りの吸入量はその分散により少なくなり、その分、吸入変動が平滑化する。すなわち吸入変動が滑らかである。したがって、本発明のポンプを上述のブレ−キ圧回路に用いると、上述の、ブレ−キペダル3の入り込みや、踏込量が増えて行く過程でペダル2が階段状に降下して行くなどの違和感あるいは異常感がなくなる。もしくは抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】
(2)本発明の好ましい実施例のポンプは更に、第2空間(B)をシリンダの外部からその中心軸が延びる方向に延びてピストン(1p)と連続するロッド(1r)を含み、このロッド(1r)の横断面積分、ピストン(1p)の、第2空間(B)の流体圧を受ける受圧面積(空間Bの横断面積−ロッドの横断面積)が、第1空間(A)の流体圧を受ける受圧面積(空間Aの横断面積)より小である。これによれば、例えば第1空間(A)と第2空間(B)のシリンダ径が同一であると、第1空間(A)の流体圧を受ける受圧面積(空間Aの横断面積)−第2空間(B)の流体圧を受ける受圧面積(空間Bの横断面積−ロッドの横断面積)=ロッドの横断面積、となり、吸入行程においては、ロッドの横断面積×ピストンストロ−ク(2S)に相当する流体が第1空間(A)に吸入される。従来の1回の吸入量=ピストン横断面積×ピストンストロ−ク(2S)から、ロッドの横断面積×ピストンストロ−ク(2S)を差し引いた容積に相当する流体が吐出行程で第2空間(B)に吸入され、それが次の吸入行程で流路(1f)を通って第1空間(A)に入る。吐出行程で第2空間(B)に吸入される分(分散量)、従来よりも吸入行程でポンプに吸入される流体量が少く、この分散量をロッド径により定めることができる。
【0014】
(3)本発明の好ましい実施例では、シリンダ(1c)は、第1空間(A)となる太径のシリンダ空間と、それに連続した第2空間(B)となる細径のシリンダ空間を含み;往復駆動手段(1ps,1ca,1ax,1m)は、ピストン(1p)の、第1空間(A)に対向する受圧面は太径のシリンダ空間にあり、第2空間(B)に対向する受圧面は細径のシリンダ空間にあり;太径のシリンダ空間すなわち第1空間(A)に、ピストン(1p)を戻し駆動する圧縮コイルスプリング(1ps)がある。
【0015】
なお、シリンダ外からリニアモ−タコイルでピストンを往復駆動する態様においてはロッドを省略し、ピストンは太径のシリンダ空間である第1空間(A)に嵌入した太径部と細径のシリンダ空間である第2空間(B)に嵌入した細径部を有する段付ピストンとしてもよい。また、ロッドを第1空間(A)を貫通するものとして、第1空間(A)の横断面積−ロッド横断面積を、第2空間(B)の横断面積より大としてもよい。
【0016】
本発明の他の目的および特徴は、図面に示し後述する実施例の説明より明らかになろう。
【0017】
【実施例】
図1に、本発明の一実施例のポンプ1を装備したブレ−キ圧回路を示す。図2に、図1に示すポンプ1およびその周りを簡略化して示す。
【0018】
図1に示す状態において、ブレ−キペダル2を踏み込むことによりマスタシリンダ3がブレ−キ圧を発生し、これが電磁切換弁4,電磁開閉弁6,7を経て車輪ブレ−キ10,11のホイルシリンダに加わり、この例では前右車輪Frおよび後右車輪Rrに制動力が加わる。電磁開閉弁5及び逆止弁15はブレ−キ圧回路の電磁弁6が異常となり、車輪ブレ−キ10のブレ−キ圧がマスタシリンダ3のブレ−キ圧より低下した場合に、マスタシリンダ3のブレ−キ圧を直接に車輪ブレ−キ10に与えるものであり、電磁弁5をオンにすることにより、マスタシリンダ3のブレ−キ圧が車輪ブレ−キ10に加わる。なお、本車輪制動装置は2系統で構成されており、図1に示した前右車輪Fr及び後右車輪Rrに対応した系統の外に、図示しない前左車輪Fl及び後左車輪Rlに対応した別の系統がある。
【0019】
