JP3561873B2 - 折畳み箱用コーナージョイント - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、包装用箱の再使用による資源の有効利用と、輸送、保管の経済効果を達成する手段として、箱の展開及び組立てを容易とすべく通い箱等の折畳み箱に装着して使用するコーナージョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、通い箱として使用されている折畳み用箱は、箱強度の確保と、輸送、保管等の経済性の確保のために、折畳み用箱の底板に対して起倒自在に側板を連結した展開状態から各側板を起立させ、該起立状態で拘束する連結手段により立体状態に組立てて通い箱として使用し、また前記連結手段による拘束を解除することにより組立て前の平面状態に戻し、嵩張りを低くした状態で保管、輸送等ができる構成となっており、そのために各種の連結手段が公知になっているが、代表的な連結手段として以下のようなコーナージョイントが実用されている。
【0003】
その一のコーナージョイントは、水平方向にバネに抗してスライドする鉤及び箱積重ね時の水平X軸方向のズレを防止するX方向防止壁を具備した雄側ジョイントと、鉤掛合部及び箱積重ね時の水平Y軸方向のズレを防止するY方向防止壁を具備した雌側ジョイントとからなり、これらを起立時に隣接する側板の上部開口縁部に固定し、これら鉤と鉤掛合部との掛合及び解除操作によって組立て、折畳みができるようにしたものである。
【0004】
また二のコーナージョイントは、底板に対して起倒自在に連結した側板相互を、対向する一対の側板は外へ展開され他の一対の側板は底板上へ折畳まれるように折込片を介して連結した折畳み用箱に使用されているものであり、各側板の起立時に上面開口側となる縁部全域を補強すべく被嵌装着した被嵌部材に、水平軸回りに回動自在として設けたフック側ジョイントと、隣接する側板の被嵌部材に固定したフック受け側ジョイントとからなっており、その構成の概略を図8、図9に示して説明する。
【0005】
上記コーナージョイントを構成するフック側ジョイントFは、引っ掛け用開口側を下方としたフックfを水平方向へ突設するとともに、箱積重ね時の水平X軸方向のズレを防止するX方向防止壁gを直線状に立設した構成とし、またフック受け側ジョイントJは、フックfが引っ掛けられた後、フック側ジョイントFが取り付いた側板hの展開方向復元力によって、フックfの外れ方向の回動を止める領域iに移動するよう、フック引っ掛部jと外れ阻止部kを略L字状に突設するとともに、水平Y軸方向のズレを防止するY方向防止壁mを直線状に立設した構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記一のコーナージョイントは、特に雄側ジョイントの構成としてバネ部品を内蔵するものであるために、雌側ジョイントの鉤掛合部との掛合が、軽快且つ簡単に、しかも掛合を確認できる音を伴うことから確実な結合ができる点において好ましいものであるが、通い箱の使用頻度、即ち繰り返される組み立て、展開によって、内蔵したバネの破損が頻繁に生じるだけでなく、掛合状態が、箱の対角線方向への力の作用に対して弱く、箱の変形や掛合部の破損を招くなど、耐久性において解決すべき課題がある。
【0007】
また前記二のコーナージョイントの内、フック受け側ジョイントJが、フック引っ掛部jと外れ阻止部kを略L字状に突設した構成であって、フック側ジョイントFのフックfを引っ掛けた後に、これが取り付いた側板hの展開方向復元力によって、フックfの外れ方向の回動を止める領域iに移動する構成であることから、図9に示したようにコーナー部に隙間nが形成されて塵埃、雨水等の進入により、箱内収容物が汚損又は毀損され易くなる。
【0008】
また前記隙間nが形成されフック部fとフック引っ掛部jとの掛合が甘い構成であることと、箱積重ね時の水平X、Y軸方向のズレを防止するそれぞれの防止壁g,mが直線状に立設された構成であることから、箱を積重ねた状態において輸送している場合に作用する対角線方向の力に対して弱くて変形し易く、これがため、輸送中或いは取扱い中に、箱の崩れや破損、不用意な連結解除により箱が展開されて、収容物の散在、紛失を招く。
