JP3563115B2 - セメント混合物 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、収縮を減少させる量のグリセリンのような脂肪族ポリヒドロキシ化合物のアルキルエーテル誘導体、好ましくはジアルキルエーテル誘導体、最も好ましくは、グリセリンのジ−t−ブチルエーテルを含むセメント混合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
セメント・モルタル及びコンクリートの重要な欠点は、調整(setting)及び乾燥において収縮やひび割れを生じやすいことである。
【0003】
米国特許第4、547、223号においてはこの問題を述べ、セメントのための収縮を減少させる添加物として、次の一般的な化学式の化合物の使用を提案している。
【0004】
RO(AO)
【0005】
ただし、Rは炭素数が1から7のアルキルまたは炭素数が5から6のシクロアルキル基であり、Aは1つ以上の炭素数が2から3のアルキレン基であり、nは1から10である。
【0006】
米国特許第5、174、820号においては、セメントの乾燥収縮を減少するために、繰返し単位として、−C O−及び/または−C O−を有するポリマーの第3アルキルエーテル化(terminal alkyletherified)あるいは第3アルキルエステル化(terminal alkylesterified)化合物をセメントに添加することが提案されている。
【0007】
日本国特許出願昭58−60293号においては、セメントの乾燥収縮を減少するために、次の化学式の化合物をセメントに添加することを提案している。
【0008】
OX
【0009】
ここで、R 及びR は1から10の炭素原子を有するアリファティックス(aliphatics),アリシクリックス(alicyclics)またはアロマティックス(aromatics)であり、Xは−CHCH O−であり、Yは−CH(CH)CH O−であり、m及びnは0以上であり、かつ、m+nは1から15である。
【0010】
オストリコフらは、コロイドニイ・ジュマル、27巻82から86頁(1965年)において、アンヒドラスグリセリンをセメントに添加することを提案している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
先行する科学技術者らの努力にもかかわらず、セメント混合物を乾燥あるいは調整する時に収縮やひび割れが生じる問題は、依然として深刻な問題である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、セメント合成物の乾燥収縮及びひび割れは、効果の生ずる量の、下記の化学式を有する脂肪族ポリヒドロキシ化合物のアルキルエーテル誘導体をセメント合成物に混合することによって、大幅に減少されることがわかった。
【0013】
Q−[(A)−OR]
【0014】
ここで、Qは炭素数が3から12の脂肪族炭化水素化合物であり、Rは水素あるいは炭素数が1から16のアルキル基で、ただし、少なくとも1つのRは炭素数が1から16のアルキル基であり、Aは炭素数が2から4のオキシアルキレン基であり、nは0から10であり、xは3から5である。
【0015】
【実施例】
本発明により用いられる、例示となる収縮減少剤は、グリセロール、1,2,4−ブタンエトリオール、2,3,4−ペタンエトリオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンエトリオール(トリメチロールプロパン)、1,1,1−トリス(ヒドロキシメチル)エタン、1,2,6−トリヒドロキシヘキサン、1,2,3−ヘプタンエトリロールなどの炭素数が3から12の脂肪族トリオール;2,3,4,5−ヘキサンエテトロール、ソルビタン、エリスリトール、ペンタエリスリトールなどの炭素数が4から12の脂肪族テトロール;キシリトール、ソルビトール、アラビトール、マニトールなど,化学式HOCH (CHOH)CH OH(ここで、nは3から6である。)を含む、炭素数が5から8の糖アルコール;エリスロース、スレオース、リボース、アラビノース、キシロース、リキソース、アロース、アルトロース、グルコース、マノース、グロース、イドース、ガラクトース、フルクトース、ガラクトースなどのモノサッカリド;スクロース、ラクトース、マルトース、などのジサッカリド;及びメチルグリコシド、エチルグリコシド、プロピルグリコシド並びに他のグリコシド分子あるいは配糖体分子(ここで、アルキルグリコシドは、グルコースのようなモノあるいはジサッカリドのカルボニル基と炭素数が1から20のアルコールとの相互作用によってアセタール形成されている(acetal formed)。)などのアルキルグリコサイド;から誘導された上記化学式を有するものである。また、セルロース、ヒドロキシセルロース、キチン、グアル(guar)及びデンプンなどのポリサッカリドは、テトラヒドロフランオリゴマー、オキセタンオリゴマー、ソルビトールオリゴマー、グリセロールオリゴマーなどのヒドロキシ基を含む物質も、ポリオールとして用いるのに適している。
【0016】
