JP4057343B2 - 起床式ベッド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は床板体を複数の床部に分割し、起伏用駆動機構によって起伏させることができるようにした起床式ベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病人や老人などのように、自力で起き上がることができない利用者には、床板の一部を起伏駆動することができるようにした、いわゆる起床式ベッド装置が利用されている。起床式ベッド装置はベッドフレームを有し、このベッドフレームには床板体が設けられている。
【0003】
上記床板体は複数の床部に分割されていて、そのうちの1つをベッドフレームに固定し、他の床部をベッドフレームに設けられた起伏用駆動機構によって起伏駆動させるようになっている。
【0004】
上記床板体は、利用者の上半身を起こすための背床部の他に、複数の脚床部を有する。複数の脚床部はほぼへの字状に屈曲される。それによって、利用者が上半身を起こしたときに、脚部が屈曲されるから、臀部が前方にずれ動くのが阻止され、上半身を起こした姿勢を楽に維持することが可能となる。
【0005】
上記複数の脚床部がへの字状に屈曲したとき、その屈曲部が利用者の膝の裏側に位置していれば、利用者の脚部を安定した屈曲状態で確実に保持することができる。
【0006】
しかしながら、利用者には身長や体格に個体差がある。そのため、複数の脚床部を常に一定の位置で屈曲させるようにしたのでは、その屈曲部が利用者の脚の膝の裏側の位置から前後方向にずれてしまうことがある。
【0007】
そのような場合、利用者の脚部のたとえば太腿の部分や脹脛の部分が脚床部の屈曲部によって不要に圧迫されることがあるから、利用者は上半身を起こした姿勢を維持することに苦痛を感じることがある。
【0008】
そこで、本件出願人は特願2000−229213号に示す起床式ベッド装置を提案した。この起床式ベッド装置は、ベッドフレームに固定される固定床部の一側に、第1の脚床部、調整床部及び第2の脚床部を順次回動可能に連結し、上記調整床部の幅方向両端部にはそれぞれ移動軸をスライド可能に設ける。この移動軸には操作部材を連結し、この操作部材によって上記移動軸をスライドさせることで、操作軸の一端部を第1の脚床部に係合させたり、他端部を第2の係合部に係合させることができるようにしている。
【0009】
上記移動軸をスライドさせて一端部を第1の脚床部に係合させれば、上記調整床部が第1の脚床部と一体となるから、調整床部に対して第2の脚床部が屈曲する。上記移動軸をスライドさせて他端部を第2の脚床部に係合させれば、調整床部と第2の脚床部とが一体となるから、第1の脚床部に対して調整床部と第2の脚床部とが一体に屈曲する。
【0010】
したがって、上記移動軸をスライド操作することで、床板体の屈曲位置を、利用者の身長や体格等の個体差に応じて変えることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の起床式ベッド装置においては、調整床板の幅方向両端部に設けられた一対の移動軸をそれぞれスライドさせることで、床板体の屈曲位置を調整する構成となっている。
【0012】
そのため、床板体の屈曲位置を変えるためには、床板体の幅方向一端部に設けられた移動軸と、他端部に設けられた移動軸とをそれぞれスライド操作しなければならないから、操作性が悪いということがあったり、床板体の幅方向一端部と他端部との移動軸のスライド位置が異なる状態で床板体を屈曲させてしまう虞もあった。
【0013】
この発明は、床板体の屈曲位置の切換え操作を容易に、しかも確実に行うことができるようにした起床式ベッド装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ベッドフレームと、
固定床部及びこの固定床部の一側に順次回動可能に連結された第1乃至第3の脚床部を有し、上記ベッドフレームに上記固定床部を固定して設けられた床板体と、
上記第2の脚床部の下面にこの第2の脚床部と一体的に設けられた連動部材と、
先端部が上記連動部材の下面に移動可能に当接する脚上げアームと、
回転駆動される駆動軸を有しこの駆動軸に上記脚上げアームの基端が連結固定され上記駆動軸の回転によって上記脚上げアームを起伏駆動する起伏用駆動機構と、
上記連動部材に一端が回動可能に連結された切換え部材と、
