JP2003339785A - 起床式ベッド装置 - Google Patents
起床式ベッド装置Info
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Abstract
に切り換えることができるようにした起床式ベッド装置
を提供することにある。 【解決手段】 ベッドフレーム5に上記固定床部18を
固定して設けられた床板体17と、第2の脚床部22の
下面に一体的に設けられた連動部材36と、先端に連動
部材の下面を転動するローラ35が設けられた脚上げア
ーム34と、駆動軸29に脚上げアームの基端が連結固
定され駆動軸の回転によって脚上げアームを起伏駆動す
る起伏用駆動機構25と、連動部材に回動可能に連結さ
れた切換え部材42に設けられローラに係脱し係合状態
において脚上げアームを起上方向に回動させたときにロ
ーラが上記連動部材の下面に沿って転動するのを阻止す
る係合部44と、切換え部材を回動操作するとともに係
合部が上記ローラに係合した状態で上記切換え部材を回
動不能に保持する操作部材47とを具備する。
Description
部に分割し、起伏用駆動機構によって起伏させることが
できるようにした起床式ベッド装置に関する。
がることができない利用者には、床板の一部を起伏駆動
することができるようにした、いわゆる起床式ベッド装
置が利用されている。起床式ベッド装置はベッドフレー
ムを有し、このベッドフレームには床板体が設けられて
いる。
て、そのうちの1つをベッドフレームに固定し、他の床
部をベッドフレームに設けられた起伏用駆動機構によっ
て起伏駆動させるようになっている。
めの背床部の他に、複数の脚床部を有する。複数の脚床
部はほぼへの字状に屈曲される。それによって、利用者
が上半身を起こしたときに、脚部が屈曲されるから、臀
部が前方にずれ動くのが阻止され、上半身を起こした姿
勢を楽に維持することが可能となる。
き、その屈曲部が利用者の膝の裏側に位置していれば、
利用者の脚部を安定した屈曲状態で確実に保持すること
ができる。
体差がある。そのため、複数の脚床部を常に一定の位置
で屈曲させるようにしたのでは、その屈曲部が利用者の
脚の膝の裏側の位置から前後方向にずれてしまうことが
ある。
太腿の部分や脹脛の部分が脚床部の屈曲部によって不要
に圧迫されることがあるから、利用者は上半身を起こし
た姿勢を維持することに苦痛を感じることがある。
9213号に示す起床式ベッド装置を提案した。この起
床式ベッド装置は、ベッドフレームに固定される固定床
部の一側に、第1の脚床部、調整床部及び第2の脚床部
を順次回動可能に連結し、上記調整床部の幅方向両端部
にはそれぞれ移動軸をスライド可能に設ける。この移動
軸には操作部材を連結し、この操作部材によって上記移
動軸をスライドさせることで、操作軸の一端部を第1の
脚床部に係合させたり、他端部を第2の係合部に係合さ
せることができるようにしている。
の脚床部に係合させれば、上記調整床部が第1の脚床部
と一体となるから、調整床部に対して第2の脚床部が屈
曲する。上記移動軸をスライドさせて他端部を第2の脚
床部に係合させれば、調整床部と第2の脚床部とが一体
となるから、第1の脚床部に対して調整床部と第2の脚
床部とが一体に屈曲する。
ることで、床板体の屈曲位置を、利用者の身長や体格等
の個体差に応じて変えることができる。
式ベッド装置においては、調整床板の幅方向両端部に設
けられた一対の移動軸をそれぞれスライドさせること
で、床板体の屈曲位置を調整する構成となっている。
には、床板体の幅方向一端部に設けられた移動軸と、他
端部に設けられた移動軸とをそれぞれスライド操作しな
ければならないから、操作性が悪いということがあった
り、床板体の幅方向一端部と他端部との移動軸のスライ
ド位置が異なる状態で床板体を屈曲させてしまう虞もあ
った。
作を容易に、しかも確実に行うことができるようにした