前記のRによって1つ以上のアルキル基を表わす場合には、好ましくは複数のRは同一のアルキル基である。例示として、Rはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、アミル、t−アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2,4,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシルなどである。Rは好ましくは炭素数が4から5の第3アルキル基(tertiary alkyl group)である。
【0017】
本発明の実施に用いられる、特に好ましい添加物は化4を有する。
【0018】
【化4】
Figure 0003563115
【0019】
ここで、R 、R 、及びR は各々水素または炭素数が1から16のアルキル基で、ただし、R 、R 、またはR の少なくとも1つは炭素数が1から16のアルキル基であり、Aは炭素数が2から4のオキシアルキレン基であり、nは0から10の整数である。好ましくは、R 及びR は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、アミル、t−アミル、ヘキシル、ヘクチル、オクチル、ノニル、デシルなどのような同一のアルキル基である。最も好ましくは、R 及びR は同一の炭素数が4から5の第3アルキル基である。異なるアルキル基及び/または異なるオキシアルキレン基と添加物との混合物を含む混合物を用いることができる。1,2ジエーテル、1,3ジエーテル及び1,2,3トリエーテルの混合物が好ましい。
【0020】
Aは、化5、化6、化7、化8、化9、化10、化11、化12などでありうる。Aは、また、異ったオキシアルキレン基(例えばオキシエチレン基及びオキシプロピレン基の両者)からなりうる。
【0021】
【化5】
−−O−CH −CH −−
【0022】
【化6】
Figure 0003563115
【0023】
【化7】
−−O−CH −CH −CH −−
【0024】
【化8】
Figure 0003563115
【0025】
【化9】
−−O−CH −CH −CH −CH −−
【0026】
【化10】
Figure 0003563115
【0027】
【化11】
Figure 0003563115
【0028】
【化12】
Figure 0003563115
【0029】
グリセリンのオキシアルシレン誘導体の場合には、好ましい添加物は、化13を有するものである。
【0030】
【化13】
Figure 0003563115
【0031】
ここで、R 及びR は炭素数が1から16のアルキル基であり、好ましくは、t−ブチル基またはt−アミル基であり、R は水素であり、nは4から10であり、Aは、化14である。このような物質の調整については、例えば、米国特許第2,932,670号、同第2,932,616号及び同第4,241,224号に示されている。
【0032】
【化14】
Figure 0003563115
【0033】
特に好ましい実施においては、グリセリンの主として1,3−ジ−t−アルキル・エーテルとより少量の1,2−ジ−t−アルキル・エーテルと1,2,3−トリ−t−アルキル・エーテルからなる生成混合物を製造するために、イソブチレンまたはt−ブタノールまたは炭素数が5から6の対応する材料と反応させてグリセリンをエーテル化している。この反応における特別な利点は、40から150℃、好ましくは55から75℃の範囲の温度で、イソアルカン対グリセリンの比を2:1以上とし、アムバーリストXN1010などの高くクロスリンクされた(cross−linked)スルホン酸レジン触媒を用いることである。
【0034】
本発明の収縮減少剤を伴って用いられるセメントには、普通ポルトランドセメント、迅速硬化ポルトランドセメント、適度加熱ポルトランドセメント(moderate−heat portlard cements)、アルミナセメント、高炉スラグセメト及びフラッシュセメントが含まれる。これらの中で、普通及び迅速硬化タイプのポルトランドセメントが特に望ましい。
【0035】
使用される添加物の量は、添加される合成物のアルキル基の炭素数などの因子によって変動する。しかし、本発明において用いられる収縮減少剤の量は、セメントの重量を基礎として、通常は0.1から10%であり、好ましくは0.5から4%である。もしその量が重量で0.1%未満であれば、当該混合物においては、収縮減少効果が少なくなる。セメントを調整するために用いられる水の量は重要ではなく、一般に水とセメントの重量比は0.25:1から0.7:1であり、好ましくは0.3:1から0.5:1が申し分ない。必要であれば、小石、じゃり、砂、軽石、または燃焼パーライト(fired pearlite)などコンクリート製造用砕石を通常量用いることができる。収縮減少剤の量は、セメントの重量を基礎として、通常は0.1から10%であり、あるいは、セメント、収縮減少剤、水及びコンクリート製造用砕石を合せた合計重量を基礎として通常は0.02から3%である。
【0036】
好ましくは、本発明の収縮減少剤は、他のセメント添加物と同様に他の公知の収縮減少剤と組み合わせて使用される。
【0037】
米国特許第5,181,961号にリストされているt−ブチルアルコールのようなアルコールを、本発明の添加物とともに用いることができる。
