JP2009082396A - リクライニング式ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】リクライニング式ベッドにおいて背部受台と大腿部受台との間の屈曲部を容易に変更できるようにすること。
【解決手段】本発明では、リクライニング式ベッドにおいて、使用者の背中部分を受ける背部受台と、使用者の尻部分を受ける尻部受台と、使用者の大腿部分を受ける大腿部受台と、使用者の下腿部分を受ける下腿部受台とから構成した身体受台を基台の上部に配設するとともに、基台に対して背部受台と大腿部受台とを起倒自在に枢着し、背部受台を基台に対して起倒させる背部起倒機構と、大腿部受台を基台に対して起倒させる大腿部起倒機構と、これらの背部起倒機構と大腿部起倒機構とを連動連結するリンク機構と、リンク機構を駆動する駆動機構とを有し、大腿部受台と下腿部受台の左右端部間に左右一対の蝶番を前後方向に向けてスライド移動自在に配設することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、リクライニング式ベッドに関するものであり、特に、使用者の背中部分や大腿部分を受ける背部受台と大腿部受台とを連動して起倒させるとともに、使用者の下腿部分を受ける下腿部受台を大腿部受台の先端部で屈曲させるように構成したリクライニング式ベッドに関するものである。
従来より、介護用ベッドとして使用されるリクライニング式ベッドは、使用者の背中部分や大腿部分を受ける背部受台と大腿部受台とを連動して起倒するように構成したリクライニング式ベッドが広く知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
この従来のリクライニング式ベッドは、使用者の背中部分を受ける背部受台と、使用者の尻部分を受ける尻部受台と、使用者の大腿部分を受ける大腿部受台と、使用者の下腿部分を受ける下腿部受台とから構成した身体受台を基台の上部に配設するとともに、基台に対して背部受台と大腿部受台とを起倒自在に枢着し、大腿部受台の先端部に下腿部受台の基端部を枢着していた。
また、従来のリクライニング式ベッドは、背部受台を基台に対して起倒させる背部起倒機構と、大腿部受台を基台に対して起倒させる大腿部起倒機構と、これらの背部起倒機構と大腿部起倒機構とを連動連結するリンク機構と、リンク機構を駆動する駆動機構とを設けていた。
そして、従来のリクライニング式ベッドの大腿部起倒機構は、大腿部受台を起倒させる遥動アームを基台に遥動自在に配設するとともに、遥動アームの先端部が大腿部受台の基端側から先端側に遥動することで大腿部受台を起立させ、その後、遥動アームの先端部が大腿部受台から下腿部受台に遥動し、遥動アームの先端部が下腿部受台の基端側から先端側に遥動することで大腿部受台を倒伏させ、大腿部受台の起倒動作に連動して大腿部受台の先端部で下腿部受台を屈曲させるように構成していた。
特開2004−16635号公報
ところが、上記従来のリクライニング式ベッドでは、大腿部受台の先端部に下腿部受台の基端部を枢着していたために、大腿部受台と下腿部受台との間の屈曲部が常に同じ位置に形成されることになり、使用者の身体(特に、足の長さ)に応じて大腿部受台と下腿部受台との間の屈曲部の位置を変更することができず、使用者に不快感を与えてしまうおそれがあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、リクライニング式ベッドにおいて、使用者の背中部分を受ける背部受台と、使用者の尻部分を受ける尻部受台と、使用者の大腿部分を受ける大腿部受台と、使用者の下腿部分を受ける下腿部受台とから構成した身体受台を基台の上部に配設するとともに、基台に対して背部受台と大腿部受台とを起倒自在に枢着し、背部受台を基台に対して起倒させる背部起倒機構と、大腿部受台を基台に対して起倒させる大腿部起倒機構と、これらの背部起倒機構と大腿部起倒機構とを連動連結するリンク機構と、リンク機構を駆動する駆動機構とを有し、大腿部受台と下腿部受台の左右端部間に左右一