この切換え部材の他端に設けられ該切換え部材を回動させることで上記脚上げアームの先端部に係脱し係合状態において上記脚上げアームを起上方向に回動させたときに上記脚上げアームの先端部が上記連動部材の下面に沿って移動するのを阻止する係合部と、
上記切換え部材を回動操作するとともに上記係合部が上記脚上げアームの先端部に係合した状態で上記切換え部材を回動不能に保持する操作部材とを具備し、上記脚上げアームの先端部が上記連動部材に対して移動不能な状態で上記脚上げアームを起立方向に回動させたときは上記第2の脚床部を上記第1の脚床部に対して下方へ屈曲させ、上記脚上げアームの先端部が上記連動部材に対して移動可能な状態で上記脚上げアームを起立方向に回動させたときは上記第2の脚床部を上記第1の脚床部に対して屈曲不能に保持するとともに上記第3の脚床部を上記第2の脚床部に対して下方へ屈曲させることを特徴とする起床式ベッド装置にある。
【0015】
請求項2の発明は、上記駆動軸には第1の保持リンクの一端が回動可能に連結され、この第1の保持リンクの他端には第2の保持リンクの一端が回動可能に連結され、この第2の保持リンクの他端は上記連動部材に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0016】
請求項3の発明は、上記第2の保持リンクの中途部に一端を固定して設けられた保持部材と、
上記切換え部材の中途部に設けられこの切換え部材の係合部を上記脚上げアームの先端部から外した状態で上記保持部材の他端に係合し、その状態で上記脚上げアームを起上方向に回動させて上記脚上げアームの先端部を上記連動部材に沿って所定の位置まで移動させたときに、この脚上げアームとで上記切換え部材を回動不能に保持して上記連動部材が上記第2の脚部材とともに上記第1の脚部材に対して回動するのを阻止する係合軸と、
を具備したことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0017】
請求項4の発明は、上記連動部材に上記操作部材の一端を回動可能に支持した支軸と、
上記操作部材の他端部に形成された直線部と屈曲部とを有するガイド溝と、
上記切換え部材の中途部に設けられ上記ガイド溝にスライド可能に係合し上記操作部材を回動させることでこの回動に上記切換え部材を連動させるガイド軸と、
上記操作部材を弾性的に付勢しこの操作部材の回動操作に上記切換え部材を連動させて上記ガイド軸を上記ガイド溝の屈曲部に係合させることで上記係合部を上記脚上げアームの先端部に係合させたときに上記切換え部材を弾性的に回動不能に保持する付勢手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置にある。
【0018】
この発明によれば、操作部材を操作して切換え部材を回動させ、この切換え部材に設けられた係合部を、連動部材に沿って移動可能な脚上げアームの先端部に係脱させることで、床板体の屈曲位置を変えることができるため、その切換え操作を容易に、しかも確実に行うことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の一実施の形態を説明する。
【0020】
図1乃至図10はこの発明の一実施の形態を示し、図1に示す起床式ベッド装置は矩形枠状のベースフレーム1を備えている。このベースフレーム1の四隅部にはストッパ付きのキャスタ2が設けられ、ベースフレーム1を移動させることが可能となっている。
【0021】
上記ベースフレーム1の四隅部にはそれぞれ支持部材3が立設され、各支持部材3には上下用アーム4の一端が枢着されている。ベースフレーム1の長手方向一端に位置する一対の上下用アーム4と他端に位置する一対の上下用アーム4との他端はそれぞれ図示しない連結軸によって連結されている。上記一対の連結軸の両端は、ベッドフレーム5の長手方向両端部の両側に垂設されたブラケット6にそれぞれ枢着されている。
【0022】
上記一対の連結軸の中途部には連動レバー7の一端と他端とが図示しないアームを介して枢着されている。上記連動レバー7の中途部には上下駆動機構8の筒体9に対して進退駆動される駆動軸10の先端が図示しないアームを介して枢着されている。この上下駆動機構8は一方の連動軸に設けられたアーム11に枢着されている。
【0023】
したがって、上記駆動軸10が上記筒体9に対して進退駆動されれば、上記連動レバー7を介して上下用アーム4が一端を支点として矢印で示す起伏方向に回動するから、上記ベッドフレーム5を上下動させることができるようになっている。
