JP3562937B2 - ベッド装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は自力で起き上がることが困難な利用者を介護するのに好適するベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、自力で身体を自由に動かすことが困難な利用者がベッド装置に仰臥している場合、その利用者に対して種々の介護を行わなければならない。その1つとして定期的に下着を着替えさせるということが行われている。
【0003】
利用者の上半身の下着の交換などを容易に行えるようにするために、背上げ機構を備えたベッド装置が用いられる。その場合、ベッド装置には、互いに回動自在に連結された複数の床板部からなる床板体が設けられ、この床板体にマットレスが載置されている。
【0004】
そして、上記背上げ機構を作動させると、利用者の上半身に対応する床板部が起上方向に駆動されるから、それによって利用者の上半身がマットレスを介して起こされることになる。
【0005】
床板部を起上させると、マットレスは湾曲される。マットレスは所定の厚さ寸法を有するから、湾曲されることで、その上面には圧縮力が発生し、下面には引張力が発生する。マットレスの上面に圧縮力が発生すると、その圧縮力によって利用者の腰部がマットレスの湾曲した部分に包み込まれて圧迫される。
【0006】
利用者が自力によって腰部をマットレスから浮き上がらせることができれば、その圧迫状態を解除することができるが、自力で身体を自由に動かすことが困難な利用者の場合にはマットレスによる腰部の圧迫状態を解除することができないため、不快感が増大するということがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
【課題を解決するための手段】
このように、背上げ機構を備えたベッド装置を用いて利用者の上半身を起こすようにした場合、背上げ時に湾曲するマットレスの上面に発生する圧縮力で利用者の腰部が圧迫されるから、利用者に不快感を与えるということがあった。
【0009】
この発明は、背上げ機構を備えたベッド装置を用いて利用者の上半身を起こすようにした場合、背上げ時に利用者の腰部が圧迫されることがないようにしたベッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、利用者の上半身を起こすことができるベッド装置において、
ベッドフレ−ムと、
このベッドフレ−ムの長手方向に沿って複数の床板部に分割され、隣り合う床板部が互いに回動自在に連結されるとともに中央部分に位置する床板部が上記ベッドフレ−ムに固定された床板体と、
この床板体の上記ベッドフレ−ムに固定された固定床板部の一端側に回動自在に連結された可動床板部を起伏駆動する背上げ駆動機構と、
上記床板体上に載置されるとともに複数のマットレス部に分割されたマットレス体と、
上記可動床板部側に設けられたマットレス部をこの可動床板部に対してスライド自在に保持し、上記可動床板部を起立方向に回動させたときにそのマットレス部を上昇方向へスライドさせ倒伏方向へ回動させたときには下降方向へスライドさせるスライド手段とを具備し、
上記背上げ駆動機構は、上記可動床板部の下面側に長手方向に沿って設けられたレ−ルと、先端に上記レ−ルを転動するロ−ラが設けられたア−ムと、このア−ムを回動駆動することで上記レ−ルに沿って転動する上記ロ−ラによって上記可動床板部を起伏駆動する駆動源とからなり、
上記スライド手段は、上記可動床板部の上面側と下面側とにわたってル−プ状に設けられた帯状部材と、この帯状部材に上記可動床板部側に設けられたマットレス部を連結した第1の連結手段と、上記帯状部材と上記ア−ムとを連結しこのア−ムの回動に応じて上記帯状部材を上記可動床板部に沿ってスライドさせる第2の連結手段とからなることを特徴とする。
【0012】
請求項1の発明によれば、マットレス体を2つのマットレス部に分割し、可動床板部を起立方向に回動させたときに、この可動床板部上に設けられた一方のマットレス部を上昇方向へスライドさせ、倒伏方向に回動させたときには下降方向へスライドするようにしたから、背上げ時にマットレス体が湾曲して利用者の腰部を圧迫する圧縮力が発生するのを防止でき、倒伏時には可動床板部上に設けられたマットレス部をもとの状態に戻すことができる。
【0013】
また、スライド手段の帯状部材を背上げ機構を利用して駆動するようにしたから、スライド手段を駆動するために専用の駆動手段を必要としない。
【0014】
【実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1はベッド装置の分解斜視図であり、このベッド装置はベ−スフレ−ム1を備えている。このベ−スフレ−ム1はそれぞれ一対の長尺杆2と短尺杆3とを矩形枠状に配置し、これらの隣り合う端部を第1の連結部材4で連結して形成されている。上記長尺杆2と短尺杆3とは角筒状の部材が用いられている。