対の蝶番を前後方向に向けてスライド移動自在に配設することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記大腿部受台と下腿部受台との間に使用者の膝部分を受ける複数の屈曲部を有する膝部受台を配設するとともに、膝部受台の屈曲部と蝶番の屈曲部とが対応する位置で蝶番を身体受台の左右端部に固定可能とすることにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項2に係る本発明において、前記蝶番を前記膝部受台に固定可能とすることにした。
また、請求項4に係る本発明では、前記請求項1〜請求項3のいずれかに係る本発明において、前記蝶番は、断面をコ字状に形成して、身体受台の左右端部に跨設することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、大腿部受台と下腿部受台の左右端部間に左右一対の蝶番を前後方向に向けてスライド移動自在に配設しているために、蝶番を前後に移動させるだけで使用者の身体に応じて大腿部受台と下腿部受台との間の屈曲部の位置を容易に変更することができる。
また、本発明では、大腿部受台と下腿部受台との間に使用者の膝部分を受ける複数の屈曲部を有する膝部受台を配設するとともに、膝部受台の屈曲部と蝶番の屈曲部とが対応する位置で蝶番を固定可能としているために、膝部受台の屈曲部の位置と蝶番の屈曲部の位置とを容易に一致させることができ、膝部受台の屈曲部の位置と蝶番の屈曲部の位置とが一致することで大腿部受台と下腿部受台とを円滑に屈曲させることができる。
また、本発明では、蝶番を膝部受台に固定可能としているために、蝶番を大腿部受台や下腿部受台に固定せずに膝部受台の屈曲部の近傍で強固に固定することができる。
また、本発明では、蝶番の断面をコ字状に形成して、身体受台の左右端部に蝶番を跨設することにしているために、固定用のボルトを用いずにピンで身体受台に蝶番を容易に固定することができる。
以下に、本発明に係るリクライニング式ベッドの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、リクライニング式ベッド1は、昇降可能に構成した固定台2の上部に使用者が横臥する横臥台3を上下に分離可能に載置している。
固定台2は、図1〜図3に示すように、前後に伸延させた左右一対のベースフレーム4,5の前後端部に左右に伸延させた前後一対の連結フレーム6,7を取付けて矩形枠状の基枠8を形成している。
また、固定台2は、基枠8の連結フレーム6,7の左右側部に支柱9をそれぞれ取付け、各支柱9の上端部に昇降アーム10を上下回動自在に枢着し、左右の昇降アーム10の内側間に連結パイプ11をそれぞれ取付けるとともに、左右の昇降アーム10の外側に左右に伸延させた円柱状の連結ボス12をそれぞれ形成している。この連結ボス12は、上部に横臥台3を載置するために用いる。
さらに、固定台2は、前後の連結パイプ11の間に平行リンク機構13を接続して、前後の連結パイプ11及び前後の昇降アーム10を連動連結するとともに、横臥台3に基端部を固定したストロークモータ14(電動アクチュエータ)の伸縮ロッド15の先端部をブラケット16を介して前側の連結パイプ11に接続している。
これにより、固定台2は、ストロークモータ14を駆動機構として用い、ストロークモータ14を駆動して伸縮ロッド15を伸縮させることによって、基枠8に対して昇降アーム10を上下に回動させ、それに伴って、昇降アーム10に形成した連結ボス12の上部に載置した横臥台3を上下に昇降させるようにしている。
横臥台3は、図1、図2、及び図4に示すように、固定台2の上部に基台17を上下に分離可能に載設するとともに、基台17の上部に使用者の身体を受ける身体受台18を取付け、これらの基台17と身体受台18との間にリクライニング機構19を介設している。
以下に、基台17、身体受台18、リクライニング機構19の具体的な構造について順に説明する。