【0024】
上記ベッドフレーム5の4つの角部にはそれぞれ保持部材15が設けられている。ベッドフレーム5の長手方向一端と他端とには、それぞれヘッドボードとフットボードとなる端部フレーム16が着脱可能に立設保持されている。
【0025】
上記ベッドフレーム5の上面には床板体17が設けられている。この床板体17は互いに回動可能に連結された複数の床部に分割されている。すなわち、床板体17は上記ベッドフレーム5に固定される固定床部18を有する。この固定床部18の一側には腰床部19と背床部20とが順次回動可能に連結されている。上記固定床部18の他側には第1の脚床部21、第2の脚床部22及び第3の脚床部23が順次回動可能に連結されている。
【0026】
各床部18〜23は、図6に示すように隣り合う床部に対向する側辺部が対応する凹凸状に形成され、互いの凹凸部分がはまり込んだ状態でこれらの部分が図示せぬ連結軸によって回動可能に連結されている。さらに、各床部18〜23には上下面を貫通する通気孔24が形成されている。なお、床板体17は合成樹脂によって中空状にブロー成形されている。
【0027】
図1に示すように、上記ベッドフレーム5には、上記固定床部18を除く他の床部を起伏駆動する起伏用駆動機構25が上記床板体17の下面側に位置するよう設けられている。この起伏用駆動機構25は筐体26を有し、この筐体26の一側には駆動源27が設けられている。
【0028】
上記筐体26の上記腰床部19の下方に位置する一端部には第1の駆動軸28が設けられ、上記第1の脚床部21の下方に位置する他端部には第2の駆動軸29が設けられている。これら第1、第2の駆動軸28,29は上記筐体26内に設けられた図示しない駆動機構を介して上記駆動源27により回転駆動されるようになっている。
【0029】
上記第1の駆動軸28の両端部には一対の背上げアーム31(一方のみ図示)の一端が固着され、他端には一対のローラ32が長手方向に沿って所定間隔で回転可能に設けられている。これらローラ32は上記背床部20の下面の幅方向両端部に長手方向に沿って設けられた断面コ字状の図示しないレールに転動可能に係合している。それによって、上記背上げアーム31が上記第1の駆動軸28によって起上方向に回動させられると、上記背床部20が起上し、その起上に腰床部19が連動するようになっている。
【0030】
図2乃至図5に示すように、上記第2の駆動軸28の両端部には、それぞれ脚上げアーム34の基端部が固着されている。脚上げアーム34の先端部には図3乃至図5に示すようにローラ35が回転可能に設けられている。
【0031】
一対の脚上げアーム34に設けられた上記ローラ35は、上記第2の脚床部22の下面の幅方向全長にわたって設けられた連動部材36の下面に転動可能に当接している。この連動部材36は、上記第2の脚床部22とほぼ同じ長さ寸法に形成されたチャンネル材からなる横部材37及びこの横部材37の両端部下面にそれぞれ上面が固着されたチャンネル材からなる端部材38とを有し、この端部材38の下面に上記ローラ35が当接するようになっている。なお、上記端部材38の長さ寸法は上記第2の脚床部22の幅寸法とほぼ同じに設定されている。
【0032】
上記横部材37の上面には棒材をL字状に折曲した複数の係止部材41が長手方向に所定間隔で一端が固着して設けられている。係止部材41の他端部は第1の脚床部21側を向いており、その他端部は図5に示すように第2の脚床部22の貫通孔24の内周壁に形成された係合孔(図示せず)に係合している。それによって、上記連動部材36は係止部材41を介して上記第2の脚床部22と着脱可能に連結されている。
【0033】
図3と図5に示すように、上記端部材38の第1の脚床部21側に位置する一端部には切換え部材42の一端が支軸43によって枢着されている。この切換え部材42の先端には帯状の板材を円弧状に曲成した係合部44が設けられている。この係合部44は、図9(A)に示すように第2の脚床部22がほぼ水平に倒伏し、上記ローラ35が端部材38の第3の脚床部23側の端部に当接した状態で、上記切換え部材42を支軸43を支点として回動させることで、上記ローラ35に係合するようになっている。
【0034】
上記係合部44が上記ローラ35に係合した状態で、上記脚上げアーム34を起上方向に回動させると、上記ローラ35が上記端部材38の下面に沿って第1の脚床部21側へ転動するのが阻止される。
【0035】