起床式ベッド装置を提供することにある。
ドフレームと、固定床部及びこの固定床部の一側に順次
回動可能に連結された第1乃至第3の脚床部を有し、上
記ベッドフレームに上記固定床部を固定して設けられた
床板体と、上記第2の脚床部の下面にこの第2の脚床部
と一体的に設けられた連動部材と、先端部が上記連動部
材の下面に移動可能に当接する脚上げアームと、回転駆
動される駆動軸を有しこの駆動軸に上記脚上げアームの
基端が連結固定され上記駆動軸の回転によって上記脚上
げアームを起伏駆動する起伏用駆動機構と、上記連動部
材に一端が回動可能に連結された切換え部材と、この切
換え部材の他端に設けられ該切換え部材を回動させるこ
とで上記脚上げアームの先端部に係脱し係合状態におい
て上記脚上げアームを起上方向に回動させたときに上記
脚上げアームの先端部が上記連動部材の下面に沿って移
動するのを阻止する係合部と、上記切換え部材を回動操
作するとともに上記係合部が上記脚上げアームの先端部
に係合した状態で上記切換え部材を回動不能に保持する
操作部材とを具備し、上記脚上げアームの先端部が上記
連動部材に対して移動不能な状態で上記脚上げアームを
起立方向に回動させたときは上記第2の脚床部を上記第
1の脚床部に対して下方へ屈曲させ、上記脚上げアーム
の先端部が上記連動部材に対して移動可能な状態で上記
脚上げアームを起立方向に回動させたときは上記第2の
脚床部を上記第1の脚床部に対して屈曲不能に保持する
とともに上記第3の脚床部を上記第2の脚床部に対して
下方へ屈曲させることを特徴とする起床式ベッド装置に
ある。
保持リンクの一端が回動可能に連結され、この第1の保
持リンクの他端には第2の保持リンクの一端が回動可能
に連結され、この第2の保持リンクの他端は上記連動部
材に回動可能に連結されていることを特徴とする請求項
1記載の起床式ベッド装置にある。
の中途部に一端を固定して設けられた保持部材と、上記
切換え部材の中途部に設けられこの切換え部材の係合部
を上記脚上げアームの先端部から外した状態で上記保持
部材の他端に係合し、その状態で上記脚上げアームを起
上方向に回動させて上記脚上げアームの先端部を上記連
動部材に沿って所定の位置まで移動させたときに、この
脚上げアームとで上記切換え部材を回動不能に保持して
上記連動部材が上記第2の脚部材とともに上記第1の脚
部材に対して回動するのを阻止する係合軸と、を具備し
たことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置に
ある。
作部材の一端を回動可能に支持した支軸と、上記操作部
材の他端部に形成された直線部と屈曲部とを有するガイ
ド溝と、上記切換え部材の中途部に設けられ上記ガイド
溝にスライド可能に係合し上記操作部材を回動させるこ
とでこの回動に上記切換え部材を連動させるガイド軸
と、上記操作部材を弾性的に付勢しこの操作部材の回動
操作に上記切換え部材を連動させて上記ガイド軸を上記
ガイド溝の屈曲部に係合させることで上記係合部を上記
脚上げアームの先端部に係合させたときに上記切換え部
材を弾性的に回動不能に保持する付勢手段と、を具備し
たことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッド装置に
ある。
換え部材を回動させ、この切換え部材に設けられた係合
部を、連動部材に沿って移動可能な脚上げアームの先端
部に係脱させることで、床板体の屈曲位置を変えること
ができるため、その切換え操作を容易に、しかも確実に
行うことが可能となる。
明の一実施の形態を説明する。
を示し、図1に示す起床式ベッド装置は矩形枠状のベー
スフレーム1を備えている。このベースフレーム1の四
隅部にはストッパ付きのキャスタ2が設けられ、ベース
フレーム1を移動させることが可能となっている。
れ支持部材3が立設され、各支持部材3には上下用アー
ム4の一端が枢着されている。ベースフレーム1の長手