【0009】
さらにフック側ジョイントFとフック受け側ジョイントJとの連結に、フック側ジョイントFが取り付いた側板hの展開方向復元力を利用していることから、側板hに展開方向復元力が作用するようにした特定構造の箱にのみ対応するものであって、該構造以外の箱には使用することができず汎用性において問題点があった。
【0010】
本発明は上記従来の折畳み箱用コーナージョイントの問題点を解消し、組立て、展開が簡単且つ確実に行える取扱い性に優れた構成であり、また気密性と耐久性との向上によって収容物の高い保護効果を達成し、さらに通い箱のみならず、多くの分野で使用される上端開口の折畳み用箱に適用できる汎用性に優れた折畳み箱用コーナージョイントの提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る折畳み箱用コーナージョイントは、折畳み用箱の底板に対して起倒自在に連結した側板相互の起立時に隣接する上面開口側の縁部に、直接又は上面開口側の縁部全域を補強する被嵌部材30を介して被嵌装着され、側板起立時の側板相互の連結及び解除機能と箱積重ね時の水平X,Y軸方向用ズレ防止壁16、24とを具備する、側板に対して回動可能側となるフック基体10と固定側のフック受体20との一対からなるものである。
【0012】
特に前記フック基体10を、水平方向に断面逆U字形の縁部被嵌用溝11を形成しその一端側に回動用の軸孔12を設けた可動用基体部14の他端部に、溝形成用側壁15の上下方向縁に沿って掛合間隙を確保して垂設するフック部17を、その背部面を溝部の外面と面一として突設した構成とする。
【0013】
また前記フック受体20は、水平方向に縁部被嵌固定用溝21を形成した固定用基体部22の溝部に連続する一端部であって、前記フック基体10のフック部17の背部面が溝底の外面と面一となるようにフック掛合穴部25を開口形成し、箱積重ね時の水平Y軸方向用ズレ防止壁24を、前記フック基体10に立設した水平X軸方向用ズレ防止壁16と連続するように平面視してL形に立設した構成としたことを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
上記本発明に係る折畳み箱用コーナージョイントの構成によれば、展開状態の箱を側板を起立させて立体化する構成の箱であれば、従来のように特別構造の箱でなくとも、折畳み箱用コーナージョイントとして簡単に装着使用することができることから汎用性に優れたものとなるとともに、装着した折畳み箱用コーナージョイントは、側板の開口側コーナー部の天面方向から連結順序に拘束されることなく、フック基体10のフック部17と固定側のフック受体20のフック掛合穴部25との嵌合結合し、分解においてはフック部17に一方向の回動を付与すれば足りるから、簡単な連結、分解操作によって組立て、折畳みの作業性を向上させることができる。
【0015】
そして、フック基体10のフック部17と固定側のフック受体20のフック掛合穴部25との嵌合は、それぞれコーナー部の積み上げ時の支持面が面一となるとともに水平X軸、Y軸方向用ズレ防止壁16、24によって、箱積み上げ安定性を向上させるだけでなく、対角線方向の力の作用に対しての強度が確保されて変形を抑止することから、従来の箱変形により生じていた問題点を解消し、またフック基体10とフック受体20との連結部が、フック部17とフック掛合穴部25との嵌合により、ガタ付くことなく、また連結部及び水平X軸、Y軸方向用ズレ防止壁16、24間に隙間n(従来品を示す図10参照)が形成されないから、塵埃等の進入による収容物の毀損を招かない気密性と耐久性との向上、収容物の高い保護効果を達成することができる。
【0016】
また請求項2に記載のように、フック掛合穴部25は、フック受体20の縁部被嵌固定用溝21を、溝方向の一端部を側壁で閉塞した形態とするとともに、フック部17に対応させて溝底を無くした状態として形成した構成とすることによって、フック受体20の製作型を簡単とするとともに、使用材料の節減が図れ安価に量産することができる。