【0015】
上記第1の連結部材4は、アルミニウムのダイキャストなどによって図5と図6に示すように上記長尺杆2の端部が挿入される第1の挿入部5と、上記短尺杆3の端部が挿入される第2の挿入部6と、後述する上下駆動機構11の回動駆動される各一対の第2のア−ム19a、19bの端部を枢支する取り付け部7と、上記ベ−スフレ−ム1を走行自在かつ所定の位置で走行不能に保持できるストッパ付きのキャスタ8の取り付け軸8aが嵌入固定される取付孔9とが一体成形されてなる。
【0016】
上記第1の挿入部5と第2の挿入部6はほぼ直角に配置され、それによって長尺杆2と短尺杆3とを矩形枠状に連結できるようになっている。なお、各挿入部5、6に挿入された長尺杆2と短尺杆3との端部はねじ10によって固定されている。
【0017】
上記ベ−スフレ−ム1には上述した上下駆動機構11が設けられる。この上下駆動機構11は図1に示すように駆動源12を有する。この駆動源12には駆動軸13が取り付けられ、この駆動軸13は上記駆動源12によって軸方向に進退駆動されるようになっている。
【0018】
上記駆動軸13の先端は連動杆14の中途部に第1のブラケット15を介して枢着されている。上記連動杆14の一端と他端はそれぞれ回転軸16a、16bの中途部に設けられた第1のア−ム17に枢着されている。一方の第1のア−ム17の中途部には回転軸16aの周方向に対して上記第1のア−ム17と所定の角度で第2のブラケット18が設けられ、この第2のブラケット18に上記駆動源12が回動自在に取り付けられている。なお、他方の第1のア−ム17に対して上記連動杆14の端部は連動部材20を介して枢着されている。
【0019】
一方の回転軸16aの両端部には第2のア−ム19aの一端が固着され、他方の回転軸16bの両端には第2のア−ム19bの中途部が固着されている。各第1、2のア−ム19a、19bの他端には図5に示すように支軸21が設けられ、この支軸21は上記第1の連結部材4に形成された取付部7の溝部7aに挿入されて回転自在に支持されている。上記支軸21は、上記取付部7の開放端部に上記溝部7aを横切る方向に設けられたストッパピン22によって上記溝部7aから抜出するのが阻止されている。
【0020】
上記構成の上下駆動機構11によれば、駆動源12が作動して駆動軸13が突出方向に駆動されると、連動杆14が図1に矢印で示す方向に移動するから、それによって一対の回転軸16a、16bが同図に矢印で示す時計方向に回転する。回転軸16a、16bが回転すれば、その回転に上記第2のア−ム19a、19bが連動するようになっている。
【0021】
上記ベ−スフレ−ム1の上方には上記上下駆動機構11によって上下駆動される上下フレ−ム31が配置されている。この上下フレ−ム31は上記ベ−スフレ−ム1と同様、2本の長尺杆32と短尺杆33とを矩形枠状に配置し、それらの隣り合う端部を第2の連結部材34によって連結して形成されている。
【0022】
上記第2の連結部材34は、図8に示すように上部材35aと下部材35bとに分割された矩形枠状をなしていて、これらの部材35a、35bをねじなどで接合固定することで形成されている。この第2の連結部材34には長尺杆32が挿入される第1の挿入部36と、この第1の挿入部36に対して直交し、上記短尺杆33が挿入される第2の挿入部37とが形成されている。
【0023】
上記構成の第2の連結部材34は上下フレ−ム31の幅方向両側に突出していて、その突出端部にはボ−ド体としてのヘッドボ−ド柵37とフットボ−ド柵38(図3(a)〜(c)に示す)との下端部が鍔付きのキャップ39aを介して挿入保持される保持部としての保持孔39が形成されている。つまり、上下フレ−ム31の幅方向両側に設けられた一対の第2の連結部材34の保持孔39に上記各ボ−ド柵37、38の幅方向両端の下端部が挿入保持されるようになっている。
【0024】
図1に示すように、上記上下フレ−ム31の長尺杆32の長手方向両端部内面にはそれぞれ第3のブラケット41が垂設されている。各第3のブラケット41には図7に示すように通孔41aが穿設され、この通孔41aには押え板42の一側面に突設された支軸43が挿入される。この支軸43は上記一方の回転軸16aの端部に形成された支持孔44および他方の回転軸16bの他端に設けられた管部材46の支持孔47に挿入され、上記回転軸16a、16bを回転自在に支持している。
【0025】
上記押え板42は上記第3のブラケット41にねじ45によって固定される。なお、第3のブラケット41の下端には接合された押え板42の下端部に係合するL字状の係合片41bが形成されている。
【0026】
上記上下フレ−ム31には背上げ駆動機構51が設けられている。この背上げ駆動機構51は図4(a)に示すように駆動源52を有する。この駆動源52には駆動軸53が取り付けられ、この駆動軸53は上記駆動源52によって軸方向に進退駆動されるようになっている。