なお、上記係合部44がローラ35に係合していない状態で、上記脚上げアーム34を起上方向に回動させれば、上記ローラ35が端部材38の下面に沿って転動することになる。
【0036】
図2に示すように、上記横部材37の第3の脚床部23側を向いた一側面の長手方向両端部にはそれぞれ取付け片45が固着されている。一対の取付け片45には連結軸46の両端部が回動可能に支持されている。
【0037】
上記連動軸46の中途部には操作部材47の一端部が回動可能かつ軸方向にスライド不能に設けられている。この操作部材47の他端部には直線部48aと屈曲部48bとによってL字状をなしたガイド溝48が形成されている。このガイド溝48にはガイド軸49が挿通されている。このガイド軸49の両端はベッドフレーム5の幅方向両端部に設けられた切換え部材42の中途部に固着されている。
【0038】
上記連動軸46の中途部には付勢手段としてのばね51が装着されている。このばね51は一端を上記操作部材47に係合させ、他端を上記横部材37に係合させて設けられている。それによって、操作部材47を図5に矢印で示す反時計方向に付勢している。
【0039】
上記操作部材47の他端部の一側には操作棒52が固着されている。この操作棒52によって上記操作部材47を図5に矢印で示す方向へ回動させると、ガイド軸49がガイド溝48に沿って上昇するから、切換え部材42がガイド軸49を介して連動し、支軸43を支点として反時計方向に回動する。
【0040】
上記切換え部材42の先端に設けられた係合部44が脚上げアーム34の先端に設けられたローラ35に係合すると、上記ガイド溝48の直線部48aを上昇したガイド軸49は屈曲部48bに係合する。その状態で、上記ばね51の付勢力でガイド軸49と屈曲部48bとの係合状態が弾性的に保持されることになる。つまり、ローラ35と、切換え部材42の係合部44との係合状態が保持される。
【0041】
図2と図3に示すように、上記起伏用駆動機構25の第2の駆動軸29の両端部の上記脚上げアーム34よりも外側には、それぞれカラー54が径方向にがたのある状態で回転可能に外嵌されている。このカラー54には第1の保持リンク55の一端が固着されている。
【0042】
図5に示すように、上記第1の保持リンク55の他端には長孔56が形成され、この長孔56には第2の保持リンク57の一端がピン58によって回動可能に連結されている。この第2の保持リンク55の他端は上記連動部材36に設けられた連結軸46の両端部にそれぞれ回動可能に連結されている。
【0043】
それによって、上記連動部材36は、第1、第2の保持リンク55,57によってベッドフレーム5に保持されている。つまり、連動部材36は係止部材41を介して第2の脚床部22の下面に着脱可能に保持されるが、ベッドフレーム5から床板体17を取外しても、上記連動部材36をベッドフレーム5側に保持しておくことが可能となるから、組立て時や修理点検時などに上記連動部材36の取り扱いが容易となる。
【0044】
図2と図3に示すように、一対の第2の保持リンク57の中途部には、それぞれ短軸61が突設され、この短軸61にはL字状の保持部材62の一端が固着されている。この保持部材62の他端には係合凹部63が形成されている。
【0045】
図5に示すように、上記切換え部材42の係合部44がローラ35に係合していない状態では、一対の切換え部材42の中途部に両端を固着した係合軸64が上記係合凹部63に係合している。
【0046】
図7(A)に示すように脚上げアーム34が倒伏した状態から同図(C)に示すように起立方向に回動することで、上記ローラ35が上記横部材38の下面の一端から他端に沿って転動してくると、上記ローラ35が上記切換え部材42の一側に形成された円弧状の凹部65(図3に示す)に当接する。
【0047】
それによって、切換え部材42はローラ35と保持部材62とによって挟持固定されるから、この切換え部材42と保持部材62を介して連動部材36の横部材37が第2の保持リンク57と一体的に固定される。
【0048】
そのため、図7(C)の状態において、第2の脚床部22の一端部に矢印で示す荷重が加わっても、この第2の脚床部22が第1の脚床部21との連結端を支点として下方へ回動するのを阻止するようになっている。
【0049】
なお、上記床板体17の上面には図示しないマットレスが載置され、このマットレス上に利用者が仰臥することになる。
【0050】
つぎに、上記構成の起床式ベッド装置の作用を図7乃至図10を参照して説明する。