【0017】
さらに請求項3に記載のように、フック部17をフック掛合穴部25に掛合させた状態において、フック基体10及びフック受体20に立設した水平X,Y軸方向用ズレ防止壁の形成が、平面直線壁と平面L形壁とで隙間なく連続するコーナーを形成する構成とし、また請求項4に記載のように、フック部17のフック掛合穴部25との嵌合を、フック部17先端に挿入ガイド機能を具備させた締りばめ状態として、適当な離脱抵抗の付与と、フック部17によるフック受体20の引き寄せ作用を伴う構成したから、前記箱対角線方向の力に対する強度が一層確保されて変形が抑制され、従来の箱変形により生じていた問題点を解消し、より高い、気密性と耐久性との向上、収容物の保護効果を達成することができる。
【0018】
そしてまた請求項5に記載のように、フック基体10の縁部被嵌用溝11形成する内側の溝形成用側壁15であって、フック部17の形成されている側の上下方向縁18が、フック基体10の回動時に固定側フック受体20の内側の溝形成壁に当たることのないようにしたガイド縁18aと、フック受体20の縁部被嵌固定用溝21を形成する内側の溝形成用側壁15の外面に密着する直線縁18bとで形成することによって、フック部17のフック掛合穴部25への挿し込み掛合及び掛合解除その操作を軽快とするとともに相互の掛合状態をガタ付くことなく強固なものとできる。
【0019】
【発明の実施の形態及び実施例】
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、図1は折畳み箱用コーナージョイントを折畳み箱に使用した状態を示す斜視図、図2は折畳み箱用コーナージョイントを構成する可動側のフック基体10と固定側のフック受体20との一対を示す斜視図、図3はフック基体10の正面図と平面図及びA−A線断面図、図4はフック受体20の正面図と平面図及びB−B線断面図である。
【0020】
本発明に係る折畳み箱用コーナージョイントは、主として箱自体が、外部応力に耐えうる形状、構造、例えば、線状体、管状体、柱状体、ハニカム構造、波形構造、凹凸構造、発泡構造とした積層体や、プラスチック板等の材料で構成すされたもののいずれにも使用できるものであるが、以下に説明する折畳み用箱は、波形構造を賦与したプラスチック段ボール製のものである。
【0021】
図1に示す折畳み箱は、プラスチック段ボール板素材に波形の方向を考慮した折目形成と裁断加工によって、矩形の底板aの周辺に、波形対向して起立させる一対の長側板bと、両端部を折返し固定して起立する一対の短側板cとを形成し、その長側板bと短側板cの起立時に上面開口側となる縁部全域をポリプロピレンからなる被嵌部材30の装着固定により補強した構成としたものである。なおこの実施例1においては、被嵌部材30を装着した全体を長側板b、短側板cとして説明するものとする。
【0022】
上記構成の箱に装着使用する本発明に係る折畳み箱用コーナージョイントはポリプロピレン製であって、底板aに対して起倒自在に折目dにより連結した各側板b,c相互の起立時に隣接する上面開口側縁部のそれぞれ一対として装着するようにした、長側板bに対して回動可能として取付けるフック基体10と、短側板cに固定する固定側のフック受体20とからなっている。
【0023】
前記フック基体10は、図2、図3に示すように、箱体の上面開口側縁部に水平方向直角断面を逆U字形とした被嵌するための縁部被嵌用溝11を形成した被嵌領域と、その一端部を回動確保のために溝底の無い回動用支持壁13に軸貫通回動のための軸孔12を穿設してなる回動支持領域とする可動用基体部14と、該可動用基体部14の溝形成用側壁15の外側を溝底外面上へ延設した状態に一体に立設した水平X軸方向用ズレ防止壁16と、前記縁部被嵌用溝11の他端部に一体に形成したフック部17とからなり、該フック部17は、その支持腕の根元で溝底内面を塞ぎ、支持腕の上となる背面eを溝底外面と面一とし、また先端を下方に向かう胴部の断面が水平方向回動を規制する断面四角形とした挿し込み軸脚17aを、溝形成用側壁15の上下方向縁に沿って掛合間隙18を確保して垂設し、可動用基体部14の溝形成用側壁15の外側面には回動操作用の指先掛け部19を水平方向に突設した構成とする。