ブレ−キ非操作時、すなわちTRC制御等において車輪ブレ−キ10,11に対し自動的にブレ−キ液圧を付与する場合には、コンピュ−タを主体とするコントロ−ラ(図示せず)が切換弁4に通電(オン)すると共に、モ−タ1mに通電(オン)する。すると切換弁4のソレノイドが付勢し、切換弁4のマスタシリンダに接続しているポ−ト4aは、ポンプ1の吸入管路Pinに接続されるポ−ト4cと連通し、電磁開閉弁6,7に接続されるポ−ト4bは閉塞する。またポンプ1が駆動される。これによりポンプ1により、マスタシリンダ3内の低圧ブレ−キ液が切換弁4及び吸入管路Pinを介して吸入され、昇圧されたブレ−キ液が、吐出管路Pout及び電磁開閉弁6(又は7)を介して車輪ブレ−キ10(又は11)に供給される。車輪ブレ−キ10(又は11)に加えられたブレ−キ液を減圧する時は、電磁開閉弁8(又は9)を介してブレ−キ液をリザ−バ12に逃がす。図示しないコントロ−ラは、電磁開閉弁6〜9をオン又はオフし、例えばホイルスピンを発生しない様に車輪ブレ−キ10(又は11)に加わるブレ−キ液圧を調節する。もし車輪ブレ−キ10(又は11)に加えられたブレ−キ液の圧力がポンプ1の吐出圧よりも高くなった場合には、逆止弁16及び17により電磁開閉弁6(又は7)入力側に戻す。
【0020】
ABS制御において、運転者がブレ−キペダル2を踏み込んだ状態では切換弁4はオフのままであるが、ポンプ1は駆動される。例えば運転者がブレ−キペダル2を踏み込み、車輪Fr又はRrがロック傾向になると、図示しないコントロ−ラが、電磁開閉弁6〜9をオン又はオフさせて、ロックを防ぎつつ車輪ブレ−キ10(又は11)に制動圧を加える。またブレ−キ非操作時に自動的に車輪を制動する制御を行なう時には、切換弁4をオンさせると共に、ポンプ1を駆動させることにより、車輪ブレ−キにブレ−キ液圧を付与し、更に電磁開閉弁6〜9をオン又はオフさせることにより、その液圧を調整する。車輪ブレ−キ10(又は11)から減圧のために抽出されたブレ−キ液は、電磁開閉弁8,9を介してリザ−バ12に蓄液されると共に、ポンプ1に逆止弁21及び第3吸入口3ipを介して吸入される。ポンプ1により昇圧されたブレ−キ液は、吐出口1epより逆止弁18,吐出管路Pout,リザ−バ13及びオリフィス14を介して、電磁開閉弁6(又は7)に供給される。
【0021】
図1および図2を参照すると、ポンプ1は、モ−タ1m,偏心カム(偏心ロ−ラ)1caからなる駆動部と、ロッド1r,ピストン1p,流路1f,第1逆止弁であるボ−ル1v,ボ−ル1vを押す圧縮コイルスプリング1vsおよび弁リテイナ1vrを備えるプランジャ(ピストン)と、第1吸入口1ip,第2空間B,第2吸入口2ip,第1空間Aおよび吐出口1epを備えるシリンダ1cと、吸入用の第3逆止弁20および第4逆止弁19と、吐出用の第2逆止弁18を備える。
【0022】
第1吸入口1ipおよび第2吸入口2ipは、それぞれ第3逆止弁20および第4逆止弁19を介して吸入管路Pinにつながっており、吐出口1epは第2逆止弁18を通して吐出管路Poutにつながっている。アキュムレ−タ13及びオリフィス14は圧力ダンパを形成しており、急激な圧力変化を吸収する。しかし圧力変化を吸収しきれず、ポンプ1の吐出圧が所定上限値を越えた場合には、昇圧したブレ−キ液をリリ−フ弁22を介してマスタシリンダ3に逃す。
【0023】
モ−タ1mが回転すると、偏心カム1caが偏心運動し、従って偏心カム1ca表面に当接するプランジャ(ロッド1r+ピストン1p)が、ストロ−ク2Sで往復運動する。
【0024】
今、偏心カム1caの回転に伴いピストン1pはスプリング1psに押されて復行程(図2において右から左)に入ったとする。この時第1空間Aの圧力は低下するので、第1空間Aには、第2逆止弁19及び第2吸入口2ipを通じてブレ−キ液Q1が流入する。吐出管路Poutのブレ−キ液は第2逆止弁18により阻止され、第1空間Aには戻らない。またピストン1pの復行程では第2空間Bの圧力が上昇するが、第3逆止弁20が第2空間Bから吸入管路Pinへの流れを阻止し、更に第5逆止弁21が第2空間Bからリザ−バ12への流れを阻止し、第1逆止弁であるボ−ル1vが開いて、第2空間Bのブレ−キ液が流路1fを通って第1空間Aに流れる。