【0027】
上記駆動源52は平行に離間した一対の支持部材54に架設された横杆55に取り付けられている。各支持部材54は角筒状の部材からなり、それらの両端部には図9に示すように合成樹脂製の一対のブロック56が一部を嵌入させて設けられている。このブロック56は両端部が上記支持部材54の端部上下面にねじ57によって固定されたU字状の金属バンド58によって保持されている。
【0028】
一対の支持部材54の一端側に設けられた一対のブロック56には第1の回転軸59の中途部の二か所が回転自在に支持され、他端側に設けられた一対のブロック56には第2の回転軸61の中途部の二か所が回転自在に支持されている。
【0029】
第1の回転軸59の軸方向中央部には、図4(a)に示すようにア−ム62の一端部が固着され、両端部にはカラ−63が回転自在に外嵌されている。上記ア−ム62の他端部には上記駆動源52の駆動軸53の先端部が回動自在に連結され、一対のカラ−63には下面が開放した逆U字状の部材からなる第1の起上ア−ム64の基端部が固着されている。各第1の起上ア−ム64の先端側の外面にはそれぞれ一対の受けロ−ラ65が回転自在に設けられ、基端部には樹脂によってブロック状に形成された受け部材66が一部を下面側から突出させて嵌入固定されている。
【0030】
上記第1の回転軸59の両端部の上記第1の起上ア−ム64よりも内側の部分には第1の起上ア−ム64側に突出した連動ア−ム67と、支持部材54側に突出した腰上げア−ム68とがそれぞれ一端部を固着して設けられている。連動ア−ム67の先端部には図4(b)に示すように上記受け部材66の下面に係合するピン69が設けられ、腰上げア−ム68の先端部には第1の押上げロ−ラ70が回転自在に設けられている。
【0031】
上記第2の回転軸61の両端部にはそれぞれ第2の起上ア−ム71の基端部が固着されている。これら第2の起上ア−ム71の先端部には第2の押上げロ−ラ71aが回転自在に設けられている。
【0032】
上記駆動源52が作動してその駆動軸53が突出方向に駆動されると、ア−ム62を介して第1の回転軸59が図4(a)に矢印で示す反時計方向に回転させられる。この第1の回転軸59の回転に上記連動ア−ム67が連動すると、この連動ア−ム6に設けられたピン69によって受け部材66を介して第1の起上ア−ム64を押上げるようになっている。
【0033】
上記第1の回転軸59の回転は動力切換機構80によって上記第2の回転軸61に選択的に伝達できるようになっている。この動力切換機構80は図11(a)〜(c)と図12に示すように断面コ字状をなし、内部を挿入部72aとした第1のリンク72を有する。この第1のリンク72の一端は上記第1の回転軸59の一端部に設けられたブラケット73に回動自在に枢着されている。
【0034】
上記第1のリンク72の他端部にはその両側壁を貫通した貫通孔74が穿設されているとともに、この貫通孔74の周囲には長溝75aと周方向に90度の間隔で一対の係合孔75bとが形成されている。上記長溝75aと係合孔75bとは、第1のリンク72の一側壁と他側壁とにおいて、上記長溝75aは上記貫通孔74の周方向に90度角度をずらして形成され、上記係合孔75bは同じ位置に形成されている。
【0035】
上記第1のリンク72の挿入部72aには、一端部を上記第2の回転軸61の一端部にブラケット73を介して枢着された第2のリンク76の他端部が挿入されている。この第2のリンク76の他端部にはスライド孔77が長手方向に沿って形成されている。このスライド孔77の一端部には大径部77aが形成されている。
【0036】
なお、第1のリンク72の一側壁には挿入部72aに挿入された第1のリンク76の他端部が下方へ抜出するのを阻止する折曲片72bが形成されている。
上記第1のリンク72と第2のリンク76は断面形状が偏平に形成されたコマ78によって連結されている。つまり、上記コマ78は上記第1のリンク72の貫通孔74と、第2のリンク76のスライド孔77とに跨がって挿通されている。このコマ78の短い方向の径は上記スライド孔77の幅寸法よりもわずかに小さく設定され、長い方の径は上記大径部77aの幅寸法とほぼ同じに設定されている。したがって、上記コマ78は上記大径部77aで回転させることができるようになっている。
上記コマ78の両端部は上記第1のリンク72の両側壁外面から突出し、その突出端部にはそれぞれ合成樹脂によって成形されたレバ−79がねじ81によって固定されている。各レバ−79の内面には上記長溝75aにスライド自在に係合した第1の突起82と、上記レバ−79の回転角度に応じて一対の係合孔75bに選択的に係合する円錐状の第2の突起83とが設けられている。第2の突起83は上記レバ−79に切欠き84を入れることで、上記係合孔75bに弾性的に係脱できるようになっている。
【0037】