方向一端に位置する一対の上下用アーム4と他端に位置
する一対の上下用アーム4との他端はそれぞれ図示しな
い連結軸によって連結されている。上記一対の連結軸の
両端は、ベッドフレーム5の長手方向両端部の両側に垂
設されたブラケット6にそれぞれ枢着されている。
7の一端と他端とが図示しないアームを介して枢着され
ている。上記連動レバー7の中途部には上下駆動機構8
の筒体9に対して進退駆動される駆動軸10の先端が図
示しないアームを介して枢着されている。この上下駆動
機構8は一方の連動軸に設けられたアーム11に枢着さ
れている。
に対して進退駆動されれば、上記連動レバー7を介して
上下用アーム4が一端を支点として矢印で示す起伏方向
に回動するから、上記ベッドフレーム5を上下動させる
ことができるようになっている。
れぞれ保持部材15が設けられている。ベッドフレーム
5の長手方向一端と他端とには、それぞれヘッドボード
とフットボードとなる端部フレーム16が着脱可能に立
設保持されている。
7が設けられている。この床板体17は互いに回動可能
に連結された複数の床部に分割されている。すなわち、
床板体17は上記ベッドフレーム5に固定される固定床
部18を有する。この固定床部18の一側には腰床部1
9と背床部20とが順次回動可能に連結されている。上
記固定床部18の他側には第1の脚床部21、第2の脚
床部22及び第3の脚床部23が順次回動可能に連結さ
れている。
り合う床部に対向する側辺部が対応する凹凸状に形成さ
れ、互いの凹凸部分がはまり込んだ状態でこれらの部分
が図示せぬ連結軸によって回動可能に連結されている。
さらに、各床部18〜23には上下面を貫通する通気孔
24が形成されている。なお、床板体17は合成樹脂に
よって中空状にブロー成形されている。
には、上記固定床部18を除く他の床部を起伏駆動する
起伏用駆動機構25が上記床板体17の下面側に位置す
るよう設けられている。この起伏用駆動機構25は筐体
26を有し、この筐体26の一側には駆動源27が設け
られている。
置する一端部には第1の駆動軸28が設けられ、上記第
1の脚床部21の下方に位置する他端部には第2の駆動
軸29が設けられている。これら第1、第2の駆動軸2
8,29は上記筐体26内に設けられた図示しない駆動
機構を介して上記駆動源27により回転駆動されるよう
になっている。
背上げアーム31(一方のみ図示)の一端が固着され、
他端には一対のローラ32が長手方向に沿って所定間隔
で回転可能に設けられている。これらローラ32は上記
背床部20の下面の幅方向両端部に長手方向に沿って設
けられた断面コ字状の図示しないレールに転動可能に係
合している。それによって、上記背上げアーム31が上
記第1の駆動軸28によって起上方向に回動させられる
と、上記背床部20が起上し、その起上に腰床部19が
連動するようになっている。
動軸28の両端部には、それぞれ脚上げアーム34の基
端部が固着されている。脚上げアーム34の先端部には
図3乃至図5に示すようにローラ35が回転可能に設け
られている。
ローラ35は、上記第2の脚床部22の下面の幅方向全
長にわたって設けられた連動部材36の下面に転動可能
に当接している。この連動部材36は、上記第2の脚床
部22とほぼ同じ長さ寸法に形成されたチャンネル材か
らなる横部材37及びこの横部材37の両端部下面にそ
れぞれ上面が固着されたチャンネル材からなる端部材3
8とを有し、この端部材38の下面に上記ローラ35が
当接するようになっている。なお、上記端部材38の長
さ寸法は上記第2の脚床部22の幅寸法とほぼ同じに設
定されている。
折曲した複数の係止部材41が長手方向に所定間隔で一
端が固着して設けられている。係止部材41の他端部は
第1の脚床部21側を向いており、その他端部は図5に
示すように第2の脚床部22の貫通孔24の内周壁に形
成された係合孔(図示せず)に係合している。それによ