【0025】
次に偏心カム1caに押されてピストン1pが往行程(図2において左から右)に入ると、第1空間Aのブレ−キ液はピストン1pで押されて昇圧し、吐出口1epを通り、第2逆止弁18を通して吐出管路Poutに押し出される。この時、第4逆止弁19が、第1空間Aから吸入管路Pinへの流れを阻止する。ピストン1pの往行程では、第2空間Bの圧力は低下するので、第3逆止弁20を通して吸入管路Pinのブレ−キ液Q2a(図1)が第2空間Bに流入する。リザ−バ12の圧力の方が高いときには、第5逆止弁21を通してリザ−バ12のブレ−キ液Q2b(図1)が第2空間Bに流入する。逆止弁21は、切換弁4がオンの状態で運転者がブレ−キペダル2を踏み込んだ場合に、マスタシリンダ3のブレ−キ液がリザ−バ12に流入するのを防止するためのものである。
【0026】
ボ−ル1vが流路1fを閉じているので、第1空間Aから第2空間Bへの液流を生じない。
【0027】
この様にピストン1pの往行程では、第2空間Bにブレ−キ液Q2(Q2aおよび又はQ2b)が流入し、ピストン1pの復行程では、第1空間Aにブレ−キ液Q2及びブレ−キ液Q1が流入する。
【0028】
上述の如く、切換弁4がオンされた状態でポンプ1が駆動されると、ポンプ1の吸入変動が吸入管路Pin及び切換弁4を通してマスタシリンダ3に伝達される。従って運転者がブレ−キペダルを踏み込み中にこの作動が行なわれると、ブレ−キペダル2がポンプ1の吸入行程に従って入り込むことになる。
【0029】
しかし本発明のポンプでは流体吸入が往行程(吐出行程)と復行程(吸入行程)に分散するので、1回の吸入行程当りの吸入量はその分散により少なくなり、その分、吸入変動が平滑化する。すなわち吸入変動が滑らかである。したがって、本発明のポンプを上述のABS制御等のブレ−キ圧回路に用いると、ブレ−キペダル3の入り込みや、踏込量が増えて行く過程でペダル2が階段状に降下して行くなどの違和感あるいは異常感をなくすことが出来る。
【0030】
ピストン1pには、第2空間Bを貫通する(横切る)ロッド1rが連続しており、このロッド1rの先端が偏心カム1caに当っている。ロッド1rの横断面積をC,ピストン1pの横断面積(空間Bのシリンダの横断面積)をD,ピストン1pのストロ−クを2S,第1空間Aに第2吸入口2ipを介して流入する液量をQ1,第2空間Bに第1吸入口1ipおよび又は第3吸入口3ip(図1)を介して流入する液量をQ2(=Q2a+Q2b),第1空間Aのピストンストロ−ク分の容積変化量をQ3、とすれば、
Q3=2DS
Q2=2(D−C)S
Q1=Q3−Q2=2[D−(D−C)]S=2CS
である。往行程のポンプ1の吸入量Q2と復行程のポンプ1の吸入量Q1とを等しくして、つまり、偏心カム1caの1回転360°の間の前半回転の間の吸入量Q2と後半回転の間の吸入量Q1を等しくして、吸入管路Pinの吸入量ピ−ク値を均等化する場合には、
2(D−C)S=2CS
であり、これより、
D−C=C
D=2C
とすればよい。この場合、吸入管路Pinの吸入変動のピ−クが最も低く、かつピ−クが均一であるので、吸入変動の平滑化効果が高い。
【0031】
吐出量Qは総吸入量に等しいので、
Q=Q1+Q2=2DS
であり、従来の往復動ポンプと同様である。
【0032】
図3に、上述のポンプ1(図1,図2)の、ピストン変化に対するブレ−キ液の吸入及び吐出量(流速)の変化を示す。図3の(a)は、カム1caの回転角と、ピストン1pの変位量の関係を示す。偏心カム1caがπ(180度)回転すると偏心カム1caの偏心量Sの2倍2S相当分ピストン1pが変位し、2π(360度)回転するとピストン1pは元の位置に戻る。図3の(b)は、ピストン1pの往行程で第1空間Aより吐出されるブレ−キ液Qの吐出量(速度)を示す。図3の(c)は、ピストン1pの往行程で第2空間Bに吸入されるブレ−キ液Q2の流量(速度)及びピストン1pの復行程で第1空間Aに吸入されるブレ−キ液Q1の流量(速度)を示す。従来のポンプ(例えば図4)を使用した場合のポンプへのブレ−キ液吸入は、ピストンの復行程でのみ行なわれるが、その流量(流速)を、比較のために図3の(c)に2点鎖線で示した。