上記コマ78が上記スライド孔77の大径部77aに位置するとき、上記レバ−79は上記第1の突起82が長溝75aに沿って移動可能な90度の範囲で回転させることができる。レバ−79がほぼ水平な状態にあるとき、上記コマ78はスライド孔77へスライドできない。そのため、その状態では第1のリンク72に対して第2のリンク76が上記コマ78によってスライド不能となっている。この状態を動力切換機構80のロック状態とする。
【0038】
上記レバ−79を水平な状態からほぼ垂直な状態へ90度回転させると、上記コマ78が上記スライド孔77へスライドできる状態となる。したがって、第1のリンク72に対して上記第2のリンク76が上記コマ78とともにスライド可能となる。この状態を動力切換機構80の解除状態とする。ロック状態と解除状態とにおいて、第2の突起83が一対の係合孔75bの一方に弾性的に係合して上記レバ−79が回動不能に保持される。
【0039】
ロック状態において、上記背上げ駆動機構51が作動してその第1の回転軸59が回転されると、その回転が動力切換機構80の第1のリンク72と第2のリンク76を介して第2の回転軸61に伝達されるから、この第2の回転軸61が連動するようになっている。
【0040】
解除状態においては、第1の回転軸59が回転して第1のリンク72がスライドすると、そのスライドによってコマ78がスライド孔77をスライドすることで、第1のリンク72の動きが第2のリンク76に伝達されないから、第2の回転軸61は回転しない。つまり、上記動力切換機構80は、第1の回転軸59の回転を上記第2の回転軸61に伝達したり、遮断できるようになっている。
【0041】
上記第1の回転軸59と第2の回転軸61との両端部は上記上下フレ−ム31の一対の長尺杆32の中途部にそれぞれ2つずつ設けられた受け部85に回転自在に支持されている。この受け部85は図10(a)に示すサイドブラケット86を有する。このサイドブラケット86は板材を断面形状ほぼコ字状に曲成してなり、上下フレ−ム31の内方へ膨出した膨出部87を有する。この膨出部87にはその上面と側面とに開放した係合部88が形成されている。
【0042】
上記係合部88にはU字状の軸受部89aが形成されたブッシュ部材89が係着されている。つまり、ブッシュ部材89の裏面側には図10(b)に示すように上記軸受部89aに沿って鍔91が設けられ、この鍔91を上記係合部88の側面に係合させることで、上記ブッシュ部材89が上記膨出部87に取り付けられている。そして、ブッシュ部材89の軸受部89aに上記第1、第2の回転軸59、61の端部が回転自在に係合保持されている。
【0043】
上記軸受部79aに保持された各回転軸59、61の端部は、上記膨出部87の上面に弾性的に装着されるクリップ92によって上記軸受部89aから外れるのが阻止されている。それによって、上記背上げ機構51が上記上下フレ−ム31に取り付けられている。
【0044】
上記上下フレ−ム31の上面には床板体95が設けられている。この床板体95は図1と図2(a)に示すように上下フレ−ム31の長手方向に沿って5つの床板部に分割されている。つまり、長手方向中央部分は上記上下フレ−ム31に固定される固定床板部95aとなっていて、この固定床板部95aの一端側には腰床板部95bと背床板部95cとが順次回動自在に連結されている。
【0045】
上記固定床板部95aの他端側には第1の脚床板部95dと第2の脚床板部95eとが順次回動自在に連結されている。各床板部の互いに回動自在に連結される端部は凹部96aと凸部96bとによって凹凸状に形成されている。
【0046】
上記床板体95の各床板部95a〜95eには通気孔98が形成されているとともに、上面には長手方向ほぼ全長にわたる凸条99が幅方向に所定間隔で突設されている。
【0047】
それによって、上記床板体95上に載置される、後述する構成のマットレス体Mは床板体95の長手方向に対しては滑り易く、幅方向に対しては滑りにくくなっている。そのため、床部95b〜95eを起上させると、マットレス体Mは凸条99に沿ってスライドし易いから、床板部95b〜95eの起上を円滑に行うことができる。
【0048】
なお、床板体95の長手方向末端である、第2の脚床板部95eの端部にはマットレス体Mの一端に当接する板状のストッパ100が設けられている。このストッパ100は、マットレス体Mが第2の脚床板部95e方向へスライドするのを阻止するようになっている。
【0049】
上記背上げ駆動機構51の第1の第1の起上ア−ム64に設けられた一対のロ−ラ65は、図13と図14に示すように上記床板体95の背床板部95cの下面に設けられたレ−ル111に係合し、第2の起上ア−ム71に設けられたロ−ラ71aは第1の脚床板部95dの下面に当接している。
【0050】
上記背上げ駆動機構51の第1の回転軸59が図4(a)に矢印で示す反時計方向に回転駆動されて第1の起上ア−ム64が上昇方向に駆動されると、図15に示すようにそのロ−ラ65に押圧されて背床板部95cが回動上昇し、この背床板部95cの回動に腰床板部95bが連動する。それによって、マットレス体M上に仰臥した利用者は上半身が起こされることになる。図3(c)は背床板部95cが起上させられた状態を示す。