って、上記連動部材36は係止部材41を介して上記第
2の脚床部22と着脱可能に連結されている。
の第1の脚床部21側に位置する一端部には切換え部材
42の一端が支軸43によって枢着されている。この切
換え部材42の先端には帯状の板材を円弧状に曲成した
係合部44が設けられている。この係合部44は、図9
(A)に示すように第2の脚床部22がほぼ水平に倒伏
し、上記ローラ35が端部材38の第3の脚床部23側
の端部に当接した状態で、上記切換え部材42を支軸4
3を支点として回動させることで、上記ローラ35に係
合するようになっている。
た状態で、上記脚上げアーム34を起上方向に回動させ
ると、上記ローラ35が上記端部材38の下面に沿って
第1の脚床部21側へ転動するのが阻止される。
していない状態で、上記脚上げアーム34を起上方向に
回動させれば、上記ローラ35が端部材38の下面に沿
って転動することになる。
の脚床部23側を向いた一側面の長手方向両端部にはそ
れぞれ取付け片45が固着されている。一対の取付け片
45には連結軸46の両端部が回動可能に支持されてい
る。
の一端部が回動可能かつ軸方向にスライド不能に設けら
れている。この操作部材47の他端部には直線部48a
と屈曲部48bとによってL字状をなしたガイド溝48
が形成されている。このガイド溝48にはガイド軸49
が挿通されている。このガイド軸49の両端はベッドフ
レーム5の幅方向両端部に設けられた切換え部材42の
中途部に固着されている。
てのばね51が装着されている。このばね51は一端を
上記操作部材47に係合させ、他端を上記横部材37に
係合させて設けられている。それによって、操作部材4
7を図5に矢印で示す反時計方向に付勢している。
棒52が固着されている。この操作棒52によって上記
操作部材47を図5に矢印で示す方向へ回動させると、
ガイド軸49がガイド溝48に沿って上昇するから、切
換え部材42がガイド軸49を介して連動し、支軸43
を支点として反時計方向に回動する。
合部44が脚上げアーム34の先端に設けられたローラ
35に係合すると、上記ガイド溝48の直線部48aを
上昇したガイド軸49は屈曲部48bに係合する。その
状態で、上記ばね51の付勢力でガイド軸49と屈曲部
48bとの係合状態が弾性的に保持されることになる。
つまり、ローラ35と、切換え部材42の係合部44と
の係合状態が保持される。
機構25の第2の駆動軸29の両端部の上記脚上げアー
ム34よりも外側には、それぞれカラー54が径方向に
がたのある状態で回転可能に外嵌されている。このカラ
ー54には第1の保持リンク55の一端が固着されてい
る。
55の他端には長孔56が形成され、この長孔56には
第2の保持リンク57の一端がピン58によって回動可
能に連結されている。この第2の保持リンク55の他端
は上記連動部材36に設けられた連結軸46の両端部に
それぞれ回動可能に連結されている。
1、第2の保持リンク55,57によってベッドフレー
ム5に保持されている。つまり、連動部材36は係止部
材41を介して第2の脚床部22の下面に着脱可能に保
持されるが、ベッドフレーム5から床板体17を取外し
ても、上記連動部材36をベッドフレーム5側に保持し
ておくことが可能となるから、組立て時や修理点検時な
どに上記連動部材36の取り扱いが容易となる。
持リンク57の中途部には、それぞれ短軸61が突設さ
れ、この短軸61にはL字状の保持部材62の一端が固
着されている。この保持部材62の他端には係合凹部6
3が形成されている。
係合部44がローラ35に係合していない状態では、一
対の切換え部材42の中途部に両端を固着した係合軸6
4が上記係合凹部63に係合している。
が倒伏した状態から同図(C)に示すように起立方向に
回動することで、上記ローラ35が上記横部材38の下
面の一端から他端に沿って転動してくると、上記ローラ
