JP3506571B2 - ベッド装置 - Google Patents

ベッド装置

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JP3506571B2
JP3506571B2 JP26836896A JP26836896A JP3506571B2 JP 3506571 B2 JP3506571 B2 JP 3506571B2 JP 26836896 A JP26836896 A JP 26836896A JP 26836896 A JP26836896 A JP 26836896A JP 3506571 B2 JP3506571 B2 JP 3506571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は利用者の上半身を
起こすために床板体の一部を起伏させることができるベ
ッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、病人用のベッド装置において
は、自力で上半身を起こすことができない利用者などの
ために、ベッドフレ−ムに設けられる床板体を、互いに
回動自在に連結された複数の床板部に分割し、利用者の
上半身に対応する床板部を背上げ駆動機構によって起伏
させることで、床板体上に仰臥した利用者の上半身を起
こすことができるようにしている。
【0003】ところで、このような背上げ式のベッド装
置において、利用者が病気や衰弱などで長期間にわたっ
て仰臥しなければならない場合、利用者の背面に褥瘡が
生じるということがある。利用者の背面に生じる褥瘡
は、通常、仙骨の部分に最初に生じ、ついで背中、踵の
順であるといわれている。
【0004】利用者の褥瘡を防止するベッド装置として
は、床板上に仰臥した利用者を左右方向に揺らすこと
で、身体の背面の同じ部分だけが圧迫されるのを防止す
るようにしたものがある。
【0005】このようなベッド装置としては、床板体を
ベッドフレ−ムの長手方向に沿って複数の床板部に分割
するだけでなく、左右方向に揺動したときに、利用者が
床板体上から落ちるのを防止するために、各床板部を幅
方向に沿って3つの分割片に分割し、互いの分割片を回
動自在に連結する。そして、床板体を幅方向に揺動させ
たとき、揺動方向下方になる分割片を上方に回動上昇さ
せ、その分割片で利用者が床板体上から落下するのを防
止するようにしている。
【0006】しかしながら、このような構成で利用者の
褥瘡を防止する場合、床板体を幅方向に揺動させなけれ
ばならないから、床板体の各床板部を幅方向に3つの分
割片に分割して回動自在に連結することで揺動可能な構
成としなければならなかったり、揺動のための駆動機構
が必要となるなどのことにより、全体の構成が背上げ機
能だけを備えたベッド装置に比べ大幅に複雑化するとい
うことがあった。
【0007】しかも、利用者の病状などによって安静状
態が要求される場合には横方向に揺動させることができ
ないことがあり、そのような場合には床板体を揺動させ
て褥瘡を防止することが難しいなどのこともある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は利
用者の褥瘡を防止するために床板体を幅方向に揺動させ
るということが行われていたので、そのための床板構造
や駆動機構などの構成が複雑化するということがあっ
た。
【0009】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、床板体を幅方向に揺動さ
せることなく、利用者の褥瘡を防止できるようにしたベ
ッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、利用
者の上半身を起こすことができるベッド装置において、
ベッドフレ−ムと、このベッドフレ−ムの長手方向に沿
って複数の床板部に分割され、隣り合う床板部が互いに
回動自在に連結されるとともに中央部分に位置する固定
床板部が上記ベッドフレ−ムに固定された床板体と、上
記ベッドフレ−ムに固定された固定床板部の一端側に
回動自在に連結された腰床板部と背床板部とを利用者