【0051】
上記第1の回転軸59の回転に動力切換機構71によって第2の回転軸61を連動させると、第2の起上ア−ム71が上昇方向に駆動されて第1の脚床板部95dが回動上昇させられ、この回動に第2の脚床板部95eが連動する。
【0052】
上記第2の脚床板部95eの下面には図1に示すように線材をコ字状に曲成した保持部材112(図2に示す)の中途部が回動自在に連結されている。この保持部材112の両端部は上記上下フレ−ム31の長尺杆32に回動自在に連結されている。したがって、上記第1の脚床板部95dの回動に連動した第2の脚床板部95eは、第1の脚床板部95dとでほぼへの字状になるよう上記保持部材97によって保持される。
【0053】
上記床板体95の腰床板部95bは図2(a)、(b)に示すように内側に段部113aが形成された一対の側辺部113と、これら側辺部11間に設けられ幅方向両端部を上記段部113aに係合させたた腰上げ部材114とからなり、上記一対の側辺部113は上記固定床板部95aの側辺に回動自在に連結され、上記腰上げ部材114の一側は上記背床板部95cの一側に回動自在に連結されている。したがって、上記腰上げ部材114は背床板部95cに連結された一端側を支点として上昇方向に回動できるようになっている。
【0054】
上記腰上げ部材114の下面には図3(a)、(b)に示すように上記背上げ駆動機構51の腰上げア−ム68の先端部に設けられた第1の押上げロ−ラ70が対向している。したがって、上記背上げ駆動機構51の第1の回転軸59が図4(a)に矢印で示す反時計方向と逆方向である時計方向に回転されると、上記腰床板部95bの腰上げ部114だけが起上方向に回動されるようになっている。
【0055】
上記マットレス体Mは複数、この実施の形態では第1のマットレス部121と第2のマットレス部122とに分割されている。第1のマットレス部121は固定床板部95a、第1の脚床板部95dおよび第2の脚床板部95eにわたって設けられ、第2のマットレス部122は腰床板部95bと背床板部95cにわたって設けられている。なお、マットレス体Mは2つに限られず、3つあるいはそれ以上のマットレス部に分割してもよい。
【0056】
上記第1のマットレス部121と第2のマットレス部122との隣り合う端部は、図15に示すように、幅方向全長にわたって互いの外装カバ−121a、122aに一端部と他端部とを縫着した結合手段としての屈曲自在な連結布123によって連結されている。それによって、一対のマットレス部121、122は上記連結布123の長さ寸法の範囲内で接離する方向に移動可能となっている。
【0057】
第2のマットレス部122は、図13に示すように矩形板状のウレタンフォ−ムなどの弾性材122bを内装カバ−122cおよび上記外装カバ−122aで被覆して形成されている。
【0058】
なお、上記内装カバ−122cはなくし、外装カバ−122aだけとしも差し支えなく、また外装カバ−は分割せずに、弾性材だけを分割して複数のマットレス部を形成するようにしてもよい。その場合、複数の弾性材を収容した1つの外装地が連結布123の役割を兼ねるから、連結布は不要となる。
【0059】
上記第2のマットレス部122の下面の幅方向両端部にはそれぞれ帯状の第1のベルベットファスナ125が縫着などの手段によって取付けられている。一対の第1のベルベットファスナ125は、図13に示すように上記背床板部95c側に設けられた第2のベルベットファスナ126にそれぞれ着脱自在に係着される。上記第1のベルベットファスナ125と第2のベルベットファスナ126とで第1の連結手段を構成している。
【0060】
上記第2のベルベットファスナ126はキャンバスなどの比較的丈夫な布地からなる帯状部材127に縫着などの手段で取付けられている。この帯状部材127は、一端側が上記背床板部95cの長手方向一端部に形成されたガイド孔128に通されて下面側に導かれ、他端側は上記背床板部95cの長手方向他端の凹部130(図14に示す)に係合して下面側に導かれている。
【0061】
上記第1の連結手段は第1のベルベットファスナ125と第2のベルベットファスナ126に限られず、上記外装カバ−122aと帯状部材127とをたとえば縫着するなどの他の手段であってもよく、要は上記外装カバ−122aと帯状部材127とを結合できればよい。
【0062】
なお、上記ガイド孔128と上記凹部130には、それぞれ帯状部材127が片寄らないようにガイドするためのガイド部材128a、130aが設けられている。
【0063】
上記帯状部材127の一端側と他端側とは帯状の連結鋼板129の一端部と他端部とに連結されている。この連結鋼板129の一端部は上記背上げ機構51の第1の起上ア−ム64の先端部の内面側に取付けられた第2の連結手段となる連結部材131にねじ132によって固定されている。この連結部材131は上記受けロ−ラ65を上記第1の起上ア−ム64に取付けた軸65aに一体的に取付けられている。