35が上記切換え部材42の一側に形成された円弧状の
凹部65(図3に示す)に当接する。
5と保持部材62とによって挟持固定されるから、この
切換え部材42と保持部材62を介して連動部材36の
横部材37が第2の保持リンク57と一体的に固定され
る。
2の脚床部22の一端部に矢印で示す荷重が加わって
も、この第2の脚床部22が第1の脚床部21との連結
端を支点として下方へ回動するのを阻止するようになっ
ている。
いマットレスが載置され、このマットレス上に利用者が
仰臥することになる。
用を図7乃至図10を参照して説明する。
が長身で、利用者の膝が第2の脚床部22と第3の脚床
部23との連結部分の上方に位置する場合には、図7
(A)に示すように切換え部材42の係合部44を脚上
げアーム34の先端に設けられたローラ35に係合させ
ずに、起伏用駆動機構25を作動させて上記脚上げアー
ム34を起上させる。
7(B)、(C)に示すようにローラ35が連動部材3
6の端部材38を上方へ押し上げながら、この端部材3
8の下面の一端から他端に向かって転動する。
35に係合させない状態では、操作部材47は自重によ
って回動し、この操作部材47の中途部に両端が連結さ
れたガイド軸49はガイド溝48の直線部48aの下端
に位置する。そのため、操作部材47に連結された係合
軸64が保持部材62の係合凹部65に係合し、その係
合によって連動部材36がその端部材38を介して第2
の保持リンク57と一体的になっている。
ローラ35が端部材38の下面に沿って転動しながら連
動部材36を介して第2の脚床部22を押し上げる。こ
のとき、連動部材36が保持リンク57と一体的に保持
されていることで、連動部材36が第1の脚床部21に
対して回動することなく、第2の脚床部22とともに上
昇する。
21に対して上下方向に屈曲することなく、この第1の
脚床部21ととともに固定床部18との連結部を支点と
して起立方向に回動上昇し、第3の脚床部23は第2の
脚床部22に対して下方へ屈曲することになる。
保持リンク57が連動すると、この第1の保持リンク5
7の上端面が第2の脚床部22の下面に接触するから、
そのことによっても、第2の脚床部22が第1の脚床部
21に対して上下方向に屈曲するのが防止される。
部23との連結部が山形状に屈曲し、その屈曲部が長身
の利用者の膝の裏側の部分に位置することになるから、
利用者は脚部を第2,第3の脚床部22,23の屈曲部
によって圧迫されることなく、楽に屈曲させることがで
きる。
4が上昇限まで回動すると、端部材38の下面に転接し
たローラ35が切換え部材42の一側面に形成された凹
部65に当接する。
35と、係合軸64に端部を係合させた保持部材62と
によって挟持固定されるから、連動部材36は保持部材
62を介して第2の保持リンク57に一体的に保持され
ることになる。そのため、上記連動部材36が第2の脚
床部22とともに回動するのが図7(A),(B)の状
態に比べてより一層、確実に阻止される。
22に対して下方に屈曲させた状態において、第2の脚
床部22の第3の脚床部23との連結端側の端部上面に
図7(A)に矢印Wで示す荷重が加わっても、この第2
の脚床部22が第1の脚床部21に対して下方へ屈曲す
るのが阻止されることになる。
部22と第3の脚床部23との連結部が屈曲し、第2の
脚床部22と第1の脚床部21とが屈曲せずに平面状の
状態を確実に維持することができる。
臥したときに、その利用者の膝の裏側の部分が第1の脚
床部21と第2の脚床部22との連結部分の上方に位置
することがある。そのような場合には、第1の脚床部2
1と第2の脚床部22との連結部分を山形状に屈曲させ
るようにする。
部材47に設けられた操作棒52によってこの操作部材
47を図5に矢印で示す反時計方向に回動させる。それ
によって、切換え部材42に設けられたガイド軸49が
上記操作部材47に形成されたガイド溝48の直線部4