【0051】
たとえば、床板体17上に仰臥した利用者が長身で、利用者の膝が第2の脚床部22と第3の脚床部23との連結部分の上方に位置する場合には、図7(A)に示すように切換え部材42の係合部44を脚上げアーム34の先端に設けられたローラ35に係合させずに、起伏用駆動機構25を作動させて上記脚上げアーム34を起上させる。
【0052】
上記脚上げアーム34を起上させると、図7(B)、(C)に示すようにローラ35が連動部材36の端部材38を上方へ押し上げながら、この端部材38の下面の一端から他端に向かって転動する。
【0053】
上記切換え部材42の係合部44をローラ35に係合させない状態では、操作部材47は自重によって回動し、この操作部材47の中途部に両端が連結されたガイド軸49はガイド溝48の直線部48aの下端に位置する。そのため、操作部材47に連結された係合軸64が保持部材62の係合凹部65に係合し、その係合によって連動部材36がその端部材38を介して第2の保持リンク57と一体的になっている。
【0054】
上記脚上げアーム34を起上すると、上記ローラ35が端部材38の下面に沿って転動しながら連動部材36を介して第2の脚床部22を押し上げる。このとき、連動部材36が保持リンク57と一体的に保持されていることで、連動部材36が第1の脚床部21に対して回動することなく、第2の脚床部22とともに上昇する。
【0055】
つまり、第2の脚床部22は第1の脚床部21に対して上下方向に屈曲することなく、この第1の脚床部21ととともに固定床部18との連結部を支点として起立方向に回動上昇し、第3の脚床部23は第2の脚床部22に対して下方へ屈曲することになる。
【0056】
しかも、脚上げアーム34の起上に第1の保持リンク57が連動すると、この第1の保持リンク57の上端面が第2の脚床部22の下面に接触するから、そのことによっても、第2の脚床部22が第1の脚床部21に対して上下方向に屈曲するのが防止される。
【0057】
そのため、第2の脚床部22と第3の脚床部23との連結部が山形状に屈曲し、その屈曲部が長身の利用者の膝の裏側の部分に位置することになるから、利用者は脚部を第2,第3の脚床部22,23の屈曲部によって圧迫されることなく、楽に屈曲させることができる。
【0058】
図7(C)に示すように、脚上げアーム34が上昇限まで回動すると、端部材38の下面に転接したローラ35が切換え部材42の一側面に形成された凹部65に当接する。
【0059】
それによって、切換え部材42は、ローラ35と、係合軸64に端部を係合させた保持部材62とによって挟持固定されるから、連動部材36は保持部材62を介して第2の保持リンク57に一体的に保持されることになる。そのため、上記連動部材36が第2の脚床部22とともに回動するのが図7(A),(B)の状態に比べてより一層、確実に阻止される。
【0060】
つまり、第3の局床部23を第2の脚床部22に対して下方に屈曲させた状態において、第2の脚床部22の第3の脚床部23との連結端側の端部上面に図7(A)に矢印Wで示す荷重が加わっても、この第2の脚床部22が第1の脚床部21に対して下方へ屈曲するのが阻止されることになる。
【0061】
その結果、図8に示すように、第2の脚床部22と第3の脚床部23との連結部が屈曲し、第2の脚床部22と第1の脚床部21とが屈曲せずに平面状の状態を確実に維持することができる。
【0062】
身長の低い利用者が床板体17の上面に仰臥したときに、その利用者の膝の裏側の部分が第1の脚床部21と第2の脚床部22との連結部分の上方に位置することがある。そのような場合には、第1の脚床部21と第2の脚床部22との連結部分を山形状に屈曲させるようにする。
【0063】
すなわち、図5に矢印で示すように、操作部材47に設けられた操作棒52によってこの操作部材47を図5に矢印で示す反時計方向に回動させる。それによって、切換え部材42に設けられたガイド軸49が上記操作部材47に形成されたガイド溝48の直線部48aに沿って上昇し、上端の屈曲部48bに係合し、その係合状態が操作部材47を弾性的に付勢したばね51によって弾性的に保持される。
【0064】
上記ガイド軸49がガイド溝48に沿って移動すると、その移動に連動して切換え部材42が回動する。そして、ガイド軸49がガイド溝48の屈曲部48bに係合すると、図9(A)に示すように、上記切換え部材42に設けられた係合部44が端部材38の下面の一端部に当接したローラ35に係合し、その係合状態が維持される。