【0064】
したがって、上記第1の起上ア−ム64が駆動源52によって起立方向に回動駆動されることで、第1の起上ア−ム64の先端、つまり受けロ−ラ65がレ−ル111に対して図13に矢印Aで示す方向に相対的に移動すると、その相対的な移動が連結部材131を介して上記帯状部材127に伝達されるから、この帯状部材127は背床板部95cの上下面に沿って同図に矢印Bで示す方向にスライドする。
【0065】
上記帯状部材127が矢印B方向にスライドすれば、この動きに第1、第2のベルベットファスナ125、126を介して第2のマットレス122が連動して矢印C方向へスライドする。したがって、第1の起上ア−ム64を起立方向に回動させて背床板部75cを起上させるときには、上記第2のマットレス122は起上する背床板部75cを上昇する方向へ強制的にスライドさせられることになる。
【0066】
起上した背床板部75cを倒伏方向へ回動させると、受けロ−ラ65はレ−ル111に対して矢印Aと逆方向へ相対的に移動するから、帯状部材127は上記背床板部75cの上下面に沿って矢印Bと逆方向にスライドする。したがって、そのときには、上記第2のマットレス122は上記背床板部75cを下降する、矢印Cとは逆方向へ強制的にスライドさせられることになる。
【0067】
つぎに、上記構成のベッド装置の作用について説明する。
まず、利用者Uの上半身を起こす場合には、上下フレ−ム31に設けられた背上げ駆動機構51を作動させる。つまり、背上げ駆動機構51の駆動源52を作動させて第1の回転軸59を反時計方向に回転させる。それによって、上記連動ア−ム67が起上方向へ回動するから、この連動ア−ム67に設けられたピン69により起上ア−ム64が起上方向へ回動させられる。
【0068】
上記起上ア−ム64に設けられた受けロ−ラ65は背床板部95cの下面に設けられたレ−ル111に係合しているから、この背床板部95cを起上方向へ押上げる。したがって、上記背床板部95c上に位置する利用者の上半身を起こすことができる。
【0069】
上記第1の回転軸59の回転は、動力伝達機構80によって第2の回転軸61へ伝達したり、伝達を遮断することが可能である。第1の回転軸59の回転を第2の回転軸61へ伝達しない場合には、図3(c)に示すように上記背床板部95cを起上させても、第1の脚床板部95dと第2の脚床板部95eとが回動せず、平坦な状態を維持している。そのため、たとえば骨折などで脚部を動かすことのできない利用者Uの場合には背上げ時に第1の回転軸59の回転を第2の回転軸61へ伝達させない状態で使用すればよい。
【0070】
利用者Uの上半身を起こすために、起上ア−ム64を駆動して背床板部95cを起上させると、レ−ル111に対して受けロ−ラ65が図13に矢印Aで示す方向へ転動するから、その動きに連動して帯状部材127が背床板部95cの上下面に沿って矢印Bで示す方向へスライドする。
【0071】
帯状部材127が矢印B方向へスライドすれば、この帯状部材127に連結された第2のマットレス部122は矢印Cで示す方向、つまり起上する背床板部95cを上昇する方向へ強制的にスライドする。
【0072】
第2のマットレス部122が上昇方向へスライドすることで、この第2のマットレス部122の一端部、つまり利用者Uの腰部に対応する腰床板部95b上に位置する部分が強く屈曲されることがなくなる。そのため、利用者Uの上半身を起こしたときに、利用者Uの腰の部分がマットレス体Mによって圧迫されるということがほとんどなくなるから、利用者Uは不快感を感じることなく上半身を起こすことができる。
【0073】
上半身を起こした利用者Uが横たわるために、起上状態にある背床板部95cを倒伏方向へ回動させると、受けロ−ラ65はレ−ル111を矢印Aと逆方向へ転動する。それによって、帯状部材127は背床板部95cの上下面に沿って矢印Bと逆方向にスライドするから、この帯状部材127のスライドに上記第2のマットレス部122が連動する。
【0074】
上記第2のマットレス部122は背床板部95cの倒伏方向への回動に連動してこの背床板部95cに沿って下方へ強制的にスライドさせられるから、上記背床板部95cがほぼ水平になるまで倒伏すると、第2のマットレス部122の一端面が第1のマットレス部121の一端面に接合し、これらマットレス部121、122の端面間に隙間ができるのを防止する。
【0075】
つまり、第2のマットレス部122には利用者の荷重が加わるため、背床板部95cを単に倒伏させるだけでは、上記第2のマットレス部122が下方へスライドしにくい。
【0076】
そのため、第2のマットレス部122の端面と第1のマットレス部121との端面との間に隙間が生じてしまうが、上述したように第2のマットレス部122を強制的に下方へスライドさせるようにしたことで、背床板部95cを倒伏させたときに、第1のマットレス部121と第2のマットレス部122との端面間に隙間ができるのを防止できる。
