JP3005025U - 折り畳み式コンテナーの構造 - Google Patents
折り畳み式コンテナーの構造Info
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- JP3005025U JP3005025U JP1994007753U JP775394U JP3005025U JP 3005025 U JP3005025 U JP 3005025U JP 1994007753 U JP1994007753 U JP 1994007753U JP 775394 U JP775394 U JP 775394U JP 3005025 U JP3005025 U JP 3005025U
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- plates
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強度を向上させると共に、容易に折り畳み可
能な2重の周壁を有する折り畳み式コンテナーの構造を
提供する。 【構成】 上縁フレーム2と、底板12と、曲折可能な
一対の側板13と、一対のあおり板14とから成る折り
畳み式コンテナー1の構造において、組立時に前記側板
13の内面に当接可能な方形状の補助板21が、前記底
板12に設けられた側板13の内側に沿って回動可能に
設けられたことを特徴としたものである。
能な2重の周壁を有する折り畳み式コンテナーの構造を
提供する。 【構成】 上縁フレーム2と、底板12と、曲折可能な
一対の側板13と、一対のあおり板14とから成る折り
畳み式コンテナー1の構造において、組立時に前記側板
13の内面に当接可能な方形状の補助板21が、前記底
板12に設けられた側板13の内側に沿って回動可能に
設けられたことを特徴としたものである。
Description
【0001】
本考案は、各種物品を輸送,運搬,保管などの際に用いる折り畳み式コンテナ ーに係り、詳しくは、組み立てたコンテナーを多数積載しても、側板の曲折箇所 が曲がらない折り畳み式コンテナーに関する。
【0002】
最近、折り畳み式コンテナーは軽量化が進み、側板の素材を段ボール樹脂とし たものが多数開示され、例えば、実公昭58ー16501号に開示されているよ うに、側板を構成する下側板状部分の連結部側の端部には、かぎ状の突出部が数 箇所設けられ、側板を構成する上側板状部分の連結部側の端部には、前記突出部 と相対する位置に凹部が形成されている。 そして、前記上下の板状部分に形成された複数対の突出部と凹部とを嵌合させ ることによって、連結部の強度を増大させている。
【0003】
前記従来の構造は、連結部に何も設けない折り畳み式コンテナーよりも連結部 に関しては、強度は増大されていた。
【0004】 しかし、突出部と凹部とが外れてしまった場合の強度は保証されず、外れない 場合でも、連結部を設けない側板よりも強度が大きいということはなく、加重に よりたわんでしまうなどの問題があった。
【0005】 さらに、あおり板の強度まで増大することはできず、あおり板のたわみにより 、突出部と凹部が外れてしまったり、あおり板が底板から外れるなどの問題があ った。
【0006】 前記問題を解消するために、本考案は、強度を向上させると共に、容易に折り 畳み可能な2重の周壁を有する折り畳み式コンテナーの構造を提供することを目 的とする。
【0007】
前記目的を達成するために、本考案は、上縁フレームと、底板と、曲折可能な 一対の側板と、一対のあおり板とから成る折り畳み式コンテナーの構造において 、組立時に前記側板の内面に当接可能な方形状の補助板が、前記底板に設けられ た側板の内側に沿って回動可能に設けられたことを特徴としたものである。
【0008】 略方形枠状の上縁フレームと、段ボール製の方形状第一底板と、前記第一底板 の対向する一対の端辺に曲折可能に設けると共に、上端を前記上縁フレームに固 定している一対の段ボール製の方形状側板と、前記側板を設けた端辺以外である 前記第一底板の対向する一対の端辺に、曲折可能に設けられた一対の段ボール製 の方形状あおり板と、前記第一底板上に重ねて設けられた第二底板と、前記側板 と略同形状に形成され、前記第二底板の一対の端辺に設けられ、組立時に前記側 板の内面に当接可能な一対の補助板と、前記補助板の両側辺にそれぞれ曲折可能 に延設され、組立時に前記あおり板の内面に当接可能な一対の支持板とからなる ことを特徴としたものである。
【0009】 前記上縁フレームの内周縁には、少なくとも前記補助板若しくは前記補助板及 び支持板を掛止する掛止片がそれぞれ設けられたことを特徴としたものである。
【0010】
折り畳むときは、前記補強板の両側辺に設けられた支持板を、補強板の内面に 重ねて折り畳み、前記支持板を前記底板上に重ねるように補強板を内方に折り畳 む。そして、従来の折り畳み式コンテナーのようにあおり板を折り畳み、側板を 折り畳むことにより上縁フレームは、底板上に平行に折り畳まれる。