【0038】
1994年2月3日出願のアメリカ特許出願第08/191,563にリストされている添加物は、本発明の添加物とともに用いることができる。当該添加物は、t−ブチルアルコールやジプロピレングリコールのようなモノあるいはジヒドリック化合物と同様にジヒドロキシ化合物のモノエーテル誘導体である。また、国際公開WO82/03071,欧州308,950及び欧州573,036を参照されたい。特に、分子量が約200から1000のポリプロピレングリコールのようなポリオキシアルキレングリコールは有用である。
【0039】
上記の化学式を有する米国特許第4,547,223号の市販のモノエーテルの系統(formulations)は、本発明の添加物とともに用いることができ、好ましい。一般的に、本発明の収縮減少剤は、当該技術分野において先立って知られている収縮減少剤と組み合わせて用いることができ、好ましい。
【0040】
脂肪酸エステルを本発明において用いることができる。メチルソイアート(methyl soyate)、エチルステアレート(ethyl stearate)、メチルオレアート(methyl oleate)などによって例示されている、炭素数が4から20の脂肪酸の炭素数が1から4のアルキルエステルが特に適している。
【0041】
種々の他の通常の原料も用いることができる。オキシカーボキシリック酸の塩やナフタレンスルホン酸のホルマリンコンデンセイト(condensate);エアー・エクストレーナー(air extrainers);超流動化剤(super plasticizers)などと同様に、塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどの塩化金属,硫化ナトリウムなどの硫化金属及びトリエタノールアミンなどの有機アミン;アルコール,砂糖,デンプン及びセルロースなどの硬化抑制剤;硝酸ナトリウム,硝酸カルシウムなどの補強用鉄鋼腐食防止剤;リグニンスルホン酸塩など水分減少剤が付加的に使用できる原料の中に含まれている。このような付加的原料の量はセメントの重量で通常0.1から6%である。
【0042】
本発明の収縮減少剤をセメントに添加する方法は、通常のセメントの混合に用いられる方法と同一であってもよい。例えば、収縮減少剤は適切な割合の水と混合され、そして、この混合物はセメント及びコンクリート製造用砕石と混合される。変更された方法の一つとして、適切な量の収縮減少剤を、セメント、コンクリート製造用砕石及び水と混合されている時に、添加することもできる。
【0043】
本発明による収縮減少剤を混合しているコンクリートなどは従来の方法で適用することができる。例えば、コテで塗ることもでき、型枠の中に充填することもでき、噴霧器で噴き付けることもでき、コーキング・ガン(caulking
gun)によって注入することができる。コンクリートなどの硬化あるいはコンクリートの熟成(cure)は、空気乾燥、湿式空気、水及び熱援助(蒸気、オートクレーブなど)熟成技法のいずれかによることができる。もし望むならば、このような技法の2つ以上を組合せることもできる。各々の熟成条件はいままでの条件と同一であってもよい。
【0044】
本発明の収縮減少剤の添加は、プレイン・コンクリート(plain concrete)の乾燥収縮に比べてリザルティング・コンクリート(resulting concrete)の乾燥収縮を大幅に減少させる。本発明による混合物は、収縮減少剤を、例えば数パーセントと大きな割合で添加した場合、製品の強度をあまり減少させない。
【0045】
次の実施例によって本発明を例示する。
【0046】
実施例1
ASTM C−305に対応する種々の添加物を含むセメントについて、自由収縮が決定された。セメント重量に対し水0.4の割合のセメントと水のペーストに2重量%の添加物が添加され、そして、得られたペーストは、73°F、湿度100%で24時間熟成された1インチ×1インチ×11インチの棒に成形し、型からはずし、73°F、湿度50%で保存した。6週間にわたって、1インチ×1インチ×11インチの棒について収縮を測定し、添加物を用いない場合と収縮減少を比較した。表1は得られた結果を示している。
【0047】
【表1】
Figure 0003563115
【0048】
表1の説明
DTBGは、1,2−ジ−t−ブチルグリセリン10重量%、1,3−ジ−t−ブチルグリセリン76重量%、1,2,3−トリ−t−ブチルグリセリンの混合物である。
【0049】
比較として、2重量%のグリセリンを用いた場合、添加物を添加しない場合に比べて、21日目に収縮が実際に77%増加し、28日目に棒が破損した。
【0050】
実施例2
セメント重量に対し砂2の割合の砂とセメントの混合物、水対セメントの重量比が0.49:1、そしてセメントに対して1重量%の実施例1で用いた添加物を用い、実施例1の手順を繰返した。
【0051】
10日後に、収縮減少は、添加物を添加しない試料に比べて38%であった。
【0052】
28日後に、収縮減少は、添加物を添加しない試料に比べて34%であった。
【0053】
実施例3