8aに沿って上昇し、上端の屈曲部48bに係合し、そ
の係合状態が操作部材47を弾性的に付勢したばね51
によって弾性的に保持される。
移動すると、その移動に連動して切換え部材42が回動
する。そして、ガイド軸49がガイド溝48の屈曲部4
8bに係合すると、図9(A)に示すように、上記切換
え部材42に設けられた係合部44が端部材38の下面
の一端部に当接したローラ35に係合し、その係合状態
が維持される。
を、ローラ35に係合させた状態で、図9(B)、
(C)に示すように脚上げアーム34を起上方向に回動
させると、上記ローラ35が端部材38の下面を転動す
ることなく、この端部材38を介して第2の脚床部22
を押し上げる。
することなく、脚上げアーム34が起立方向に回動する
と、連動部材36の端部材38は脚上げアーム34の起
上によってローラ35を介して上方へ押し上げられると
ともに、係合部44とローラ35との係合によって脚上
げアーム34の起上方向(回動方向)の力を受ける。ア
ーム34の起上方向の力は、水平方向の分力と垂直方向
の分力との合成力である。
すように、連動部材36によって第1の脚床部21と第
2の脚床部22との連結部分が屈曲させられるから、床
板体17上に仰臥した利用者の脚部を無理なく屈曲させ
ることが可能となる。
〜23を起上させ、背床部20を起上させない状態を示
しているが、各床部を起伏駆動する起伏用駆動機構25
は、第1の駆動軸28と第2の駆動軸29とを選択的に
回転駆動させることができる。そのため、第1の駆動軸
28と第2の駆動軸29とを同時に駆動すれば、第1乃
至第3の脚床部21〜23とともに背床部20も起上さ
せることができるから、利用者は上半身を起こしながら
脚部を屈曲させることができる。
結軸46の中途部、つまりベッドフレーム5の幅方向中
央部に操作部材47を設け、この操作部材47の回動操
作に切換え部材42を連動させ、この切換え部材42に
設けられた係合部44を、脚上げアーム34の先端に設
けられ上記連動部材36の端部材38の下面に転接した
ローラ35に係脱させるようにした。
の下面に沿って転動可能な状態或いは転動不能な状態と
することで、脚上げアーム34によって第1乃至第3の
脚床部21〜23を起上させたときの、これら脚床部が
山形状に屈曲する位置を変えることができるようにし
た。
部に設けられた1つの操作部材47を回動操作するだけ
で、起伏駆動機構25によって起上される第1乃至第3
の脚床部21〜23の屈曲位置を変えることができるか
ら、その切換え操作を容易に、しかも確実に行うことが
可能となる。
途部でなく、一端部に設けるようにしてもよい。
ンク55,57を介して起伏用駆動機構25の第2の駆
動軸29に保持されている。そのため、ベッドフレーム
5から床板体17を取外しても、上記連動部材36がベ
ッドフレーム5に保持されているから、連動部材36の
取り扱いが容易となる。
端部にローラを設け、このローラを連動部材の下面に転
動させるようにしたが、脚上げアームの先端部に、この
脚上げアームの板面と直交する方向にピン等の軸状部材
を設ける一方、連動部材の端部材の側壁に、上記軸状部
材が移動可能に係合する長孔を形成する。そして、上記
軸状部材を長孔に係合させることで、脚上げアームの起
伏に応じて軸状部材を長孔に沿って移動させるようにし
てもよい。
する樹脂製部材を設け、この樹脂製部材を連動部材の下
面に移動可能に当接させてもよく、さらに脚上げアーム
の先端部を連動部材の下面に直接、移動可能に当接させ
るようにしてもよい。つまり、脚上げアームの先端部
は、ローラによらず、他の手段によって連動部材の下面
に移動可能に当接させても差し支えない。
材を操作して切換え部材を回動させ、この切換え部材に
設けられた係合部を、連動部材に沿って転動可能な脚上
げアームの先端部に係脱させることができるようにし
た。
端部との係脱によって床板体の屈曲位置を変えることが