【0065】
このように、切換え部材42の係合部44を、ローラ35に係合させた状態で、図9(B)、(C)に示すように脚上げアーム34を起上方向に回動させると、上記ローラ35が端部材38の下面を転動することなく、この端部材38を介して第2の脚床部22を押し上げる。
【0066】
上記ローラ35が端部材38の下面を転動することなく、脚上げアーム34が起立方向に回動すると、連動部材36の端部材38は脚上げアーム34の起上によってローラ35を介して上方へ押し上げられるとともに、係合部44とローラ35との係合によって脚上げアーム34の起上方向(回動方向)の力を受ける。アーム34の起上方向の力は、水平方向の分力と垂直方向の分力との合成力である。
【0067】
それによって、図9(C)及び図10に示すように、連動部材36によって第1の脚床部21と第2の脚床部22との連結部分が屈曲させられるから、床板体17上に仰臥した利用者の脚部を無理なく屈曲させることが可能となる。
【0068】
図8と図10は第1乃至第3の脚床部21〜23を起上させ、背床部20を起上させない状態を示しているが、各床部を起伏駆動する起伏用駆動機構25は、第1の駆動軸28と第2の駆動軸29とを選択的に回転駆動させることができる。そのため、第1の駆動軸28と第2の駆動軸29とを同時に駆動すれば、第1乃至第3の脚床部21〜23とともに背床部20も起上させることができるから、利用者は上半身を起こしながら脚部を屈曲させることができる。
【0069】
このように、連動部材36に設けられた連結軸46の中途部、つまりベッドフレーム5の幅方向中央部に操作部材47を設け、この操作部材47の回動操作に切換え部材42を連動させ、この切換え部材42に設けられた係合部44を、脚上げアーム34の先端に設けられ上記連動部材36の端部材38の下面に転接したローラ35に係脱させるようにした。
【0070】
つまり、上記ローラ35が上記端部材38の下面に沿って転動可能な状態或いは転動不能な状態とすることで、脚上げアーム34によって第1乃至第3の脚床部21〜23を起上させたときの、これら脚床部が山形状に屈曲する位置を変えることができるようにした。
【0071】
そのため、ベッドフレーム5の幅方向中央部に設けられた1つの操作部材47を回動操作するだけで、起伏駆動機構25によって起上される第1乃至第3の脚床部21〜23の屈曲位置を変えることができるから、その切換え操作を容易に、しかも確実に行うことが可能となる。
【0072】
なお、上記操作部材47は連結軸46の中途部でなく、一端部に設けるようにしてもよい。
【0073】
上記連動部材36は、第1、第2の保持リンク55,57を介して起伏用駆動機構25の第2の駆動軸29に保持されている。そのため、ベッドフレーム5から床板体17を取外しても、上記連動部材36がベッドフレーム5に保持されているから、連動部材36の取り扱いが容易となる。
【0074】
上記一実施の形態では、脚上げアームの先端部にローラを設け、このローラを連動部材の下面に転動させるようにしたが、脚上げアームの先端部に、この脚上げアームの板面と直交する方向にピン等の軸状部材を設ける一方、連動部材の端部材の側壁に、上記軸状部材が移動可能に係合する長孔を形成する。そして、上記軸状部材を長孔に係合させることで、脚上げアームの起伏に応じて軸状部材を長孔に沿って移動させるようにしてもよい。
【0075】
また、脚上げアームの先端部に滑沢性を有する樹脂製部材を設け、この樹脂製部材を連動部材の下面に移動可能に当接させてもよく、さらに脚上げアームの先端部を連動部材の下面に直接、移動可能に当接させるようにしてもよい。つまり、脚上げアームの先端部は、ローラによらず、他の手段によって連動部材の下面に移動可能に当接させても差し支えない。
【0076】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、操作部材を操作して切換え部材を回動させ、この切換え部材に設けられた係合部を、連動部材に沿って転動可能な脚上げアームの先端部に係脱させることができるようにした。
【0077】
そのため、上記係合部と脚上げアームの先端部との係脱によって床板体の屈曲位置を変えることができるため、その切換え操作を容易に、しかも確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る起床式ベッド装置の側面図。
【図2】脚上げアームによって駆動される連動部材の部分を示す斜視図。