まず、基台17の構造について説明すると、基台17は、図1、図2、及び図4に示すように、前後に伸延させた左右一対のメインフレーム20,21の前後端部に横長矩形板状のヘッドボード22とフットボード23を取付けるとともに、メインフレーム20,21の前端部間に支持フレーム24を取付けている。
また、基台17は、左右のメインフレーム20,21の前後下部に連結ブラケット25をそれぞれ取付けており、この連結ブラケット25を固定台2の連結ボス12に着脱自在に接続している。
この連結ブラケット25は、図5に示すように、メインフレーム20,21の下端部に側面視で略下向き三角形状の連結プレート26を取付け、連結プレート26の中途下部に連結ボス12の上部に嵌入する上部嵌入片27を内側に向けて形成している。
また、連結ブラケット25は、連結プレート26の外側に縦長矩形板状のロックプレート28を軸ピン29で前後に遥動自在に取付け、ロックプレート28の下端部に連結ボス12の下部に嵌入する下部嵌入片30を形成するとともに、ロックプレート28の上端部にロックピン31を左右に進退自在に取付けており、ロックプレート28の下部嵌入片30を連結ボス12の下部に嵌入させた状態においてロックピン31の先端部を挿入する貫通状のロックホール32を連結プレート26に形成している。
ここで、連結ブラケット25は、上部嵌入片27と下部嵌入片30とを円柱状の連結ボス12の外周面に沿った円弧形状としており、上部嵌入片27は、連結ボス12の外周面と同一の円弧面とし、また、下部嵌入片30は、連結ボス12の外周面よりも若干半径の大きな円弧面としている。
そして、連結ブラケット25は、ロックプレート28を前方又は後方に遥動させて下部嵌入片30を前方又は後方にずらすことによって(図5中、一点鎖線で示す。)、固定台2の連結ボス12の上部に横臥台3の連結プレート26を載置し、或いは、固定台2の連結ボス12の上部から横臥台3の連結プレート26を引上げることができ、また、ロックプレート28を遥動させて下部嵌入片30を下方に移動させることによって(図5中、実線で示す。)、固定台2の連結ボス12の下部に下部嵌入片30が嵌入して、上部嵌入片27と下部嵌入片30とで連結ボス12の外周面を回動自在に保持し、固定台2の連結ボス12に横臥台3の連結プレート26を固定することができる。
このように、上記リクライニング式ベッド1は、使用者の身体を受ける身体受台18を基台17の上部に配設するとともに、基台17を固定台2の上部に分離可能に配設しており、さらに、固定台2に連結ボス12を形成し、連結ボス12の上部に嵌入する上部嵌入片27を基台17に形成するとともに、連結ボス12の下部に嵌入する下部嵌入片30を基台17に遥動可能に設け、下部嵌入片30が連結ボス12の下部に嵌入した状態で下部嵌入片30を基台17に固定可能に構成している。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、固定台2と基台17との固定や解除を簡単かつ確実に行うことができるとともに、上部嵌入片27と下部嵌入片30とが協働して連結ボス12に嵌入することになり、上部嵌入片27と下部嵌入片30とが連結ボス12から外れてしまうのを防止することができ、固定台2から基台17が脱落してしまうのを未然に防止することができる。
また、上記リクライニング式ベッド1は、固定台2に基台17を昇降させるための昇降アーム10を遥動可能に設け、昇降アーム10に円柱状の連結ボス12を形成し、上部嵌入片27と下部嵌入片30とを連結ボス12の外周面に沿った円弧形状に形成して、連結ボス12と上部嵌入片27及び下部嵌入片30とを回動可能に連結している。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、固定台2の昇降動作時に連結ボス12に沿って上部嵌入片27と下部嵌入片30とが回動して、上部嵌入片27と下部嵌入片30とが連結ボス12から外れてしまうのを防止することができる。