【0033】
ロッド1rの径を設計時に調整すれば、Q1=Q2のみならず、Q1<Q2,Q1>Q2等任意の比率で往行程に吸入を分散出来る。Q1=Q2とするのが好ましく、この場合には、ブレ−キペダルによる制動中に、ブレ−キペダル3の入り込みや、踏込量が増えて行く過程でペダル2が階段状に降下して行くなどの違和感あるいは異常感がなくなる。もしくは抑制される。更に、上述したように、1回の吸入行程当りの吸入量を従来の1/2に低減できるため、ポンプの吸入時において、吸入管路Pin及び切換弁4等の圧力損失Δp(Δp∝v2,v:流速)が1/4に低減できる。その結果、管路及び切換弁で小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を装備したブレ−キ圧回路を示すブロック図であり、ポンプのプランジャ周りは縦断面を示す。
【図2】図1に示すポンプの主要部を簡略化して示す拡大縦断面図である。
【図3】(a)は図1に示すポンプ1の偏心カム1caの回転角とピストン1pの変位量との関係を示すグラフ、(b)はポンプ1の吐出流量(速度)を示すグラフ、(c)は吸入流量(速度)を示すグラフである。
【図4】従来のブレ−キ圧回路の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:往復動ポンプ 1ca:偏心カム
1ep:吐出口 1ip:第1吸入口
1m:モ−タ 1r:ロッド
1p:ピストン 1ps:圧縮コイルスプリング
1f:流路 1v:ボ−ル
1vr:弁リテイナ 1vs:圧縮コイルスプリング
1c:シリンダ A:第1空間
B:第2空間 2:ブレ−キペダル
2ip:第2吸入口 3:マスタシリンダ
3ip:第3吸入口 4:切換弁
4a〜4c:ポ−ト 5〜9:電磁開閉弁
10,11:車輪ブレ−キ 12:リザ−バ
13:アキュムレ−タ 14:オリフィス
15〜21:逆止弁 22:リリ−フバルブ
Claims (3)
- シリンダ;
該シリンダの内部にあってその内空間を第1空間と第2空間に区分し、第1空間と第2空間とを連通とするための流路と、第2空間から第1空間への該流路を通る流体の通流は許しその逆方向の流れは遮断する第1逆止弁とを含み、第2空間の流体圧をシリンダ中心軸が延びる方向に受ける受圧面積が、第1空間の流体圧を該方向に受ける受圧面積より小なるピストン;
第1空間からシリンダ外部の吐出管路への流体の通流は許しその逆方向の通流は阻止する第2逆止弁;
シリンダ外部の吸入管路から第2空間への流体の通流は許しその逆方向の通流は阻止する第3逆止弁;
前記吸入管路から第1空間への流体の通流は許しその逆方向の通流は阻止する第4逆止弁;および、
ピストンを往復駆動する手段;
を備える機械操作用流体圧を発生する往復動ポンプ。 - ポンプは更に、第2空間をシリンダの外部からその中心軸が延びる方向に延びてピストンと連続するロッドを含み、このロッドの横断面積分、ピストンの、第2空間の流体圧を受ける受圧面積が、第1空間の流体圧を受ける受圧面積より小である、請求項1記載の、機械操作用流体圧を発生する往復動ポンプ。
- シリンダは、第1空間となる太径のシリンダ空間と、それに連続した第2空間となる細径のシリンダ空間を含み;往復駆動手段は、ピストンの、第1空間に対向する受圧面は太径のシリンダ空間にあり、第2空間に対向する受圧面は細径のシリンダ空間にある、請求項1又は請求項2記載の、機械操作用流体圧を発生する往復動ポンプ。
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