の上半身を起こす背上げ方向に起上させる背上げ駆動機
構と、この背上げ駆動機構によって駆動される腰床板部
この腰床板部の起上方向と逆方向に起上可能に設けら
れた腰上げ部材と、上記背上げ駆動機構を上記背上げ方
向と逆方向に作動させることで上記腰床板部に設けられ
た腰上げ部材だけを起上方向に駆動しこの腰上げ部材に
よって利用者の腰部を押し上げる起上手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記背上げ駆動機構は、駆動源と、この駆動源によ
って回転駆動される回転軸と、この回転軸の回転に連動
して起伏し上記床板部を起伏させる起上ア−ムとから
構成され、上記起上手段は、上記回転軸に設けられ、こ
の回転軸が上記床板部を起上させる方向と逆方向に回
転したときに上記腰上げ部材の下面に当接してこの腰上
げ部材を起上させる腰上げア−ムからなることを特徴と
する。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記起上ア−ムの一端部は上記回転軸に回転自在に
連結され、この起上ア−ムは、上記回転軸の回転に連動
する連動ア−ムに係合して上記床板部を起上させる方
向に回転させられる構成であることを特徴とする
【0013】請求項1の発明によると、背上げ時に起上
される床板部に設けられた腰上げ部材を背上げ駆動機構
によって起上方向に駆動して利用者の腰部を押し上げる
ことで、仰臥状態にある利用者の背面に加わる圧迫を軽
減でき、とくに、腰部を押し上げると、仙骨の部分の圧
迫を大きく軽減できるから、利用者を横方向に揺動させ
ることなく褥瘡の防止が図れる。
【0014】請求項2の発明によれば、背上げ駆動機構
を利用して腰上げ部材を駆動できるようにしたため、腰
上げ部材を駆動するための専用の駆動機構を設けずに簡
単な構成で腰上げ部材を駆動できる。
【0015】請求項3の発明によれば、背上げ用の起上
ア−ムを回転軸に回転自在に設け、この背上げア−ムの
起上方向への回動は回転軸に設けられた連動ア−ムに連
動させるようにしたため、回転軸とともに腰上げア−ム
を駆動して腰上げ部材を起上方向に駆動する際、上記起
上ア−ムを停止させておくことができる。
【0016】
【実施形態】以下、この発明の一実施形態を図面を参照
して説明する。図1はベッド装置の分解斜視図であり、
このベッド装置はベ−スフレ−ム1を備えている。この
ベ−スフレ−ム1はそれぞれ一対の長尺杆2と短尺杆3
とを矩形枠状に配置し、これらの隣り合う端部を第1の
連結部材4で連結して形成されている。上記長尺杆2と
短尺杆3とは角筒状の部材が用いられている。
【0017】上記第1の連結部材4は、アルミニウムの
ダイキャストなどによって図5と図6に示すように上記
長尺杆2の端部が挿入される第1の挿入部5と、上記短
尺杆3の端部が挿入される第2の挿入部6と、後述する
上下駆動機構11の回動駆動される各一対の第2のア−
ム19a、19bの端部を枢支する取り付け部7と、上
記ベ−スフレ−ム1を走行自在かつ所定の位置で走行不
能に保持できるストッパ付きのキャスタ8の取り付け軸
8aが嵌入固定される取付孔9とが一体成形されてな
る。上記第1の挿入部5と第2の挿入部6はほぼ直角に
配置され、それによって長尺杆2と短尺杆3とを矩形枠
状に連結できるようになっている。なお、各挿入部5、
6に挿入された長尺杆2と短尺杆3との端部はねじ10
によって固定されている。
【0018】上記ベ−スフレ−ム1には上述した上下駆
動機構11が設けられる。この上下駆動機構11は図1
に示すように駆動源12を有する。この駆動源12には
駆動軸13が取り付けられ、この駆動軸13は上記駆動
源12によって軸方向に進退駆動されるようになってい
る。
【0019】上記駆動軸13の先端は連動杆14の中途
部に第1のブラケット15を介して枢着されている。上
記連動杆14の一端と他端はそれぞれ回転軸16a、1
6bの中途部に設けられた第1のア−ム17に枢着され
ている。一方の第1のア−ム17の中途部には回転軸1
6aの周方向に対して上記第1のア−ム17と所定の角
度で第2のブラケット18が設けられ、この第2のブラ
ケット18に上記駆動源12が回動自在に取り付けられ