次に、身体受台18の構造について説明すると、身体受台18は、図1、図2、及び図4に示すように、使用者の背中部分を受ける矩形板状の背部受台33と、使用者の尻部分を受ける矩形板状の尻部受台34と、使用者の大腿部分を受ける矩形板状の大腿部受台35と、使用者の下腿部分を受ける矩形板状の下腿部受台36とから構成し、大腿部受台35と下腿部受台36との間に使用者の膝部分を受ける複数(ここでは、3箇所。(図6参照。))の屈曲部37,38,39を有する膝部受台40を形成している。
背部受台33は、基台17のメインフレーム20,21の上部に後端部側を基端部として起倒自在に枢着しており、基端部を中心にして前端部側の先端部を上下に回動して傾斜状態となるようにしている(図8参照。)。
尻部受台34は、基台17のメインフレーム20,21の上部に固定している。
大腿部受台35は、基台17のメインフレーム20,21の上部に前端部側を基端部として起倒自在に枢着しており、基端部を中心にして後端部側の先端部を上下に回動して傾斜状態となるようにしている(図8参照。)。
下腿部受台36は、前端部側を基端部として大腿部受台35の先端部に膝部受台40を介して上下に回動自在に枢着しており、基端部を中心にして後端部側の先端部を上下に回動して傾斜状態となるようにしている(図8参照。)。
膝部受台40は、図6に示すように、左右に伸延させた前後一対の短冊状の支持体41,42を大腿部受台35の先端部(後端部)と下腿部受台36の基端部(前端部)との間に複数本の屈曲自在の連結ベルト43で連結して構成しており、大腿部受台35と前側の支持体41との間、前後の支持体41,42の間、後側の支持体42と下腿部受台36との間に屈曲部37,38,39をそれぞれ形成している。
そして、大腿部受台35と下腿部受台36の左右端部間には、左右一対の蝶番44を前後方向に向けてスライド移動自在に取付けている。
この蝶番44は、大腿部受台35の左右端部に跨設する断面コ字状の前側保持体45と下腿部受台36の左右端部に跨設する断面コ字状の後側保持体46とを連結ピン47を介して上下回動自在に連結しており、大腿部受台35と下腿部受台36の左右端部に貫通状に形成したナット部48に前後側保持体45,46の上面に前後に間隔をあけて貫通状に形成した連結ホール49を貫通させた固定ボルト50を螺着することで、大腿部受台35に前側保持体45を固定するとともに、下腿部受台36に後側保持体46を固定するようにしている。このように、蝶番44の断面をコ字状に形成して、身体受台18の左右端部に蝶番44を跨設した場合には、固定ボルト50を用いずに蝶番44を貫通するピンで身体受台18に蝶番44を容易に固定することもできる。
ここで、蝶番44は、連結ホール49の前後の間隔を膝部受台40の屈曲部37,38,39の前後の間隔と同一にしており、これにより、膝部受台40の屈曲部37,38,39と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)とが対応する位置で蝶番44を大腿部受台35及び下腿部受台36に固定することができるようにしている。なお、膝部受台40の前側の屈曲部37と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)とが対応する位置で蝶番44を大腿部受台35及び下腿部受台36に固定した場合には、前側保持体45が大腿部受台35のみに跨設され、後側保持体46が前後の支持体41,42と下腿部受台36に跨設される。また、膝部受台40の中央の屈曲部38と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)とが対応する位置で蝶番44を大腿部受台35及び下腿部受台36に固定した場合には、前側保持体45が大腿部受台35及び前側の支持体41に跨設され、後側保持体46が後側の支持体42及び下腿部受台36に跨設される。さらに、膝部受台40の後側の屈曲部39と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)とが対応する位置で蝶番44を大腿部受台35及び下腿部受台36に固定した場合には、前側保持体45が大腿部受台35と前後の支持体41,42に跨設され、後側保持体46が下腿部受台36のみに跨設される。