【0011】 また、組み立てるときは、曲折可能な側板を直立させるように上縁フレームを 底板から離し、あおり板を起立させ、上縁フレームを支えることにより、外部の 組み立てが終わる。そして、補助板が側板の内面に接するように、補助板を起立 させ、補助板の両側辺に設けられた支持板が、あおり板の内面に接するように、 支持板を両開きする。
【0012】 この支持板を底板に対して直立することにより、補助板は内方に倒れることな く起立することができる。
【0013】 さらに、上縁フレームの内周縁の下部に設けられた掛止片に、補助板と支持板 をそれぞれ掛止することにより、補助板と支持板は、しっかり側板及びあおり板 に当接され、底板上に直立することができる。
【0014】
以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は、本考案の折り畳み式コンテナーを示す概略斜視図であり、図2は、前 記折り畳み式コンテナーの側板及びあおり板を展開した状態を示す斜視図である 。
【0015】 図において、1は折り畳み式コンテナーであって、この折り畳み式コンテナー 1は、樹脂製の上縁フレーム2と、段ボール製の外壁体11と、同じく段ボール 製の内壁体21とで構成されている。
【0016】 外壁体11は、第一底板12と、一対の側板13と、一対のあおり板14とか らなり、側板13は、第一底板12の対向する一対の端辺(第一底板12の長辺 方向の端辺)にそれぞれ一体に設けられ、あおり板14は、側板13を設けた端 辺以外の一対の端辺(第一底板12の短辺方向の端辺)にそれぞれ一体に設けら れている。 さらに、側板13の上部,略中央,下部及びあおり板14の下部には、水平方 向に折目線13a,14aが設けられ、側板13及びあおり板14は折り畳み可 能になっている。
【0017】 また、内壁体21は、第二底板22と、両側辺に一対の支持板24がそれぞれ 一体に設けられている一対の補助板23とからなり、補助板23は、第二底板2 2の対向する一対の端辺(第二底板22の長辺方向の端辺)にそれぞれ一体に設 けられている。 この補助板23は、それぞれ第二底板22の端辺に沿って曲折可能であり、補 助板23の両側辺に一体に設けられた一対の支持板24も、補助板23の両側辺 に沿って曲折可能になっている。 そして、外壁体11の第一底板12上に重ねて第二底板22が設けられている 。なお、この第二底板22を設けず、第一底板12に直接補助板23を設けても よい。
【0018】 上縁フレーム2は断面略凹字状の方形枠状に形成され、上縁フレーム2の対向 する一対の長辺部3の凹部内に側板13の上端を嵌入し、上縁フレーム2を側板 13に図示しないリベットによって固定している。
【0019】 また、上縁フレーム2の内周面の上端には全周にわたって突出片4が突設され ている。この突出片4は、長辺側の突出片4で、内壁体21の補助板厚さ分の長 さ突出し、短辺側の突出片4で、外壁体11のあおり板14と内壁体21の支持 板24とを重ねた厚さ分の長さ突出している。
【0020】 さらに、この突出片4の内周縁部には、下方に突出する掛止片5が一辺につき 4個設けられている。この掛止片5の数や大きさは、コンテナーの大きさなどに よって決定すればよい。 よって、組み立てた場合に、掛止片5に内壁体21の補助板23,支持板24 を掛止することで、外壁体11の側板13,あおり板14に補助板23,支持板 24をそれぞれ当接できる。
【0021】 以下、図を用いて上述した折り畳み式コンテナー1の作用を説明する。 図3は、組み立てた状態を示す断面斜視図であり、図4,図5及び図6は折り 畳む途中の状態を示す断面斜視図であり、図7は、折り畳んだ状態を示す断面斜 視図である。
【0022】 図4では、内壁体21の支持板24を補助板23に重ねるように折り畳む途中 を示し、この状態から支持板24をそれぞれ補助板23に重ね、支持板24を下 にして内壁体21の第二底板22上に補助板23を折り畳むと図5に示すように 、内壁体21が外壁体11の第一底板12上に折り畳まれた状態となる。
【0023】 次に、折り畳まれた内壁体21上に、外壁体11の一対のあおり板14を折目 線14aによって折り畳むと、あおり板14が折り畳まれた内壁体21上に重な り図6に示すような状態となる。さらに、外壁体11の一対の側板13を折目線 13aによって折り畳むと、折り畳んだあおり板14上に一対の側板13が折り 重なる(図7)。
【0024】 なお、組み立てるときは上述した折り畳み順序の逆を行えば組み立てられる。
【0025】 以上のように、本実施例の折り畳み式コンテナー1は、外壁体11と内壁体2 1とからなる2重構造となり、強度が格段と向上する。さらに、材質が軽いと共 に、構造が簡易なため、折り畳み式コンテナー1の重量は重くならず、持ち運び しやすい。
【0026】
以上のように構成した本考案は、側板,あおり板に補強板若しくは支持板が当 接され、折り畳み式コンテナーの周壁が2重となるため強度が上がり、多数の積 載が可能となる。 また、折り畳み式コンテナーの内方に折り畳まれる側板,あおり板の内側から 補助板及び支持板が当接されているため、側板及びあおり板のたわみを防ぎ、収 納物を十分保護できる。