【0024】
また前記フック受体20は、水平方向に縁部被嵌固定用溝21を形成しその溝形成用側壁15に縁固定用孔23を穿設した固定用基体部22と、フック部17の挿し込み軸脚17aが挿し込まれるフック掛合穴部25が開口する角筒部25aと、前記フック基体10の水平X軸方向用ズレ防止壁16に連続する水平Y軸方向用ズレ防止壁24とが一体に形成された構成である。
【0025】
前記フック掛合穴部25が開口する角筒部25a(図4参照)の外側となる外壁は、固定用基体部22の溝形成用側壁15の外側と水平Y軸方向用ズレ防止壁24の一部として開口部の上面外側を取り巻いて、フック基体10側の平面視直線壁と平面視L形壁とで連続してコーナーを形成する水平Y軸方向用ズレ防止壁24を形成した構成とする。
【0026】
また長側板bの側端面と対峙する角筒部25aの内側の開口端は、フック部17の挿し込み軸脚17aが長側板bの軸に対し回動して挿し込まれた状態において、フック部17の上面が固定用基体部22の溝底外上面と面一となる高さ位置で開口し、該開口端の側壁部を、前記フック基体10に形成した掛合間隙18部で挟着するように構成されており、固定用基体部22は短側板cに穿設した取付孔23に鋲等を通して加締め固定される。
【0027】
なお、フック部17とフック掛合穴部25との挿し込みは、挿入ガイド機能をフック部17先端に具備させて行う締りばめ状態として、適当な離脱抵抗の付与と、フック部17によるフック受体20の引き寄せ作用を伴う構成とすることによって、組立て時の長側板bと短側板cとの密接を良好にし不用意な解除を防止することができる。
【0028】
上記のように構成した実施例1に係る折畳み箱用コーナージョイントの使用状態は、図1の組立て状態からも明らかであるが、フック基体10とフック受体20との掛合連結操作と連結状態を図5に示した組立て手順の部分斜視図と断面図により説明すると、折畳み用箱の底板aに対して起倒自在に連結した長側板bと短側板cの起立時に隣接する上面開口側の縁部に、長側板bには該側板に対して回動可能となるフック基体10を装着し、短側板cにはフック受体20を固定し、それぞれ底板aに対して起立させた後、フック基体10のフック部17を、フック受体20のフック掛合穴部25に挿し込めば、積重ね時に重要となる連結コーナー部に、相互に面一のコーナー支持面pと、これを取り囲むように水平X軸、Y軸方向用ズレ防止壁16、24が隙間無く形成された状態となる。そして収容物の入った箱の積重ねによりフック部17は押圧され不用意な跳ね上げによる箱の解体は確実に解消されることになる。
【0029】
次に実施例2に係る折畳み箱用コーナージョイントを説明すると、図6の断面図に示すように、前記実施例1におけるフック受体20に形成した、フック部17の挿し込み軸脚が挿し込まれるフック掛合穴部25の開口を角筒部とせずに、縁部被嵌固定用溝21の一端を閉塞した固定用基体部22として、溝形成用側壁15の外側と前記フック基体10の水平X軸方向用ズレ防止壁16に連続する水平Y軸方向用ズレ防止壁24とを一体に形成し、フック部17に対応する位置の溝底を削除してフック掛合穴部25とした構成であり、フック基体10及びフック受体20の他の構成部分は実施例1と同一であるため詳細な説明は省略する。
【0030】
なお上記実施例1、2は、図1、図5に示すように、フック基体10及びフック受体20を、被嵌部材30の装着固定により補強した構成のプラスチック段ボール製の折畳み用箱について説明したが、図7に示すように、各側板を折返し等により二重として強度を確保した折畳み箱には、被嵌部材30は必ずしも必要ではない。
【0031】
被嵌部材30は収容対象物による要求強度に応じて装着したり、紙製波形段ボール等のようにアルミ金属、プラスチック素材に比べて強度の弱い場合等において使用される。
【0032】
またフック基体10及びフック受体20は、ポリプロピレンに限定されるものではなく、他の合成樹脂部材、アルミ部材、ステンレス部材等、早期に錆ない又耐候性に優れた部材であれば、繰り替え使用の耐久性を充たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】折畳み箱用コーナージョイントを折畳み箱に使用した場合の組立て状態を示す斜視図。