このように、上記リクライニング式ベッド1は、大腿部受台35と下腿部受台36の左右端部間に左右一対の蝶番44を前後方向に向けてスライド移動自在に配設している。
そのため、上記リクライニング式ベッド1では、蝶番44を前後に移動させるだけで使用者の身体に応じて大腿部受台35と下腿部受台36との間の屈曲部(連結ピン47)の位置を容易に変更することができる。
また、上記リクライニング式ベッド1は、大腿部受台35と下腿部受台36との間に使用者の膝部分を受ける複数の屈曲部37,38,39を有する膝部受台40を配設するとともに、膝部受台40の屈曲部37,38,39と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)とが対応する位置で蝶番44を身体受台18(ここでは、大腿部受台35及び下腿部受台36。)に固定可能としている。
そのため、上記リクライニング式ベッド1では、膝部受台40の屈曲部37,38,39の位置と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)の位置とを容易に一致させることができ、膝部受台40の屈曲部37,38,39の位置と蝶番44の屈曲部(連結ピン47)の位置とが一致することで大腿部受台35と下腿部受台36とを円滑に屈曲させることができる。
なお、上記リクライニング式ベッド1では、蝶番44を大腿部受台35及び下腿部受台36に固定ボルト50で螺着して固定しているが、これに限られず、蝶番44を膝部受台40に直接固定してもよい。このように、蝶番44を膝部受台40に固定した場合には、蝶番44を大腿部受台35や下腿部受台36に固定せずに膝部受台40の屈曲部37,38,39の近傍で強固に固定することができる。
次に、リクライニング機構19の構造について説明すると、リクライニング機構19は、図1、図2、図4、及び図7に示すように、背部受台33を基台17に対して起倒させる背部起倒機構51と、大腿部受台35を基台17に対して起倒させる大腿部起倒機構52と、これらの背部起倒機構51と大腿部起倒機構52とを連動連結するリンク機構53と、リンク機構53を駆動する駆動機構54とから構成している。
背部起倒機構51は、尻部受台34の下部に左右一対のブラケット55を取付けるとともに、ブラケット55の前端部に左右一対の回動アーム56の後端部側を基端部として上下遥動自在に取付け、回動アーム56の前端部側の先端部に左右に伸延させた回動軸57を回動自在に取付け、回動軸57の左右端部に左右一対の転動輪58を回動自在に取付けている。なお、背部起倒機構51は、回動アーム56を上下に遥動させることで、背部受台33の下部に当接して背部受台33を支持する転動輪58が背部受台33に沿って上下に昇降し、これにより、背部受台33を起倒させるようにしている。また、背部起倒機構51は、初期状態(図7及び図8(a)に示す状態)においては、転動輪58が背部受台33の下面よりも下方に位置しており、回動アーム56の回動開始直後に背部受台33を起立させないようにしている。
大腿部起倒機構52は、基台17のメインフレーム20,21の間に介設した支持フレーム(図示省略)に左右一対のブラケット59を取付けるとともに、ブラケット59の下端部に左右一対の遥動アーム60の前端部側を基端部として上下遥動自在に取付け、遥動アーム60の後端部側の先端部間に転動輪61を回動自在に取付けている。なお、大腿部起倒機構52は、遥動アーム60を上下に遥動させることで、大腿部受台35の下部に当設して大腿部受台35を支持する転動輪61が大腿部受台35に沿って上下に昇降し、これにより、大腿部受台35を下腿部受台36とともに起倒させるようにしている。また、大腿部起倒機構52は、初期状態(図7及び図8(a)に示す状態)において、転動輪61が大腿部受台35の下面に当接しており、遥動アーム60の回動開始直後から大腿部受台35を起立させるようにしている。