【図1】本考案の一実施例を示す概略斜視図である。
【図2】折り畳み式コンテナーの上縁フレームを外し、
側板及びあおり板を展開した状態を示す概略斜視図であ
る。
側板及びあおり板を展開した状態を示す概略斜視図であ
る。
【図3】折り畳み式コンテナーを組み立てた状態を示す
断面斜視図である。
断面斜視図である。
【図4】折り畳み式コンテナーの支持板を折り畳む途中
を示す断面斜視図である。
を示す断面斜視図である。
【図5】折り畳み式コンテナーの補助板を折り畳んだ状
態を示す断面斜視図である。
態を示す断面斜視図である。
【図6】折り畳み式コンテナーのあおり板を折り畳んだ
状態を示す断面斜視図である。
状態を示す断面斜視図である。
【図7】折り畳み式コンテナーが折り畳まれた状態を示
す断面斜視図である。
す断面斜視図である。
1 折り畳み式コンテナー 2 上縁フレーム 5 掛止片 12 第一底板 13 側板 14 あおり板 22 第二底板 23 補助板 24 支持板
Claims (4)
- 【請求項1】 上縁フレームと、底板と、曲折可能な一
対の側板と、一対のあおり板とから成る折り畳み式コン
テナーの構造において、組立時に前記側板の内面に当接
可能な方形状の補助板が、前記底板に設けられた側板の
内側に沿って回動可能に設けられたことを特徴とする折
り畳み式コンテナーの構造。 - 【請求項2】 略方形枠状の上縁フレームと、段ボール
製の方形状第一底板と、前記第一底板の対向する一対の
端辺に曲折可能に設けると共に、上端を前記上縁フレー
ムに固定している一対の段ボール製の方形状側板と、前
記側板を設けた端辺以外である前記第一底板の対向する
一対の端辺に、曲折可能に設けられた一対の段ボール製
の方形状あおり板と、前記第一底板上に重ねて設けられ
た第二底板と、前記側板と略同形状に形成され、前記第
二底板の一対の端辺に設けられ、組立時に前記側板の内
面に当接可能な一対の補助板と、前記補助板の両側辺に
それぞれ曲折可能に延設され、組立時に前記あおり板の
内面に当接可能な一対の支持板とからなることを特徴と
する折り畳み式コンテナーの構造。 - 【請求項3】 前記上縁フレームの内周縁には、少なく
とも前記補助板を掛止する掛止片が設けられたことを特
徴とする請求項1記載の折り畳み式コンテナーの構造。 - 【請求項4】 前記上縁フレームの内周縁には、前記補
助板及び支持板をそれぞれ掛止する掛止片が設けられた
ことを特徴とする請求項2記載の折り畳み式コンテナー
の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007753U JP3005025U (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 折り畳み式コンテナーの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007753U JP3005025U (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 折り畳み式コンテナーの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005025U true JP3005025U (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=43140935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007753U Expired - Lifetime JP3005025U (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 折り畳み式コンテナーの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005025U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10297630A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-10 | Tokan Kogyo Co Ltd | 折畳み式収納箱 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP1994007753U patent/JP3005025U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10297630A (ja) * | 1997-04-25 | 1998-11-10 | Tokan Kogyo Co Ltd | 折畳み式収納箱 |
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