ている。なお、他方の第1のア−ム17に対して上記連
動杆14の端部は連動部材20を介して枢着されてい
る。
【0020】一方の回転軸16aの両端部には第2のア
−ム19aの一端が固着され、他方の回転軸16bの両
端には第2のア−ム19bの中途部が固着されている。
各第1、2のア−ム19a、19bの他端には図5に示
すように支軸21が設けられ、この支軸21は上記第1
の連結部材4に形成された取付部7の溝部7aに挿入さ
れて回転自在に支持されている。上記支軸21は、上記
取付部7の開放端部に上記溝部7aを横切る方向に設け
られたストッパピン22によって上記溝部7aから抜出
するのが阻止されている。
【0021】上記構成の上下駆動機構11によれば、駆
動源12が作動して駆動軸13が突出方向に駆動される
と、連動杆14が図1に矢印で示す方向に移動するか
ら、それによって一対の回転軸16a、16bが同図に
矢印で示す時計方向に回転する。回転軸16a、16b
が回転すれば、その回転に上記第2のア−ム19a,1
9bが連動するようになっている。
【0022】上記ベ−スフレ−ム1の上方には上記上下
駆動機構11によって上下駆動される上下フレ−ム31
が配置されている。この上下フレ−ム31は上記ベ−ス
フレ−ム1と同様、2本の長尺杆32と短尺杆33とを
矩形枠状に配置し、それらの隣り合う端部を第2の連結
部材34によって連結して形成されている。
【0023】上記第2の連結部材34は、図8に示すよ
うに上部材35aと下部材35bとに分割された矩形枠
状をなしていて、これらの部材35a、35bをねじな
どで接合固定することで形成されている。この第2の連
結部材34には長尺杆32が挿入される第1の挿入部3
6と、この第1の挿入部36に対して直交し、上記短尺
杆33が挿入される第2の挿入部37とが形成されてい
る。
【0024】上記構成の第2の連結部材34は上下フレ
−ム31の幅方向両側に突出していて、その突出端部に
はボ−ド体としてのヘッドボ−ド柵37とフットボ−ド
柵38(図3(a)〜(c)に示す)との下端部が鍔付
きのキャップ39aを介して挿入保持される保持部とし
ての保持孔39が形成されている。つまり、上下フレ−
ム31の幅方向両側に設けられた一対の第2の連結部材
34の保持孔39に上記各ボ−ド柵37、38の幅方向
両端の下端部が挿入保持されるようになっている。
【0025】図1に示すように、上記上下フレ−ム31
の長尺杆32の長手方向両端部内面にはそれぞれ第3の
ブラケット41が垂設されている。各第3のブラケット
41には図7に示すように通孔41aが穿設され、この
通孔41aには押え板42の一側面に突設された支軸4
3が挿入される。この支軸43は上記一方の回転軸16
aの端部に形成された支持孔44および他方の回転軸1
6bの他端に設けられた管部材46の支持孔47に挿入
され、上記回転軸16a、16bを回転自在に支持して
いる。
【0026】上記押え板42は上記第3のブラケット4
1にねじ45によって固定される。なお、第3のブラケ
ット41の下端には接合された押え板42の下端部に係
合するL字状の係合片41bが形成されている。
【0027】上記上下フレ−ム31には背上げ駆動機構
51が設けられている。この背上げ駆動機構51は図4
(a)に示すように駆動源52を有する。この駆動源5
2には駆動軸53が取り付けられ、この駆動軸53は上
記駆動源52によって軸方向に進退駆動されるようにな
っている。
【0028】上記駆動源52は平行に離間した一対の支
持部材54に架設された横杆55に取り付けられてい
る。各支持部材54は角筒状の部材からなり、それらの
両端部には図9に示すように合成樹脂製の一対のブロッ
ク56が一部を嵌入させて設けられている。このブロッ
ク56は両端部が上記支持部材54の端部上下面にねじ
57によって固定されたU字状の金属バンド58によっ
て保持されている。
【0029】一対の支持部材54の一端側に設けられた
一対のブロック56には第1の回転軸59の中途部の二
か所が回転自在に支持され、他端側に設けられた一対の
ブロック56には第2の回転軸61の中途部の二か所が
回転自在に支持されている。