できるため、その切換え操作を容易に、しかも確実に行
うことが可能となる。
置の側面図。
分を示す斜視図。
側に設けられた連動部材を示す側面図。
屈曲させるときの動作を示す説明図。
屈曲させた状態を示す床板体の側面図。
屈曲させるときの動作を示す説明図。
に屈曲させた状態を示す床板体の側面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 ベッドフレームと、 固定床部及びこの固定床部の一側に順次回動可能に連結
された第1乃至第3の脚床部を有し、上記ベッドフレー
ムに上記固定床部を固定して設けられた床板体と、 上記第2の脚床部の下面にこの第2の脚床部と一体的に
設けられた連動部材と、 先端部が上記連動部材の下面に移動可能に当接する脚上
げアームと、 回転駆動される駆動軸を有しこの駆動軸に上記脚上げア
ームの基端が連結固定され上記駆動軸の回転によって上
記脚上げアームを起伏駆動する起伏用駆動機構と、 上記連動部材に一端が回動可能に連結された切換え部材
と、 この切換え部材の他端に設けられ該切換え部材を回動さ
せることで上記脚上げアームの先端部に係脱し係合状態
において上記脚上げアームを起上方向に回動させたとき
に上記脚上げアームの先端部が上記連動部材の下面に沿
って移動するのを阻止する係合部と、 上記切換え部材を回動操作するとともに上記係合部が上
記脚上げアームの先端部に係合した状態で上記切換え部
材を回動不能に保持する操作部材とを具備し、 上記脚上げアームの先端部が上記連動部材に対して移動
不能な状態で上記脚上げアームを起立方向に回動させた
ときは上記第2の脚床部を上記第1の脚床部に対して下
方へ屈曲させ、上記脚上げアームの先端部が上記連動部
材に対して移動可能な状態で上記脚上げアームを起立方
向に回動させたときは上記第2の脚床部を上記第1の脚
床部に対して屈曲不能に保持するとともに上記第3の脚
床部を上記第2の脚床部に対して下方へ屈曲させること
を特徴とする起床式ベッド装置。 - 【請求項2】 上記駆動軸には第1の保持リンクの一端
が回動可能に連結され、この第1の保持リンクの他端に
は第2の保持リンクの一端が回動可能に連結され、この
第2の保持リンクの他端は上記連動部材に回動可能に連
結されていることを特徴とする請求項1記載の起床式ベ
ッド装置。 - 【請求項3】 上記第2の保持リンクの中途部に一端を
固定して設けられた保持部材と、 上記切換え部材の中途部に設けられこの切換え部材の係
合部を上記脚上げアームの先端部から外した状態で上記
保持部材の他端に係合し、その状態で上記脚上げアーム
を起上方向に回動させて上記脚上げアームの先端部を上
記連動部材に沿って所定の位置まで移動させたときに、
この脚上げアームとで上記切換え部材を回動不能に保持
して上記連動部材が上記第2の脚部材とともに上記第1
の脚部材に対して回動するのを阻止する係合軸と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッ
ド装置。 - 【請求項4】 上記連動部材に上記操作部材の一端を回
動可能に支持した支軸と、 上記操作部材の他端部に形成された直線部と屈曲部とを
有するガイド溝と、 上記切換え部材の中途部に設けられ上記ガイド溝にスラ
イド可能に係合し上記操作部材を回動させることでこの
回動に上記切換え部材を連動させるガイド軸と、 上記操作部材を弾性的に付勢しこの操作部材の回動操作
に上記切換え部材を連動させて上記ガイド軸を上記ガイ
ド溝の屈曲部に係合させることで上記係合部を上記脚上
げアームの先端部に係合させたときに上記切換え部材を
弾性的に回動不能に保持する付勢手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の起床式ベッ
ド装置。
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