【0077】
それによって、利用者Uの臀部が一対のマットレス部121、122の端面間に落ち込むことがないから、利用者Uに不快感を与えたり、寝心地の低下を招くのが防止される。
【0078】
マットレス体M上に仰臥した利用者Uの下半身の世話、たとえばおむつを交換したり、排泄の世話をする場合などには、動力伝達機構80によって第1の回転軸59の回転を第2の回転軸61に伝達しない状態にするとともに、床板体95の各床板部を平坦な状態にしておき、背上げ駆動機構51の駆動軸53を後退方向へ駆動する。それによって、第1の回転軸59が時計方向へ駆動されるから、図3(b)に示すようにその回転によって腰上げア−ム68が上昇方向へ回動し、連動ア−ム67が下降方向へ回動することになる。
【0079】
腰上げア−ム68が上昇方向へ回動すると、その先端に設けられた第1の押上げロ−ラ70によって腰床板部95bの腰上げ部材114が起上方向に回動させられるから、この腰上げ部材114はマットレス体Mの第2のマットレス部122の一端部とともに利用者Uの腰部を押上げる。
【0080】
このとき、第1のマットレス部121の一端部は押し上げられることがないから、図3(b)に示すように、第2のマットレス部122の一端部との間に大きな段差ができ、それによって利用者Uの腰の部分の下側にスペ−スSが形成される。つまり、利用者Uの腰の部分がマットレス体Mの上面から浮いた状態となる。
【0081】
したがって、介護者は上記スペ−スSを利用することで、利用者Uの腰部を持ち上げることなく、利用者Uのおむつを交換したり、排泄の世話をすることができるから、介護者に大きな負担がかかることがない。
【0082】
上記第1のマットレス部121と第2のマットレス部122とは連結部材123によって所定の範囲内で接離方向に移動自在に連結されている。そのため、マットレス体Mが一対のマットレス部121、122に分割されていても、どちらか一方のマットレス部が床板体95上からずれ落ちるということがないばかりか、上記連結部材123が屈曲した状態から伸張する範囲で上記第2のマットレス部122の一端部を腰上げ部材114によって押し上げることができる。
【0083】
また、利用者Uの腰部が腰上げ部材114によって押上げられると、マットレス体Mに対する利用者Uの圧迫度合が軽減される。とくに、褥瘡が生じ易い臀部の仙骨の部分の圧迫度合が最も大きく軽減され、ついで背部や踵の部分などの圧迫度合も軽減される。
【0084】
そのため、背床板部95cが起上されていないときに、所定の周期で腰上げ部材114を起上させるようにすれば、利用者Uの身体に褥瘡が生じるのを軽減することができる。
【0085】
上記腰床板部95bの腰上げ部材114を起上させために、第1の回転軸59を時計方向に回動させると、背床板部96cを起上ア−ム64を介して起上させるための連動ア−ム67も時計方向に回動する。
【0086】
この連動ア−ム67に設けられたピン69は上記起上ア−ム64に設けられた受け部材66の下面に係合しているだけであるから、上記連動ア−ム67が時計方向に回動しても、起上ア−ム64が影響を受けることがない。
【0087】
つまり、背上げ駆動機構51を利用して腰上げ部材114を起上させるようにしても、ほぼ水平な倒伏状態で上下フレ−ム31上に支持された背床板部96cを上昇あるいは下降方向に回動させることなく、上記腰上げ部材114だけを起上させることができるから、上記腰上げ部材114によって利用者Uの腰部を確実に持ち上げ、マットレス体Mによる利用者Uの身体の圧迫度合を軽減することができる。
【0088】
しかも、背上げ駆動機構51によって腰上げ部材114を起伏駆動できるため、専用の駆動機構が不要となる。つまり、構成の複雑化を招くことなく、腰上げ部材114を起伏駆動することができる。
【0089】
上記一実施の形態では背床板部に設けられる帯状部材の一端部と他端部との間に連結鋼板を介装したが、連結鋼板を設けずに、上記帯状部材だけでル−プ状に形成して連結部材に連結するようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、マットレス体を複数のマットレス部に分割し、可動床板部を起立方向に回動させたときに、この可動床板部上に設けられたマットレス部を上昇方向へ強制的にスライドさせるとともに、上記可動床板部を倒伏方向に回動させたときには上記マットレス部を下降方向へ強制的にスライドさせるようにした。
【0091】
そのため、背上げ時にマットレス部を強制的に上昇方向にスライドさせることで、上記マットレス部が湾曲して利用者の腰部を圧迫する圧縮力が発生するのを防止できるから、とくに、自力で身体を自由に動かすことができないような利用者が上半身を起こしたときに、腰部が圧迫されて不快感を覚えるということをなくすことができる。