【0030】第1の回転軸59の軸方向中央部にはア−
ム62の一端部が固着され、両端部にはカラ−63が回
転自在に外嵌されている。上記ア−ム62の他端部には
上記駆動源52の駆動軸53の先端部が回動自在に連結
され、一対のカラ−63には下面が開放した逆U字状の
部材からなる第1の起上ア−ム64の基端部が固着され
ている。各第1の起上ア−ム64の先端側の外面にはそ
れぞれ一対の受けロ−ラ65が回転自在に設けられ、基
端部には樹脂によってブロック状に形成された受け部材
66が一部を下面側から突出させて嵌入固定されてい
る。
【0031】上記第1の回転軸59の両端部の上記第1
の起上ア−ム64よりも内側の部分には第1の起上ア−
ム64側に突出した連動ア−ム67と、支持部材54側
に突出した腰上げア−ム68とがそれぞれ一端部を固着
して設けられている。連動ア−ム67の先端部には図4
(b)に示すように上記受け部材66の下面に係合する
ピン69が設けられ、腰上げア−ム68の先端部には第
1の押上げロ−ラ70が回転自在に設けられている。
【0032】上記第2の回転軸61の両端部にはそれぞ
れ第2の起上ア−ム71の基端部が固着されている。こ
れら第2の起上ア−ム71の先端部には第2の押上げロ
−ラ71aが回転自在に設けられている。
【0033】上記駆動源52が作動してその駆動軸53
が突出方向に駆動されると、ア−ム62を介して第1の
回転軸59が図4(a)に矢印で示す反時計方向に回転
させられる。この第1の回転軸59の回転に上記連動ア
−ム67が連動すると、この連動ア−ム6に設けられた
ピン69によって受け部材66を介して第1の起上ア−
ム64を押上げるようになっている。
【0034】上記第1の回転軸59の回転は動力切換機
構80によって上記第2の回転軸61に選択的に伝達で
きるようになっている。この動力切換機構80は図11
(a)〜(c)と図12に示すように断面コ字状をな
し、内部を挿入部72aとした第1のリンク72を有す
る。この第1のリンク72の一端は上記第1の回転軸5
9の一端部に設けられたブラケット73に回動自在に枢
着されている。
【0035】上記第1のリンク72の他端部にはその両
側壁を貫通した貫通孔74が穿設されているとともに、
この貫通孔74の周囲には長溝75aと周方向に90度
の間隔で一対の係合孔75bとが形成されている。上記
長溝75aと係合孔75bとは、第1のリンク72の一
側壁と他側壁とにおいて、上記長溝75aは上記貫通孔
74の周方向に90度角度をずらして形成され、上記係
合孔75bは同じ位置に形成されている。
【0036】上記第1のリンク72の挿入部72aに
は、一端部を上記第2の回転軸61の一端部にブラケッ
ト73を介して枢着された第2のリンク76の他端部が
挿入されている。この第2のリンク76の他端部にはス
ライド孔77が長手方向に沿って形成されている。この
スライド孔77の一端部には大径部77aが形成されて
いる。
【0037】なお、第1のリンク72の一側壁には挿入
部72aに挿入された第1のリンク76の他端部が下方
へ抜出するのを阻止する折曲片72bが形成されてい
る。上記第1のリンク72と第2のリンク76は断面形
状が偏平に形成されたコマ78によって連結されてい
る。つまり、上記コマ78は上記第1のリンク72の貫
通孔74と、第2のリンク76のスライド孔77とに跨
がって挿通されている。このコマ78の短い方向の径は
上記スライド孔77の幅寸法よりもわずかに小さく設定
され、長い方の径は上記大径部77aの幅寸法とほぼ同
じに設定されている。したがって、上記コマ78は上記
大径部77aで回転させることができるようになってい
る。上記コマ78の両端部は上記第1のリンク72の両
側壁外面から突出し、その突出端部にはそれぞれ合成樹
脂によって成形されたレバ−79がねじ81によって固
定されている。各レバ−79の内面には上記長溝75a
にスライド自在に係合した第1の突起82と、上記レバ
−79の回転角度に応じて一対の係合孔75bに選択的
に係合する円錐状の第2の突起83とが設けられてい
る。第2の突起83は上記レバ−79に切欠き84を入
れることで、上記係合孔75bに弾性的に係脱できるよ