ここで、大腿部起倒機構52は、遥動アーム60の基端部を前方側に配置するとともに、遥動アーム60の先端部を後方側に配置して、遥動アーム60の先端部が大腿部受台35の後端部側の先端部から前端部側の基端部に遥動することで大腿部受台35を起立させるようにしている。
リンク機構53は、背部起倒機構51の回動アーム56の中途下部に棒状の連結体62の前端部を上下回動自在に取付けるとともに、連結体62の後端部を大腿部起倒機構52の遥動アーム60の中途前部に上下回動自在に取付けている。
ここで、リンク機構53は、背部起倒機構51の回動アーム56の回動に伴って回動アーム56と連結体62との接続部が回動アーム56の回動中心の直前方を通過することにより連結体62が前後に往復移動できるようにクランク状に接続しており、背部起倒機構51の回動アーム56が回動開始直後においては連結体62が前方に移動して大腿部起倒機構52の遥動アーム60を前方に向けて遥動させるとともに大腿部受台35を起立させ、その後、回動アーム56と連結体62との接続部が回動アーム56の回動中心の直前方を通過し、連結体62が後方に移動して大腿部起倒機構52の遥動アーム60を後方に向けて遥動させるとともに大腿部受台35を倒伏させるようにしている。
駆動機構54は、基台17の支持フレーム24の中途部にブラケット63を取付け、ブラケット63にストロークモータ64(電動アクチュエータ)を上下回動自在に取付けるとともに、ストロークモータ64の伸縮ロッド65の先端部に背部起倒機構51の回動アーム56の中途部を上下回動自在に取付けている。
そして、リクライニング機構19は、駆動機構54のストロークモータ64を駆動して、ストロークモータ64の伸縮ロッド65を伸縮させることで、背部起倒機構51の回動アーム56を回動させて背部受台33を起倒させるとともに、リンク機構53を介して大腿部起倒機構52の遥動アーム60を回動させて大腿部受台35を下腿部受台36とともに起倒させるようにしている。
その際に、上記構成のリクライニング式ベッド1では、図8(a)に示すように、初期状態においては、背部受台33と大腿部受台35及び下腿部受台36が全て平坦状に倒伏した状態となっており、この初期状態から駆動機構54のストロークモータ64を駆動して伸縮ロッド65を伸張させると、初期状態において背部起倒機構51の転動輪58が背部受台33の下面よりも下方に位置するとともに、大腿部起倒機構52の転動輪61が大腿部受台35の下面に当接していることから、図8(b)に示すように、ストロークモータ64の駆動に連動して背部起倒機構51の回動アーム56が上方に向けて回動し、それに伴って連結体62が前方に移動し、大腿部起倒機構52の遥動アーム60が上方に向けて回動するが、背部受台33は起立せずに大腿部受台35と下腿部受台36とが所定の角度まで先に起立する。
その後、ストロークモータ64を継続して駆動すると、図8(c)に示すように、それに連動して、背部起倒機構51の回動アーム56が上方に向けて回動し、それに伴って連結体62が前方に移動し、大腿部起倒機構52の遥動アーム60が上方に向けて回動し、背部受台33が所定の角度まで起立し、その間、大腿部受台35と下腿部受台36とが最大傾斜角度になるまで起立する。
その後、さらにストロークモータ64を継続して駆動すると、図8(d)に示すように、それに連動して、背部起倒機構51の回動アーム56が上方に向けて回動し、それに伴って連結体62が今度は後方に移動し、大腿部起倒機構52の遥動アーム60が下方に向けて回動し、背部受台33が最大傾斜角度になるまで起立し、その間、大腿部受台35と下腿部受台36とが平坦状になるまで倒伏する。
なお、その後、ストロークモータ64を反転駆動すると、ストロークモータ64の伸縮ロッド65が短縮して、上記と逆向きの動作をする。
このように、上記リクライニング式ベッド1は、大腿部起倒機構52において、遥動アーム60の先端部が大腿部受台35の先端側から基端側に遥動することで大腿部受台35を起立させるように構成している。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、大腿部受台35の起立動作開始直後において遥動アーム60の先端部から大腿部受台35を起立させるように作用する回転モーメントを大きくすることができ、大腿部受台35を円滑に起立させることができる。