セメントペースト及びモルタル混合物の乾燥収縮ひび割れを、シャーら(ACI・マテリアルズ・ジャーナル、89巻,289−295ページ,1992年)によって開発されたリング試験法を用いて、測定した。直径12インチ、取外し可能な炭素鋼製アウター・リング及び外径8.625インチ×3インチ×厚さ0.5インチの炭素鋼製インナー・リングを直径12インチの炭素鋼製ベース・プレートの上に載置してなる型を試験のために用いた。試料を型の中に置き、73°F、湿度100%RHで6時間熟成(cure)し、そして、アウター・リングを取外し、試料の上面にシリコーン・ベースのコーク(caulk)を塗布し、リング試料を73°F、湿度50%RHに保持して、ひび割れの形成を監視した。
【0054】
添加物2%を混合した典型的なモルタル混合物は、タイプIポルトランドセメント1750g、砂(飽和したものであって、表面が乾いているもの)2500g及び水とセメントの比が0.48になるように水840g並びにセメントに対し添加物が2重量%となるように添加物を35gを用いて作製された。他の付加的な集合物または濃度(other additive concentrations)に対し、水と添加物の合計の重量を875gに維持した。拘束ひび割れ試験は、短い熟成時間,リング試料の円周方向応力及び乾燥条件の故に、厳しい測定である。
【0055】
2重量%のDTBGを用いた試料は26日目にひび割れたが、添加物を添加していない試料が10日目にひび割れたの比べて、良い結果である。
【0056】
実施例4
セメントの重量を基準として、DTBG1%とジプロピレングリコールt−ブチルエテル1%の添加物の混合物を用いて、実施例2の手順を繰返した。28日後の収縮減少は43%であった。
【0057】
実施例5
セメントの重量を基準として、DTBG0.4%とメチルソイアート(methyl soyate)1.6%の添加物の混合物を用いて、実施例3の手順を繰返した。
【0058】
実施例6
添加物を添加していない対照試料とともに種々の添加物を用いて実施例3の手順を繰返した。第3ブチルアルコール2%(水の中で93重量%)を用いると、13日目にひび割れが生じた。DTBG1%と第3ブチルアルコール93%の混合物を用いると、23日目にひび割れが生じた。
【0059】
【発明の効果】
本発明に係る収縮減少剤を含むセメント混合物は、調整及び乾燥における収縮がより減少し、ひび割れが生じにくくなるという効果がある。

Claims (14)

  1. セメントと収縮を減少させる量の下記の化学式で示される、脂肪族ポリヒドロキシ化合物のアルキルエーテル誘導体とからなるセメント混合物。
    Q−[(A)−OR]
    ここで、Qは炭素数3から12の脂肪族炭化水素化合物であり、各Rは水素あるいは炭素数が1から16のアルキル基で、ただし、少なくとも1つのRは炭素数が1から16のアルキルであり、Aは炭素数が2から4のオキシアルキレン基であり、nは0から10であり、Xは3から5である。
  2. セメントと収縮を減少させる量の化1で示される、グリセリンのアルキルエーテル誘導体とからなるセメント混合物。
    Figure 0003563115
    ここで、R 、R 及びR は、各々水素あるいは炭素数が1から16のアルキル基で、ただし、R ,R またはR の少なくとも1つは炭素数が1から16のアルキルであり、Aは炭素数が2から4のオキシアルカレン基(oxyalkalene group)であり、nは0から10である。
  3. 及びR は炭素数が4から5の第3アルキル基である請求項2に記載のセメント混合物。
  4. 及びR は第3ブチル基である請求項2に記載のセメント混合物。
  5. nが0であり、R は水素であり、R 及びR は炭素数が4から5の第3アルキル基である請求項2に記載のセメント混合物。
  6. エーテル誘導体が化2で示される化学式を有する請求項2に記載のセメント混合物。
    Figure 0003563115
    ここで、R は水素であり、nは4から10であり、Aは化3であり、R 及びR は炭素数が4から5の第3アルキル基である。
    Figure 0003563115
  7. 通常のセメント添加物もまた含む請求項2に記載のセメント混合物。
  8. 硬化剤(hardening agent)として水もまた含む請求項2に記載のセメント混合物。
  9. コンクリート製造用の砕石(aggregate)を含む請求項2に記載のセメント混合物。
  10. 硬化剤としての水及びコンクリート製造用砕石を含む請求項2に記載のセメント混合物。
  11. 炭素数が4から6の脂肪族モノアルコール(mono−alcohol)もまた含む請求項2に記載のセメント混合物。
  12. 分子量が200から1000であるポリオキシアルキレングリコールもまた含む請求項2に記載のセメント混合物。
  13. 下記の化学式を有する添加物もまた含む請求項2に記載のセメント混合物。
    RO(AO)
    ここで,Rは炭素数が1から7のアルキル基または炭素数が5から6のシクロアルキル基であり、Aは炭素数が2から3のアルキレン基であり、nは1から10である。
  14. 脂肪酸エステル添加物もまた含む請求項2に記載のセメント混合物。
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