【0092】
また、可動床板部を倒伏させたときには、上記マットレス部を強制的に下方へスライドさせるため、可動床板部上のマットレス部の端面を固定床板部上に設けられたマットレス部の端面に確実に接合させることができる。
【0093】
それによって、可動床板部を倒伏させたときに、隣り合うマットレス部の端面間に隙間ができるのが防止できるから、利用者に不快感を与えたり、寝心地の低下を招くなどのことが防止できる。
【0094】
また、可動床板部の起伏回動に応じてマットレス部を上記可動床板部に沿ってスライドさせるためのスライド手段を、背上げ機構を利用して駆動するようにした。
そのため、スライド手段を駆動するために専用の駆動手段を必要としないから、構成の簡略化やコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の全体構成を示す分解斜視図。
【図2】(a)は同じく平面図、(b)は図2(a)のA−A´線に沿う床板体の拡大断面図。
【図3】(a)は同じく床板体が平坦な状態の正面図、(b)は同じく床板体が平坦で、腰上げ部材を起上させた状態の正面図、(c)は同じく背上げ状態の正面図。
【図4】(a)同じく背上げ駆動機構の斜視図、(b)は同じく連動ア−ムのピンと起上ア−ムに設けられた受け部材との係合状態の断面図。
【図5】同じく第1の連結部材の平面図。
【図6】同じく第1の連結部材の斜視図。
【図7】同じく上下駆動機構と上下フレ−ムとの連結構造の分解斜視図。
【図8】同じく第2の連結部材の分解斜視図。
【図9】同じく背上げ駆動機構の回転軸の支持状態の斜視図。
【図10】(a)は同じく背上げ駆動機構の回転軸を上下フレ−ムに取り付ける受け部の斜視図、(b)は同じく回転軸を回転自在に支持するブッシュの背面図。
【図11】(a)は同じく動力切換機構の一部断面した平面図、(b)は同じく図11 (a)のA−A線に沿う断面図、(c)は同じく第1のリンクの正面図。
【図12】同じく動力切換機構の分解斜視図。
【図13】同じくスライド機構の拡大断面図。
【図14】同じく背床板部の下面側を示す斜視図。
【図15】同じくマットレス体の斜視図。
【符号の説明】
31…上下フレ−ム(ベッドフレ−ム)
51…背上げ駆動機構
52…駆動源
64…起上ア−ム
67…連動ア−ム
68…腰上げア−ム(起上手段)
95…床板体
95a〜95e…床板部
114…腰上げ部材
121…第1のマットレス部
122…第2のマットレス部
127…帯状部材(スライド手段)
M…マットレス体
Claims (1)
- 利用者の上半身を起こすことができるベッド装置において、
ベッドフレ−ムと、
このベッドフレ−ムの長手方向に沿って複数の床板部に分割され、隣り合う床板部が互いに回動自在に連結されるとともに中央部分に位置する床板部が上記ベッドフレ−ムに固定された床板体と、
この床板体の上記ベッドフレ−ムに固定された固定床板部の一端側に回動自在に連結された可動床板部を起伏駆動する背上げ駆動機構と、
上記床板体上に載置されるとともに複数のマットレス部に分割されたマットレス体と、
上記可動床板部側に設けられたマットレス部をこの可動床板部に対してスライド自在に保持し、上記可動床板部を起立方向に回動させたときにそのマットレス部を上昇方向へスライドさせ倒伏方向へ回動させたときには下降方向へスライドさせるスライド手段とを具備し、
上記背上げ駆動機構は、上記可動床板部の下面側に長手方向に沿って設けられたレ−ルと、先端に上記レ−ルを転動するロ−ラが設けられたア−ムと、このア−ムを回動駆動することで上記レ−ルに沿って転動する上記ロ−ラによって上記可動床板部を起伏駆動する駆動源とからなり、
上記スライド手段は、上記可動床板部の上面側と下面側とにわたってル−プ状に設けられた帯状部材と、この帯状部材に上記可動床板部側に設けられたマットレス部を連結した第1の連結手段と、上記帯状部材と上記ア−ムとを連結しこのア−ムの回動に応じて上記帯状部材を上記可動床板部に沿ってスライドさせる第2の連結手段とからなることを特徴とするベッド装置。
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JP20442897A JP3562937B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ベッド装置 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3562937B2 (ja) |
-
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- 1997-07-30 JP JP20442897A patent/JP3562937B2/ja not_active Expired - Fee Related
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