うになっている。
【0038】上記コマ78が上記スライド孔77の大径
部77aに位置するとき、上記レバ−79は上記第1の
突起82が長溝75aに沿って移動可能な90度の範囲
で回転させることができる。レバ−79がほぼ水平な状
態にあるとき、上記コマ78はスライド孔77へスライ
ドできない。そのため、その状態では第1のリンク72
に対して第2のリンク76が上記コマ78によってスラ
イド不能となっている。この状態を動力切換機構80の
ロック状態とする。
【0039】上記レバ−79を水平な状態からほぼ垂直
な状態へ90度回転させると、上記コマ78が上記スラ
イド孔77へスライドできる状態となる。したがって、
第1のリンク72に対して上記第2のリンク76が上記
コマ78とともにスライド可能となる。この状態を動力
切換機構80の解除状態とする。ロック状態と解除状態
とにおいて、第2の突起83が一対の係合孔75bの一
方に弾性的に係合して上記レバ−79が回動不能に保持
される。
【0040】ロック状態において、上記背上げ駆動機構
51が作動してその第1の回転軸59が回転されると、
その回転が動力切換機構80の第1のリンク72と第2
のリンク76を介して第2の回転軸61に伝達されるか
ら、この第2の回転軸61が連動するようになってい
る。
【0041】解除状態においては、第1の回転軸59が
回転して第1のリンク72がスライドすると、そのスラ
イドによってコマ78がスライド孔77をスライドする
ことで、第1のリンク72の動きが第2のリンク76に
伝達されないから、第2の回転軸61は回転しない。つ
まり、上記動力切換機構80は、第1の回転軸59の回
転を上記第2の回転軸61に伝達したり、遮断できるよ
うになっている。
【0042】上記第1の回転軸59と第2の回転軸61
との両端部は上記上下フレ−ム31の一対の長尺杆32
の中途部にそれぞれ2つずつ設けられた受け部85に回
転自在に支持されている。この受け部85は図10
(a)に示すサイドブラケット86を有する。このサイ
ドブラケット86は板材を断面形状がほぼコ字状に曲成
してなり、上下フレ−ム31の内方へ膨出した膨出部8
7を有する。この膨出部87にはその上面と側面とに開
放した係合部88が形成されている。
【0043】上記係合部88にはU字状の軸受部89a
が形成されたブッシュ部材89が係着されている。つま
り、ブッシュ部材89の裏面側には図10(b)に示す
ように上記軸受部89aに沿って鍔91が設けられ、こ
の鍔91を上記係合部88の側面に係合させることで、
上記ブッシュ部材89が上記膨出部87に取り付けられ
ている。そして、ブッシュ部材89の軸受部89aに上
記第1、第2の回転軸59、61の端部が回転自在に係
合保持されている。
【0044】上記軸受部79aに保持された各回転軸5
9、61の端部は、上記膨出部87の上面に弾性的に装
着されるクリップ92によって上記軸受部89aから外
れるのが阻止されている。それによって、上記背上げ機
構51が上記上下フレ−ム31に取り付けられている。
【0045】上記上下フレ−ム31の上面には床板体9
5が設けられている。この床板体95は図1と図2
(a)に示すように上下フレ−ム31の長手方向に沿っ
て5つの床板部に分割されている。つまり、長手方向中
央部分は上記上下フレ−ム31に固定される固定床板部
95aとなっていて、この固定床板部95aの一端側に
は腰床板部95bと背床板部95cとが順次回動自在に
連結されている。
【0046】上記固定床板部95aの他端側には第1の
脚床板部95dと第2の脚床板部95eとが順次回動自
在に連結されている。各床板部の互いに回動自在に連結
される端部は凹部96aと凸部96bとによって凹凸状
に形成されている。
【0047】それによって、上記各床部が背上げ駆動機
構51によって起上させられたときに、床板体95の上
面に載置されたマットレスMが緩やかに屈曲されるよう
になっている。
【0048】また、床板体95の各床板部95a〜95
eには通気孔98が形成されているとともに、上面には
長手方向ほぼ全長にわたる凸条99が幅方向に所定間隔
で突設されている。
【0049】それによって、上記マットレスMは床板体