【図3】第2の駆動軸の端部を示す斜視図。
【図4】ベッドフレームの幅方向一端部を示す平面図。
【図5】第1乃至第3の脚床部及びこれら脚床部の下面側に設けられた連動部材を示す側面図。
【図6】床板体を示す平面図。
【図7】第3の脚床部を第2の脚床部に対して山形状に屈曲させるときの動作を示す説明図。
【図8】第3の脚床部を第2の脚床部に対して山形状に屈曲させた状態を示す床板体の側面図。
【図9】第2の脚床部を第1の脚床部に対して山形状に屈曲させるときの動作を示す説明図。
【図10】第2の脚床部を第1の脚床部に対して山形状に屈曲させた状態を示す床板体の側面図。
【符号の説明】
5…ベッドフレーム
17…床板体
18…固定床部
21…第1の脚床部
22…第2の脚床部
23…第3の脚床部
25…起伏用駆動機構
29…第2の駆動軸
34…脚上げアーム
35…ローラ
36…連動部材
42…切換え部材
47…操作部材

Claims (4)

  1. ベッドフレームと、
    固定床部及びこの固定床部の一側に順次回動可能に連結された第1乃至第3の脚床部を有し、上記ベッドフレームに上記固定床部を固定して設けられた床板体と、
    上記第2の脚床部の下面にこの第2の脚床部と一体的に設けられた連動部材と、
    先端部が上記連動部材の下面に移動可能に当接する脚上げアームと、
    回転駆動される駆動軸を有しこの駆動軸に上記脚上げアームの基端が連結固定され上記駆動軸の回転によって上記脚上げアームを起伏駆動する起伏用駆動機構と、
    上記連動部材に一端が回動可能に連結された切換え部材と、
    この切換え部材の他端に設けられ該切換え部材を回動させることで上記脚上げアームの先端部に係脱し係合状態において上記脚上げアームを起上方向に回動させたときに上記脚上げアームの先端部が上記連動部材の下面に沿って移動するのを阻止する係合部と、
    上記切換え部材を回動操作するとともに上記係合部が上記脚上げアームの先端部に係合した状態で上記切換え部材を回動不能に保持する操作部材とを具備し、
    上記脚上げアームの先端部が上記連動部材に対して移動不能な状態で上記脚上げアームを起立方向に回動させたときは上記第2の脚床部を上記第1の脚床部に対して下方へ屈曲させ、上記脚上げアームの先端部が上記連動部材に対して移動可能な状態で上記脚上げアームを起立方向に回動させたときは上記第2の脚床部を上記第1の脚床部に対して屈曲不能に保持するとともに上記第3の脚床部を上記第2の脚床部に対して下方へ屈曲させることを特徴とする起床式ベッド装置。
  2. 上記駆動軸には第1の保持リンクの一端が回動可能に連結され、この第1の保持リンクの他端には第2の保持リンクの一端が回動可能に連結され、この第2の保持リンクの他端は上記連動部材に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置。
  3. 上記第2の保持リンクの中途部に一端を固定して設けられた保持部材と、
    上記切換え部材の中途部に設けられこの切換え部材の係合部を上記脚上げアームの先端部から外した状態で上記保持部材の他端に係合し、その状態で上記脚上げアームを起上方向に回動させて上記脚上げアームの先端部を上記連動部材に沿って所定の位置まで移動させたときに、この脚上げアームとで上記切換え部材を回動不能に保持して上記連動部材が上記第2の脚部材とともに上記第1の脚部材に対して回動するのを阻止する係合軸と、
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置。
  4. 上記連動部材に上記操作部材の一端を回動可能に支持した支軸と、
    上記操作部材の他端部に形成された直線部と屈曲部とを有するガイド溝と、
    上記切換え部材の中途部に設けられ上記ガイド溝にスライド可能に係合し上記操作部材を回動させることでこの回動に上記切換え部材を連動させるガイド軸と、
    上記操作部材を弾性的に付勢しこの操作部材の回動操作に上記切換え部材を連動させて上記ガイド軸を上記ガイド溝の屈曲部に係合させることで上記係合部を上記脚上げアームの先端部に係合させたときに上記切換え部材を弾性的に回動不能に保持する付勢手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置。
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