【図2】折畳み箱用コーナージョイントを構成する可動側のフック基体10と固定側のフック受体20との一対を示す斜視図。
【図3】フック基体10の正面図と平面図及びA−A線断面図。
【図4】フック受体20の正面図と平面図及びB−B線断面図。
【図5】フック基体10とフック受体20との組立て手順の部分斜視図と断面図。
【図6】実施例2におけるフック受体20の断面図。
【図7】被嵌部材を使用せずに、箱展開体に直接、フック基体10とフック受体20を装着した状態の斜視図。
【図8】従来のコーナージョイントである、フック側ジョイントとフック受け側ジョイントによる掛合構造を示す斜視図。
【図9】フック側ジョイントとフック受け側ジョイントによる掛合状態を図8の矢印方向から見た部分正面図。
【符号の説明】
10 フック基体
11 縁部被嵌用溝
12 軸孔
13 回動用支持壁
14 可動用基体部
15 溝形成用側壁
16 水平X軸方向用ズレ防止壁
17 フック部
17a 挿し込み軸脚
18 掛合間隙
19 指先掛け部
20 フック受体
21 縁部被嵌固定用溝
22 固定用基体部
24 水平Y軸方向用ズレ防止壁
25 フック掛合穴部
25a 角筒部
30 被嵌部材
a 底板
b 長側板
c 短側板
Claims (5)
- 折畳み用箱の底板に対して起倒自在に連結した側板相互の起立時に隣接する上面開口側の縁部に、直接又は上面開口側の縁部全域を補強する被嵌部材30を介して被嵌装着され、側板起立時の側板相互の連結及び解除機能と箱積重ね時の水平X,Y軸方向用ズレ防止機能とを具備する、側板に対して回動可能側となるフック基体10と固定側のフック受体20との一対からなり、
前記フック基体10は、水平方向に断面逆U字形の縁部被嵌用溝11を形成しその一端部に溝幅間隔で対峙し回動のための軸孔12を穿設した回動用支持壁13とした可動用基体部14と、前記縁部被嵌用溝11を形成する溝形成用側壁15の外側を溝底外面上へ延長した状態に一体に立設した水平X軸方向用ズレ防止壁16と、前記縁部被嵌用溝11の他端部の溝底から、溝形成用側壁15の上下方向縁に沿って掛合間隙を確保して垂設したフック部17と、から構成し、
また前記フック受体20は、水平方向に縁部被嵌固定用溝21を形成した固定用基体部22と、前記縁部被嵌固定用溝21を形成する溝形成用側壁15の外側を溝底外面上へ延長した状態で一体に立設した水平Y軸方向用ズレ防止壁24と、前記縁部被嵌固定用溝21の溝部に連続する一端部であって前記フック基体10のフック部17の背部面が溝底の外面と面一となるように開口形成したフック掛合穴部25とから構成したことを特徴とする折畳み箱用コーナージョイント。 - フック掛合穴部25は、フック受体20の縁部被嵌固定用溝21を、溝方向の一端部を側壁で閉塞した形態とするとともに、フック部17に対応させて溝底を無くした状態として形成した請求項1記載の折畳み箱用コーナージョイント。
- フック部17をフック掛合穴部25に掛合させた状態において、フック基体10及びフック受体20に立設した水平X,Y軸方向用ズレ防止壁の形成が、平面直線壁と平面L形壁とで隙間なく連続してコーナーを形成した状態となる請求項1又は2記載の折畳み箱用コーナージョイント。
- フック部17のフック掛合穴部25との嵌合が、挿入ガイド機能をフック部17先端に具備させて行う締りばめ状態として、適当な離脱抵抗の付与と、フック部17によるフック受体20の引き寄せ作用を伴う構成である請求項1、2又は3記載の折畳み箱用コーナージョイント。
- フック基体10の縁部被嵌用溝11形成する内側の溝形成用側壁15であって、フック部17の形成されている側の上下方向縁が、フック基体10の回動のためのガイド縁と、フック受体20の縁部被嵌固定用溝21を形成する内側の溝形成壁の外面が密着する直線縁とで形成した請求項1、2、3又は4記載の折畳み箱用コーナージョイント。
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