95の長手方向に対しては滑り易く、幅方向に対しては
滑りにくくなっているため、床部95b〜95eを起上
させると、マットレスMは凸条99に沿ってスライドす
る。そのため、床部95b〜95eの起上を円滑に行う
ことができる。
【0050】なお、床板体95の長手方向末端である、
第2の脚床板部95eの端部にはマットレスMの一端に
当接する板状のストッパ100が設けられている。この
ストッパ100は、背床板部95cが起上方向に回動さ
せられてマットレスMが屈曲したときに、このマットレ
スMが第2の脚床板部95e方向へスライドするのを阻
止するようになっている。つまり、マットレスMは背床
板部95cの方向へスライドするようになっている。
【0051】上記背上げ駆動機構51の第1の第1の起
上ア−ム64に設けられた一対のロ−ラ65は、図3
(c)に示すように上記床板体95の背床板部95cの
下面に設けられたレ−ル111に係合し、第2の起上ア
−ム71に設けられたロ−ラ71aは第1の脚床板部9
5dの下面に当接している。
【0052】上記背上げ駆動機構51の第1の回転軸5
9が図4(a)に矢印で示す反時計方向に回転駆動され
て第1の起上ア−ム64が上昇方向に駆動されると、図
3(c)に示すようにそのロ−ラ65に押圧されて背床
板部95cが回動上昇し、この背床板部95cの回動に
腰床板部95bが連動する。それによって、マットレス
M上に仰臥した利用者は上半身が起こされることにな
る。
【0053】上記第1の回転軸59の回転に動力切換機
構71によって第2の回転軸61を連動させると、第2
の起上ア−ム71が上昇方向に駆動されて第1の脚床板
部95dが回動上昇させられ、この回動に第2の脚床板
部95eが連動する。
【0054】上記第2の脚床板部95eの下面には図1
に示すように線材をコ字状に曲成した保持部材112
(図2に示す)の中途部が回動自在に連結されている。
この保持部材112の両端部は上記上下フレ−ム31の
長尺杆32に回動自在に連結されている。したがって、
上記第1の脚床板部95dの回動に連動した第2の脚床
板部95eは、第1の脚床板部95dとでほぼへの字状
になるよう上記保持部材97によって保持される。
【0055】上記床板体95の腰床板部95bは図2
(a)、(b)に示すように内側に段部113aが形成
された一対の側辺部113と、これら側辺部11間に設
けられ幅方向両端部を上記段部113aに係合させたた
腰上げ部材114とからなり、上記一対の側辺部113
は上記固定床板部95aの側辺に回動自在に連結され、
上記腰上げ部材114の一側は上記背床板部95cの一
側に回動自在に連結されている。したがって、上記腰上
げ部材114は背床板部95cに連結された一端側を支
点として上昇方向に回動できるようになっている。
【0056】上記腰上げ部材114の下面には図3
(a)、(b)に示すように上記背上げ駆動機構51の
腰上げアーム68の先端部に設けられた第1の押上げロ
ーラ70が対向している。したがって、上記背上げ駆動
機構51の第1の回転軸59が図4(a)に矢印で示す
反時計方向と逆方向である時計方向に回転されると、上
記腰床板部95bの腰上げ部114だけが起上方向に
回動されるようになっている。
【0057】つぎに、上記構成のベッド装置の作用につ
いて説明する。まず、利用者Uの上半身を起こす場合に
は、上下フレ−ム31に設けられた背上げ駆動機構51
を作動させる。つまり、背上げ駆動機構51の駆動源5
2を作動させて第1の回転軸59を反時計方向に回転さ
せる。それによって、上記連動ア−ム67が起上方向へ
回動するから、この連動ア−ム67に設けられたピン6
9により起上ア−ム64が起上方向へ回動させられる。
【0058】上記起上ア−ム64に設けられた受けロ−
ラ65は背上げ床板部95cの下面に設けられたレ−ル
111に係合しているから、この背上げ床板部95cを
起上方向へ押上げる。したがって、上記背上げ床板部9
5c上に位置する利用者の上半身を起こすことができ
る。
【0059】第1の回転軸59の回転は、動力伝達機構
80によって第2の回転軸61へ伝達したり、伝達を遮
断することが可能である。第1の回転軸59の回転を第