しかも、上記リクライニング式ベッド1は、背部起倒機構51に往復移動可能にクランク接続した連結体62を大腿部起倒機構52に接続し、背部起倒機構51により背部受台33を起立させる間に連結体62を往復移動させて大腿部起倒機構52により大腿部受台35を起立させた後に倒伏させるように構成している。
そのため、上記構成のリクライニング式ベッド1では、背部受台33の起立動作開始直後においては、大腿部受台35が起立して、使用者の身体が背部受台33の起立によって大腿部受台35側にずれ下がってしまうのを防止することができ、しかも、背部受台33の起立動作終了後においては、大腿部受台35が倒伏して、使用者の身体を背部受台33と大腿部受台35とで圧迫してしまうのを防止することができる。
リクライニング式ベッドを示す平面図。 同側面図。 固定台を示す平面図(a)、側面図(b)。 横臥台を示す平面図(a)、側面図(b)。 連結ブラケットを示す側面図(a)、断面図(b)。 膝部受台を示す平面図(a)、側面図(b)、断面図(c)。 リクライニング機構を示す側面図。 リクライニング動作を示す説明図。
符号の説明
1 リクライニング式ベッド 2 固定台
3 横臥台 4,5 ベースフレーム
6,7 連結フレーム 8 基枠
9 支柱 10 昇降アーム
11 連結パイプ 12 連結ボス
13 平行リンク機構 14 ストロークモータ
15 伸縮ロッド 16 ブラケット
17 基台 18 身体受台
19 リクライニング機構 20,21 メインフレーム
22 ヘッドボード 23 フットボード
24 支持フレーム 25 連結ブラケット
26 連結プレート 27 上部嵌入片
28 ロックプレート 29 軸ピン
30 下部嵌入片 31 ロックピン
32 ロックホール 33 背部受台
34 尻部受台 35 大腿部受台
36 下腿部受台 37,38,39 屈曲部
40 膝部受台 41,42 支持体
43 連結ベルト 44 蝶番
45 前側保持体 46 後側保持体
47 連結ピン 48 ナット部
49 連結ホール 50 固定ボルト
51 背部起倒機構 52 大腿部起倒機構
53 リンク機構 54 駆動機構
55 ブラケット 56 回動アーム
57 回動軸 58 転動輪
59 ブラケット 60 遥動アーム
61 転動輪 62 連結体
63 ブラケット 64 ストロークモータ
65 伸縮ロッド

Claims (4)

  1. 使用者の背中部分を受ける背部受台と、使用者の尻部分を受ける尻部受台と、使用者の大腿部分を受ける大腿部受台と、使用者の下腿部分を受ける下腿部受台とから構成した身体受台を基台の上部に配設するとともに、基台に対して背部受台と大腿部受台とを起倒自在に枢着し、
    背部受台を基台に対して起倒させる背部起倒機構と、大腿部受台を基台に対して起倒させる大腿部起倒機構と、これらの背部起倒機構と大腿部起倒機構とを連動連結するリンク機構と、リンク機構を駆動する駆動機構とを有し、
    大腿部受台と下腿部受台の左右端部間に左右一対の蝶番を前後方向に向けてスライド移動自在に配設したことを特徴とするリクライニング式ベッド。
  2. 前記大腿部受台と下腿部受台との間に使用者の膝部分を受ける複数の屈曲部を有する膝部受台を配設するとともに、膝部受台の屈曲部と蝶番の屈曲部とが対応する位置で蝶番を身体受台の左右端部に固定可能としたことを特徴とする請求項1に記載のリクライニング式ベッド。
  3. 前記蝶番を前記膝部受台に固定可能としたことを特徴とする請求項2に記載のリクライニング式ベッド。
  4. 前記蝶番は、断面をコ字状に形成して、身体受台の左右端部に跨設したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のリクライニング式ベッド。
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