2の回転軸61へ伝達しない場合には、図3(c)に示
すように上記背上げ床板部95cを起上させても、第1
の脚床板部95dと第2の脚床板部95eとが回動せ
ず、平坦な状態を維持している。そのため、脚部を動か
すことのできない利用者Uの場合には背上げ時に第1の
回転軸59の回転を第2の回転軸61へ伝達させない状
態で使用すればよい。
【0060】利用者Uの褥瘡を予防する場合には、動力
伝達機構80によって第1の回転軸59の回転を第2の
回転軸61に伝達しない状態にするとともに、床板体9
5の各床板部を平坦な状態にしておき、背上げ駆動機構
51の駆動軸53を後退方向へ駆動する。それによっ
て、第1の回転軸59が時計方向へ駆動されるから、図
3(b)に示すようにその回転によって腰上げア−ム6
8が上昇方向へ回動し、連動ア−ム67が下降方向へ回
動することになる。
【0061】腰上げア−ム68が上昇方向へ回動する
と、その先端に設けられた第1の押上げロ−ラ70によ
って腰床板部95bの腰上げ部材114が起上方向に回
動させられるから、この腰上げ部材114はマットレス
M上に仰臥した利用者Uの腰部を押上げる。
【0062】利用者Uの腰部が押上げられると、マット
レスMに対する利用者Uの圧迫度合が軽減される。とく
に、褥瘡が生じ易い臀部の仙骨の部分の圧迫度合が最も
大きく軽減され、ついで背部や踵の部分などの圧迫度合
も軽減される。
【0063】そのため、背床板部95cが起上されてい
ないときに、所定の周期で腰上げ部材114を起上させ
るようにすれば、利用者Uの身体に褥瘡が生じるの軽減
することができる。
【0064】上記腰床板部95bの腰上げ部材114を
起上させために、第1の回転軸59を時計方向に回動さ
せると、背床板部96cを起上ア−ム64を介して起上
させるための連動ア−ム67も時計方向に回動する。
【0065】この連動ア−ム67に設けられたピン69
は上記起上ア−ム64に設けられた受け部材66の下面
に係合しているだけであるから、上記連動ア−ム67が
時計方向に回動しても、起上ア−ム64が影響を受ける
ことがない。
【0066】つまり、背上げ駆動機構51を利用して腰
上げ部材114を起上させるようにしても、ほぼ水平な
倒伏状態で上下フレ−ム31上に支持された背床板部9
6cを上昇あるいは下降方向に回動させることなく、上
記腰上げ部材114だけを起上させることができるか
ら、上記腰上げ部材114によって利用者Uの腰部を確
実に持ち上げ、マットレスMに対する利用者Uの身体の
圧迫度合を軽減することができる。
【0067】しかも、背上げ駆動機構51によって腰上
げ部材114を起伏駆動できるため、専用の駆動機構が
不要となる。つまり、構成の複雑化を招くことなく、腰
上げ部材114を起伏駆動することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、床板体の背上
げ駆動機構によって駆動される床板部に腰上げ部材を
起上方向に回動自在に設け、この腰上げ部材だけを起上
方向に駆動することで、利用者の腰部を押上げるように
した。
【0069】そのため、上記腰上げ部材によって利用者
の腰部が押し上げられることで、仰臥状態にある利用者
の背面に加わる圧迫度合を軽減できるから、褥瘡の防止
を図ることができる。とくに、利用者の腰部を押し上げ
ることで、最も褥瘡が生じ易い仙骨の部分の圧迫状態を
大きく軽減することができる。しかも、床板体を揺動さ
せず、腰上げ部材だけを起上させることで褥瘡を防止で
きるため、利用者の身体を大きく動かさずにすむ。さら
に、利用者の腰部が押上げられることで臀部が浮くか
ら、利用者のたとえばおしめの交換などの世話を容易に
行うこともできる。
【0070】請求項2の発明によれば、背上げ駆動機構
を利用して腰上げ部材を駆動できるようにした。そのた
め、腰上げ部材を駆動するための専用の駆動機構を設け
ずにすむから、構成の複雑化やそれによるコスト上昇な
どを招くことがない。
【0071】請求項3の発明によれば、背上げ用の起上
ア−ムを回転軸に回転自在に設け、この起上ア−ムの起
上方向への回動は回転軸に設けられた連動ア−ムとの係
合によって連動させるようにした。
【0072】そのため、回転軸とともに腰上げア−ムを
駆動して腰上げ部材を起上方向に駆動する際、上記連動
ア−ムが起上ア−ムを駆動することがない。つまり、背
上げ駆動機構を駆動して腰上げ部材を起上させるように
しても、上記背上げ駆動機構によって床板部を背上げす
ることなく、腰上げ部材だけを起上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示す分解斜
視図。
【図2】(a)は同じく平面図、(b)は図2(a)の
A−A線に沿う床板体の拡大断面図。
【図3】(a)は同じく床板体が平坦な状態の正面図、
(b)は同じく床板体が平坦で、腰上げ部材を起上させ
た状態の正面図、(c)は同じく背上げ状態の正面図。
【図4】(a)同じく背上げ駆動機構の斜視図、(b)
は同じく連動ア−ムのピンと起上ア−ムに設けられた受
け部材との係合状態の断面図。
【図5】同じく第1の連結部材の平面図。
【図6】同じく第1の連結部材の斜視図。
【図7】同じく上下駆動機構と上下フレ−ムとの連結構
造の分解斜視図。
【図8】同じく第2の連結部材の分解斜視図。
【図9】同じく背上げ駆動機構の回転軸の支持状態の斜
視図。
【図10】(a)は同じく背上げ駆動機構の回転軸を上
下フレ−ムに取り付ける受け部の斜視図、(b)は同じ
く回転軸を回転自在に支持するブッシュの背面図。
【図11】(a)は同じく動力切換機構の一部断面した
平面図、(b)は同じく図12(a)のA−A線に沿う
断面図、(c)は同じく第1のリンクの正面図。
【図12】同じく動力切換機構の分解斜視図。
【符号の説明】
31…上下フレ−ム 51…背上げ駆動機構 52…駆動源 59…第1の回転軸 64…起上ア−ム 67…連動ア−ム 68…腰上げア−ム 95…床板体 95a〜95e…床板部 114…腰上げ部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−242255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 20/04 A61G 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の上半身を起こすことができるベ
    ッド装置において、 ベッドフレ−ムと、 このベッドフレ−ムの長手方向に沿って複数の床板部に
    分割され、隣り合う床板部が互いに回動自在に連結され
    るとともに中央部分に位置する固定床板部が上記ベッド
    フレ−ムに固定された床板体と、 上記ベッドフレ−ムに固定された固定床板部の一端側に
    順次回動自在に連結された腰床板部と背床板部とを利用
    者の上半身を起こす背上げ方向に起上させる背上げ駆動
    機構と、 この背上げ駆動機構によって駆動される腰床板部にこの
    腰床板部の起上方向と逆方向に起上可能に設けられた
    上げ部材と、上記背上げ駆動機構を上記背上げ方向と逆方向に作動さ
    せることで上記腰床板部に設けられた腰上げ部材だけを
    起上方向に駆動しこの腰上げ部材によって利用者の腰部
    を押し上げる 起上手段とを具備したことを特徴とするベ
    ッド装置。
  2. 【請求項2】 上記背上げ駆動機構は、駆動源と、この
    駆動源によって回転駆動される回転軸と、この回転軸の
    回転に連動して起伏し上記床板部を起伏させる起上ア
    −ムとから構成され、 上記起上手段は、上記回転軸に設けられ、この回転軸が
    上記床板部を起上させる方向と逆方向に回転したとき
    に上記腰上げ部材の下面に当接してこの腰上げ部材を起
    上させる腰上げア−ムからなることを特徴とする請求項
    1記載のベッド装置。
  3. 【請求項3】 上記起上ア−ムの一端部は上記回転軸に
    回転自在に連結され、この起上ア−ムは、上記回転軸の
    回転に連動する連動ア−ムに係合して上記床板部を起
    上させる方向に回転させられる構成であることを特徴と
    する請求項2記載のベッド装置。
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